12
トレーニング・ブルティン 2009 年第 4 号 概要 『インストラクター・マニュアル』改訂と『ティーチング・ガイド』 2 『インストラクター・マニュアル』のスリム化 2 新しい『インストラクター・マニュアル』の使い方 3 IDC の進化−アップデートを受けよう 3 ガイド別 PADI 規準変更 4 新しい継続教育書で事務手続きを簡略化 9 PADI エンリッチド・エア・ダイバー・オンライン 9 PADI コース、最新 ISO 規格を満たす 9 PADI e ラーニングのアクセス 9 テックの拡大 10 新しいテック・ダイバー・コース・レベル 10 PADI カバーン・コースでサイドマウント式器材構成が使用可に 10 パブリック・セーフティ・レスキュー・ダイビング 11 PADI フル・ケーブ・ダイビング・ディスティンクティブ・スペシャルティ・コース 11 改訂版 EFR インストラクター規準 12 新規および改訂版の書式とエグザム 12 トレーニング・ブルティンは必ず読んでください。 このアップデートは PADI とメンバーを結ぶ主要なコミュニケーション手段です。 重要なトレーニング規準や手続きの変更事項を発表するほか、すでに実施されてい るシステムの変更内容をより明確に解説しています。年に 4 回発行されるアップデ ートに掲載された情報に目を通し、常に最新の規準を把握しておくことが、メンバ ーシップ更新の条件のひとつであることを忘れないでください。規準の導入時期や お手元に届くタイミングは、翻訳スケジュールなどの都合上、PADI ローカル・エ リア・オフィス(各支部)によって異なります。詳細は所属の各 PADI オフィスへ お問い合わせください。また、日本では PADI ジャパンのホームページに掲載され ているトレーニング・ブルティンをご自身の目で確認したときからでも導入いただ けます。 * 日本において現在導入準備中のプログラムや教材に関しては、該当項目が囲み記 事になっています。

PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

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トレーニング・ブルティン2009 年第 4号

概要『インストラクター・マニュアル』改訂と『ティーチング・ガイド』 2

『インストラクター・マニュアル』のスリム化 2

新しい『インストラクター・マニュアル』の使い方 3

IDCの進化−アップデートを受けよう 3

ガイド別PADI 規準変更 4

新しい継続教育書で事務手続きを簡略化 9

PADI エンリッチド・エア・ダイバー・オンライン 9

PADI コース、最新 ISO規格を満たす 9

PADIe ラーニングのアクセス 9

テックの拡大 10

新しいテック・ダイバー・コース・レベル 10

PADI カバーン・コースでサイドマウント式器材構成が使用可に 10

パブリック・セーフティ・レスキュー・ダイビング 11

PADI フル・ケーブ・ダイビング・ディスティンクティブ・スペシャルティ・コース 11

改訂版 EFRインストラクター規準 12

新規および改訂版の書式とエグザム 12

トレーニング・ブルティンは必ず読んでください。このアップデートは PADI とメンバーを結ぶ主要なコミュニケーション手段です。重要なトレーニング規準や手続きの変更事項を発表するほか、すでに実施されているシステムの変更内容をより明確に解説しています。年に 4回発行されるアップデートに掲載された情報に目を通し、常に最新の規準を把握しておくことが、メンバーシップ更新の条件のひとつであることを忘れないでください。規準の導入時期やお手元に届くタイミングは、翻訳スケジュールなどの都合上、PADI ローカル・エリア・オフィス(各支部)によって異なります。詳細は所属の各 PADI オフィスへお問い合わせください。また、日本では PADI ジャパンのホームページに掲載されているトレーニング・ブルティンをご自身の目で確認したときからでも導入いただけます。

*日本において現在導入準備中のプログラムや教材に関しては、該当項目が囲み記事になっています。

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『インストラクター・マニュアル』改訂と『ガイド・トゥ・ティーチング』概要PADI メンバーシップを更新された方には、その特典として『PADI インストラクター・マニュアル』2010 年デジタ

ル版が 2010 年初頭に送付されます。以前にお知らせしたように、マニュアルをよりスリム化し、使いやすくするこ

とを目的に変更された点がいくつかあります(下記補足記事をご覧ください)。『インストラクター・マニュアル』と

対になる『PADI ガイド・トゥ・ティーチング』には、PADI コースとプログラムを実施するにあたっての指導テク

ニック、理念、推奨事項が記載されます。詳細かつ基本的な内容であり、インストラクタートレーニングの際のツー

ルとしても使用されます。一言で言うと、『インストラクター・マニュアル』は規準を使いやすいフォーマットにま

とめたものであり、『ガイド・トゥ・ティーチング』は、達成条件を満たすための推奨テクニック、規準に関する背

景的情報と説明、どのように指導すればよいかに関する基本的理念などを確認するための参考資料となります。

『ガイド・トゥ・ティーチング』がリリースされる時期については所属の PADI オフィスにお問い合わせください。

それまでの間は、達成条件を満たすための推奨テクニックなどについては、2009 年版の『PADI インストラクター・

マニュアル』を参照してください。

(日本語版の「PADI インストラクター・マニュアル」と「PADI ガイド・トゥ・ティーチング」は 6月リリース予定です)

『インストラクター・マニュアル』のスリム化

● 用語、フォーマット、各種情報の配置、規準などに一貫性を持たせ、統一しました。

● テクニック(実施方法)および推奨事項は新しい『PADI ガイド・トゥ・ティーチング』に移り、以前より簡略化されています。

● 規準に関しては、言葉使いを刷新し、安全、学習効果、理念、意図についての当初の原則を犠牲にすることなく、できる限りわかりやすくシンプルな表現が使われています。

● 繰り返しを排除し、「一般規準と手続きガイド」が中心的役割を果たします。各インストラクター・ガイドに規準を重複して記載するのをやめ、別途断りのない限り、「一般規準と手続き」に記載されている規準が全コースに適用されます。

● 「一般規準と手続きガイド」では、各規準を明確に定義付けしています。各コンセプトをアルファベット順に配列し、わかりやすい形で説明しています。

● 「インストラクター・ガイド」はダイバーレベルのプログラムに関するものであり、中心的なコースが最初に来ます。プロフェッショナル・メンバーシップに関する情報は、末尾の別ガイドに記載されています。

● 古い情報や必要条件については、削除もしくは最新情報に書き換えました。

Page 3: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

新しい『インストラクター・マニュアル』の使い方 新しいマニュアルの使い方については、次のステップを参考にしてください:

1.最初に「このマニュアルの使用方法」を読む。

2.マニュアルの各ページにざっと目を通す。

● どこに何が書かれているか、大体のところをつかみます。 ● 「スペシャルティ・ダイバー」のセクションはありません。

スペシャルティ・コースの規準については、「スペシャルティ・コース・インストラクター・ガイド」を見てください。

● PADI e ラーニングあるいは生徒ダイバーによる自習という形ではなく、クラスルームなどで実際に講習を行う場合には、ティーチング・プレゼンテーションはデジタル版『PADI インストラクター・マニュアル』の別フォルダに入っています。または、padi.com の Pros サイトからダウンロードすることもできます。

● ナレッジ・リビュー・アンサーキーとアンサーシートは、PADI e ラーニング・クイック・リビューなどと一緒にpadi.com の Pros サイトにあります。

3.「一般規準と手続き」を読む。

● すべてのコースおよびプログラムに適用される規準や必要条件は、参照しやすいようアルファベット順に記載されています。

● 限定水域とオープンウォーターでのトレーニングに関する規準、人数比、監督については今まで通りです。また、浅場の定義など新しい項目がいくつか追加され、各コースの参加前条件がリストされています。

● 「コース規準のまとめ」の表に、ダイバー年齢制限(子供向けの PADI トレーニングに適用されるセクション)が入り、DSAT コースが追加されています。

● 「事務手続き」のセクションもアルファベット順になり、「コース・リンク」が一カ所にまとめてリストされているので、使いやすく便利です。

● これまで通り、「一般規準と手続き」はすべての PADI コースとプログラムに適用されます。個々のガイドには記載されません。個々のコース規準が「一般規準と手続き」で規定されている規準と異なる場合には、個々のガイドにその旨が記載されています。

4.「PADI メンバーシップ」を読む。

● 特に、プロとしての義務と責任について概説している改訂版「行動規範」をよく読んでください。

● また、指導活動がどのように上の資格に向けてのクレジットになるかなど、メンバーステータスとプロフェッショナル資格についてもここで説明されています。

5.個々のコース/プログラム・ガイドに目を通す。

IDC の進化−アップデートを受けよう

 2009 年第 4四半期から始まるコース・ディレクター& IDCスタッフ・インストラクター・アップデートは、改訂版 IDCカリキュラムを使って指導活動を開始するのに必要な情報を伝えるものです。アップデートの内容は、新しい『PADI ガイド・トゥ・ティーチング』、改訂された IDCカリキュラムと手順、改訂版『PADI コース・ディレクター・マニュアル』とレッスン・ガイドおよび教材などです。所属 PADI オフィスが実施するアップデートに必ず出席できるよう予定を立て、詳細については『トレーニング・ブルティン』2010 年第1号をご覧ください。

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ガイド別 PADI 規準変更 2010 年版『インストラクター・ガイド』には、2009 年第 4号までの『トレーニング・ブルティン』で発表された規準変更が記載されます。改訂版マニュアルに記載される規準に精通することは、プロとしての皆さんの責任です。下記に規準変更の一部をガイド別にリストしました。ここにリストされていない変更については、マニュアルを読みながら確認してください。 下記の規準変更はただちに実施してよいもので、2010 年 6 月 1 日付けですべての PADI コースおよびプログラムに導入されます。(日本語版インストラクター・ガイドがリリースされるまではこのブルティンを使用して下さい)

一般規準と手続き

トレーニング規準変更:「参加前条件」を「オープンウォーターのダイバー準備度の評価」

ダイブに向けての準備としてオープンウォーターでのダイ

ブスキルを開始する前に、ダイバーのスキルと水中での安

定度を評価し、ダイビング知識を全般的にチェックします。

ダイブに向けて準備が整っていないと判断される場合に

は、トレーニングを開始する前に補習を行います。

最近そのダイバーと一緒に潜ったことがあり、知識レベ

ル、水中スキル、安定度がしっかりしていると確信でき

る場合には、それを評価とすることができます。

理由:前評価とその目的をより明確に定義するため。『アンダーシー・ジャーナル』2009 年第 3 号の記事「ディープ・ダイビング前評価」をご覧ください。

標準ダイバー器材

追加:ダイブコンピューターまたは RDP(eRDP またはテーブル)

理由:新たにダイブコンピューターのオプションが加わったことで、ダイバーはダイブ計画を立てるのに、ダイブコンピューターかRDPが必要になります。

生徒ダイバー対インストラクター人数比

追加:以下のリスク要素に基づいて、安全とコントロー

ルのために必要に応じて人数比を減らす。

a. 水のコンディション

b. 天候状態

c. ダイブの必要条件

d. 認定アシスタントの人数

e. 自分自身の能力、限界、ダイブサイトをどの程度

よく知っているか

f. 参加者の年齢、能力、経験、安定度

理由:人数比自体に変更はありませんが、適切な人数比を決める際に考慮すべきリスク要素をより明確に定義しました。

追加:浅場

足がつく程度の深さの場所。

理由:必要であればすぐに水面に顔を出せるという安心感がある場所と定義されます。

事務手続き

書類作成

追加:アドベンチャー・ダイバー、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー、レスキュー・ダイバー、

マスター・スクーバ・ダイバー、およびスペシャルティ・

ダイバーの各コースでは、3種類の必要書類がすべて入っ

ている「継続教育事務手続き書」を使用する。この書類は、

生徒ダイバーが 12 ヶ月以内に受けたすべての継続教育コ

ースに適用される。

理由:このブルティンに記載されている関連記事をご覧ください。

知識開発評価

追加:生徒ダイバーは各コースのナレッジ・リビューを修了しなければならない。

理由:ナレッジ・リビューは PADI コースの教育モデルの一環です。ダイバー・マニュアル(またはオンラインかマルチメディア・バージョン)は、すべての主要PADI コースとスペシャルティ・コースで必須になっています。生徒ダイバーに理解できる言語に翻訳されたダイバー・マニュアルがある PADI コースで、マニュアルがコースの必要教材になっている場合には、生徒ダイバーはナレッジ・リビューを修了しなければなりません。

Page 5: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

認定

生徒ダイバーは、知識とスキルの達成条件をすべて修了し、

その他のコース条件をすべて満たすことにより認定(PIC)

を取得する。

追加:生徒ダイバーは、自分が受けたトレーニングと経験の範囲内でダイビングすることに対し、自分自身で責任を

持たなければならないという点を重ねて生徒ダイバーに確

認する。

理由:安全なダイビングを奨励し、受けたトレーニングを生徒ダイバーが実際のダイビングに応用するに当たっての注意を喚起します。

オープン・ウォーター・ダイバー・コース削除:バディ・ブリージングに関する項目

理由:当初、バディ・ブリージングは必須スキルでしたが、その後、1994 年にオプションのスキルになりました。今ではほとんどのダイバーがバックアップ空気源を装備しているため、最近のダイビングの主流に従って、PADI コースからバディ・ブリージングのスキルを削除します。

削除:オープンウォーターでのスキン・ダイブ

理由:スキン・ダイビングのスキルは、オープン・ウォーター・ダイバー・コースの限定水域トレーニングでこれまで通り必修です。また、オープンウォーターでのスキン・ダイブもこれまで通りオプションになっていますが、マニュアルの中では特に明記されていません。どの PADI コースでも、スキン・ダイブはオプションのトレーニングです。

変更:限定水域ダイブ3達成条件

自分とバディの足がつったときの治し方をデモンストレー

ションする(水面または水中)。

理由:このスキルについては、水面と水中のどちらで行っても達成条件は満たせます。

ダイブ・フレキシブル・スキル

追加:安全停止−少なくとも 1回、緊急浮上ではない通常の浮上後に、水面に出る前に水深 5メートルで 3分間以上

停止する。

理由:ダイブ終了時に安全停止を行うことは、安全なダイビングの考え方に沿っていて、これはトレーニング・ダイブも同じです。オープン・ウォーター・ダイバー・コースでは、安全停止を伴わない緊急浮上も行いますが、少なくとも 1回の通常の浮上後に安全停止を行うことにより、生徒ダイバーは実践的な練習をすることができます。安全停止では、浮力を調節して浮上速度を遅くし、水深 5メートルで停止する、停止中は深度を維持して時間を確認する、バディから離れないようにしてアイコンタクトを保つ、頭上の危険物に注意する、船の音をよく聞く、水面に出る前に障害物がないかどうか確認するなどのスキルを練習します。

アドベンチャー・イン・ダイビング・プログラム

書類作成

削除:アドベンチャー・ダイブ・トレーニング・レコードに必要事項を記入し署名することが義務付けられる。

差し替え:ダイバーのログブックにサインし、トレーニング・レコードに必要事項を記入して署名することが推奨さ

れる。

理由:ダイブとナレッジ・リビューの両方を修了したことをインストラクターが文書に記録すれば、それで十分です。それには、アドベンチャー・ダイブ・トレーニング・レコードを使うことが推奨されますが、必ず使わなければならないということではありません。

エンリッチド・エア・アドベンチャー・ダイブ

追加:ダイブコンピューター使用をベースにしたダイビングモデルに従う。

理由:『トレーニング・ブルティン』2009 年第 3 号で発表された通りです。

レスキュー・ダイバー・コース

シナリオ

削除:シナリオ 4種

差し替え:シナリオ 2種

シナリオ 1−水中の意識不明ダイバー

1.いなくなったダイバーを捜索し発見する。

2.コントロールしたプラス浮力を使って、意識不明のフ

リをしているダイバーを水面まで引き上げる。

Page 6: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

シナリオ 2−水面の意識不明ダイバー

● 意識不明で呼吸が停止しているダイバーに対応す

る。評価し、運び、水面で人工呼吸を行い、器材を

取り外し、エキジットし、CPRを行う。

注:CPR マネキンを使うか、CPR の胸部圧迫をシミュレーションします。

理由:シナリオの内容をこのように改良することにより、スキル開発と評価を明確に区別します。10 回のレスキュー練習で、ダイバーは段階的にスキルを積み上げる形でレスキュー方法を習得していきます。事故シナリオは、そのようにして習得したスキルの総括的評価であり、IDC(スキル開発)と IE(評価)のプロセスに似ています。シナリオは生徒ダイバーによるロールプレイをメインにして、それまでに練習したスキルをマスターしたことをデモンストレーションさせ、現実的なダイビング事故に対して適切に対応できるかどうか評価することに焦点を絞った内容になっています。

ダイブマスター・コース

必要教材

追加:RDPテーブルと eRDPML、使用説明書

理由:新しい eRDP 技術を取り入れるため。

追加:PADI インストラクター・マニュアル

理由:以前は、候補生が実際に実施することになるプログラムのインストラクター・ガイドのみ持つことが義務付けられていましたが、それに代わって、『PADIインストラクター・マニュアル』を持つことが候補生に義務付けられます。スリム化された新しい『PADIインストラクター・マニュアル』には、ダイブマスターが(1)自分で実施することが認められている、あるいは(2)インストラクターが実施しているときにアシストすることが認められている主要コースやプログラムの規準がわかりやすくリストされています。IDCを目ざすダイブマスター候補生は、前もってこのマニュアルの内容を知っておけば有利です。

ダイブスキル評価

削除:バディ・ブリージング(No.20)

差し替え:バックアップ空気源を使って浮上

理由:オープン・ウォーター・ダイバー・コースからバディ・ブリージングに関する項目を削除した理由を参照してください。

プロフェッショナリズム

追加:6.環境を大切にすることに対する積極的な姿勢と実践

理由:PADI「プロフェッショナル行動規範」に準じるものです。

スキル1−水中地図作成

追加:ダイブマスター候補生はオープンウォーターのダイビングポイントを調査し、水底の起伏、重要な見所、環境

に関する注意点、エントリーとエキジットに適した場所、

施設、危険物などを記載した詳しい地図を作成する。

理由:PADI「プロフェッショナル行動規範」に準じるものです。

スキル2−器材の交換

「バディ・ブリージングをしながら」の部分を、「1つのセカンドステージを交互に使いながら」に差し替える。

追加:インストラクターは、息を吸う前に強く吐くことやパージバルブを手で覆わないことなど、1つのマウスピ

ースを交互に使う方法を説明する。

理由:バディ・ブリージング(エア切れの場合の緊急手段として)は PADI コースでは教えないことになったため、このスキルのやり方も変わってきます。器材交換の練習は、リーダーシップレベルでのトラブル解決能力を育成する手段となるものです。ダイブマスター候補生が、バディ・ブリージングでするように 1つのセカンドステージをバディと交互に使うことに慣れていない場合には、レギュレーターを交互にやり取りし、息を吸う前に強く吐くといったような基本を候補生に説明します。ワンセットの器材を 1人のダイバーから別のダイバーに移し替えるときに 1つのレギュレーターを交互に使うというのは、エアを分け合いながる水面に出るための手段として教えていた従来のバディ・ブリージングとは異なります。

Page 7: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

スキル3−ダイブマスターが実施するプログラム追加:2 種類の実際またはシミュレーションによる PADIプログラムをダイブマスター候補生に実施させる:

1. PADI ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラ

ム(限定水域)

2. PADI ディスカバー・スノーケリング、スクーバ・リビ

ュー、ディスカバー・ローカル・ダイビング、または

スキン・ダイバー・コース

追加:認定ダイブマスターになれば、PADI ディスカバー・スクーバ・ダイビング・リーダー・インターンシップを受

けることができ、限定水域で一人でディスカバー・スクー

バ・ダイビングを実施できるようになるということをダイ

ブマスター候補生に説明する。

理由:2 種類の PADI プログラムの実施をダイブマスター候補生に義務付けることにより、候補生はインストラクターの監督の下で、より実践的なリーダーシップ経験を積むことができます。候補生全員が、ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラムで初心者ダイバーにダイビングを教えるスキルを学ぶことに直接的に関与することになり、このプログラムを限定水域で実施する資格を得るには、さらにトレーニングを受ける必要があるということを理解するようになります。

ブリーフィング追加:ダイビングポイントと周辺エリアについて詳しく説明したか(危険物、見所、特別な必要条件、環境に関する

注意点、施設など)?

理由:PADI「プロフェッショナル行動規範」に準じるものです。

ディスカバー・スクーバ・ダイビングただちに実施追加:ディスカバー・スクーバ・ダイビング・エクスペリエンスを限定オープンウォーターで実施する場合は: ● 浅場でスキルの達成条件を実施してから、足がつかな

い深い場所へ移動する。

● 参加者を監督している間は、写真やビデオを撮るなど

他の活動に従事してはならない。

理由:限定オープンウォーターでディスカバー・スクーバ・ダイビングをする参加者に十分に準備をさせ、インストラクターにもしっかりと監督してもらうためです。

追加:参加者に「ディスカバー・スクーバ・ダイビング知識と安全の復習」に必要事項を記入させ、署名してもらう。

理由:基本的なダイビング安全原則を参加者が理解し、承認したことを確認します。

注:このリビューは、改訂版ディスカバー・スクーバ・ダイビング登録パンフレットに入っています。新しいパンフレットがまだない地域では、padi.comの Pros サイトにあるリビュー&アンサーシートを使用してください。日本語は padi.co.jp の Pros サイトからダウンロードして下さい。

ディスカバー・スクーバ・ダイビングの必要教材

以下のディスカバー・スクーバ・ダイビング教材

は、最近のプログラム変更を反映して改訂されて

います:

● 登録パンフレット

● インストラクター・キューカードとフリップチ

ャート

 改訂版教材はできるだけ早く使用を開始してくだ

さい。施行日は 2010 年 1 月 1 日、または翻訳版が

完成した時点となります。

インストラクターガイドは Pros サイトからダウンロードしてご使用下さい。

スクーバ・リビュー削除:バディ・ブリージング(No.20)

差し替え:バックアップ空気源を使って浮上

理由:オープン・ウォーター・ダイバー・コースからバディ・ブリージングに関する項目を削除した理由を参照してください。

ディスカバー・ローカル・ダイビングブリーフィング

追加:水中環境と責任ある接し方をする方法を説明する。

理由:PADI「プロフェッショナル行動規範」に準じるものです。

Page 8: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

プロフェッショナル・メンバーシップ

倫理上の必要条件を一カ所にまとめ、「行動規範」としてリスト

PADI メンバーはプロフェッショナルとして、人にスクー

バダイビングを教え、水中世界への手ほどきをするという

やりがいのある役割を果たしている。人の人生をより良い

方向へ変え、大半の人々がおそらく一生の間に楽しむチャ

ンスはないであろう物事を経験する機会に恵まれている。

これは同時に、生徒やお客様など、スクーバダイビングの

トレーニングを受けに、あるいは水中世界の案内を求めて

PADI メンバーのもとへ訪れるすべての人々に対する非常

に重要な義務を伴うものである。PADI メンバーには、そ

ういった人々の安全に対して責任がある。

以下は新しい項目のみリストしています。行動規範全 19項目は、2010 年版『PADI インストラクター・マニュアル』に記載されます。

PADI メンバーは以下の各項目に同意する:

● お客様と生徒の安全を最優先し、自分の責任とする。

PADI コースおよびプログラムを実施している際に

は、常に慎重を期して自ら最善の判断をする一方で、

『PADI インストラクター・マニュアル』の一般規準

と手続き、『PADI ティーチング・ガイド』、『トレー

ニング・ブルティン』等に規定されている条件およ

び意図に従う。

● 安全ルールに従っている限り、スクーバダイビング

は十分に安全な活動ではあるが、スクーバダイビン

グに伴う危険/結果は、場合によっては重大な事故

に結び付く恐れがある。常に安全を意識し、プロフ

ェッショナルとしての指導とダイビングを実践する。

● 物事を教えるにあたっての繰り返しは良いことであ

り、様々なコンディションで基本的スキルと呼吸コ

ントロールを何度も繰り返し練習するのは時間がか

かることである。この学習プロセスをきちんと道案

内することで、生徒を指導し、監督する。

● 精神状態や安心感のレベルは人によって異なり、同

じグループのダイバーでも、それは大きく異なる。

安全を最優先し、いつでもダイビングを中止する勇

気を持つ必要がある。

● ダイバーが見せるストレスや不安の徴候に気を配り、

そのような徴候が見られる場合には、素早く適切に

行動する。

● 水中では、特に初心者や子供を監督しているときに

は、効果的なグループコントロール対策を取り、頻

繁に人数を数える。

● PADI スクーバ・ダイバーやジュニア・ダイバーなど、

制限付きの PADI 認定カードに明記されている深度

や監督制約を守る。

● 環境に対するプロフェッショナルとしての行動規範

を守り、PADI 関連のすべての活動において、プロジ

ェクト AWARE の「ダイバーとしての 10 のマナー」

に従う。(projectaware.org 参照)

理由:ダイバーの安心と安全をサポートし、水中環境保護を促進します。

PADI プロフェッショナル資格

IDCスタッフ・インストラクター・コースの参加前条件

追加:エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクター

理由:EFR インストラクター資格が参加前条件になる前にPADI インストラクターになった人は、まだこの資格を持っていない可能性があります。

Page 9: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

新しい継続教育書で事務手続きを簡略化 12 ヶ月以内に修了したダイバーレベルの継続教育プログラム用に、新しい「継続教育事務手続き書」(10038,v1.0)を作りました。これは、「免責同意書」、「病歴/診断書」、「安全潜水標準実施要項了解声明書」の 3つを 1つにまとめたもので、継続教育コースを取り、12 ヶ月以内に別のコースに申し込んだダイバーは、この文書を 1回読んで署名するだけでよいことになります。PADI アドベンチャー・ダイバー、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー、レスキュー・ダイバー、マスター・スクーバ・ダイバー、スペシャルティ・ダイバー(エンリッチド・エアを含む)の各コースに適用されます。これまで通り、最初に書類に記入してからダイバーの健康状態が変わった場合には、新しい病歴/診断書に再度記入してもらいます。 オープン・ウォーター・ダイバー・コースとプロフェッショナルレベルの全コース(ダイブマスター以上)には、従来通り、個別の用紙を使用しなければなりません。オープン・ウォーター・ダイバー・コースの場合は、スチューデント・レコード・ファイルを使えばすべての文書を 1つのフォルダにまとめておけるので、記録付けが簡単になります。 「継続教育手続き書」(10038, v1.0)は、Pros サイトのTrainingandEducation からダウンロードできます。(日本ではこの書式は検討中です)

PADI エンリッチド・エア・ダイバー・オンライン ダイブコンピューター使用をベースにしたエンリッチド・エア・ダイバー・コース・オンラインがスタートしました。PADI エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コースを実施している PADI ダイブセンターやリゾートに案内された PADI e ラーナーは、クイック・リビューをやり、実践応用部分を修了して認定を受けることになります。所属の PADI オフィスから改訂版『PADI エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・インストラクター・ガイド』を入手し、Pros サイトからクイック・リビューをダウンロードするなど、受け入れ準備態勢を整えておいてください。改訂版ダイバー・マニュアル(英語)は、2009 年第 4四半期にリリースの予定です。(日本語版はご在ません)

PADI コース、最新 ISO 規格を満たす ダイバートレーニングに対し、国際標準化機構(ISO)から先ごろ 2 つの新しい規格が発表されました。ISO は161 カ国が加盟している国際機関で、様々な分野における各国の商行為を、ISO 規格で示されるレベルに揃えることをその趣旨としています。ダイビングに対しては、すでに数年前に 6つの ISO 規格が導入されており、PADI システムでは、PADI スクーバ・ダイバー、オープン・ウォーター・ダイバー、ダイブマスター、アシスタント・インストラクター、オープン・ウォーター・スクーバ・インストラクター、ダイブセンター/リゾートに対応しています。新しい2つの規格は、PADI ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラムとエンリッチド・エア・ダイバー・コースに対応するものです。

ISO が出した新しい 2つの規格は次の通りです:

● エンリッチド・エア・ナイトロックス・ダイビング用トレーニングプログラムの必要条件(ISO11107)

● 体験ダイビング用トレーニングプログラムの必要条件(ISO11121)

 PADI メンバーが PADI エンリッチド・エア・ダイバー・コースまたは PADI ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラムを実施するときには、これらの ISO 規格の必要条件も満たしていると言うことができ、ISO は品質基準と見なされているため、お客様、旅行代理店、政府機関などに対して有利になります。 ISO 加盟国に関する詳細は、http://www.iso.org/iso/about/iso_members.htm をご覧ください。

PADI e ラーニングのアクセス2009 年第 4四半期より、PADI インストラクターは限定アクセスで生徒ダイバーをPADIeラーニング・プログラムに登録できるようになります。このオンデマンド・アクセスは、前もってアクセス・パスをオンラインで購入したPADIインストラクターが利用できます。詳しくは、Pros サイトの eLearningToolbox をご覧ください。(現状英語版のみとなります)

Page 10: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

テックの拡大 PADI / DSAT テック・コースが改訂され、再構成されました。変更は主にテック・ディープ・ダイバー・コースに関連したもので、以前よりコンパクトなステップで進む形になり、ダイバーは各段階で新しいスキルを習得します。テック 40、テック 45、テック 50、テック・トライミックス 65 という新しいコースレベルは、そのコースでダイバーが行ける深度を表しています。 テック・トライミックス・ダイバー・コースに変更はありません。テック・ダイバー・コースの最初の 3つのレベルは、それぞれ 4回のダイブ/ウォーターセッションが必修となり、テック・トライミックス 65 は 5 回のダイブ/ウォーターセッションが必修になります。

新しいテック・ダイバー・コース・レベル ● テック 40 は、水深 40 メートルへ減圧 10 分以内の制

限付き単一ガス減圧ダイブを行う資格をダイバーに与えます。ダイバーは空気と 50%までの EANx を使用します。最小限必要器材は、デュアル・アウトレット・バルブと 2本のレギュレーターが付いたタンク、またはメインのタンクと大型のポニーです。ただし、テック・ダイビングのフル装備が推奨されます。

● テック 45 は、最大水深 45 メートルへ減圧不要限界延長ダイブと加速減圧ダイブを行う資格をダイバーに与えます。ダイバーは、空気、EANx、最大 2種類のガスをミックスした酸素を使用します。ダブルタンク構成が必要で、サイドマウント式ダブルタンクも使用できます。

● テック 50 は、マルチステージタンクを使って最大水深 50 メートルへ加速減圧ダイブを行う資格をダイバーに与えます。ダイバーは 2種類以上のガスミックスと EANx を使い、ダブルタンク構成を使用します。

● テック・トライミックス 65 は、酸素 18%以上のトライミックスを使用し、マルチステージタンクを使って最大水深 65 メートルへ行う資格をダイバーに与えます。ダイバーは 2種類以上のガスミックスと EANxを使い、ダブルタンク構成を使用します。

インストラクター資格 DSAT テック・ディープ・インストラクターは、テック40、テック 45、およびテック 50 を教える資格があります。DSAT テック・トライミックス・インストラクターは、テック・トライミックス 65 とテック・トライミックスの両方を教える資格があります。新しいDSAT テックレック・インストラクター資格であるDSAT テック・インストラクターは、テック 40 を教えることができます。DSAT テック・インストラクターになるには、PADI へ直接申請することが認められている別の団体によるインストラクター資格を持っている場合を除き、DSAT インストラクター・トレーナーが実施するコースに出席しなければなりません。

教材新しい教材と改訂版教材:テック・ダイバー・インストラクター・ガイド(旧版 70407)、テック・トライミックス・インストラクター・ガイドの追加セクション、4つのレベルのナレッジ・リビューとアンサーキー、4つのレベルのエグザム(旧版 71024)、4つのレベルのレッスン・ガイド(旧版 70838)、テック・インストラクター・コース用の新しいインストラクター・トレーナー・ガイド。教材のリリース予定については、所属 PADI オフィスへお問い合わせください。(日本語教材は現在検討中です)

PADI カバーン・コースでサイドマウント式器材構成が使用可に DSAT テックレック・コースに関して先ごろ発表された変更に沿って、PADI カバーン・ダイバー・コースもサイドマウント式の器材構成を使って実施できるようになりました。サイドマウントを使うことで、カバーンの生徒にカバーンとケーブダイビングの違いを明確に示し、さらにトレーニングを受けて器材を装備する必要性を理解させることができます。また、緊急事態が生じた場合に、インストラクターがサイドマウント式器材を装備していれば、ケーブ環境へ入っていくことができます。サイドマウント式器材構成を使って PADI カバーン・ダイバー・コースを教えたいという PADI カバーン・インストラクターは、PADI サイドマウント・ディスティンクティブ・スペシャルティ・インストラクター資格か、別の団体が発行するサイドマウント・インストラクター資格を持っていなければなりません。サイドマウント・ダイバー認定を持っている PADI インストラクターは、ディスティンクティブ・スペシャルティ・インストラクターの必要条件を満たし、サイドマウント・ダイバー・コース・アウトラインを提出して承認を受ければ、PADI サイドマウント・ディスティンクティブ・スペシャルティ・インストラクター資格を申請することができます。詳細は所属 PADI オフィスにお問い合わせください。

Page 11: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

パブリック・セーフティ・ダイビング 先ごろリリースされた PADI パブリック・セーフティ・ダイビング・コースは、公安ダイビングのスキル、知識、計画、構成、手順、テクニック、危険などをダイバーに教えます。特殊器材、現場での対処、コミュニケーション手順、サーチパターン、目撃者の扱い方、事故者のレスキュー、セルフレスキューのテクニックなど、公安ダイビングに関するエントリーレベルの内容がカバーされています。ダイバーは、役に立つ様々な公安サーチパターン、チームダイビングの役割(メインダイバー、セーフティダイバー、テンダー、スーパーバイザー)についてのスキルとトレーニングなど、実践的な水中スキルを練習します。現役のパブリック・セーフティ・ダイバーが実際に使っている実績のあるテクニックに基づくコース内容になっています。また、米国防火協会(NFPA)のガイドラインに即しています。

ダイバーの前条件 ● PADI レスキュー・ダイバーまたは参加受入資格を満

たす認定 * ● 18 歳 ● 公安機関に関わっていることの証明(警察官、消防士、

救急救命士、ダイブレスキューチームのメンバーなど)

*国によっては、公安ダイビング活動を実施するには、ドライスーツ・ダイバー、フルフェースマスクの使い方に関するディスティンクティブ・スペシャルティ・プログラムなど、補足プログラムを受けていることが条件になる場合もあります。

インストラクターの前条件 ● PADI マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナー ● PADIドライスーツ・スペシャルティ・インストラクター ● PADI フルフェースマスク・ディスティンクティブ・スペシャルティ・インストラクター

● 次の PADI スペシャルティ・インストラクター資格のいずれか 3種類

● サーチ・アンド・リカバリー ● ナイト・ダイバー ● アンダーウォーター・ナビゲーター ● エマージェンシー・オキシジェン・プロバイダー ● リミテッド・ビジビリティ・ディスティンクティブ ● エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクター(または参加受入資格を満たす認定)

● 12 ヶ月以内に医師による健康診断を受け、ダイビングが許可されている

● 公安機関に関わっていることの証明(警察官、消防士、救急救命士、ダイブレスキューチームのメンバーなど)

● 1 年間の公安ダイビング経験 ● パブリック・セーフティ・ダイバーとして 20 回のミ

ッションを実施 *、または ● パブリック・セーフティ・ダイバー・インストラク

ターの場合には、10 回のミッション * および 10 人のパブリック・セーフティ・ダイバーを認定

● 事故コマンド・トレーニング・レベル 200 の証明*シミュレーションまたはダイブチーム練習もミッションに数えることができます。

コースの必要条件 ● 2 日または 3日のダイブトレーニング(日数は人数による)。

● ダイバーは 8回のダイブステーションで、それぞれ一連のスキルと必要条件をこなす。

コース教材 ● パブリック・セーフティ・ダイバー・インストラクター・ガイド

● レッスン・ガイド ● 特別教材(クラスおよび公安ダイビング活動中に現場で使用)

国によっては、PADI オフィスでこのコースを実施できない場合もあります。詳しくは所属 PADI オフィスにお問い合わせください。

PADI フル・ケーブ・ダイビング・ディスティンクティブ・スペシャルティ・コースPADI フル・ケーブ・ダイビング・ディスティンクティブ・スペシャルティ・コースを教えたいと思っているフル・ケーブ・ダイビング・インストラクターは、PADI スペシャルティ・コース・インストラクター申請書とコース・アウトラインを PADI へ提出してください。コース内容のガイドライン(ダイブデータ、スキルなど)とインストラクターの前条件に関する詳細は、所属 PADI オフィスにお問い合わせください。

Page 12: PADI 4th Quarter 2009 Training Bulletin Japanese

改訂版 EFR インストラクター規準 今年 5月に、エマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR)から、「行動規範」と「ユース・リーダーの義務」の項を組み込んだ改訂版「コース概要・規準」がリリースされました。改訂された規準は、EFRインストラクターがプロとして行動する際のガイドラインとなるものです。「行動規範」は、EFRインストラクターとしてどう振る舞うべきかを明確に規定し、EFRインストラクターになる前、またはなってから未成年者虐待あるいは成人への性的虐待の罪で有罪判決を受けた者は、EFRインストラクターのステータスは継続できないとしています。「ユース・リーダーの義務」は、未成年者や児童を指導するにあたって、EFRインストラクターは倫理的にどう振る舞うべきかについてのガイドラインを規定しています。「エマージェンシー・ファースト・レスポンス一次ケアと二次ケア」および「子供のためのケア」インストラクター申請書(10245v2.07)も、上記の変更内容を反映して改訂されています。今後は必ず、改訂版 EFRインストラクター申請書を使用してください。申請書と「コースの概要と規準」(67002v2.03)の差し替えページは、Pros サイト EmergencyFirstResponseからダウンロードできます。

新規および改訂版の書式とエグザム 以下のリストは、2009 年第 3四半期以降に改訂された書式とエグザムのリストです。PADI オフィスによっては、別途に改訂が行われている場合もあるため、ホームページまたは所属の PADI オフィスでご確認ください。書式については、padi.com の「Pros」→「Members’Toolbox」、もしくは padi.co.jp の「メンバーズ・ネット」→「各種書式」からダウンロードするか、所属の PADI オフィスへコピーをご請求ください。

書式 10038 継続教育手続き書 Version1.0

このブルティンに載っている関連記事を参照。

10151 ディスカバー・スクーバ・ダイビング・インターンシップ修了書 (Rev.7/09) Version1.04 

評価基準に関して新しいインターンシップ必要条件を統合。

70254 ディスカバー・スクーバ・ダイビング・パンフレット (Rev.7/09) Version3.0

ディスカバー・スクーバ・ダイビング・エクスペリエンスの知識と安全リビューを統合。

このブルティンに載っている規準のセクションを参照。

申請書の小規模改訂

事務手続きの変更に合わせて、各種 PADI 申請書に小規模の改訂が行われています。 最新版については、padi.com の Pros サイトをご覧ください。

エグザム 4035DT エンリッチド・エア・ダイバー・コース クイック・リビューとアンサーキー Version1.0

 PADI エンリッチド・エア・ダイバー・コース・オンラインの生徒ダイバーには、このクイック・リビューを使ってください。