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導入ガイド Version 1.0 Oracle Database および RAC おける BIG-IP LTM の導入

Oracle Database RAC おける BIG-IP LTM の導入 - 1 Oracle Database およびRAC におけるBIG-IP LTM の導入 本書は、BIG-IP Local Traffic Manager (LTM)およびOracle

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導入ガイド Version 1.0

Oracle Databaseおよび RACにおける BIG-IP LTMの導入

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目次

Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入前提条件と設定上の注意 .....................................................................................................1製品バージ ョ ンおよびバージ ョ ン履歴 .........................................................................1設定例 .........................................................................................................................................2

Oracle Database に関する BIG-IP LTM の設定 ................................................... 3Oracle ヘルスモニ タの作成 ................................................................................................3ノ ー ドの作成 ............................................................................................................................6プールの作成 ............................................................................................................................6TCP プロ フ ァ イルの作成 .....................................................................................................8バーチャルサーバの作成 ...................................................................................................11

付録 A: BIG-IP 設定のバッ クア ッ プおよび復元 ................................................. 14BIG-IP 設定の保存および復元 ..........................................................................................14

F5 導入ガイ ド i

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTMの導入

本書は、BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)および Oracle Database(Real Application Cluster (RAC) データベース を含む) に関する F5 導入ガ

イ ド です。 このガ イ ド では、 Oracle Database において Oracle Database ク ラ イ アン ト と サーバ間の接続を最適化する場合の BIG-IP LTM の設

定方法について説明し ます。

Oracle RAC は、 企業におけるデータベースのパフ ォーマン ス、 信頼性

お よ びス ケー ラ ビ リ テ ィ を拡張する 上で役に立ち ます。 BIG-IP を

Oracle Net 環境のフル TCP プロ キシ と し て追加する と、 ネ ッ ト ワーク

のパフ ォーマン ス と信頼性が改善され、 よ り 高速な ク ラ イ アン ト フ ェイルオーバーを実現でき ます。 BIG-IP は、 RAC ノード を監視、 サー

バの TCP オーバーヘッ ド を軽減、すべてのク ラ イ アン ト に単一の仮想

IP ア ド レ ス を提供、プラ イマ リ から ス タ ンバイ ク ラ ス タ フ ェ イルオー

バー接続管理を提供でき ます。 これらの 2 つのテ ク ノ ロジを組み合わ

せる こ と で、 ミ ッ シ ョ ン ク リ テ ィ カルなアプ リ ケーシ ョ ンにエン タープラ イ ズ ク ラ スのデータベース接続サービ ス を提供でき ます。

Oracle RAC の詳細については、

http://www.oracle.com/jp/products/database/options/rac/index.html を ご覧

く だ さい。

BIG-IP LTM の詳細については、

http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/ltm/index.html をご覧 く ださい。

前提条件と設定上の注意

導入の前提条件および設定上の注意は次の と お り です。

◆ Oracle Database をすでに実装し ている必要があ り ます。

◆ この導入ガイ ド では、 F5 製品を設定する ための設定手順について

だけ説明し ています。 Oracle 製品の設定方法については、 該当す

る Oracle ド キ ュ メ ン ト を参照し て く だ さい。

◆ 基本的な設定タ ス ク、および F5 製品の設定を完了する ために必要

な IP ア ド レ スなどのい く つかの情報について簡単に確認し ておい

て く だ さい。

製品バージ ョ ンおよびバージ ョ ン履歴

こ の導入ガ イ ド の確認に使用し た製品 と バージ ョ ンは以下の と お りです。

テス ト された製品 テス ト されたバージ ョ ン

BIG-IP LTM 10.2

Oracle Database 11g Release 1 11.1.0.6.0

1 - 1

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

改訂履歴

設定例

こ の導入ガ イ ド では、 それぞれ 3 つの ノー ド を持つ、 2 つの RAC ク

ラ ス タ を例に挙げて説明し ます。 最初の ク ラ ス タは RAC プラ イマ リ

で、 2 つめの ク ラ ス タは RAC ス タ ンバイです。 BIG-IP は、 Oracle Net ク ラ イ アン ト (アプ リ ケーシ ョ ンサーバ) と Oracle Net サーバ (RAC ノー ド) 間にフル TCP プロ キシ と し て追加されています。

ク ラ イ アン ト は、BIG-IP の仮想 IP ア ド レ スに接続し、BIG-IP は、RACサーバのプールに接続し ます。 BIG-IP は、 SQL ク エ リ を使用し て各

RAC ノ ード の状態を判別し て、 各 RAC ノ ード を個別に監視し ます。

BIG-IP ロー ド バラ ンシングプールは、 Priority Group と 呼ばれる高度

な機能を使用し て、 RAC プラ イ マ リ ノ ード だけに ト ラ フ ィ ッ ク を送

信し ます。 すべての RAC プラ イマ リ ノード が何らかの理由で使用で

き な く なった場合、 BIG-IP は、 ト ラ フ ィ ッ ク を RAC ス タ ンバイ ノー

ド に送信し ます。RAC プラ イマ リ ノ ード から RAC ス タ ンバイ ノ ード

への移行が行われる場合、ク ラ イ アン ト 側の接続が正し く リ セ ッ ト され再接続されます。

図 1 論理設定例

文書バージ ョ ン 説明

1.0 新規導入ガイ ド

BIG-IPLocal Traffic Manager

Application Servers(or Clients)

Oracle Database 11g(primary nodes)

Oracle Database 11g(Standby nodes)

F5 導入ガイ ド 1 - 2

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Oracle Database に関する BIG-IP LTM の設定この項では、 BIG-IP LTM の Oracle Database サーバに関する設定を行

います。

ヒ ン ト

この導入ガ イ ド の手順を開始する前に、 既存の BIG-IP 設定を保存し

てお く こ と をお勧めし ます。 BIG-IP LTM 設定のバッ ク ア ッ プまたは

復元については、 該当する BIG-IP LTM のマニュ アルを参照し て く だ

さい (Ask F5 から利用でき ます)。

Oracle ヘルスモニ タの作成

まず、 Oracle Database のヘルスモニ タ を設定し ます。 こ の手順は省略

可能ですが、 強 く お勧めし ます。

こ こ では、 監視のための専用ユーザを Oracle Database に作成し てい

る こ と を前提と し ています。 こ のユーザは、特権のあ るユーザまたは管理ユーザにする こ と はでき ませんが、データベース を監視する ための正しい権限を持っている必要があ り ます。

ヘルスモニ タ を設定するには

1. [Main] タブで、 [Local Traffic] を展開し、 [Monitors] を ク リ ッ

ク し ます。 [Monitors] 画面が開き ます。

2. [Create] ボ タ ンを ク リ ッ ク し ます。

[New Monitor] 画面が開き ます。

3. [Name] ボ ッ ク スに、 このモニ タの名前を入力し ます。

この例では、 ora11g-rac-primary1_monitor と 入力し ます。

4. [Type] リ ス ト から、 [Oracle] を選択し ます。

5. [Configuration] リ ス ト から、 [Advanced] を選択し ます。

6. [Interval] ボ ッ ク スに、 Oracle TCP.CONNECT_TIMEOUT 設

定に使用し た値を指定し ます。 Oracle 設定の値を指定し てい

ない場合、 [Interval] の値はデフ ォル ト のま まにし ます。 こ の

例では、 10 と 入力し ます。

7. [Timeout] ボ ッ ク スに、 イ ン ターバルの値を 3 倍し て 1 足し た

値を タ イ ムア ウ ト と し て入力し ます (た と えば、 デフ ォル ト設定は、 イ ン ターバルが 5 で、 タ イ ムア ウ ト が 16 です)。 こ

の例では、 31 と 入力し ます。

8. [Send String] ボ ッ ク スに、 定期的な監視イ ン ターバルで実行

する SQL ク エ リ を入力し ます。 この例では、 次のよ う に指定

し ます。

SELECT status FROM v$instance

1 - 3

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

9. [Receive String] ボ ッ ク スに、 SQL ク エ リ から予測する応答を

入力し ます。 こ の例では、 次のよ う に指定し ます。

OPEN

10. [Username] ボ ッ ク スに、 監視のために作成し たユーザを指定

し ます。 この例では、 bigip と 入力し ます。

11. [Password] ボ ッ ク スに、 関連するパス ワード を入力し ます。

12. [Database] ボ ッ ク スに、 接続先の Oracle Database INSTANCE を指定し ます。 この例では、 primary1 と 入力し ます。

13. [Receive Row] および [Receive Column] ボ ッ ク スは、 複数の結

果を返す SQL ク エ リ を どのよ う に扱 う かを指定し ます。 これ

は、 複数の行、 複数のカ ラ ムがあ る結果で、 目的の結果を特定でき る場合に定義し ます。 この例では、 両方に 1 を指定し

ます。

14. [Alias Address] ボ ッ ク スに、 手順 12 で定義し た イ ン ス タ ン ス

が実行するマシンの IP ア ド レ ス を指定し ます。 この例では、

10.133.17.31 と 入力し ます。

15. [Alias Service Port] ボ ッ ク スに、手順 14 で指定し た イ ン ス タ ン

スの リ スナー と する ポー ト を指定し ます。 こ の例では、 1521と入力し ます (図 2 を参照し て く だ さい)。

16. [Finished] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

新しいモニ タが [Monitor] リ ス ト に追加されます。

17. 重要 : 各データベース イ ン ス タ ン ス(必要に応じ てプラ イマ リ

およびス タ ンバイ イ ン ス タ ン ス) で こ のすべての手順を繰 り返し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 4

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図 2 Oracle モニ タの作成

終了する と 、 モニ タの リ ス ト が次のよ う にな り ます。

図 3 モニ タ リ ス ト

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

ノ ー ドの作成

次に、 BIG-IP LTM 上に ノード を作成し ます。 これによ り 、 前述の手

順で作成し たモニ タのほかに、ノード固有のヘルスモニ タ を割 り 当てる こ と ができ ます。

ノ ー ド を作成するには

1. [Main] タブで、 [Local Traffic] を展開し、 [Nodes] を ク リ ッ ク

し ます。

2. [Create] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

3. [Address] ボ ッ ク スに、 1 つの RAC ノード の IP ア ド レ ス を指

定し ます。 この例では、 10.133.17.31 と 入力し ます。

4. [Name] ボ ッ ク スに、 同じ RAC ノ ード のホ ス ト 名を指定し ま

す。 この例では、 rac1-11g と 入力し ます。

5. [Health Monitors] リ ス ト から、 [Node Specific] を選択し ます。

6. [Select Monitors Available] リ ス ト から、ICMP モニ タおよび前

述の手順で こ の ノ ー ド 用に作成 し たモニ タ の両方を選択 して、 [Add (<<)] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

7. [Repeat] を ク リ ッ ク し ます。

8. ク ラ ス タの各 RAC ノ ード で こ の手順を繰 り 返し ます。ただし、

手順 6 では該当するモニ タ を関連付けて く だ さい。

図 4 [New node configuration] ページ

プールの作成

次の手順では、 Oracle 製品に BIG-IP LTM のプールを作成し ます。

BIG-IP プールは、 一連のデバイ ス を ま と めてグループ化し た もので、

ロー ド バラ ンシング方式に従って ト ラ フ ィ ッ ク を受信し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 6

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このプールでは、 BIG-IP LTM で Priority Group 機能を使用し ます。

Priority Group Activation の値によ って、 そのグループに限定される ト

ラ フ ィ ッ ク に対し て各 Priority Group で利用可能のま まにする必要が

あ る最小 メ ンバ数が決定されます。 こ の設定は、個々のプール メ ンバの Priority Group 設定と と もに使用されます。 最高の優先度グループ

に割 り 当て られた利用可能な メ ンバの数が、 Priority Group Activation 設定に指定し た数を下回った場合、 BIG-IP によ って ト ラ フ ィ ッ クは、

2 番目に高い優先度グループにも分散されます。

こ の場合、 Priority 機能を使用し て、 プラ イ マリ RAC ノ ード にス タ ン

バイ ノ ード よ り 高い重みを付けま す。 こ の方法では、 プラ イ マリ ノ ード が最初にト ラ フィ ッ ク を受け取り 、 すべてのプラ イ マリ ノ ード がダウ ン状態になる と 、ト ラ フィ ッ ク はス タ ンバイ ノ ード に送信さ れま す。

プールを作成するには

1. [Main] タブで、 [Local Traffic] を展開し、 [Pools] を ク リ ッ ク し

ます。 [Pool] 画面が開き ます。

2. [Create] ボ タ ンを ク リ ッ ク し ます。[New Pool] 画面が表示され

ます。

3. [Configuration] リ ス ト から、 [Advanced] を選択し ます。

4. [Name] ボ ッ ク スに、プールの名前を入力し ます。 こ の例では、

ora11g-rac-primary-standby_pool と入力し ます。

5. [Health Monitors Available] セ ク シ ョ ンで、 [gateway_icmp] を

選択し て、 [Add (<<)] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

6. [Action On Service Down] リ ス ト から、 [Reject] を選択し ます。

7. [Load Balancing Method] リ ス ト から、最適なロード バラ ンシン

グ方式を選択し ます(最適な結果を も た らすロード バラ ンシング方式はネ ッ ト ワークによ って異なる場合があ り ます)。 この例では、 [Least Connections (node)] を選択し ます。

8. [Priority Group Activation] リ ス ト から、 [Less Than] を選択し

ます。 [Available Members] ボ ッ ク スに、 特定の優先度レベルで使用

可能な ノ ー ド の最小数を指定し ます。 これを下回る と 、 プールで これよ り 低い優先度レベルが選択されます。 こ の例では、1 と 入力し ます。

9. [Address] ボ ッ ク スに、 最初のプラ イマ リ RAC ノード の IP ア

ド レ ス を指定し ます。この例では、10.133.17.31 と 入力し ます。

10. [Service Port] ボ ッ ク スに、 最初のプラ イマ リ RAC ノ ード の

ポー ト を指定し ます。 この例では、 1521 と 入力し ます。

11. [Priority] ボ ッ ク スに、プラ イマ リ RAC ノー ド の優先度レベル

と し て割 り 当てる数値を指定し ます。 この例では、 100 と 入力

し ます。

12. [Add] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

13. 各プラ イマ リ RAC ノ ード に対し て、 手順 9 ~ 12 を繰 り 返し

ます。

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

14. 各ス タ ンバイ RAC ノードに対して、プラ イマ リ ノード よ り 低い

優先度レベルを使用して、 手順 9 ~ 12 を繰り 返し ます。 この例

では、 ス タンバイ ノードの優先度レベルに 50 と入力し ます。

15. [Finished] を ク リ ッ ク し ます。

図 5 プール設定

TCP プロ フ ァ イルの作成

次の手順では、 TCP プロ フ ァ イルを作成し ます。 プロ フ ァ イル と は、

特定タ イ プのネ ッ ト ワー ク ト ラ フ ィ ッ ク の動作を制御する ための、ユーザが構成可能な設定を含むオブジェ ク ト の こ と です。

Oracle ク ラ イ アン ト の動作はソ フ ト ウ ェ アバージ ョ ン、作成者の環境

設定などによ り 異な る ため、 BIG-IP の両側で個別の TCP プロ フ ァ イ

ルを使用し て、 よ り 明確にフ ェ イルオーバーを処理し、接続の両側を最適化し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 8

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デフ ォル ト のプロ フ ァ イルを使用する こ と も可能ですが、初期的には設定を変更し ていない場合で も、デフ ォル ト の親プロ フ ァ イルを基にし て新しいプロ フ ァ イルを作成する こ と を強 く お勧めし ます。新しいプロ フ ァ イルを作成する こ と で、こ の導入に固有なプロ フ ァ イル設定を簡単に変更でき ます。

ク ラ イアン ト 側 TCP プロ フ ァ イルの作成

まず、 ク ラ イ アン ト 側 TCP プロ フ ァ イルを設定し ます。 次の手順で

は、 Oracle Net 設定 (以前の Oracle SQL*Net) の多 く の値を理解し て

いる必要があ り ます。 これらの値は、 この手順を開始する前に理解しておいて く だ さい。

こ の例では、 ク ラ イ ア ン ト は、 デー タ ベース サーバに ロ ーカルな、LAN セグ メ ン ト のアプ リ ケーシ ョ ンサーバです。 そのため、

tcp-lan-optimized と い う 親プロ フ ァ イルを使用し ます。 すべての環境

は異な る ため、 実際の設定に最適な親 TCP プロ フ ァ イルを選択し て

く だ さい。

新しい TCP プロ フ ァ イルを作成するには

1. [Main] タブの [Local Traffic] を展開し、 [Profiles] を ク リ ッ ク

し ます。 [HTTP Profiles] 画面が開き ます。

2. メ ニューバーの [Protocol] メ ニューから [TCP] を ク リ ッ ク し

ます。

3. [Create] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。 [New TCP Profiles] 画面が

開き ます。

4. [Name] ボ ッ ク スに、 こ のプロ フ ァ イルの名前を入力し ます。

この例では、 ora11g-rac-client-tcp_profile と 入力し ます。

5. [Protocol Profile]リ ス ト から 、[tcp-lan-optimized]を選択し ま す。

6. [Settings] セ ク シ ョ ンで、 テーブルの上の [Custom] ボ ッ ク ス を

ク リ ッ ク し ます。 これに よ り 、 すべてのチェ ッ ク ボ ッ ク スが選択され、 次の設定を変更でき る よ う にな り ます。

7. [Maximum Syn Retransmissions] ボ ッ ク スに、 Oracle Net 設定

の TCP.CONNECT_TIMEOUT の値を入力し ます。

Oracle 設定の TCP.CONNECT_TIMEOUT の値をデフ ォル ト か

ら変更し ていない場合、 BIG-IP 設定の [Maximum Syn Retransmissions] の値を変更する必要はあ り ません。

ただし、TCP.CONNECT_TIMEOUT 値を Oracle が推奨し ている

10 秒に設定し ている場合、[Maximum Syn Retransmissions] の

値を 5 に変更し ます。 次の こ と に注意し て く だ さい。

注 : BIG-IP での SYN 再転送間の時間は、指数的に増加し ます。

た と えば、 最初の再転送は 1 秒後に発生し、 次の再転送は

2 秒後、 3 回目は 4 秒後、 4 回目は 8 秒後と い う よ う に発生し

ます。 Oracle が推奨する 10 秒を設定し ている場合、 BIG-IP 設

定で 5 (16 秒) を使用する こ と をお勧めし ます。

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

Oracle TCP の Connection Timeout の設定の詳細については、 http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/network.112/b56287/sqlnet.htm#BIIDDACA を参照し て く だ さい。

8. [Idle Timeout] ボ ッ ク スに、 Oracle Net 設定の

SQLNET.EXPIRE_TIME の値を入力し ます。

Oracle 設定の SQLNET.EXPIRE_TIME の値をデフ ォル ト から

変更し ていない場合、 BIG-IP 設定の [Idle Timeout] の値を変更

する必要はあ り ません。

ただし、 SQLNET.EXPIRE_TIME 値を Oracle が推奨し ている

10 秒に設定し ている場合、 [Idle Timeout] の値を 660 (11 分)

など、 大きい値に変更し て く だ さい。

Oracle Net の Expire Timeout の設定の詳細については、 http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/network.112/b56287/sqlnet.htm#BIIEEGJH を参照し て く だ さい。

注 : [Idle Timeout] の値を Oracle SQLNET.EXPIRE_TIME設定よ

り 大きい値に設定する こ と で、 BIG-IP でア イ ド ル接続が十分

に確保され、 古い接続の ク リ ーンア ッ プに役に立ちます。

9. [Send Buffer] ボ ッ ク スに、Oracle Net RECV_BUF_SIZE 設定よ

り 大きい値を入力し ます。BIG-IP のデフ ォル ト サイ ズは 64KBです。これは、Oracleデフ ォル ト サイ ズの8KBに十分な値です。

Oracle のデフ ォ ル ト は、 データ ベース を実行する OperatingSystem に固有です。 Oracle の ソ ケ ッ ト バッ フ ァ サイ ズの設定

の詳細については、 http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/network.112/b56288/performance.htm#NETAG0142 を参照し て く だ さい。

10. [Receive Window] ボ ッ ク スに、Oracle Net SEND_BUF_SIZE 設

定よ り 大きい値を入力し ます。 BIG-IP のデフ ォル ト サイ ズは

64KB です。 これは、 Oracle デフ ォル ト サイ ズの 32KB に十分

な値です。

Oracle のデフ ォ ル ト は、 データ ベース を実行する OperatingSystem に固有です。

Oracle の ソ ケ ッ ト バ ッ フ ァ サ イ ズの設定の詳細については、http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/network.112/b56288/performance.htm#NETAG0142 を参照し て く だ さい。

11. [Keep Alive Interval] ボ ッ ク スに、[Idle Timeout] に指定し た値

よ り 大きい値を入力し ます。BIG-IP で Keep Alives 接続を使用

し ない場合、 値を Indefinite に設定し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 10

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12. [Finished] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

図 6 TCP プロ フ ァ イル設定 (一部省略)

サーバ側 TCP プロ フ ァ イルの作成

次の手順では、 サーバ側 TCP プロ フ ァ イルを作成し ます。

サーバ側 TCP プロ フ ァ イルを作成するには、「ク ラ イ アン ト 側 TCP プ

ロ フ ァ イルの作成」 (1-9 ページ) の手順に従いますが、 次の部分が異

な り ます。

◆ 手順 4: プロ フ ァ イルの名前を一意で指定し ます。 この例では、

ora11g-rac-server-tcp_profile と 入力し ます。

◆ 手順 7: [Maximum Syn Retransmissions] は変更せずデフ ォル ト 値を

使用し ます。

バーチャルサーバの作成

次に、 上記の手順で作成し たプ ロ フ ァ イルおよびプールを参照するバーチャルサーバを設定し ます。

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

バーチャルサーバを作成するには

1. [Main] タブで [Local Traffic] を展開し、 [Virtual Servers] を ク

リ ッ ク し ます。 [Virtual Server] 画面が表示されます。

2. [Create] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。 [New Virtual Servers] 画面

が開き ます。

3. [Name] ボ ッ ク スに、 こ のバーチャルサーバの名前を入力し ま

す。こ の例では、ora11g-rac-primary-standby_vs と 入力し ます。

4. [Destination] セ ク シ ョ ンで、[Host] オプシ ョ ンボタ ンを選択し

ます。

5. [Address] ボ ッ ク スに、こ のバーチャルサーバの IP ア ド レ ス を

入力し ます。 こ の例では、 10.133.17.121 を使用し ます。

6. [Service Port] ボ ッ ク スに、 Port と 入力し ます。 こ の例では、

1521 と 入力し ます。

7. [Configuration] リ ス ト から、 [Advanced] を選択し ます。

8. [Type] リ ス ト はデフ ォル ト 設定の [Standard] のま まにし ます。

9. [Protocol Profile (Client)] リ ス ト から、 「ク ラ イ アン ト 側 TCP プ ロ フ ァ イルの作成」 の項で作成し たプ ロ フ ァ イルの名前を選択し ます。 こ の例では、 [ora11g-rac_client-tcp-profile] を選

択し ます。

10. [Protocol Profile (Server)] リ ス ト から、「サーバ側 TCP プロ フ ァ

イルの作成」 の項で作成し たプロ フ ァ イルの名前を選択し ます。こ の例では、[ora11g-rac_server-tcp-profile] を選択し ます。

図 7 バーチャルサーバ設定 (一部省略)

11. [SNAT Pool] リ ス ト から、 [Auto Map] を選択し ます。

12. [Resources] セ ク シ ョ ンで、 [Default Pool] リ ス ト から、「プール

の作成」 の項で作成 し たプールを選択 し ます。 こ の例では、[ora11g-rac-primary-standby_pool] を選択し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 12

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13. [Default Persistence Profile] リ ス ト から、 [dest_addr] を選択し

ます。

14. [Fallback Persistence Profile] リ ス ト から、 [source_addr] を選

択し ます。

15. [Finished] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

図 8 バーチャルサーバでのプールおよびパーシステン ス設定

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Oracle Database および RAC における BIG-IP LTM の導入

付録 A: BIG-IP 設定のバッ クア ッ プおよび復元こ の設定が終了し た ら BIG-IP 設定を保存する こ と をお勧めし ます。

BIG-IP 設定を保存する と 、次の重要なデータが収集され、単一の UserConfiguration Set (UCS) フ ァ イルが圧縮されます。

• BIG-IP 設定フ ァ イル

• BIG-IP ラ イセン スおよびパス ワード

• SSL 証明書

• SSH 鍵

BIG-IP 設定の保存および復元

Configuration ユーテ ィ リ テ ィ を使用する と 、BIG-IP を設定する ために

編集でき るすべての設定フ ァ イルを保存および復元でき ます。これらの設定フ ァ イルは、 User Configuration Set (UCS) と 呼ばれます。

Configuration ユーテ ィ リ テ ィ を使用し て BIG-IP 設定を保存

するには

1. [Main] タブの [System] を展開し、[Archive] を ク リ ッ ク し ます。

2. [Create] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

3. [File Name] ボ ッ ク スに、 このアーカ イブサーバの名前を入力

し ます。

4. その他の設定は省略可能です。

5. [Finished] ボタンを ク リ ッ ク し ます。アーカイブが作成されます。

BIG-IP 設定を復元するには

1. [Main] タブの [System] を展開し、[Archive] を ク リ ッ ク し ます。

2. [Upload] ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。

3. [File Name] ボ ッ ク スに、 フ ァ イル名を入力するか、 [Browse] を ク リ ッ ク し て検索し ます。

4. [Upload] を ク リ ッ ク し ます。

F5 導入ガイ ド 1 - 14