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取扱説明書 - 日本語 ServerView Suite ServerView Update Management ServerView Operations Manager V8.50 2018年10月版

ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

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Page 1: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

取扱説明書 - 日本語

ServerView Suite

ServerView Update ManagementServerView Operations Manager V8.50

2018年10月版

Page 2: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

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Page 3: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

目次

1 はじめに 91.1 コンセプト 91.2 前提条件 12

1.2.1 管理対象サーバでの要件 13

1.2.2 コネクションブレードの要件 15

1.2.3 MMB のアップデートの要件 15

1.2.4 オペレーティングシステム VMware ESXi を実行するシステム要件(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 /iRMC S5 経由のフラッシュ) 15

1.2.5 PRIMEQUEST サーバのアップデートの要件 16

1.2.6 TFTP サーバの要件 17

1.2.7 中央管理用サーバ(CMS)での要件 18

1.2.7.1 アップデート管理ログイン(OS = Windows) 18

1.2.7.2 アップデート管理の設定(リポジトリなど) 19

1.2.7.3 アップデートデータ 201.3 管理用サーバに関する注記 21

1.3.1 シャットダウンと再起動 21

1.3.1.1 計画外のリブート後のステータス 21

1.3.1.2 エラー修復の手順 21

1.3.2 リブートが必要なコンポーネントを含む管理用サーバのアップデート 21

1.3.3 複数の管理用サーバ 221.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意 221.5 Support Package 221.6 新機能 231.7 ServerView Suite リンク集 231.8 ServerView Suite のマニュアル 241.9 本書の表記 25

2 概要 26

3 アップデート手順 283.1 オンラインアップデート 28

ServerView Update Management 3

Page 4: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

目次

3.2 TFTP サーバによるアップデート 30

3.2.1 ハードウェアシステムのアップデート 31

3.2.2 VMware ESXi OS を実行するシステムのアップデート(cURL を使用したiRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 によるフラッシュ) 33

3.3 オフラインアップデート 35

3.3.1 オフラインアップデートの準備 35

3.3.2 オフラインアップデートの実行 373.4 アップデートデータへのアクセス 38

4 ServerView Update Agent のインストール 394.1 管理対象サーバへのインストール 39

4.1.1 インストールの要件 39

4.1.2 アンインストールの要件 40

4.1.3 Update Agent V6.0(またはこれ以降)のインストール 40

4.1.3.1 Windowsでのインストール 40

4.1.3.2 Linuxでのインストール 424.2 TFTP サーバへのインストール 44

4.2.1 Windowsでのインストール 44

4.2.2 Linuxでのインストール 45

5 ユーザインターフェース 465.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 46

5.1.1 ツリー構造 48

5.1.2 「サーバ詳細」タブ 51

5.1.3 「アップデート詳細」タブ 56

5.1.4 「ジョブ詳細」タブ 60

5.1.5 ダイアログボックスとウィザード 63

5.1.5.1 「ログオン」ダイアログボックス 63

5.1.5.2 クリーンアップウィザード 65

5.1.5.3 オフラインアップデートウィザード 69

5.1.5.4 「サーバ詳細」ダイアログボックス 72

5.1.5.5 ジョブ作成ウィザード 76

5.1.5.6 「アップデート詳細」ダイアログボックス 84

5.1.5.7 「PSP詳細」ダイアログボックス 87

ServerView Update Management 4

Page 5: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

目次

5.1.5.8 ジョブコピーウィザード 88

5.1.5.9 「ジョブ詳細」ダイアログボックス 96

5.1.5.10 「ジョブの編集」ダイアログボックス 99

5.1.5.11 「TFTP アドレス変更」ダイアログボックス 1025.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 103

5.2.1 ツリー構造 104

5.2.2 「アップデート」タブ 105

5.2.3 「ユーザ定義」タブ 109

5.2.4 ダイアログボックス 111

5.2.4.1 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス 112

5.2.4.2 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックス 114

5.2.4.3 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス 117

5.2.4.4 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックス 118

5.2.4.5 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス 121

5.2.4.6 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックス 122

5.2.4.7 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス 124

5.2.4.8 「PSP詳細」ダイアログボックス 125

5.2.4.9 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックス 126

5.2.4.10 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス 1285.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 129

5.3.1 ツリー構造 130

5.3.2 「スケジュール」タブ 131

5.3.3 「タスク」タブ 133

5.3.4 「ログ」タブ 135

5.3.5 ダイアログボックス 136

5.3.5.1 「ダウンロードサーバタスクの追加」ダイアログボックス 137

5.3.5.2 「ダウンロードサーバタスクの編集」ダイアログボックス 139

5.3.5.3 「ダウンロードのタスクの設定」ダイアログボックス 1415.4 設定のメインウィンドウ 142

5.4.1 「一般設定」タブ 143

5.4.2 「メール設定」タブ 144

5.4.3 「ダウンロード設定」タブ 146

ServerView Update Management 5

Page 6: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

目次

5.4.4 設定ウィザード 147

5.4.4.1 「開始」ステップ(設定ウィザード) 148

5.4.4.2 「リポジトリ」ステップ(設定ウィザード) 149

5.4.4.3 「その他」ステップ(設定ウィザード) 152

5.4.4.4 「ダウンロード設定」ステップ(設定ウィザード) 153

5.4.4.5 「メール設定」ステップ(設定ウィザード) 155

5.4.4.6 「有効化」ステップ(設定ウィザード) 1565.5 フィルタダイアログボックス 157

5.5.1 標準(フィルタダイアログボックス) 157

5.5.2 文字列(フィルタダイアログボックス) 158

5.5.3 整数値(フィルタダイアログボックス) 159

6 アップデートの管理 1606.1 アップデートマネージャ 160

6.1.1 アップデートマネージャを開く 160

6.1.2 アップデートマネージャを閉じる 161

6.1.3 サーバへのログオン 161

6.1.4 サーバの Update エージェントのリセット 162

6.1.5 サーバのアップデートログの表示 163

6.1.6 アップデートに関する詳細情報の表示 163

6.1.7 ジョブの管理 164

6.1.7.1 ジョブのクリーンアップ 164

6.1.7.2 ジョブのコピー 165

6.1.7.3 ジョブのリリース 166

6.1.7.4 ジョブの削除 166

6.1.7.5 ジョブについての詳細情報の表示 1676.2 リポジトリマネージャ 167

6.2.1 リポジトリマネージャを開く 167

6.2.2 リポジトリマネージャを閉じる 167

6.2.3 アップデートの編集 168

6.2.4 アップデートのリリース 168

6.2.5 ユーザ定義グループの管理(ユーザ定義) 168

6.2.5.1 ユーザ定義グループの作成 168

ServerView Update Management 6

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目次

6.2.5.2 ユーザ定義グループの編集 169

6.2.5.3 ユーザ定義グループでのアップデートのリリース 169

6.2.5.4 ユーザ定義グループの削除 170

6.2.6 リポジトリの再初期化 1706.3 ダウンロードマネージャ 171

6.3.1 ダウンロードサービスの調整 172

6.3.2 ダウンロードマネージャの一般情報 172

6.3.3 ダウンロードマネージャを開く 173

6.3.4 ダウンロードマネージャを閉じる 173

6.3.5 新しいダウンロードタスクの作成 173

6.3.6 ダウンロードタスクへのサーバの割り当て 174

6.3.7 ダウンロードタスクの編集 174

6.3.8 ダウンロードタスクの削除 175

6.3.9 ダウンロードタスクの監視 175

6.3.10 ログファイルの管理 1756.4 設定 176

6.4.1 設定を開く 176

6.4.2 設定を閉じる 176

6.4.3 グローバルパラメータの設定 1776.5 テーブルのフィルタリング 179

7 コマンドラインインターフェース 1807.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 180

7.1.1 呼び出しパラメータ 181

7.1.2 StartFlash(コマンド) 184

7.1.3 WaitForDone(コマンド) 185

7.1.4 Reboot(コマンド) 187

7.1.5 Cleanup(コマンド) 188

7.1.6 Cancel(コマンド) 189

7.1.7 結果ファイル 191

7.1.7.1 StartFlash(イベント) 192

7.1.7.2 Ready(イベント) 194

7.1.7.3 Cancel(イベント) 195

ServerView Update Management 7

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目次

7.1.7.4 SequenceError(イベント) 195

7.1.7.5 ParamError(イベント) 195

7.1.7.6 LogonError(イベント) 195

7.1.7.7 MemoryError(イベント) 196

7.1.8 バッチファイル(例) 196

7.1.9 CLI スタンドアロン 2077.2 citfs.bat(バッチジョブ) 208

8 スクリプトツール(svupdcli.pl) 2108.1 要件 2108.2 構文 2118.3 スクリプトオプション 2128.4 構成パラメータ 2158.5 アップデートのためにスクリプトを使用します 219

8.5.1 構成設定の読み取り 219

8.5.2 構成設定の書き込み 220

8.5.3 アップデートステータスのチェック 220

8.5.4 アップデートジョブの作成 221

8.5.5 アップデートジョブの実行と監視 221

9 トラブルシューティング 2229.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ 2229.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ 2259.3 設定ウィザードのエラーメッセージ 2279.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージ 2299.5 シングルサインオンの問題 2309.6 ログオンに関する問題 2309.7 ツリー構造のエントリの問題 2309.8 コンポーネントに関する問題 2319.9 ファイバーチャネル(FC)コントローラの問題 2329.10 定期ダウンロードタスクのログファイルの問題 2329.11 管理対象ノードのイベント ID 2370 2329.12 アップデートマネージャを使用しないインストール/アンインストール 233

ServerView Update Management 8

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1 はじめにServerView アップデート管理により、PRIMERGY サーバのファームウェアおよびソフトウェアコンポーネントのアップデートを管理することができます。アップデート管理は、以下のアプリケーションで構成されています。

l アップデートマネージャは、アップデートの管理と、管理対象ノードにアップデートをインストールするためのメカニズムを提供します。

l リポジトリマネージャは、リポジトリを管理するためのメカニズムを提供します。o リポジトリに含まれるアップデートのリストの表示o 内容のプロパティの変更o 管理用サーバのローカルリポジトリのアップデートo ユーザ定義の作成

l ダウンロードマネージャは、利用可能なアップデートを確認し、管理対象ノードのための新しいアップデートを Fujitsu Web サーバから管理用サーバのローカルリポジトリへダウンロードするメカニズムを提供します。

l 「設定」は、以下の設定を行うためのメカニズムを提供します。o アップデートマネージャo リポジトリマネージャo ダウンロードマネージャ

1.1 コンセプトアップデート管理はデータベースのコンセプトに基づいており、GUI とサービスはデータベースを通じてのみ通信します。

1. GUI を使用してサービスのジョブを定義し、これらのジョブをデータベースに書き込みます。

2. サービスはジョブをデータベースから取得し、バックグラウンドで処理して結果をデータベースに書き込みます。

3. GUI はデータベースからの結果を表示します。

さまざまなサービスによって実行されるタスクについて、以下に説明します。

インベントリサービスは PRIMERGY サーバのインベントリを読み取り、結果をデータベースに書き込みます(インベントリには PRIMERGY サーバのハードウェアとソフトウェアの構成データ全体が含まれます)。

ServerView Update Management 9

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1.1 コンセプト

ダウンロードサービスで、ダウンロードサーバからリポジトリにアップデートをダウンロードできます。

ダウンロードサービスによるダウンロードの他に、ServerView Update DVDからリポジトリマネージャを使用して、リポジトリにアップデートをインポートすることもできます。

PRIMERGY サーバを初めてアップデートする場合は、まず ServerViewUpdate DVD からアップデートをロードします。そうしないと、データ量が多いため、このプロセスに非常に長い時間がかかります。DVD はほぼ毎月発行されていますが、最新のアップデートが収録されていないことがあります。それから次にダウンロードサービスを使用して最新のアップデートをダウンロードしてください。

Fujitsu ダウンロードサーバからアップデートをダウンロードする以外に、いわゆるリポジトリサーバを経由して分散方式でリポジトリを保持することもできます。リポジトリサーバについては、『ServerView Repository Server』のインストールガイドと取扱説明書を参照してください。

アップデートサービスは以下のタスクを実行します。

1. インベントリとリポジトリに基づいて各 PRIMERGY サーバで使用できるアップデートを検出し、結果をデータベースに返して GUI で表示できるようにします。

2. GUI で定義したジョブを使用して、リポジトリから PRIMERGY サーバにアップデートを転送します。

この相互関係を、以下の図で示します。

ServerView Update Management 10

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1.1 コンセプト

図 1: アップデート管理のさまざまなサービス間のインタラクション - ServerView Agents

図 2: アップデート管理のさまざまなサービス間のインタラクション - ServerView AgentlessService

ServerView Update Management 11

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1.2 前提条件

Fujitsu Web サーバから直接アップデートをダウンロードする他に、リポジトリサーバでは、ファームウェアコンポーネントのリポジトリを分散して維持できます。

図 3: リポジトリサーバ

ServerView Agentless Service の場合は、リポジトリを iRMC で設定するが使用されます。

リポジトリサーバは、Fujitsu Software ServerView Suite のアップデート管理ツールである、ServerView embedded Lifecycle Management(eLCM)、ServerView System Monitor、ServerView Update Manager のリポジトリを提供するためにも使用できます。

ServerView Update Manager の場合、管理用サーバが管理対象ノードとして機能します(上の図を参照)。

1.2 前提条件ServerView Agents、ServerView Agentless Service、ServerView UpdateAgent、ServerView Operations Manager アプリケーションが必要です。これらは以下から取得できます。

l ServerView Suite DVD 2(PRIMERGY サーバ本体にバンドル)

l Fujitsu Web サーバの「Download」セクション :http://support.ts.fujitsu.com

ServerView Update Management 12

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1.2 前提条件

1.2.1 管理対象サーバでの要件

オンラインサーバで OS を実行中にのみコンポーネントをインストールできます。

ServerView Agents を使用した管理対象サーバl ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux をイ

ンストールする必要があります。l ServerView Update Agent(Windows >=V5.10.02、Linux >=V5.10-

01)をインストールする必要があります。l 管理対象ノードのファイアウォール設定で、以下のポートを有効にする必要があ

ります。o 161(snmp)o 3171(ServerView Update Agent)o 3172(SCS)

ServerView Agentless Service を使用した管理対象サーバ

l ServerView Agentless Service がインストールする必要があります。

l 有効な eLCM ライセンスキーとマウントした SD カードを持つ iRMC S4(バージョン 8.00 以降) / iRMC S5 。

iRMC は、eLCM RESTful API をサポートしている必要があります。

l SNMP プロトコル は、iRMC S4 / S5 で有効する必要があります。

セキュリティ

管理対象サーバのアップデートを実行する前にセキュリティ(アカウントチェックの設定)が必要な場合は、シングルサインオンを使用するか、またはユーザグループを指定する必要があります。

l シングルサインオン

要件:

ServerView Agents V 5.0 以降

ServerView Update Agent V 5.0 以降

中央管理用サーバ(CMS)からの証明書を管理対象ノードにコピーする必要があります

ServerView Update Management 13

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1.2 前提条件

l ユーザグループの指定

Linux: ServerView Update Agent のインストール中にデフォルト設定が指定されます

デフォルトユーザグループ: GFUSER

デフォルトユーザ: globalflash(パスワード: globalfl)

LinuxFwuAgent.cfg ファイルを編集して、デフォルト設定を変更できます。

Windows: ServerView Update Agent のインストール中に指定します

インベントリ

ServerView Agents がファームウェアを処理するための要件

l Broadcom LAN コントローラ

Windows: PSP Broadcom_LAN_BACS/_E / …

Linux: ServerView Update Agent

l RAID コントローラ

Linux: ServerView RAID

l ファイバーチャネルコントローラ(Emulex)と Linux オペレーティングシステム

ファームウェアアップデートの要件は、以下のとおりです。

Linux が手動または ServerView Installation Manager 11.13.04 以前のバージョンを使用してインストールされた場合、以下の操作を実行する必要があります。o Emulex OCM パッケージのインストール(Core または GUI)o OEM ドライバ Ipfc、be2net、be2icsci のインストールo 32 ビットオペレーティングシステムの場合:

HBA ツールを使用した 32 ビット libHBAAPI のインストールo 64 ビットオペレーティングシステムの場合:

HBA ツールを使用した 32 ビット libHBAAPI のインストール

32 ビットライブラリ libnl.so.1 のインストールo ServerView Agents V6.11 以上のインストール

ServerView Update Management 14

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1.2 前提条件

1.2.2 コネクションブレードの要件

アップデートマネージャによるアップデートを行うためにコネクションブレードを準備するには、次のように設定します。

1. ブラウザなどを使用して、コネクションブレードのグラフィカルユーザインターフェース (GUI) を開きます(http://<コネクションブレードの IP アドレス>)。

2. セキュリティ> セキュアなシェル: 以下の値を設定します。

Admin Mode: Enable

SSH Version 1 : Disable

SSH Version 2 : Enable

CMS で Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(オペレーティングシステムVMware ESXi やMMBやコネクションブレード を搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

詳細については、152 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。

1.2.3 MMB のアップデートの要件

CMS で Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(オペレーティングシステムVMware ESXi やMMBやコネクションブレード を搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

詳細については、152 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。

1.2.4 オペレーティングシステム VMware ESXi を実行するシステム要件(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 /iRMC S5 経由のフラッシュ)

前提条件 :

l オペレーティングシステムのバージョン: ESXi 5.0 以上l ServerView CIM プロバイダ V6.00.05

VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムで、アップデートマネージャによるアップデートの準備をするには、以下のように設定します。

ServerView Update Management 15

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1.2 前提条件

1. CIM Providerをインストールします。2. システムに iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5(TX/RXnnnS7 向けファームウェ

ア 6.53A および BX920/924 S3/iRMC S4 向けファームウェア 6.25G)が含まれていることを確認してください。

3. システムと iRMC の両方がネットワークに接続され、管理者権限を持つローカルユーザ(管理者または PEM)が設定されていることを確認します。

4. SSH が ESXi システムおよび iRMC の設定で有効になっていることを確認します。

5. ESXi システムで BIOS をアップデートする場合は、以下を確認してください。

l インストールする BIOS 版数は少なくとも以下を満たす必要があります。o RX100 S7p、RX/TX300 S7、RX350 S7、TX120 S3p、TX140

S1p の場合は 1.10 以降o RX200 S7 の場合は 2.1 以降

l BIOS アップデートの際は、Bitlocker をオフにしてください。

l サーバは保守モードにしてください。

CMS で Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(オペレーティングシステムVMware ESXi やMMBやコネクションブレード を搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

詳細については、152 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。

1.2.5 PRIMEQUEST サーバのアップデートの要件

PRIMEQUEST サーバのアップデートの場合、以下の必要条件を管理対象サーバで満たす必要があります。

l マネジメントボードを保守モードにしないこと。l 対象サーバのパーティションが保守モードになっていないこと。l 対象サーバのすべてのパーティションで、TPM モードを無効にしておくこと。l マネジメントブレードのオンラインアップデートの場合、2 台目のマネジメント

ブレードを取り付けること。l オフラインアップデートの場合、対象サーバのすべてのパーティションをあらか

じめシャットダウンしておくこと。l ServerView Update Agent を管理サーバにインストールしてあること。

上記の要件を満たしていない場合、アップデートは中断され、対応するエラーメッセージが表示されます。

ServerView Update Management 16

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1.2 前提条件

PRIMEQUEST マネジメントブレードでは、管理用サーバは TFTP サーバとして機能し、ここに Update エージェントをインストールする必要があります。

1.2.6 TFTP サーバの要件

TFTP サーバは、コネクションブレード/マネジメントブレードのアップデートに必要です。

l ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux >=V6.10 をインストールしてあること。

l ServerView Update Agent(Windows >=V6.10.02、Linux >=V6.30-00)がインストールしてあること

また、VMware ESXi オペレーティングシステム上の iRMC S3 /iRMC S4 /iRMCS5 ファームウェアおよび BIOS をアップデートする場合にも、TFTP サーバが必要です。

l iRMC ファームウェアをアップデートするには、以下をインストールする必要があります。o ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux

V7.20 以上o ServerView Update Agent for Windows または ServerView Update

Agent for Linux V7.20 以上

l BIOS ファームウェアをアップデートするには、以下をインストールする必要があります。o ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux

V7.20 以上o ServerView Update Agent for Windows または ServerView Update

Agent for Linux V7.20 以上

TFTP サーバ(Windows)

l Fujitsu PXEサーバ(<=1.13.0000、>=1.15.0000)がインストールしてあること

TFTP サービスのみを有効にしてください。

TFTP サーバを Windows にインストールする方法については、44 ページのWindowsでのインストールを参照してください。

TFTP サーバ(Linux)

l libxml2 パッケージをインストールする必要があります。

RHEL <= V6, SLES <= V11 (x86): libxml2

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1.2 前提条件

RHEL <= V6, SLES <= V11 (x86_64): libxml2.i686

RHEL7/SLES12 (x86_64): libxml2

l TFTP サービスのソフトウェアパッケージ(ファイアウォール構成で TFTP が許可されていること)がインストールしてあること

TFTP サーバを Linux にインストールする方法については、45 ページの Linuxでのインストールを参照してください。

l OpenSSH は事前に TFTP サーバにプリインストールする必要があります。

1.2.7 中央管理用サーバ(CMS)での要件

中央管理用サーバでは、ServerView Operations Manager がインストールされている必要があります。

Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(オペレーティングシステムVMware ESXi やMMBやコネクションブレードを搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

詳細については、152 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。

1.2.7.1 アップデート管理ログイン(OS = Windows)

設定

l ServerView Operations Manager のメニュー形式のインストール中の設定

「アップデート管理ログイン情報」ステップ

l ServerView Operations Manager のサイレントインストール中o ユーザアカウントは「Local System」に設定されています。o ServerView Download Service は自動的に開始されません。

ユーザアカウントを手動で変更する必要があります。

l ユーザアカウントを変更する方法は 2 通りあります。o 「アップデート管理ログイン情報」ステップを使用して ServerView

Operations Manager の変更する

またはo サービス - ServerView Download Service - プロパティ - ログオン

ユーザアカウントを変更した場合は、ServerView Download Service を再起動する必要があります。サービス - ServerView Download Service - 再起動

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1.2 前提条件

システムポリシー

ServerView Operations Manager のインストール中にアカウントが設定された場合、このユーザにはサービスとしてログオンする権限が自動的に付与されます。

アカウントが ServerView Operations Manager のインストール後に変更された場合は、アカウントが存在するかどうか確認してください。存在しない場合は追加してください。

管理ツール – ローカル セキュリティポリシー – セキュリティの設定 – ローカル ポリシー – ユーザ権利の割り当て – サービスとしてログオン

以下のアプレットはこのログオンと ServerView Download Service を使用します。

l 設定ウィザードl ダウンロードマネージャl リポジトリマネージャ

アカウントの形式

l ローカルアカウント: .\<user>

推奨: .\Administrator

l ドメインユーザアカウント: <domain>\<user>

リモートデータベースではドメインユーザアカウントが必要です。

このユーザアカウントの要件:

l Windows 管理者権限l ServerView Operations Manager インストールディレクトリの読み書き権限l ローカルリポジトリの読み書き権限(設定されている場合)l ダウンロード権限(Download Managerが設定されている場合)

以下の SQL Server インスタンスを使用している場合、Windows にあるマニュアル『ServerView Operations Manager Installation』の「SQL Server 管理者権限を持つユーザアカウントの追加」の章の記述に従って、このアカウント(Administrator など)を SQLServer に追加する必要があります。

l SQL Server 2008 以上l リモートデータベース(バージョンおよびエディションに依存しない)

1.2.7.2 アップデート管理の設定(リポジトリなど)

アップデート管理の設定ウィザードを開始して、アップデート管理の初期設定を行います。

l ServerView Operations Manager - 基本設定ウィザード - アップデート管理

または

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1.2 前提条件

l ServerView Operations Manager - アップデート管理 - 設定

主に以下の設定に関連します。

l アップデートリポジトリl TFTP サーバと Plink の設定l ダウンロードサービスl プロキシとメール

設定ウィザードの最終段階で、アップデートデータはリポジトリにインポートされます。

1.2.7.3 アップデートデータ

アップデートデータは、PRIMERGY サーバ用の BIOS 、ファームウェア、エージェント、ドライバなどの最新アップデートです。

このデータは、以下から取得できます。

l ServerView - Update DVD

ftp://ftp.ts.fujitsu.com/images/serverview/

l Fujitsu Web サーバの「Download」セクション :

http://support.ts.fujitsu.com

リポジトリを最新のアップデートデータで維持する方法は 2 通りあります。

l 自動保守

ダウンロードマネージャで、ダウンロードタスクを定義します。

タスクは、インベントリデータを持つサーバの最新のアップデートをインターネット経由で確認し、ダウンロードします。

l 手動保守

リポジトリマネージャで、最新の ServerView Suite Update DVD からアップデートデータをインポートします。

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1.3 管理用サーバに関する注記

1.3 管理用サーバに関する注記

1.3.1 シャットダウンと再起動

管理用サーバのシャットダウン/再起動は、アップデートマネージャの「サーバ詳細」タブでジョブステータスが「実行中」のサーバがない場合にのみ実行できます。ステータスが「待機中」(「ジョブ詳細」タブ)のジョブは、管理用サーバが再起動された後、開始時刻になると実行されます。

管理用サーバのシャットダウン/再起動は、アップデートマネージャの「サーバ詳細」タブでジョブステータスが「実行中」のサーバがある場合は、実行しないでください。

1.3.1.1 計画外のリブート後のステータス

管理用サーバの計画外のリブート後、「ジョブ詳細」ダイアログボックスには以下のエントリが表示されることがあります。

l ジョブステータス: エラーl エラーテキスト: マネージャ停止

1.3.1.2 エラー修復の手順

l 「サーバ詳細」タブのエージェントステータスが「レディ」の場合、ジョブをコピーして再生成できます(ジョブのコピー)。

l エージェントステータスが「エラー」または「ビジー」の場合、まずクリーンアップを実行してから、ジョブをコピーして再作成します(ジョブのコピー)。

1.3.2 リブートが必要なコンポーネントを含む管理用サーバのアップデート

管理用サーバのリブート中は、Web ブラウザ(ワークステーション)から Webサーバ(管理用サーバ)への接続は中断されます。

管理用サーバのリブート後に、この接続を再接続します(ワークステーションの F5を押すなど)。

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1.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意

1.3.3 複数の管理用サーバ

1 つのネットワーク内で複数の管理用サーバを実行できます。しかし、これらの管理用サーバは別のサーバについて責任を負うべきです。つまり、別々の管理用サーバ上のサーバリストは異なっている必要があります。

1.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意削除が拒否される場合...

エージェントステータス = ビジーでジョブ詳細のステータス = 転送中、転送完了、アップデート中またはアップデート完了のアップデートジョブがある場合、サーバリストからのサーバの削除は拒否されます。

削除が拒否されない場合...

エージェントステータス = 無しでジョブ詳細のステータス = 転送中、転送完了、アップデート中、アップデート完了またはリブート中のアップデートジョブがある場合、サーバリストからのサーバの削除は拒否されません。

エラー状況を回避するためには、以下の操作が必要です。

l 管理対象サーバで GlobalFlash エージェント/Update エージェントを確認して、必要に応じて再起動します。

l 管理対象サーバで LAN 接続を確認して、必要に応じて修復します。l アップデートマネージャのコマンドラインインターフェースから、手動でクリー

ンアップを実行します。

状況に応じて、GFCLI –C(= クリーンアップ)またはGFCLI –A –S(= 強制キャンセル)を使用する必要があります。

以下の場所でクリーンアップが実行されます。

l 管理対象サーバl TFTP サーバ(MMB(2) フラッシュの場合)

1.5 Support PackageAutonomous Support Package(ASP)と PRIMERGY Support Package(PSP)については、『ServerView Suite - Local System Update forPRIMERGY Servers』マニュアルを参照してください。

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1.6 新機能

1.6 新機能この版のマニュアルは、ServerView V8.50 のアップデート管理に対応し、『ServerView Update Management - ServerView Operations ManagerV8.30』(2018 年 3 月版)のオンラインマニュアルの更新版です。

本マニュアルには、次の変更が反映されています。アップデートマネージャで、eLCM と iRMC S4 / S5 を使用したオフラインアップデートが提供されるようになりました。

1.7 ServerView Suite リンク集ServerView Suite リンク集により、Fujitsu は ServerView Suite およびPRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

「ServerView Suite 」で以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l セキュリティ情報

l ソフトウェアのダウンロード

「ソフトウェアのダウンロード」には以下のダウンロードが含まれます。o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の

Readme ファイル。o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー

トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView Agentsおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップデートセット。

o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。

ダウンロードは無償で入手できます。

PRIMERGY サーバで以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l スペアカタログ

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1.8 ServerView Suite のマニュアル

ServerView Suite リンク集へのアクセス

ServerView Suite のリンク集へアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager を使用する。l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。

2. Fujitsu マニュアルサーバで ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページを使用する。

次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。l 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を

クリックします。3. ServerView Suite DVD 2 から。

l PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、「ServerView Software Products」を選択します。

l メニューバーで「Links」を選択します。

ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。

1.8 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、http://manuals.ts.fujitsu.com の「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView Suite サイトマップ

「ServerView Suite」 にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite サイトマップ を参照してください。

1. 左側の選択リストで「x86 Servers」、「Software」の順に選択します。

2. 右側で「ServerView Suite」を選択します。

3. 「選択されたマニュアル」で「ServerView Suite サイトマップ」をクリックします。

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1.9 本書の表記

1.9 本書の表記以下の表記規定を使用します。

表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示します。

追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェース要素の名前を示します。

monospace パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。

monospacesemibold(やや太字)

キーボードを使用して入力するテキストを示します。

青字の文字列 関連するトピックへのリンクを示します。

ピンク字の文字列 すでに表示したリンクを示します。

<abc> 実際の値に置き換える必要のある変数を示します。

[abc] オプション(構文)を示します

[key] キーボード上のキーを示します。 大文字のテキストを入力する場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合[Shift] + [A] を押します。 2 つのキーを同時に押す場合は、2つのキーをプラス記号で連結して示します。

テーブル 1: 本書の表記

画面

いくつかの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細はシステムによって異なります。 メニューオプションとコマンドには、システム固有の違いがある場合もあります。

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2 概要ServerView アップデート管理では、BIOS、ファームウェア、ドライバの最新のアップデートをリモートよりサーバに適用することができます。

一般的な使用方法1. アップデート管理を設定します(18 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での

要件)。l 基本設定ウィザードを使用して、アップデート管理を設定します。

ServerView Operations Manager の新規インストールの後、自動的に開きます。

基本設定ウィザード - 「アップデート管理」ステップ

1. 「はい」を選択します。2. 「開始」をクリックします。

l 設定ウィザード: すべての必要な値を設定します。

インベントリデータは、サーバリスト内のすべてのサーバについて自動的に収集されます。

l 基本設定ウィザード - 「インベントリ管理」ステップ1. 「はい」を選択します。2. すべての必要な値を設定します。3. 項目 2 およびそれ以降の項目に進みます。

l 基本設定ウィザードを使用せずに、「アップデート管理」を設定する場合1. 項目 2 に進みます。2. アップデート管理アプレットを開きます。

l 設定ウィザード: すべての必要な値を設定します。

インベントリデータは、サーバリスト内のすべてのサーバについて自動的に収集されます。

1. 項目 4 およびそれ以降の項目に進みます。2. 管理対象サーバを ServerView Operations Manager のサーバリストに追加し

ます。

3. インベントリデータを作成します。

2 つの方法があります。

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l 自動保守

インベントリマネージャで、スケジュールされたインベントリタスクを定義します。

l 手動保守

インベントリマネージャで、手動で開始するインベントリタスクを定義します。

インベントリデータの収集と、インベントリデータとリポジトリ内のアップデートデータとの比較に続いて、サーバリストのアップデートアイコン列およびアップデートマネージャ画面に結果が表示されます。

4. 「アップデートマネージャ」の「アップデート詳細」タブで、アップデートジョブを作成します。ユーザがアップデートジョブを明示的に作成しないと、管理対象サーバはアップデートされません。ServerView Update Agent にセキュリティ設定を定義した場合は、アップデートジョブを作成する前に要件を満たしていることを確認してください。 13 ページの 管理対象サーバでの要件を参照してください。

5. アップデートジョブが完了した後、自動的にインベントリデータとリポジトリの比較が再度実行され、最新のアップデートデータが管理対象サーバに確実に適用されたことが確認されます。アップデート管理コンポーネントをアップグレードする際は、次の推奨事項に従い、コンポーネントの接続の問題を防止してください。推奨するアップデート順序:1. ServerView アップデートマネージャ2. 管理対象ノードでの ServerView Update Agent3. TFTP サーバでの ServerView Update Agent

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3 アップデート手順アップデートマネージャにより、ドライバ、ServerView Agents、ServerViewUpdate Agent、ファームウェアおよび BIOS を、グローバルに、またはサーバ上でローカルにアップデートすることができます。以下に示すアップデート手順により実現します。

どの特定のコンポーネントをどの手順でアップデートできるかは、ServerViewSuite DVD 2 にある以下のファイルに説明されています。

WindowsSVSSoftware\Software\ServerView\Windows\GlobalFlash\Agents\OnlineFlash\primlist_win.htm

LinuxSVSSoftware/Software/ServerView/Linux/GlobalFlash/Agents/OnlineFlash/primlist_lx.htm

3.1 オンラインアップデートこの手順によって、現在実行中の OS(Windows、Linux)制御下において、コンポーネントをアップデートできます。この場合、アップデートマネージャはソフトウェアベンダーが提供するツールを使用します。

図 4: アップデート手順の図(オンライン)

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3.1 オンラインアップデート

l インベントリマネージャは、サーバリスト内のすべてのサーバのインストールされたソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントの情報を収集し、この情報をデータベースに格納してインベントリを作成します。インベントリマネージャは、インベントリをオンデマンドまたは定期的に作成できます。

l アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジトリ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバのリストを作成します。

l グラフィカルユーザインターフェースからアップデートする場合は、アップデート対象のコンポーネントを選択します。CLI を使用している場合は、-U オプションを使用してアップデートデータの取得元のリポジトリを指定します。

l アップデートマネージャは必要なアップデートデータをリポジトリから取得し、アップデートジョブを定義します。実際のアップデートデータの他に、オンラインアップデートジョブにはそれぞれ、対象のコンポーネントのアップデートツールと、必要なパラメータを持つジョブ制御ファイルが含まれています。

l アップデートジョブは Update エージェントに転送されます(ソケット通信)。

l Update エージェントはアップデートハンドラ(エージェントの補助ルーチン)を開始し、これによって対象のコンポーネントに必要なパラメータでアップデートツールが開始されます。

l アップデートツールから返される値はハンドラによって評価され、エージェントに返されます。

l Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。l アップデートマネージャは現在の状態とエラー情報を取得して、グラフィカル

ユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結果ファイルに格納します。

l 要求固有のパラメータによっては、アップデート動作の終了時に管理用サーバがサーバをリブートして、アップデートしたコンポーネントを有効にする必要があります。アップデートにコマンドラインインターフェースを使用する場合、リブートは自動的には実行されません。コマンド GFCLI -R で明示的に実行する必要があります。

アップデート手順は完了です。

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3.2 TFTP サーバによるアップデート

3.2 TFTP サーバによるアップデートWindows または Linux で使用できるアップデートツールではアップデートできない、またはアップデートが非常に困難な PRIMERGY システムコンポーネントのアップデートに、この手順を使用します。また、これらの 2 種類の OS のいずれも実行されていない自律的ハードウェアシステムのアップデートにも使用されます。これらのシステムコンポーネントおよびハードウェアシステムは、TFTP サーバタイプの ServerView Update Agent を使用してアップデートされます。

システムコンポーネントとハードウェアシステムは、TFTP サーバからイメージを取得できることと、それ自身をアップデートできることが必要です。以下の手段を提供するインターフェースを備えている必要があります。

l 構成データを読み取れる(バージョン、名前、MAC アドレスなど)。l 必須パラメータ(IP アドレス、パス名、TFTP サーバ上のイメージ名)を設定

できる。l アップデート手順を開始できる。

このために、以下のコントロールインターフェースがアップデートマネージャに現在実装されています。

SNMP(読み取り)と HTTP(書き込み)と SSH アクセスマネジメントブレードまたはコネクションブレード、または VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するサーバなどのハードウェアシステムをアップデートする場合。

BX600 MMB S2 の場合、2 つの代替マネジメントブレード(マスターとスレーブ)が動作していることがあり、アップデート用には共通の 1 つのアップデート IP アドレスがあります。この場合、アップデート手順が実施されると、両方のマネジメントブレードは常にこのアップデート IP アドレスを使用してアップデートされます。

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3.2 TFTP サーバによるアップデート

3.2.1 ハードウェアシステムのアップデート

マネジメントブレードを例にしたハードウェアシステムのアップデート(SSH 通信によるコネクションブレードのアップデートにも、同じ手順が適用されます)

図 5: アップデート手順の図(TFTP サーバによるマネジメントブレード)

l 管理用サーバのインベントリマネージャは SNMP コマンドを使用して、必要なインベントリデータをマネジメントブレードから取得します。グラフィカルユーザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグラフィカルユーザインターフェースに表示されます。

l アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジトリ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバのリストを作成します。

l MMB (1) を使用する場合の特徴:

l MMB BX600 S3 の場合 : SNMP を使用して通信が処理されます。ログインは不要です。

l MMB BX400S1 と BX900 S1 の場合 : ServerView OperationsManager V6.10 まで、通信は SNMP を使用して処理されていました。Operations Manager V6.11 以降、SSH ログインが評価されます。

l マネジメントブレードのオブジェクト固有のアップデートジョブは、アップデートマネージャによって生成されます。

l アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップデートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アップデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上のUpdate エージェントとのソケット通信)。

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3.2 TFTP サーバによるアップデート

l Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定されたジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されます。

l アップデートツールはマネジメントブレードと通信し、必要なアップデートパラメータを SNMP または SSH コマンドを使用して転送します。

l これにより、TFTP サーバからのイメージのダウンロードとアップデート手順は、マネジメントブレードによって完全に制御されます(TFTP 通信)。

l 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップデートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。

l Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。l アップデートマネージャは現在の状態とエラー情報を取得して、グラフィカル

ユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結果ファイルに格納します。

アップデート手順は完了です。

ServerView Update Management 32

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3.2 TFTP サーバによるアップデート

3.2.2 VMware ESXi OS を実行するシステムのアップデート(cURLを使用した iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 によるフラッシュ)

ESXi システムを実行するシステムのアップデート(cURL を使用した iRMCS3/iRMC S4/iRMC S5 によるフラッシュ)

図 6: アップデートの図解(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 による ESXi システム)

l 管理サーバのインベントリマネージャは CIM コマンドを使用して、必要なインベントリデータを VMware ESXi ホストから取得します。(ServerView ESXiCIM Providerを事前にインストールしておく必要があります。)グラフィカルユーザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグラフィカルユーザインターフェースに表示されます。

l アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジトリ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバのリストを作成します。

アップデートマネージャでは、インベントリデータの HCL(HardwareCompatibility List)ファイルとの比較も実行されます。このファイルはGlobalFlash リポジトリ(https://support.ts.fujitsu.com/DownloadManager/globalflash/hclVMWareAll.xml)このリストは、VMware が発行する認定サーバ設定の情報に基づいています。アップデートがリストにない場合、アップデート不可能とマークされます(「アップデート詳細」ダイアログボックスに該当するメッセージが表示されます)。

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3.2 TFTP サーバによるアップデート

HCL ファイルには iRMC コンポーネントは含まれません。そのため、iRMC アップデートは常に提示され、互換性があるとみなされます。

l BIOS/iRMC ファームウェアのオブジェクト固有のアップデートジョブは、アップデートマネージャによって生成されます。

l ESXi ホストが保守モードで、シャットダウンされていることが前提条件になりました。アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップデートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アップデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上のUpdate エージェントとのソケット通信)。

l Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定されたジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されます。

l アップデートツールは iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 と通信し、必要なアップデートパラメータを cURL を使用して転送します。

l iRMC ファームウェアアップデートの場合: アップデートツールはファームウェアセレクタに従って iRMC を即座にリブートし、新しいファームウェアを有効にします。

l BIOS アップデートの場合 :

a. サーバ上の VMware ESXi システムが Maintenance Mode であるかどうか、内部的に確認されます(iRMC S4/iRMC S5 が搭載されるサーバの場合)。

b. アップデートマネージャは ServerView データベースから認証情報を取得して、VMware ESXi システムにアクセスします(iRMC S4/iRMC S5 が搭載されるサーバの場合)。

c. アップデートマネージャは VMware ESXi システムをリブートして、新しいシステムボード BIOS を有効にします。

l アップデート手順は完了です。

l 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップデートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。

l Update エージェントはジョブ状態情報をアップデートします。

l アップデートマネージャは現在の状態とエラー情報を取得して、グラフィカルユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結果ファイルに格納します。

アップデート手順は完了です。

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3.3 オフラインアップデート

3.3 オフラインアップデートServerView Agentless Service が管理対象サーバで実行中の場合や、ServerViewAgentless Service がサーバ OS をサポートしていない場合は、オフラインアップデートでネットワークやストレージのコントローラファームウェアなどのシステムコンポーネントをアップデートできます。また、BIOS および iRMC ファームウェアのアップデートをインストールできます。

アップデートマネージャは、オフラインアップデートに eLCM または iRMC S4 /S5 の RESTful API を使用します。オフラインアップデートは、iRMC S4(ファームウェアバージョン > 8.00)または iRMC S5(ファームウェアバージョン>1.0)のすべてのサーバに提供されます。サーバを SVOM に追加し、管理可能にする必要があります。SV Agent または SV Agentless Service がサーバで実行される必要があります。

オフラインアップデートが実行されるとサーバがリブートされます。そのため、サーバをリブートする準備をしておく必要があります(ESXi サーバをメンテナンスモードにするなど)。

オフラインアップデートの場合、iRMC はリポジトリサーバから iRMC SD カードに前もってダウンロードしておいたブート可能なアップデートイメージを、リモートイメージマウントをシステム USB CD-ROM デバイスとしてマウントします。

共通の Update DVD と同様に、ブート可能なアップデートイメージは、主に、CentOS をブートするためのブートローダと、ServerView Update ManagerExpress のスリムバージョンである eLCM オフラインアップデートマネージャ(ローカルシステムアップデート)の 2 つで構成されます。USB CD-ROM をマウントすると、iRMC によって自動的にサーバがシャットダウンされ、マウントしたCD-ROM デバイスからリブートされます。

一般に、オフラインアップデートには 2 つの手順があります。

l 準備l 実行

3.3.1 オフラインアップデートの準備

オフラインアップデートの準備では、サーバに使用可能なアップデートを検出し、ブート可能なアップデートイメージを作成します。アップデートマネージャでは、OFFLINE_1 という 1 つのジョブだけが作成され、実行されます。「ジョブ詳細」ダイアログボックスには、アップデートされたコンポーネントのリストは表示されません。

以下に、アップデートチェックの開始後に iRMC が自動的に実行するアクションを示します。

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3.3 オフラインアップデート

通常は、アップデート準備の進行中に自動的に実行されるアクションを気にする必要はありません。ただし、内部の動作を大まかに理解しておくことにより、アップデート準備の実行中やエラーの場合に表示されるメッセージを解釈しやすくなります。

1. iRMC は、リポジトリサーバから新しいアップデートカタログをダウンロードします。

2. iRMC は、アップデートカタログの構造を SD カードに展開します。3. iRMC は、アップデートに必要な自己解凍型の実行ファイルを検出し、それらの

アップデートリストを生成します。4. iRMC は、自己解凍型の実行ファイルをダウンロードして、システム固有のロー

カルアップデートカタログに保存します。5. iRMC は、自己解凍型の実行ファイルを展開して、対応するバイナリファイルと

eLCM オフラインアップデートマネージャを各アップデートコンポーネントフォルダに配置します。

6. iRMC は、これから管理対象サーバ固有のブート可能なアップデートイメージを作成し、SD カードに保存します。

アップデートの準備に関連するすべてのアクティビティはログファイルに記録され、iRMC に保存されます。エラーが発生した場合は、「ジョブ詳細」ダイアログボックスに、ログを含む zip ファイルをダウンロードできます。

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3.3 オフラインアップデート

図 7: オフラインアップデートの「ジョブ詳細」ダイアログボックス

3.3.2 オフラインアップデートの実行

オフラインアップデートを実行するには、アップデート準備が正常に完了している必要があります。つまり、適切なブート可能な ISO イメージが iRMC S4 SD カードで使用可能である必要があります。

アップデートが開始されると、以下のアクションが自動的に実行されます。

1. iRMC ではブート可能な ISO イメージを仮想 CD-ROM デバイスとしてマウントします。これは、管理対象サーバのファイルシステムで「CD Drive (D:): IRMC_UPDATE」と表示されます。

2. iRMC は マウントされた CD-ROM デバイスからシステムがリブートされます。

3. eLCM オフラインアップデートマネージャによってコンポーネントファームウェ

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3.4 アップデートデータへのアクセス

アアップデートがインストールされます。

適切な最新のファームウェアバージョンを取得するために、一部のコンポーネントには多段階のアップデートが必要な場合があります。システムは通常、各アップデートステップ後に自動的にリブートされます。

アップデートに関連するすべてのアクティビティはログファイルに記録され、iRMCに保存されます。

オフラインアップデートの詳細については、以下のマニュアルを参照してください。

l 『ServerView embedded Lifecycle Management (eLCM) 1.2 for iRMCS5』取扱説明書

l 『ServerView embedded Lifecycle Management (eLCM) 1.2 for iRMCS5』取扱説明書

3.4 アップデートデータへのアクセス管理対象サーバをアップデートするためには、対応するアップデートデータがアップデートマネージャに必要になります。このデータは、リポジトリの以下のサブディレクトリに格納されています。

Agent-Win Agent-Lx BladeSystem

FibreChannelController LanController ManagementController

MicroController PrimSupportPack-Win RemoteServiceBord

ScsiController Tools UMResources

UpdateContentFiles

このデータにアクセスするために、以下の手段ががあります。

l Update DVD の Firmware ディレクトリ。l Fujitsu Web サーバから、管理サーバの任意のドライブに作成したリポジトリに

保存できるアップデートデータ。このリポジトリは、ダウンロードマネージャを使用して、Fujitsu Web サーバから定期的にアップデートすることができます。

アップデートデータの内容

システムテストが正常に完了した後、新しいコンポーネントが追加されます。

公式リリースの後、新しいコンポーネント(BIOS、ファームウェア、エージェント、ドライバ)および新しいバージョンがリポジトリに追加されます。

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4 ServerView Update Agent のインストールサポートされるサーバや各種アップデート手順によってアップデートされるシステムコンポーネントを見つけるには、ServerView Suite DVD 2 の ServerViewSuite - Software Products - ServerView - Maintenance & Update - Update(Supported Systems および Info 列)を参照してください。

ServerView Update Agent は起動が完了するまでに約 3 分かかります。

4.1 管理対象サーバへのインストール

4.1.1 インストールの要件

1. ServerView Agents をインストールしてから、ServerView Update Agent をインストールします。

ServerView Agents がセットアップレベルがエキスパートで高度なセキュリティ設定を使用してインストールされている場合、ServerView Update Agent をインストールするユーザはServerView Agents のセキュリティグループのメンバーである必要があります。

インストール順序: 

l オンラインアップデートの場合、機能している LAN 接続のみが必要です。l TFTP サーバを使用したアップデートについては、44 ページの TFTP サー

バへのインストールの項を参照してください。

l TFTP サーバでアップデートされるコンポーネントについて、以下の違いがあります。

Windows または Linux オペレーティングシステムが実行されていない自律的ハードウェアシステム(マネジメントブレードなど)の場合、管理対象システムに Update エージェントをインストールする必要はありません。

マネジメントブレードとコネクションブレードは常に TFTP サーバによってアップデートされます。

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4.1 管理対象サーバへのインストール

4.1.2 アンインストールの要件

ServerView Update Agent をアンインストールするには、関係するシステム(管理用サーバ、TFTP サーバ、管理対象サーバ)上のすべてのジョブが終了または削除されていることを確認してください。

アンインストール順序:

1. ServerView Update Agent をアンインストールする2. ServerView Agents をアンインストールする

ユーザが正しいアンインストール順序に従わないと、複数のエラーが発生する場合があります。

4.1.3 Update Agent V6.0(またはこれ以降)のインストール

4.1.3.1 Windowsでのインストール

以下の手順を使用してインストールできます。

l ASP(Autonomous Support Package)によるインストールl メニュー形式のインストール(FTASetup.exe)l コマンドラインインターフェースによるインストール(FTASetup.exe)

ASP(Autonomous Support Package)によるインストール

インストールパッケージ SVUpdateAgent_Win_ASP_<バージョン>.exe を使用してインストールを開始します。このパッケージは、ServerView Update DVD の以下の場所にあります。

Firmware - Agent-Win - SV-Update-Agent

Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストールできます。

start /wait SVUpdateAgent_Win_ASP_<vers>.exe

メニュー形式のインストール(FTASetup.exe)

FTASetup.exe ファイルを使用してインストールを開始します。このファイルは、ServerView Suite DVD 2 に収録されています。

以下のようにしてメニュー形式のインストールを開始します。

1. FTASetup.exe ファイルをダブルクリックします。2. ライセンス条件を確認します。

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4.1 管理対象サーバへのインストール

3. セキュリティ設定のパラメータを定義します。

図 8: セキュリティ設定

セキュリティ設定

アカウントチェックサーバにアクセスするときにアクセス権限を確認するかどうかを指定します。このオプションが有効な場合、証明書または標準のログインでアクセス権限を使用できます。

アップデート用ユーザグループローカルユーザグループの名前。l このオプションは、標準のログインでアクセス権限を使用する場合に

必須です。l 証明書を使用する場合、ユーザグループを入力する必要はありません

が、証明書を使用できない場合や証明書の認証が失敗する場合のために、Update エージェントを使用する場合は、ユーザグループの入力を推奨します。

このグループ内のすべてのユーザは、アップデート手順を実行する権限があります。ユーザグループ「GFUSER」が事前設定されています。GFUSER グループを使用するには、Windows でこのグループを設定する必要があります。ただし、別のユーザグループを使用することもできます。

アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てられます。

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4.1 管理対象サーバへのインストール

コマンドラインインターフェースによるインストール(FTASetup.exe)

Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストールできます。

FTAsetup -noaccountcheck {0|1}

[-flashusergroup <ユーザグループ>]

FTAsetup -GFAU

オプションの意味は以下のとおりです。

-noaccountcheck {0|1}このオプションを使用して、パスワードクエリを有効(0)または無効(1)にします。

-flashusergroup <ユーザグループ>パスワードクエリを有効にした場合、このオプションを使用してローカルユーザグループの名前を指定できます。このユーザグループ内のすべてのユーザは、アップデート手順を実行する権限があります。このオプションを省略すると、GFUSER がデフォルトになります。

-GFAUこのオプションを使用して、エージェントのアップデートインストールを開始します。まったく新規のインストール(このオプションなし)とは異なり、Update エージェントに設定済みのパラメータは維持されます。

アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てられます。

4.1.3.2 Linuxでのインストール

以下のインストール手順を使用できます。

ASP によるインストール

インストールパッケージ SVUpdateAgent_Lx_V<バージョン>.scexe を使用してインストールを開始します。このパッケージは、ServerView Suite DVD 2 に収録されています。

Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストールできます。

sh SVUpdateAgent_Lx_V<バージョン>.scexe

rpm パッケージのインストール

インストールパッケージ SMAWgfa-<リリース>-<バージョン>.rpm を使用してインストールを開始します。このパッケージは、ServerView Suite DVD 2 に収録されています。

Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストールできます。

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4.1 管理対象サーバへのインストール

rpm {-i | -U --nopreun --nopostun}

SMAWgfa-<リリース>-<バージョン>.rpm

オプションの意味は以下のとおりです。

-i

このオプションを使用して、初期インストールを開始します。

-U

このオプションを使用して、アップデートインストールを開始します。

--nopreun --nopostun(アップデートインストールの場合のみ)

これらのオプションは常に一緒に指定されますが、指定すると、アップデートインストールが実行されたときにアンインストールルーチンが実行されません。Update エージェントで設定済みのパラメータは維持されます。

Update Agent の設定

ServerView Update Agent のインストール中に、/usr/sbin/useradd コマンドによって新しいユーザ globalflash が作成されます。このコマンドの内部では、crypt(3) 暗号化パスワードが使用されます。

従来の DES-に基づく方法では、最大パスワード長 8(7 ビット)文字が使用されます。最初のパッケージのインストール後に、パスワードを変更することを強く推奨します。

コマンドを実行した後、パラメータには/opt/SMAW/SMAWgfa/cfg/LinuxFwuAgent.cfg ファイルのデフォルト値が割り当てられ、これらを要件に応じて変更できます。

FlashUserGroup=<user-group>

ユーザの /etc/passwd に入力された、プライマリユーザグループの名前。このグループ内のすべてのユーザは、アップデート手順を実行する権限があります(デフォルト GFUSER)。ユーザ globalflash とパスワード globalfl の GFUSER グループがまだ存在しない場合は、インストール中に自動的に設定されます。このパラメータは、NoAccountCheck = 0 の場合にのみ評価されます。

NoAccountCheck=<n>

n = 0(パスワードクエリが有効、デフォルト値)n = 1(パスワードクエリが無効)

TraceFile=<file>

TraceLevel > 0 のときにエージェントのアクションが記録されるファイル。<file> で指定したディレクトリは、存在している必要があります。デフォルトファイル名:/opt/SMAW/SMAWgfa/data/gf_agent.log

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4.2 TFTP サーバへのインストール

TraceLevel=<n>

n = 0(トレースなし)n = 2(エラーのトレース)n = 3(コマンドのトレース)n = 5(詳細トレース)デフォルト TraceLevel = 2

パラメータの変更は、/etc/init.d/globalflash restart コマンドが実行された後に反映されます。

アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てられます。

Linux でのアンインストール

アンインストールは rpm -e SMAWgfa コマンドを使用して実行されます。

4.2 TFTP サーバへのインストール他の PXE または TFTP サービスを使用している場合、2 つのサービスの並行使用は障害をもたらす可能性があるので、PXE または TFTP サービスを停止する必要があります。

ServerView Update Agent のインストール方法については、40 ページの UpdateAgent V6.0(またはこれ以降)のインストール を参照してください。

4.2.1 Windowsでのインストール

インストール順序:

1. TFTP サーバ2. ServerView Agents3. ServerView Update Agent

TFTP サーバのインストールには、次のオプションがあります。

l PRIMERGY ServerView Suite DVD

<dvd-root>:\Setup\WebUI\FjPXEServer.msi を使用して、TFTP サービスを TFTP サーバシステムにインストールします。

l Deployment Manager(Deployment Service)l ServerView Installation Manager - リモートインストール

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4.2 TFTP サーバへのインストール

4.2.2 Linuxでのインストール

インストール順序:

1. TFTP サーバ2. ServerView Agents3. ServerView Update Agent

TFTP サーバのインストール

l ソフトウェアパッケージ TFTP をインストールするl TFTP を有効にする必要がある(ファイル /etc/xinetd.d/tftp: パラメータ

disable=no)l ネットワークサービス xinetd が実行している必要があるl ファイアウォールが有効の場合、tftp を許可する

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5 ユーザインターフェースアップデート管理のユーザインターフェースは、個々のアプリケーションのインターフェースで構成されています。アップデート管理を最初に開いたときに、設定ウィザードが自動的に開始されます。このウィザードによって、すべてのアプリケーションのグローバル設定を指定できます。

l アップデートマネージャl リポジトリマネージャl ダウンロードマネージャl 設定

5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウメインウィンドウには以下の要素が含まれています(上から下の順)。

l ServerView Suite ヘッダーl ServerView Suite メニューバーl ワークエリア。左側にツリー構造、右側にタブがあります。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 9: アップデートマネージャのメインウィンドウ

タブの表示方法は、ツリー構造で選択したエントリによって決定されます。以下の組み合わせが可能です。

ツリー構造

ワークエリアタブ

サーバ詳細 アップデート詳細 ジョブ詳細

サーバ

サーバのリスト

選択したサーバについての情報

ツリー構造のコンポーネントリスト(サーバリストでの選択内容による)

コンポーネントリストで選択されたコンポーネントに対するアップデート

選択したサーバについて存在するジョブの情報

アップデート

アップデートのリスト

選択したコンポーネントに関連するすべてのサーバの情報

ツリー構造のサーバリスト(アップデートリストでの選択内容による)

選択したサーバに関連するすべてのコンポーネントに対するアップデート

組み合わせられません

ジョブ 選択したジョ 組み合わせられません 選択したジョブ

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

ツリー構造

ワークエリアタブ

サーバ詳細 アップデート詳細 ジョブ詳細

ジョブのリスト

ブに関連するすべてのサーバの情報

についての情報

5.1.1 ツリー構造

図 10: アップデートマネージャのツリー構造

ツリー構造はアップデートマネージャのワークエリアの左側にあり、ドメイン内のサーバのさまざまなグループがビューに分割されています。これらのビューをオブジェクトレベルおよびコンポーネントレベルにグループ化してフィルタできます。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

ツリー構造 グループサーバ ドメイン内のサーバの情報

すべてのサーバ ドメイン内のすべてのサーバ

グループ 「サーバリスト」アプリケーションで作成した、カスタムグループ

サーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮想システムなど)の前にあるアイコンは、対応するサーバまたはグループの累積的なアップデートステータスを示します。

アップデートは不要です

アップデートが推奨されます

アップデートが緊急に必要です

アップデート必須アップデートが緊急に必要なサーバ

アップデート推奨アップデートが推奨されるサーバ

「アップデート必須」および「アップデート推奨」グループでは、アップデートステータスアイコンではなく、サーバアイコンが表示されます。グループの名前がグループ内のサーバのアップデートステータスの名前と同一だからです。

アイコンの説明については、サーバブラウザ アプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。

1. サーバブラウザ アプリケーションを起動します。2. 「ヘルプ」-「サーバブラウザのヘルプ」をクリックします。

サーバブラウザ オンラインヘルプが表示されます。3. 「ブラウジング」の項に、サーバアイコンの説明があります。

アップデート不要アップデートが不要なサーバ

エージェントレスサーバエージェントレスサーバがインストールなすべてのサーバです。サーバーは、out-of-band コネクタを使用します。

未サポートのサーバ現行の Update Manager でサポートされていない既存のインベントリデータを持つ、すべてのチェック済みサーバ。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

ツリー構造 グループ

不明なサーバインベントリデータがないためチェックできなかった、すべてのサーバ。

アップデート サーバのソフトウェアおよびファームウェアコンポーネント

すべてのコンポーネント

バージョンを問わないすべてのコンポーネント

アップグレード アップグレードを利用できるコンポーネント

ダウングレード ダウングレードを利用できるコンポーネント

インストール済アップデート

サーバにインストールされたすべてのコンポーネント

ユーザ定義 リポジトリマネージャで作成した、ユーザ定義のコンポーネントグループ

アップデートグループ

ジョブ サーバのアップデートのために定義されたジョブ

すべてのジョブ ステータスを問わないすべてのジョブ

待機中ジョブ 管理用サーバから PRIMERGY サーバへのアップデート転送待ちのジョブ

進行中ジョブ 現在アップデート段階のジョブ

完了ジョブ エラーなしで実行されたジョブ(アップデート段階の後にリブートが必要な場合、このステータスはサーバがリブートされるまで表示されません)

エラージョブ 失敗したジョブ

完了ジョブ

エラージョブ

進行中ジョブ

待機中ジョブ

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.2 「サーバ詳細」タブ

「サーバ詳細」タブには、ツリー構造で選択済みの内容に従って、サーバに関する情報が表示されます。

ツリー構造 「サーバ詳細」タブサーバ 選択したサーバについての情報

アップデート 選択したコンポーネントが関連するサーバ

ジョブ 選択したジョブが関連するサーバ

タブを開くには、メインウィンドウの「サーバ詳細」タブをクリックします。

図 11: 「サーバ詳細」タブ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

一覧表のカラムの意味は次のとおりです。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

カラム 意味

アイコン サーバの全般的なアップデートステータス

アップデートは不要です。

アップデートが推奨されます。

アップデートが緊急に必要です。

サーバの全般的なアップデートステータスを評価するために、次のグループをチェックします。

l 適用不可アップデートl アップグレードl すべてのコンポーネント : リポジトリ内のすべての新しいアッ

プデートがチェックされます。

「<column>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、表に表示する行を指定できます。

名前 サーバの名前

ネットワーク サーバのIP アドレス

モデル サーバのモデル名

エージェントステータス

サーバ上の Update エージェントのステータス

レディ サーバはアップデート段階の準備ができています。

エラー アップデート段階でエラーが発生しました。

失敗したジョブに関する診断を保存し、クリーンアップ機能を使用してアップデートエージェントを初期化してください。

無し サーバに Update エージェントがインストールされていないか、エージェントが実行されていません。

ビジー サーバは現在アップデート段階にあります。

不明 エージェントステータスを判定できませ

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

カラム 意味

ん。

管理不可 現在 ServerView エージェントに SNMPを使用して接続できません。

ServerView Agentless Service の場合、フィールドは空です。

エージェントアクセス

サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものとして保存されました。

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

ServerView Agentless Service の場合 :

ログインする前に、フィールドは空です。成功したログイン後に、アクセスステータスが許可です。

ジョブステータス

サーバに指定された関連ジョブのステータス

完了 すべてのコンポーネントがアップデートさ

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

カラム 意味

れ、ジョブは完了しました。

レディ ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のステータスです)。

実行中 ジョブは現在実行中です。

エラー 考えられる理由 :

l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しました。

l チェックジョブは成功しませんでした。l クリーンアップジョブは成功しませんで

した。l ステータスを取得できませんでした。

前回のチェック リポジトリとサーバインベントリとの前回の比較

<日付> 最後に成功したチェックの日付

失敗 前回のチェックが失敗しました。詳細を表示するには、「詳細を表示」をクリックして、表示されるダイアログボックスで「ログファイルを表示」をクリックします。

N/A このサーバに対してまだチェックが実行されていません。

インベントリが見つかりません

インベントリが見つからない

エージェントレス ServerView Agentless Service を使用したサーバ

ボタン

すべてアップデート事前に選択したサーバでアップデートできるすべてのコンポーネントのリストを、自動的に設定します。ジョブ作成ウィザードが開き、ここで特定したコンポーネントのアップデートを開始します。このボタンは、Administratorとしてログインしたときのみ有効になります。

ログオン「ログオン」ダイアログボックスが開き、選択したサーバにログオンできます。このボタンは、テーブルで 1 つまたは複数のサーバを選択したときのみ有効に

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

なります。

クリーンアップクリーンアップ機能を使用して、サーバ上の Update エージェントを定義したステータスにリセットできます。この機能は、Update エージェントが別の管理用サーバ(不法な構成)によってアクセスされた場合、またはジョブが予期せず失敗した場合(ジョブステータス = エラー、エラーテキスト = Pending Job)などに、必要となることがあります。

オフラインアップデートオフラインアップデートウィザードが開き、選択した管理対象ノードについて完全なオフラインアップデートを開始できます。このボタンは、Administrator としてログインし、サーバが選択されているときのみ有効になります。

詳細を表示「サーバ詳細」ダイアログボックスが開き、選択したサーバについての情報が表示されます。このボタンは、サーバを選択した場合にのみ有効になります。

コンテキストメニューの追加の機能

強制チェック名前「Check_xx」(xx = 連番)のジョブが作成されます。サーバインベントリとリポジトリの比較(チェック)を、もう一度実行します。このジョブは「ジョブ詳細」タブに表示されます。ダイアログボックスは自動的に閉じます。

ログファイルを表示現在選択しているサーバのログファイルを表示します。

履歴選択したサーバのアップデートログを表示する Web ページを開きます。

アップデートの表示「アップデート詳細」タブが開き、選択したサーバに関するアップデート情報が表示されます。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.3 「アップデート詳細」タブ

「アップデート詳細」タブには、アップデートについての情報が表示されます。以下の要素で構成されています。

l アップデート詳細リスト(ツリー構造)l サーバリストとアップデート詳細リストでの選択内容に一致するアップデートを

含むテーブル

タブを開くには、メインウィンドウの「アップデート詳細」タブをクリックします。

図 12: 「アップデート詳細」タブ - ServerView Agents を使用したサーバ

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 13: 「アップデート詳細」タブ - ServerView Agentless Service を使用したサーバ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

アップデート詳細リストの内容は、ツリー構造で選択したエントリに依存します。

ツリー構造

アップデート詳細リスト(「アップデート詳細」タブ)

サーバ 選択したサーバに属するコンポーネントが表示されます。

アップデート詳細リストで、以下のグループに従ってテーブルに表示されるコンポーネントをフィルタできます。

l すべてのコンポーネント: サーバリストで選択したサーバに属するすべてのコンポーネントを表示します。

Agentless Service を使用したサーバ

l 「Out-Of-Band」: サーバリストで out-of-band 通信チャネルを介し更新できる選択したサーバに属するすべてのコンポーネントを表示します。

ServerView Agents を使用したサーバ :

ServerView Update Management 57

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

ツリー構造

アップデート詳細リスト(「アップデート詳細」タブ)

l アップグレード: サーバリストで選択したサーバに関連付けられたアップグレードを表示します。

l ダウングレード: サーバリストで選択したサーバのすべてのダウングレードを表示します。

l インストール済アップデート: サーバリストで選択したサーバにインストールされたアップデートを表示します。

l 適用不可アップデート: インストールできないアップデートを表示します。アップグレードがインストールできない理由の説明は、「アップデート詳細」ダイアログボックスに表示されます。このダイアログボックスを開くには、「詳細を表示」タブをクリックします。

l リリース済アップデート: サーバリストで選択されたサーバに関連する、リポジトリマネージャでリリースされているアップデートを表示します。

l インベントリ情報: サーバリストで選択されたサーバ上にインストールされたすべてのファームウェアとドライバを表示します。リポジトリにないサーバも含みます。

l ユーザ定義: サーバリストで選択したサーバに対するユーザ固有のアップデートグループを表示します。

一般に、基本のリポジトリに格納されたインストール済みのアップデートバージョンのみが、テーブルに表示されます。

各アップグレードでは、最新バージョンのみがテーブルに表示され、ダウングレードの場合は、リポジトリで見つかった次に古いバージョンがテーブルに表示されます。

ただし、アップデートのバージョンは後でジョブ作成ウィザードを実行するときに選択できます。

アップデート

選択したコンポーネントを含むサーバを表示します。

ジョブ 組み合わせられません

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

ServerView Update Management 58

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

アイコン アップデートの重要性

アップデートが推奨されます。

アップデートが緊急に必要です。

アップデートは不要です。

「<column>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、表に表示する行を指定できます。

サーバ名 サーバの名前

カテゴリ コンポーネントが属するグループ

コンポーネント コンポーネント名

インストール済バージョン

インストールされたアップデートのバージョン

新バージョン インストールされているバージョンに代わるアップデートバージョン

リブート コンポーネントがアップデートされた後にサーバをリブートするかどうかを示します(必要 / 不要)。

「必要」の場合、すべてのアプリケーションを終了/移動することを推奨します。

環境依存

指定されたブート時間にアップデートマネージャによってサーバが再起動される場合があることを示します。予防措置として、すべてのアプリケーションを終了/移動することを推奨します。

自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)

コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

ジョブ名 アップデートがすでにジョブに割り当てられている場合、このジョブの名前がここに表示されます。

ジョブの作成ジョブ作成ウィザードが開き、選択したアップデートにジョブを作成できます。

詳細を表示「アップデート詳細」ダイアログボックスを開き、選択したアップデートの詳細情報を表示します。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.4 「ジョブ詳細」タブ

「ジョブ詳細」タブには、ツリー構造で選択済みの内容に従って、ジョブに関する情報が表示されます。

ツリー構造 「ジョブ詳細」タブサーバ 選択したサーバのジョブ情報

アップデート 組み合わせられません

ジョブ 選択したジョブについての情報

タブを開くには、メインウィンドウの「ジョブ詳細」タブをクリックします。

図 14: 「ジョブ詳細」タブ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

列 意味

アイコン 現在のジョブのステータス

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了しました。

ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のステータスです)。

ジョブは現在実行中です。

考えられる理由 :

l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しました。

l チェックジョブは成功しませんでした。l クリーンアップジョブは成功しませんでした。l ステータスを取得できませんでした。

「<column>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、表に表示する行を指定できます。

名前 ジョブの名前

サーバ名 サーバの名前

ステータス レディ レディジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のステータスです)。

転送中 ジョブは現在転送中です。

転送完了 ジョブは正常に転送され、アップデート手順の開始を待機しています。

アップデート中

ジョブは現在アップデート段階にあります。

アップデート完了

アップデートがサーバで正常に実行されました。

リスキャン中 サーバのインベントリが再確認されています。

リブート中 サーバは現在リブート中です。

プレブート この特殊なステータスは、管理サーバ自体がアップデートされ、リブートが必要な場合にのみ表示されます。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

完了 すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了しました。

エラー 考えられる理由 :

l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しました。

l チェックジョブは成功しませんでした。l クリーンアップジョブは成功しませんでした。l ステータスを取得できませんでした。

開始時刻 アップデートのフラッシュが開始される時刻

重要度 ジョブに含まれるアップデートの累積されたステータス(最も重要なステータスがそれぞれに表示されます)

推奨 アップデートが推奨されます。

必須 アップデートが緊急に必要です。

不要 アップデートは不要です。

リリース済 ジョブがリリースされたか(はい)、されていないか(いいえ)を示します。

説明 ジョブの説明(コメント)

ボタン

ジョブのコピージョブコピーウィザードを開き、選択したジョブをその他のサーバにコピーできます。

詳細を表示「ジョブ詳細」ダイアログボックスを開き、選択したジョブの詳細情報を表示します。

ジョブの編集「ジョブの編集」ダイアログボックスを開き、選択したジョブのプロパティを変更できます。

削除選択したジョブを削除します。削除を実行する前に、確認のプロンプトが表示されます。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

リリース選択したジョブをリリースして、その他の PRIMERGY サーバで実行できるようにします(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された後など)。ジョブは「リリース済」として示されます。

5.1.5 ダイアログボックスとウィザード

アップデートマネージャには、以下のダイアログボックスとウィザードがあります。

「サーバ詳細」タブ :

l 「ログオン」ダイアログボックスl 「クリーンアップ」ウィザード

o 「TFTP アドレス変更」ダイアログボックスl オフラインアップデートウィザードl 「サーバ詳細」ダイアログボックス

「アップデート詳細」タブ :

l ジョブ作成ウィザードo 「TFTP アドレス変更」ダイアログボックス

l 「アップデート詳細」ダイアログボックスo 「PSP詳細を表示」ダイアログボックス

「ジョブ詳細」タブ :

l ジョブコピーウィザードo 「TFTP アドレス変更」ダイアログボックス

l 「ジョブ詳細」ダイアログボックスl 「ジョブの編集」ダイアログボックス

5.1.5.1 「ログオン」ダイアログボックス

「ログオン」ダイアログボックスでは、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンできます(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。

ダイアログボックスを開くには、「サーバ詳細」タブでサーバを選択して「ログオン」をクリックします。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 15: 「ログオン」ダイアログボックス

ダイアログボックスのテーブルには、「サーバ詳細」タブで選択したすべてのサーバが表示されます。アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のすべてのサーバが自動的に選択されます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視します。

列 意味サーバ サーバの名前

管理可能 サーバの可用性

エージェントアクセス

サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものとして保存されました。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

ユーザ認証アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセスします。VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMCS3/iRMC S4/iRMC S5 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTPサーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してiRMC にアクセスします。(ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerViewOperations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自動的に取得されます。)

パスワードの確認と設定ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます(管理可能 = いいえの場合)。

一覧からサーバを削除表示されているリストから選択したサーバを削除します。

5.1.5.2 クリーンアップウィザード

このウィザードを使用して、エージェントのステータスが「エラー」の場合にサーバの Update エージェントをクリーンアップします。

Update エージェントのリセットは、ジョブがジョブステータス = エラーで停止してエラーテキストにメッセージ「Pending Jobs」が含まれている場合に必要となります。ジョブのエラーテキストは、「ジョブ詳細」タブを選択して「ジョブ詳細を表示」ダイアログを開いて表示できます。「Pending Jobs」 が返されるのは、

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

Update エージェントが既に他の管理用サーバからのジョブ、またはCLI 経由で実行されたジョブの処理を行っている場合です。

クリーンアップウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイドが示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。

クリーンアップウィザードを開くには、「サーバ詳細」タブでサーバを選択して、「クリーンアップ」をクリックします。

「ログオン」ステップ(クリーンアップウィザード)

「ログオン」はウィザードの最初のステップです。ここで、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。

図 16: 「ログオン」ステップ

テーブルには、「サーバ詳細」タブで選択したすべてのサーバが表示されます。アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のすべてのサーバが自動的に選択されます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視します。

列 意味サーバ サーバの名前

管理可能 サーバの可用性

エージェントアクセス

サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

ServerView Update Management 66

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものとして保存されました。

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

ユーザ認証アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセスします。VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMCS3/iRMC S4/iRMC S5 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTPサーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してiRMC にアクセスします。(ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerViewOperations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自動的に取得されます。)

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

パスワードの確認と設定ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます(管理可能 = いいえの場合)。

一覧からサーバを削除表示されているリストから選択したサーバを削除します。

「TFTPの入力」ステップ(クリーンアップウィザード)

「TFTPの入力」はウィザードの 2 番目のステップです。このステップは、クリーンアップが TFTP サーバを使用して実行される場合にのみ表示されます(マネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合など)。

図 17: 「TFTPの入力」ステップ

テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。ここで表示されたサーバに対して、クリーンアップは TFTP サーバを使用して実行されます。

列 意味サーバ サーバの名前

TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス

TFTP アドレスの変更選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変更します。

「ジョブのスケジュール」ステップ(クリーンアップウィザード)

「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、クリーンアップを実行する時刻を指定します。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 18: 「ジョブのスケジュール」ステップ

クリーンアップを実行するサーバが、実行する時点で稼動していることを確認してください。

ジョブ名ジョブの一意の名前デフォルト: CLEANUP_<連番、1 から開始>

説明コメントとしてのジョブの説明(オプション)

実行時刻ジョブを実行する開始時刻

直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、ジョブを開始します。

後で ジョブを指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

5.1.5.3 オフラインアップデートウィザード

このウィザードを使用して、新しいオフラインアップデートジョブを作成できます。

オフラインアップデートウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイドが示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。

オフラインアップデートウィザードを開くには、「サーバ詳細」タブでサーバを選択して、「オフラインアップデート」をクリックします。

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「ログオン」ステップ(オフラインアップデートウィザード)

「ログオン」はウィザードの最初のステップです。ここで、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。オフラインアップデートウィザードは管理対象サーバの iRMC を使用するので、iRMC 認証情報でログインする必要があります。

図 19: 「ログオン」ステップ

テーブルには、「サーバ詳細」タブで選択したすべてのサーバが表示されます。オフラインアップデートに選択するすべてのサーバに、適切なアクセス権があるiRMC の認証情報が必要です。

ユーザ認証アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。

パスワードの確認と設定ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可能 = 必要の場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。

一覧からサーバを削除表示されているリストから選択したサーバを削除します。

「ジョブのスケジュール」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

「ジョブのスケジュール」はウィザードの2つのステップです。ここで、クリーンアップを実行する時刻を指定します。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 20: 「ジョブのスケジュール」ステップ

オフラインアップデートを実行するサーバが、実行する時点で稼動していることを確認してください。

ジョブ名ジョブの一意の名前デフォルト: OFFLINE_<連番、1 から開始>

説明コメントとしてのジョブの説明(オプション)

実行時刻ジョブを実行する開始時刻

直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、ジョブを開始します。

後で ジョブを指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.5.4 「サーバ詳細」ダイアログボックス

「サーバ詳細」ダイアログボックスには、「サーバ詳細」タブで選択したサーバに関する詳細情報が表示されます。

「未サポートのサーバ」または「不明なサーバ」グループのサーバを選択した場合、このダイアログにはサーバデータは表示されません。

このダイアログボックスを開くには、「サーバ詳細」タブの「詳細を表示」をクリックします。

図 21: 「サーバ詳細」ダイアログボックス

名前サーバのシステム名

ネットワークサーバの IP アドレス

表示名サーバの名前

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

サーバタイプ 名前の構文スタンドアロンサーバ <サーバ名>

ブレードサーバ <ブレードサーバ名>-<スロット ID>

PRIMEQUEST <primequest 名>-<スロット ID>

仮想システムのホストシステム <仮想システムのサーバ名>-host

仮想システムのゲストシステム <仮想システムのサーバ名>-<サーバ名>

アップデートタイプアップデートの実行に使用される方法

オンライン アップデートは、オペレーティングシステムが実行されている間に実行されます。

不明 以下の理由のため、アップデートタイプを判定できませんでした。

l サーバに接続できません。l サーバに Update エージェントがインストールされていませ

ん。からダウンロードできます。

不正 l Update エージェント V4.80 以上がサポートされていないサーバタイプに手動でインストールされています(オフラインサーバなど)。

l サーバのモデル名を判定できませんでした。この場合、「モデル」列にエントリはありません。

古いエージェント

GlobalFlash エージェントV4.6x 以下がインストールされています。

サーバに今後のアップデートを供給するには、先にGlobalFlash エージェントをアップデートする必要があります。

エージェントステータスサーバ上の Update エージェントのステータス

レディ サーバはアップデート段階の準備ができています。

エラー アップデート段階でエラーが発生しました。失敗したジョブに関する診断を保存し、クリーンアップ機能を使用してアップデートエージェントを初期化してください。

無し サーバに Update エージェントがインストールされていない

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か、エージェントが実行されていません。

ビジー サーバは現在アップデート段階にあります。

不明 エージェントステータスを判定できません。

管理不可 現在 ServerView エージェントに SNMP を使用して接続できません。

エージェントアクセスサーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ IDとパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものとして保存されました。

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

アップデートステータスサーバの累積されたアップデートステータス(最も重要なステータスがそれぞれに表示されます)

不要 アップデートは不要です。

推奨 アップデートが推奨されます。

必須 アップデートが緊急に必要です。

アップデートステータスの表示ここでは、必要に応じて強制的に「アップデートステータス」の値を変更できます。たとえば、アップデートが推奨されるときにこのサーバのアップデートジョブを明示的にスキップしたい場合には、「アップデートステータス」を「不要」に変更できます。

不要 「アップデートステータス」が強制的に「不要」になります。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

推奨 「アップデートステータス」が強制的に「推奨」になります。

必須 「アップデートステータス」が強制的に「必須」になります。

自動 「アップデートステータス」の値がそのまま使用されます(デフォルト)。

チェックステータス前回のチェックのステータス

OK 前回のチェックは正常に実行されました。

失敗 前回のチェックが失敗しました。詳細情報を表示するには、「ログファイルを表示」をクリックしてください。

ジョブステータスサーバに指定された関連ジョブのステータス

完了 すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了しました。

レディ レディジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のステータスです)。

実行中 ジョブは現在実行中です。

エラー 考えられる理由 :

l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しました。

l チェックジョブは成功しませんでした。l クリーンアップジョブは成功しませんでした。l ステータスを取得できませんでした。

コメント「説明」フィールド

前回のチェックリポジトリとサーバインベントリとの前回の比較結果

日付 最後に成功したチェックの日付。

失敗 前回のチェックが失敗しました。詳細情報を表示するには、「ログファイルを表示」をクリックしてください。

N/A このサーバに対してまだチェックが実行されていません。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

前回のインベントリインベントリがサーバに作成された時刻

前回のリポジトリリポジトリが前回インポートされた時刻

モデルサーバのモデル名

OSOS についての情報

管理可能サーバの可用性

はい ServerView エージェントに SNMP で接続できます。

不可 ServerView エージェントに接続できません。

ボタン

強制チェック名前「Check_xx」(xx = 連番)のジョブが作成されます。サーバインベントリとリポジトリの比較(チェック)を、もう一度実行します。このジョブは「ジョブ詳細」タブに表示されます。ダイアログボックスは自動的に閉じます。

ログファイルを表示現在選択しているサーバのログファイルを表示します。

履歴選択したサーバのアップデートログを表示する Web ページを開きます。

5.1.5.5 ジョブ作成ウィザード

このウィザードでは、新しいアップデートジョブを作成できます。ウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイドが示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。

ウィザードを開くには、「アップデート詳細」タブでサーバとアップデートを選択して「ジョブ作成」をクリックします。

「ログオン」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

「ログオン」はウィザードの最初のステップです。ここで、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 22: 「ログオン」ステップ

テーブルには、「アップデート詳細」タブで選択したアップデートの対象となる、すべてのサーバが表示されます。アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のすべてのサーバが自動的に選択されます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視します。

列 意味サーバ サーバの名前

管理可能 サーバの可用性

エージェントアクセス

サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものと

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

して保存されました。

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

ユーザ認証アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセスします。VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMCS3/iRMC S4/iRMC S5 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTPサーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してiRMC にアクセスします。(ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerViewOperations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自動的に取得されます。)

パスワードの確認と設定ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます(管理可能 = いいえの場合)。

一覧からサーバを削除表示されているリストから選択したサーバを削除します。

「バージョンの変更」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

「バージョンの変更」はウィザードの 2 番目のステップです。テーブルには、「アップデート詳細」タブで選択したすべてのアップデートが表示されます。

ServerView Update Management 78

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 23: 「バージョンの変更」ステップ

列 意味サーバ名 サーバの名前

カテゴリ コンポーネントが属するグループ

コンポーネント コンポーネント名

インストール済バージョン

現在インストールされているバージョン

新バージョン インストールされたバージョンを置換するバージョン

バージョンの変更「アップデート詳細」ダイアログボックスが開き、別のバージョンを新しいバージョンとして選択できます。

「ジョブ名の入力」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

ジョブ名の入力はウィザードの 3 番目のステップです。ここでは、ジョブに名前を割り当てます。

ServerView Update Management 79

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 24: 「ジョブ名の入力」ステップ

ジョブ名ジョブの一意の名前デフォルト: JOB_<連番、1 から開始>

説明コメントとしてのジョブの説明(オプション)

Web ユーザ(PRIMEQUEST サーバのみ)Web サーバのユーザ名(中央管理用サーバ)

Web パスワード(PRIMEQUEST サーバのみ)Web サーバのパスワード(中央管理用サーバ)

以下のフィールドの目的は、情報提供のみです。値は変更できません。

複数のサーバにジョブを同時に作成する場合、同じフィールドに表示されるパラメータの値が異なる場合があります。この場合、文字列「---」がこのフィールドに表示されます。

例:ジョブが入力されたサーバでは、アップデート後にリブートが必要です(リブート = 必要)。その他のサーバではリブートは不要です(リブート = 不要)。この場合、「リブート」フィールドには文字列「---」が表示されます。

同じフィールドに表示されるパラメータに同じ値が指定される場合は、この値が表示されます。

サーバアップデート対象のサーバ名

ServerView Update Management 80

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

重要度アップデートの重要性

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

1 台のサーバに対してジョブを作成する場合、ジョブに含まれるアップデートの最高重要度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。

リブートジョブの実行後にリブートが必要か(リブート = 必要)、または不要か(リブート = 不要)を示します。環境依存

コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。

自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

1 台のサーバについてジョブを作成した場合、少なくとも 1 つのアップデートでリブートが必要な場合はリブートが必要です。

ダウンロードサイズ(MB)該当するサーバへのアップデートのインストールに必要な、空きメモリ容量

インストール時間(分)すべてのアップデートを該当するサーバにインストールするために必要な時間

「TFTPの入力」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

TFTP の入力はウィザードの 4 番目のステップです。このステップは、アップデートが TFTP サーバを使用して実行される場合にのみ表示されます(マネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合など)。

ServerView Update Management 81

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 25: 「TFTPの入力」ステップ

テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。ここで表示されたサーバに対して、アップデートは TFTP サーバを使用して実行されます。

列 意味サーバ サーバの名前

TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス

一時的なFlashアドレス

マネジメントブレードのアップデートに使用される一時的な Flash アドレス(MMBS2 のみ)

TFTP アドレスの変更このボタンをクリックして、選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変更します。

Flashアドレス変更このボタンをクリックして、マネジメントブレードのアップデートに使用される一時的な IP アドレスを変更します(MMBS2 のみ)。

「ジョブのスケジュール」ステップ(ジョブ作成ウィザード)

「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、ジョブを実行する時刻を指定します。

ServerView Update Management 82

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 26: 「ジョブのスケジュール」ステップ

管理用サーバとジョブを実行するサーバが、実行時に稼動していることを確認してください。

転送開始時刻ジョブのサーバへの転送開始時刻。

直ちに「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。

後で転送を指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

アップデート開始時刻サーバでのアップデート段階の開始時刻。

転送後直ちに転送直後にアップデートを開始します。

後でアップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。

リブート開始時刻サーバリブートの開始時刻(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存の場合のみ)。ジョブに含まれるすべてのコンポーネントでリブートまたは自動リブート(リブート = 自動の場合)が不要の場合は、以下のオプションは無効になります(淡色表示)。

アップデート後直ちにアップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。

ServerView Update Management 83

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

後でリブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始します。

「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクションブレードのブート開始時刻には影響ありません。マネジメントブレードとコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。

5.1.5.6 「アップデート詳細」ダイアログボックス

「アップデート詳細」ダイアログボックスには、「アップデート詳細」タブのテーブルで選択したアップデートに関する追加情報が表示されます。このダイアログボックスに表示されるパラメータは、「利用可能バージョン」以外は変更できません。

サーバグループ「サポートされていないサーバ」または「不明なサーバ」を選択した場合、このダイアログにはデータは表示されません。

このダイアログボックスを開くには、「アップデート詳細」タブの「詳細を表示」ボタンをクリックします。

図 27: 「アップデート詳細」ダイアログボックス

サーバ名アップデート対象のサーバ名。

ServerView Update Management 84

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

カテゴリコンポーネントが属するグループ。

コンポーネントコンポーネント名。

インストール済バージョン現在インストールされているバージョン。

新バージョンインストールされたバージョンを置換するバージョン。

インストール済バージョンとの比較「新バージョン」フィールドに表示されるバージョンを評価します。

最も新しい

表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも新しく、リポジトリ内で最新です。

最も古い 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも古く、リポジトリ内で最も古いものです。

新しい 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも新しいものです。

同一 表示されたバージョンはインストール済みバージョンと同じものです。

古い 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも古いものです。

補足バージョンダウンロードマネージャで使用されるアップデートパッケージの内部バージョン。リポジトリ内のコンポーネントは、Web サーバで見つかったアップデートバージョンで置換されます。

利用可能バージョンリポジトリ内のアップデートのすべてのバージョンが表示されます。

ダウンロードサイズ(MB)アップデートに必要なメモリ量(MB 単位)。

ベンダ重要度Fujitsu が指定したアップデートの重要度。

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

ServerView Update Management 85

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

カスタム重要度ユーザが指定したアップデートの重要度。このパラメータを使用して「ベンダ重要度」設定を上書きできます。

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

インストール時間(分)アップデートのインストール時間(分単位)。

適用可否

はい コンポーネントをインストールできます。

いいえ コンポーネントをインストールできません。

リブート

はい ジョブの実行後、サーバをリブートする必要があります。

いいえ 不要サーバをリブートする必要はありません。

環境依存 サーバはジョブが実行された後にリブートできます。

自動 (マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)

コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

適用不可の理由コンポーネントをインストールできない理由の説明。

依存関係アップデートに関して注意が必要な依存関係を表示します。

ボタン

リリースノートを表示規定のブラウザが開き、最新のリリースノートが表示されます。

PSP 詳細を表示(PSP = PRIMERGY サポートパッケージ)選択したアップデートに含まれるパッケージの情報を表示します。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.5.7 「PSP詳細」ダイアログボックス

PRIMERGY Support Package(PSP)は、PRIMERGY サーバ上のドライバとソフトウェア製品をインストールおよびアップデートするための基本要素です。

PSP は、同種のドライバやソフトウェア製品について、それぞれ異なるバージョンを含む複数のパッケージにより構成されています。

このダイアログを開くには、「アップデート詳細」ダイアログボックスまたは「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスの「PSP詳細を表示」をクリックします。

図 28: 「PSP詳細」ダイアログボックス

「PSP詳細」ダイアログボックスには、個々のパッケージについての情報とその他のコンポーネントとの依存関係が表示されます。

ヘッダーには、PSP の名前とバージョンが表示されます。

その下には、個々のパッケージの情報とその他のコンポーネントとの依存関係のブロックがあります。パッケージには PSP 内での連番が付けられ、バージョンとともに表示されます。

依存関係

パッケージをインストールすには、すべての依存関係の要件を満たす必要があります。

インストールするパッケージについて、表示されるすべての依存関係を満たす必要があります。

ServerView Update Management 87

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

各 PSP について、すべての依存関係が満たされる最初のパッケージがインストールされます。

サポート各コンポーネントグループについて、指定されたコンポーネントの少なくとも 1つがターゲットシステム上に存在する必要があります。OR 演算子で連結されたすべてのコンポーネントは、コンポーネントグループに属します。個々のコンポーネントグループは AND 演算子で連結されます。

Exclude除外手順「Exclude」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにひとつも存在してはいけません。除外されるすべてのコンポーネントは OR 演算子で連結されます。

Required「Required」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにすべて存在する必要があります。すべての必要なコンポーネントは AND 演算子で連結されます。

5.1.5.8 ジョブコピーウィザード

このウィザードを使用して、ジョブをドメイン内の任意のサーバにコピーできます。ウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイドが示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。

ウィザードを開くには、「ジョブ詳細」タブでコピーするジョブを選択し、「ジョブのコピー」をクリックします。

「サーバの選択」ステップ(ジョブコピーウィザード)

「サーバの選択」はウィザードの最初のステップです。ここで、ジョブをコピーする先のサーバを選択します。

ServerView Update Management 88

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 29: 「サーバの選択」ステップ

候補のサーバジョブのコピー先として利用可能なサーバのリスト。

選択されたサーバジョブのコピー先として選択されたサーバ。

>>「候補のサーバ」リストのすべてのサーバを「選択されたサーバ」リストにコピーします。

>「候補のサーバ」リストから選択したサーバを「選択されたサーバ」リストにコピーします。

<「選択されたサーバ」リストから選択したサーバを「候補のサーバ」リストに移動します。

<<「選択されたサーバ」リストのすべてのサーバを「候補のサーバ」リストに移動します。

「ログオン」ステップ(ジョブコピーウィザード)

「ログオン」はウィザードの 2 番目のステップです。ここで、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。

ServerView Update Management 89

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 30: 「ログオン」ステップ

テーブルには、「サーバの選択」ステップで選択したすべてのサーバが表示されます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視します。

列 意味サーバ サーバの名前

管理可能 サーバの可用性

エージェントアクセス

サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス

許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバにアクセスできます。

restricted サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があります。

制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。

ServerView Update Management 90

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

列 意味

信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログオンデータは正しいものとして保存されました。

認証済 有効な証明書がインストールされています。

管理対象サーバにシングルサインオンできます。

認証未 有効な証明書がインストールされていません。

管理対象サーバにシングルサインオンできません。

ユーザ認証アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセスします。VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMCS3/iRMC S4/iRMC S5 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTPサーバ経由でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してiRMC にアクセスします。(ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerViewOperations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自動的に取得されます。)

パスワードの確認と設定ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます(管理可能 = いいえの場合)。

一覧からサーバを削除表示されているリストから選択したサーバを削除します。

「ジョブ名の入力」ステップ(ジョブコピーウィザード)

ジョブ名の入力はウィザードの 3 番目のステップです。ここでは、ジョブに名前を割り当てます。

ServerView Update Management 91

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 31: 「ジョブ名の入力」ステップ

ジョブ名ジョブの一意の名前デフォルト: JOB_<連番、1 から開始>

説明コメントとしてのジョブの説明(オプション)

Web ユーザ(PRIMEQUEST サーバのみ)Web サーバのユーザ名(中央管理用サーバ)

Web パスワード(PRIMEQUEST サーバのみ)Web サーバのパスワード(中央管理用サーバ)

以下のフィールドの目的は、情報提供のみです。値は変更できません。

複数のサーバにジョブを同時に作成する場合、同じフィールドに表示されるパラメータの値が異なる場合があります。この場合、文字列「---」がこのフィールドに表示されます。

例:ジョブが入力されたサーバでは、アップデート後にリブートが必要です(リブート = 必要)。その他のサーバではリブートは不要です(リブート = 不要)。この場合、「リブート」フィールドには文字列「---」が表示されます。

同じフィールドに表示されるパラメータに同じ値が指定される場合は、この値が表示されます。

ServerView Update Management 92

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

サーバアップデート対象のサーバ名

重要度アップデートの重要性

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

1 台のサーバに対してジョブを作成する場合、ジョブに含まれるアップデートの最高重要度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。

リブートジョブの実行後にリブートが必要か(リブート = 必要)、または不要か(リブート = 不要)を示します。環境依存

コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。

自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

1 台のサーバについてジョブを作成した場合、少なくとも 1 つのアップデートでリブートが必要な場合はリブートが必要です。

ダウンロードサイズ(MB)該当するサーバへのアップデートのインストールに必要な、空きメモリ容量

インストール時間(分)すべてのアップデートを該当するサーバにインストールするために必要な時間

「TFTPの入力」ステップ(ジョブコピーウィザード)

TFTP の入力はウィザードの 4 番目のステップです。ここでは、サーバに Updateエージェントがインストールされていない場合に、TFTP サーバのアドレスを入力します。このステップは、該当するサーバに Update エージェントがインストールされている場合には表示されません。

ServerView Update Management 93

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 32: 「TFTPの入力」ステップ

テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。

列 意味サーバ サーバの名前

TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス

一時的な Flash アドレス

マネジメントブレードのアップデートに使用される一時的な Flash アドレス(MMBS2 のみ)

TFTP アドレスの変更このボタンをクリックして、選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変更します。

Flashアドレス変更このボタンをクリックして、マネジメントブレードのアップデートに使用される一時的な IP アドレスを変更します(MMBS2 のみ)。

「ジョブのスケジュール」ステップ(ジョブコピーウィザード)

「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、ジョブを実行する時刻を指定します。

ServerView Update Management 94

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 33: 「ジョブのスケジュール」ステップ

管理用サーバとジョブを実行するサーバが、実行時に稼動していることを確認してください。

転送開始時刻ジョブのサーバへの転送開始時刻。

直ちに「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。

後で転送を指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

アップデート開始時刻サーバでのアップデート段階の開始時刻。

転送後直ちに転送直後にアップデートを開始します。

後でアップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。

リブート開始時刻サーバリブートの開始時刻(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存の場合のみ)。ジョブに含まれるすべてのコンポーネントでリブートまたは自動リブート(リブート = 自動の場合)が不要の場合は、以下のオプションは無効になります(淡色表示)。

アップデート後直ちにアップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

後でリブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始します。

「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクションブレードのブート開始時刻には影響ありません。マネジメントブレードとコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。

5.1.5.9 「ジョブ詳細」ダイアログボックス

「ジョブ詳細」ダイアログボックスには、「ジョブ詳細」タブで選択したジョブに関連する、明確で詳細な概要情報が提示されます。

サーバグループ「未サポートのサーバ」または「不明なサーバ」を選択した場合、このダイアログにはデータは表示されません。

このダイアログボックスを開くには、「ジョブ詳細」タブの「詳細を表示」ボタンをクリックします。

ServerView Update Management 96

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 34: 「ジョブ詳細」ダイアログボックス

このダイアログボックスでは、「リリース済」パラメータのみを変更できます。その他のパラメータは変更できません。

ジョブ名選択したジョブの名前

重要度ジョブに含まれるアップデートの、累積した重要度。アップデートの最高の重要度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

転送開始時刻アップデートを管理用サーバから PRIMERGY サーバに転送する開始時刻

サーバサーバの名前

リブートこの設定は、ジョブが実行された後、少なくとも 1 台のアップデートされたサーバをリブートするか(リブート = 必要)、またはどのサーバもリブートする必要がない(リブート = 不要)かを指定します。環境依存コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

実行時刻アップデート段階の開始時刻

ジョブステータス現在のジョブステータス

レディ ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のステータスです)。

転送中 ジョブは現在転送中です。

転送完了 ジョブは正常に転送され、アップデート手順の開始を待機しています。

アップデート中 ジョブは現在アップデート段階にあります。

アップデート完了 アップデートがサーバで正常に実行されました。

リスキャン中 サーバのインベントリが再確認されています。

リブート中 サーバは現在リブート中です。

完了 すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了しました。

エラー 考えられる理由 :

l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しました。

l チェックジョブは成功しませんでした。l クリーンアップジョブは成功しませんでした。l ステータスを取得できませんでした。

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

マネージャ停止 管理用サーバがジョブの実行中にリブートされました。21ページの 管理用サーバに関する注記を参照してください。

インストール時間(分)分単位でのインストール時間

リブート開始時刻ブートプロセスの開始時刻(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存の場合)。

ダウンロードサイズ(MB)アップデートに必要なメモリ量(MB 単位)

リリース済この設定は、その他の PRIMERGY サーバで実行するために、ジョブがリリースされたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を指定します。

TFTPアドレスTFTP サーバの IP アドレス

説明ジョブの説明(コメント)

エラーテキストエラーが発生した場合、このフィールドには発生したエラーのエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージについては、222 ページの アップデートマネージャのエラーメッセージの項で説明しています。

カテゴリ/コンポーネント/旧バージョン/新バージョン/ステータスジョブに含まれるアップデートについてのバージョンおよびステータス情報を含むテーブル

ボタン

ログファイルを表示選択したジョブのログファイルを表示します。このボタンは、完了または処理中のジョブに対してのみ有効になります。

5.1.5.10 「ジョブの編集」ダイアログボックス

「ジョブの編集」ダイアログボックスでは、「ジョブ詳細」タブで選択したジョブの、「ジョブ名」、「リリース済」、「説明」を変更できます。

「ジョブステータス」が「レディ」の場合のみ、「転送開始時刻」、「アップデート開始時刻」、および「リブート開始時刻」を変更できます。

このダイアログボックスを開くには、「ジョブ詳細」タブの「ジョブの編集」をクリックします。

ServerView Update Management 99

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

図 35: 「ジョブの編集」ダイアログボックス

ジョブ名選択したジョブの名前.

リリース済この設定は、その他の PRIMERGY サーバで実行するために、ジョブがリリースされたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を指定します。

説明ジョブの説明(コメント)

転送開始時刻ジョブのサーバへの転送開始時刻。

直ちに「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。

後で転送を指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

ServerView Update Management 100

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

アップデート開始時刻サーバでのアップデート段階の開始時刻。

転送後直ちに転送直後にアップデートを開始します。

後でアップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。

リブート開始時刻サーバリブートの開始時刻(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存の場合のみ)。ジョブに含まれるすべてのコンポーネントでリブートまたは自動リブート(リブート = 自動の場合)が不要の場合は、以下のオプションは無効になります(淡色表示)。

アップデート後直ちにアップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。

後でリブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始します。

「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクションブレードのブート開始時刻には影響ありません。マネジメントブレードとコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。

ServerView Update Management 101

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5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ

5.1.5.11 「TFTP アドレス変更」ダイアログボックス

「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスで、使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

図 36: 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス

IPv4Internet Protocol Version 4 フォーマットの IP アドレス。

IPv6Internet Protocol Version 6 フォーマットの IP アドレス。

接続テスト"ping" 機能を使用して、指定された IP アドレスへの接続を確立できるかどうかをテストします。

ServerView Update Management 102

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウリポジトリマネージャでリポジトリを管理できます。

図 37: リポジトリマネージャのメインウィンドウ

リポジトリマネージャのメインウィンドウには、リポジトリの現在のコンテンツが表示され、以下の要素が含まれています(上から下の順)。

l ServerView Suite ヘッダーl ServerView Suite メニューバーl ワークエリア。左側にツリー構造、右側に各種タブがあります

ServerView Update Management 103

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2.1 ツリー構造

図 38: 「リポジトリマネージャ」のツリー構造

ツリー構造は左側に表示され、リポジトリマネージャで利用できるアップデートが表示されます。ツリー構造で、「アップデート」タブおよび「ユーザ定義」タブのテーブルに表示するデータを選択します。

ツリー構造には以下のグループが表示され、関連するコンポーネントが一覧表示されます。

すべてのアップデートリポジトリ内のすべてのアップデート。

新しいアップデートダウンロードマネージャがダウンロードしたか、インポート機能を使ってインポートした、リポジトリ内の新しいアップデートです。これらのアップデートは、2 週間経過すると「新しいアップデート」 グループから自動的に削除されます。「アップデート」タブの「リロード」ボタンを使用してリポジトリをリロードすると、経過時間が 0 に設定され、時間カウンタが再度開始されます。

重要度別アップデート推奨される(推奨)または緊急に必要な(必須)、すべてのアップデート。

リリース済アップデートユーザによって明示的にリリースされたアップデート。このグループは、少なくとも 1 つの「リリース済」アップデートがある場合にのみ表示されます。

ユーザ定義「ユーザ定義」タブで作成して管理できる、カスタマイズしたグループ。

ServerView Update Management 104

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

このノードは、カスタマイズしたグループを定義していない場合には表示されません。

5.2.2 「アップデート」タブ

ツリー構造で選択したグループに属するすべてのエントリが、「アップデート」タブのテーブルに表示されます。

図 39: 「アップデート」タブ

ServerView Update Management 105

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

列 意味アップデートステータス(アイコン)

アップデートの緊急度

アップデートが推奨されます。

アップデートが緊急に必要です。

アップデートは不要です。

カテゴリ コンポーネントグループの名前

「<column>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、表に表示する行を指定できます。

コンポーネント コンポーネント名

バージョン アップデートのバージョン

OS OS の種類

重要度 アップデートの緊急度

推奨 アップデートが推奨されます。

必須 アップデートが緊急に必要です。

不要 アップデートは不要です。

リリース済 アップデートがその他の PRIMERGY サーバで実行できるようにリリースされたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を示します。

インストール時間

アップデートのインストール時間(分単位)

リブート要 アップデート後にサーバリブートが必要か(必要)、または不要か(不要)を示します。

環境依存

コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。

ServerView Update Management 106

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

列 意味

自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)

コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

コメント アップデートに関するコメント

ボタン

編集「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスが開き、アップデートの「カスタム重要度」、「リリース済」、「コメント」パラメータを編集できます。

インポート管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックスを開いて、新しいコンポーネントをServerView Update DVD または別の既存のリポジトリからインポートします。指定したディレクトリ(サブディレクトリをすべて含む)にあるすべてのアップデートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジトリに(より新しい場合は)追加されます。

リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行います。

エクスポート「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックスを開いて、選択したディレクトリにエクスポートするコンポーネントを、リポジトリから選択できます。

削除「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックスを開いて、必要なくなって削除可能なコンポーネントをリポジトリから選択できます。

コンポーネントの削除ができるのは、現在のリポジトリが、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにある場合のみです。

削除は、アップデートジョブに属さないコンポーネントについてのみ可能です。このため、このようなコンポーネントをリポジトリから削除するには、関連するアップデートジョブを先に削除してください。

ServerView Update Management 107

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

リロードリポジトリをリロードし、データベースエントリをアップデートします。バックグラウンドで、すべてのサーバに対してインベントリデータの再収集が実行されます。リポジトリがリロードされると、ツリー構造の「新しいアップデート」グループのアップデートの経過時間が 0 に設定され、時間カウンタが再度開始されます。

リポジトリは、アップデートが手動で追加された場合にのみリロードする必要があります。

コンテキストメニューの追加の機能

リリース選択したアップデートをリリースして、その他の PRIMERGY サーバで実行できるようにします(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された後など)。

ServerView Update Management 108

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2.3 「ユーザ定義」タブ

「ユーザ定義」タブにある機能によって、カスタマイズしたアップデートグループを作成して管理できます。ここで作成したグループは、ツリー構造の「ユーザ定義」に表示されます。

グループを作成していない場合は、ツリー構造には「ユーザ定義」のノードはなく、タブも空白です。

図 40: 「ユーザ定義」タブ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

ユーザ定義のエントリをダブルクリックすると、「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスが開きます(112 ページの 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスを参照)。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

ServerView Update Management 109

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

列 意味名前 ユーザ定義の名前とアップデートステータスの累積

「ユーザ定義」に、アップデートが推奨される 1 つ以上のコンポーネントが含まれます。

「ユーザ定義」に、アップデートが緊急に必要な 1つ以上のコンポーネントが含まれます。

「ユーザ定義」には、アップデートは必要なコンポーネントは含まれません。

コンポーネントの名前とアップデートステータス

アップデートが推奨されます。

アップデートが緊急に必要です。

アップデートは不要です。

バージョン アップデートのバージョン

OS OS の種類

重要度 アップデートの緊急度

推奨 アップデートが推奨されます。

必須 アップデートが緊急に必要です。

不要 アップデートは不要です。

リリース済 アップデートがその他の PRIMERGY サーバで実行できるようにリリースされたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を示します。

インストール時間

アップデートのインストール時間(分単位)

リブート要 アップデート後にサーバリブートが必要か(必要)、または不要か(不要)を示します。

環境依存

コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。

自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)

ServerView Update Management 110

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

列 意味

コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

説明 コンポーネントの説明

ボタン

作成「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスが開き、カスタマイズしたグループを作成できます。

削除タブで選択したグループを削除します。

編集「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスが開き、選択したグループの設定を編集できます。

リリース今後使用するため、選択したグループをリリースします。

5.2.4 ダイアログボックス

リポジトリマネージャには、以下のダイアログボックスがあります。

l 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスl 「リリースノートを表示」ダイアログボックスl 「PSP詳細を表示」ダイアログボックス

l 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックスl 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス

l 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックスl 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス

l 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックスl 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス

l 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスl 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス

ServerView Update Management 111

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2.4.1 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス

「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスには、「アップデート」タブで選択したジョブに関連する、明確で詳細な概要情報が提示されます。このダイアログボックスのほとんどのパラメータは変更できません。アップデートの以下のプロパティは変更できます。

l リリース済l カスタム重要度l コメント

このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「編集」をクリックします。

図 41: 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス

カテゴリコンポーネントが属するグループ。

コンポーネントコンポーネント名。

バージョンアップデートバージョン。

ServerView Update Management 112

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

OS該当する OS。

バージョン詳細アップデートバージョンの詳細。

リブート要アップデート後にサーバリブートが必要か(必要)、または不要か(不要)を示します。環境依存コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示します。自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ)コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。

ダウンロードサイズ(MB)アップデートに必要なメモリ量(MB 単位)。

インストール時間(分)アップデートのインストール時間(分単位)。

ダウンロード時刻アップデートが Web サーバからリポジトリに転送される時刻。

ベンダ重要度Fujitsu が指定したアップデートの重要度。

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

リリース済選択したアップデートをリリースして(必要)、その他の PRIMERGY サーバで実行できるようにするか(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された後など)、またはリリースしないか(不要)を指定します。

カスタム重要度ユーザが指定したアップデートの重要度。このパラメータを使用して「ベンダ重要度」設定を上書きできます。

推奨 アップデートが推奨されます

必須 アップデートが緊急に必要です

不要 アップデートは不要です

ServerView Update Management 113

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

コメントアップデートの説明(コメント)。

依存関係アップデートに関して注意が必要な依存関係。

ボタン

リリースノートを表示規定のブラウザが開き、最新のリリースノートが表示されます。

PSP 詳細を表示(PSP = PRIMERGY サポートパッケージ)選択したアップデートに含まれるパッケージの情報を表示されます。

5.2.4.2 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックス

このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「インポート」をクリックします。

リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行います。

ServerView Update Management 114

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

図 42: 「リポジトリのインポート」ダイアログボックス

コンポーネントのインポートができるのは、現在のリポジトリが、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにある場合のみです。

管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、新しいコンポーネントをServerView Update DVDまたは別の既存のリポジトリからインポートします。「インポートパス」フィールドに、インポートするアップデートコンポーネントを含むディレクトリを指定して「インポートの確認」をクリックしてください。

プロセスが終了すると、指定したディレクトリ(すべてのサブディレクトリを含む)内のすべてのコンポーネントが左側の「コンポーネントの一覧」リストに表示されます。より新しいアップデートを表示する場合のみ、「新しいアップデートのみフィルタをかける」オプションを有効にします。

ServerView Update Management 115

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

必要なすべてのコンポーネントを、左側の「コンポーネントの一覧」リストから右側の「選択されたコンポーネント」リストにコピーして、「OK」をクリックします。

選択したすべてのアップデートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジトリに(まだない場合)追加されます。古いバージョンのコンポーネントが存在する場合は、新しいバージョンがローカルリポジトリに追加されます。

リポジトリへのインポートの実行中は、プログレスバーが表示されます。

「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、インポートが停止し、結果ダイアログボックスにすでにインポートされたすべてのコンポーネントが表示されます。

ドライブのタイプ

ローカルインポートパスはローカル管理用サーバ上にあります。

リモートインポートパスはネットワークの任意の場所にあります。このオプションはWindows 管理用サーバでのみ使用できます。このオプションを有効にするには、「ユーザ」と「パスワード」の入力が必要です。

インポートパスインポートするディレクトリの絶対パス。このディレクトリは、既存のリポジトリまたはサブディレクトリのルートにできます。

管理用サーバで直接 ServerView Operations Manager を起動した場合のみ、「参照...」ボタンは有効です。

インポートの確認「インポートパス」フィールドに定義されたディレクトリで、使用可能なコンポーネントを確認します。検出されたすべてのコンポーネントは、左側の「コンポーネントの一覧」リストに表示されます。

新しいアップデートのみフィルタをかけるこのオプションを使用する場合、より新しいアップデートのみ左側の「コンポーネントの一覧」リストに表示されます。

原因このリストには、インポート可能なすべての新しいコンポーネントが表示されます。

ServerView Update Management 116

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

コンポーネントは、ローカルまたはリモートリポジトリからインポートできます。

選択されたコンポーネントこのリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコンポーネントが表示されます。選択したコンポーネントは現在のリポジトリへインポートされます。

5.2.4.3 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス

図 43: 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果

このダイアログには、コンポーネントを現在のリポジトリへインポートした結果が示されます。

ServerView Update Management 117

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

カテゴリコンポーネントグループの名前

コンポーネントコンポーネント名。

バージョンアップデートのバージョン

結果

OKコンポーネントがインポートされました。

エラーインポートに失敗しました。

エラー メッセージインポートの失敗原因について説明が表示されます。

5.2.4.4 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックス

このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「エクスポート」をクリックします。

ServerView Update Management 118

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

図 44: 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログ

コンポーネントのエクスポートができるのは、現在のリポジトリとターゲットディレクトリが、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部のUSB ストレージデバイスにある場合のみです。

左側の「コンポーネントの一覧」リストに、現在のリポジトリのすべてのコンポーネントが表示されます。

最初に、目的のコンポーネントの、エクスポート先のディレクトリの絶対パスを選択します。このディレクトリは、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにあります。

エクスポートするコンポーネントを「コンポーネントの一覧」リストから「選択されたコンポーネント」リストにコピーします。

選択したコンポーネントをエクスポートするには、「OK」をクリックします。

ServerView Update Management 119

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

コンポーネントのエクスポート中は、プログレスバーが表示されます。

「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、エクスポートが停止し、結果ダイアログボックスにすでにエクスポートされたすべてのコンポーネントが表示されます。

エクスポートパス選択したコンポーネントの、エクスポート先のディレクトリの絶対パスです。目的のディレクトリを選択するには、「参照...」ボタンを使用します。

原因このリストには、現在のリポジトリに含まれるすべてのコンポーネントが表示されます。

選択されたコンポーネントこのリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコンポーネントが表示されます。

ServerView Update Management 120

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2.4.5 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス

図 45: 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログ

このダイアログには、現在のリポジトリのコンポーネントを、選択したエクスポートディレクトリへエクスポートした結果が示されます。

カテゴリコンポーネントグループの名前

コンポーネントコンポーネント名。

バージョンアップデートのバージョン

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

結果

OKコンポーネントがエクスポートされました。

エラーエクスポートに失敗しました。

エラー メッセージエクスポートの失敗原因について説明が表示されます。

5.2.4.6 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックス

このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「削除」をクリックします。

図 46: 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログ

ServerView Update Management 122

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

コンポーネントの削除ができるのは、現在のリポジトリが、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにある場合のみです。

削除は、アップデートジョブに属さないコンポーネントについてのみ可能です。このため、このようなコンポーネントをリポジトリから削除するには、関連するアップデートジョブを先に削除してください。

左側の「コンポーネントの一覧」リストに、現在のリポジトリのすべてのコンポーネントが表示されます。

「コンポーネントの一覧」リストで削除するコンポーネントを選択し、「対象サーバ」リストにコピーします。

選択したコンポーネントを削除するには、「OK」をクリックします。

選択したコンポーネントの削除中は、プログレスバーが表示されます。

「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、削除プロセスが停止し、結果ダイアログボックスにすでに削除されたすべてのコンポーネントが表示されます。

リポジトリのパス現在のリポジトリがある場所の絶対パスが表示されます。

原因このリストには、現在のリポジトリに含まれるすべてのコンポーネントが表示されます。

選択されたコンポーネントこのリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコンポーネントが表示されます。

ServerView Update Management 123

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

5.2.4.7 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス

図 47: 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログ

このダイアログには、現在のリポジトリからコンポーネントを削除した結果が表示されます。

カテゴリコンポーネントグループの名前

コンポーネントコンポーネント名。

バージョンアップデートのバージョン

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

結果

OKコンポーネントが削除されました。

エラー削除プロセスは失敗しました。

使用中アップデートジョブで使用されているため、コンポーネントは削除されませんでした。

エラー メッセージ削除プロセスの失敗原因について説明が表示されます。

5.2.4.8 「PSP詳細」ダイアログボックス

PRIMERGY Support Package(PSP)は、PRIMERGY サーバ上のドライバとソフトウェア製品をインストールおよびアップデートするための基本要素です。

PSP は、同種のドライバやソフトウェア製品について、それぞれ異なるバージョンを含む複数のパッケージにより構成されています。

このダイアログを開くには、「アップデート詳細」ダイアログボックスまたは「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスの「PSP詳細を表示」をクリックします。

図 48: 「PSP詳細」ダイアログボックス

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

「PSP詳細」ダイアログボックスには、個々のパッケージについての情報とその他のコンポーネントとの依存関係が表示されます。

ヘッダーには、PSP の名前とバージョンが表示されます。

その下には、個々のパッケージの情報とその他のコンポーネントとの依存関係のブロックがあります。パッケージには PSP 内での連番が付けられ、バージョンとともに表示されます。

依存関係

パッケージをインストールすには、すべての依存関係の要件を満たす必要があります。

インストールするパッケージについて、表示されるすべての依存関係を満たす必要があります。

各 PSP について、すべての依存関係が満たされる最初のパッケージがインストールされます。

サポート各コンポーネントグループについて、指定されたコンポーネントの少なくとも 1つがターゲットシステム上に存在する必要があります。OR 演算子で連結されたすべてのコンポーネントは、コンポーネントグループに属します。個々のコンポーネントグループは AND 演算子で連結されます。

Exclude除外手順「Exclude」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにひとつも存在してはいけません。除外されるすべてのコンポーネントは OR 演算子で連結されます。

Required「Required」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにすべて存在する必要があります。すべての必要なコンポーネントは AND 演算子で連結されます。

5.2.4.9 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックス

「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスで、カスタマイズしたアップデートグループを作成できます。これはアップデートマネージャ画面の「アップデート詳細」タブ内「ユーザ定義」下に表示されます。

このダイアログボックスを開くには、「ユーザ定義」タブの「作成」をクリックします。

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

図 49: 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックス

名前カスタマイズしたアップデートグループの名前。

説明カスタマイズしたアップデートグループの説明(コメント)。

コンポーネントの一覧選択できるコンポーネントグループ。

選択されたコンポーネントユーザ定義のグループにコピーされたコンポーネントグループ。

>>すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。

>選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。

<選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。

<<すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。

ServerView Update Management 127

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5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ

元に戻すダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。

5.2.4.10 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス

「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスで、カスタマイズしたアップデートグループを選択して編集できます。

このダイアログボックスを開くには、「ユーザ定義」タブの「編集」をクリックします。

図 50: 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス

名前カスタマイズしたアップデートグループの名前(変更できません)。

説明カスタマイズしたアップデートグループの説明(コメント)。

コンポーネントの一覧選択できるコンポーネントグループ。

選択されたコンポーネントユーザ定義のグループにコピーされたコンポーネントグループ。

ServerView Update Management 128

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

>>すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。

>選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。

<選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。

<<すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。

元に戻すダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。

5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウダウンロードマネージャを使用して、ダウンロードタスクを定義します。タスクを実行する日時と頻度を設定し、選択したサーバを割り当ててダウンロードタスクを有効化します。すでに実行したダウンロードタスクについての情報も表示できます。

ダウンロードサービスは定義されたダウンロードタスクを使用して割り当てられたサーバへのアップデートを検索し、アップデートをデフォルトリポジトリにロードし、ダウンロードタスクが有効にされているサーバ上でアップデートを実行する必要があるかどうかを確認します。

ServerView Update Management 129

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

図 51: ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

ダウンロードマネージャのメインウィンドウには、上から下に向かって以下のセクションがあります。

l ServerView Suite ヘッダーl ServerView Suite メニューバーl ワークエリア。左側にツリー構造、右側に各種タブがあります

5.3.1 ツリー構造

図 52: ダウンロードマネージャのツリー構造

ダウンロードマネージャの左側にはツリー構造があり、ドメインおよびカスタマイズされたグループ内のすべてのサーバが表示されます。

すべてのサーバ現在アップデートマネージャでサポートされている、ドメイン内のサーバを表示します。

ServerView Update Management 130

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

グループユーザが定義したグループを表示します。

サーバアイコンサーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮想システムなど)の前にあるアイコンは、対応するサーバ/グループの累積的なアップデートステータスを示します。

アップデート不要、または重要度 = 通常でアップデートが必要です。

重要度 = 推奨でアップデートが必要です。

重要度 = 必須でアップデートが必要です。

未定義。使用可能な既存のインベントリがありません。

5.3.2 「スケジュール」タブ

「スケジュール」タブには、現在使用できるすべてのダウンロードタスクが表示されます。新しいダウンロードタスクの作成、既存のダウンロードタスクの変更、削除、有効化、無効化を実行できます。

ダウンロードタスクを作成する際、ダウンロードタスクの実行日時と頻度、保存する関連ログファイルの数を定義します。ダウンロードタスクを使用するには、「有効化」機能を使用してから、後でアップデートの検索を実行するサーバを割り当てます。

図 53: 「スケジュール」タブ

ServerView Update Management 131

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

有効ダウンロードタスクに少なくとも 1 台のサーバが割り当てられているかどうかを示します。

スケジュールダウンロードタスクに指定されたダウンロードスケジュールのサマリを表示します。

サーバダウンロードタスクに割り当てられたサーバの名前を表示します。

ボタン

追加...ダイアログボックスが開き、新しいダウンロードタスクを指定します。

編集...ダイアログボックスが開き、テーブルで選択したダウンロードタスクを変更できます。

削除テーブルで選択したダウンロードタスクを削除します。ただし、サーバが割り当てられていない場合にのみ、ダウンロードタスクを削除できます。

有効...ダイアログボックスが開き、テーブルで選択したダウンロードタスクに 1 台以上のサーバを割り当てられます。

無効テーブルで選択したダウンロードタスクを停止します。すべてのサーバがダウンロードタスクから削除されます。

ServerView Update Management 132

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

5.3.3 「タスク」タブ

このタブには、ドメイン内の使用できるサーバの概要が表示されます。「スケジュール」列には、サーバがダウンロードタスクに割り当てられているかどうかと、割り当てられている場合は対応するタスクが表示されます。

特定のサーバまたはグループをツリー構造(左側)から選択すると、このタブに表示するサーバ数を制限できます。

図 54: 「タスク」タブ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

ServerView Update Management 133

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

サーバアイコンサーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮想システムなど)の前にあるアイコンは、対応するサーバ/グループの累積的なアップデートステータスを示します。

アップデート不要、または重要度 = 通常でアップデートが必要です。

重要度 = 推奨でアップデートが必要です。

重要度 = 必須でアップデートが必要です。

未定義。使用可能な既存のインベントリがありません。

名前サーバの名前を表示します。

グループサーバグループの名前を表示します。

スケジュールダウンロードタスクのダウンロードスケジュールのサマリを表示します。

ステータスアイコンこのアイコンは、ダウンロードタスクのステータスを示します。

未定義 - ダウンロードタスクは実行されませんでした

OK - 最後に実行されたダウンロードタスクが成功しました

エラー - 最後に実行されたダウンロードタスクが失敗しました

実行中 - チェックまたはダウンロードの実行中です

前回の結果アップデートの検索が最後に正常に実行された日時を表示します。

次回実行アップデートの検索が次に実行される日時を表示します。

ボタン

直ちに一度だけこのボタンをクリックすると、テーブルで選択したサーバのアップデートの検索が開始します。

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

無効テーブルで選択したサーバを、割り当てられたダウンロードタスクから除外します。

5.3.4 「ログ」タブ

このタブには、すでに完了したダウンロードタスクについての情報が表示されます。

図 55: 「ログ」タブ

表では、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニューを開くには、表のエントリを右クリックします。

テーブル内の列の意味を以下で説明します。

ステータスアイコン

OK - 最後に実行されたダウンロードタスクが成功しました

エラー - 最後に実行されたダウンロードタスクが失敗しました

時刻ダウンロードタスクの開始時刻を示します。

名前サーバの名前を表示します。

ServerView Update Management 135

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

ログログファイルの作成時刻を表示します。

グループグループタスクのサーバグループ名を表示します。

スケジュールこのエントリに属するダウンロードタスクの説明が表示されます。ダウンロードタスクのプロパティが変更されたり、ダウンロードタスクが削除されたりすると、説明は変化します。

エラーエラーが発生した場合に、ダウンロードタスクのエラー原因を表示します。エラーメッセージについては、225 ページの ダウンロードマネージャのエラーメッセージの項で説明しています。

ボタン

表示テーブルで選択したダウンロードタスクのログファイルを表示します。

削除テーブルで選択したダウンロードタスクのログファイルを削除します。

全て削除すべてのログファイルを削除します。このボタンは、チェックまたはダウンロードの実行中は無効のままです。

5.3.5 ダイアログボックス

ダウンロードマネージャには、以下のダイアログボックスがあります。

l ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックスl ダウンロードサーバタスク設定の編集ダイアログボックスl ダウンロードのタスクの設定ダイアログボックス

ServerView Update Management 136

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

5.3.5.1 「ダウンロードサーバタスクの追加」ダイアログボックス

このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクを実行する日時と頻度、関連するログファイルを保存するかどうかを指定します。

ダイアログボックスは「スケジュール」タブで「追加...」をクリックすると開きます。

図 56: ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックス

開始日時選択ダウンロードタスクを実行する日時をここで指定します。

直ちに実行

ダウンロードタスクが有効にされたら直ちに開始します。

実行時刻設定

ダウンロードタスクを指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

実行間隔ダウンロードタスクを実行する頻度をここで指定します。

1度だけ実行

ダウンロードタスクを 1 度だけ実行します。

時・分 ダウンロードタスクを 1 時間ごとに実行します。(このオプションは現在使用できません)

ServerView Update Management 137

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

単位で指定

日単位で指定

ダウンロードタスクを 1 日ごとに実行します。

週単位で指定

ダウンロードタスクを 1 週間ごとに実行します。「週単位で指定」を選択すると、「直ちに実行」オプションが無効(選択不可)になります。

月単位で指定

ダウンロードタスクを 1 か月ごとに実行します。「月単位で指定」を選択すると、「直ちに実行」オプションが無効(選択不可)になります

ログデータの履歴ログファイルを保存するかどうか、保存する場合はファイル数を指定します。

前回分のみ 最新のログファイルのみを保存します。

保存する最新のログファイル数を指定できます。

なし ログファイルを保存しません。

(このオプションは現在使用できません)

全て すべてのログファイルを保存します。

内部サーバグループ(VMware またはブレードサーバなど)のすべてのログファイルは、「ログデータの履歴」で指定した内容に関わらず保存されます。

サマリ指定された値のサマリが表示されます。

ボタン

作成ダウンロードタスクに入力された値を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

閉じる入力された値を破棄し、ダイアログボックスを閉じます。

ヘルプ現在のダイアログボックスのヘルプを開きます。

ServerView Update Management 138

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

5.3.5.2 「ダウンロードサーバタスクの編集」ダイアログボックス

このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクが実行される日時と保存する関連ログファイル数の設定を変更できます。

以前選択したダウンロードタスクのダイアログボックスを開くには、「スケジュール」タブの「編集...」をクリックします。

図 57: ダウンロードサーバタスクの編集ダイアログボックス

開始日時選択ダウンロードタスクを実行する日時をここで指定します。

直ちに実行

ダウンロードタスクが有効にされたら直ちに開始します。

実行時刻設定

ダウンロードタスクを指定された時刻に開始します。日付、時間、分を選択します。

実行間隔ダウンロードタスクを実行する頻度がここに表示されます。このダウンロードタスクにサーバが割り当てられていない場合にのみ、値を変更できます。

1度だけ実行

ダウンロードタスクを 1 度だけ実行します。

ServerView Update Management 139

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

時・分単位で指定

ダウンロードタスクを 1 時間ごとに実行します。(このオプションは現在使用できません)

日単位で指定

ダウンロードタスクを 1 日ごとに実行します。

週単位で指定

ダウンロードタスクを 1 週間ごとに実行します。

月単位で指定

ダウンロードタスクを 1 か月ごとに実行します。

ログデータの履歴ここでは、ログファイルを保存するかどうか、保存する場合はファイル数を指定します。

前回分のみ 最新のログファイルのみを保存します。

保存する最新のログファイル数を指定できます。

なし ログファイルを保存しません。

(このオプションは現在使用できません)

全て すべてのログファイルを保存します。

内部サーバグループ(VMware またはブレードサーバなど)のすべてのログファイルは、「ログデータの履歴」で指定した内容に関わらず保存されます。

サマリ指定された値のサマリがこの出力フィールドに表示されます。

ボタン

作成ダウンロードタスクに入力された値を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

閉じる入力された値を破棄し、ダイアログボックスを閉じます。

ヘルプ現在のダイアログボックスのヘルプを開きます。

ServerView Update Management 140

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5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ

5.3.5.3 「ダウンロードのタスクの設定」ダイアログボックス

このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクに 1 つまたは複数のサーバを割り当てます。

以前選択したダウンロードタスクのダイアログボックスを開くには、「スケジュール」タブの「有効...」をクリックします。

図 58: ダウンロードのタスクの設定ダイアログボックス

ウィンドウ上部の出力フィールドには、ダウンロードタスクに指定された値の概要が表示されます。

ウィンドウの左側にはツリー構造があり、ドメインおよびカスタマイズされたグループでの使用できるすべてのサーバが表示されます。ダウンロードタスクに割り当てるサーバをここで選択します。

ウィンドウの右側には、ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストがあります。

ボタン

>>左側のリストから、右側のダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストに、すべてのサーバをコピーします。

>左側のリストで選択されたサーバを、右側のダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストにコピーします。

ServerView Update Management 141

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5.4 設定のメインウィンドウ

<右側のリストで選択されたエントリを、ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストから削除します。

<<ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストからのすべてのエントリを右側のウィンドウから削除します。

元に戻すダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。

適用現在の設定を保存してダイアログボックスを閉じます。

閉じるすべての変更内容を破棄してダイアログボックスを閉じます。

ヘルプ現在のダイアログボックスのヘルプを開きます。

5.4 設定のメインウィンドウメインウィンドウには以下の要素が含まれています(上から下の順)。

l ServerView Suite ヘッダーl ServerView Suite メニューバーl タブ付きのワークエリア

「メール設定」および「ダウンロード設定」タブは、ソフトウェアのアップデートにリモートリポジトリを設定している場合には、無効(淡色表示)にされています。

これらのタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロードマネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。

ServerView Update Management 142

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5.4 設定のメインウィンドウ

5.4.1 「一般設定」タブ

プロパティを変更するには、「設定変更」をクリックします。

図 59: 「一般設定」タブ

以下に示す設定パラメータが「一般設定」タブに表示されます。

リポジトリの状態リポジトリの状態

OKファイルシステムのリポジトリとデータベーステーブルUpdateRepository が完全です。

不完全ファイルシステムへのコピーが失敗しました。

リポジトリの場所リポジトリの絶対パス。

デフォルトTFTPアドレスTFTP サーバの IP アドレス(マネジメントブレードやコネクションブレードなどの、TFTP サーバ経由でアップデートされるコンポーネントの場合)。

ServerView Update Management 143

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5.4 設定のメインウィンドウ

デフォルトブート完了時間アップデートされたサーバがリブート後に再起動するまでにアップデートマネージャが待機する時間。ここに入力した時間は、アップデート中にサーバを使用できなくなる時間に加算されます。この時間を超過した場合、ジョブの状態は「エラー」に設定されます。

Plink 設定有効Plink が設定済みの場合、 Plink 設定有効 エントリがチェックされます。

Windows 管理用サーバの場合のみ :

リポジトリがローカル管理用サーバではなくネットワーク内の別のシステム上にある場合 :

ユーザリポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのユーザ名。

パスワードリポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのパスワード。

ボタン

設定変更設定ウィザードを開始します。

5.4.2 「メール設定」タブ

「メール設定」タブは、ソフトウェアのアップデートにリモートリポジトリを設定している場合には、無効(グレー表示)となります。

このタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロードマネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。

「メール設定」タブには、ダウンロードサービス経由でダウンロードされた新規のアップデートについて通知を受けるユーザのメール設定が表示されます。

プロパティを変更するには、「設定変更」をクリックします。

ServerView Update Management 144

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5.4 設定のメインウィンドウ

図 60: 「メール設定」タブ

宛先電子メールの受信者のアドレス複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。

同報受信者の電子メールアドレス複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。

差出人送信者の電子メールアドレス。

SMTP サーバSMTP サーバの IP アドレス

ポート番号SMTP サーバのポート番号。

ユーザメールサーバにログオンするためのユーザ ID

パスワードメールサーバにログオンするためのパスワード。

ServerView Update Management 145

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5.4 設定のメインウィンドウ

ボタン

設定変更設定ウィザードを開始します。

5.4.3 「ダウンロード設定」タブ

「ダウンロード設定」タブは、ソフトウェアのアップデートにリモートリポジトリを設定している場合には、無効(グレー表示)となります。

このタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロードマネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。

「ダウンロード設定」タブには、Fujitsu Web サーバへの接続の詳細が表示されます。このサーバを使用して、ダウンロードサービスは新しいアップデートをダウンロードします。

表示された設定を変更するには、「設定変更」をクリックします。

図 61: 「ダウンロード設定」タブ

Webサーバアドレスダウンロードサービスで使用される Web サーバの URL。デフォルトは FujitsuWeb サーバです。

ServerView Update Management 146

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5.4 設定のメインウィンドウ

データ転送に使用するプロトコルWebサーバからのデータ転送に使用するプロトコルのタイプ

コメントには、現在の接続の種類が表示されます。

以下のいずれかのメッセージが表示されます。

l ダウンロードマネージャは管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用します。

l ダウンロードマネージャは設定ウィザードで定義したプロキシサーバを使用します。

l ダウンロードマネージャのプロキシは現在設定されていません。

Windows 管理サーバ上に定義済みのプロキシ設定を見つけるには、「スタート」 - 「コントロールパネル」 - 「インターネットオプション」 - 「接続」 -「LAN 設定」の順にクリックします。

サーバ名プロキシサーバの名前または IP アドレス

ポート番号プロキシサーバで使用されるポートの番号

ユーザ名プロキシサーバにログオンするためのユーザ名(ID)

パスワードプロキシサーバにログオンするためのパスワード

ボタン

設定変更設定ウィザードを開始します。

5.4.4 設定ウィザード

このウィザードを使用して、アップデート管理のグローバルパラメータを設定します。ウィザードには複数のステップがあります。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。

「次へ」または「戻る」を選択して、ウィザードのステップ間を移動できます。ステップに必須パラメータがある場合、必須の値を入力するまで「次へ」は無効になっています。

このウィザードは、アップデート管理に最初にアクセスしたときに自動的に開きます。

このウィザードは、設定を変更するために、「設定変更」をクリックしていつでも開くことができます。

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5.4 設定のメインウィンドウ

5.4.4.1 「開始」ステップ(設定ウィザード)

「開始」はウィザードの最初のステップです。

図 62: 「開始」ステップ

リポジトリ次のいずれかを指定します。l リポジトリを新規作成l 既存のリポジトリを使用

ServerView Update Management 148

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5.4 設定のメインウィンドウ

5.4.4.2 「リポジトリ」ステップ(設定ウィザード)

「開始」ステップでの選択内容(「既存のリポジトリを使用」または「リポジトリを新規作成」)に応じて、このステップに表示されるフィールドは異なります。

既存のリポジトリを使用

図 63: 「既存のリポジトリを使用」ステップ

管理用サーバ上のリポジトリローカル管理用サーバ上のリポジトリを指定します。

リポジトリの場所管理用サーバ上のリポジトリの絶対パス。Windows の場合の形式 : <ドライブ文字>:\<ディレクトリ名>\...Linux の場合の形式 : /<ディレクトリ名>/...リポジトリがある globalflash ディレクトリは、このパスには指定されていません。

管理用サーバで直接 ServerView Operations Manager を起動した場合のみ、「参照...」ボタンは有効です。

ネットワークドライブ上のリポジトリネットワーク内の別のシステム上にあるリポジトリを指定します。

リポジトリの場所(UNC パス)ネットワークドライブ上のリポジトリの絶対パス。

Windows

UNC 表記を使用します。

ServerView Update Management 149

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5.4 設定のメインウィンドウ

\\<サーバ名>\<共有名>\<パス>

Userリポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのユーザ名。

パスワードリポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのパスワード

「ネットワークドライブ上のリポジトリ」へ接続するためのユーザおよびパスワードが変更された場合は、次の手順に従います。

1. 管理用サーバのリブート2. ServerView Operations Manager で「設定」アプレットを開き

ます。3. 「設定変更」をクリックします。4. 「開始」ステップで「既存のリポジトリを使用」を選択します。5. 「ネットワークドライブ上のリポジトリ」オプションを有効にし

ます。6. ユーザとパスワードを入力します。

重要

これらの手順を終了する前に他のアプレットを開かないでください。

接続テストネットワーク内のシステムへの接続をテストします。

Linuxリブートのたびに、管理者が手動でリモートドライブをマウントする必要があります。

//<絶対パス名>

マウントポイント自体とそのディレクトリには、ユーザ svuserに対する読み取り/実行アクセス権が必要です。

ServerView Update Management 150

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5.4 設定のメインウィンドウ

リポジトリを新規作成

図 64: 「リポジトリを新規作成」ステップ

管理用サーバで直接 Operations Manager を起動する場合は、「参照...」ボタンのみ有効です。

DVDからインポートServerView Update DVD からリポジトリをインポートします。

インポート元のパスDVD 上でのインポートするリポジトリの絶対パス例

Windows E:\Firmware

Linux /media/Firmware

WebサーバからのダウンロードFujitsu Web サーバから、またはリポジトリサーバからリポジトリをロードします。リポジトリサーバについては、『ServerView Repository Server』のインストールガイドと取扱説明書を参照してください。

リポジトリの場所管理用サーバ上のリポジトリの絶対パス。指定したディレクトリが存在しない場合は、作成されます。指定したディレクトリがすでに存在している場合は、警告が発行されます。続行すると、指定したディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除されます。次に、指定したディレクトリ内にリポジトリが作成されます。

ServerView Update Management 151

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5.4 設定のメインウィンドウ

Linux ユーザ svuser には、リポジトリディレクトリとその下のサブディレクトリを作成する権限が必要です。

5.4.4.3 「その他」ステップ(設定ウィザード)

図 65: 「その他」ステップ

デフォルトTFTPアドレスTFTP サーバの IP アドレス(マネジメントブレードやコネクションブレードなどの、TFTP サーバ経由でアップデートされるコンポーネントの場合)。

変更「IP アドレスの変更」ダイアログボックスが開きます。ここで新しい TFTP アドレスを入力して、新しい TFTP アドレスへの接続の確立をテストできます。

デフォルトブート完了時間アップデートされたサーバがリブートするまでにアップデートマネージャが待機する時間。ここに入力した時間は、アップデート中にサーバを使用できなくなる時間に加算されます。

Plink 設定Plink(PuTTY リンク)は PuTTY 用のコマンドラインツールです。PuTTY はネットワークファイル転送アプリケーションです(SCP、SSH、Telnet、rlogin)。

Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(OS VMware ESXi やMMBやコネクションブレード を搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

ServerView Update Management 152

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5.4 設定のメインウィンドウ

Plink が設定済みの場合、「設定」ウィンドウの「一般設定」タブにある「Plink 設定有効」エントリがオンになり、設定ウィザードの「Update Manager の Plink を設定する」は無効になります。

「Update Manager の Plink を設定する」オプションをオンにすると、「有効化」ステップで Plink の設定が開始されます(156 ページの 「有効化」ステップ(設定ウィザード)を参照)。Plink ファイルのパスを指定します。

完全なパスを指定する必要があります。

Plink はアップデートリポジトリにあります。(CMSのオペレーティングシステムに応じて; たとえば、…\BladeSystem\PRIMERGYBX900 Management Blade S1\<vers>)。

5.4.4.4 「ダウンロード設定」ステップ(設定ウィザード)

このステップでは、ダウンロードサービスのプロキシ設定を定義します。

図 66: 「ダウンロード設定」ステップ

HTTP/HTTPSWeb サーバからのデータの転送に使用するプロトコルのタイプを選択します。

ServerView Update Management 153

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5.4 設定のメインウィンドウ

Webサーバダウンロードサービスの Web サーバの URL を入力します。デフォルトはFujitsu Web サーバです。リポジトリサーバをインストールするときに、リポジトリサーバの IP アドレスを入力できます。リポジトリサーバについては、『ServerViewRepository Server』のインストールガイドと取扱説明書を参照してください。

デフォルトに戻すWeb サーバのアドレスをデフォルト値の Fujitsu Web サーバにリセットします。これは、ユーザが自分の Web サーバをテストするために値を変更した場合に役立ちます。

プロキシサーバを使用しないこのオプションは、プロキシサーバを使用せずにダウンロードマネージャを使用する場合に有効にします。ダウンロードマネージャはすべてのプロキシ設定を無視します。

管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用このオプションは、管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用する場合に有効にします。このオプションは、Windows の場合にのみ使用できます。Windows 管理サーバ上に定義済みのプロキシ設定を見つけるには、「スタート」 - 「コントロールパネル」 - 「インターネットオプション」 - 「接続」 -「LAN 設定」の順にクリックします。

プロキシサーバを使用このオプションは、ダウンロードマネージャに対してのみ定義されたプロキシサーバを使用する場合に有効にします。プロキシサーバのポートの詳細については、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

サーバ名使用するプロキシサーバの名前または IP アドレス

ポートプロキシサーバで使用されるポートの番号

ユーザ名(事前)定義されたプロキシサーバにログオンするためのユーザ名(ID)

パスワード(事前)定義されたプロキシサーバにログオンするためのパスワード

接続テストWeb サーバへの接続をテストします。

メールサービスこのオプションを有効にすると、次のステップは「メール設定」になります。

ServerView Update Management 154

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5.4 設定のメインウィンドウ

「メール設定」に定義したユーザは、「ダウンロードサービス」でダウンロードした新しいアップデートについて電子メールで通知されます。このオプションを無効にすると、次のステップは「適用」になります。

5.4.4.5 「メール設定」ステップ(設定ウィザード)

このステップは、前のステップで「メールサービス」オプションを選択した場合にのみ表示されます。ここでは、ダウンロードサービスでダウンロードした新しいアップデートについて電子メールで通知されるユーザを定義します。

図 67: 「メール設定」ステップ

宛先電子メールの受信者のアドレス複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。

同報受信者の電子メールアドレス複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。

差出人送信者の電子メールアドレス。

SMTP サーバSMTP サーバの IP アドレス

ポート番号SMTP サーバのポート番号。

ユーザメールサーバにログオンするためのユーザ ID

ServerView Update Management 155

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5.4 設定のメインウィンドウ

パスワードメールサーバにログオンするためのパスワード。

パスワード確認確認のために、同じパスワードを入力します。

ボタン

接続テストSMTP サーバへの接続をテストします。

5.4.4.6 「有効化」ステップ(設定ウィザード)

「適用」はウィザードの最後のステップです。

図 68: 「適用」ステップ

起動するデータベースのパラメータ変更を適用します。リポジトリを変更した場合は、すべてのサーバのインベントリデータが再作成されます。新しいリポジトリデータがデータベースに読み込まれます。リモートリポジトリの使用を選択した場合は、時間がかかります(ネットワークに依存します)。

新しいリポジトリデータがデータベースに読み込まれると、プログレスバーが表示されます。

「Cancel」をクリックしてプロセスを中断した場合、リポジトリのステータスが「不完全」 に設定されます。現在の設定が削除され、新しい設定が必要になります。

ServerView Update Management 156

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5.5 フィルタダイアログボックス

1. 以前のリポジトリをもう一度使用するには、設定ウィザードを起動します。2. 「開始」ステップで「既存のリポジトリを使用」を選択します。3. 「リポジトリ」ステップで以前のリポジトリを指定します。

5.5 フィルタダイアログボックス「<列名> 列のフィルタ」ダイアログボックスのタブを使用して、テーブルに表示するテーブルエントリを指定できます。テーブルにはデフォルトですべての行が表示されます。テーブルは、列および以下の基準でフィルタできます。

l 特定の値(「標準」タブ)l 値範囲。複数の値を指定できます(「カスタム」タブ)

ダイアログボックスを開くには、テーブルヘッダーのフィルタアイコン をクリックします。フィルタを実行できる各列に対してフィルタアイコンが表示されます。

5.5.1 標準(フィルタダイアログボックス)

図 69: フィルタダイアログボックスの「標準」タブ

「標準」タブでは、すべての値と選択した列での発生頻度を表示します。

全て選択 表示するすべてのテーブル行を選択します

全て非選択 すべてのテーブル行を選択解除します

<値> 選択した値を持つすべてのテーブル行を表示します

ServerView Update Management 157

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5.5 フィルタダイアログボックス

5.5.2 文字列(フィルタダイアログボックス)

「カスタム」タブに、文字列を入力できます。選択した列において、この文字列と一致するテーブル行が表示されます

図 70: フィルタダイアログボックスの文字列タブ

<列名> 列のパターン文字列はフィルタ条件として機能します。文字列には任意の英数字と、以下のプレースホルダを使用できます。

? 1 文字を表します

* 任意の数の文字を表します

¥ 文字 * と ? を使用してフィルタリングできるワイルドカード文字です

例 :¥* は、フィルタリングされた列にアスタリスクを 1 文字含むすべての行を示します。

フィルタ条件として、任意の文字数を入力できます。正規表現によるフィルタリングは実行できません。

ServerView Update Management 158

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5.5 フィルタダイアログボックス

5.5.3 整数値(フィルタダイアログボックス)

「カスタム」タブに、特定の数値範囲を入力できます。選択した列おいて、この数値範囲と一致するテーブル行が表示されます。

図 71: フィルタダイアログボックスの整数値タブ

<列名>論理演算子のリストと、範囲の開始値の入力フィールドがあり、条件の作成に使用できます。

論理演算子 AND または OR

AND 両方の条件を満たす必要があります

OR 片方の条件を満たす必要があります

<列名>論理演算子のリストと、範囲の終了値の入力フィールドがあり、条件の作成に使用できます。

ServerView Update Management 159

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6 アップデートの管理アップデート管理のアプリケーションを使用して、サーバとコンポーネントのアップデートを効率的に管理できます。

6.1 アップデートマネージャアップデートマネージャにより、中央管理用サーバを利用した、サーバドメイン内のファームウェアおよびソフトウェアコンポーネントのインストールおよびアップデートを実施することができます。

ドライバと追加プロダクトについては、初回インストールが可能です。

以下のコンポーネントについてはアップデートが可能です。

l ファームウェアl BIOSl ドライバl ServerView Agentsl ServerView Update Agentl 追加プロダクト

6.1.1 アップデートマネージャを開く

アップデートマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあります。

l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の「アップデートマネージャ」を選択します。

l ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「アップデートマネージャ」を選択します。

メインウィンドウにアップデートマネージャが開きます。

ServerView Update Management 160

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6.1.2 アップデートマネージャを閉じる

メインウィンドウを閉じると、アップデートマネージャが終了します。

1. アップデートマネージャのメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコンをクリックします。

6.1.3 サーバへのログオン

サーバにアクセスするには、アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のサーバにログオンする必要があります。

1. 「サーバ詳細」タブで、ログオンするサーバを選択します(51 ページの 「サーバ詳細」タブを参照)。

2. 「ログオン」をクリックします。「ログオン」ダイアログボックスが開きます。

3. このダイアログボックスの左側のテーブルで、選択内容をさらに絞り込めます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバも選択した場合、これらもテーブルに表示されますただし、これらのサーバへログオンしても何も起こりません。

4. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。5. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。

結果 :

サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。この場合、ログオンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権限が設定されます。アクセスステータスが「不許可」から「許可」に変更され、パスワードが現在のセッションで有効になります。

サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。この場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。アクセスステータスは「不許可」から「信頼」に変更されます。サーバに再度アクセスできるようになると、ステータスは「信頼」から「許可」に変更され、パスワードは現在のセッションで有効になります。

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6.1.4 サーバの Update エージェントのリセット

サーバの Update エージェントが不明なステータスで終了した場合、クリーンアップ機能を使用してエージェントをリセットする必要がある場合があります。

Update エージェントは、ジョブがエラー「Pending Jobs」で終了した場合などはリセットする必要があります。

クリーンアップが正常に実行された後、Update エージェントは正常に動作するようになり、新しいアップデートジョブを実行できます。

1. 「サーバ詳細」タブで、該当するサーバを選択します(51 ページの 「サーバ詳細」タブを参照)。

2. 「クリーンアップ」をクリックします。クリーンアップウィザードが開き、最初のステップ「ログオン」が表示されます。サーバにアクセスするには、アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のサーバにログオンする必要があります。

3. このダイアログボックスの左側のテーブルにあるタブで、選択内容をさらに絞り込めます。

アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバも選択した場合、これらもテーブルに表示されますただし、これらのサーバへログオンしても何も起こりません。

4. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。

5. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。

結果 :

サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。この場合、ログオンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権限が設定されます。アクセスステータスが「不許可」(認証未)から「許可」に変更され、パスワードが現在のセッションで有効になります。

サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。この場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。アクセスステータスは「不許可」(または「認証未」)から「信頼」に変更されます。サーバに再度アクセスできるようになると、ステータスは「信頼」から「許可」に変更され、パスワードは現在のセッションで有効になります。

6. 「次へ」をクリックします。「TFTPの入力」ステップが開きます。このステップは、クリーンアップが TFTP を使用して実行される場合にのみ表示されます。

7. テーブルでマネジメントブレードまたはコネクションブレードを選択します。

8. TFTP サーバの IP アドレスを「TFTPサーバ」フィールドに入力します。

ServerView Update Management 162

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6.1 アップデートマネージャ

設定ウィザードを使用して設定した値がデフォルトで表示されます。

TFTP アドレスを変更するには、「TFTPアドレス変更」をクリックします。

「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスが開きます。

使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

「OK」をクリックして変更を確定します。

9. テーブルに複数のマネジメントブレードまたはコネクションブレードがある場合、各マネジメントブレードまたはコネクションブレードについて手順 7 ~ 8を繰り返します。

10. 「次へ」をクリックします。「ジョブのスケジュール」ステップが開きます。

11. 「実行時刻」フィールドに、クリーンアップジョブを実行する時刻を指定します。

12. 「完了」をクリックしてクリーンアップジョブを完了します。

Update エージェントをクリーンアップするとき、すでに PRIMERGYサーバに転送されていたすべてのアップデートは削除されます。

6.1.5 サーバのアップデートログの表示

1. 「サーバ詳細」タブで、該当するサーバを選択します(51 ページの 「サーバ詳細」タブを参照)。

2. 「詳細を表示」をクリックします。「サーバ詳細」ダイアログボックスが表示されます。

3. 「履歴」をクリックします。Web ページが開き、サーバで実行されたすべてのジョブについての情報が表示されます。

6.1.6 アップデートに関する詳細情報の表示

1. 「アップデート詳細」タブで、詳細情報が必要なアップデートを選択します(56 ページの 「アップデート詳細」タブを参照)。

2. 「詳細を表示」をクリックします。「アップデート詳細」ダイアログボックスが開き、選択したアップデートに関する追加情報が表示されます(84 ページの「アップデート詳細」ダイアログボックスを参照)。

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6.1 アップデートマネージャ

6.1.7 ジョブの管理

以下の手順では、ジョブの管理方法について説明します。

6.1.7.1 ジョブのクリーンアップ

1. 「アップデート詳細」タブに移動します(56 ページの 「アップデート詳細」タブを参照)。

2. ツリー構造の「サーバ」タブまたは「アップデート」タブで、新しいジョブを作成するグループを選択します。

3. 「アップデート詳細」タブの左側で、新しいジョブを作成するコンポーネントグループまたはサーバを選択します。

4. 「アップデート詳細」タブの右側で、新しいジョブを作成するサーバ固有のアップデートを選択します。

5. 「ジョブの作成」をクリックします。ジョブ作成ウィザードが開き、最初のステップ「ログオン」が表示されます。サーバにアクセスするには、アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のサーバにログオンする必要があります。

6. このダイアログボックスの左側のテーブルにあるタブで、選択内容をさらに絞り込めます。

アクセスステータスが「不許可」以外のサーバも選択した場合、これらもテーブルに表示されます。ただし、これらのサーバへログオンしても何も起こりません。

7. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。8. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。

l サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。この場合、ログオンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権限が設定されます。アクセスステータスは「不許可」(または「認証未」)から「許可」に変更されます。

l サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。この場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。アクセスステータスは「不許可」(または「認証未」)から「信頼」に変更されます。

9. 「次へ」をクリックします。「バージョンの変更」ステップが開きます。10. 必要に応じて、別のバージョンのアップデートを選択します。

a. 「バージョンの変更」をクリックします。b. 「アップデート詳細」ダイアログボックスが開きます。c. 「利用可能バージョン」リストから別のバージョンを選択します。d. 「閉じる」をクリックします。

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6.1 アップデートマネージャ

11. 「次へ」をクリックします。

「ジョブ名の入力」ステップが開きます。

12. 「ジョブ名」フィールドで、新しいジョブに名前を割り当てます。13. 「説明」フィールドでジョブに説明を割り当てます(オプション)。14. 「次へ」をクリックします。「TFTPの入力」ステップが開きます。このステッ

プは、TFTP サーバを使用してアップデートされるコンポーネントに対してのみ表示されます。

15. テーブルでマネジメントブレードまたはコネクションブレード、またはVMware ESXi オペレーティングシステムを実行するサーバを選択します。

16. TFTP サーバの IP アドレスを「TFTPサーバ」フィールドに入力します。

設定ウィザードを使用して設定した値がデフォルトで表示されます。

17. TFTP アドレスを変更するには、「TFTPアドレス変更」をクリックします。18. 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスが開きます。19. 使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。20. 「OK」をクリックして変更を確定します。21. テーブルに複数のマネジメントブレードまたはコネクションブレード、VMware

ESXi オペレーティングシステムを実行するサーバがある場合、各マネジメントブレードまたはコネクションブレード、または VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するサーバについて手順 15 ~ 16 を繰り返します。

22. 「次へ」をクリックします。「ジョブのスケジュール」ステップが開きます。23. 「転送開始時刻」フィールドに、ジョブをサーバに転送する時刻を指定します。24. 「アップデート開始時刻」フィールドに、アップデート段階をサーバで開始する

時刻を指定します。25. システムのリブートが必要なアップデートの場合のみ

(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存 で指定):「リブート開始時刻」フィールドに、サーバをリブートする時刻を入力します。

26. 「完了」をクリックして新しいジョブを作成します。

6.1.7.2 ジョブのコピー

この手順を使用して、ジョブを選択したサーバにコピーします。

1. 「ジョブ詳細」タブで、コピーするジョブを選択します(60 ページの 「ジョブ詳細」タブを参照)。

2. 「ジョブのコピー」を選択します。ジョブのコピーウィザードが開き、最初の手順「サーバの選択」が表示されます。

3. ジョブのコピー先のサーバを「候補のサーバ」リストから選択します。4. 「>」をクリックします。選択したサーバは「選択されたサーバ」リストにコ

ピーされます。

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6.1 アップデートマネージャ

5. ジョブのコピー先の各サーバについて、手順 3 と 4 を繰り返します。6. 「次へ」をクリックします。「ログオン」ステップが開きます。7. ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス =

不許可または認証未)。8. 「次へ」をクリックします。「ジョブ名の入力」ステップが開きます。9. 「ジョブ名」フィールドで、ジョブに名前を割り当てます。

10. 必要に応じて、「説明」フィールドでジョブに説明を割り当てます。11. 「次へ」をクリックします。最後のステップ「ジョブのスケジュール」が開きま

す。12. 「転送開始時刻」フィールドに、ジョブをサーバに転送する時刻を指定します。13. 「アップデート開始時刻」フィールドに、アップデート段階をサーバで開始する

時刻を指定します。14. 「リブート開始時刻」フィールドで、サーバをリブートする時刻を指定します

(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存 の場合のみ)。15. 「完了」をクリックしてコピープロセスを開始します。

6.1.7.3 ジョブのリリース

エラーが発生せずに処理できるジョブを確立した場合(テストコンピュータ上でのテスト実行後など)、これらのジョブを「リリース済」と指定できます。この情報は通知目的のみで、ジョブが各 PRIMERGY サーバで正常に実行できることを示します。

1. 「ジョブ詳細」タブで、リリースするジョブを選択します(60 ページの 「ジョブ詳細」タブを参照)。

2. 「リリース」をクリックします。「確認」ダイアログボックスが開きます。3. 「はい」をクリックすると、ジョブのリリースが確定します。

6.1.7.4 ジョブの削除

1. 「ジョブ詳細」タブで、削除するジョブを選択します(60 ページの 「ジョブ詳細」タブを参照)。

2. 「削除」をクリックします。「確認」ダイアログボックスが開き、削除するジョブを確認する必要があります。

3. 「はい」をクリックすると、ジョブの削除が確定します。

ServerView Update Management 166

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6.2 リポジトリマネージャ

6.1.7.5 ジョブについての詳細情報の表示

1. 「ジョブ詳細」タブで、詳細情報が必要なジョブを選択します(60 ページの「ジョブ詳細」タブを参照)。

2. 「詳細を表示」をクリックします。「ジョブ詳細」ダイアログボックスが開きます。

ここでは、失敗したジョブの診断データも表示されます。

6.2 リポジトリマネージャリポジトリマネージャには、以下の特徴があります。

l リポジトリ内の該当するアップデート情報を認識します。l アップデート情報のプロパティ(重要度など)を変更できます。l アップデートをリリースできます。l Firmware ファイルディレクトリを ServerView Update DVD からインポート

できます。DVD からの同じバージョンのコンポーネントをインポートすると、リポジトリのコンテンツが上書きされます。

6.2.1 リポジトリマネージャを開く

リポジトリマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあります。

l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の「リポジトリマネージャ」を選択します。

l ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「リポジトリマネージャ」を選択します。

メインウィンドウにリポジトリマネージャが開きます。

6.2.2 リポジトリマネージャを閉じる

メインウィンドウを閉じると、リポジトリマネージャが終了します。

1. リポジトリマネージャのメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコンをクリックします。

ServerView Update Management 167

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6.2 リポジトリマネージャ

6.2.3 アップデートの編集

個々のアップデートを編集できます。

1. ツリー構造でグループを選択します。2. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します 105 ページの

「アップデート」タブを参照してください。3. 編集するアップデートを選択します。4. 「編集」をクリックします。

「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスが開きます。5. アップデートの必要なプロパティを変更します。6. 「OK」をクリックして変更を確定します。ダイアログボックスが閉じて、変更

されたプロパティがアップデートに適用されます。

6.2.4 アップデートのリリース

1 つ以上のコンポーネントでテストアップデートが正常な結果で完了したら、アップデートをリリースできます。

このコマンドは元に戻せません。リリースを元に戻すには、各アップデートを編集する必要があります。

1. ツリー構造で該当するグループを選択します。2. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します 105 ページの

「アップデート」タブを参照してください。3. リリースするアップデートを選択します。4. 「リリース」をクリックします。リポジトリマネージャからダイアログが開き、

選択したアップデートのリリースの確認を求められます。5. 「はい」をクリックしてリリースを確定します。ダイアログボックスが閉じて、

値「はい」がすべての選択されたアップデートの「リリース済」列に表示されます。

6.2.5 ユーザ定義グループの管理(ユーザ定義)

以下の手順を使用して、ユーザ定義グループを管理できます。

6.2.5.1 ユーザ定義グループの作成

ユーザ定義グループを作成するには、以下の手順に従います。

1. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します 109 ページの 「ユーザ定義」タブを参照してください。

ServerView Update Management 168

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6.2 リポジトリマネージャ

2. 「作成」をクリックします。「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスが開きます。

3. 「名前」で、新しいグループに名前を割り当てます。4. 「説明」で、グループを説明するコメントを割り当てます。5. 「>>」をクリックして、すべてのコンポーネントグループを「コンポーネント

の一覧」リストから「選択されたコンポーネント」リストにコピーします。6. すべてのコンポーネントグループをコピーしない場合は、新しいグループに追加

するコンポーネントグループを「コンポーネントの一覧」で選択して、「>」をクリックします。

7. 「OK」をクリックして、カスタマイズしたグループを作成します。ダイアログボックスが閉じて、新しいグループが作成されます。選択されたコンポーネントグループは、ServerView データベースの新しいグループに割り当てられます。

ユーザ定義グループの作成後に、選択したすべてのコンポーネントグループの最新バージョンを表示できます。

6.2.5.2 ユーザ定義グループの編集

ユーザ定義グループを編集するには、以下の手順に従います。

1. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します 109 ページの 「ユーザ定義」タブを参照してください。

2. 編集するグループを選択します。3. 「編集」をクリックします。

「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスが開きます。4. 必要に応じて、「説明」でグループに関するコメントを変更します。5. グループを編集します。6. 「OK」をクリックして変更を確定します。ダイアログボックスが閉じて、変更

が選択されたコンポーネントグループと ServerView データベース内のコンポーネントに割り当てられます。

6.2.5.3 ユーザ定義グループでのアップデートのリリース

ユーザ定義グループのコンポーネントでテストアップデートが正常な結果で完了したら、アップデートをリリースできます。

このコマンドは元に戻せません。リリースを元に戻すには、各アップデートを編集する必要があります。

1. ツリー構造で、「ユーザ定義」で 1 つ以上のグループを選択するか、グループ自体を選択します。

ServerView Update Management 169

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6.2 リポジトリマネージャ

2. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します 109 ページの 「ユーザ定義」タブを参照してください。

3. アップデートをリリースするグループを 1 つまたは複数選択します。4. 「リリース」をクリックします。リポジトリマネージャからダイアログが開き、

「はい」をクリックしてアップデートのリリースの確認を求められます。5. 「はい」をクリックしてリリースを確定します。

ダイアログボックスが閉じて、値「はい」がグループ内のコンポーネントのすべてのアップデートに対する「リリース済」列に表示されます。

6.2.5.4 ユーザ定義グループの削除

ユーザ定義グループを削除するには、以下の手順に従います。

1. ツリー構造で、「ユーザ定義」で 1 つ以上のグループを選択するか、グループ自体を選択します。

2. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します 109 ページの 「ユーザ定義」タブを参照してください。

3. 削除するグループを 1 つまたは複数選択します。4. 「削除」をクリックします。

リポジトリマネージャからダイアログボックスが開き、「はい」を選択して削除を確定します。

5. 削除を確定するには、「はい」をクリックします。ダイアログボックスが閉じて、グループが削除されます。リポジトリマネージャによって ServerView データベースに入力されたすべての割り当ても削除されます。

6.2.6 リポジトリの再初期化

管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、新しいコンポーネントをServerView Update DVD または別の既存のリポジトリからインポートします。

リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行います。

1. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します 105 ページの「アップデート」タブを参照してください。

2. 「インポート」をクリックします。「リポジトリのインポート」ダイアログボックスが開きます。

3. 「インポートパス」フィールドに、インポートするアップデートコンポーネントを含むディレクトリを指定します。

4. 「インポートの確認」をクリックします。

ServerView Update Management 170

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6.3 ダウンロードマネージャ

プロセスが終了すると、指定したディレクトリ(すべてのサブディレクトリを含む)内のすべてのコンポーネントが左側の「コンポーネントの一覧」リストに表示されます。より新しいアップデートを表示する場合のみ、「新しいアップデートのみフィルタをかける」オプションを有効にします。

5. 必要なすべてのコンポーネントを、左側の「コンポーネントの一覧」リストから右側の「選択されたコンポーネント」リストにコピーします。

6. 「OK」をクリックしてインポートを確定します。

選択したすべてのアップデートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジトリに(まだない場合)追加されます。古いバージョンのコンポーネントが存在する場合は、新しいバージョンがローカルリポジトリに追加されます。

プロセスが完了すると、現在のリポジトリへのコンポーネントのインポート結果が表示されます。

7. インポートの後、ダウンロードサービスを開始して、Fujitsu のダウンロードサイトから最新のアップデートをダウンロードします。

6.3 ダウンロードマネージャダウンロードマネージャにより、お使いのサーバのファームウェア、BIOS、ドライバ、 ServerView Agents の最新バージョンを簡単に入手することができます。ダウンロードマネージャは、適切なアップデート情報の検索という手間のかかる作業を、ユーザの代わりに実行します。

サーバアップデートの情報とアップデートファイルは、Fujitsu Web サーバ上にあります。ダウンロードマネージャは、まず情報ファイルをダウンロードディレクトリにロードします。これらの情報ファイル内のデータを使用して、ダウンロードマネージャおよび ServerView Suite のその他のコンポーネントは利用できるアップデートの概要を取得します。

次のステップでは、必要なアップデートファイルが Web サーバから取得されます。これには、ファームウェア、BIOS、ドライバ、または ServerView Agents のアップデート情報が含まれており、アップデートマネージャはこれを関連するサーバに配布できます。この段階的な手順により、ダウンロードの時間が短縮されます。

ユーザインターフェースにより、選択したサーバで使用できるアップデートを、指定した間隔で検索するダウンロードタスクを定義します。ダウンロードマネージャのダウンロードサービスは、必要なファイルを Web サーバから管理サーバ上のディレクトリに自動的にロードします。

ServerView Update Management 171

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6.3 ダウンロードマネージャ

6.3.1 ダウンロードサービスの調整

並行して実行できるダウンロードタスク(並行ジョブ)の数を制限できます。

1. ダウンロードタスクが実行されていないことを確認してください。「タスク」タブのステータスアイコンを確認してください。

2. ダウンロードサービスを停止します。

3. DownloadServer.ini ファイルを編集します。

このファイルは以下のディレクトリにあります。

Windows:<scripts>/ServerView/Download

Linux:/opt/fujitsu/ServerViewSuite/web/cgi-bin/ServerView/Download

このディレクトリは管理用サーバ上にあります。

ConcurrentJobsAllowed パラメータの値を変更します。デフォルトはLinux では30、Windows 環境では15 です。最大値は 99 です。

値 0 は推奨されません。使用できる並行ダウンロードタスク数が無限になるためです。

並行アクセス数が少ない、小規模データベースシステムを使用している場合、値は 5 に設定してください。

4. ダウンロードサービスを開始します。

ダウンロードマネージャソフトウェアをアップグレードすると、ConcurrentJobsAllowed パラメータの値はデフォルト値にリセットされます。

6.3.2 ダウンロードマネージャの一般情報

ダウンロードマネージャを使用して、1 台以上のサーバのダウンロードタスクを定義し、ダウンロードタスクを実行する日時と頻度を指定します。すでに実行したダウンロードタスクについての情報も表示できます。

少なくとも月に 1 度はダウンロードタスクを実行することを推奨します。これによって、最新のアップデートマネージャ情報ファイルとバージョン情報管理データベースが毎月ロードされます。

ダウンロードマネージャのダウンロードサービスは、定義されたダウンロードタスクを以下のようにして自動的に実行します。

ServerView Update Management 172

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6.3 ダウンロードマネージャ

1. Fujitsu Web サーバで新しい情報ファイルを検索します。2. すべての新しい情報ファイルをデフォルトのダウンロードディレクトリにロード

します。3. ダウンロードマネージャはロードされた情報ファイルを使用して、ダウンロード

タスクが有効になっている各サーバでアップデートを実行する必要があるかどうかを確認します。

4. すべての必要なアップデートファイルを Web サーバからリポジトリディレクトリにロードします。

5. 定義された各サーバの結果がグラフィカルユーザインターフェースで表示されます。

6.3.3 ダウンロードマネージャを開く

ダウンロードマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあります。

l 「ServerView Suite」の開始ページで、「アップデート管理」の「ダウンロードマネージャ」を選択します。

l ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「ダウンロードマネージャ」を選択します。

ダウンロードマネージャのメインウィンドウが開きます。

6.3.4 ダウンロードマネージャを閉じる

ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコンを使用して、ダウンロードマネージャのメインウィンドウを閉じます。

6.3.5 新しいダウンロードタスクの作成

最初の手順として、自分の要件に適したダウンロードタスクを作成します。このダウンロードタスクにサーバを割り当て、それらのサーバに対して指定した時刻にアップデートの検索を実行します。

1. 「スケジュール」タブに移動します。2. 「追加...」をクリックします。からダウンロードできます。3. ダウンロードタスクの実行日時を「開始日時選択」で指定します。4. ダウンロードタスクを実行する頻度を「実行間隔」で指定します。5. 保存するログファイルの数を「ログデータの履歴」で指定します。

「サマリ」出力フィールドには、指定した値の概要が表示されます。

ServerView Update Management 173

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6.3 ダウンロードマネージャ

6. 「作成」をクリックすると、新しいダウンロードタスクが保存されます。

ダイアログボックスが閉じ、ダウンロードタスクが作成されます。

7. 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべてのエントリは破棄されます。

6.3.6 ダウンロードタスクへのサーバの割り当て

ダウンロードタスクを使用するには、必要なサーバを割り当てます。

1. 「スケジュール」タブに移動します。2. テーブルで、サーバに使用するダウンロードタスクを選択します。3. 「有効...」をクリックします。からダウンロードできます。

サーバを割り当てるためのダイアログボックスが表示されます。4. 左側のリストで、ダウンロードタスクに割り当てるサーバを選択します。5. 「>」をクリックします。左側のリストで選択したサーバが、右側のリストに表

示されます。6. ステップ 4 と 5 を繰り返して、必要なすべてのサーバを右側のリストに表示さ

せます。7. 「適用」をクリックすると、ダウンロードタスクへのサーバの割り当てが保存さ

れます。8. 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべての変更内容は破棄

されます。

6.3.7 ダウンロードタスクの編集

1. 「スケジュール」タブに移動します。2. 編集するダウンロードタスクをテーブルから選択します。3. 「編集...」をクリックします。からダウンロードできます。

l ダウンロードタスクの実行日時を「開始日時選択」で変更できます。l 必要なログファイルの数を「ログデータの履歴」で変更できます。l サーバがこのダウンロードタスクに割り当てられていなければ、ダウンロー

ドタスクを実行する頻度を「実行間隔」で変更できます。4. 「作成」をクリックするとダウンロードタスクが保存されます。5. 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべての変更内容は破棄

されます。

ServerView Update Management 174

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6.3 ダウンロードマネージャ

6.3.8 ダウンロードタスクの削除

ダウンロードタスクが不要になった場合は、削除できます。ただし、サーバが割り当てられていない場合にのみ、ダウンロードタスクを削除できます。

1. 「スケジュール」タブに移動します。2. 削除するダウンロードタスクをテーブルから選択します。3. サーバがまだダウンロードタスクに割り当てられている場合は、「無効」をク

リックしてこの割り当てを解除します。ダウンロードタスクに割り当てられているすべてのサービスが停止します。

4. 次に「削除」をクリックします。

テーブルで選択したダウンロードタスクが削除されます。

6.3.9 ダウンロードタスクの監視

「タスク」タブには、ドメイン内の使用できるサーバの概要が表示されます。

必要なサーバまたはサーバグループをツリー構造(左側)から選択すると、このタブに表示するサーバ数を制限できます。

サービスの開始

l サーバに対するアップデートを即座に検索するには、テーブルでサーバを選択して「直ちに一度だけ」をクリックします。

サービスの停止

l サーバに対するアップデートの検索を停止するには、テーブルでサーバを選択して「無効」をクリックします。ダウンロードタスクへのサーバの割り当てが解除されます。

6.3.10 ログファイルの管理

「ログ」タブには、すでに完了したダウンロードタスクの情報が表示されます。

ログファイルの表示

l ログファイル全体を表示するには、テーブルでログファイルを選択して「表示」をクリックします。

ログファイルの削除

l ログファイルを削除するには、テーブルで選択して「削除」をクリックします。l すべてのログファイルを削除するには、「全て削除」をクリックします。

ServerView Update Management 175

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6.4 設定

6.4 設定「設定」ウィンドウでは、アップデート管理アプリケーションのグローバル設定、オプション設定および必須の設定を指定できます。現行の設定は「一般設定」タブ、「メール設定」タブ、「ダウンロード設定」タブに表示されます。

これらの設定を変更するには、設定ウィザードを使用します。

6.4.1 設定を開く

設定を ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあります。

l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の「設定」を選択します。

l ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「設定」を選択します。

メインウィンドウに設定が開きます。

6.4.2 設定を閉じる

設定を閉じるには、メインウィンドウを閉じます。

1. 設定のメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコンをクリックします。

ServerView Update Management 176

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6.4 設定

6.4.3 グローバルパラメータの設定

この手順を使用して、アップデート管理のグローバルパラメータを設定します。設定ウィザードを使用してこの操作を実行できます。設定ウィザードは、アップデート管理に最初にアクセスしたときに自動的に開きます。

1. 「設定変更」をクリックします。設定ウィザードの「開始」ダイアログが開きます。148 ページの 「開始」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。

2. 「リポジトリ」で、新しいリポジトリを作成するか、既存のリポジトリを使用するかを指定します。

3. 「次へ」をクリックします。「リポジトリ」ステップが開きます。新しいリポジトリを設定するか、既存のリポジトリを設定するかによって、異なるパラメータが表示されます。

リポジトリがローカル管理用サーバ上にある場合のみ、Fujitsu のダウンロードサーバから、またはリポジトリサーバからアップデートをダウンロードできます。リポジトリサーバについては、『ServerView Repository Server』のインストールガイドと取扱説明書を参照してください。

リポジトリを新規作成4. 新しいリポジトリをロードする場所を指定します。

l ServerView Update DVD(DVD からのインポート)l Web サーバ(Webサーバからのダウンロード)

5. リポジトリを DVD からインポートする場合は、「DVDからインポート」を選択して、「インポート元のパス」フィールドにDVD上のリポジトリの絶対パスを入力します。

例 :

Windows : E:\Firmware

Linux : /media/Firmware

リポジトリをWebサーバからロードする場合は、「Webサーバからのダウンロード」を選択します。

6. 「リポジトリの場所」フィールドに、管理用サーバ上のリポジトリの絶対パスを入力します。

指定したディレクトリが存在しない場合は、作成されます。既存のリポジトリを使用4. リポジトリの場所を入力します。

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6.4 設定

l ローカルの管理用サーバ(管理用サーバ上のリポジトリ)l ネットワーク内のシステム(ネットワークドライブ上のリポジトリ)

5. 「リポジトリの場所」フィールドに、リポジトリの絶対パスを UNC 形式で入力します。

6. リポジトリがネットワーク上の別のシステム上にある場合 :「ユーザ」および「パスワード」フィールドに、システム上のユーザの名前とパスワードを入力します。

7. 「次へ」をクリックします。「その他」ステップが開きます。8. TFTP サーバの IP アドレスを「デフォルトTFTPアドレス」フィールドに入力し

ます(マネジメントブレードやコネクションブレードなどの、TFTP サーバ経由でアップデートされるコンポーネントの場合)。

9. アップデートマネージャが、アップデートされたサーバがリブートするまでに待機する時間を「デフォルトブート完了時間」フィールドに入力します。ここに入力した時間は、アップデート中にサーバを使用できなくなる時間に加算されます。

10. 「Update Manager の Plink を設定する」オプションをオンにすると、Plink の設定が「有効化」ステップで開始されます。Plink ファイルのパスを指定します。

Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません(OS VMware ESXi やMMBやコネクションブレード を搭載したシステムの BIOS / iRMC)。

Plink が設定済みの場合、「設定」ウィンドウの「一般設定」タブにある「Plink 設定有効」エントリがオンになり、設定ウィザードの「Update Manager の Plink を設定する」は無効になります。

11. 「次へ」をクリックします。「ダウンロード設定」ステップが開きます。12. ダウンロードサービスが Web サーバからのデータ転送に使用するプロトコルを

選択します(HTTP/HTTPS)。13. ダウンロードサービスの Web サーバの URL を「Webサーバ」に入力します。

あらかじめデフォルトの URL が表示されています。「デフォルトに戻す」ボタンを使用してこのアドレスをデフォルト設定にリセットできます(たとえば、アップデート管理の新バージョンで変更された場合など)。

14. 新規ダウンロードに対して通知機能を設定するには、「メールサービス」を選択します。

15. 「次へ」をクリックします。

「メール設定」オプションを選択した場合は「メール設定」ステップが開き、選択しなかった場合は、「適用」ステップが開きます。この場合は、以降のステップを飛ばして 24 に進みます。

ServerView Update Management 178

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6.5 テーブルのフィルタリング

16. 「宛先」フィールドに受信者のアドレスを入力します。複数のアドレスがある場合には、名前をカンマ(,)で区切って指定します。

17. 必要に応じて、その他の受信者アドレスを「同報」フィールドに入力します。18. 送信者のメールアドレスを「差出人」フィールドに入力します。19. SMTP サーバの IP アドレスを「SMTPサーバ」フィールドに入力します。20. SMTP サーバのポート番号を「ポート番号」フィールドに入力します。21. メールサーバへのログオンに使用するユーザ ID を「ユーザ」フィールドに入力

します。22. メールサーバへのログオンに使用するパスワードを「パスワード」フィールドに

入力します。23. セキュリティのため、「パスワード確認」フィールドにパスワードをもう一度入

力します。24. 「次へ」をクリックします。「適用」ダイアログボックスが開きます。25. 「適用」をクリックして、データベース内の新しい設定を有効にします。デフォ

ルトのリポジトリを変更した場合は、すべてのサーバのインベントリデータが再作成されます。

6.5 テーブルのフィルタリング特定の列で値または値範囲を使用して、テーブル内のエントリをフィルタリングできます。テーブルヘッダーの右側のフィルタアイコンは、フィルタリングできる列

を示しています。テーブル内のエントリをフィルタするには、以下の手順に従います。

1. 列の横のフィルタアイコンをクリックします。「列のフィルタ」ダイアログボックスが開き、「標準」タブが表示されます。157 ページの 標準(フィルタダイアログボックス)を参照してください。

2. 1 つの値に基づいて列をフィルタするには、対応するテーブル行に表示する値を「標準」タブで選択します。

3. 値範囲に基づいて列をフィルタするには、「カスタム」タブを選択します。4. 「カスタム」タブで、この列に表示する値に対する条件を作成します。5. 「OK」を選択してエントリを確認します。ダイアログボックスが閉じ、選択内

容に従ってテーブルエントリが表示されます。フィルタされた列に表示されるフィルタアイコンが、濃い青に変わります。

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7 コマンドラインインターフェースアップデートマネージャのコマンドラインインターフェース(CLI)は、システムコンポーネントをアップデートするスクリプト環境を提供する、ServerViewOperations Manager の一機能です。CLI はアップデートマネージャとともに自動的にインストールされます。

コマンド ライン インターフェースは次の 2 つの部分で構成されます。

l GFCLI: コマンドとパラメータ

l citfs.bat: 新しいサーバをアップデートし、そのサーバをサーバリストに追加するためのバッチジョブ

7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)CLI はユーザが操作することなく実行され(quiet モード)、必要な場合はログファイルを作成し、さまざまな戻り値を返します。%errorlevel% システム変数(Windows)または $? をチェックするなど、これらの戻り値をテストしてください。(Linux)、または同様のスクリプトおよび言語要素をチェックします。

個々のコマンドの構造は、以下の形式に従います。

GFCLI <コマンド> <パラメータ>

各コマンドは、定数 GFCLI に <コマンド> パラメータが後続し、これはコマンドと後続するコマンド依存パラメータを定義します。

パラメータ 説明-S(StartFlash) バージョンチェックとアップデートを開始します。

このオプションは、新しいバージョンが見つかったシステムコンポーネントのみをアップデートします。

-O(StartFlash) バージョンチェックなしでアップデートを開始します。

-W(WaitForDone)

アップデートジョブの終了を待機します。

-R(Reboot) 明示的なリブートを開始します。

-C(Cleanup) すべてのアップデートジョブが終了したかどうかをチェックします。終了している場合、アップデートジョブは削除されます。

ServerView Update Management 180

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

パラメータ 説明-A(Cancel) 終了していないアップデートジョブを削除します。

-H(Help) コマンド構文を表示します。

管理対象サーバがアクセス制御で保護されている場合、CLI を使用するときにパラメータ -L と -P を指定する必要があります。これらのパラメータは、ステータスを変更する StartFlash、Cleanup、Cancel コマンドに対してのみ使用されます。

CLI は詳細な結果を結果ファイルに書き込み、これによってアップデート手順を再現できます。コマンドが呼び出されたときに結果ファイルのパラメータがなかった場合、デフォルトのlogfile.txtファイルを使用します。

さらに、受け取った戻り値を使用して、さまざまな結果に対応するアップデートサイクルのプログラムを作成することができます。

7.1.1 呼び出しパラメータ

-S (StartFlash コマンド)バージョンチェックとアップデートを開始します。このオプションは、新しいバージョンが見つかったシステムコンポーネントのみをアップデートします。

-O (StartFlash コマンド)バージョンチェックなしでアップデートを開始します。

この場合、すべてのシステムコンポーネントが指定されたリポジトリの最新バージョンでアップデートされます。バージョンが同じ、またはインストールされたバージョンが新しい場合(ダウングレード対象となる)でも、バージョンチェックは実行されません。このため、このパラメータの使用にはリスクがあります。指定されたリポジトリと、インストールされたバージョン間の依存関係について、詳細な知識を持つ担当者のみが使用してください(品質テストまたはサポート担当者など)。

-W (WaitForDone コマンド)アップデートジョブの終了を待機します(ジョブステータス = READY またはREBOOT)。

-R (Reboot コマンド)明示的なリブートを開始します。

-C (Cleanup コマンド)すべてのアップデートジョブが終了したかどうかをチェックします(ジョブステータス = READY)。終了している場合、アップデートジョブは削除されます。

ServerView Update Management 181

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

-A (Cancel コマンド)終了していないアップデートジョブを削除します。

-Hコマンド構文を表示します。

-DStartFlash は標準 Microsoft 認定システムコンポーネントのみをアップデートします。このパラメータでは、認定されていないコンポーネントもアップデートできます。

-N <システム>l 管理対象 PRIMERGY サーバの DNS 名または IP アドレス。l -M オプションも使用する場合は MMB(1) の IP アドレス。l -B オプションも使用する場合はコネクションブレードの IP アドレス。l -E オプションも使用する場合は iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 の IP アドレ

ス。

-U <パス>リポジトリの絶対パス。

-F <結果ファイル>アップデート手順の結果が書き込まれるファイル。デフォルト: logfile.txt

-L <ユーザ>アクセス制御のログインユーザ ID。

-P <パスワード>アクセス制御のログインパスワード。

-SCancel コマンドの強制バリアント

-M管理対象システムがマネジメントブレードサーバであることを指定します。TFTP サーバとの通信を有効にするには、パラメータ -T および -I も指定する必要があります(パラメータ -I は、StartFlash コマンドにのみ必要です)。-M オプションを使用する場合は、-B および -E オプションは使用できません。

-B管理対象システムがコネクションブレードサーバであることを指定します。パラメータ -T および -Z も指定する必要があります。コネクションブレードサーバのインベントリデータを収集して、マネジメントブレードサーバ経由で提供するので、TFTP サーバとの通信を有効にするために -T、マネジメントブレードサーバの IP アドレスを指定するために -Z を指定します。-B オプションを使用する場合は、-M および -E オプションは使用できません。

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

-E管理対象システムに iRMC S3/ iRMC S4 /iRMC S5 を指定します。パラメータ -T と -Y も指定する必要があります。-T は TFTP サーバとの通信を可能にするため、-Y は VersionView.sav ファイルのデータがプログラムと外部インベントリによって収集できないために必要です。-E オプションを使用する場合は、-B および -M オプションは使用できません。

-Z <IP-addr>マネジメントブレードサーバの IP アドレス。IP アドレスは、コネクションブレードサーバをアップデートする場合のみ必要です(オプション -B を参照)。

-T <IP-addr>TFTP サーバによるアップデートに使用する、TFTP サーバの IP アドレス(マネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合など)。

-I {<IP-addr> | NO_ADDR}TFTP サーバによるアップデートに使用する、マネジメントブレードのアップデート IP アドレス。このアドレスはネットワーク全体で一意にする必要があります。新しいバージョンのマネジメントブレードの場合(MMBS3 など)で IPアドレスの指定が不要の場合は、ここに NO-ADDR を指定します。

-Y <パス>管理対象システムのインベントリファイル「VersionView.sav」の絶対パス。管理対象システムがマネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合、または管理対象ノードが iRMC S3/iRMC S4/iRMC S5 の場合、Linux で必須です。ServerView Operations Manager がインストールされている場合、インベントリファイルはアップデートマネージャのワークディレクトリのサブディレクトリ「versionviewsav/<MMB の名前>」内にあります。

-K <コミュニティ>public でない場合の SNMP コミュニティ文字列。

-V <IP アドレス>VMware ESXi ホストの IP アドレス。-E オプションの他に、-u および -p オプションを共に使用できます。

-u <ユーザ>VMware ESXi ホストのアクセス制御のためのログインユーザ ID。

-p <パスワード>VMware ESXi ホストのアクセス制御のためのログインパスワード。

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.2 StartFlash(コマンド)

構文

GFCLI {-S|-O} [-D] -N <システム> -U <パス>[-F 結果ファイル>] [-L <ユーザ> [-P <パスワード>]][-M -T <IP-addr> -I {<IP-addr>|NO_ADDR} [-K <Community>] | -T<IP-addr> [-K <Community>]][-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>][-E -T <IP-addr> -Y <inventory>[-V <ESXi-host-IP-addr> -u <user> -p <password>]]

説明

-S パラメータが使用されると、StartFlash は PRIMERGY サーバのインベントリを読み取り、すべてのコンポーネントは指定されたリポジトリのバージョンと比較します。アップデートは、新しいバージョンがリポジトリで見つかった場合にのみ開始されます。このパラメータではダウングレードは実行できません。

-O パラメータが使用された場合、バージョンチェックは実行されず、すべてのコンポーネントが指定されたリポジトリで見つかった最新バージョンでアップデートされます。

パラメータ -O の使用にはリスクがあります。このパラメータは、使用されるリポジトリとインストールされたバージョン間の依存関係についての詳細な知識を持つユーザのみが使用してください。たとえば、リポジトリ内のコンポーネントのバージョンがインストールされたバージョンよりも古い場合、インストールされたバージョンはダウングレードされます。

コマンドは、アップデートを開始するすべてのステップが完了すると直ちに終了します。コマンドはアップデート手順の完了まで待機しません。

以前のアップデート手順が Cleanup コマンドで完了していない、または Cancelコマンドでキャンセルされていない場合、コマンドは SequenceError で終了します。この場合、上記で指定したジョブステータスのいずれかを持つアップデートジョブはまだ存在します。

接続が確立できない場合、コマンドはタイムアウトで即座に終了します。

戻り値

 0 アップデートはエラーなしで開始されました。

 1 OK、古いコンポーネントは見つかりませんでした。

 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)。

 3 SequenceError - この段階ではコマンドは許可されません

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

 4 アップデート段階が開始したときにエラーが発生しました。

 5 GFI エラー

 6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。

 7 アクセスが拒否されました。

10 パラメータエラー

11 メモリボトルネック

12 複数の CLI の開始が拒否されました。

13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。

14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。

16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。

17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必要です。

18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オフラインサーバが古い)。

7.1.3 WaitForDone(コマンド)

構文

GFCLI -W -N <システム> [-F <結果ファイル>][-M -T <IP-addr>][-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>][-E -T <IP-addr> -Y <inventory>]

説明

WaitForDone は、すべてのアップデートジョブが処理されたとき(エラーありまたはエラーなし)、戻り値として 0、4、8、または 9 を返します。

Cleanup コマンドとは異なり、このコマンドを実行したときにアップデート結果は管理対象サーバから削除されません。WaitForDone は複数回実行でき、そのたびに結果ファイルはアップデートされます。

接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後にタイムアウトを返します。この場合、コマンドを再実行してステータスを問い合わせることができます。

ServerView Update Management 185

Page 186: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

戻り値

 0 アップデート OK(ジョブステータスは READY)すべてのアップデートジョブはエラーなしで実行されました。

 1 現在ジョブはありません(接続は確立済み)

 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)

 3 SequenceError - コマンドはこの段階では許可されません(ジョブステータスはPREPARED)

GlobalFlash Agent V 4.71 またはそれ以前がシステムにインストールされている場合は、以下の追加説明を参照してください。

 4 アップデートでエラー(ジョブステータスは READY)少なくとも 1 つのジョブがエラーなしで実行できませんでした。

 5 GFI エラー

 8 アップデート OK(ジョブステータスは REBOOT)ジョブはリブートの実行を待機しています。

 9 アップデートでエラー(ジョブステータスは REBOOT)ジョブはリブートの実行を待機しています。ただし、エラーなしで正常に実行されてリブートが必要になったジョブの他に、エラーが発生したジョブもあります。管理対象サーバを再起動するか、または Reboot CLI コマンドを使用して、リブートを明示的に実行する必要があります。

10 パラメータエラー

11 メモリボトルネック

12 複数の CLI の開始が拒否されました

13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。

14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。

16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。

17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必要です。

18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オフラインサーバが古い)。

GlobalFlash Agent V 4.71 またはそれ以前を使用したアップデートジョブ

アップデートジョブを開始するときに、管理対象サーバに以下のダイアログが表示されます。

ServerView Update Management 186

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

ダイアログで「キャンセル」をクリックすると、コマンドd GFCLI -W(=WaitForDone)から値 3 が返されます。

<結果ファイル> に、メッセージ「Flash Canceled by User」が記録されます。

管理対象サーバをクリーンアップするには、以下のコマンドを使用する必要があります。GFCLI -A -S(=Cancel、強制バリアント)

7.1.4 Reboot(コマンド)

構文

GFCLI -R -N <システム> [-F <結果ファイル>][-L <ユーザ> [-P <パスワード>]]

(システムボード BIOS アップデートの場合のみ必要)

[-E -T <IP-addr> -F <inventory>[-V <ESXi-host-IP-addr> -u <user> -p <password>]]

説明

Reboot は、少なくとも 1 つのジョブ(ジョブステータス REBOOT で示される)で必要なリブートを開始します。リブートが実行されると、これらのジョブのステータスは自動的に READY に変更されます。

接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで返されます。

戻り値

0 リブートを直ちに開始しました

1 現在ジョブはありません(接続は確立済み)

2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)

3 SequenceError - この段階ではコマンドは許可されません- Flash 起動ステータスが Online Reboot required ではない、または- ステータス REBOOT のジョブが見つかりません

ServerView Update Management 187

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

5 GFI エラー

6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。

7 アクセスが拒否されました。

10 パラメータエラー

11 メモリボトルネック

12 複数の CLI の開始が拒否されました

13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。

14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。

16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。

17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必要です。

18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オフラインサーバが古い)。

7.1.5 Cleanup(コマンド)

構文

GFCLI -C -N <システム> [-F <結果ファイル>][-L <ユーザ> [-P <パスワード>]] [-M -T <IP-addr>][-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>][-E -T <IP-addr> -Y <inventory>]

説明

Cleanup は WaitForDone と同じステップを実行しますが、管理対象サーバのアップデート結果を削除し、アップデート手順を完了します。管理対象サーバは元のステータスに戻り、アップデート結果はサーバ上からなくなります。

接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで返されます。

クリーンアップは、ジョブステータス = Ready のときのみ許可されます。

クリーンアップは、ジョブが転送され、実行を待機中の場合(ジョブステータス =Prepared)、または現在実行中の場合(ジョブステータス = Working)は、許可されません。

このコマンドが実行された後、アップデート結果は結果ファイルに 1 回だけ書き込まれます。最終アップデート結果を結果ファイルに複数回書き込むことはできません。この点で、WaitForDone コマンドと異なります。

ServerView Update Management 188

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

Cleanup は WaitForDone の後にも実行して(必要に応じて続けて Reboot を実行)、アップデート手順を完了する必要があります。

戻り値

0 アップデート OK(ジョブステータスは READY)すべてのアップデートジョブはエラーなしで実行されました。

1 現在ジョブはありません(接続は確立済み)

2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)

3 SequenceError - コマンドはこの段階では許可されません(ジョブステータスはPREPARED)

4 アップデートでエラー(ジョブステータスは READY)少なくとも 1 つのジョブがエラーなしで実行できませんでした。

5 GFI エラー

6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。

7 アクセスが拒否されました。

10 パラメータエラー

11 メモリボトルネック

12 複数の CLI の開始が拒否されました

13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。

14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。

16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。

17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必要です。

18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オフラインサーバが古い)。

7.1.6 Cancel(コマンド)

構文

GFCLI -A -N <システム> [-F <結果ファイル>][-L <ユーザ> [-P <パスワード>]] [-M -T <IP-addr>] [-S][-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>][-E -T <IP-addr> -Y <inventory>]

ServerView Update Management 189

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

説明

Cancel は、管理対象サーバにすでに転送されたアップデートジョブの実行をキャンセルし、PREPARED アップデートステータスを削除します。PREPARED ステータスは、別のユーザが GUI を使用して Prepare Updates を実行したが、まだExecute Updates を実行しない場合、またはエラーが発生した場合にのみ発生する例外の場合に、存在できます。

接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで終了します。

戻り値

0 エラーなし

1 アップデートステータスなし

2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)

3 SequenceError、この段階ではコマンドは許可されません- ジョブステータス PREPARED が存在しない、または- ジョブステータス READY/REBOOT が存在する(オプション -S が設定されていない場合のみ)

5 GFI エラー

6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。

7 アクセスが拒否されました。

10 パラメータエラー

11 メモリボトルネック

12 複数の CLI の開始が拒否されました

13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。

14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした

16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。

17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必要です。

18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オフラインサーバが古い)。

ServerView Update Management 190

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.7 結果ファイル

アップデート手順のすべての結果は、指定された結果ファイルに書き込まれます。この場合、結果が追加されるため、ファイルサイズが増加します。これらの結果ファイルの管理(削除または名前変更)はユーザ自身が行う必要があります。情報はファイル内にイベントブロックの形式で格納されています。

StartFlash、Cleanup、および Cancel コマンドの場合、結果はGFLog.txt ログファイルにも書き込まれます。このファイルは以下のディレクトリにあります。

Windows:<ServerView インストールディレクトリ>\UpdateManager

Linux:<ServerView インストールディレクトリ>/UpdateManager/log

イベント 追加のサブイベントStartFlash Count

Ready Result

Cancel GFI Error

SequenceError Timeout

ParamError

LogonError

MemoryError

コマンドの戻り値と同様に、結果ファイルにもアップデートされたオブジェクトと結果についての情報が含まれています。

ジョブステータス

以下のステータスが、各結果ファイル内の個々のジョブについて記録されます。

PREPARED アップデートジョブはサーバに転送されました。

WORKING アップデートジョブは現在実行中です。

REBOOT アップデートジョブは正常に処理されました。ジョブステータス =READY にするには、リブートが必要です。

READY アップデートジョブが処理されました(正常またはエラーあり)。

ServerView Update Management 191

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.7.1 StartFlash(イベント)

StartFlash イベントには通常、Count サブイベントがあります。このサブイベントは常にヘッダーとして入力されます。このエントリで指定された数値は、アップデート対象に選択されたオブジェクトの合計数を示します(新しいバージョンが利用可能)。各オブジェクトには、Result サブイベントを伴う、固有の StartFlashイベントがあります。

Event.0=StartFlash イベント : StartFlash

SubEvent.0=Count サブイベント : Count

CompCount.0=1 コンポーネント数(0 の場合もあります)

NoError.0=0 エラー数

Event.1=StartFlash イベント : StartFlash

SubEvent.1=Result サブイベント : Result

ObjTypeName.1=MAH3091MC オブジェクトタイプ(コンポーネント)

ObjName.1=Disk:PCI1.11.1.SCSI0.0.0 関連オブジェクト

OldVersion FW.1=5207 オブジェクトの古い FW/BIOS バージョン

NewVersion FW.1=5208 オブジェクトの新しい FW/BIOSバージョン

LastCommand.1= CLI の最後のコマンド

Error.1=0 エラーイベントのエラー数

ErrorText.1=ERROR[0]] faultlessexecution

戻り値の説明

コマンドの実行中に SVUMI.dll でエラーが発生した場合、結果ファイル内のエントリは StartFlash プロセスの現在の段階に依存します。LastCommand.# フィールドには、以下のエントリが含まれます。

l AddJobl GetUpdatableComponentsSl StartUpdatel WaitForPreparedStatusl DoFlashBoot

ServerView Update Management 192

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

AddJob の実行中にエラーが発生しました。リストには各コンポーネントのエラーコードが含まれます。

Event.0=StartFlashSubEvent.0=CountCompCount.0=1NoError.0=1Event.1=StartFlashSubEvent.1=ResultObjTypeName.1=MAH3091MCObjName.1=Disk:PCI1.11.1.SCSI0.0.0OldVersion FW.1=5207NewVersion FW.1=5208LastCommand.1=AddJobError.1=91ErrorText.1=ERROR[91] couldn't build control file name

StartUpdate の実行中にエラーが発生しました。エラーは StartUpdate GFI 要求を参照しているため、コンポーネントリストはありません。

Event.0=StartFlashSubEvent.0=ErrorCompCount.0=2LastCommand.0=StartUpdateError.0=12ErrorText.0=ERROR[12] flash file missing(cannot copy file)

古いコンポーネント(リポジトリと比較した場合)が存在していない場合、ヘッダーのみが表示されます。

Event.0=StartFlashSubEvent.0=CountCompCount.0=0 number of obsolete FW versions = 0NOERROR.0=0

ServerView Update Management 193

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.7.2 Ready(イベント)

起動した後に CLI が READY ジョブステータスを検出すると、すべてのアップデートされたコンポーネントの戻り値が次のように表示されます。

Event.0=Ready イベント : Ready

SubEvent.0=Count サブイベント : Count

CompCount.0=2 コンポーネント数(0 の場合もあります)

NoError.0=0 エラー数

Event.1=StartFlash イベント : Ready

SubEvent.1=Result サブイベント : Result

ObjTypeName.1=DAC1164P オブジェクトタイプ(コンポーネント)

ObjName.1=SCSIController:PCI6.8.1 関連オブジェクト

Type.1=0

Status.1=5 Status (5) = READY

Error.1=0 ジョブの戻り値

ErrorText.1=ERROR[0] faultlessexecution

戻り値の説明

Event.2=Ready エラーの説明

SubEvent.2=Result

ObjTypeName.2=ST336704LC

ObjName.2=Disk:PCI1.15.1.SCSI0.0.0

Type.2=0

Status.2=5

Error.2=0

ErrorText.2=ERROR[0] faultlessexecution

ServerView Update Management 194

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.7.3 Cancel(イベント)

Event.0=Cancel イベント : Cancel [いべんと:Cancel]

Error.0=0 エラーイベントのエラー数

ErrorText.0=ERROR[0] faultlessexecution

戻り値の説明

7.1.7.4 SequenceError(イベント)

このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、アップデートマネージャのステータスが正しくないため、コマンドを実行できないことを示します。

l アップデートステータスは、StartFlash が呼び出されたときには存在することはできません。

l Cleanup は、ステータスが READY の場合にのみ可能です。l Cancel (パラメータ -S なし)は、ステータスが PREPARED の場合にのみ可能

です。

Event.0=SequenceError コマンドが正しくない段階で呼び出されました(不正なアップデートステータス)。

7.1.7.5 ParamError(イベント)

このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、指定されたコマンドで不正なパラメータが使用されたことを示します。すべてのパラメータは、CLIが呼ばれるたびにチェックされます。不正なパラメータが使用された場合、それぞれの問題が発生した箇所を示すために 1 行が使用されます。

Event.0=ParamError パラメータの数または組み合わせが正しくないか、アップデートパスが不正です。

7.1.7.6 LogonError(イベント)

このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、管理対象サーバへのログオン試行が失敗したことを示します。

Event.0=LogonError アクセスが拒否されました。

ServerView Update Management 195

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

7.1.7.7 MemoryError(イベント)

Event.0=MemoryError メモリが足りません。

7.1.8 バッチファイル(例)

以下の例は、Windowsの場合です。Linux シェルを使用している場合、CLI コマンドの戻り値をテストするためには Linux 変数 $? が Windows 変数%errrorlevel% の代わりにクエリされなければなりません。以下に例を示しま

す。

GFCLI -S -N <システム名> -U <パス名>if [ $? = 0 ]; then ....

ファイル 1@echo offrem ********************************************************rem * cli-exa.bat ******************************************rem ********************************************************rem * Batch file to flash all components of PRIMERGY servers,supported byrem * GlobalFlash to their newest version.rem * All servers have to be listed in a ServerList. Thefirmware must berem * available in local GlobalFlash FirmwareTree.rem * Two other batch files are called:rem * cli-init.bat: Check states and availibility of a serverand executerem * StartFlash for the serverrem * cli-work.bat: Wait for completion of the flash for eachserverrem * -------------------------rem * Input-parameters:rem * The actual directory has to contain 2 Control-files forthis batch:rem * 1.)ServerList-file "serverls.txt"rem * Each line consists of 3 fields:rem * Server,user,passwordrem * If the line begins with ";" in ServerList, the line willbe ignoredrem * 2.)File "fwpath.txt" with the absolute path of theFirmwareTreerem * Output-parameters:rem * 1.)File "oklist.txt" with the list of servers, which are

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

updated with-rem * out any errors or which are not flashed because they areactualrem * 2.)Result-Files <servername>.txt for each serverrem *******************************************************rem:startremrem ***************************************************rem * WaitServerlist initialisationrem * (WaitServerList: temporary subset of Serverlist)rem ********************************************************remif exist svwaitls.txt del svwaitls.txtif exist oklist.txt del oklist.txtremrem ********************************************************rem * Check actual states of all server of the ServerList andStartFlashrem * Only State "No Flash states" expected - other states willbe cleanedrem * or aborted firstrem * Only for servers with "No flash states" "StartFlash" isexecutedrem * These servers were added to WaitServerlist (WaitForDone-cycle)rem * StartFlash is executed with Path of FirmwareTreecontainedrem * in file fwpath.txtrem * Batch-File cli-init.bat is called for each server withthe parametersrem * of the fields in ServerListrem *****************************************************remfor /F "eol=; tokens=1-3 delims=, " %%i in (serverls.txt) docall cli-init %%i %%j %%kremrem ***************************************************rem * WaitForDone cyclerem * The flashs are runningrem * Now is time to WaitForDone (status ready - hopefullywithout any error)rem * All servers in flashingmode are listed in svwaitls.txtrem * Each server, returns with timeout is set in svtmpls and

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

WaitForDonerem * is started againrem * Each server, which returns without errors, is set tooklist.txtrem * (After CleanUp)rem * Each server, which finished with errors will left be inerror staterem * all information in the speziell result-filerem * Batch-File cli-work.bat is called for each server withthe parametersrem * of the fields in WaitServerList (subset of ServerList)rem ********************************************************remif not exist svwaitls.txt goto doneall:waitnxt>if exist del svtmpls.txtfor /F "eol=; tokens=1-3 delims=, " %%i in (svwaitls.txt) docall cli-work %%i %%j %%kif not exist svtmpls.txt goto doneallcopy svtmpls.txt svwaitls.txtgoto waitnxt:doneall@echo All activities done. Listed servers have returned flashwithout any error!@echo ------------------------------------------------------type oklist.txt

ファイル 2rem *********************************************************rem * cli-init.bat ************************rem * ****************************************************rem * Batch File to check states of a special serverrem * and to execute StartFlash if states are okrem * ------------------------------------------------------rem * Input-parameters:rem * - cli-init server(%1) user(%2) Password(%3)rem * - File "fwpath.txt" with the absolute path of theFirmwareTreerem *******************************************************rem:start@echo offremrem ********************************************************

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

rem * Return-File initialisationrem ********************************************************rem@echo off >%1.txt:start1remrem ********************************************************rem * "WaitForDone" to check whether there are old flashsrem * (prepared, ready) or notrem * If there are states, they are canceled or ceanedrem * If server is not "online" Timeout occuredrem * Only a server without flash-states will be token forflashrem * Means returncode 1 is the only one to go on for flash!rem ********************************************************remgfcli -W -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txtif %errorlevel%==1 goto nostatesif %errorlevel%==2 goto timeoutif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==4 goto errorsif %errorlevel%==5 goto gfierrorif %errorlevel%==6 goto nologopif %errorlevel%==7 goto noaccessif %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerrorif %errorlevel%==0 goto old-ok@echo.@echo Undefined returncode!goto endchkremrem ********************************************************rem * Old Flashs (prepared) detected Cancel themrem ********************************************************rem:statenok@echo.@echo Unknown Flash States or flash states "prepared" forserver %1 available@echo Who has started them ? Please check!@echo After continue the old flashs are canceledpause@echo Cancel flash states for server %1gfcli -A -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

if %errorlevel%==1 goto nothtodoif %errorlevel%==2 goto timeoutif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==5 goto gfierrorif %errorlevel%==6 goto nologopif %errorlevel%==7 goto noaccessif %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerrorif %errorlevel%==0 goto cancok@echo.@echo Undefined returncode!goto chkend:cancok@echo.@echo All jobs canceled for server %1goto start1remrem ********************************************************rem * Old Flashs (ready) detected CleanUp themrem *******************************************************rem:old-ok@echo.@echo Flash States "ready"(without errors) for server %1availablerem:old-nok@echo.@echo Flash States "ready"(with errors) for server %1 availablegoto cleanallrem:cleanall@echo Who has started them ? Please check!@echo After continue the old flashs are resetedpause@echo CleanUp flash states for server %1gfcli -C -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txtif %errorlevel%==1 goto nothtodoif %errorlevel%==2 goto timeoutif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==4 goto c-oldnokif %errorlevel%==5 goto gfierrorif %errorlevel%==6 goto nologopif %errorlevel%==7 goto noaccess

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

if %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerrorif %errorlevel%==0 goto c-oldok@echo.@echo Undefined returncode!goto chkendrem:c-oldok@echo.@echo CleanUP - Jobs detected all okgoto start1rem:c-oldnok@echo.@echo CleanUP - Jobs detected not all okgoto start1remrem ********************************************************rem * Errors in Check phaserem ********************************************************rem:nothtodo@echo.@echo CleanUp or cancel- No flash states ?????goto endchkrem:timeout@echo.@echo - Timeoutgoto endchkrem:statenok@echo.@echo CleanUp, cancel or StartFlash- Wrong stategoto endchkrem:gfierror@echo.@echo Wait for done, CleanUp or Cancel - gfi errorgoto endchkrem:sferror@echo.@echo StartFlash - generic error

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

goto endchkrem:gfierro1@echo.@echo StartFlash - gfi errorgoto endchkrem:nologop@echo.@echo - No logon parametersgoto endchkrem:noaccess@echo.@echo - access deniedgoto endchkrem:parerror@echo.@echo - Parameter errorgoto endchkrem:memerror@echo.@echo - Memory errorgoto endchkrem:nostatesfor /F %%i in (fwpath.txt) do set fwp=%%iremrem ********************************************************rem * "StartFlash" for the serverrem ********************************************************remgfcli -S -N %1 -L %2 -P %3 -U %fwp% -F %1.txtif %errorlevel%==1 goto nothtodoif %errorlevel%==2 goto timeoutif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==4 goto sferrorif %errorlevel%==5 goto gfierro1if %errorlevel%==6 goto nologonif %errorlevel%==7 goto noaccessif %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerror

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

if %errorlevel%==0 goto stflok@echo.@echo Undefined returncode!goto endchkrem:nothtodoremrem ********************************************************rem * "StartFlash"- nothing to do ! - All componentsare up todaterem ********************************************************rem@echo Server %1: "StartFlash"- nothing to do ! - All componentsare up to date@echo %1 -Nothing to do - Actual Firmware already installed>>oklist.txtgoto endchkrem:stflokremrem *******************************************************rem * "StartFlash"- ok -Flash process running - wait for donefor this serverrem * Server is added to WaitServerListrem *********************************************************rem@echo Server %1: "StartFlash"- ok -Flashprocess running -Please wait for done@echo %1,%2,%3 >>svwaitls.txtremendchk

ファイル 3rem ********************************************************rem * cli-work.bat ************************rem * ******************************************************rem * Batch File to check states after flash of a specialserverrem * If WaitForDone returned timeout, the server will be addedtorem * tmp-list (=WaitServerlist for next schedule)rem * if WaitForDone returned with ready and no error theserver will berem * to oklist

ServerView Update Management 203

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

rem * ------------------------------------------------------rem * Input-parameters:rem * - cli-work server(%1) user(%2) Password(%3)rem ********************************************************rem:start@echo offecho off >%1.txtgfcli -W -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txtif %errorlevel%==1 goto nothtodoif %errorlevel%==2 goto timeoutif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==4 goto readynokif %errorlevel%==5 goto gfierrorif %errorlevel%==6 goto nologopif %errorlevel%==7 goto noaccessif %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerrorif %errorlevel%==0 goto ready-ok@echo.@echo Undefined returncode!goto endwkremrem ********************************************************rem * Timeout in this phase is normalrem * - during Flash there will be more Timeoutsrem * Server is set in tmplist to be scheduled next timerem ********************************************************rem:timeout@echo.@echo - Timeout Server %1 - Go on waiting for a minute@echo %1,%2,%3 >>svtmpls.txtgoto endwkremrem ********************************************************rem * In case of error after flash, no Cleanup is donerem * Error situation has to be analyzed (see return-file)rem ********************************************************rem:readynok@echo.@echo - Ready Server %1 - errors detected - Analysingnecessary

ServerView Update Management 204

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

goto endwkremrem ********************************************************rem * Great! Flashs are ready (without error) CleanUp themrem *****************************************************remrem *******************************************************rem * All component of the server were flashed without errorrem * The jobs have to CleanUprem *******************************************************rem:ready-ok@echo.@echo Flash States "ready"(without errors) for server %1available@echo CleanUp flash states for server %1gfcli -C -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txtif %errorlevel%==1 goto nothtodoif %errorlevel%==2 goto timeoutcif %errorlevel%==3 goto statenokif %errorlevel%==4 goto c-oldnokif %errorlevel%==5 goto gfierrorif %errorlevel%==6 goto nologopif %errorlevel%==7 goto noaccessif %errorlevel%==10 goto parerrorif %errorlevel%==11 goto memerrorif %errorlevel%==0 goto cu-ok@echo.@echo Undefined returncode!goto endwkremrem ********************************************************rem * All component of the server were flashed without errorrem * Clean up is done - the Server is set to OK-listrem ********************************************************rem:cu-ok@echo.@echo Server %1:All components are flashed without errors@echo %1 -All components are flashed without errors>>oklist.txtgoto endwkrem:c-oldnok

ServerView Update Management 205

Page 206: ServerView Suite - ServerView Update Management 8manuals.ts.fujitsu.com/file/9030/sv-update-mgr-jp.pdf目次 1 はじめに 9 1.1 コンセプト 9 1.2 前提条件 12 1.2.1 管理対象サーバでの要件

7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

@echo.@echo CleanUP - Jobs detected not all okgoto startremrem ********************************************************rem * Errors in Wait phaserem ********************************************************rem:nothtodo@echo.@echo CleanUp or WaitForDone- No flash states ?????goto endwkrem:timeoutc@echo.@echo CleanUp, - Timeout???goto endwkrem:statenok@echo.@echo CleanUp or WaitForDone- Wrong state ???goto endwkrem:gfierror@echo.@echo CleanUp or WaitForDone - gfi error ???goto endwkrem:nologop@echo.@echo CleanUp or WaitForDone - No logon parameters ???goto endwkrem:noaccess@echo.@echo CleanUp or WaitForDone - access denied ???goto endwkrem:parerror@echo.@echo CleanUp or WaitForDone - Parameter error ???goto endwkrem:memerror

ServerView Update Management 206

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7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース)

@echo.@echo CleanUp or WaitForDonep - Memory error ???goto endwkrem:endwk

7.1.9 CLI スタンドアロン

別製品として「UpdateManagerCLI」があり、これは ServerView OperationsManager がない環境用です。

ただし ServerView Operations Manager がないため、Linux 環境でマネジメントブレードまたはコネクションブレードをアップデートしようとする場合、大きな制約が 1 つあります。

呼び出しパラメータ(Y オプション)の説明にあるように、マネジメントブレードまたはコネクションブレードのインベントリはファイル(VersionView.sav)として存在し、Y オプションを使用して渡される必要があります。

ところが、ServerView Operations Manager がないため、実行されているインベントリサービスがなく、システム上にインベントリファイルが作成されません。

このため、その他の手段でインベントリファイルを提供しなければ、Linux ではマネジメントブレードまたはコネクションブレードをアップデートすることはできません。

ServerView Update Management 207

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7.2 citfs.bat(バッチジョブ)

7.2 citfs.bat(バッチジョブ)このツールは、Windows コマンド ライン向けにプログラムされており、新しいサーバをサーバリストに追加し、このサーバを BIOS、ファームウェア、ドライバの最新バージョンにアップデートします。この後、新しいサーバは ServerView GUIを使用して通常どおり管理できます。

要件

ServerView Update Agent がセキュリティ(AccountCheck)付きで設定されている場合、ユーザグループを指定する必要があります(13 ページの 管理対象サーバでの要件および 18 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での要件18 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での要件を参照)。

ツールの使用方法

ツール CITFS(CLI Integration Tool For ServerView)は以下のディレクトリにあります。<sv om installation path> \svom\bin\ServerView\OnlineUpdate

ツールを実行するには、コマンド プロンプトを開いて、指定されたディレクトリに移動します(上記を参照)。

citfs.bat {<IP-Addr> <サーバ名><コミュニティ>}[<ユーザ> <パスワード>][force]

パラメータの説明

IP-Addr新しいサーバの IP アドレス。

サーバ名

新しいサーバの名前。

コミュニティ

SNMP コミュニティ文字列。

ユーザ/パスワード

アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update Agent がAccountCheck で設定されている場合のみ必要です。

forceアップデート後、管理者が操作しなくてもツールが再起動します。

ログファイル

ログファイルは以下のディレクトリに作成されます。<sv om installation path>\svom\data\ServerView\OnlineUpdate\Logs\<servername>\

ServerView Update Management 208

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7.2 citfs.bat(バッチジョブ)

注意事項l リポジトリパスとしてネットワークパスを使用できません。l 標準的な PRIMERGY サーバのみを組み込みできます。l ブレードサーバまたは ESXi システムを組み込みできません。

戻り値

 0 スクリプトが成功した。

 1 サーバがサーバリストに既に存在します。

 2 サーバにアクセスできません。

 3 サーバが「管理不可」です。

 4 リポジトリにアクセスがありません(制限を参照)。

 5 ServerView Operations Manager ディレクトリの表示ができません。

 6 管理対象ノードにアクセスがありません。

 7 サーバをサーバリストに追加しますが、アップデートはできません。

9 構文エラー

ServerView Update Management 209

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8 スクリプトツール(svupdcli.pl)CLI のコマンドに加えて、スクリプトツールを使用してFujitsu サーバをリモートで簡単に更新できます。スクリプトツールはThe scripting tool is a standalone Perlscript named svupdcli.pl というスタンドアロンの Perl スクリプトで、Fujitsuサーバの BIOS、ファームウェア、またはドライバをローカルまたはリモートで更新します。

スクリプトツールは、SCCI API に基づいています(SSM で使用される)。Fujitsuサーバのすべてまたは一部を更新する、独自のバッチスクリプトを作成できます。

スクリプトが正常に実行された場合の終了コードは 0 で、それ以外の場合は 0 以上になります。失敗すると、エラーメッセージが stdout に出力されます。

値(整数/文字列)がスクリプトから返される場合、値は stdout に出力されます。

スクリプトのフローをトレースするには、verbose オプションを 9 に設定する必要があります。これによって、トレースメッセージが stderr に出力されます。

8.1 要件スクリプトツールは、Windows および Linux で実行され、以下のソフトウェアが必要です。

l Perl V5.18 以上l Perl ライブラリ JSON V2.90 以上(このモジュールは最新の Windows OS で

配布済みです。

配布されていない場合は、CPAN からダウンロードできます。)

アップデートされる管理対象ノードには、ServerView Agent V7.00 以上がインストールされている必要があります。スクリプトツールは、ServerView AgentlessService では動作しません。

ServerView Update Management 210

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8.2 構文

svupdcli.pl {

-H |--host=<host>

{

[-P |--port=<port>]

[-T |--transport=<type>]

{

-u |--user=<username>

-p |--password=<pwd>

}

} |

-I |--inputfile=<filename> [--inputdir=<dir>]

{

{

--status |

{

--updstatus | --updcheckstatus | --updjobstatus

}

} |

{

--getconfig

[-O |--outputdir=<dir>] | --getconfigarg --arguments=<key-list>

[-O |--outputdir=<dir>] | --setconfig=<file> | --setconfigarg

--arguments=<keyvalue-list>

} |

{

--startcheck | --getchecklog

} |

--difflist

[-O |--outputdir=<dir>] | --instlist [-O |--outputdir=<dir>] |

--getreleasenotes | --getdiffreleasenotes |

--getonereleasenote=<comp>

} |

{

{

--addjob=<file> | --listjob | --startjoblist

[--jobstarttime=<timestamp in seconds>]

} |

{

ServerView Update Management 211

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8.3 スクリプトオプション

{ --startjoball | --startjob=<file>

}

[--jobstarttime=<timestamp in seconds>]

} |

--getjobcomponentlog | --getjoblog | --canceljob | --cleanupjob

}

[-t |--timeout=<timeout in seconds>]

[-v|--verbose=<verbose mode level>]

}|

[-h |--help] | [-V |--version]

8.3 スクリプトオプションオプションは、アルファベット順になっています。

--addjob=<file> |アップデートされるコンポーネントのパスを <file> に指定して、アップデートジョブを準備します。<file> には、difflist オプションの修正された出力ファイルを指定して、アップデートするコンポーネントを選択することもできます。

--canceljob実行中のアップデートジョブをキャンセルします。アップデートジョブがWAITING または DOWNLOADING の段階にある場合にのみ、適用できます。

--cleanupjob終了したアップデートジョブの結果、一時ファイル、データ構造を削除します。アップデートジョブのステータスが DONE または ERROR の場合にのみ、適用できます。

--difflist [-O|--outputdir=<dir>]コンポーネントの差分リストから最初の 10 件のエントリを表示し、指定された場合は、ディレクトリ <dir> の出力ファイルのすべてのエントリを保存します。ファイル: <dir>/<host>_DIFF.txt

--getchecklog最後のアップデートチェックのログファイルの内容を表示します。ファイル形式は、アップデートマネージャによって指定されます。

--getconfig [-O |--outputdir=<dir>]アップデート構成の情報を表示するか、指定された場合は、「キー = 値」リストとして出力ディレクトリに出力します。パスワード情報は表示されませんが、出力されます。

ファイル: <dir>/<host>_CFG.txt

ServerView Update Management 212

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8.3 スクリプトオプション

選択できる構成パラメータを返します。

--getconfigarg --arguments=<key-list> [-O|--outputdir=<dir>]エキスパート専用: 1 つの構成アイテムとして指定された、アップデート構成のすべてのパラメータを表示します(コンマ区切りリスト)。<outputdir> が指定されると、すべての情報が「キー = 値」のリストで出力されます。

ファイル: <dir>/<host>_CFG.txt

すべての構成パラメータを返します。

--getdiffreleasenotesコンポーネントリスト内のすべてのコンポーネントのリリースノートで、インストール済みのものより新しいものを取得します。

--getjobcomponentlogアップデートジョブのコンポーネントログファイルの内容を取得して、各ジョブコンポーネントの関連するパラメータを stdout に出力します。

--getjoblogアップデートジョブの結果の XML ログファイルを取得します。ヒント: XML(-updjobstatus データを参照)のパスには、この種の XML アップデートジョブログファイルを見やすくするために使用できる XSL ファイルがあります。

--getonereleasenote=<compPath>指定したコンポーネントのリリースノートを取得します。<compPath> は、リポジトリ内のコンポーネントの相対パスを指定します(Tools\Primeup\1.17.03 など)。

--getreleasenotesインストールされたコンポーネントリスト内のすべてのコンポーネントのリリースノートを取得します。

リリースノートの形式には大きな違いがあります。

形式: 各コンポーネントのブロックに、コンポーネント名のヒントを示す行が 1行あり、続けて、リリースノートを中間に挟む<ReleaseNotes>...</ReleaseNotes> 行があります。\r は、リリースの出力で代入されます。

-h|--helpヘルプテキストを表示します。

-H |--host=<name-or-ip>DNS 名または IP アドレスとしてアップデートされるサーバの名前。このオプションは、SCS 呼び出し(ServerView Connector Service)に使用され、事前チェックはありません。

ServerView Update Management 213

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8.3 スクリプトオプション

-I |--inputfile=<file> [--inputdir=<dir>]<file> からホスト固有のオプションを読み取ります。-I 以外のすべてのオプションを <file> に設定できます。これらのオプションによって、コマンドラインオプションは上書きされます。inputdir を使用して、入力ファイルのディレクトリパスを指定できます。入力ファイルが '/' で始まる場合、ディレクトリパスは無視されます。

--instlist [-O|--outputdir=<dir>]インストールされたコンポーネントのリストから最初の 10 件のエントリを表示し、指定された場合は、ディレクトリ <dir> の出力ファイルのすべてのエントリを保存します。ファイル: <dir>/<host>_INST.txt

--listjob |addjob オプションでアップデートが準備されているコンポーネントを一覧します。<file> には、修正された差分出力ファイルを指定して、アップデートするコンポーネントを選択することもできます。

[-P |--port=<port>]呼び出しの SCS のポート番号で、デフォルトは 3172 です。この番号の入力は必須ではありません。

--setconfig=<file><file> で定義されたアップデート構成のパラメータを設定します。<file> には、修正された(コメント付き)行の -getconfig オプションによる結果ファイルのコピーを使用できます。

--setconfigarg --arguments=<key=value-list>エキスパート専用: 1 つの構成アイテムとして指定された、アップデート構成のすべてのパラメータを設定します(コンマ区切りリスト)。

一部の構成パラメータはサポートされません。

--startcheckアップデートチェックを即座に開始します。このオプションからは、非同期チェックの開始に関するヒントが返されます。アップデートの進行状況と結果を監視するには、--updcheckstatus オプションを使用します。

--startjoblist [--jobstarttime=<timestampinseconds>]準備されたアップデートジョブを即座に実行するか、指定した開始時刻(1970-01-01 からの相対秒数)に実行します。

--startjoball | [--startjob=<file>] [--jobstarttime=<timestampinseconds>]

準備されたアップデートジョブを即座に開始するか、指定した開始時刻(1970-01-01 からの相対秒数)に開始します。非同期ジョブ開始に関するヒントが返されます。アップデートの進行状況と結果を監視するには、--updjobstatus オプションを使用します。

ServerView Update Management 214

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8.4 構成パラメータ

[--status] | {--updstatus | --updcheckstatus | --updjobstatus }以下のステータスタイプを表示します。l ホストのアップデートサマリステータスl アップデートチェックのステータスl アップデートジョブのステータス

その他のオプションからは、対応するアップデートステータスの情報が表示されます。

[-T |--transport=<type>]呼び出しの SCS の転送タイプ。値: HTTP または HTTPS、デフォルト:HTTPS

-t|--timeout=<timeout in seconds>スクリプト処理のタイムアウト。

-u |--user=<username> -p|--password=<pwd>http 要求の認証データ。

-v|--verbose=<verbose mode level>冗長モードを有効にします(レベル: 1 ~ 9)。冗長レベル 9 で複数行の出力を生成します。

-V|--versionバージョン情報と使用方法のテキストを表示します。

8.4 構成パラメータ構成パラメータについては、ServerControl Command Interface(SCCI)仕様を参照してください。

基本的に、スクリプトは Server Management Configuration のすべてのパラメータを読み取りまたは書き込みできます(getconfigarg または setconfigarg オプションを使用)。しかし、便宜上、16 進コードではなく、名前で書き込めるパラメータのサブセットがあります。

サブセットは次のとおりです。

パラメータ 意味HttpProxyServerUsage HTTP プロキシサーバの使用状況:

0 プロキシは使用しません。

1 システムプロキシの設定を使用します。

2 構成スペース設定を使用します。

HttpProxyServerAddress 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシサー

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8.4 構成パラメータ

パラメータ 意味バの IP アドレスまたは DNS 名。

HttpProxyServerPort 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシサーバのポート番号。

HttpProxyServerUserId 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシサーバでの認証のユーザ名。

HttpProxyServerPasswd 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシサーバでの認証のパスワード。

UpdRepositoryPath リポジトリのルートへの URL または絶対ローカルパス。

UpdRepositoryAccess リポジトリの場所とアクセス。

0 ローカル、読み取り専用

1 ローカル、読み書き

2 リモート、読み取り専用

3 iRMC、読み取り専用

UpdUpdateCheckMode アップデートチェックの開始時期を定義します。

0 手動で開始します。

1 インベントリの変更後に開始します。

2 アップデートチェックスケジューラによって開始します。

UpdDownloadMode 「Download after check」に設定すると、ローカルリポジトリは、アップデートチェックが実行されるたびに、アップデート Web サーバから自動的にアップデートされます(この構成セクションでの指定に従います)。

ダウンロードモードは、読み書きモードのローカルリポジトリにのみ適用できます。

UpdDownloadServerAddress リポジトリアップデートのダウンロードに使用される、Web サーバの IP アドレスまたは DNS名。

UpdDownloadRepositoryPath リポジトリアップデートのダウンロードに使用さ

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8.4 構成パラメータ

パラメータ 意味れる、Web サーバ上のダウンロードリポジトリの相対パス。

UpdDeleteBinaryAfterUpdate TRUE に設定すると、インストール後にアップデートパッケージがローカルリポジトリから削除されます。

0 FALSE

1 TRUE

UpdScheduleDate アップデートチェックがスケジューラによって開始される日付と時刻(time_t)。

UpdScheduleFrequency アップデートチェックが次にスケジューラによって開始されるまでの日数。

UpdDownloadProtocol FUujitsu Web サーバからファイルをダウンロードするために使用されるプロトコルタイプ。

0 HTTP

1 HTTPS

UpdAlertNewUpdates 新たに使用可能になったアップデートの電子メールアラートを有効または無効にします。

0 Disable

1 Enable

UpdAlertJobFinished 終了したアップデートジョブの電子メールアラートを有効または無効にします。

0 Disable

1 Enable

AlerterMailEnable 電子メールアラートを有効または無効にします。

0 Disable

1 Enable

AlerterMailSeverity 電子メールアラートを送信する際の重要度。

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8.4 構成パラメータ

パラメータ 意味

0 Unknown

1 Ok

2 危険

3 エラー

4 デバッグ

AlerterMailSender アラータによって使用される送信者メールアドレス。

AlerterMailSenderDescription アラータの送信者メールアドレスの説明(例: FJUpdate Mgmt)

AlerterMailRecipients アラータによって使用される受信者メールアドレス。

AlerterMailRecipientsCC アラータによって使用される受信者 CC メールアドレス。

AlerterUmMailSubject ソフトウェアアップデート管理固有の電子メールにアラータによって使用される、メールの件名。

AlerterUmMailMessage ソフトウェアアップデート管理固有の電子メールにアラータによって使用される、メッセージ部分。

AlerterSMTPServer 使用されるメールサーバのドメイン名/IP アドレス。

AlerterSMTPort SMTP サーバのアクセスに使用されるポート番号。

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8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します

8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します

8.5.1 構成設定の読み取り

Fujitsu サーバ(ここでは 172.17.167.199)のチェックとアップデートを開始する前に、このサーバの現在の構成設定を知っておく必要があります。この後、アップデートプロセスに必要なすべてのパラメータが正しく設定されているか、チェックします。

管理サーバで、次のように入力します。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 --user=Administrator --password=abc.123 -–getconfig --outputdir=outメインのアップデート構成パラメータがファイル out\172.17.167.199_CFG.txt に書き込まれます。

出力ファイルの内容は、次のようになります。

UpdRepositoryPath=C:\Program Files\Fujitsu\ServerViewSuite\Agents\Server Control\Data\EM_UPDATE\UpdateRepositoryUpdRepositoryAccess=1UpdUpdateCheckMode=0UpdDownloadMode=1UpdDownloadServerAddress=support.ts.fujitsu.comUpdDownloadRepositoryPath=DownloadManager/GlobalflashUpdDeleteBinaryAfterUpdate=0UpdScheduleDate=1440690300UpdScheduleFrequency=0UpdDownloadProtocol=0UpdAlertNewUpdates=1UpdAlertJobFinished=0HttpProxyServerUsage=2HttpProxyServerAddress=proxy.pdb.fsc.netHttpProxyServerPort=81#HttpProxyServerUserId=#HttpProxyServerPasswd=AlerterMailEnable=1AlerterMailSeverity=3AlerterMailSender=admin@gmail.comAlerterMailSenderDescription=admin_199AlerterMailRecipients=Erika.Mustermann@ts.fujitsu.com#AlerterMailRecipientsCC=AlerterUmMailSubject=ServerView Update Management Alert from

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8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します

$(HostName)AlerterUmMailMessage=Information from Update Management moduleof ServerView System Monitor:

$(UpdateMessage)Date: $(Date) $(Time)Host IPaddress: $(HostIPAddress)

AlerterSMTPServer=172.17.167.111AlerterSMTPort=25

8.5.2 構成設定の書き込み

getconfig オプションの出力をペースとして使用して、構成設定を修正できます。修正を終えるには、これらのパラメータを該当するサーバの構成スペースに書き戻す必要があります。

管理サーバで、次のように入力します。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt –setconfig=out\172.17.167.199_CFG.txt

これで、サーバの新しいアップデートおよびフラッシュアップデートコンポーネントをチェックする準備ができました。

8.5.3 アップデートステータスのチェック

コンポーネントをアップデートする前に、対応するFujitsu サーバに使用できる新しいアップデートがあるか、チェックする必要があります。このチェックは、次のようにして開始します。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --startcheck

このアップデートチェックの進行状況を、次のコマンドで監視できます。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --updcheckstatus

スクリプトから Done -OK または Done - Error が stdout に返されると、アップデートチェックが終了します。

チェックが失敗した場合、ログファイルをチェックして診断できます。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --getchecklog

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8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します

8.5.4 アップデートジョブの作成

アップデートチェックの後、使用できる新しいアップデートコンポーネントを、次のコマンドで読み取れます。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --difflist --outputdir=out

ファイル 'out\172.17.167.199_DIFF.txt' には、アップデートリポジトリでアップデートするための使用できる新しいコンポーネントのパスが格納されます。アップデートジョブを実行するための入力として使用されます。

このファイルを編集して行を削除すると、対応するコンポーネントは次のステップでアップデートされません。

8.5.5 アップデートジョブの実行と監視

アップデートの実行を開始するには、次のように入力します。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --startjob='out\172.17.167.199_DIFF.txt'

ここで、ファイル 'out\172.17.167.199_DIFF.txt' に記載されているコンポーネントがアップデートされます。

アップデート実行の進行状況は、次のコマンドで監視できます。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --updjobstatus

スクリプトから Done -OK または Done - Error が stdout に返されると、アップデート実行が終了します。

アップデートの結果ログファイルは、次のコマンドで読み取れます。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --getjoblog

アップデート実行でエラーが発生した場合、Fujitsu サーバをクリーンアップする必要があります。

svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_172.17.167.199.txt --cleanupjob

ServerView Update Management 221

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9 トラブルシューティング

9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ以下は、「ジョブ詳細」ダイアログボックスの「エラーテキスト」フィールドに表示されるエラーメッセージの概要です(96 ページの 「ジョブ詳細」ダイアログボックスを参照)。

各メッセージについて、エラーを解決するためのアクションの説明があります。

APPL_CURRENTLY_RUNNINGプログラム実行の内部的重複

アクションl 「ジョブ詳細」ダイアログで、「ログファイルを表示」をクリックします。

開いたログファイルには、選択したジョブの診断ファイルを含む zip ファイルへのハイパーリンクがあります。

l zip ファイルを保存して、弊社サポート担当者に送付します。

アップデートは正常に完了しても、インベントリマネージャのスケジュールタスクがこのサーバですでに実行中であるためにインベントリが作成されなかった場合 :

l インベントリと、リストされたアップデートをアップデートマネージャで確認します。

データがまだ古い場合 :

l インベントリマネージャ -「サーバリスト」タブ - 「インベントリ更新」ボタンで、手動でインベントリを作成します。

add job failedジョブの初期化エラー

cleanup failedジョブを削除できません

flash failed管理対象サーバのアップデート中のエラー

flash timeoutジョブ完了中のタイムアウト

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9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ

manager timeoutアップデートマネージャの時間超過

prepare update failedジョブ転送エラー

reboot failed管理対象サーバのブート中のエラー

アクション

l 「ジョブ詳細」ダイアログで、「ログファイルを表示」をクリックします。開いたログファイルには、選択したジョブの診断ファイルを含む zip ファイルへのハイパーリンクがあります。

l zip ファイルを保存して、弊社サポート担当者に送付します。

could not transfer job(s)ジョブの初期化エラー

pending jobsジョブが進行中、またはクリーンアップされていない

update process abortedCMS がブートされたため、アップデートプロセスが中止された

アクション

l CLEANUP 機能を実行してください(65 ページの クリーンアップウィザードを参照)。

l エラーが発生したジョブをコピーして、再起動します。

boot timeoutブートプロセス中のタイムアウト

timeout wait for boot inactiveUpdate エージェントのブート中のエラー

アクション

l BIOS のブートシーケンスを確認し、必要に応じて修正します。BIOS セットアップで、LAN/PXE をブートシーケンスの最初のエントリにしてください。

l 管理対象サーバをリブートします。

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9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ

agent offlineUpdate エージェントが見つからない

アクション

l 接続の問題を修正します。l これで解決しない場合は、Update エージェントを再インストールします。

Flash Canceled by Userユーザが「Flash Abort」ダイアログを「キャンセル」で中止した

アクション

l アップデートするサーバのユーザと相談した後、アップデートをリブートします(「ジョブの作成」または「ジョブのコピー」を使用)。

適用 :o オペレーティングシステムが Windows の管理対象サーバo 「Flash Abort」ダイアログで設定した GlobalFlash エージェント Win

<=V4.71.xxo ユーザが管理対象サーバのコンソールにログインして、「Flash Abort」ダイア

ログを「キャンセル」で中止しました。

jobs on same server not accepted: ”<ジョブ名>” is active

以前に開始したジョブがサーバですでに実行中

アクション

l 「ジョブの詳細」タブでこのサーバに関する実行中のジョブを確認します。l 実行中のジョブが終了するまで待機して、新しいジョブを開始します。

サーバにて以前のジョブが予期せず中断

アクション

l 手動でクリーンアップを実行します(「サーバ詳細」タブ - サーバを選択 -「クリーンアップ」をクリック)。

l クリーンアップジョブによってアップデートジョブと同じエラーが発生する場合は、管理用サーバで次の手順に従います。o ディレクトリ …\ServerView\ServerViewServices\scripts\ServerView\OnlineUpdate へ移動します。

o ファイル <server>.lck があることと、その内容を確認します。

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9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ

o エラーメッセージで示される <ジョブ名> がファイル <server>.lck 内にある場合は、このファイルを削除します。

job canceled by second failover高可用性クラスタの複数切り替えによるエラー

アクション

l 「クリーンアップ」を実行します。l ジョブをコピーして、再起動します。

ERROR_DC_DATAインベントリタスクによって発生した再スキャンエラー

アクション

l アプレットで、インベントリマネージャ - 「診断の管理」タブを選択し、インベントリログファイルを確認します。o ツリービューで対応するサーバ名を選択します。o テーブルで、説明 = イン弁織データのタスク「直ちに一度だけ」を選択し

ます。o ログの選択: 対応する日付を選択します。

選択したログファイルの内容は、下の出力フィールドに表示されます。o DB のステータスを確認します。

l DB のステータスに以下の値が報告される場合、インベントリは正常に作成されていますが、インベントリに変換されたデータが含まれています。o データステータス = Incompleteo メッセージ = Non-Ascii data converted

9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ認証情報がないなどの理由で Download Service が動作を停止すると、以下の状態になります。

l スケジュールされているダウンロードタスクが開始されないl 直ちに一度だけのタスクが実行中の状態のままになる

ServerView Update Management 225

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9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ

ServerView Download Service が再度開始された後、定義されたすべてのタスクが自動的に実行されます。

トラブルシューティングについては、227 ページの 設定ウィザードのエラーメッセージを参照してください。

以下は、「ログ」タブの「エラー」列に表示されるエラーメッセージの概要です(135 ページの 「ログ」タブを参照)。

各メッセージについて、エラーを解決するためのアクションの説明があります。

Server not in databaseこのタスクのサーバがデータベースにありません。ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されません。

Server not manageableこのタスクのサーバを管理できません。ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されません。

Unsupported server選択したサーバタイプにはダウンロードタスクがサポートされていません。ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されません。

No supported and manageable server in groupダウンロードタスクに割り当てられたサーバのグループに、サポートされる管理可能なサーバがありません。ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されません。

Task abortedダウンロードタスクが中止されました。ログファイルは作成されない場合があります。

Task aborted due to timeoutタイムアウトのため、ダウンロードタスクが中止されました。

Task time not determinedタスク時間を決定できません。ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されません。

Task time not in future定義されたタスク時間が現在以降ではないため、タスクが開始しません。ログファイルは作成されません。

タスクは開始しませんでした。タスクを開始できません。

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9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ

ログファイルは作成されません。

Another task for this server already started別のタスクがサーバのダウンロードを現在実行中です。ログファイルは作成されません。

Task settings invalidタスク設定が無効なため、タスクを開始できません。ログファイルは作成されません。

Initialization errorダウンロードアクションを正常に開始できませんでした。ログファイルは作成されません。考えられる理由 : ファイルシステムにアクセス許可がありません(workdir またはリポジトリディレクトリでのファイルおよびディレクトリの作成/移動)。

Download errorWeb サーバからのファイルのダウンロードが失敗しました。

Uncompression errorダウンロードしたファイルの展開に失敗しました。

Network problemsネットワークの問題により、Web サーバからのファイルのダウンロードが失敗しました。

Update check not startedアップデートのチェックの開始が失敗しました。

Unsupported Server Modelサーバモデルがサポートされていません。

No/Illegal Agent管理対象ノードの Update エージェントがないか、無効です。

Missing Inventoryインベントリがありません。

Remote Access to Repository failedリポジトリへのリモートアクセスが失敗しました。

Update Check Failedアップデートのチェックが失敗しました。

9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ設定タスクを有効にした後、以下のエラーメッセージが表示されることがあります。

ServerView Update Management 227

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9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ

設定タスクは中央管理用サーバ上で開始されていません。ServerView DownloadService の停止を確認し、サービスを再起動してください。詳細については、ソースが"ServerView Update Manager" のシステムイベントログのメッセージを見てください。ServerView Download Service にServerViewDB データベースにアクセスするための権限がない可能性があります。

Windows CMS でのトラブルシューティング方法 :1. イベントビューアでエントリを探します。

Windows ログ - アプリケーション >ソース ServerView Update Manager および MSSQL$SQLSERVERVIEW

以下のようなメッセージを持つエントリがある場合

Login failed for user '…….'.[CLIENT: <local machine>]

または

Application=DownloadService

Function=resetRepositoryState

resetRepositoryState: am_openDB failed, errMsg=[Microsoft][SQLNative Client][SQL Server]Login failed for user '……..'.

ServerView Download Service にはデータベース ServerViewDB にアクセスする認証情報がありません。

この場合、

1. ServerView Download Service を停止します。2. ServerView Download Service のログオンユーザの認証情報を18 ページ

の 中央管理用サーバ(CMS)での要件18 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での要件の「アップデート管理ログオン」の項に記載されているように参照してください。

3. DownloadServer.exe プロセスがまだ実行中かどうか、タスクマネージャで確認します。プロセスはデータベースへの接続を数回再試行し、停止するまで 15 分程度かかります。

4. DownloadServer.exe をタスクマネージャで停止させるか、または実行が停止するまで待機します。

5. 新しい認証情報を使用して ServerView Download Service を再起動します。

2. その他のエラー状態の場合、ServerView Download Service を再び開始します。

Linux CMS でのトラブルシューティング方法 :

/var/log/messages でソースが ServerView Update Manager のエラーエントリを見つけて、ServerView Download Server を再起動します。

ネットワークドライブ上のリポジトリを使用する Linux 管理用サーバ

cifs タイプでマウントされた ntfs ファイルシステムでのエラーの場合

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9.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージ

(Samba。SLES11 SP1、RHEL6 で発生)

Samba のマウントでは、Linux のカーネルバージョン/Samba バージョン/ファイルシステムのサイズに応じて、64 ビットファイルポインタを使用することがあります。これによって、32 ビットアプレットに問題が発生することがあります。

リポジトリの内容が正しくても、「設定ウィザード」 - 「既存のリポジトリを使用」 - 「ネットワークドライブ上のリポジトリ」での値の設定中に、次のエラーが発生する可能性があります。

エラー「Remote path <value> does not contain repository」

解決策 :

追加オプション -o noserverino をネットワークドライブのマウントに使用します。

ローカル DVD ドライブを DVD からのリポジトリの初期化に使用した、OS=RHEL6 の管理用サーバ

リポジトリを DVD から初期化する場合、DVD を読み取るための適切な権限がないため、失敗することがあります。

マウントポイント自体とそのディレクトリには、ユーザ svuser に対する読み取りアクセス権が必要です。

DVD をローカル DVD ドライブに挿入したとき、オートマウンタが自動的に/media/<DVD volume> にマウントします。

1. このディレクトリの権限を確認します。

ユーザ root についてのみ読み取り権限がある場合

1. DVD ドライブをアンマウントします。2. DVD ドライブをコマンド mount -t iso9660 -o

ro,users,uid=svuser,gid=svgroup <device> <mountpoint> で再度マウントします。

9.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージリポジトリマネージャでアクションを有効にした後、以下のエラーメッセージが表示されることがあります。

リポジトリのタスクは中央管理用サーバ上で開始されていません。ServerViewDownload Service の停止を確認し、サービスを再起動してください。詳細については、ソースが "ServerView Update Manager" のシステムイベントログのメッセージを見てください。ServerView Download Service にServerViewDB データベースにアクセスするための権限がない可能性があります。

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9.5 シングルサインオンの問題

リポジトリマネージャからのタスクは、中央管理用サーバの ServerViewDownload Service から実行されます。このエラーメッセージは、ServerViewDownload Service が動作を停止すると発生します。

トラブルシューティングの詳細については、227 ページの 設定ウィザードのエラーメッセージを参照してください。

9.5 シングルサインオンの問題ServerView Operations Manager V5.0 以上と ServerView Update Agent V5.0以上(アカウントチェックで設定)

管理対象サーバ上でのマネージャ証明書を検証するステップが失敗した場合(リクエスタとプロバイダ間の通信、リモートコネクタサービス)、管理対象サーバのアクセスステータスは「不許可」に設定され、ログオンによる認証(ユーザ/パスワード)が使用されます。

9.6 ログオンに関する問題状況

VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムでは、パスワードチェックが失敗して次のメッセージが表示された場合:

"<server name>" returns: "cannot connect to target system"

解決方法

次の手順に従います。

1. VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムで、要件が満たされているかどうか確認します。

2. ServerView Operations Manager のリリースノートの「アップデート管理 (ダウンロードマネージャを含む)」の章で、以下の項を参照します。

l ESXi システム上での iRMC ファームウェアアップデートl Update of BIOS on ESXi Systems

9.7 ツリー構造のエントリの問題管理対象サーバがアップデートマネージャ/ダウンロードマネージャのツリー構造に表示されました。

チェックを実行した後、管理対象サーバはツリー構造に表示されなくなります。

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9.8 コンポーネントに関する問題

考えられる理由

管理対象サーバのマネジメントコントローラが機能していません。

発生する問題

1. シャーシのインベントリの値が N/A になります。

これはアプレット インベントリマネージャ - インベントリ表示で確認できます。

2. サポートするモデルのチェックからサポートされていないモデルが返されます。

管理対象サーバがアップデートマネージャ/ダウンロードマネージャのツリー構造から削除されます。

解決方法

管理対象サーバのマネジメントコントローラを修復します。

9.8 コンポーネントに関する問題状況l マネジメントブレードを 2 台搭載する BXxxxl これらのマネジメントブレードのうちの 1 台がデグレードした。

解決方法

マネジメントブレードのファームウェアをアップデートする前に以下を行います。

1. デグレードしたマネジメントブレードを修理する。

または1. デグレードしたマネジメントブレードをシャーシから取り外す。2. BXxxx のインベントリをもう一度収集する。

状況l Linux オペレーティングシステムの管理対象ノード。l インベントリがないため、ファイバーチャネルコントローラのファームウェア

アップデートが提供されない。

解決方法

「13 ページの 管理対象サーバでの要件」で、「インベントリ」、「ファイバーチャネルコントローラ(Emulex)」、「Linux オペレーティングシステム」の項を参照してください。

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9.9 ファイバーチャネル(FC)コントローラの問題

9.9 ファイバーチャネル(FC)コントローラの問題状況

Linux オペレーティングシステムの管理対象ノード。

インベントリがないため、ファイバーチャネルコントローラのファームウェアアップデートが提供されない。

解決方法

管理対象サーバの要件を満たしているか確認します(13 ページの 管理対象サーバでの要件の項を参照)。

9.10 定期ダウンロードタスクのログファイルの問題状況

「ダウンロードサーバタスクの追加」ダウンロードボックスの「ログデータの履歴」で「前回分のみ」を選択しても、内部サーバグループ(VMware またはブレードサーバなど)の、定期ダウンロードタスクに関連するすべてのログファイルが保存されました。

解決方法

ダウンロードマネージャを使用して、内部サーバグループのログファイルを削除します。「ログ」タブのテーブルで削除するログファイルを選択して「削除」をクリックします。

9.11 管理対象ノードのイベント ID 2370イベント ID 2370 関連

Windows: イベントビューア

Linux: /var/log/messages

/var/log/fujitsu/ServerViewSuite/SCS/log.SVRemoteConnector

警告 : SSL が「ハンドシェイクテスト」に関するエラーを送信します。このリクエストは無視されます。暗号化されていないか、認証に関する問題があります。詳細な技術情報については、以下のデータを参照してください。

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9.12 アップデートマネージャを使用しないインストール/アンインストール

IP=<ipadr>

SOAP-ENV:Receiver

SSL_ERROR_SSL

エラー:140890B2:SSL ルーチン:SSL3_GET_CLIENT_CERTIFICATE:証明書が返されなかった

SSL_accept() が soap_ssl_accept() で失敗

アップデート管理によって、管理対象ノードでイベント ID 2370 が発生した

構成要件 :

CMS :

l ServerView アップデートマネージャ Win/LX(ServerView OperationsManager のアプレット)V 5.0 以降(1.06 より新しい Remote ConnectorService を含む)

管理対象ノード :

l ServerView Agent Win/LX V 5.0 以降(1.06 より新しい RemoteConnector Service を含む)

l ServerView Update Agent Win/LX V 5.0 以降 (アカウントチェックを使用して設定)

l CMS の証明書が管理対象ノードにインストールされていません。

(=>アップデートマネージャ : エージェントアクセス = この管理対象ノードで認証されていない。)

それらのサーバでイベント ID 2370 を回避するには :

l 管理対象ノードに CMS の証明書をインストールします(IP アドレスはイベント ID のエントリの内容)。

またはl このサーバが必要ない場合、CMS の所有者はアプレット サーバリストから削除

します

9.12 アップデートマネージャを使用しないインストール/アンインストール推奨 : ServerView Update Manager を使用してアップデート可能なコンポーネントをアップデートします。

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9.12 アップデートマネージャを使用しないインストール/アンインストール

アップデートマネージャを使用せずにアップデート可能なコンポーネントをアップデートした場合は、次の指示に従って、ServerView Operations Manager データべース(アップデートマネージャ、インベントリマネージャ など)内のデータをアップデートしてください。

PRIMERGY Support Package(PSP)に含まれる「ドライバと追加プロダクト」:

1. 管理対象ノード(PSPに関する)のリポジトリをアップデートします。

ServerView Update Agent/GlobalFlash Agentを再起動します(暗黙的にPrimeUp -reginit が実行されます)。

または

ディレクトリ <inst-path>\PrimeUp\current\FSC_SCAN へ移動してPrimeUp -reginit を呼び出します。

2. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。

Windows の ServerView Agent: エージェントを再起動します。

3. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行されます)。

インベントリマネージャ : インベントリを更新します。

Firmware/BIOS

1. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。

Windows: Windows の ServerView Agents:

エージェントを再起動します。

Linux: Linux の ServerView Agents :

sh /etc/init.d/SVforceVV.sh

2. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行されます)。

インベントリマネージャ : インベントリを更新します。

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9.12 アップデートマネージャを使用しないインストール/アンインストール

ServerView Update Agent Windows <=V4.81.02、Linux <=V4.80-07/GlobalFlash エージェント Win/Linux <=V4.71.01

1. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。

Windows: Windows の ServerView Agents:

エージェントを再起動します。

Linux: Linux の ServerView Agents :

sh /etc/init.d/SVforceVV.sh

2. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行されます)。

インベントリマネージャ : インベントリを更新します。

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