Oracle Direct Seminar...2010/10/27 · Machine SQLite API + 本セミナーの内容 2 Oracle Berkeley DBは、オープンソースの最も優れた組み込み可能なデータベース

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Oracle Direct Seminar

KVS、SQLに対応した組み込みDB～オープンソースの活用！BerkeleyDBの御紹介

日本オラクル株式会社、Embeddedビジネス推進部

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved.

Open Source 11gR2でSQL対応

Berkley DB SQL

SQL

Compiler

Vurtual

Machine

SQLite

API

+

本セミナーの内容

2

Oracle Berkeley DBは、オープンソースの最も優れた組み込み可能なデータベースです。2010年4月にSQLをサポートする新バージョンがリリースされました。

本セミナーでは、Berkeley DB の概要説明とともに、新バージョンを利用したKey-

Value Store及びSQL双方での開発方法についてご紹介します。

注）便宜上、BerkeleyDBをBDBと略している個所がございます。


Agenda

Oracleの組み込みデータベースとは？

Berkeley DB製品概要

Berkeley DB を使用した開発

Berkeley DB適用例

ライセンス

3

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 4

オラクルの組み込みビジネスについて

機器データの収集、ビジネス利用

ビジネスデータの機器活用

Service Center

自動販売機

Business Applications

料金精算機

POSレジ・ATM

カーナビ・車載機携帯電話・PDA

情報家電

Edge/Client Solutionデータ収集基盤の提供

Server Solution

データ流通/管理基盤の提供

Backend Solution

データ活用基盤の提供

FA機器・製造ライン

医療・臨床検査機器

クライアント・サーバ間のデータ同期

クライアント管理

大規模トランザクションの制御

PDCA支援

データ分析スキーム

他（既存）システム連携

その他システム

Oracle Berkeley DB

Coherence

Oracle TimesTen In-Memory Database

Oracle Database 11g

Weblogic

Oracle Database 11g

Oracle Fusion Middleware

Oracle Applications

Network

Business Intelligence

データ収集

データ管理

フィルタリング

http://www.generalvending.co.uk/products.php


Agenda



歴史、特徴、製品ラインナップ


Berkeley DBの適用例

ライセンス

5


Berkeley DB 誕生と発展の歴史

90年代初期、UC Berkeley校は、 AT&Tのライセンス方針の変更に伴い、 BSD UNIX標準のDatabaseであった dbm（AT&Tコード)に代わるDatabaseとして、Berkeley DBを誕生させた。

• Dbmのアーキテクチャを継承しソースコードを最適化

• キーと値ペアのシンプル構造

BSD UnixのDataBaseとして誕生

Netscape社が求めた要件

• 高スループット（スキーマ必要なし：オーバーヘッド尐)

• 高レスポンス（SQL 必要なし：オーバーヘッド尐)

• アプリケーションにEmbedする方式で利用（非クラサバ)

• マルチ処理の対応（ロック、トランザクション、ACID準拠機能）

• ツールの整備

Netscapeに採用され更に洗練される

1996年、業界スペシャリストが集まり、SleepyCat社設立

• Dr. Margo Seltzer (Harvard Professor, 4.4 BSD FSys

author)

• Keith Bostic (2.10 BSD architect, 4.4 BSD developer)

• Michael Ubell (Ingres, DEC, Britton-Lee [founder], Illustra,

Informix)

• Michael Olson (Britton-Lee, Illustra, Informix)

Sleepycat社設立

Oracle corporationによる買収

SleepyCatメンバーはオラクルの一員に

SQLへの対応


Berkeley DBの特徴

•特徴1 : 組み込みに適した小型データベース

•特徴2 : KVS型のAPIとSQLの2種類のAPIをサポート

•特徴3 : オープンソース

•特徴4 : 各種プラットフォーム等の対応

•特徴5 : Oracle DatabaseとのSync機能

7


組み込みに適した小型データベース

ミッションクリティカルなリアルタイム・アプリケーションに適した組み込みデータベース

高スループット、高レスポンス、低レイテンシを実現

小さいFootPrintで動作

ソフトウエアライブラリの形で提供され、お客様のアプリケションにリンクされる

導入後のDB管理を必要としない

マルチプロセスとマルチスレッドをサポート

トランザクション機能により、ACID特性とリカバリーを提供

HA機能により、より高い信頼性と拡張性を提供

8

特徴１


KEY（プライマリデータベース:

employee.dbの例）DATA

キー / データペアと 4タイプのインデックス

＋

＋

型にとらわれずに自由にデータを入れることが出来る

Cの構造体などもそのままDATA部分に格納出来る

一つのKeyにつき個のカラムをもったレコードとして扱える

一意キーでデータに素早くアクセス

重複キー許可で複数データを扱う

4つのインデックスから選択

First name Last name Phone number City State ZipFirst name Last name Phone number City State Zip

IDIDID First name Last name Phone number City State Zip

B-tree Hash Queue 又は Recno

シーケンシャルデータの高速化

ランダムな大量データの高速化

メモリがたくさんある時に

・Queue形式でデータを扱う時

・テキストファイル的なデータの時

Oracle Berkeley DBのデータ構造

9

特徴2:KVS


セカンダリインデックスの内容は、自動的に維持管理される

セカンダリインデックスへ直接更新したり挿入したりはしない

プライマリへの挿入はセカンダリへの追加になる

プライマリデータを削除するとセカンダリも削除される

Last name ID セカンダリインデックス : lastName.db

ID First name Last namePhone

numberCity State Zip

KEY プライマリデータベース: employee.dbDATA

＋

KEY以外の値を基にレコードを検索するための仕組み

Last nameが、セカンダリインデックスのキーとなる

プライマリーとセカンダリーの関連制御

プライマリ

セカンダリー

自動連携

セカンダリインデックス

10

特徴2:KVS


Last name

複数DB間で、トランザクション・ロック・メモリプール等を統合可能

employee.db

department.db

lastName.db

deptName.db

log.0000000002log.0000000001

__db.002__db.001

ENV: Company

＋First name Last name Phone number City State ZipFirst name Last name Phone number City State ZipIDIDID First name Last name Phone number City State Zip

プライマリデータベース: employee.db

Last name ID

セカンダリインデックス : lastName.db

IDIDLast name

• トランザクション

• メモリプール

• ロック

• ログ

統合された環境として、情報・ステータスの共有が可能にトランザクションON/OFF、ロギングON/OFF、排他処理ON/OFF, リカバリON/OFFの設定

環境内のデータに対する複数操作は、１つのトランザクションでカプセル化

環境中の最近アクセスされた全てのデータは、統合されたメモリプールにキャッシュ

DB環境(Env)による統合制御

11

特徴2:KVS


SQLへの対応

Java Object API

(Collections & Direct Persistence Layer)XML/XQuery API

Relational SQL API

(SQLite3, ODBC, JDBC)

Key/Value Pairs: data manipulation Get/Put and Cursor API

(C, C++, C#, Java, Perl, Python, Ruby, Tcl, etc.)

Configuration Options

Data Store (DS) Concurrent (CDS) Replication (HA)Transactional (TDS)

or

第4のAPIとして、新たにSQL APIの層が追加 (11gR2～)

12

特徴2:SQL


SQLへの対応• SQLite互換のAPI

• SQLiteのSQLレイヤをBerkeley DBにそのまま取り込む形• 将来にわたるAPI互換の維持• オラクルは、SQLiteコンソーシアムのメンバーとして活動

• なぜ、SQLite互換か？• SQLiteは、シンプルで使いやすいAPIを提供• 多くの採用実績と、付随するライブラリの数、種類が豊富さ• SQLiteの性能、品質等に必ずしも満足していないお客様に対し、アプリへの変更を最小限に抑えた形によるdrop-in

• SQLiteをBerkeley DBに置き換えるメリット• 高いパフォーマンスとスケーラビリティ• 大量のデータトランザクションをサポート

(Tera Byteデータ）• 高い信頼性(数百万の顧客でDeploy)

• カスタマーサポート

13

特徴2:SQL


サポート機能

Almost Full SQL92 Support

Dynamic SQL

Triggers

Prepared Statements

Conditional Clauses

Cancel of SQL

SQLite R-Trees

SQLite Full Text Search

Integration with Oracle Mobile Sync Server for SQL data

SQLite SQL Compliance

Additional Features

14

特徴2:SQL


オープンソース

• BerkeleyDBは、ソースコードを公開

• 未対応のOSに、お客様ご自身で対応することが可能。その際の動作検証用テストアプリケーションを提供

• オラクルでは、世界中のエンジニアが自由に技術的なディスカッションできる場（インターネット上のフォーラム）を提供

• 既に膨大なナレッジベースが構築済みhttp://forums.oracle.com/forums/category.jspa?categoryID=246

15

特徴3

http://forums.oracle.com/forums/category.jspa?categoryID=246


各種プラットフォーム等の対応

Unix/Linux / Android

Windows XP, Vista

Mac OS/X

Several different embedded Linux distributions

Std Posix Unix variants: Solaris, HP/UX, etc.

OS Support

C/C++

C#

JAVA

PHP

PYTHON

etc.

API

16

ODBC

JDBC

ADO.NET

Drivers(SQL)

Most tools available for SQLite

BDB Utilities

sqlite3 Shell Command

Dump / Load Commands

Database Consistency Checking

Available Tools

特徴4


Oracle DatabaseとのSync機能

• Mobile Sync Serverが、クライアントDBとして新たにBerkeley

DB （SQL）に対応

17

Ap

plic

atio

n

Oracle Database

Oracle Berkeley DB

sqlite3(), ODBC,

JDBC APIs

SQLite LibraryOracle Mobile Sync Servers ※

※Mobile Sync Serverは新製品ではありません。

SQLite

Mobile

Client

BDB Library

Client Server

特徴5


表などのデータベースオブジェクト

スナップショット等のオブジェクト

Mobile

Serv

er

Mo

bile

Clie

nt

Me

ssa

ge

Ge

ne

rato

r&

Pro

ce

sso

r

更新トリガ

更新トリガ

Network

Client Server

クライアントとサーバー間、同期の仕組み

データ

の更新

データ

の更新

エラー・キュー

適用処理

Download

Upload

構成処理

Mobileサーバーはアウトキューから前回同期の結果を抽出。

クライアントから変更差分データを受信。Mobileサーバーはイン・キューに格納する。

変更差分

変更情報

イン・キュー

アウト・キュー

Oracle DatabaseとのSync機能特徴5


Agenda




ダウンロード、フォルダ構成、BUILD方法、API解説、など


ライセンス

19


ダウンロードBerkeley DBのソースがダウンロード可能。また、Windows版のみバイナリも同梱

20

Clickしてダウンロード

http://www.oracle.com/technetwork/database/berkeleydb/downloads/index.html


機能セットの概要

● High Availability (HA)：フォルトトレランスのレプリケーション

● Transaction Data Store(TDS)：ACIDトランザクションとリカバリ● Concurrent Data Store(CDS)：複数のライターとリーダー● Data Store (DS)：単一のライター、複数のリーダー

※Berkeley DB, TDS 版のみ、SQL対応（2010/10 現在）

Berkeley DBファミリーは、4つの異なる機能セットで提供されており、各セットでは増分形式で追加機能を得ることができます。

Berkeley DBの製品と機能セットの関係

21

DS CDS TDS HA

BDB ● ● ● ●

BDB Java ● ●

BDB XML ● ● ● ●


Berkeley DBフォルダ構成

• os_xxx : OS依存コード

• os: OS非依存コード

• build_xxx: OSごとBUILD

• example_xxx: 言語ごとの

サンプルソース

• docs : ドキュメント

• db_xxx: Utilityのソース

• test: テストスクリプト

22


UNIX/POSIX上でのBUILD方法Linux、UNIX(BSDを含めて)のBUILD方法:

• 基準のBUILD:

• Standard GNU 対応: 殆どのStandard GNU autoconfパラメータのご使用

• Enable/Disable Flag: --enable -cxx -compat185, -java -rpc-tcl -pthread-api –

debug

• ライブラリオプション: --disable-shared, --disable-static

• BDB SQL：

BUILDオプション：--enable-sql_compat option

ライブラリ: “libdb_sql”

23

>cd build_unix

>../dist/configure

>make install

autoconf –enable / –disable flag

にてConfigurationの設定

詳細はManualをご参照


詳細BUILDーオプションとUTILITY

24

デバッグ版

• TCL API

ご使用の場合：ダイナミックリンク

ご使用の場合：スタティックリンクをお勧め

• Non-TCL デバッグオプション:

--enable-debug -diagnostic

• RPC テストの場合:

--enable-rpc

• ログメッセージをご使用の場合：

--enable -debug_rop --enable-debug_wop

リリース版•デフォルトのオプションでProduction版をコンパイル

• Replication マネージャのご使用:--enable-pthread_api

• Mutexのご使用の場合：--with-mutex=MUTEX

• LargeファイルサポートをDisableする場合：--disable-largefile

Memory最適化

• コードサイズ最適化 --enable-smallbuild

• 不要の機能をDisable

--disable -cryptography –hash –queue –

replication -statistics -verify

Utility

• db_dump, db_load: データベースのロードとダンプ• db_verify ：データベーススキマの確認• db_recover ：データベース環境のリカバリ• db_checkpoint ：トランザクションチェックポイント• db_deadlock ：Deadlockテスト• db_archive ：ログファイルのアーカイブと削除• db_stat ：データベースと環境のStatistics


基本コンセプト

Oracle Berkeley DBはオブジェクト指向設計の非RDB高速ストレージエンジン

オブジェクト指向設計のライブラリ群

オブジェクトはハンドル毎に制御する

データベース：DBハンドル

キーとデータ：DBTハンドル

カーソル：DBCハンドル

DB環境：DB_ENVハンドル

トランザクション：DB_TXNハンドル

APIの操作はハンドルに対するメソッドとして提供

API解説～KVS

25


DBハンドルを使い、データベースアクセスが可能

DBハンドル

db_create DBハンドル作成

DB->open() DBをオープン(DBと接続)

DB->close() DBをクローズ(DBとの接続断)

DB->get() DBからキーを使って検索

DB->put() DBにキー/データ・ペアを挿入/変更

DB->del() DBからキー/データ・ペアを削除

DB->associate() プライマリデータベースにセカンダリインデックスを関連付ける

DB->join() 複数のセカンダリインデックスの論理積（AND)で検索

API解説～KVS

26


データベースアクセス手順(KVS)

データベースオープン

DB->open

DBハンドル作成

db_create

データ検索

DB->get

データベースクローズ

DB->close

データ削除

DB->del

データ挿入／更新

DB->put

API解説～KVS

27


データベースアクセス基本操作－ DBハンドル作成

db_create関数でDBハンドルを作成します。

DB *pDb = NULL;

/* DBハンドルを作成 */

db_create(&pDb, NULL, 0);

/* ファイル名を指定してデータベースをオープン。ファイルがない場合新規作成 */

pDb->open(pDb, NULL, “student.db”, DB_CREATE | DB_BTREE);

/* ここからDBハンドルを使ってデータベースをアクセス*/

……

/* 使用後DBハンドルをクローズ*/

pDb->close(pDb, 0);

コード例（データベースアクセス処理フロー）

DB環境機能を利用する場合db_createメソッドのdbenvパラメータにDB_ENVハンドルを設定します。

トランザクション機能を利用する場合openメソッドのflagsパラメータにDB_AUTO_COMMITを設定します。

マルチスレッドでご利用になる場合openメソッドでのflagsパラメータDB_THREADを設定します。

HASHアクセスメソッドを利用する場合openメソッドのflagsパラメータでDB_BTREEの代わりにDB_HASHを設定します。

ヒント

API解説～KVS

28


データベースアクセス基本操作－データ挿入

DBハンドルのputメソッドを使ってキー／データペアを挿入します。

キーとデータはDBT構造体を使ってputメソッドに渡します。

DBT dbtk, dbtd;

/* 保存するキー／データペア */

char *key = “0001”;

struct student_data data = {“JOHN”, “SMITH”, „M‟, 32};

/* DBT構造体をクリア */

memset(&dbtk, 0, sizeof(DBT));

memset(& dbtd, 0, sizeof(DBT));

/* キーとデータを格納するDBT構造体を設定します。dataメンバーはポインタ、sizeメンバーはバイト数を設定*/

dbtk.data = key, dbtk.size = strlen(key);

dbtd.data = &data, dbtd.size = sizeof(data);

/* キー／データペアを保存します*/

pDb->put(pDb, NULL, &dbtk, &dbtd, 0);

コード例（データ挿入）

トランザクション機能を利用する場合 putメソッドのtxnidパラメータを設定します。

データを新規追加する場合 putメソッドのflagsパラメータにDB_NOOVERWRITEを設定します。

ヒント

API解説～KVS

29


データベースアクセス基本操作－データ検索

DBハンドルのgetメソッドを使って指定されたキーのデータを検索します。

キーとデータはDBT構造体を使ってgetメソッドに渡します。

DBT dbtk, dbtd;

/* 検索するキー */

char *key = “0001”;


/* キーを格納するDBT構造体を設定します */


/* 指定されたキーのデータを検索します*/

pDb->get(pDb, NULL, &dbtk, &dbtd, 0);

/* ここからデータを処理します。*/

/* データはdbtdに保存されます。 dataメンバーはポインタ、sizeメンバーはバイト数になります。 */

……

コード例（データ検索）

トランザクション機能を利用する場合getメソッドのtxnidパラメータを設定します。

ヒント

API解説～KVS

30


データベースアクセス基本操作－データ削除

DBハンドルのdelメソッドで指定されたキーのデータを削除します。

キーはDBT構造体を使ってdelメソッドに渡します。

DBT dbtk;

/* 削除するキー */

char *key = “0001”;


/* キーを格納するDBT構造体を設定します */


/* 指定されたキーのデータを削除します*/

pDb->del(pDb, NULL, &dbtk, 0);

コード例（データ削除）

トランザクション機能を利用する場合 delメソッドのtxnidパラメータを設定します。

ヒント

API解説～KVS

31


データベースアクセス手順(SQL)


sqlite3_open()

データベースクローズ

sqlite3_close()

SQL文の処理

sqlite3_exec（）

API解説～SQL

32

http://www.sqlite.org/c3ref/open.html

http://www.sqlite.org/c3ref/close.html



sqlite3_open()関数でDBをオープンします。

sqlite3 *db= NULL;

char *zErrMsg = 0;

int rc = 0;

//データベース名の設定

char dbname[10]=“test.db” ;

//SQL文の設定

char strSQL[20]=“Select * from employee”;

//データベースをオープンする

rc = sqlite3_open(dbname, &db);

if( rc ){

fprintf(stderr, "Can't open database: %s¥n", sqlite3_errmsg(db));

}

//データベースをクローズする

sqlite3_close(db);

コード例（データベースアクセス処理フロー）

API解説～SQL

33






SQL文処理

sqlite3_exec()

SQL文を処理して、Resultセットの読み込み。

// SQLを処理する

rc = sqlite3_exec(db, strSQL, callback, 0, &zErrMsg);

if( rc!=SQLITE_OK ){; //エラーチェック

fprintf(stderr, "SQL error: %s¥n", zErrMsg);

}

sqlite3_close(db); //データベースをクローズする

//Recordごとに呼ばれる

static int callback(void *NotUsed, int argc, char **argv, char **azColName){

int i;

for(i=0; i<argc; i++){//Columnごとデータ値を読み込む

printf("%s = %s¥n", azColName[i], argv[i] ? argv[i] : "NULL");

}

}

コード例（データ挿入）

API解説～SQL

34

http://www.sqlite.org/c3ref/prepare.html

http://www.sqlite.org/c3ref/prepare.html


Agenda





ライセンス

35


Financial

ServicesE-BusinessEnterprises

Storage &

Systems Mgmt

Enterprise

InfrastructureSecurityNetworking

Telecom

Infrastructure

Devices/

Appliances

Berkeley DB customersProven Customer Base

Oracle Berkeley DB

ISVs & OEMs Enterprises

36


Google シングルサインオン：

Google のユーザ認証世界中から来る常時アクセス負荷の重さ素早いユーザ認証の実行

Berkeley DBの使用法：Google利用者のアカウント設定情報管理Berkeley DB HA利用によるレプリケーション

Berkeley DBの価値：

高速アクセス高負荷中の応答時間信頼性高可用性スケーラビリティオープンソース

Googleアカウント

Gmail

Google トーク

Googleグループ

Google アラート

Froogle ショッピングリスト

パーソナライズ検索

パーソナライズホームページ

Orkut ソーシャルネットワーク

Google アンサー

Google Web API

その他

Berkeley DB HA は、Googleのパーソナライズ・サービスで利用されています

Berkeley DBが使われている機能

ユーザ事例：Google様Google:シングル・サインオンとパーソナライゼーション

https://www.google.com/accounts/


Motorola A760

Motorola A780

Motorolaのスマートフォン：オープンソース製品を使用して携帯向けEZXプラットフォームをデザイン

Berkeley DB、MontaVista Linux、Trolltech Qtをベストなオープンソースソリューションとして選択

累計、500万台以上を出荷

Berkeley DBの使用法：住所録

カレンダー

メッセージストア

ダウンロード用ファイルシステム

Berkeley DBの価値：リソース制約が厳しいデバイスで動作

ゼロアドミニストレーション

トランザクションによる電源遮断対応

Motorola E680

ユーザ事例：Motorola様

Motorola社スマートフォン用プラットフォームの事例

Motorola

A1200 Ming

Motorola A768

Berkeley DB TDS は、Motorola のスマートフォンに組込まれています


Mitel NetworkのVoIP製品：企業向けオールインワンIP PBXソリューション

Berkeley DBの使用法：データ設定ユーザプロファイル管理

Berkeley DBの価値：独自開発コンポネントを組み込みDBへ置き換え製品開発期間の9ヶ月短縮に成功高いTCO (トータルコストの安さ)

ユーザ事例：Mitel様

Mitel社 VoIP用プラットフォームの事例

Berkeley DB TDS は、Mitel のVoIPプラットフォームに組込まれています

Mitel 3100 ICP

Mitel 3300 ICP

カナダのMitel Networkは、ブロードバンドネットワークを介して、音声・ビデオ・データを集束させるマーケットリーダー企業です。


• Requirements:

• Flexible schema

• Simple modification of fields

• Facilitates plug-in, add-on design

• Cross platform: Linux, Windows, PDA (ARM)

• Reliable: Recovers from accidental shutdown

• Small footprint (<1MB)

• Efficient (A million transactions a second)

• Benefits: Better platform support, better performance and resource utilization, faster time to market

ECR-like Interface

Oracle Berkeley DB

Open API for S/W

Development

ユーザ事例：Firich様

Firich社 POS端末の事例

40


Agenda





ライセンス

41


Berkeley DBのライセンス体系

デュアルライセンスモデル

• オープンソースライセンス自社利用やＡＰソースコードを公開する場合には、弊社のサイトよりダウンロードし、無償にてご利用頂くことが可能です。

• 商用ライセンス機器、ソフトウェアにBerkeley DB を組みこみ製品として、再販をする場合に適用されるライセンスとなり、弊社との条件に基づきロイヤリティをお支払い頂きます。

※提供価格は、製品、ビジネス規模によっても異なりますので、個別にお問合わせください。


Appendix

43


Useful link

製品メインページ（ダウンロードなどへのリンク有り）

http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/berkeley-db/index.html

機能セットについての解説

http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/berkeley-db/feature-sets.html

ドキュメント

http://www.oracle.com/technetwork/database/berkeleydb/documentation/index.html

SQL, Syntax

http://www.sqlite.org/lang.html

FAQ

http://www.oracle.com/technetwork/database/berkeleydb/db-faq-095848.html#

サポート

support.oracle.com

44









http://www.oracle.com/technetwork/database/berkeleydb/documentation/index.html

http://www.sqlite.org/lang.html

http://www.oracle.com/technetwork/database/berkeleydb/db-faq-095848.html






よくある質問 (1/4)

技術全般

Q1.高速化のためのTuningパラメータのようなものはありますか？

ページサイズや、キャッシュメモリのサイズ、CommitにおけるディスクI/Oの待ち制御、その他TIPSがございます。詳しくは弊社担当まで。

Q2. ロックの単位は？

ページ単位です。注）Oracle databaseでいうデータブロックに相当。

Q3.必要なメモリサイズは？

Cache size： 10MB（default）, 100KB(min.). Log buffer size: 32KB. Typically an

additional 100KB is used for other purposes. Min. total size approx.1MB.

Q4. デフォルトページサイズは？

ファイルシステムに依存します。詳細はManualをご参照。

Q5. テーブル数の制限は？

ファイルハンドルに依存しますか。

Q6. テーブルサイズの制限は？

システムMax.ファイルサイズに依存します。

45



Q7.テーブル内のにレコードサイズ制限は？

特にない。Signed 64-bit indexの範囲内。

Q8. In-Memory DBとして使用可能ですか？

可能です。

Q9. 同期機能はKVSでも可能ですか？

いいえ。SQLのみです。

Q10. High Availability (HA)の参考になるサンプルコードはありますか？

Berkeley DBに同梱しているサンプルアプリの中に、TDS版で実装したアプリとHA移植後のアプリのコードがあります。両者を見比べることで、理解ができます。

Q11. High Availability (HA)版において、マスター側とレプリカ側のOSを異なる組み合わせにすることは、可能ですか？

可能です。

46


よくある質問 (3/4)Android関連

Q12.Android上での動作にどのような形がありますか？

以下の3つの形が可能です。

1) Androidに含まれるSQLiteを、Berkeley (SQL)にそのまま置き換える。

2) JAVAのアプリからBerkeley JAVAエディションをリンクする。

3) JAVAのアプリからJNIとしてBerkeley (SQL)をリンクする。

SQL関連

Q13.従来からのKVS型APIと、SQLのAPIをミックスして使用できますか？

いいえ。

Q14.今回SQLに対応したことで、従来のKVSのAPIは無くなりますか？

両方、継続します。SQLレイヤが内部的にKVSのAPIを使用していますし、KVSのニーズは依然高いです。

47



Q15.SQLを使用する場合、通常版/JAVA版/XML版のどれを選べば良いですか？

通常版です。SQLはTDSのみ対応しています。（HAは対応予定。）

Q16. ODBC, JDBCはどれが使用可能ですか?

オラクルでは、Wernerドライバをサポートしています。

その他

Q17.ダウンロードは、機能セット（DS/CDS/TDS/HA）ごとに異なりますか？

同じです。それぞれごとに使用可能な関数が異なります。

Q18.バイナリの提供はありますか？

Windowsのみバイナリでも提供しています。それ以外はソース提供のみ。

Q19.開発中にBerkeleyDBのバージョンアップが行われた場合、既に生成したDBファイル等は、新バージョンでも使えますか？

はい。但し、SQL版で生成したファイルと、KVS型で生成したファイルの間での互換はありません。

48


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