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Ruby City Matsue

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Page 1: Ruby City Matsue

松江発 Ruby (ルビー)は世界の言語

島根大学教授野田哲夫

Page 2: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)は松江の地域資源?

Page 3: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)はプログラミング言語

def fib (n) if n<2 n else fib (n-2) +fib(n-1) endendprint “fib(6)=“, fib(6), “ n”

def fib (n) if n<2 n else fib (n-2) +fib(n-1) endendprint “fib(6)=“, fib(6), “ n”

  0,1,1,2,3,5,8,13,21,34, ・・・

※どの項もその前の 2 つの項の和となっている数列。

Page 4: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)は松江市で作られた?• 1993 年 まつもとゆきひろ氏によって開発

 松江市在住 ネットワーク応用通信研究所に勤務

• 2006 年  Ruby City Matsue Project (ルビーシティー松江プロジェクト)開始  • 2009 年 まつもとゆきひろ氏 松江市名誉市民に

Ruby (ルビー)を松江市の地域資源に!

Page 5: Ruby City Matsue

今日の【講義】の予定• 1993 年 まつもとゆきひろ氏によって開発• 1995 年 公開される

• 2006 年  Ruby City Matsue Project (ルビーシティー松江プロジェクト)開始

Ruby が松江市の地域資源になるまで

Ruby プロジェクトの開始から現在まで

前半

後半

Page 6: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)が松江市の地域資源になるまで

Page 7: Ruby City Matsue

人間とコンピュータとプログラミング言語

人間がプログラミング言語で命令

   翻訳   結果def fib(n)) 000001d0 7c 08 02 06 bf ・・

ソースプログラム

オブジェクトプログラム

コンピュータがプログラミングを実行

Page 8: Ruby City Matsue

人間とプログラミング言語人間がやりたいことをプログラミング言語で命令

def fib (n) if n<2 n else fib (n-2) +fib(n-1) endendprint “fib(6)=“, fib(6), “ n”

0,1,1,2,3,5,8,13,21,34, ・・・

Page 9: Ruby City Matsue

コンピュータとプログラミング言語

プログラミング言語がコンピュータに翻訳され、実行される

コンピュータがプログラミングを実行

0,1,1,2,3,5,8,13,21,34, ・・・

Page 10: Ruby City Matsue

プログラミング言語と人間

• プログラミングにはプログラマー=人間の役割が重要性

Page 11: Ruby City Matsue

Ruby は人間にとって分かりやすい言語

class Sample{ private static int fib(int n){ if (n<2){ return n; } else { fib (n-2) + fib (n-1); } } public static void main (String[] argv) { System.out.println (“fib (6) =“+fib (6)); }}

Java によるフィボナッチ数※計算プログラム Ruby によるフィボナッチ数計算プログラム

def fib (n) if n<2 n else fib (n-2) +fib(n-1) endendprint “fib(6)=“, fib(6), “ n”

出典:まつもとゆきひろ コードの世界

※どの項もその前の 2 つの項の和となっている数列。  0,1,1,2,3,5,8,13,21,34, ・・・

Page 12: Ruby City Matsue

オープンソース Ruby とその広がり

• 1993 年 まつもとゆきひろ氏によって開発

• 1995 年 公開される  → Ruby の設計図を公開  →だれでもが Ruby を無償で利用できる  →だれでもが Ruby を改良できる

• 公開~現在まで  世界中のエンジニアが Ruby の開発・改

良を  行っている。

Page 13: Ruby City Matsue

オープンソース Ruby とその広がり

Page 14: Ruby City Matsue

Ruby の応用分野の広がり(1)

• 人工知能• ゲノム解析( BioRuby )• 気象情報処理• NASA スペースシャトル・チャレンジャー爆発

に関するデータ分析

Page 15: Ruby City Matsue

Ruby の応用分野の広がり(2)

• ゲーム  Ruby/SDL ( Ruby でゲームを作るライブ

ラリ)

• HPC (高性能計算機)• 組み込み

Page 16: Ruby City Matsue

Ruby の応用分野の広がり(3)• 2004 年 デンマーク人の David Heinemeier

Hansson 氏が、 Ruby による Web アプリケーション開発フレームワーク( Ruby でホームページを簡単に作成する道具) Ruby on Railsを開発

• 2005 年ごろからビジネス分野でも 注目を集めるようになる。

Page 17: Ruby City Matsue

Ruby の応用分野の広がり(4)

これらのホームページは Ruby 、 Ruby on Rails で作られています。

def fib (n) if n<2 n else fib (n-2) +fib(n-1) endendprint “fib(6)=“, fib(6), “ n”

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Ruby の応用分野の広がり(5)

Page 19: Ruby City Matsue

世界の Ruby を松江の地域資源へ

Page 20: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)シティプロジェクトの開始から現在まで

Page 21: Ruby City Matsue

Ruby (ルビー)シティプロジェクト

• 2006 年 7 月  Ruby City MATSUE Project• 情報の交流拠点『松江オープ ンソース

ラボ』の開設• 新たな市場の開拓による地域の産業活

性化 と地域ブランド創造

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しまね OSS 協議会の設立

• 2006 年 9 月 3 日 しまね OSS (オープン・ソース・ソフトウェア)協議会が発足

• 島根県のオープンソースに関わる企業、技術者、研究者、そしてユーザが連携する

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Ruby シティーと OSS 協議会の目的

• 地方自治体のオープンソース活用は日本の IT 産業(情報サービス産業)におけるウォーターフォールモデル(下請け構造)を変えうるか?

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ユーザ

情報サービス産業 (東京)

注文

親会社

一次下請

二次下請

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ユーザ

情報サービス産業 (東京)

注文

地方の情報サービス産業

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日本の情報サービス産業の受注先

経済産業省『特定サービス産業実態調査』( 2009)より

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島根県の情報サービス産業の受注先

『島根県の産業と労働』( 2006)より

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ユーザ

情報サービス産業 (東京)

注文

地方の情報サービス産業

地方自治体

注文

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企業

従来のソフト開発 オープンソース・ソフトウェア

プログラマーなど 企業

 コミュニティ販売

公開・無償利用

開発・サポー

下請け・孫請け派遣

オープンソースの開発スタイルとビジネス

地方の中小情報サービス企業の

ビジネス参加の可能性!

+技術力

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ユーザ

情報サービス産業 (東京)

注文

地方の情報サービス産業

地方自治体

注文

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しまね OSS 協議会の活動• Ruby 、 Ruby on Rails を中心とした講習会、

 技術交流会の開催• OSS を企業・産業振興、雇用拡大、地域振興に結びつけるための研究交流会(オープンソース・サロン)の開催

• 全国、全世界の開発コミュニティとの連携

Ruby勉強会

オープンソースサロン

シリコンバレー視察

Page 32: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根県)

• 2008 年 島根県  IT 産業振興策

島根県ホームページより

Page 33: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根県)

島根県  IT 産業振興策• 人材育成事業・ OSS/Ruby エンジニア育成講座

・組み込みエンジニア育成講座・プロジェクトマネージャー育成講座 など

• 実践型 OSS 開発力強化支援事業・高度エンジニア派遣事業・高度 IT エンジニアスキルアップ支援事業

• ソフト産業ビジネス研究会支援事業・専門家などを招聘したビジネス研究会の創設・運営を支援

• 販路拡大支援事業・県内のソフト系企業のソフトウェア製品の販路獲得、高い開発技術による業務獲得を目指し、首都圏で開催される IT 関連展示会への出展を支援

• 県内就職支援事業・県内外の情報系の学生などを対象にRuby 講座を実施し、県内 IT 企業への就職につなげる研修を合宿形式で実施 島根県ホームページより

Page 34: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根県)

• 島根県のホームページを Ruby を使って構築

Page 35: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根県)

• 島根県 Ruby合宿( 2008 年~)

Page 36: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根大学)

島根大学• 2007 年  Ruby プログラミング講座開設• 2008 年 オープンソースプロジェクト研究

スタート• 2009 年 まつもとゆきひろ客員教授

Page 37: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根大学)

• 島根大学の教員情報検索システムを Rubyで構築

Page 38: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(島根大学)

• 島根大学でオープンソース研究の国際シンポジウム開催( 2010 年 11 月)

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Ruby 、 OSS の活動の広がり

 情 報 サ ー ビ ス 産 業 売 上 高 推 移 (単 位 :百 万 円 )全 国 伸 び 率 島 根 県 伸 び 率

2006年 度 13,751,730 10,4522007年 度 13,409,700 - 2.5% 12,060 15.4%2008年 度 14,817,900 10.5% 13,241 9.8%

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Ruby 、 OSS の活動の広がり(中国地方)

• 2009 年ちゅうごく地域 Ruby ビジネス活用研究会

Page 41: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(全国)

• 福岡 Ruby ビジネス拠点推進会議( F-Ruby )

• 三鷹 ICT ・ Ruby 人材開発

• 塩尻市が Ruby製図書館システムを導入• 徳島県が Ruby の CMS「 Joruri」でサイト

を刷新, OSS として公開へ

Page 42: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(全国から、松江へ)

オープンソースカンファレンス島根2008開催(松江テルサ)全国から500人を超えるエンジニア、経営者、研究者が松江に集結

Page 43: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(世界から、松江へ)

Ruby World Conference 2009開催(くにびきメッセ)世界中から1000人を超えるエンジニア、経営者、研究者が松江に集結

Page 44: Ruby City Matsue

Ruby 、 OSS の活動の広がり(世界から、松江へ)

Ruby World Conference 2010開催(くにびきメッセ)世界中から1000人を超えるエンジニア、経営者、研究者が松江に集結

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Ruby 、 OSS の活動の広がり(全国、世界から、松江へ)

• RubyWorld Conference 2011  9 月 5 日(月)、 6 日(火) くにびきメッセで開催

• オープンソースカンファレンス島根 2011  11 月 12 日(土) 松江テルサで開催

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