Oracle Database 11g Release 2 へのアップグレードの … Oracle Corporation 9 ドキュメント • アップグレード・ガイド • • Note:837570.1 Complete Checklist

<ここに画像を挿入>

Oracle Database 11g Release 2へのアップグレードのベスト・プラクティス Carol Palmer Principal Product Manager、Database Upgrade & Utilities 2012年3月21日

© 2012 Oracle Corporation 2 2

アジェンダ

ベスト・プラクティス

まとめ

FAQ


ベスト・プラクティス #1 • わかりやすいマニュアルをお読みください

© 2012 Oracle Corporation 4

ドキュメント • Note: 250.1 Upgrade Advisor

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&doctype=REFERENCE&id=250.1


ドキュメント •Note: 251.1 Database Upgrades from 10.2 to 11.2 （10.2から11.2へのデータベース・アップグレード）




ドキュメント •Note: 264.1 Database Upgrades from 10.2 to 11.2 （9.2から11.2へのデータベース・アップグレード）




ドキュメント • Note: 785351.1 Upgrade Companion 11g Release 2


ドキュメント • Note: 785351.1 Upgrade Companion 11g Release 2


ドキュメント • アップグレード・ガイド

•

http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/server.112/e10819/toc.htm

• Note:837570.1 Complete Checklist for Manual Upgrades to 11g Release 2 （11g Release 2への手動アップグレードに関する完全チェックリスト）


ドキュメント • データベース・アップグレードに関する重要なノート

• Note: 1152016.1

Master Note For Oracle Database Upgrades and Migrations （Oracle Databaseのアップグレードおよび移行について）

• Note: 1320966.1 Things to Consider Before Upgrade to 11.2.0.2/11.2.0.3 Database Performance （11.2.0.2/11.2.0.3 Database Performanceへアップグレードする前の考慮事項）

• Note: 785351.1 Upgrade Companion 11.2

• Oracle Database 10gから11gへのアップグレード：オプティマイザ機能の詳細 http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/focus-areas/bi-datawarehousing/twp-upgrading-10g-to-11g-what-to-ex-133707-jp.pdf

プレゼンター

プレゼンテーションのノート

これらは、アップグレードのための一種の“To-do”リストです。チェックリストには、サポートからの最新情報が含まれます。たとえば、アップグレード・ガイドにある一定レベルのパラメータ値が記載してあっても、異なる値が適切とサポートが判断した場合は、その情報がチェックリストに掲載されます。アップグレード・ガイドは、少なくとも1回は読み通す必要があります。これは、リファレンス・ガイドとして何度も使用できます。 Upgrade Companionは、cookbook(詳細な説明書)以上の役割を果たします。サポートが推奨する内容を確認する場合は、完全チェックリストを参照してください。





http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/focus-areas/bi-datawarehousing/twp-upgrading-10g-to-11g-what-to-ex-133707-jp.pdf
























OTNアップグレード・ページ •http://www.oracle.com/technetwork/database/upgrade/index.html


OTNアップグレード・ページ • http://www.oracle.com/technetwork/database/upgrade/index.html


OTNアップグレード・ページ

•http://www.oracle.com/technetwork/database/upgrade/index.html


OTNアップグレード・フォーラム


アップグレード・ブログ： blogs.oracle.com/UPGRADE

http://blogs.oracle.com/UPGRADE


ベスト・プラクティス #2 • 常にグリッド・インフラストラクチャ（Oracle ClusterwareおよびOracle ASM）を最初にアップグレード


グリッド・インフラストラクチャのインストール

Oracle Clusterware

Oracle ASM

Oracle Database

Oracle Clusterware

Oracle ASM

Oracle Database

グリッド・インフラストラクチャ

11.2.0.1以降 11.1.0.7以前

1.

2.

3.

$ORACLE_BASE $ORACLE_BASE

ORA_CRS_HOME

$ORACLE_HOME – for ASM

$ORACLE_HOME – for Database $ORACLE_HOME – for Database

同一の所有者

インベントリ、ADRなど

GRID_HOME

インベントリ、ADRなど

プレゼンター


Oracle Clusterwareを使用している、またはこれから使用する場合は、最初にOracle Grid Infrastructure 11.2をインストールしてください。新しい“Grid Infrastructureホーム”は、Oracle ASMおよびOracle Clusterwareを単一のホーム・ディレクトリに統合します。 Oracle ClusterwareおよびOracle ASMは、依然として独立した製品です。 GIのバージョンは、Oracle ASMやRDBMSを管理するリソースのバージョンと同じか、それ以上である必要があります。 GIホームは、11.2以前のクラスタウェア・ホームと同じユーザーによって所有される必要があります。各インストール・ユーザーは、独自のOracle Baseを持つ必要があります。


グリッド・インフラストラクチャの11g Release 2 へのアップグレード

• 常にOracle Clusterwareを最初にアップグレード • Oracle Clusterware 11g Release 2へのアップグレード

• 新しいソフトウェアを新しいGrid Infrastructureホームへインストール • アウトオブプレースなソフトウェア・アップグレード • Grid Infrastructureホームは'root‘によって所有される • Note: 948456.1を参照して既知の問題を確認してください

• 32ビットのWindowsでは、32ビットのGrid InfrastructureおよびOracle ASMは使用できません

プレゼンター




グリッド・インフラストラクチャのアップグレード・パス

R2 ASMなし、Oracle Clusterwareなし

Clusterware R2

Oracle Clusterware

Oracle Clusterware

Oracle Clusterware R2

Clusterware：ローリング・アップグレード ASM：ローリング・アップグレードなし

Clusterware & ASM：ローリング・アップグレード

Clusterware & ASM： ≥ 10.2.0.3

Clusterware & ASM：10.1.0.5

プレゼンター


クラスタウェアのアップグレード・パス – 10gを使用してアップグレードしている場合


Oracle Grid Infrastructure 11.2.0.3 • Oracle Grid Infrastructure Patch Set 11.2.0.3：

• パッチ・セットは正しい表現ではなく、これはフル・リリースである • インストールは別のホームのみにアウトオブプレースで行う • GI 11.2.0.2からGI 11.2.0.3へアップグレードするには：

• PSU 11.2.0.2.1（以降）をインプレースで適用 • RAC/グリッド・インフラストラクチャのアップグレード・ノート：

• Note: 810394.1：RAC Assurance Support Team（Oracle RAC Assuranceサポート・チーム）： RAC and Oracle Clusterware Starter Kit and Best Practices (Generic) （Oracle RACおよびOracle Clusterwareのスターター・キットおよびベスト・プラクティス（汎用））

• 汎用スターター・キットからリンクしているプラットフォーム固有のノートも参照

• 非常に重要： • Note: 1212703.1に記載のすべての手順に従ってください

• MULTICASTが正しく設定されていることを確認： Note: 1054902.1 – セクションD • Oracle Database Readme 11g Release 2 Section 2.39 - “Open Bugs“を確認

• その後、GIをOUI内でアップグレード




http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/readmes.112/e17129/toc.htm


ベスト・プラクティス #3 • My Oracle SupportのUpgrade Plannerを使用

プレゼンター


.


Upgrade Planner


Upgrade Planner


ベスト・プラクティス #4 • アップグレードする前に新しい $ORACLE_HOMEにパッチを適用


パッチ・セット11.2.0.3のインストール • パッチ・セット11.2.0.3を support.oracle.comからダウンロード

http://support.oracle.com/


パッチ・セット11.2.0.3のインストール • デフォルト：アウトオブプレースのパッチ・アップグレード（フル・リリース）

• インプレースのパッチ・アップグレードを指定する場合


パッチ・セット11.2.0.3のインストール • パッチ・セット11.2.0.3はフル・リリース

• そのため、最初に11.2.0.1をインストールする必要はない

• パッチ・セットをインプレースでインストールする唯一の方法 • /dbsおよび/network/adminファイルをバックアップ • ./runInstaller –detachHome ORACLE_HOME=<11.2.0.1-home>

• 11.2.0.1ホームのコンテンツを削除 • 11.2.0.3を以前の11.2.0.1ホームへインストール • /dbsおよび/network/adminファイルをバックアップ • DBUAまたはcatupgrd.sqlを使用してデーターベースをアップグレード

$ ./runInstaller -detachHome ORACLE_HOME=/u01/orahomes/11.2.0 Starting Oracle Universal Installer... Checking swap space:must be greater than 500 MB.Actual 10047 MB Passed The inventory pointer is located at /etc/oraInst.loc The inventory is located at /u01/orabase 'DetachHome' was successful.


推奨されるパッチ • 推奨されるパッチ： Note: 756388.1



推奨されるパッチ • 推奨されるデータベース・パッチ： Note: 756671.1

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=756671.1https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=756671.1


Patch Set Update（PSU）のインストール • PSUのインストール

• Note: 854428.1：Introduction to Database Patch Set Updates （Database Patch Set Updateの概要）

• Note: 1227443.1：Patch Set Updates Known Issues （Patch Set Updateの既知の問題）

• Database PSUに含まれる内容： • 多数の顧客に影響を与える可能性があり、すでに現場で証明されている重大な問題の修正 • Critical Patch Update（CPU）の修正

• Database PSUに含まれない内容： • 再認定を必要とする変更 • 構成の変更を必要とする修正

• 通常は1回のPSUにつき25～100の新しいバグ修正 – 通常は累積される • Guaranteed to be RAC rolling installable • CPUと同じスケジュールで年に4回のリリース

• 2012年1月17日、4月19日、7月19日、10月17日 • PSUのチェック：opatch lsinventory -bugs_fixed | grep -i 'DATABASE PSU'

プレゼンター


PSUにはどんな修正が含まれるか? See Note:1123863.1 https://support.us.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1123863.1 ノートは内部に限られます!! --- いったん顧客がPSUをインストールすると、あとでCPUのみをインストールすることはできないことに注意してください。それらのセキュリティ関連の修正を取得するには、PSUをインストールする必要があります。CPUのみで開始した場合は、あとでPSUをインストールできます – その時点で、PSUの流れに乗ることになります。 IMPORTANT (ALL INTERNAL) NOTES ON CONFLICTS!!! =========================================== How to resolve patch conflicts when installing a Patch Set Update (PSU)（Doc ID 877160.1）（内部のみ） with an already install PSU.以下を参照してください。<<Note 877543.1>> How to resolve patch conflicts with an How to resolve patch conflicts with an existing installed Patch Set Update (PSU)（インストール済みの既存のPatch Set Update（PSU）とのパッチ競合を解決する方法）（Doc ID 877543.1）（内部のみ）トピック：Other Patch Problems（パッチに関する他の問題） DOCUMENT-ID:877543.1 ALIAS：SOURCE:AWIZ DOCUMENT-TYPE:HOWTO ZCXTECH How to resolve patch conflicts - Multiple scenarios（パッチ競合を解決する方法 - 複数のシナリオ）（Doc ID 761114.1）（内部のみ） Set Update (PSU) already installed <<Note 877543.1>> How to resolve patch conflicts with an How to resolve patch conflicts with Critical Patch Updates (CPU)（Critical Patch Update（CPU）とのパッチ競合を解決する方法）（Doc ID 877852.1）（内部のみ）このドキュメントGoal Solutionでは、OPatchによってコンフリクトAが報告されました。マージ・パッチがすでに存在しているかどうかを確認してください。 ---- 既存のMLRについてはWebIVを確認してください ---- RACを確認してください How to resolve patch conflicts with non-CPU and non-PSU patches（非CPUおよび非PSUパッチとのパッチ競合を解決する方法）（Doc ID 877962.1）（内部のみ） installing a Patch Set Update (PSU) @ <<NOTE:877543.1>> - How to resolve patch conflicts with an

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=854428.1



• 重要なアラートの確認： Note: 161818.1

重要なアラートとワンオフ・パッチ?

‘click’



アップグレード情報/アラート • 11.2.0.xの既知の問題? Note: 880782.1を参照

‘click’

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&id=880782.1&type=NOT


アップグレード情報/アラート

• 11.2.0.3の既知の問題については、 Note: 1348336.1を参照


推奨されるOSパッチ • OSのインストールと構成については、Note: 169706.1を参照



ベスト・プラクティス #5 • パフォーマンス統計情報の保存


準備 - テスト • アップグレード自体をテスト

• 機能テスト - アップグレードは問題なく完了するか? • パフォーマンス・テスト – アップグレードの所要時間はどのくらいか?

• アップグレード後のパフォーマンス・テスト • 機能テスト

• アプリケーションは正しく動作するか? • パフォーマンス・テスト

• アップグレードの前にパフォーマンス・データを収集 • 時間が重要な問合せ、レポートおよびバッチ・ジョブ • init.oraパラメータ、OSパラメータのチューニング

• 実際のライフ・ロードを使用 • Oracle Real Application Testing • SQL Performance Analyzer • Database Replay

プレゼンター



準備 – パフォーマンス • アップグレード前に十分なパフォーマンス・データを収集することがきわめて

重要 • 十分とは：遅くともアップグレードの31日前に開始 • 本番環境から正確なパフォーマンス統計情報を収集 • Oracle 8i/9iの場合

• STATSPACKを使用 • アップグレード前にPERFSTATユーザー権限をエクスポート • Note: 466350.1 STATSPACK before/after upgrade（アップグレード前後のSTATSPACK）

• Oracle 10g/11gの場合 • AWRを使用

• 30～60分ごとにスナップショットを取得 – 保管：30日超 • SQL> @?/rdbms/admin/awrext.sqlを用いてAWRを抽出

• => 10.1の場合は、 DBMS_SWRF_INTERNAL.EXTRACT_AWRのみを使用

• DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_DIFF_REPORT_HTMLの AWR DIFFレポートを使用してアップグレード前後のパフォーマンスを比較

• Managing Optimizer/CBO stats during upgrade ： Note: 465787.1 （アップグレード中はオプティマイザ/CBO統計情報を管理）

プレゼンター


顧客にとっては、ディレクトリに無効なオブジェクトがある場合、サポートに連絡するのが理想的です。それらのオブジェクトは、誰も修正や削除をしようとしなかったという理由だけで、長期間データベースにあった可能性があります。しかし、サポートがその判断を下し、問題となる可能性がある無効なオブジェクトを修正できます。 11.1.0.7以降、アップグレードが成功したかどうかを判断するための、アップグレードの前と後との無効なオブジェクトの比較が自動化されました。11.1.0.7の前は、顧客はこの比較を手動で行わねばならなかったため、多数のオブジェクトを含む1つのアプリケーション・データベースに数時間かかっていました。


https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&doctype=HOWTO&id=465787.1


ベスト・プラクティス #6 • アップグレード前の妥当性操作

プレゼンター


アップグレードの前に、妥当性に関するいくつかの考慮事項があります。


妥当性の操作：無効なオブジェクト • 常にINVALIDオブジェクトをチェック • SQL>

• アップグレード/移行の前に無効なオブジェクトをすべて修正

• SYSおよびSYSTEMユーザー・スキーマに無効なオブジェクトがないようにすること • アップグレード前にutlrp.sqlによって無効なオブジェクトを再コンパイル

select unique OBJECT_NAME, OBJECT_TYPE, OWNER from DBA_OBJECTS where STATUS='INVALID';

プレゼンター




妥当性の操作：重複オブジェクト • 常にSYS/SYSTEMでDUPLICATEオブジェクトをチェック • SQL>

• アップグレードの前にSYS/SYSTEMでDUPLICATEオブジェクトを修正 • Note: 1030426.6 How to Clean Up Duplicate Objects Owned by

SYS and SYSTEM Schema （SYSおよびSYSTEMスキーマが所有する重複オブジェクトをクリーンアップする方法）

select OBJECT_NAME, OBJECT_TYPE from DBA_OBJECTS where OBJECT_NAME||OBJECT_TYPE in (select OBJECT_NAME||OBJECT_TYPE from DBA_OBJECTS where OWNER='SYS') and OWNER='SYSTEM' and OBJECT_NAME not in ('AQ$_SCHEDULES_PRIMARY', 'AQ$_SCHEDULES', 'DBMS_REPCAT_AUTH');

プレゼンター





妥当性の操作：無効なコンポーネント • 常にNON VALIDコンポーネントをチェック • SQL>

• アップグレードの前にNON VALIDコンポーネントをすべて修正するよう

試みる • utlrp.sqlを用いた再コンパイルによってコンポーネント・ステータスが修正されない場合は、引き続き診断が必要 • Note: 472937.1 Information On Installed Database Components

（インストールされているデータベース・コンポーネントに関する情報） • Note: 753041.1 How to diagnose Components with NON VALID

status（NON VALIDステータスのコンポーネントの診断方法）

select substr(COMP_ID, 1,10) compid, substr(COMP_NAME,1,24) compname, STATUS, VERSION from DBA_REGISTRY where STATUS<>'VALID';

プレゼンター






妥当性の操作 • 10gまたは11gからアップグレードする場合は、ゴミ箱を消去

SQL> purge DBA_RECYCLEBIN;


ベスト・プラクティス #7 • 常にアップグレード前のスクリプトを実行

• Oracle Database11.2へのアップグレード：utlu112i.sql

プレゼンター


もっとも重要なアップグレード前の手順の1つ。11.1.0.7では必須。


アップグレード前のチェック • 現行の環境でutlu112i.sqlを実行

Oracle Database 11.2 Pre-Upgrade Information Tool 09-21-2009 22:33:20 ********************************************************************** Database: ********************************************************************** --> name:ORCL --> version: 10.2.0.3.0 --> compatible: 10.2.0.3.0 --> blocksize: 8192 --> platform:Linux IA (32-bit) --> timezone file:V4 [..] ********************************************************************** Update Parameters:[Update Oracle Database 11.2 init.ora or spfile] ********************************************************************** WARNING:--> "java_pool_size" needs to be increased to at least 64 MB [..] ********************************************************************** Miscellaneous Warnings ********************************************************************** WARNING:--> Database is using a timezone file older than version 11. .... After the release migration, it is recommended that DBMS_DST package .... be used to upgrade the 10.2.0.3.0 database timezone version .... to the latest version which comes with the new release.

プレゼンター


ソース環境での実行が必要なため、ソース・データベースを分析。


コマンドラインによるアップグレード utlunmi.sqlの現在のバージョンを取得

Note：884522.1をダウンロード


ベスト・プラクティス #8

init.ora: <...>

_always_semi_join=off _unnest_subquery=false <...> optimizer_features_enable=9.0.1 <...>

event = "10061 trace name context forever, level 10" <...>

• init.ora/spfileから、"古い"パラメータ、アンダースコアおよびイベントを削除

• 例：

プレゼンター


廃止されたパラメータ、アンダースコアおよびイベントをinit.ora/spfileから削除することがとても重要です。そうしない場合、アップグレードに問題が生じたり、アップグレード後のパフォーマンスが低下したりする可能性があります。


妥当性の操作 – 実環境 • ORDIMコンポ―ネントのアップグレードは9.2.0.8から11.2のみ

• これらのアンダースコア・パラメータおよびイベントは以下のように設定されました

_complex_view_merging = FALSE _multi_join_key_table_lookup = FALSE _library_cache_advice = FALSE _index_join_enabled = FALSE _push_join_union_view = FALSE _push_join_predicate = FALSE _always_semi_join = OFF _pred_move_around = FALSE _unnest_subquery = FALSE _predicate_elimination_enabled = FALSE _eliminate_common_subexpr = FALSE _no_or_expansion = FALSE event = '600 trace name systemstate level 10' event = '600 trace name errorstack level 10' event = '942 trace name errorstack level 10' event = '54 trace name systemstate level 10' event = '54 trace name errorstack level 10' event = '7445 trace name systemstate level 10' event = '7445 trace name errorstack level 10' event = '10195 trace name context forever, level 1' event = '10778 trace name context forever, level 1‘

アップグレード時間： 49分

アップグレード時間： 7分

アンダースコアとイベントの設定を解除


ベスト・プラクティス #9 • 11.2へ変更する前の1週間、COMPATIBLEを元の値のままにする

プレゼンター


.


COMPATIBLEパラメータ • 11gデータベースでは、COMPATIBLEは10.1.0以降が必要 • いったん11.1.0以降を有効にしたら元には戻せません

• 10.1.0.5、10.2.0.2以降、11.1.0.6以降へのリリース・ダウングレードをサポート

• 10.2.0.2以降へのフラッシュバック・データベース • ALTER DATABASE RESET COMPATIBILITYコマンドは不要

COMPATIBLE = 10.0/1/2.0

COMPATIBLE = 11.0.0

プレゼンター


.


COMPATIBLEパラメータ • DBUAでは、9iデータベースの場合のみCOMPATIBLEが発生 • アップグレード後に新機能を有効化するには

• 11.1:

• 11.2 :

• そのあと、データベースを再起動 • 新機能が有効化される • データファイル・ヘッダーが調整される • 最初のアクセス中にREDOログ・ファイルが調整される

SQL> alter system set compatible='11.1.0' scope=spfile;

SQL> alter system set compatible='11.2.0' scope=spfile;

プレゼンター


.


ベスト・プラクティス #10 • フォールバック戦略をテストしましょう


フォールバック戦略 • どんな場合でも、バックアップを取りましょう • フォールバック戦略が以下の両方の問題に対処できている

かを確認 • アップグレード中に生じる問題 • アップグレードの数日、数週間後に発見された問題

• 予期しないことが発生し、手順を戻さなければならない場合、データの損失を許容できるか（たとえば、アップグレード後にシステムのデータが変更される） Yes?それともNo?

• YESなら、バックアップ、フラッシュバック（10g以降）をリストア • NOなら、エクスポート/インポート、ダウングレード、Oracle

Streams、Oracle Golden Gate


ベスト・プラクティス #11 • アップグレードの後


アップグレード後 • 通常のワークロード期間中にシステム統計情報を作成作成しないと、不適切な値がCBOに使用される SQL> select pname NAME, pval1 VALUE, pval2 INFO from aux_stats$; NAME VALUE INFO -------------------- ---------- ------------------------------ STATUS COMPLETED DSTART 04-03-2009 12:30 DSTOP 05-03-2009 12:30 FLAGS 1 CPUSPEEDNW 1392.39 IOSEEKTIM 8.405 IOTFRSPEED 255945.605 ...

SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_SYSTEM_STATS('start'); ... – gather statistics while running a typical workload

SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_SYSTEM_STATS('stop');


アップグレード後 • 例：顧客のOLTPワークロード

• システム統計情報を使用しないランタイム： 2時間19分 • システム統計情報を使用するランタイム: 2時間7分

• => 9%高速に

プレゼンター


9%の差


アップグレード後 • 固定表統計情報を作成

• catupgrd.sqlの完了直後 • これにより、utlrp.sqlを用いた再コンパイルの処理が高速化

• 1週間後に通常の本番ワークロードで固定表統計情報を再度作成 • このタスクは1年に数回のみ必要

SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_FIXED_OBJECTS_STATS;


アップグレード後 - SPFILE • アップグレードの完了後、常に現行のSPFILEから編集可能な

init.oraを作成 • 不正なパラメータや強制された編集の際の再書込みを防止 • 注意点

• SPFILEはバイナリ・ファイルのため、編集不可。Oracle 9.0以降のデフォルトです。

• DBUAまたはDBCAの使用後に存在する

• パラメータは以下のスクリプトによって変更が可能

SQL> create pfile='/tmp/initDB.ora' from spfile;

<< Now edit init.ora with any editor >>

SQL> startup force pfile=/tmp/initDB.ora SQL> create spfile from pfile;

SQL> alter system set PARAMETER=VALUE scope=both;


アジェンダ


まとめ

FAQ


t 2008

2003

2004

2005

2006

2007

2002

2009

2010

現在

ライフタイム・サポート・ポリシー

2011

2012

2013

2014

Sustaining Support Oracle Premier Support

R2 2007年7月

延長サポート 2010年7月

2009年1月 2012年1月

R2 2010年7月 2013年7月

2015

2016

2012年8月 2015年8月

2008年7月

2011年7月

R2

2017

2018

2015年1月 2018年1月

プレゼンター



Oracle Database 11g Release 2へのアップグレード

R2

R2 ≥ 10.2.0.2

10.1.0.5

R2

≥ 7.3.4

≥ 8.0.6

≥ 8.1.7.4

≥ 9.0.1.4

9.2.0.8

≥ 9.2.0.4

"何も書いていない" 矢印：特定のパッチ・リリースが不要


FAQ:アップグレードの所要時間は?


アップグレードの所要時間 • アップグレードの完了までにかかる時間

• 無関係なもの

• データベースのサイズ • 使用されているデータ型

• 関係のあるもの • インストールされているコンポーネントおよびオプションの数 • 古くない有効なデータ・ディクショナリ統計情報 • シノニムの数 – 再コンパイルされる（9iからのアップグレード） • XDBのオブジェクトの数 • COMPATIBLEが増加している場合は、非常に低い率で以下に依存

• データファイルの数 • REDOログのサイズ


例：データベースのアップグレード所要時間 • 通常は30分までと90分まで

• おもにインストールされているオプションおよびコンポーネントに依存 • *実際の時間はさまざま…

コンポーネント時間:分:秒

Oracle Server 00:16:17

JServer JAVA Virtual Machine 00:05:19

Oracle Workspace Manager 00:01:01

Oracle Enterprise Manager 00:10:13

Oracle XDK 00:00:48

Oracle Text 00:00:58

Oracle XML Database 00:04:09

Oracle Database Java Packages 00:00:33

Oracle Multimedia 00:07:43

Oracle Expression Filter 00:00:18

Oracle Rule Manager 00:00:12

Gathering Statistics 00:04:53

アップグレード所要時間の合計： 00:52:31

プレゼンター


.


アップグレードの所要時間 • 以下を実行してアップグレード・パフォーマンスを高速化

• 場合により、アーカイブをオフにする • 自社のビジネス・ルールに対応することを確認 • スタンバイ・データベースまたはGolden Gateを使用している場合は、これを

行わないでください

• アップグレードの前夜にディクショナリ統計情報を作成 • Oracle 9i:

• Oracle 10g/11g:

SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_SCHEMA_STATS(‘SYS‚, options => ’GATHER‘,estimate_percent => DBMS_STATS.AUTO_SAMPLE_SIZE, method_opt => ’FOR ALL COLUMNS SIZE AUTO‘, cascade => TRUE); (Be aware:EXECUTEコマンドでは改行できません）

SQL> exec DBMS_STATS.GATHER_DICTIONARY_STATS;


FAQ:どのメソッドを使用すべきか

同じOSのまま? N Y

アップグレードエクスポート/インポート

CTAS、COPY

トランスポータブル表領域

トランスポータブル・データベース

Oracle Streams DBUA

停止時間は30分超？

Y

N

SQL Apply

CLI SQL> @catupgrd

Oracle Golden Gate


DBUAを選択する場合 • 平均30～90分の停止時間を確保できる • オペレーティング・システムが変わらない • 手動によるコマンドライン・インタフェースよりもGUIを選択

• 有益なアップグレード前チェックを自動で実行 • エラー発生の減少/手動による作業の減少

• 既存のデータベースが9.2.0.8以降 • 注: 特にOracle RACデータベースに有益 • 考慮事項

• ソースおよびターゲットのOracle Homesは同一システム上に存在する必要がある

• アップグレード中にエラーが発生して場合は、再実行は不可能


コマンドラインを選択する場合 • 平均30～90分の停止時間を確保できる • GUIよりも手動のコマンドライン・インタフェースを選択 • 既存のデータベースが9.2.0.8以降 • 同一のOSを使用して新しいハードウェア・プラットフォームへ

移行 • 考慮事項

• 異なるオペレーティング・システム・アーキテクチャのシステムにはアップグレードできない

• 必要とされる手動の手順が多い • タイプミスによるエラーや、詳細が欠落する可能性がある

SQL> spool upgrade.log SQL> @catupgrd.sql


代替方法を選択する場合 • 代替方法に含まれる内容

• 元のexp/impやData Pump expdp/impdp) • Oracle StreamsやOracle Golden Gate • Oracle Data Guard（SQL Apply） • トランスポータブル表領域、トランスポータブル・データベース • CREATE TABLE AS SELECTや他の手法によるデータの移行

• 代替方法は以下の場合に使用する必要がある • 異なるオペレーティング・システムのプラットフォームに移行する場合（この場合、32ビットおよび64ビットのバージョンのOSは“同一のプラットフォーム”とみなされる）

• 9.2.0.8より前のリリースからアップグレードする場合

• 代替方法は、以下の場合に適している • 最小の停止時間（30分未満）が必要か、希望する場合 • データベース記憶域やスキーマを再編成する場合


アジェンダ


まとめ

FAQ


まとめ

• 準備と計画がアップグレード成功の秘訣 • DBUAが簡潔で使いやすい推奨される方法 • Oracle Database Upgrade AdvisorおよびDatabase

Upgrade Plannerの利用 • フォールバック戦略を用意してテスト • Oracle Database 11g Release 2は、多数の優れた機能を含む安定したリリースです。ぜひお試しください。


Documents

Oracle Database 11g Release 2 へのアップグレードの … Oracle Corporation 9 ドキュメント • アップグレード・ガイド • • Note:837570.1 Complete Checklist