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RCV No. 赤十字ボランティアのための情報誌 73 Red Cross Volunteer 2019. 10. Contents 日本とインドネシアをつなぐ ~グローバルにゴミ問題を考える~

R C VRCVでは、全国のボランティアの活動のヒントとなるような、優良 活動を紹介しています。よりよい情報誌を作っていくために、日頃から活動しているみなさ

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R C VNo.

赤十字ボランティアのための情報誌

73

Red Cross Volunteer 2019. 10.

Contents

日本とインドネシアをつなぐ~グローバルにゴミ問題を考える~

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日本とインドネシアをつなぐ~グローバルにゴミ問題を考える~

なぜインドネシアのゴミ問題なのか?

学生赤十字奉仕団×

青少年赤十字メンバー

2019年2月、Wakayama ASEAN Project学生赤十字奉仕団は小学校でインドネシアのゴミ問題についての授業を行いました。自分達で何をすべきか考え、企画し、工夫しながら実施にいたったその姿に注目しました!

NHK海外たすけあい募金 赤十字国際交流事業

青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター

Wakayama ASEAN Project学生赤十字奉仕団は、和歌山大学の学生が団員となっています。奉仕団として活動を始める前から、学生が取り組んでいた「インドネシアのゴミ集積地区を拠点とした教育支援」。インドネシアの現地で年2回活動していましたが、それだけではなく、日本でもインドネシアのゴミ問題を伝えたい!と考えました。「学生赤十字奉仕団×青少年赤十字メンバー」というコラボで、その思いを実現しました。

インドネシアでの教育支援

ジャカルタからのゴミが集積されるBantarGebamg地区。そのゴミ集積地区唯一の教育機関「アルファラー」において授業を行うなど、様々な教育支援を行っています。

↑ゴミ集積地区に住む子ども

←ゴミがそこら中に!

創造力を豊かにするアート企画 責任感や自主性を育む菜園企画

普段の活動は?

マレーシア赤新月社の子ども達と英語力を活かして交流!

募金活動もグローバルに!

研修会のグループワークのお手伝い

他の学生赤十字奉仕団と同じように、様々な活動

をしているガー!

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企画

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実施まで

授業当日

感想

年2度の海外での活動だけでなく、日本でも海外のゴミ問題の現状

を 伝えたい!

そのためには、伝えたい相手との

関係性の構築が必要。

和歌山県支部に相談。青少年赤十字加盟校の大新小学校における授業の実施が決定!

① インドネシアの現状を知る ② 日本の現状と比較しながら、Q&A

③ ゴミを減らすために何ができるか考える ④ リサイクルの大切さ

自分が楽しむ!

企画成功の秘訣をご紹介!

顔をあわせる!

役割をもつ!

ボランティアは真面目にやっているだけでは、しんどくて続かない。仲間とコミュニケーションをとり、親睦や絆を深めることが大切!

1人で考えるより、みんなで考えたほうがどんどん進んでいく!週に1度は集まり、その結果は全員へ共有。参加できなかった人もコメントなどの反応を必ずする。

小さなことでもメンバー全員が役割を持つ。責任感を持つことができ、自分がいることでグループが成り立っているというモチベーションがUP↑

どんな国でどんなゴミがあるのか?ゴミ山が出来てしまうのは、「ゴミ焼却所がないこと」が原因!

日本はゴミ焼却所が最も多い!しかし、ゴミを燃やすことは、ゴミ問題の根本的解決にはならないことを知る。

食べ残しはしない!エコバッグを使う!

いらない物は買わない!

ゴミとなったペットボトルで、ブレスレット作り。リサイクルは、ゴミを減らす1つの手段!

↑実施に向けて模擬授業も行いました!

気づき 考え 実行する

まさしく、青少年赤十字の態度目標の実践のカガミ!※

※子ども達の主体性を育むための態度目標「気づき・考え・実行する」のこと。←インドネシアの学校での教育支援の様子

どこの国の子どももクイズの反応、見せてくれる笑顔が一緒!

子どもの知る世界を広げられたし特別授業のワクワクを伝えられた!

小学生からも学ぶことが多かった!

授業ではツカミを意識!1年がかりのプロジェクトに責任を感じたがやり遂げられてよかった。

自分達の企画を実行に移すことは本当に難しかったが、成功例になった!

グローバルな視点で目の前のことに取り組む。そのいい例になった!

子どもたちは非常にまじめで熱心で純粋でとても感動した!

ゴミ問題は、みんなの問題だと思った!一人ひとりが意識することが大切!私もお兄さんお姉さん達みたいに人を助けたい!

子ども達の感想

4年生の授業

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令和元年6月14日発行 RCV No.72

① 今号の特集へのご意見・ご感想

② こんな特集が見たい!「こんな活動がしたい!どこかでしていないかな」。知りたい活動はありませんか?

③ 活動を全国に伝えたい!掲載したい活動がありましたら、ぜひお知らせください。

④ 今号から、RCVをメール配信しています!次号からの配信をご希望の方は送信先のメールアドレスをご記載ください。

⑤ ご意見をいただいた中から、抽選で赤十字グッズをプレゼントします。プレゼントにご応募される方は、メールアドレスを記載してください。当選された方に、ご連絡差し上げます。

上記をご記入のうえ、[email protected]あてお送りください

RCVでは、全国のボランティアの活動のヒントとなるような、優良活動を紹介しています。よりよい情報誌を作っていくために、日頃から活動しているみなさんからのご意見を、ぜひお聞かせください!

みなさんの声大募集

受信されるメールアドレスのサーバー容量によっては、データを受信できない場合がございます。また、閲覧される媒体によっては、閲覧ができない場合もございますので、あらかじめご了承ください。※パソコン/スマートフォンによる閲覧を推奨。

赤十字ボランティアへの参加について

日本赤十字社の活動は、全国のボランティアによって支えられています。あなたも、“苦しんでいる人を救いたい”という思いを行動に移してみませんか?赤十字ボランティアへの参加は、日本赤十字社各都道府県支部・施設で受け付けています。

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○編集・発行日本赤十字社 事業局パートナーシップ推進部

ボランティア活動推進室 青少年・ボランティア課電話:03-3437-7083(ダイヤルイン)

ホームページ:http://www.jrc.or.jp/volunteer

こちらからも →ご回答いただけます!

でも逐次情報を更新しています!

いざ ! インドネシア へ

授業から7ヵ月後、WAP学生赤十字奉仕団メンバーは支援しているインドネシアの学校へ赴き、大新小学校の子どもたちが作ったブレスレットを届けました!

↑ 日本での授業の様子を伝えました。 ↑ ブレスレットを先生に渡しました。

メンバーの感想

子ども達がとても笑顔で喜んでくれ、その笑顔が見れてよかった!

この企画を行った意味をインドネシアの子ども達にも伝えることができてよかった!

今後も国内外に目を向け、グローバルに活動を続けていきます!