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Developers Summit 2012 新野淳一 Publickey S-1 #natsumiS1 クラウドが破壊するもの、 創造するもの

【S 1】「クラウドが破壊するもの、創造するもの」新野淳一氏

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新野淳一Publickey

S-1 #natsumiS1

クラウドが破壊するもの、創造するもの

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自己紹介

新野淳一 ITジャーナリスト/ Publickeyブロガークラウド利用促進機構(CUPA) 総合アドバイザー

1995年 アスキー WindowsMagazine編集部

1997年 アスキーNT副編集長

2000年 @IT設立

2007年 アイティメディア株式公開

2008年 フリーランスとして独立

2009年 ブログ Publickey開始

http://www.publickey.jp/

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アジェンダ

クラウドがもたらす変化とは?

クラウドが破壊するもの

クラウドが創造するもの

ソーシャルエンタープライズのトレンド

リレートーク Google 藤井さん

日本IBM 村上さん

日本マイクロソフト 西脇さん

セールスフォース・ドットコム 関さん

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クラウドがもたらす変化

あらゆるリソースがソフトウェアで調達可能

オンデマンドでスケールアウト/スケールイン

事実上無限のリソース

高度な運用の自動化

グローバル展開

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クラウドが破壊しそうなもの(1)従来のシステムインテグレーション

オラクルが得意だったあるSI「受注単価が最大2桁下がった」

ハードウェア不要、インストール不要、チューニング不要

PaaSで開発も簡単、短納期、低コスト

売り上げ維持には、より多くの案件が必要に

中小企業が大規模システムに対応

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クラウドが破壊しそうなもの(2)

労働集約的なシステム運用

1年半前の「クラウドごった煮」での議論

「SIerで運用担当をしています。PaaSで運用は必要ですか?」

「いらないです」 (クラウド開発経験者)

インストール不要、トラブルシュート不要、オートスケールアウト

運用は徹底的に自動化する方向へ

モニタリングはちょっと必要か

DevOpsで開発と運用の区切りはなくなっていくか?

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クラウドが破壊しそうなもの(3)

オンプレミスおよびパッケージソフトウェア

Microsoft → Office LiveOracle → Oracle Cloud Google → Google AppsSAP → Success Factor etc...サイボウズ → Cybozu.com

インストール不要、トラブルシュート不要、オートスケールアウト

運用は徹底的に自動化する方向へ

モニタリングはちょっと必要か

DevOpsで開発と運用の区切りはなくなっていくか?

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クラウドの破壊から逃げよう!

成功するための大事な条件は、成功するしやすい市場にいること。

デベロッパーは破壊から逃れて創造へ向かおう!

もちろん、仮説が正しいとは限らない。自分で判断しよう!

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クラウドが創造するもの(1)

サービスモデル

オンサイトサポート不要

小規模でも展開可能、グローバルへ

AppStore、マーケットプレイスの登場

DevOps的なオペレーションがカギ

パッケージ展開は規模的に難しかったソフトウェアベンダでも、サービスで勝負できる

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クラウドが創造するもの(2)

モバイルを含むマルチデバイス展開

主要機能はクラウド側で実装

ビューをデバイスごとに最適化

サービス化とセットで、どこでも利用可能

これからのアプリケーション、サービスはマルチデバイス対応が必要に

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クラウドが創造するもの(3)

ビッグデータの活用

大規模並列処理、大規模ストレージの普及

これまで不可能だった分析処理を実現

何をどう分析するかが重要に

データサイエンティストといった職種が取りざたされる

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クラウドが創造するもの

サービスモデルの登場

モバイルの躍進

ビッグデータの活用

ビジネスサイクルの迅速化

グローバルマーケットへの進出

すべてコミュニケーションがカギソーシャルメディア

今日のテーマ

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業務アプリケーションのソーシャル化が始まっている

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セールスフォース・ドットコムChatterを発表(2009年11月)

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Facebookやツイッターを使ったとき、

エンタープライズコラボレーションはこのようになるべきだと確信した。

(2009年、マーク・ベニオフ氏)

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シスコ Quad → WebEx Social

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IBM Project Vulcan → IBM Social Business Framework

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SAP Sales on Demand

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Google+

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Oracle Social Services

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マイクロソフト、Office Talk→ Yammerを買収

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Atlassian Confluence

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SonicGarden YouRoom

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サイボウズLive

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エンタープライズのソーシャル化は明確なトレンド

Chatter Cisco WebEx Social IBM Project Vulcan SAP Sales on Demand Oracle Social Yammer Google+ Confluence サイボウズ Live YouRoom Chatwork Talknote Facebook / Twitter / Google+ / Linked.in etc...

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なぜエンタープライズソーシャル?

クラウド、モバイル、コンシューマライゼーションの波の影響

社内コラボレーションがソーシャル化

顧客とのコラボレーションもソーシャル化

ソーシャルメディアが顧客の分析に役立つから

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あらゆる業務アプリにソーシャルやコラボ機能が組み込まれていく……

メール

SFA / CR

M

開発者用ツール

経理財務

受発注

Facebook / Twitter

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ソーシャルを基盤にした新しいアイデア

分析

コラボレーション、業務ワークフロー

アプリケーション連係

ボット(トリガー/リマインダー/予測など)

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エンタープライズソーシャル疲れ?

メールを見て

社内ソーシャルのChatterを見て

TwitterやFacebookを見て

IMを見て

開発者用のWikiを見て

チケット管理システムを見て

コラボレーションのサイロ化?

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業務システムのサイロ化はSOAで解決すると、IBMは言っている

サイロ化されたコラボレーションも疎結合が必要ではないか?

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ソーシャルにもESBのような、何らかの共通基盤が必要では?

メール

SFA / CR

M

開発者用ツール

経理財務

受発注

Facebook / Twitter

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標準技術も出てきている……

OpenSocial 2.0 アクティビティストリーム

ガジェットフォーマット

OAuth 2.0 共通コンテナ

OpenID Connect OAuth 2.0ベースでJSON対応の認証プロトコル

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結び

ソーシャル機能は業務アプリケーションの基盤のひとつに

基盤技術の主流が何になるかはまだ分からない。

OpenSocial、OpenID Connectなどの標準もでてきているが、いまは製品ごとのAPIのほうが一般的か。

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続いて主要ベンダのリレートーク

Google 日本IBM 日本マイクロソフト

セールスフォース・ドットコム