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Pervasive PSQL v10
操作ガイド
‐ インストール時の留意点およびインストール後の動作確認 ‐
免責事項
株式会社エージーテックは本書の使用を、利用者またはその会社に対して「現状のまま」でのみ許諾するものです。株式会社
エージーテックは、いかなる場合にも本書に記載された内容に関するその他の一切の保証を、明示的にも黙示的にも行いませ
ん。本書の内容は予告なく変更される場合があります。
商標
© Copyright 2009 AG-TECH Corp. All rights reserved. 本書の全文、一部に関わりなく複製、複写、配布をすることは、前もって
発行者の書面による同意がない限り禁止します。
操作ガイド
最終更新:2010 年 7 月 12 日
目次はじめに ............................................................................................................... 2
1 インストール前の注意点 ............................................................................... 3
1.1 ターミナル サービスでの使用 .......................................................................... 3
1.2 ユーザー切り替え環境での使用 ..................................................................... 3
1.3 既存環境のアップグレード............................................................................... 3
2 マニュアルの参照 ......................................................................................... 4
2.1 Pervasive Control Center からマニュアルを参照 ............................................. 4
2.2 WEB 上のマニュアルを参照 ........................................................................... 4
3 動作の確認 .................................................................................................. 5
3.1 Pervasive System Analyzer(PSA)を使用した動作の確認 .............................. 5
3.1.1 サーバー/ワークグループ インストール環境での動作の確認 ....... 5
3.1.2 クライアント 上で動作の確認 ............................................................. 8
3.2 Pervasive Control Center を使用した動作の確認 ......................................... 13
3.2.1 サーバー/ワークグループ インストール環境での動作の確認 ..... 13
3.2.2 クライアント インストール環境での動作の確認 ............................... 13
4 ライセンスの適用 ........................................................................................ 15
5 Pervasive Control Center で新規データベースの登録 ............................................... 16
6 テーブルの作成 .......................................................................................... 18
6.1 ウィザードを使用してテーブルを作成 ........................................................... 18
6.2 SQL 文を実行してテーブルを作成 ............................................................... 22
7 テーブルの参照および登録 ......................................................................... 24
7.1 Pervasive Control Center を使用したテーブルの参照 .................................. 24
7.2 Pervasive Control Center を使用したテーブルへのデータ登録 ................... 25
8 ツールの紹介 ............................................................................................. 27
8.1 Function Executer ........................................................................................... 27
8.2 Rebuild ........................................................................................................... 27
8.3 Maintenance ................................................................................................... 27
8.4 Monitor ........................................................................................................... 27
8.5 Gateway Locator............................................................................................. 28
8.6 DDF Builder ................................................................................................... 28
9 トラブルシューティング................................................................................. 29
9.1 評価後の製品インストール ............................................................................ 29
9.2 PCC 起動の際、JAVA でエラーが発生 ......................................................... 29
9.3 インストール後、30 日経過するとエラー 161 が発生 .................................... 29
9.4 ライセンス適用の際、エラー 7224 が発生 ..................................................... 30
2
はじめに
本書では、Pervasive PSQL v10 評価版をご使用のお客様が、インストールやインストール後の動作確認におい
て迷わず操作を行えるようにするための情報をお届けします。より詳しい情報をご覧いただけるよう、オンライン
マニュアルの関連ページもご案内します。
3
1 インストール前の注意点
この章では、インストール前に知っておいていただきたい注意点について記載します。
1.1 ターミナル サービスでの使用
ターミナル サービスでワークグループまたはクライアントを使用する場合は、サービスとしてインストールを行って
ください。アプリケーションとしてインストールした場合、はじめのターミナル セッションでワークグループ エンジン
またはキャッシュ エンジンが起動されますが、それ以降のターミナル セッションでは起動されません。また、他の
ユーザーが起動したエンジンにはアクセスできないため、エラー 3032 が発生します。
1.2 ユーザー切り替え環境での使用
Windows XP 以降でサポートされているユーザー切り替え機能を使用する場合は、ワークグループまたはクライ
アントをサービスとしてインストールしてください。アプリケーションとしてインストールすると、ユーザー切り替えを
行った際、ワークグループ エンジンまたはキャッシュ エンジンは他のユーザーによって起動されているため、起
動できません。また、他のユーザーが起動したエンジンにはアクセスできないため、エラー 3032 が発生します。
サービスとしてインストールした場合には、このような問題は発生しません。
1.3 既存環境のアップグレード
Pervasive.SQL V8 およびそれ以前のバージョンがインストールされている環境では、Pervasive PSQL v10 をイン
ストールする前に、以前のバージョンのアンインストールを行う必要があります。Pervasive PSQL v9 以降の環境
では、アンインストールを行う必要はありません。
1
4
2 マニュアルの参照
この章では、マニュアルを参照する方法について説明します。
マニュアルを参照するには、次の 2つの方法があります。
Pervasive Control Center から参照する
Web 上のページから参照する
2.1 Pervasive Control Center からマニュアルを参照
Pervasive Control Center からマニュアルを参照する手順は次のとおりです。
Pervasive Control Center からマニュアルを参照するには
1. [スタート]メニューから、[すべてのプログラム]→[Pervasive]→[PSQL 10]→[Control Center
および PSQL ドキュメント]を順にクリックし、Pervasive Control Center を起動します。
2. メニュー バーの[ヘルプ]→[PSQL ドキュメント ライブラリ]を順にクリックし、ヘルプを起動します。
2.2 WEB 上のマニュアルを参照
次の Web ページで、マニュアルの一覧から各オンライン マニュアルにアクセスできます。これは本製品のインス
トール前にも参照可能です。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/index.html
(「Pervasive PSQL v10 SP3 ドキュメント」ページ)
2
5
3 動作の確認
この章では、インストール後の動作確認にはどのような手段があり、どのような手順で確認を行えばよいかを記載
しています。確認方法には次の 2 つの方法があります。
「3.1 Pervasive System Analyzer(PSA)を使用した動作の確認」(5 ページ)
「3.2 Pervasive Control Center を使用した動作の確認」(13 ページ)
3.1 Pervasive System Analyzer(PSA)を使用した動作の確認
Pervasive System Analyzer を使用して、エンジンとの接続テスト、および動作テストが行えます。
関連する情報は、次のオンライン マニュアルで参照することができます。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/usrguide/usrguide-08-4.html#wp101535
(『Pervasive PSQL User's Guide』-「Pervasive System Analyzer(PSA)」の章
「PSA のタスク」-「アクティブ インストールのテスト」セクション)
テスト可能な内容は、次のとおりです。
ネットワーク通信テスト
クライアント・サーバー間の通信が行えるかテストします。
トランザクショナル エンジン テスト
トランザクショナル エンジンへのファイルの作成、データの読み取り、更新、挿入が行えるかテストします。
リレーショナル エンジン テスト
リレーショナル エンジンへのテーブルの作成、データの読み取り、更新、挿入が行えるかテストします。
3.1.1 サーバー/ワークグループ インストール環境での動作の確認
サーバー/ワークグループ インストール環境で動作を確認するには、トランザクショナル エンジン テストとリ
レーショナル エンジン テストを行います。
動作の確認を行うには
1. Pervasive System Analyzer を起動します。
[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]→[Pervasive]→[PSQL 10]→[ユーティリティ]
→[Pervasive System Analyzer]を順にクリックし、Pervasive System Analyzer を起動します。
3
6
2. Pervasive System Analyzer ウィザードの初期画面で[次へ]をクリックします。
3. [使用可能な Pervasive PSQL テスト]画面が表示されます。ここでは以下の設定を行い[次へ]
をクリックします。
a) [アクティブインストールをテストする]オプションを選択します。
b) [ネットワーク通信をテストする]のチェックをオフにします。
c) [トランザクショナル エンジンをテストする]のチェックをオンにします。
d) [リレーショナル エンジンをテストする]のチェックをオンにします。
4. [トランザクショナル エンジン テスト]画面が表示されます。ここではデフォルト設定のまま[次へ]を
クリックします。
7
5. トランザクショナル エンジンがテストされ、下図のようにテスト項目の左側に "✓" または "×" が表
示されます。すべての項目に "✓" が表示されれば、トランザクショナル エンジン テストは成功です。
テストが完了したら[次へ]をクリックします。
6. [リレーショナル エンジン テスト]画面が表示されます。ここではデフォルト設定のまま[次へ]をク
リックします。
8
7. リレーショナル エンジンがテストされ、下図のようにテスト項目の左側に "✓" または "×" が表示さ
れます。すべての項目に "✓" が表示されれば、リレーショナル エンジン テストは成功です。テスト
が完了したら[次へ]をクリックします。
8. 最終画面で[完了]をクリックしてウィザードを終了します。
3.1.2 クライアント上での動作の確認
動作確認のための準備
クライアントで Pervasive System Analyzer を使用して動作の確認を行うには、サーバー上の
Samples フォルダーにアクセスできるよう、あらかじめ共有の設定をしておく必要があります。
クライアント インストール環境で動作を確認するには、ネットワーク通信テスト、トランザクショナ
ル エンジン テスト、およびリレーショナル エンジン テストを行います。
9
動作の確認を行うには
1. Pervasive System Analyzer を起動します。
[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]→[Pervasive]→[PSQL 10]→[ユーティリティ]
→[Pervasive System Analyzer]を順にクリックし、Pervasive System Analyzer を起動します。
2. Pervasive System Analyzer ウィザードの初期画面で[次へ]をクリックします。
3. [使用可能な Pervasive PSQL テスト]画面が表示されます。ここでは以下の設定を行い[次へ]
をクリックします。
a) [アクティブインストールをテストする]オプションを選択します。
b) [ネットワーク通信をテストする]のチェックをオンにします。
c) [トランザクショナル エンジンをテストする]のチェックをオンにします。
d) [リレーショナル エンジンをテストする]のチェックをオンにします。
メモ:samples フォルダーの場所は、オペレーティング システムにより異なります。
Windows XP/Server 2003 の場合:
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Pervasive Software\PSQL\samples
Windows Vista/7/Server 2008 の場合:
C:\ProgramData\Pervasive Software\PSQL\samples
書き込みができるようアクセス権には「フルコントロール」を設定してください。
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4. [ネットワーク通信テスト]画面が表示されます。[ターゲット マシン]には、サーバー エンジンをイ
ンストールしているマシンの名前を入力し、[次へ]をクリックします。
5. ネットワーク通信テストが実行され、次のようなメッセージが表示されれば、通信テストは成功です。
「TCP/IP プロトコル経由で <ターゲット マシン名> <IP アドレス> への接続に成功しました。ストレス
テスト中に TCP/IP プロトコル経由で 75 のテスト メッセージの送信に成功しました。」
テストが完了したら[次へ]をクリックします。
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6. [トランザクショナル エンジン テスト]画面が表示されます。samples ディレクトリには、サーバーで
設定した共有フォルダーを指定し、[次へ]をクリックします。
7. トランザクショナル エンジンがテストされ、下図のようにテスト項目の左側に "✓" または "×" が表
示されます。すべての項目に "✓" が表示されれば、トランザクショナル エンジン テストは成功です。
テストが完了したら[次へ]をクリックします。
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8. [リレーショナル エンジン テスト]画面が表示されます。[マシン名]には、サーバー エンジンをイン
ストールしているマシンの名前を入力し、[次へ]をクリックします。
9. リレーショナル エンジンがテストされ、下図のようにテスト項目の左側に "✓" または "×" が表示さ
れます。すべての項目に "✓" が表示されれば、リレーショナル エンジン テストは成功です。テスト
が完了したら[次へ]をクリックします。
10. 最終画面で[完了]をクリックしてウィザードを終了します。
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3.2 Pervasive Control Center を使用した動作の確認
Pervasive Control Center を使用して、データの参照が可能かどうか確認を行います。
Pervasive Control Center の詳細については、次のオンライン マニュアルで参照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/usrguide/usrguide-04-01.html
(『Pervasive PSQL User's Guide』-「Pervasive PSQL Control Center の使用」の章)
3.2.1 サーバー/ワークグループ インストール環境での動作の確認
インストール時に作成される Demodata の参照が可能かどうか動作を確認します。
Billing テーブルを開き、内容が確認できれば、正しく動作していると判断します。次の手順で確認してください。
Billing テーブルを開き、内容を確認するには
1. Pervasive Control Center を起動します。
2. 左ペインで[エンジン]ノードの下にある <サーバー名> をダブルクリックし、[データベース]→
[DEMODATA]→[テーブル]の順に展開します。
3. [Billing]を右クリックし[開く]を選択します。
4. Billing テーブルの内容が中央のペインに表示されます。
⇒ Billing テーブルの内容が表示できれば、動作に問題はありません。
3.2.2 クライアント インストール環境での動作の確認
サーバー上のエンジンへ接続し、サーバー上の Demodata の参照が可能かどうか確認します。
サーバー上の Billing テーブルを開き、内容が確認できれば、正しく動作していると判断します。次の手順で確
認してください。
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Billing テーブルを開き、内容を確認するには
1. Pervasive Control Center を起動します。
2. 左ペインの[エンジン]を右クリックし、[新規作成]→[サーバー]の順にクリックします。
3. サーバーをインストールしたマシンの名前を入力します。
[エンジン]ノードの下に、追加したサーバー名が表示されます。
4. この追加した <サーバー名> を右クリックして[接続]を選択します。
5. サーバー/ワークグループと同様に、Billing テーブルの内容が表示できるか確認を行います。
⇒ Billing テーブルの内容が表示できれば、動作に問題はありません。
15
4 ライセンスの適用
この章では、インストールの際にアクティブ化を行わなかった場合の、ライセンス追加手順について説明します。
ライセンスは、License Administrator ユーティリティで追加します。
License Administrator の詳細については、次のオンライン マニュアルを参照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/usrguide/usrguide-05-1.html
(『Pervasive PSQL User's Guide』-「License Administrator」の章)
License Administrator でライセンスを追加するには
1. License Administrator を起動します。
Pervasive PSQL v10 サーバーまたはワークグループをインストールしたマシンで、[スタート]メ
ニューから、[すべてのプログラム]→[Pervasive]→[PSQL 10]→[ユーティリティ]→[License
Administrator]を順にクリックし、License Administrator を起動します。
2. [キー]に、ライセンス キーを入力し、[アクティブ化]をクリックします。
[ライセンス情報]領域に、追加したキーの情報が表示されます。
4
メモ:入力したライセンス キー自体は表示されません。
16
5 Pervasive Control Center で新規データベースの登録
この章では、Pervasive Control Center を使用して新規データベース(newdb)を登録する手順を説明します。
Pervasive Control Center で新規データベース(newdb)を登録するには
1. データベースに関連するファイルを格納するためのフォルダーを作成します。このフォルダーには、
セキュリティ設定で「フルコントロール」を設定してください。
このフォルダーには、システム テーブルが作成され、テーブル作成時のデフォルト フォルダーにな
ります。
2. Pervasive Control Center を起動し、左ペインで[エンジン]→[<サーバー名>]→[データベース]
の順にツリーを展開し、[データベース]で右クリックします。
右クリック メニューから、[新規作成]→[データベース」の順にクリックします。
[データベースの新規作成]ウィザードが起動します。
3. [データベース名]フィールドに「newdb」と入力します。[場所]フィールドには、手順 1 で作成した
フォルダーをフルパスで指定します。フルパスを直接入力するか、フィールド右側にある[...]ボタン
で参照することもできます。
他の項目はデフォルト設定のままとします。
5
17
4. [終了]をクリックします。
これで、データベースが作成され、手順 1 で作成したフォルダーには、システム テーブル(拡張子 .ddf のファイ
ル)が作成されます。
[データベースの新規作成]ウィザードの設定項目の詳細については、次のオンライン マニュアルを参照してくだ
さい。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/usrguide/usrguide-04-06.html
(『Pervasive PSQL User's Guide』-「Pervasive PSQL Control Center の使用」の章
「データベースの新規作成 GUI リファレンス」セクション)
18
6 テーブルの作成
この章では、Pervasive Control Center を使用してテーブルを新規作成する手順を説明します。
第 5章 「Pervasive Control Center で新規データベースの登録」で作成したデータベースにテーブル "アドレス帳"
を新規作成します。
テーブルを作成するには、次の 2 つの方法があります。
「6.1 ウィザードを使用してテーブルを作成」(18 ページ)
「6.2 SQL 文を実行してテーブルを作成」(22 ページ)
6.1 ウィザードを使用してテーブルを作成
ウィザードを使用して、対話形式でテーブル情報を設定し、テーブルを作成する手順について説明します。これ
は以下の 3 つの作業に分けて行います。
「作業 1. フィールドを設定」(18 ページ)
「作業 2. インデックスを設定」(21 ページ)
「作業 3. フィールドおよびインデックスの設定に基づきテーブルを作成」(22 ページ)
作業 1. フィールドを設定
各フィールドの情報を設定します。
1. Pervasive Control Center を起動し、左ペインで[エンジン]→[<サーバー名>]→[データベース]
→[newdb]の順にツリーを展開し、[newdb]で右クリックします。
右クリック メニューから、[新規作成]→[テーブル]の順にクリックします。
6
19
[テーブルの新規作成]ウィザードが起動します。
2. [テーブル名]フィールドに「アドレス帳」と入力し、[終了]をクリックします。
3. 中央のペインに、[アドレス帳]タブが表示されます。ここでフィールド情報を設定していきます。
20
4. 1 行目で連番フィールドを設定します。
a) 列名に「連番」と入力します。
b) データ型に "IDENTITY" を選択します。
5. 2 行目で名前フィールドを設定します。
a) 列名に「名前」と入力します。
b) データ型には "CHAR" を選択します。
c) サイズには「16」を入力します。
6. 3 行目で郵便番号フィールドを設定します。
a) 列名に「郵便番号」と入力します。
b) データ型には "CHAR" を選択します。
c) サイズには、「8」を入力します。
21
7. 4 行目に住所フィールドを設定します。
a) 列名に「住所」と入力します。
b) データ型には "CHAR" を選択します。
c) サイズには「80」を入力します。
8. 5 行目に電話番号フィールドを設定します。
a) 列名に「電話番号」と入力します。
b) データ型には "CHAR" を選択します。
c) サイズには「16」を入力します。
作業 2. インデックスを設定
名前フィールドをインデックスとして登録します。
1. [アドレス帳]タブの下部にある[インデックス]タブをクリックします。
2. [インデックスの新規作成]ダイアログが表示されるので、インデックス名に「idx1」と入力して[OK]
をクリックします。
3. 表示される Index Editor の[列]フィールドで "名前" フィールドを選択します。
22
作業 3. フィールドおよびインデックスの設定に基づきテーブルを作成
設定した内容でテーブルを作成します。
1. 中央のペイン上部にある[アドレス帳]タブの閉じるアイコンをクリックします。
2. [リソースの保管]ダイアログ ボックスが表示されます。
[はい]をクリックします。
これで、アドレス帳テーブルが作成されます。
6.2 SQL 文を実行してテーブルを作成
SQL 文を実行してテーブルを作成する手順について説明します。
1. Pervasive Control Center を起動し、 (SQL ドキュメントの新規作成)アイコンをクリックして SQL
Editor を起動します。
2. [データベースの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。"newdb" が選択されていることを確認
して[OK]をクリックします。
23
3. SQL Editor が表示されたら、次の SQL 文を入力します。
CREATE TABLE "アドレス帳"(
"連番" IDENTITY,
"名前" CHAR(16),
"郵便番号" CHAR(8),
"住所" CHAR(80),
"電話番号" CHAR(16)
);
CREATE INDEX "idx1" ON "アドレス帳"("名前");
4. (すべての SQL ステートメントを実行)アイコンをクリックし、SQL 文を実行します。
これで、アドレス帳テーブルが作成されます。
24
7 テーブルの参照および登録
この章では、Pervasive Control Center を使用してテーブルの参照およびテーブルへのデータ登録を行う手順を
説明します。
7.1 Pervasive Control Center を使用したテーブルの参照
Pervasive Control Center を使用してテーブルを参照するには、SQL Editor を使用します。この SQL Editor は、
テーブルを開くと起動され、デフォルトの SQL 文として「select * from テーブル名」が実行されます。
テーブルを参照するには
1. Pervasive Control Center を起動し、左ペインで[エンジン]→[<サーバー名>]→[データベース]
→[newdb]→[テーブル]の順にツリーを展開します。
2. テーブル ノードの一覧で "アドレス帳" をダブルクリックします。
中央ペインで SQL Editor が起動し、select * from "アドレス帳" と表示されます。下部にはグリッド
が表示されます。
7
25
7.2 Pervasive Control Center を使用したテーブルへのデータ登録
Pervasive Control Center を使用してテーブルへデータを登録する場合は、SQL Editor でデータを表示した後に
行います。
テーブルにデータを追加するには
1. テーブルを開き、SQL Editor でデータを参照します。
2. 下部にあるグリッド ペインの右上にある ボタンをクリックし、[行の追加]ダイアログを表示します。
3. 各フィールドの[値]列にデータを入力し、[追加]ボタンをクリックします。
ただし、"連番" フィールドの値はデフォルト値(0)のままとします(登録データは、自動的にカウント
アップされます)。
26
4. 手順 3 を、追加するレコード数分繰り返します。
5. データの追加が終了したら、閉じるボタンをクリックします。
グリッドには、追加したデータが表示されます。
27
8 ツールの紹介
この章では、Pervasive PSQL に付属の 6 つのツールについてご紹介します。
8.1 Function Executer
対話形式で Btrieve API を実行するためのツールです。Btrieve オペレーションごとの動作を、プログラミングする
ことなく確認できます。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/advops/advops-13-2.html
(『Advanced Operations Guide』-「Btrieve オペレーションのテスト」の章-「Function Executor の概念」セクション)
8.2 Rebuild
ファイル形式を変換する際に使用します。大量にデータの削除を行った後に、ファイル サイズを小さくする際に
も有効です。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/advops/advops-15-2.html
(『Advanced Operations Guide』-「データ ファイルの変換」の章-「Rebuild ユーティリティの概念」セクション)
8.3 Maintenance
Btrieve ファイルを作成したり、キーの追加、削除を行うことができます。シーケンシャル ファイルへのエクスポート、
シーケンシャル ファイルからのインポートも行えます。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/advops/advops-14-02.html
( 『Advanced Operations Guide 』-「Maintenance を使用した Btrieve データ ファイルの操作」の章-
「Maintenance ユーティリティの概要」セクション)
8.4 Monitor
データベース リソースの使用状況を参照することができます。接続ユーザーごとの情報、開いているファイルごと
の情報、およびリソース使用状況を調べる際に使用します。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参照してくだ
さい。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/advops/advops-12-1.html
(『Advanced Operations Guide』-「データベース リソースのモニター」の章
8
28
8.5 Gateway Locator
ワークグループ エンジンでファイルを共有する際に、指定したデータベースを特定のエンジンが処理するよう固
定化することが可能です。特定のマシンで起動しているワークグループ エンジンで処理させたい場合にこのツー
ルで設定を行います。この設定は、フォルダーごとに行います。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参照して
ください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/inst/inst-09-5.html#wp207297
(『Getting Started with Pervasive PSQL』-「ワークグループ エンジンの構成」の章-「ゲートウェイ構成のセット
アップ」-「Gateway Locator ユーティリティでの作業」セクション)
8.6 DDF Builder
既存の Btrieve ファイルをデータベースに登録する際、フィールド情報を登録するために使用します。既存の
Btrieve ファイルの内容を参照しながら、フィールドの設定が行えます。詳しくは、次のオンライン マニュアルを参
照してください。
http://www.agtech.co.jp/html/v10manuals/10.30/ddfbuilder/frameset.html
(『DDF Builder User's Guide』-「このマニュアルについて」の章)
29
9 トラブルシューティング
この章では、遭遇する可能性があるトラブルの解決方法について説明します。
9.1 評価後の製品インストール
評価ライセンスでインストールした環境に製品版をインストールする場合、製品版のインストールを行う前に評価
版をアンインストールする必要ありません。評価版の環境に製品版のライセンスを適用するだけで、そのまま使用
できます。
9.2 PCC 起動の際、JAVA でエラーが発生
Pervasive PSQL v10 で使用する JRE 1.6. 0 以外の JRE がインストールされている環境で発生することがあります。
Pervasive Control Center の起動を下記のように指定することで回避可能です。
"(PSQL インストールパス)\bin\pcc.exe" -vm "(JRE インストールパス)\bin\javaw.exe" -
vmargs -Xms256M -Xmx256M
たとえば、次のように指定します。
"c:\Program Files\Pervasive Software\PSQL\bin\pcc.exe" -vm "c:\Program Files
\Java\jre1.6.0_01\bin\javaw.exe" -vmargs -Xms256M -Xmx256M
9.3 インストール後、30 日経過するとエラー 161 が発生
インストール後、30 日経過後にエラー 161 が発生する場合は、インストールの際にライセンス キーの入力を行わ
なかったと考えられます。
License Administrator を使用して、ライセンスの追加を行ってください。
License Administrator については、第 4 章 「ライセンスの適用」を参照してください。
9
注意:一度評価版をインストールした環境で、評価期限終了後に評価版をアンインストールし、その後、製品版の
インストールを行うと、サンプル データベース等の初期化が行えなくなります。
30
9.4 ライセンス適用の際、エラー 7224 が発生
Windows 7、Windows Vista または Windows Server 2008 では、ワークグループ エンジンにライセンスを適用す
る際、ユーザー アクセス制御(UAC)の影響でエラー 7224 が発生します。また、エラー 7224 が発生した直後は、
ライセンスが適用できているように見えますが、ワークグループ エンジンを再起動すると、ライセンス適用前の状
態に戻ります。
この状態は、インストール時にライセンスの適用を行わず、後から付属ツールを使用してライセンスを適用したよう
な場合に発生します。
次の手順でライセンス キーを適用してください。
ライセンス キーを適用するには
1. [スタート]メニューから、[すべてのプログラム]→[Pervasive]→[PSQL 10]→[エンジン]→
[ワークグループエンジンの停止]を順にクリックし、ワークグループ エンジンを終了します。
2. コマンド プロンプトを管理者として実行で起動します。
3. コマンド プロンプトから w3dbsmgr.exe を起動します。
64 ビット OS の場合:
"C:\Program Files (x86)\Pervasive Software\PSQL\bin\w3dbsmgr.exe"
32 ビット OS の場合:
"C:\Program Files\Pervasive Software\PSQL\bin\w3dbsmgr.exe"
4. License Administrator を起動し、ライセンス キーを適用します。
メモ:ワークグループ エンジンがサービスとしてインストールされている場合、この問題は発生しません。
Windows 7/Vista/Server 2008 より前の、UAC のないオペレーティング システムの場合にはこの問題は発
生しません。