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Parallels Software International, Inc. Parallels Image Tool ユーザー ガイド (c) 2007

Parallels Image Tool User Guide

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Page 1: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Software International, Inc.

Parallels Image Tool ユーザー ガイド

(c) 2007

Page 2: Parallels Image Tool User Guide

Copyright © 2007 by Parallels Software International, Inc. All rights reserved. Parallels、Parallels のロゴ、および Transporter は、Parallels Software International, Inc. の登録商標であり、Coherence、Compressor および SmartSelect はその商標です。 本製品は、数多くの特許申請中のアプリケーションに含まれているテクノロジに基づいています。 本製品または本製品の派生物の配布は、事前に著作権者の書面による許可を受けない限り、いかなる形式であっても禁止されています。 Microsoft、Windows、Windows Server、Windows NT、Windows Vista、および MS-DOS は、Microsoft Corporation の登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の登録商標です。 Apple、Bonjour、Finder、Mac、Macintosh、および Mac OS は、Apple Inc. の商標です。 Solaris は、Sun Microsystems, Inc. の登録商標です。 eComStation は、Serenity Systems International の商標です。FreeBSD は、FreeBSD Foundation の登録商標です。 Intel および Intel Core は、Intel Corporation の登録商標です。 OS/2 Warp は、International Business Machines Corporation の登録商標です。 VMware は、VMware, Inc. の登録商標です。 本書に記載されている他のすべての標示および名称は、各社の商標です。

Page 3: Parallels Image Tool User Guide

目次

はじめに 4

Parallels Image Tool について ....................................................................................................................4 このガイド書について ..............................................................................................................................4 ヘルプ情報の取得 ......................................................................................................................................5

システム要件 6

ハードウェア要件 ......................................................................................................................................6 ソフトウェア要件 ......................................................................................................................................6

手始め 7

Parallels Image Tool のインストール ........................................................................................................7 Parallels Image Tool のアンインストール ................................................................................................7

Parallels Image Tool の使用 8

Parallels Image Tool の起動 ........................................................................................................................8 仮想ハードディスクの容量を増やす.......................................................................................................8 仮想ハードディスクのプロパティの変更.............................................................................................12 仮想ハードディスク フォーマットの変更............................................................................................16 スナップショットのマージ ....................................................................................................................19

追加された領域の使用 23

Windows 上での新規パーティションの作成 ........................................................................................23 Linux 上での新規のパーティションの作成 ..........................................................................................24

仮想ハードディスクのタイプ 27

索引 29

Page 4: Parallels Image Tool User Guide

仮想マシンは、実際にはイメージ ファイルである仮想ハードディスクを使用します。

仮想マシンを何回か使用すると、この仮想マシン ハードディスクが必要性にそぐわな

くなることがわかるかも知れません。その結果、この容量を増やすか、またはそのタイ

プとプロパティを変更したいと思うことでしょう。Parallels は、仮想ハードディスク イメージ ファイルの容量を増し、そのプロパティを管理するための、特別なユーティリ

ティ、すなわち、Parallels Image Tool を開発しました。

この章の構成 Parallels Image Tool について ............................................................................................ 4 このガイド書について....................................................................................................... 4 ヘルプ情報の取得............................................................................................................... 5

Parallels Image Tool について Parallels Image Tool は、仮想ハードディスクの容量を増やしたり、そのタイプとフォー

マットを変更し、またはこの仮想ハードディスクを使用する仮想マシンのスナップショ

ットをマージすることを可能にする、特別なユーティリティです。このユーティリティ

は、Parallels Desktop パッケージの一部であり、Parallels Desktop のインストール時に自

動的にインストールされます。

このガイド書について このガイド書は、Parallels Image Tool を用いて仮想マシンで使用されているハードディ

スクの容量を増やしたり、タイプを変更またはスナップショットをマージしたい広範囲

のユーザーのためのものです。

表記規則

以下の表は、このガイド書で用いられている規則を表しています。

フォント このフォント ボタン、オプション、メニューおよびメニュー コマンド、ウィンドウ、およびダイアログボックス

に使用されます。

1 章

はじめに

Page 5: Parallels Image Tool User Guide

はじめに 5

このフォント キー、パス、およびフォルダ名に使用されます。 このフォント 用語集の項目に使用されます。

注意。 メッセージの強調に使用されます。 タイプ スタイ

警告。 データ喪失のおそれがあるときの警告に使用され

ます。

ヘルプ情報の取得 Parallels Image Tool は、必要な情報にアクセスするための、いくつかのオプションを提

供します。

『Parallels Image Tool ユーザー ガイド』。このドキュメントは、製品、その使用法、

およびトラブルシューティングに関する広範な情報を含んでいます。このガイド書

は、Parallels Desktop フォルダにあります。デフォルトの場所は、次のとおりです。/Applications/Parallels/

ヘルプ ボタン。該当するヘルプ ページを開くには、Image Tool ウィンドウの下にあ

る ヘルプ ボタンをクリックします。

(株)プロトンのウェブサイト。製品情報および FAQ セクションを含む、ウェブ ページです。

Page 6: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool は、Parallels Desktop パッケージの一部であり、これをインストール

して使用するための要件は、Parallels Desktop と同様です。

この章の構成 ハードウェア要件............................................................................................................... 6 ソフトウェア要件............................................................................................................... 6

ハードウェア要件 Parallels Image Tool のハードウェア要件は、Parallels Desktop に基づいています。すなわ

ち、以下のとおりです。

コンピュータ Intel 搭載の Core™ Duo または Core™ Solo Mac® Mini、 iMac®、

MacBook™、MacBook Pro または Mac Pro。

システム メモリ 最小限 768 MB の RAM

1 GB を推奨。

ハードディスクの空き

容量 Parallels Desktop に必要な 40.5 MB。

拡張される仮想ディスクの保存に十分な容量。

光学ドライブ CD-ROM、DVD-ROM ドライブ。

ネットワーク デバイス イーサネット アダプタ。

ソフトウェア要件 Parallels Image Tool を同梱した Parallels Desktop は、Mac OS X 10.4.6 以降をサポートし

ています。

ご使用の Mac OS X のバージョン番号をチェックするには、[Apple] -> [この Mac につい

て] をメニュー バーから選択します。

2 章

システム要件

Page 7: Parallels Image Tool User Guide

この章では、Parallels Image Tool のインストールとアンインストール方法についての情

報を提供します。

この章の構成 Parallels Image Tool のインストール ................................................................................ 7 Parallels Image Tool のアンインストール ........................................................................ 7

Parallels Image Tool のインストー

ル Parallels Image Tool は、Parallels Desktop のインストール時に自動的にインストールされ

ます。詳細なインストール手順については、Parallels Desktop for Mac ユーザー ガイド を参照してください。

デフォルトでは、Parallels Image Tool は以下のフォルダにインストールされます。/Applications/Parallels

Parallels Image Tool のアンインス

トール Parallels Image Tool は、Parallels Desktop のアンインストール時に自動的にアンインスト

ールされます。詳細な手順については、Parallels Desktop for Mac ユーザー ガイド を参

照してください。

3 章

手始め

Page 8: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool を使用すると、実行中の仮想マシンで使われていない、既存の仮想

ハードディスク イメージの容量を増やし、そのプロパティまたはフォーマットを変更

することができます。仮想ハードディスクのタイプとフォーマットの詳細については、

「仮想ハードディスクのタイプ」のトピック 『ページ 27』 を参照してください。

この章の構成 Parallels Image Tool の起動 ................................................................................................ 8 Increasing Virtual Hard Disk Capacity ................................................................................. 8 仮想ハードディスクのプロパティの変更 ....................................................................... 12 仮想ハードディスク フォーマットの変更 ...................................................................... 16 スナップショットのマージ............................................................................................... 19

Parallels Image Tool の起動 Parallels Image Tool ユーティリティを起動するには、以下の手順に従います。

1 Finder 上で、[アプリケーション] -> [Parallels] を選択します。

2 Parallels フォルダ内で、[Parallels Image Tool] アイコンをダブルクリックします。

仮想ハードディスクの容量を増

やす ご使用の仮想マシン ハードディスクの容量がもはや必要性にそぐわなくなった場合、

この容量を、Parallels Image Tool を用いて増やすことができます。

警告。仮想ハードディスクのイメージを変更する前に、つねにこのイメージのバック

アップを保存し、ご使用の Macintosh コンピュータのハードディスク上に、この仮

想ハードディスク イメージの一時ファイルの割り当てに十分なスペースがあること

を確認してください。

仮想ハードディスクの容量を増やすには

1 Parallels Image Tool を起動します。

4 章

Parallels Image Tool の使用

Page 9: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 9

2 [導入] ウィンドウで、[継続する] をクリックします。

3 [元の仮想ディスク イメージ ファイル]ウィンドウで、容量を増やすハードディ

スク イメージ ファイルを指定し、[継続する] をクリックします。パスとファイ

ル名を入力するか、または [選択] ボタンを用いて、その場所を指定することが

できます。

警告。 スナップショットをもつ仮想マシンで使用されている仮想ディスクを選択し

た場合、全スナップショットは、最後のものを除き、削除されます。

Page 10: Parallels Image Tool User Guide

10 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

4 [アクションの選択] ウィンドウで、[ディスク容量を増やす] を選択し、[継

続する]をクリックします。

5 [仮想ディスクの容量] ウィンドウで、このディスクの新たな容量を指定し、[開

始] をクリックします。矢印ボタンを使用して、必要な容量を設定することもでき

ます。

注意。 指定した仮想ハードディスク イメージ ファイルが古いフォーマットである

場合、自動的に新しいフォーマットに変換されます。

Page 11: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 11

6 処理の進行状況は、[ファイルを処理しています] ウィンドウで確認できます。[キ

ャンセル]をクリックすると、処理が中止されます。

7 ディスク イメージが変更されると、[実行は完了しました] ウィンドウが表示さ

れます。[完了] をクリックして、アシスタントを閉じます。

Page 12: Parallels Image Tool User Guide

12 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

変更されたディスクが、この処理中にスナップショットがマージされている仮想マシン

で使用されていた場合、その仮想マシン内の Snapshots フォルダを削除して、ご使用

の Mac のディスク領域を節約してください。このフォルダは、スナップショット マネ

ージャでスナップショットを削除することによっても、削除することが可能です。スナ

ップショット マネージャの使用法の詳細については、『Parallels Desktop for Mac ユーザー ガイド』を参照してください。

追加された領域は、そのゲスト オペレーティング システム上では、未割り当て領域と

して認識されます。この追加領域の割り当て手順については、「追加された領域の使用」

『ページ 23』を参照してください。

仮想ハードディスクのプロパテ

ィの変更 Parallels Image Tool を用いると、仮想ハードディスクのプロパティを管理することがで

きます。仮想ハードディスク タイプの「プレーン」と「拡張可能」の相互間での変更、

ディスク パートの分割またはマージ、あるいはこの仮想ハードディスクを使用してい

る仮想マシンのスナップショットのマージが可能になります。

仮想ハードディスクのタイプを変更するには

1 Parallels Image Tool を起動します。

2 [導入] ウィンドウで、[継続する] をクリックします。

Page 13: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 13

3 [元の仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、修正するハードディスク イメージを指定し、[継続する] をクリックします。パスとファイル名を入力するか、

または [選択] ボタンを使用して、そのファイルの場所を指定します。

4 [アクションの選択] ウィンドウで、[ディスク プロパティの管理] を選択し、

[継続する] をクリックします。

5 [操作の選択] ウィンドウで、ディスク上で行いたい操作を選択し、[開始] をク

リックします。複数のオプションが選択可能です。

Page 14: Parallels Image Tool User Guide

14 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

指定した仮想ハードディスク イメージが 拡張可能 仮想ハードディスクの場合、

[仮想ハードディスク イメージ ファイルの分割] オプションがデフォルトで選

択されます。

これが プレーン ディスクの場合、[拡張可能フォーマットへの変換] オプショ

ンがデフォルトで選択されます。

選択したハードディスク イメージがスナップショットをもつ場合、[スナップ

ショットをマージ] オプションがデフォルトで選択されます。このオプション

をクリアすることはできません。

注意。 指定した仮想ハードディスク イメージ ファイルが、古い フォーマットであ

る場合、これは自動的に 新しい フォーマットに変換されます。

6 処理の進捗状況は、 [ファイルを処理しています] ウィンドウで参照できます。[キ

ャンセル] をクリックすると、処理が終了します。

Page 15: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 15

7 ディスク イメージが修正されると、[実行は完了しました] ウィンドウが表示され

ます。[完了] をクリックして、アシスタントを閉じます。

Page 16: Parallels Image Tool User Guide

16 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

仮想ハードディスク フォーマ

ットの変更 旧バージョンの Parallels Desktop で仮想マシンを使用する場合、Parallels Image Tool を用

いて、そのハードディスク イメージ ファイルを古いフォーマットに変換してください。

Image Tool は、Parallels Desktop 2.5 以前で作成された仮想ハードディスク イメージ ファ

イルを、Parallels Desktop 3.0 以降でサポートされる新しいフォーマットに変換すること

も可能です。

仮想ハードディスク イメージ ファイルのフォーマットを変更するには

1 Parallels Image Tool を起動します。

2 [導入] ウィンドウで、[継続する] をクリックします。

3 [元の仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、変換するハードディスク イ

メージ ファイルを指定し、[継続する] をクリックします。パスとファイル名を入

力するか、[選択] ボタンを用いて、ファイルの場所を指定します。

Page 17: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 17

警告。 スナップショットをもつ仮想マシンで使用されているハードディスクを選択

する場合、すべてのスナップショットは最後のものを除き、削除されます。

4 [アクションの選択] ウィンドウで、[仮想ハードディスクを古いフォーマットに

変換する] または [仮想ハードディスクを新しいフォーマットに変換する] を選

択し、[開始] をクリックします。

5 処理の進捗状況は、[ファイルを処理しています] ウィンドウで参照できます。[キ

ャンセル] をクリックすると、処理が終了します。

Page 18: Parallels Image Tool User Guide

18 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

6 ディスク イメージ ファイルが変更されると、[実行は完了しました] ウィンドウ

が表示されます。 [完了] をクリックして、アシスタントを閉じます。

変更されたディスクが、この処理中にスナップショットがマージされている仮想マシン

で使用されていた場合、その仮想マシン内の Snapshots フォルダを削除して、ご使用

の Mac のディスク領域を節約してください。このフォルダは、スナップショット マネ

ージャでスナップショットを削除することによっても、削除することが可能です。スナ

ップショット マネージャの使用法の詳細については、『Parallels Desktop for Mac ユーザー ガイド』を参照してください。

Page 19: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 19

スナップショットのマージ 仮想マシンに複数のスナップショットがあり、最後のものを除くすべてを削除したい場

合、Parallels Image Tool は、これらをマージするためのもっとも簡単な手段を提供しま

す。

仮想マシンのスナップショットをマージするには

1 Parallels Image Tool を起動します。

2 [導入] ウィンドウで、[継続する] をクリックします。

3 [元の仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、マージしたいスナップシ

ョットがある仮想マシンにより使用されている、ハードディスク イメージ ファイル

を指定し、[継続する] をクリックします。そのファイルのパスと名前を入力する

か、または [選択] ボタンをクリックして、ファイルの場所を指定します。

Page 20: Parallels Image Tool User Guide

20 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

4 [アクションの選択] ウィンドウで、[ディスクのプロパティを管理する] を選択

し、[継続する] をクリックします。

5 [操作の選択] ウィンドウで、[スナップショットのマージ] を選択し、[開始]

をクリックします。他のオプションも選択することができます。

Page 21: Parallels Image Tool User Guide

Parallels Image Tool の使用 21

6 処理の進捗状況は、[ファイルを処理しています] ウィンドウで参照できます。こ

の操作はキャンセルできません。

7 スナップショットがマージされると、[実行は完了しました] ウィンドウが表示さ

れます。[完了] をクリックして、アシスタントを閉じます。

Page 22: Parallels Image Tool User Guide

22 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

仮想マシンのスナップショットのマージ後に、残っているスナップショットがあれば、

これらをスナップショット マネージャで削除してください。

Page 23: Parallels Image Tool User Guide

仮想ハードディスクの容量が増えると、この追加された領域はゲスト オペレーティン

グ システム内では、未割り当て領域として表れます。この追加された、未割り当て領

域を使用するには、この領域上に新規のパーティションを作成するか、または既存のパ

ーティションの 1 つを拡張するかのいずれかの方法があります。パーティションの割り

当て方法は、Windows と Linux ゲスト オペレーティング システムに対して異なってい

ます。

この章では、Windows と Linux ゲスト オペレーティング システム上で新規のパーティ

ションを作成するための、いくつかの一般的指針を提供します。

この章の構成 Windows 上での新規パーティションの作成................................................................... 23 Linux 上での新規のパーティションの作成 .................................................................... 24

Windows 上での新規パーティシ

ョンの作成 ご使用の仮想ハードディスクの未割り当て領域上に新規パーティションを作成するに

は、[ディスクの管理] と呼ばれる、Windows 内蔵ユーティリティを使用します。以下に

示される手順では、Windows XP に対するステップが提供されます。他の Windows オペ

レーティング システムでの手順も、これとかなり似通っています。

Windows XP 上で新規のパーティションを作成するには

1 拡張された仮想ディスクを用いる仮想マシンを起動します。

2 [ディスクの管理] ユーティリティを起動するには、[スタート] -> [コントロール パネ

ル] を選択します。[管理ツール] をダブルクリックし、[コンピュータの管理] を開き

ます。[記憶域] セクションで、[ディスクの管理] を選択します。

または

[スタート] -> [ファイル名を指定して実行] を選択して、以下のように入力します。 diskmgmt.msc

[OK] をクリックします。

3 [ディスクの管理] ウィンドウで、未割り当て領域 を右クリックし、[新しいパーティ

ション] をショートカット メニューから選択します。

4 [新しいパーティション] ウィザードの導入ウィンドウで、[次へ] をクリックします。

5 章

追加された領域の使用

Page 24: Parallels Image Tool User Guide

24 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

5 [パーティション タイプの選択] ウィンドウで、[プライマリ パーティション] を選択

し、[次へ] をクリックします。

6 このパーティションのサイズを指定し、[次へ] をクリックします。

7 ドライブ文字を新規パーティションに割り当てて、[次へ] をクリックします。

8 [パーティションのフォーマット] ウィンドウで、[このパーティションを以下の設定

でフォーマットする] を選択します。[ファイル システム] に [NTFS] および、[アロケ

ーション ユニット サイズ] に [既定値]を設定します。ボリューム名を [ボリューム ラベル] フィールドに入力し、[次へ] をクリックします。

9 設定内容を注意深く確認し、[完了] をクリックして、フォーマットを開始します。

処理が完了すると、新規のボリュームが [コンピュータの管理] ウィンドウ内と、[マイ コンピュータ] ウィンドウ内に表示されます。

Linux 上での新規のパーティシ

ョンの作成 ほとんどの Linux システムでは、fdisk ツールを用いて、新規のパーティションを作成

し、他のディスク管理操作を行うことができます。

注意。 Linux 上に新規のパーティションを作成する際に必要なコマンドを実行可能にす

るには、root 権限が必要になります。

テキスト インターフェースのツールとしての fdisk は、そのコマンドを fdisk コマ

ンド行に指定することを要求します。以下の fdisk コマンドが便利です。

オプション 説明 m 使用可能なコマンドを表示します。

p ご使用の hda ドライブ上の既存のパーティションの一覧を表示します。

パーティション化されていない領域は表示されません。

n 新規のパーティションを作成します。

q 変更内容を保存せずに、fdisk を終了します。

l パーティション タイプの一覧を表示します。

w 変更内容をパーティション テーブルに書き込みます。

Linux 上で新規のパーティションを作成するには

1 ターミナルを起動します。

2 fdisk を、以下のコマンドを用いて起動します。 /sbin/fdisk /dev/hda

ここで、/dev/hda は、パーティションを作成したいハード ドライブを表します。

Page 25: Parallels Image Tool User Guide

追加された領域の使用 25

3 新規のパーティションを作成するには、fdisk で、以下のコマンドを入力します。 n

Partition type の指定を求められたら、p を入力してプライマリ パーティションを

作成するか、または e を入力して、拡張パーティションを作成します。最大で

4 つのプライマリ パーティションが作成可能です。5 つ以上のパーティションを

作成したい場合、最後のパーティションを拡張パーティションにします。そうす

ると、これは他の論理パーティションのコンテナになります。

Number を問い合わせられたら、3 を入力します。なぜならば、典型的な Linux 仮想マシンは、デフォルトで 2 つのパーティションをもっているからです。

Start cylinder を問い合わせられたら、開始シリンダー番号を入力するか、または Return を押して、使用可能な最初のシリンダーを使用します。

Last cylinder を問い合わせられたら、Return を押して、すべての使用可能な領

域を割り当てるか、またはこれらすべての領域を使用したくない場合は、新規パ

ーティションのサイズをシリンダーで指定します。

デフォルトでは、fdisk はパーティションを System ID 値 83 で作成します。パーテ

ィションの System ID がわからない場合は、 l

コマンドを用いて、これをチェックします。

4 そして、 w

コマンドを用いて、変更内容をパーティション テーブルに書き込みます。

5 仮想マシンを再起動するために、 reboot

コマンドを入力します。

6 再起動後、新規パーティション上に新たなファイル システムを作成します。他のパ

ーティションと同じファイル システムを使用することを推奨します。ほとんどの場

合、これは、Ext3 または ReiserFS のいずれかのファイル システムです。たとえ

ば、Ext3 ファイル システムを作成するには、以下のコマンドを入力します。 /sbin/mkfs -t ext3 /dev/hda3

7 新規パーティションに対するマウント ポイントとなるディレクトリを作成します。

たとえば、これを data という名前にするには、以下のコマンドを入力します。 mkdir /data

8 以下のコマンドを用いて、新規のパーティションをこの作成されたディレクトリに

マウントします。 mount /dev/hda3 /data

9 静的ファイル システム情報を変更します。そのためには、/etc/fstab ファイルを

適当なテキスト エディタで編集します。たとえば、以下の文字列をこのファイルに

追加します。 /dev/hda3 /data ext3 defaults 0 0

この文字列において、 /dev/hda3 は作成したパーティション、/data は新規のパ

ーティションに対するマウント ポイント、Ext3 はこのパーティションのファイル タイプです。この文字列の他の項目の正確な意味については、mount および fstab コマンドに関する Linux ドキュメントを参照してください。

Page 26: Parallels Image Tool User Guide

26 Parallels Image Tool ユーザー ガイド

10 /etc/fstab ファイルを保存します。

Page 27: Parallels Image Tool User Guide

この章では、Parallels 仮想マシンで使用されている仮想ハードディスクのタイプについ

ての基本的情報を提供します。

プレーン ディスク

Mac OS X 上で、 プレーン 仮想ディスクのイメージを保存しているファイルであり、作

成された時点から定まったサイズをもちます。このファイルは、実際のハードディスク

上に空きスペースがない場合でも、仮想ディスク上のスペースを予約します。このフォ

ーマットでは、ゲスト OS はいくらか高速で動作します。カスタム モードで仮想マシン

を作成する際に、プレーン ディスクを作成することができます。

拡張可能ディスク

拡張可能 ディスクは、最初はサイズが小さく、ゲスト OS 上にアプリケーションとデー

タが追加されるにつれて、大きくなります。このディスク作成時に指定されるサイズは、

その最大サイズです。このフォーマットのディスクを使用すると、Mac のハードディス

ク上のスペースが節約できます。

分割ディスク

プレーン および 拡張可能 仮想ハードディスクの両方とも、一かたまりのディスクある

いは複数の分割ディスクにすることができます。デフォルトでは、分割ディスクは 2GB の断片に切り分けられますが、1 つの HDD ファイルとして保存されます。分割 ディス

クを用いると、ユーザーは、限られた容量のために巨大なイメージファイルを保存でき

ない USB ドライブまたはその他のメディアを用いて、1 つの分割ディスク上のデータを

転送することができます。

古いフォーマットのディスク

古い フォーマットのディスクは、バージョン 3.0より前の Parallels Desktop で作成され、

使用されます。

新しいフォーマットのディスク

新しい フォーマットは、Parallels Desktop 3.0 以降で作成され、使用されます。

6 章

仮想ハードディスクのタイプ

Page 28: Parallels Image Tool User Guide
Page 29: Parallels Image Tool User Guide

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L Linux 上での新規のパーティションの作成 - 24

P Parallels Image Tool について - 4 Parallels Image Tool のアンインストール - 7 Parallels Image Tool のインストール - 7 Parallels Image Tool の起動 - 8 Parallels Image Tool の使用 - 8

W Windows 上での新規パーティションの作成 - 23

か このガイド書について - 4

さ システム要件 - 6 スナップショットのマージ - 19 ソフトウェア要件 - 6

は ハードウェア要件 - 6 はじめに - 4 ヘルプ情報の取得 - 5

漢字 仮想ハードディスク フォーマットの変更 - 16 仮想ハードディスクのタイプ - 27 仮想ハードディスクのプロパティの変更 - 12 仮想ハードディスクの容量を増やす - 8 手始め - 7 追加された領域の使用 - 23

索引