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Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview Oracle テクニカル・ホワイト・ペーパー 2009 2 Oracle VM テンプレートの作成と使用: エンタープライズ・ソフトウェアを最速 で配置する方法

Oracle VM テンプレートの作成と使用: エンタープライズ ......Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview はじめに このホワイト・ペーパーは、Oracle

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Page 1: Oracle VM テンプレートの作成と使用: エンタープライズ ......Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview はじめに このホワイト・ペーパーは、Oracle

Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview

Oracle テクニカル・ホワイト・ペーパー

2009 年 2 月

Oracle VM テンプレートの作成と使用:

エンタープライズ・ソフトウェアを最速

で配置する方法

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Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview

はじめに................................................................................................................................3

Oracle VMテンプレート .......................................................................................................3

使用開始に役立つ参考資料 ..............................................................................................4

ゲストVM作成のベスト・プラクティス:Oracle VMテンプレート ................................4

容易な保守とカスタマイズ...................................................................................................5

透過的導入:保守手順の変更が不要................................................................................5

直接カスタマイズが可能な柔軟性:"ブラック・ボックス"の排除..................................6

Oracle VMテンプレートを使用してゲスト仮想マシンを作成 .........................................6

ダウンロードしたテンプレートをインポートしてゲストVMを作成 ...............................8

最初のVM作成と設定............................................................................................................9

テンプレートから作成されたVMの初回のパワーオン...................................................10

テンプレートのカスタマイズによる"ゴールド・イメージ"の作成 ....................................11

新しく作成したVMを一般的な使用のためにアクセス可能にする方法 .........................12

テンプレートから作成されたVMへのリソースの割当て ...............................................12

Oracle VMテンプレートのゼロからの作成 ....................................................................12

まとめ .................................................................................................................................14

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はじめに

このホワイト・ペーパーは、Oracle VM テンプレートの作成とその使用について関心をもっている、

Oracle VM のエンドユーザーとサード・パーティ ISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)、システム・

インテグレータ、および付加価値再販業者を対象としています。Oracle VM テンプレートを使用す

れば、インストールの知識がなくても、評価および本稼働のためにエンタープライズ・ソフトウェ

ア・ソリューションを素早く配置できます。このホワイト・ペーパーでは、Oracle VM テンプレー

トの概要、およびテンプレートを使用した複雑で高度なエンタープライズ・ソフトウェアを配置す

る方法について説明します。テンプレートによって、配置にかかる時間を数週間から数時間に短縮

できると同時に、引き続き特定の環境に合わせてソフトウェアをカスタマイズすることも可能です。

Oracle VM テンプレート

Oracle VM テンプレートは、事前構築、事前インストール、事前設定が済んでいて、すぐに使用する

ことが可能な、オラクルまたはそのほかのソフトウェアを含む仮想マシン(VM)または VM のグルー

プです。インストール作業は必要ありません。Oracle E-Delivery からテンプレートをダウンロードし

て Oracle VM インスタンスにインポートし、VM を配置して起動するだけで、カプセル化された製品

の使用を開始できます。Oracle VM テンプレートは、オラクルや社内開発者、または ISV やソリュー

ション・プロバイダなどのサード・パーティがダウンロードすることができるソフトウェアを使用

して作成できます。また、契約することなく無償で再配布することが可能です。

• Oracle VM Server:x86 と x86_64 サーバーのサーバー仮想化および Oracle VM テンプレートをホ

ストするベース・プラットフォーム

• Oracle Enterprise Linux:"Just enough OS"または"JeOS"エディションと呼ばれる、最小ビルド・バー

ジョンおよびフルインストール・バージョン

オラクルのこうした製品は、すべての Oracle VM テンプレート用のプラットフォームを提供します

が、社内開発者またはサード・パーティのソリューション・プロバイダは、作成したテンプレート

に独自のソフトウェアをオプションとして追加することで、独自の総合ソリューションを作成して

配布できます。これらのコンポーネントを使用して、オラクル、パートナー、顧客は、高速、簡単、

リスク無しの強力な"エンタープライズ・ソフトウェア・アプライアンス"を作成し、配布および配置

することが可能です。

また、前述したテンプレートのコア・コンポーネントに加えて、オラクルは Oracle Database Express Edition によってテンプレート開発をさらに支援しています。この Oracle Database Express Edition には、

Oracle データベース用の高速Webアプリケーション開発ツールであるOracle Application Express が含

まれます。Oracle Application Express には、オラクルと配布契約を結ばなくても無償でテンプレート

を再配布できるライセンスが付与されています。

オラクルは、業界でもっとも完全なエンタープライズ・ソフトウェア・スタックを提供し、その範

囲は PeopleSoft や Siebel などのパッケージ・アプリケーションから、ミドルウェアとデーベース、そ

してオペレーティング・システムやサーバーの仮想化にまでおよびます。ブラウザから数回のクリッ

クですぐに本番環境に導入できる完全なソリューションを提供できるのは、オラクルだけです。本

番環境または評価環境のどちらで使用する場合でも、Oracle VM テンプレートはオラクルのソリュー

ションをもっとも速く、簡単に、そして確実に配置します。

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使用開始に役立つ参考資料

このホワイト・ペーパーでは、読者が少なくとも Oracle VM Server の仮想化と管理に関する基礎的な

知識をもっていることを前提としています。Oracle VM の要件と機能についての最新情報は、次の

Web サイトにおいてオンラインで参照できます。

• Oracle VMのユーザー・ドキュメント

• Oracle VMのデータ・シート

• Oracle VM製品のWebサイト

• OTNのOracle VM サイト

ゲスト VM 作成のベスト・プラクティス:Oracle VM テンプレート

テンプレートを使用しない場合の問題点:配置に時間がかかりエラーが起こりやすい

エンタープライズ・ソフトウェアを従来の方法で配置する場合の問題点は、複雑で時間がかかり、

エラーが起こりやすくなる可能性があることです。多くの場合、エンタープライズ・ソフトウェア

には多数のコンポーネントまたはモジュールが含まれています。各コンポーネントとモジュールは、

パッチ、オペレーティング・システムのバージョン、またはほかのパッケージへの依存性に合わせ

て、個別にインストールして設定する必要があります。製品のインストール方法の学習とすべての

パッチの調査には時間がかかる可能性があり、またその複雑さによって大きなリスクが発生するこ

とがよくあります。つまり、何らかの見落としや誤操作によって、さらに多くの時間を浪費するか、

状況を悪化させるリスクがあります。

このような時間とあらゆる努力は、すべて無駄なものです。アプリケーションまたはサービスの信

頼性を確保して稼働させるのに必要な時間が長期化すると、企業の費用負担が増え、最終的にプロ

ジェクトの投資収益率が下がるだけです。

Oracle VM テンプレートを使用した配置で大幅な時間短縮とリスク軽減を実現

Oracle VM は、事前構築、事前設定、事前のパッチ適用が済んでいるゲスト仮想マシン(またはアプ

リケーションによっては複数のマシン)を Oracle VM テンプレートの形で迅速かつ簡単に配置する

機能を提供することで、時間と経費の浪費を排除します。テンプレートは、Siebel CRM または Oracle Database などの完全な Oracle ソフトウェア・ソリューションを格納できます。これには、オペレー

ティング・システム(Oracle Enterprise Linux)および社内開発したソフトウェアやサード・パーティ

製のソフトウェアも含まれます。これは、すぐに開始できる完全なソリューションです。

オラクルが作成した Oracle VM テンプレートは、Oracle E-Delivery から入手できます。サード・パー

ティが開発したテンプレートはそれぞれのチャネルから入手可能で、ダウンロードして Oracle VMインフラストラクチャですぐに起動できます。Oracle VM テンプレートには、本番環境で使用するた

めのライセンスがすでに付与されています。ユーザーはテンプレートを利用することで、Oracle Enterprise Manager Grid Control や Oracle Fusion Middleware の Oracle SOA Suite などの高度な製品に関

するインストールや設定に必要な学習時間を、数日または数週間の単位で短縮できます。

したがってユーザーは、VM のダウンロードと起動に重点を置き、仮想マシンの確認済みのコピーを

確実に配置して、製品の使用をすぐに開始することが可能になります。

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また、これによって、パッチの依存関係の欠落やパラメータの誤設定などの人的エラーのリスクが

はるかに大きい、ゼロから手作業で構築された仮想マシンを配置しなくても済むようになります。

図 1:オラクルまたはサード・パーティの Web サイトにある Oracle VM テンプレートのダウンロードと配置

現時点で利用できる Oracle VM テンプレートの例は、以下のとおりです。

• Oracle Application Server 10g Release 3 Webcenter

• Oracle Database 10g Release 2

• Oracle Database 11g

• Oracle Enterprise Linux

• Oracle Enterprise Manager 10g

• Oracle Fusion Middleware Service Oriented Architecture on WebLogic Server

定期的に追加のテンプレートがリリースされるので、最新のアップデートを Oracle VM Templates Webサイトで確認してください。

容易な保守とカスタマイズ

透過的導入:保守手順の変更が不要

これらのテンプレートの内部では、"旧来の方式"によって手動でインストールおよびパッチが適用さ

れていたソフトウェアの場合と同じ方法で、Oracle ソフトウェアが展開されます。したがって、完

全に同じディレクトリと Oracle"ホーム"が使用され、またパッケージとパッチのインベントリが完全

に標準で最新の状態になるので、インスタンスを保守するための通常の Oracle 操作手順を長期にわ

たって変更する必要はありません。

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これが、一部のサード・パーティで提供される"ソフトウェア・アプライアンス"のパッケージ化ソリューショ

ンとは異なる点です。一部のサード・パーティ製ソリューションでは、パッチやパッケージのインベントリ

などの主要コンポーネントが適切に保守されていないか、またはサード・パーティ独自のスキームに基づい

て保守されているために、オラクルのツールを使用してパッチを適用することが不可能になり、また何か問

題が起きた場合のトラブルシューティングもより難しくなります。その結果、製品が不適切にパッケージ化

されている場合は、問題の解決に費やされる時間が実際に増加する可能性があります。

直接カスタマイズが可能な柔軟性:"ブラック・ボックス"の排除

Oracle VM テンプレートはそれに含まれる製品のベスト・プラクティスを反映するように事前構築さ

れていますが、特定の環境に合わせて、さらにソリューションの調整をおこうこともできます。テ

ンプレートから作成された Oracle VM には、環境内でユーザーが完全にアクセスすることが可能で、

また直接カスタマイズできます。一部のソフトウェア・アプライアンス・パッケージ化ツールでは、

"ブラック・ボックス"VM だけが作成されるため、配置後にユーザーが直接変更することはできませ

ん。その結果、環境は柔軟性に欠け、変更するには新しい変更要求処理および実装処理が必要にな

ります。一方、テンプレートは、インストール後に完全なカスタマイズまたは調整を実施して、"ゴー

ルド・イメージ"のテンプレートとして Oracle VM に再保存することが可能です。これらのテンプレー

トをユーザーの企業配置標準として使用すれば、企業内で複数のインスタンスを配置する場合のリ

スクおよびインスタンス間のばらつきを最小化できます。

Oracle VM テンプレートを使用してゲスト仮想マシンを作成

Oracle VM テンプレートは、エンタープライズ・クラスのソフトウェア・ソリューションを配置する

ためのもっとも高速で信頼できる方法の代表といえますが、実際にはどのように機能するのでしょう

か。このホワイト・ペーパーの後半では、テンプレートをダウンロードして配置する方法、および

カスタマイズやゼロから作成する方法を中心に説明します。

概要:テンプレートの主要コンポーネント

Oracle E-Delivery から入手できるすべての Oracle VM テンプレートには、共通で次のコンポーネント

が含まれています。

• 1 つまたは複数の仮想マシン・イメージ:たとえば、テンプレートには単一の VM だけが標準の

OS ビルドとともに格納されることもあれば、より複雑な複合アプリケーションの場合は、テン

プレートに複数の異なる VM が多くの製品とともに格納されることもあります。また、テンプ

レートには、Web サーバー用の VM、アプリケーション・サーバー用の VM、データベース用の

VM などが含まれることがあります。

• 少なくとも次の 2 つまたは 3 つのファイルが含まれる各仮想マシン:

o 起動OSのディスク・イメージが格納された、system.imgと呼ばれるバイナリ・

ファイル

o OS の一部ではないオラクルまたはサード・パーティ製のソフトウェアを含むディ

スク・イメージが格納された、オプションのバイナリ・ファイル:多くの場合、このファ

イルはソフトウェアのライセンスの影響を受けます。たとえば、Enterprise Linux は

GPL ライセンスの管理下にありますが、ほかのソフトウェアが私的なライセンス

の管理下にある場合は、非 GPL のソフトウェアを、私的なライセンスの管理下に

あるソフトウェアを含むディスクとは別のディスクに分離することが望まれます。

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o 仮想マシンの設定パラメータが格納された、vm.cfg ファイルと呼ばれるテキスト・

ファイル

図 2:Oracle VM テンプレートの内容

• 通常は以下のスクリプト・ファイルが 2 つ以上あるテンプレート内の各仮想マシン:

o VM の初回起動時に OS の設定を一度だけ実行する 1 つのスクリプト:このスクリ

プトを使用すると、ネットワーク・パラメータをその VM の環境に基づいてイン

タラクティブにカスタマイズまたは設定できます。たとえば、DHCP の設定や静的

IP アドレス、関連するパラメータを設定することが可能です。

o VM の初回起動時にオラクルまたは他社の製品の設定をおこなう 1 つまたは複数

のスクリプト:同一の VM 内で複数の製品を設定する場合、製品ごとに 1 つのス

クリプトを用意するか、または単一のスクリプトにまとめるかは、開発者が決定

します。さらに、このスクリプトでは、管理者に特定の環境内にある特定の VMのパラメータを設定するように指示できます。

Oracle E-Delivery の場合、前記のすべてのファイルは一緒にパッケージ化されて、その製品またはソ

リューションの Oracle VM テンプレートとして、圧縮アーカイブ・ファイル('tar'ファイル)に格納

されます。このアーカイブ・ファイルはあとでダウンロードおよび Oracle VM にインポートされて、

ゲスト VM を作成するための基盤として使用されます。

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ダウンロードしたテンプレートをインポートしてゲスト VM を作成

Oracle VM テンプレートは誰でも作成でき、オラクル、サード・パーティ、またはユーザーが独自の

カスタム・アプリケーション用に作成します。Oracle E-Delivery サイトにある Oracle VM テンプレー

トはパッケージ化されており、本番環境で使用するためのライセンスも付与されているので、テン

プレートをダウンロードして必要に応じてカスタマイズし、ほかのオラクル製品と同じように準備

ができた段階で、ただちに本番環境に投入できます。

ヒント:Oracle VMテンプレートには必要なすべてのものが格納されており、これにはオペレーティ

ング・システムや、場合によっては複数のディスク・イメージをもった複数のVMイメージが含まれ

ます。そのため、ダウンロード・ファイルは圧縮されているものの非常にサイズが大きくなること

があり、数ギガバイトに達する可能性があります。実際、テンプレートを使用するなかで、ファイ

ルのダウンロードにもっとも時間がかかってしまうことがあります。したがって、ファイルを中心

的な場所に 1 回だけダウンロードし、そのあとはローカル・ネットワークか必要であればポータブ

ル・ドライブを使用して、ファイルを企業内に配布することを推奨します。

テンプレートのダウンロード

Oracle VMテンプレートは、すべてのOracle VM Managerインスタンスによって使用される/OVS/seed_pool共有ディレクトリに直接ダウンロードするのが理想的です。このディレクトリは、Oracle VM に関連

づけられているすべての Oracle VM テンプレート・ファイルに対して、中央リポジトリ・ディレク

トリとして機能します。テンプレートを任意の場所にダウンロードすることもできますが、最終的

にそのテンプレートを/OVS/seed_pool ディレクトリに移動する必要があるので、このディレクトリに

直接ダウンロードすれば手間を省けます。

'tar'ファイルのダウンロード後は、テンプレートを解凍(圧縮解除)する必要があります。これによっ

て、seed_pool ディレクトリ内にディレクトリ構造が自動的に作成され、テンプレートを構成するす

べてのファイル(前述)が格納されます。tar ファイル内の各 VM に対して、その VM に関連づけら

れているすべてのファイルを含む個別のテンプレート・ディレクトリが作成されます。

たとえば、Oracle Enterprise Manager Grid Control テンプレートのダウンロード・ファイルには、Oracle Management Server 用および管理リポジトリ・データベース用の 2 つの VM が含まれています。この

場合、ダウンロードする tar ファイルは 1 つですが、各 VM に対応する 2 つのディレクトリに解凍さ

れます。そして、それぞれの VM は、Oracle VM Manager に個別の Oracle VM テンプレートとして表

示されるようになります。たとえば Enterprise Manager の場合、テンプレートをインポートすると、

Oracle VM ManagerにはEnterprise Manager ServerテンプレートとEnterprise Managerリポジトリ・デー

タベース・テンプレートが表示されます。

ヒント:テンプレートを作成する場合は、含まれるVMに対して一貫性のある明確な名前付けスキー

ムを使用し、ディレクトリ名との混同を防止することを推奨します。たとえば、すべてのデータベー

スVMに"Database"という名前がつけられていると、少なくともディレクトリで競合が起こり、さら

により高いレベルのテンプレートと、特定の"database"が関連づけられているこのデータベースが混

同されるリスクがあります。適切な名前付けスキームには、そのディレクトリ内にあるすべてのテ

ンプレートの名前、および特定のVMコンポーネントの名前が含まれます。

このあとの手順は、これらのテンプレートを Oracle VM Manager にインポートして VM の作成に使

用できるようにすることです。

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テンプレートのインポート

テンプレートを使用するには、含まれるVMに関連づけられている各テンプレートを、Oracle VM Managerの目的のインスタンスにインポートする必要があります。それには、UIの'Resources'タブに

移動して「Virtual Machine Templates」サブタブをクリックし、続いて「Import」をクリックします。

Import ウィザードの各画面では、外部にある場所からのインポートを選択できます。これには、/OVS/ seed_pool ディレクトリにテンプレートがない場合に ftp や http 経由でオラクルから直接インポート

する方法、または前述の/OVS/seed_pool ディレクトリにすでに存在するテンプレートを'見つけて登

録'する方法があります。

ヒント:3 番目のオプションは、既存の物理サーバー("P2V")またはVMware® vmdkベースの仮想

マシン("V2V")を変換してOracle VMテンプレートのように使用し、Oracle VMによってホストされ

る仮想マシンを作成することです。Oracle VMのP2VおよびV2V変換ツールの使用方法の詳細につい

ては、オラクルのOracle VM Webサイトにあるホワイト・ペーパーを含む各ドキュメントを参照して

ください。

インポートが完了すると、テンプレートはプールに関連づけられるので、テンプレートからそのプー

ル内に VM を作成できるようになります。このテンプレートを使用して別のプール内に VM を作成

する場合は、同じインポート処理を使用してテンプレートを別のプールにインポートする必要があ

ります。

テンプレートを使用してVMを作成するには、AdministratorまたはManagerレベルのアカウント

をもつユーザーの承認を得る必要があります。これによって、環境のよりよい管理が実現し、また

未承認のテンプレートがゲストVMの作成に使用されるのを防止できます。適切な権限があるユー

ザーは、簡単な操作でテンプレートを承認できます。ResourcesページにあるTemplatesのリストに移

動して、'Pending'状態になっているテンプレートを選択し、続いて「Approve」を選択します。テン

プレートが承認されると、このテンプレートを使用してプール内にいつでもVMを作成できるように

なります。

最初の VM 作成と設定

テンプレートからの VM 作成は非常に簡単で、Oracle VM Manager の UI にある'Virtual Machines'タブ

から起動する VM 作成ウィザードによって操作手順が 1 つずつ示されます。そのため、テンプレー

トから VM を作成するオプションを選択して、手順に従うだけで済みます。

テンプレート内にある VM のサイズおよびプール・ストレージの速度によっては、作成処理にいく

らか時間がかかる場合があることに注意してください。これは、作成処理の一部としてディレクト

リ間でイメージ・ファイルがクローンされるからです。作成が完了すると、元のテンプレート・イ

メージは原型のソース・イメージとして 1 つの場所(seed_pool ディレクトリ)に残されます。一方、

作成された VM は別の場所(running_pool または publish_pool ディレクトリ)でカスタマイズできる

ので、ソースが上書きされることはありません。ただし、変更をおこなってそれらの変更をテンプ

レート自体に保存する必要がある場合は、あとで説明する Save As Template オプションを使用して保

存できます。

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テンプレートから作成された VM の初回のパワーオン

VM を作成すると、その VM は特定のサーバー・プールに関連づけられて'パワーオフ'状態になりま

すが、パワーオン状態になるまではプール内にある特定のサーバーと関連づけられることはありま

せん。パワーオンの際に、VM は Oracle VM Manager によって、使用可能なメモリがもっとも多いサー

バーを特定するアルゴリズムに基づき、自動的にサーバー上に配置されます。または、特定の VMインスタンスをホストするために使用される必要があるサーバーの特定のサブセットを指定する、

ユーザー定義の優先サーバー・ポリシーに基づいて配置されます。

Virtual Machinesページで、「VM」をクリックして「Power On」を選択します。このホワイト・ペー

パーの前半で簡単に説明したように、テンプレートからVMを作成した場合、VMの初回起動時にOSと製品の設定を 1 度だけおこなうスクリプトが実行されます。すべてのテンプレートでパワーオン

設定が必要とされるわけではなく、テンプレートに含まれる製品によって必要かどうかが決まりま

す。したがって、テンプレートによっては、まったく入力を要求することなく普通に起動します。

図 3:Oracle VM テンプレートから VM を作成する手順の概要

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スクリプトに情報の入力を要求するユーザー・プロンプトが含まれている場合、ユーザーは Oracle VM Manager から VM コンソールに簡単にアクセスできるので、プロンプトに応答して VM を完全に

設定し、起動サイクルを完了することが可能です。

コンソールにアクセスするには、Oracle VM ManagerでVMを選択して、Virtual Machineページで

「Console」ボタンをクリックします。VNCパスワードの入力を要求するプロンプトが表示されます。

ヒント:オラクルが作成したテンプレートに含まれるさまざまな要素のパスワードは、READMEファ

イルおよびテンプレートのドキュメントに記載されています。

コンソールが使用可能になると、ユーザーに対してさまざまな情報の入力を要求するプロンプトが

表示されます。通常は、ユーザーに対して、必要なネットワーク設定(静的 IP や DHCP)に関する

プロンプトや、場合によってはテンプレートに含まれる製品に大きく左右されるほかの情報に関す

るプロンプトが表示されます。ただし、ホスト名やほかのアカウント・パスワードなどの情報、ま

たは製品を完全に設定するために必要な情報なども含まれることがあります。情報の入力が完了し

たあとは、変更を有効にするために VM の再起動が必要になる場合があります。

テンプレートのカスタマイズによる"ゴールド・イメージ"の作成

その性質上、ほとんどのテンプレートには、それに格納されている製品の一般的なベスト・プラク

ティスが反映されますが、1 つの構成ですべてのシナリオ(とくに、複雑な企業環境)に対応するこ

とはできません。結果として、テンプレートを更新して変更をテンプレートのVMに保存することが

必要になる場合があり、そしてそれ以降にテンプレートから作成されるVMにはそれらのカスタマイ

ゼーションが自動的に反映されるようになります。これは簡単に実行でき、VMをパワーオフ状態に

している間に変更をおこなって「Save As Template」オプションを選択します。このオプションによっ

て、VMは中央にある/OVS/seed_poolディレクトリに保存され、今後VMを作成する際にテンプレート

として使用できるようになります。Save as Templateオプションの実行に必要な時間は、VMのサイズ

および共有ストレージのパフォーマンスによって変わることに注意してください。これは、実質的

にVMが/OVS/seed_poolディレクトリにクローンされるからです。

変更されたテンプレートから VM を作成する場合、最初のテンプレートに含まれていたスクリプト

が再実行されるかどうかは、テンプレートが作成されたときの方法によって決まります。テンプレー

トでは、新しい VM が作成されるたびにスクリプトを再実行するように指定する機能がサポートさ

れています。スクリプトの再実行が望ましい場合もありますが、必要ない場合もあります。

たとえば、最初のテンプレートが静的 IP アドレスをもつ VM の作成に使用されていた場合は、新し

い VM を作成するたびに IP アドレスの指定を要求するプロンプトの表示が必要になることがよくあ

ります。一方、選択されたネットワーク・オプションが DHCP だった場合は、ネットワーク・アド

レスが動的に割り当てられるので、新しい VM を作成するたびに IP アドレスの入力を要求する必要

はありません。一般に、静的 IP アドレスを指定する場合は、完全に新しい VM インスタンスを作成

するたびにスクリプトを再実行するよう、フラグを設定する必要があります。ただし、スクリプトを

検証するか、または適切に隔離された環境で初回のパワーオンを実際に実行するか、もしくはその両

方をおこなってスクリプトが正しく機能することを確認しなければなりません。

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新しく作成した VM を一般的な使用のためにアクセス可能にする方法

VM が最初にリソース(テンプレートまたはほかのリソース)から作成される場合、その VM は、

デフォルトでは'My Workspace'グループに配置されます。このグループは、VM を作成した単一ユー

ザーのアカウントだけが含まれるユーザー・グループです。それ以外のユーザーは、別のユーザー

の'My Workspace'グループにある VM の表示またはアクセスはできません。

管理者は追加のユーザー・グループを作成できますが、デフォルトでは、Oracle VM Managerにはす

べてのOracle VMユーザー・アカウントを含む'Public'と呼ばれるもう 1 つのグループだけがあります。

その結果、新しく作成したVMにほかのユーザーがアクセスできるようにする場合は、VMを選択し

て「Deploy」アクションを選択する必要があります。選択可能なグループのリストから展開先のグ

ループを指定するように要求されます。テンプレートに含まれるすべてのVMにそのグループからア

クセスできるようにするには、各VMに対して同じ操作をおこなう必要があります。VMのサイズお

よびストレージ・インフラストラクチャの速度によっては、展開処理にいくらか時間がかかる場合

があることに注意してください。これは、展開処理の一部としてディレクトリ間で特定のイメージ・

ファイルがコピーされるからです。

ヒント:VMがMy Workspaceグループからほかのグループに展開されると、VMは/OVS/running_poolディレクトリから/OVS/publish_poolディレクトリにもコピーされます。2 つのコピーをもつことで、

VMの"作成者"は、一般的使用のために展開したVMのコピーに影響を与えずに、My Workspaceグルー

プ内にある元のVMを引き続き変更できます。ただし、My Workspaceでコピーを保持する必要がない

場合は、VMのコピーを削除してストレージ容量を節約することを推奨します。変更のための新しい

コピーが必要な場合はいつでも、テンプレートから新しいVMを作成できます。

テンプレートから作成された VM へのリソースの割当て

メモリと CPU のサイジングに関する VM の初期サイズは、テンプレートに含まれる vm.cfg(VM 設

定)ファイルで指定されます。VM を作成する前にこれらの値を手動で編集しなければ、その値が

VM の作成に使用されます。ただし、Oracle VM Manager では、ほかの VM と同じように UI から設

定情報を編集することでこれらの値を変更できます。割り当てるリソースの量を変更する方法の詳

細については、ユーザー・ドキュメントまたはベスト・プラクティスに関するそのほかのドキュメ

ントを参照してください。

Oracle VM テンプレートのゼロからの作成

Oracle VM テンプレートは、オラクルだけではなく、だれでも開発することができます。エンドユー

ザーと、独立系の製品およびソリューション・プロバイダの両方が、Oracle VM テンプレートを作成

できます。

Oracle VM テンプレートの作成に関係するソフトウェアとライセンス

オラクルの仮想化に関する Web サイトからは、ドキュメントと、開発者にとって扱いやすいライセ

ンスが付属したソフトウェアを入手できます。Oracle VM テンプレートを開発するエンドユーザーと

ソリューション・プロバイダを含むすべての人を支援するために、以下のソフトウェアが提供され

ています。

• エンタープライズ・クラスの製品ソフトウェア

o オペレーティング・システム:Enterprise Linuxの"JeOS"エディション:オラクル

は、無償で再配布が可能な最小バージョンのEnterprise Linux 4 および 5(32 ビット

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Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview

と 64 ビット)を利用できるようにすることで、配置済みのフットプリントを簡単

に簡素化することを可能にしました。これらのEnterprise Linuxの"Just enough OS"(JeOS)エディションには、VMを起動しなくてもイメージの調整ができるスクリ

プトのセットが装備されています。

これらの JeOS エディションは、完全標準の Enterprise Linux です。したがって、

Enterprise Linux 4または 5で動作することがすでに保証されているアプリケーショ

ンは、この最小インストールでの動作がデフォルトで保証されます。しかし、こ

れには必要最小限のパッケージだけしか含まれません。その結果、アプリケーショ

ンによっては、1 つの VM ごとに 2GB またはそれ以上のディスク領域を節約でき

ます。また、セキュリティが侵害される可能性が低くなり、維持費が削減され、

さらに必要最小限の数のパッケージだけがインストールされるので信頼性が向上

します。現在、このようなエディションを無償で提供している Enterprise Linux ディ

ストリビュータはほかにはありません。

o サーバー仮想化ソフトウェア:Oracle VM - オラクルが認定およびサポートしてい

る無償で自由に再配布できるエンタープライズ・サーバー仮想化ソリューション

Oracle Enterprise Linux および Oracle VM Server は、それ自体で Oracle VM テンプレートを作成する際

に必要となる主要なプラットフォーム・コンポーネントであり、ほかのサード・パーティまたは社

内で開発されるソフトウェアのためのプラットフォームでもあります。一方、オラクルでは、以下

のような強力なカスタマイズされたソリューションを作成して、テンプレート開発者をさらに支援

するオプション・ソフトウェアを利用できるようにしています。

o データベース:Oracle Database Express Edition:オラクルから入手できる再配布

の契約を必要としないOracle Databaseで、無償で統合および再配布が可能です。こ

れは、世界でもっとも強力なエンタープライズ・データベースの簡易バージョンで

す。

o 高度なアプリケーション開発ソフトウェア:Oracle Application Express(Oracle APEX):Oracle Database Express Editionの一部として入手可能で、Oracle APEXを使

用すると、Oracleデータベース上の強力なアプリケーションを迅速に開発できます。

手順は簡単です。Oracle Technology Network からソフトウェアをダウンロードして、開発したベス

ト・プラクティスとソフトウェアを組み込んだテンプレートを作成し、適切な方法で再配布します。

注:オラクルのソフトウェアをOracle VMテンプレートの一部としてパッケージ化して再配布する場

合、ほかのオラクルのソフトウェアに対して独立しているかまたは関連づけられているかに関係な

く、オラクル製ではないソフトウェアが改ざんされることはありません。また、どのような場合で

もそのソフトウェアまたはそのコンポーネントのライセンス条件が緩和されることはありません。

生成されるOracle VMテンプレートの作成者は、テンプレートに含まれる各製品のすべてのライセン

スで規定されている契約条件に従わなければなりません。とくに、オープン・ソース・ライセンス

のソフトウェアと独占的ライセンスのソフトウェアを混在させる可能性がある場合は、注意が必要

です。オラクル製品のライセンス条件の詳細については、oracle.comを参照するか、またはOracle Account Managerにお問い合わせください。

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Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview

まとめ

Oracle VM テンプレートはオラクル製品に基づいたソフトウェアとソリューションをもっとも速く、

簡単に、そして最小のリスクで配置する方法であり、次のような多くの利点があります。

ユーザーの利点:

• 調査または複雑なインストールと設定タスクの実行に多くの時間をかける必要がなく、製品を

すぐに動作させて製品評価を迅速に実行

• 依存関係やコンポーネントの欠落が原因で誤りが発生するリスクを大幅に低減

• 本番環境用のライセンス:試験の一部として調整されたインスタンスと同じものを本番環境で

すぐに利用することが可能

• 既存のソフトウェアの保守作業手順を変更することなく、本番環境にあるソフトウェアの更新

または保守を実行

ソリューション・プロバイダと社内開発者の利点

• オラクルと契約を結ばなくても、ベスト・プラクティスとソフトウェアをカプセル化した完全

なエンタープライズ・ソフトウェア・ソリューションを作成して無償で再配布することが可能

• Oracle Enterprise Linux JeOS、サーバー仮想化、およびオプションとして強力なアプリケーショ

ン開発のためのOracle Application Expressを装備したOracle Database Express Editionを含む、もっ

とも完全なエンタープライズ・テクノロジー・スタックを活用して、オラクルに支えられた総

合ソリューションを作成

Oracle VMテンプレートの最新情報については、Oracle VM TemplatesのWebサイトoracle.com/technology/ products/vm/templates.htmlを参照してください。

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Page 15: Oracle VM テンプレートの作成と使用: エンタープライズ ......Oracle White Paper - Oracle VM Templates Overview はじめに このホワイト・ペーパーは、Oracle

Oracle VM テンプレートの作成と使用:エンター

プライズ・ソフトウェアを最速で配置する方法

2009 年 1 月

著者:Adam Hawley

共著者:Tatyana Bagerman、Wim

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