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Page(s): 1/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バック ボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより 動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。 Article ID: NVSI-050109JP Created: 2006/2/7 Revised: -- Solaris / PRIMECLUSTER 環境における Oracle Database10g Real Application Clusters バックアップ動作検証 1. 検証目的 Solaris 上で稼動する Oracle Database10g Real Application Clusters(以下 Oracle10g RAC)環境において、 NetVault を使用し Oracle データベースのバックアップが問題なく行えることを確認するために検証を行います。 ※検証は、RAC を構成するマシンの OS として Solaris、クラスタウェアに PRIMECLUSTER を使用した環境で Oracle10g RAC Enterprise Edition により構成されています。また、すべてのデータは ETERNUS6000 上に用 意された富士通提供の GDS を使用した Raw Device 上に表領域を作成しています。 2. 検証環境 2.1 構成図 2.2 ハードウェア構成 (1) DB サーバ 2-1 ハードウェア構成(DB サーバ) [fdb3-3:Node1] メーカー 富士通 機種 PRIMEPOWER1500 CPU SPARC64-V 1889MHz x4 メモリ 20GB 内蔵ディスク容量 36GB(U160,10000rpm) FC Card Fujitsu PW-008-FC3 Fujitsu PRIMERGY RX-300 Fujitsu PRIMEPOWER1500 Fujitsu PRIMEPOWER1500 Fujitsu ETERNUS 6000 VTL

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Page(s): 1/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

Article ID: NVSI-050109JPCreated: 2006/2/7 Revised: --

Solaris / PRIMECLUSTER 環境における Oracle Database10g Real Application Clusters

バックアップ動作検証

1. 検証目的

Solaris 上で稼動する Oracle Database10g Real Application Clusters(以下 Oracle10g RAC)環境において、

NetVault を使用し Oracle データベースのバックアップが問題なく行えることを確認するために検証を行います。 ※検証は、RAC を構成するマシンの OS として Solaris、クラスタウェアに PRIMECLUSTER を使用した環境で

Oracle10g RAC Enterprise Edition により構成されています。また、すべてのデータは ETERNUS6000 上に用

意された富士通提供の GDS を使用した Raw Device 上に表領域を作成しています。 2. 検証環境

2.1 構成図 2.2 ハードウェア構成 (1) DB サーバ

表 2-1 ハードウェア構成(DB サーバ) [fdb3-3:Node1] メーカー 富士通 機種 PRIMEPOWER1500 CPU SPARC64-V 1889MHz x4 メモリ 20GB 内蔵ディスク容量 36GB(U160,10000rpm) FC Card Fujitsu PW-008-FC3

Fujitsu PRIMERGY RX-300

Fujitsu PRIMEPOWER1500Fujitsu PRIMEPOWER1500

Fujitsu ETERNUS 6000

VTL

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Page(s): 2/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

表 2-2 ハードウェア構成(DB サーバ) [fdb3-4:Node2] メーカー 富士通 機種 PRIMEPOWER1500 CPU SPARC64-V 1889MHz x4 メモリ 20GB 内蔵ディスク容量 36GB(U160,10000rpm) FC Card Fujitsu PW-008-FC3

(2) バックアップ・サーバ

表 2-3 ハードウェア構成(バックアップ・サーバ) [fbk1] メーカー 富士通 機種 PRIMERGY RX-300 CPU Intel Xeon 3.2GHz x2 メモリ 6GB 内蔵ディスク容量 RAID5 構成 440GB SCSI Card Adaptec ASR-2010S

(3) ディスク

表 2-4 ハードウェア構成(ディスク) [ETERNUS 6000] メーカー 富士通 機種 ETERNUS 6000 I/F FC

2.3 ソフトウェア構成

表 2-5 ソフトウェア構成 [fdb3-3] ホスト fdb3-3 OS Solaris 9 DB Software Oracle10g R10.1.0.4:ORACLE_SID=test1 Cluster Software PRIMECLUSTER 4.1A30 Backup Software NetVault 7.1.1 R2004AUG19-CHIEF Oracle RMAN APM v3.701

表 2-6 ソフトウェア構成 [fdb3-4] ホスト fdb3-4 OS Solaris 9 DB Software Oracle10g R10.1.0.4:ORACLE_SID=test2 Cluster Software PRIMECLUSTER 4.1A30 Backup Software NetVault 7.1.1 R2004AUG19-CHIEF Oracle RMAN APM v3.701

表 2-7 ソフトウェア構成 [fbk1] ホスト fbk1 OS Red Hat Enterprise Linux AS3 Update2 Backup Software NetVault 7.1.1 R2005FEB10-CHIEF

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Page(s): 3/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

2.4 ディスク構成

表 2-8 パーティション構成 [fdb3-3] パーティション Type マウントポイント/Raw Device 使用 /dev/sfdsk/RootClass1/dsk/rootVolume ufs / /dev/sfdsk/RootClass1/dsk/backupVolume ufs /backup /dev/sfdsk/RootClass1/dsk/homeVolume ufs /export/home /dev/sfdsk/acm/dsk/vol1 ufs /acm_a /dev/sfdsk/db31/dsk/vol1 ufs /arc/ora/node1 /dev/sfdsk/test/rdsk/ 以下のデバイスファイル

Shared: Raw

すべて Raw Device 使用になります。詳

細な用途については 2.5 Oracle 構成にて

確認してください。

表 2-9 パーティション構成 [fdb3-4] パーティション Type マウントポイント/Raw Device 使用 /dev/sfdsk/RootClass2/dsk/rootVolume ufs / /dev/sfdsk/RootClass2/dsk/backupVolume ufs /backup /dev/sfdsk/RootClass2/dsk/homeVolume ufs /export/home /dev/sfdsk/db32/dsk/vol1 ufs /arc/ora/node2 /dev/sfdsk/test/rdsk/ 以下のデバイスファイル

Shared: Raw

すべて Raw Device 使用になります。詳

細な用途については 2.5 Oracle 構成にて

確認してください。

表 2-10 パーティション構成 [fbk1] パーティション Type マウントポイント/Raw Device 使用 /dev/sda1 ext3 /boot /dev/sda2 exit3 / /dev/sda3 exit3 /var /dev/sda6 exit3 /backup

2.5 Oracle 構成

表 2-11 Oracle 構成 設定内容 設定値 Oracle SID test1 (fdb3-3)

test2 (fdb3-4) NLS_LANG Japanese_Japan.JA16EUC ORACLE_HOME /opt/oracle10/app/oracle/product/10.1.0/db データ・ファイル SYSTEM /dev/sfdsk/test/rdsk/system TEMP /dev/sfdsk/test/rdsk/temp01 UNDO01 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_1

/dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_2 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_3 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_4

UNDO02 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_1 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_2 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_3 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_4

FST_DAT /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat01 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat02 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat03 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat04 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat05 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat06 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat07 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat08 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat09

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/dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat10 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat11 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat12 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat13 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat14 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat15 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat16 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat17

FST_IDX /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx01 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx02 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx03 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx04 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx05 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx06 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx07

SYSAUX /dev/sfdsk/test/rdsk/sysaux アーカイブ・ログ /arc/ora/node1/%t_%s_%r.dbf

/arc/ora/node2/%t_%s_%r.dbf 制御ファイル /dev/sfdsk/test/rdsk/control01

/dev/sfdsk/test/rdsk/control02 Init ファイル /opt/oracle/app/oracle/product/10.1.0/db1/dbs/

spfilereplica.ora.20050914 サーバパラメータファイル /dev/sfdsk/test/rdsk/spfile パスワードファイル /dev/sfdsk/test/rdsk/pwfile オンライン REDO ログ /dev/sfdsk/test/rdsk/redo1_1

/dev/sfdsk/test/rdsk/redo1_2 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo1_3 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo1_4 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo1_5 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo2_1 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo2_2 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo2_3 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo2_4 /dev/sfdsk/test/rdsk/redo2_5

(1) Oracle10g RAC 構成について

すべての構成は、Solaris 環境における標準的な導入方法に基づいており、検証前に事前にアーカイブ・ログ

の構成が行われています。 (2) テスト・データ作成

tablespace FST_DATA 上に約 12 万件のテスト・データを登録しています。

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3. NetVault インストール

3.1 NetVault インストール 通常の手順に従って、cab3-3 および cab3-4 には、NetVault Client を、fbk1 には NetVault Server のインストー

ルを実行します。その後、NetVault Server の Client Management より cab3-3 および cab3-4 の各ノードのマシ

ンを登録します。なお、本環境ではバックアップ LAN セグメントとして異なるホスト名が割り当てられており、fdb3-3 には fdb3-b3 が、また fdb3-4 には fdb3-b4 が NetVault マシン名として登録されています。ドキュメントの記載

は混在していますが、同じものとして考えてください。 図 3-1 NetVault クライアント管理登録

3.2 デバイス登録 デバイス管理より、テープデバイスの登録を行います。本検証ではテープ装置ではなく、ディスク上に作成した仮

想テープライブラリの機能を使用しました。 図 3-2 仮想テープライブラリの追加

3.3 Oracle RMAN APM インストール クライアント管理画面で、”Clients”で表示される各ノードの DB サーバの NetVault Machine 名を右クリックし、”ソフトウェアのインストール”を選択して、必要な APM をインストールします。

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図 3-3 Oracle RMAN APM インストール

APM をインストール後、Oracle インスタンスを一度シャットダウンし、リンク設定を行います。なお、シャットダウン

は、APM をインストールするノードだけで必要となります。詳細な手順については、Oracle RMAN APM に関する

ユーザーズ・ガイドをご参照ください。 ※ リンク設定

fdb3-3% cd $ORACLE_HOME/lib

fdb3-3% ln -s /usr/netvault/lib/orasbt64.so orasbt.so

fdb3-3% ln -s orasbt.so libobk.so

fdb3-4% cd $ORACLE_HOME/lib

fdb3-4% ln -s /usr/netvault/lib/orasbt64.so orasbt.so

fdb3-4% ln -s orasbt.so libobk.so APM のインストールおよびリンク設定は、対象ノード毎に行う必要があります。次に、NetVault クライアント側の

CLI から rman を使用して、バックアップやリストアを実行するために、NetVault サーバ側で nvpluginaccess コマ

ンドを使用して、クライアントに対する許可の設定を行う必要があります。例では、fdb3_b3 と fdb3_b4 の 2 つの

ノードに対して設定を行っています。 ※ nvpluginaccess の設定

[root@fbk1 root]# cd /usr/netvault/util/

[root@fbk1 util]# ./nvpluginaccess -remove -client fdb3_b3

Removed client stanza 'fdb3_b3'

[root@fbk1 util]# ./nvpluginaccess -remove -client fdb3_b4

Removed client stanza 'fdb3_b4'

[root@fbk1 util]# ./nvpluginaccess -client fdb3_b3 -account default

Please select a plugin you wish to allow client 'fdb3_b3' to access:

1) Informix plugin

2) Oracle RMAN plugin

3) Informix and Oracle RMAN plugins

4) Specify plugin name

2

Please enter the password for the account 'default':

Successfully added client 'fdb3_b3'

[root@fbk1 util]# ./nvpluginaccess -client fdb3_b4 -account default

Please select a plugin you wish to allow client 'fdb3_b4' to access:

1) Informix plugin

2) Oracle RMAN plugin

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3) Informix and Oracle RMAN plugins

4) Specify plugin name

2

Please enter the password for the account 'default':

Successfully added client 'fdb3_b4' すべての設定終了後、バックアップウィンドウから各ノードの Oracle RMAN APM の設定を行います。APM 名を

ダブルクリックすることで、データベースの追加画面になります。 図 3-4 Oracle RMAN APM アイコン

データベースの追加画面では、それぞれ必要な内容を記述していきます。Init File の項目では、ファイルとしてバ

ックアップが必要なものを”,”(カンマ)区切りで記述できます。例では、test1 インスタンスの PFILE を指定していま

すが、その他必要なものを適宜記述するようにしてください。なお、Raw Device は指定することができません。 図 3-5 オラクルデータベースの追加

表 3-1 Oracle RMAN APM 設定項目 項目 内容 SID インスタンス毎の SID Home ORACLE_HOME RMAN RMAN 実行ファイルパス(※) Init File 初期化パラメータファイル等 Owner Oracle User Group Oracle Group Select NLS_LANG NLS_LANG

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※RMAN の実行ファイルパスについて Oracle10g RAC 環境下で 2 ノード以上のインスタンスが稼動した状態で、RMAN によるバックアップを実行する

と、ora_pz<SLAVE_NAME>_<SID>という名称でシングルインスタンス構成とは異なるバックグラウンド・プロセ

スが RMAN により実行されます。

$ ps -ef|grep ora_pz

oracle 24499 1 0 20:42:02 ? 0:00 ora_pz97_test1

oracle 22549 1 0 20:40:29 ? 0:00 ora_pz99_test1

oracle 24501 1 0 20:42:02 ? 0:00 ora_pz96_test1

oracle 24497 1 0 20:42:02 ? 0:00 ora_pz98_test1

oracle 25786 9283 0 20:43:03 pts/5 0:00 grep ora_pz これらのプロセスは、パラレル実行のためのスレーブプロセスであり、メインであるサーバプロセスの処理が正常

に終了後も、元のプロセスとの関係が一旦リセットされた後に、別のサーバプロセスからの要求を待つように待機

状態になることが確認されています。待機状態であることは、v$ps_slave ビューによって SLAVE_NAME と

STASU 列によって確認が可能です。

SQL> select slave_name, status from v$pq_slave;

SLAV STAT

---- ----

PZ96 IDLE

PZ97 IDLE

PZ98 IDLE

PZ99 IDLE NetVault は、RMAN プロセスから起動された全ての子プロセスが終了するのを待ち続けるため、RMAN による

バックアップが完了しても NetVault のバックアップジョブが完了しない場合があります。この問題を回避するため

に、rman.sh というシェルスクリプトを作成し、その中から rman コマンドを実行するようにします。RMAN 実行ファ

イルパスには、rman.sh ファイルのパスを指定します。

$ vi $ORACLE_HOME/bin/rman.sh $ chmod a=rx $ORACLE_HOME/bin/rman.sh

rman.sh の内容

#!/bin/csh

$ORACLE_HOME/bin/rman $*

exit $status

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4. バックアップ運用方式について

(1) バックアップ取得方法 1 つのノードから NetVault Server に接続されたテープ装置にネットワーク経由にてバックアップを実行。

(2) バックアップ対象ファイル データ・ファイル [共有ストレージ:Raw Device] アーカイブ・ログ・ファイル [ローカル:お互いのログを NFS マウント] 制御ファイル [共有ストレージ:Raw Device] サーバパラメータファイル[共有ストレージ:Raw Device] 初期化パラメータファイル [ローカル] オンライン REDO ログ [共有ストレージ:Raw Device] (オフラインの場合のみ取得) その他必要に応じて取得(プログラムファイル等) [ローカル]

(3) バックアップ運用方式

オフライン・バックアップ (Raw Device Plugin, File System Plugin 使用) オンライン・バックアップ (Oracle RMAN APM 使用)

(4) リカバリ・カタログに関する注意

RMAN(Recovery Manager)を使用してバックアップされたデータに関する情報は、カレント制御ファイルまた

はリカバリ・カタログに格納されます。RMAN 使用時にリカバリ・カタログを使用する際には、リカバリ・カタロ

グ自身を RAC 構成とは異なる Oracle サーバへの格納や、そのバックアップを行うことが必要となります。そ

の他一般的なバックアップに関する注意事項は、通常のスタンドアロンの Oracle 環境と違いはありません。

本検証では制御ファイルを使用して実施されています。制御ファイルを使用する場合には、カタログデータの

保持期間が標準では短い事や、別途制御ファイル自身のバックアップについて検討する必要があることに注

意してください。

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5. オフライン・バックアップ すべてのノードにて Oracle のインスタンスをすべて停止した状態にて、オフライン・バックアップを実行します。ノ

ード毎に固有のファイルについては、個別に取得を行います。バックアップ終了後、再びインスタンスを起動します。

fdb3-3% sqlplus "/ as sysdba"

SQL*Plus: Release 10.1.0.4.0 - Production on 木 9 月 22 10:20:21 2005

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle. All rights reserved.

Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.1.0.4.0 - 64bit Production

With the Partitioning, Real Application Clusters and Data Mining options

に接続されました。

SQL> shutdown immediate;

データベースがクローズされました。

データベースがディスマウントされました。

ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。 もう一方のノード側もすべてシャットダウンします。

fdb3-4% sqlplus "/ as sysdba"

SQL*Plus: Release 10.1.0.4.0 - Production on 木 9 月 22 10:20:54 2005

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle. All rights reserved.

Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.1.0.4.0 - 64bit Production

With the Partitioning, Real Application Clusters and Data Mining options

に接続されました。

SQL> shutdown immediate;

データベースがクローズされました。

データベースがディスマウントされました。

ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。

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5.1 Raw Device Plugin を使用したオフライン・バックアップ 今回の検証ではデータ・ファイル、制御ファイル、オンライン REDO ログファイルの格納先として、共有ディスク上

の Raw Device を使用しました。そのため NetVault でバックアップを行う際には、Raw Device プラグインを使用

し、キャラクタデバイスを指定してバックアップを行います。 図 5-1 Raw Device Plugin を使用したオフライン・バックアップ

5.2 File System Plugin を使用したオフライン・バックアップ アーカイブ・ログ・ファイル、初期化パラメータファイル、プログラムファイルに関しては File System 上に作成され

るため、File System Plugin にて取得します。 図 5-2 NetVault File System バックアップ

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5.3 Raw Device Plugin を使用したリストア リストア時は、Oracle であることを意識せずに単なる Raw Device イメージとしてのリストアを実行するだけです。

その際には、必ずすべてのノードで Oracle インスタンスを停止している必要があります。 各リストアを行う際に、リストアするデバイスファイルを変更することが可能です。 図 5-3 NetVault Raw Device リストア

5.4 File System Plugin を使用したリストア 図 5-4 NetVault File System リストア

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7. オンライン・バックアップ (Oracle RMAN APM 使用)

7.1 バックアップ Oracle RMAN APM を使用して対象をすべて選択し、バックアップを実行します。 図 7-1 Oracle RMAN バックアップ

※検証で使用した Oracle RMAN APM v3.701 については、バックアップが失敗する場合があることが分かって

います。回避策がありますので、その詳細についてはホームページ上の Errata 情報を参照してください。Set Database Password を行うことで、問題が発生しなくなります。

Errata 番号: NVE00035 Set Database Password を実行しないと Oracle RMAN APM のバックアップが失敗することがある http://www.bakbone.co.jp/support/errata/nve00035.html

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7.2 バックアップ・オプション 各バックアップ・オプションは、RMAN で指定されるオプションに準拠しており、運用形態に合わせて選択します。

各項目の詳細については、Oracle RMAN APM のユーザーズ・ガイドを参照してください。本検証では、Backup Type の指定だけが選択されています。複数ドライブ搭載のテープライブラリや、VTL(仮想テープライブラリ)を使

用することで、複数チャネルを使用したパラレル処理が可能になります。 図 7-2 Oracle RMAN APM バックアップ・オプション

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7.3 リストア RMAN のリストアはすべて、Oracle 側の Recovery Manager から操作を行います。NetVault の Restore 画面

からは、Backup Piece 名を確認することが可能です。 また、それぞれの項目をダブルクリックすることで、リスト

ア対象となるデータの詳細を確認し、リストアを GUI から実施することが可能です。 図 7-3 Oracle RMAN APM リストア選択

リストアオプションでは、必ずターゲット・データベースのパスワードを必ず入力するようにします。デフォルトでは

ブランクになっています。また、リカバリ・カタログを使用してバックアップした場合には、リストア時にも”Use Catalog”にチェックを入れ、必要項目を入力します。今回は使用していないためブランクです。 図 7-4 Oracle RMAN APM リストアオプション

また RMAN の list backup によっても、詳細なバックアップの結果を確認することが可能です。RMAN のコマンド

を使用してリストアを行うことで、NetVault GUI からは指定できない RMAN のさまざまなオプションを利用するこ

とができます。

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$ rman target / nocatalog

Recovery Manager: Release 10.1.0.4.0 - 64bit Production

Copyright (c) 1995, 2004, Oracle. All rights reserved.

ターゲット・データベース: TEST (データベース ID=3784217338)に接続されました

リカバリ・カタログのかわりにターゲット・データベース制御ファイルを使用しています

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト

===================

BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time 終了時刻

------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------

8 Full 2G SBT_TAPE 02:11:53 05-09-21

BP キー: 8 ステータス: AVAILABLE 圧縮: NO タグ: TAG20050921T203306

ハンドル: fbk1:#443:fdb3_b3:14_569622787:TEST_1127302383 メディア:

バックアップ・セット 8のデータ・ファイルのリスト

File LV Type Ckp SCN Ckp 時刻 Name

---- -- ---- ---------- -------- ----

1 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/system

2 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_1

3 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/sysaux

4 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat01

5 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_1

6 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx01

7 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx02

8 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat02

9 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx03

10 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx04

11 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat03

12 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx05

13 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat04

14 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx06

15 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat05

16 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_idx07

17 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat06

18 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_2

19 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_3

20 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat07

21 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo01_4

22 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat08

23 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_2

24 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat09

25 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_3

26 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat10

27 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/undo02_4

28 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat11

29 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat12

30 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat13

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31 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat14

32 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat15

33 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat16

34 Full 4986722 05-09-21 /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat17

BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time 終了時刻

------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------

9 Full 10M SBT_TAPE 00:00:04 05-09-21

BP キー: 9 ステータス: AVAILABLE 圧縮: NO タグ: TAG20050921T203306

ハンドル: fbk1:#443:fdb3_b3:15_569630702:TEST_1127302383 メディア:

含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 5009928 Ckp 時間: 05-09-21

SPFILE も含まれます: 修正時間: 05-07-29

BS キー サイズ デバイス・タイプ経過時間終了時刻

------- ---------- ----------- ------------ --------

10 37M SBT_TAPE 00:00:05 05-09-21

BP キー: 10 ステータス: AVAILABLE 圧縮: NO タグ: TAG20050921T224528

ハンドル: fbk1:#443:fdb3_b3:16_569630728:TEST_1127302383 メディア:

バックアップ・セット 10 のアーカイブ・ログのリスト

Thrd Seq Low SCN Low 時刻 Next SCN Next Time

---- ------- ---------- -------- ---------- ---------

1 25 4949992 05-09-21 4950480 05-09-21

1 26 4950480 05-09-21 4977134 05-09-21

1 27 4977134 05-09-21 4978897 05-09-21

1 28 4978897 05-09-21 4978919 05-09-21

1 29 4978919 05-09-21 5009947 05-09-21

1 30 5009947 05-09-21 5009983 05-09-21

2 19 4950008 05-09-21 4950470 05-09-21

2 20 4950470 05-09-21 4978900 05-09-21

2 21 4978900 05-09-21 4978945 05-09-21

2 22 4978945 05-09-21 5009951 05-09-21

2 23 5009951 05-09-21 5009989 05-09-21

BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time 終了時刻

------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------

11 Full 10M SBT_TAPE 00:00:03 05-09-21

BP キー: 11 ステータス: AVAILABLE 圧縮: NO タグ: TAG20050921T224537

ハンドル: fbk1:#443:fdb3_b3:17_569630737:TEST_1127302383 メディア:

含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 5010212 Ckp 時間: 05-09-21

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7.5 異なるノードへのリストア fdb3-b3 で取得したバックアップデータを異なる fdb3-b4 でリストアする場合には、fdb3-b4 側で Oracle RMAN APM への事前設定が必要になります。まず、バックアップウィンドウ画面から、Oracle RMAN APM を開かずに、

右クリックメニューから Configure を選択します。 図 7-6 Oracle RMAN APM Configure

Oracle RMAN APM の Configure ウィンドウで、設定に応じた内容に変更します。例えば、NetVault Serverが”fbk1”で、”fdb3-b3”のノードから Oracle RMAN APM にてバックアップしたデータを”fdb3-b4”のノードへリスト

アする場合には、”Default NetVault Server”, ”Do Restore from NetVault Server”に NetVault Server 名であ

る”fbk1”を、また”Restore Backup Taken from NetVault Client”に”fdb3-b3”とバックアップした際の NetVault Client 名を入力します。ORACLE_SID ではありませんので注意します。 図 7-7 Oracle RMAN APM 詳細設定

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表 7-1 Oracle RMAN APM Configure 設定項目 項目 内容 RMAN Utility Connection Timeout (min.) RMAN のコネクション・タイムアウト Default Oracle Account 標準の Oracle アカウント Default Recovery Catalog Service Name 標準で使用するリカバリ・カタログ・サービス名 Default Recovery Catalog Account 標準で使用するリカバリ・カタログのアカウント名 Default NetVault Server 標準で使用する NetVault Server Do Restore from NetVault Server リストアに使用する NetVault Server Restore Backup taken from NetVault Client 異なるノードの NetVault Client 名 Slave Connection Timeout (0= Never) スレイブ・コネクションのタイムアウト Select Default NS_LANG NLS_LANG

Configure の設定後、元の NetVault Client としてのバックアップデータを指定します。リストア先が新しいクライア

ントになるため、クライアント指定のタブで選択をします。同じサーバにリストアする際にはクライアント指定は必須

ではありませんが、他のサーバにリストアするため注意します。 図 7-8 Oracle RMAN APM リストア指定詳細とクライアント指定

また、オプションタブで忘れずにターゲットサービス(データベース)の変更を行います。例では、元々test1 であっ

たサービス名を test2 に書き換え、そのサービスのアカウントとパスワードを入力します。また、リカバリ・カタログ

使用時にはその指定も行います。

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図 7-9 Oracle RMAN APM リストアオプション設定

リストア完了後、リカバリ処理を行うことになりますが、その後の手順に違いはありません。復旧後、必要に応じて

Oracle RMAN APM Configure の設定を元に戻しておきます。 7.6 バックアップ中の障害について プライマリのノードからバックアップしている際に、障害により不正終了した場合には、バックアップ・ジョブは失敗

します。例えば、fdb3-b3 のノードで強制終了を実行すると、以下のように失敗になります。

SQL> shutdown abort ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。

図 7-10 強制終了によるジョブの失敗

なお、他の運用管理ソフトなどと連動して、ジョブ失敗後にセカンダリノードでのバックアップ・ジョブの実行ができ

る場合には、バックアップは正常に終了します。 図 7-11 セカンダリノードでのバックアップの再実行

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8. Oracle RMAN APM を使用したリカバリ

各メディア障害を実際に発生させ、そのリカバリ手順について確認します。ここでは、実際のファイルのリストアに

Oracle RMAN APM の機能を使用します。また、RMAN のコマンドを使用してのリストアも可能ですが、その際の

詳細な手順につきましては Oracle RMAN APM のユーザーズ・ガイドおよび Oracle 社が提供する Recovery Manager のマニュアルをご参照ください。 メディア障害の種類について下記の内容をテストします。 ① 特定表領域 ② SYSTEM 表領域(データベース全体) ③ 制御ファイル 8.1 特定表領域のリカバリ まず、状態の確認を行います。

SQL> COL NAME FORMAT A20

SQL> select FILE#,DF.NAME,TS.NAME STATUS from v$datafile DF,v$tablespace TS where

DF.TS#=TS.TS#;

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

1 /dev/sfdsk/test/rdsk SYSTEM

/system

2 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO01

/undo01_1

3 /dev/sfdsk/test/rdsk SYSAUX

/sysaux

4 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat01

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

5 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO02

/undo02_1

6 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx01

7 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx02

8 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

/fst_dat02

9 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx03

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10 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx04

11 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat03

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

12 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx05

13 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat04

14 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx06

15 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat05

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

16 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_IDX

/fst_idx07

17 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat06

18 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO01

/undo01_2

19 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO01

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

/undo01_3

20 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat07

21 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO01

/undo01_4

22 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat08

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

23 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO02

/undo02_2

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24 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat09

25 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO02

/undo02_3

26 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat10

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

27 /dev/sfdsk/test/rdsk UNDO02

/undo02_4

28 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat11

29 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat12

30 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

/fst_dat13

31 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat14

32 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat15

33 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat16

FILE# NAME STATUS

---------- -------------------- ------------------------------

34 /dev/sfdsk/test/rdsk FST_DAT

/fst_dat17

34 行が選択されました。

SQL> select * from v$backup;

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 NOT ACTIVE 0

2 NOT ACTIVE 0

3 NOT ACTIVE 0

4 NOT ACTIVE 0

5 NOT ACTIVE 0

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6 NOT ACTIVE 0

7 NOT ACTIVE 0

8 NOT ACTIVE 0

9 NOT ACTIVE 0

10 NOT ACTIVE 0

11 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

12 NOT ACTIVE 0

13 NOT ACTIVE 0

14 NOT ACTIVE 0

15 NOT ACTIVE 0

16 NOT ACTIVE 0

17 NOT ACTIVE 0

18 NOT ACTIVE 0

19 NOT ACTIVE 0

20 NOT ACTIVE 0

21 NOT ACTIVE 0

22 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

23 NOT ACTIVE 0

24 NOT ACTIVE 0

25 NOT ACTIVE 0

26 NOT ACTIVE 0

27 NOT ACTIVE 0

28 NOT ACTIVE 0

29 NOT ACTIVE 0

30 NOT ACTIVE 0

31 NOT ACTIVE 0

32 NOT ACTIVE 0

33 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

34 NOT ACTIVE 0 34 行が選択されました。

テスト・データが含まれるユーザー表領域のボリュームに、故意にファイルシステムを作成し、使用できない状態

にします。 # newfs /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat01 # newfs /dev/sfdsk/test/rdsk/fst_dat17

障害を発生された後に確認すると、STATUS が WRONG FILE TYPE になっており、正常ではないことが分かり

ます。

SQL> select * from v$backup;

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FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 NOT ACTIVE 0

2 NOT ACTIVE 0

3 NOT ACTIVE 0

4 WRONG FILE TYPE 0

5 NOT ACTIVE 0

6 NOT ACTIVE 0

7 NOT ACTIVE 0

8 WRONG FILE TYPE 0

9 NOT ACTIVE 0

10 NOT ACTIVE 0

11 WRONG FILE TYPE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

12 NOT ACTIVE 0

13 WRONG FILE TYPE 0

14 NOT ACTIVE 0

15 WRONG FILE TYPE 0

16 NOT ACTIVE 0

17 WRONG FILE TYPE 0

18 NOT ACTIVE 0

19 NOT ACTIVE 0

20 WRONG FILE TYPE 0

21 NOT ACTIVE 0

22 WRONG FILE TYPE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

23 NOT ACTIVE 0

24 WRONG FILE TYPE 0

25 NOT ACTIVE 0

26 WRONG FILE TYPE 0

27 NOT ACTIVE 0

28 WRONG FILE TYPE 0

29 WRONG FILE TYPE 0

30 WRONG FILE TYPE 0

31 WRONG FILE TYPE 0

32 WRONG FILE TYPE 0

33 WRONG FILE TYPE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

34 WRONG FILE TYPE 0

34 行が選択されました。 この状態から NetVault の GUI を使用して、対象表領域のオフライン、リストア、リカバリ、そしてオンラインになる

までの一連の手順を行うことが可能です。リストア画面から RMAN を使用したバックアップを選択し、Backup Piece の中からリストア対象の表領域を指定します。

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図 8-1 Oracle RMAN APM リストア指定

次に、バックアップ・オプションの Datafile Options から、表領域のリストア前後に行う処理を選択します。自分で

コマンドを実行する場合には、設定不要ですが、この機能を使用することで一般表領域の復旧は、NetVault GUIから行えます。また、Target Service ではバックアップした際のアカウントとパスワードを再入力します。 図 8-2 リストアオプション

リストア実行後は正常にリカバリまで行われているのが確認できます。

SQL> select * from v$backup;

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 NOT ACTIVE 0

2 NOT ACTIVE 0

3 NOT ACTIVE 0

4 NOT ACTIVE 0

5 NOT ACTIVE 0

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6 NOT ACTIVE 0

7 NOT ACTIVE 0

8 NOT ACTIVE 0

9 NOT ACTIVE 0

10 NOT ACTIVE 0

11 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

12 NOT ACTIVE 0

13 NOT ACTIVE 0

14 NOT ACTIVE 0

15 NOT ACTIVE 0

16 NOT ACTIVE 0

17 NOT ACTIVE 0

18 NOT ACTIVE 0

19 NOT ACTIVE 0

20 NOT ACTIVE 0

21 NOT ACTIVE 0

22 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

23 NOT ACTIVE 0

24 NOT ACTIVE 0

25 NOT ACTIVE 0

26 NOT ACTIVE 0

27 NOT ACTIVE 0

28 NOT ACTIVE 0

29 NOT ACTIVE 0

30 NOT ACTIVE 0

31 NOT ACTIVE 0

32 NOT ACTIVE 0

33 NOT ACTIVE 0

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

34 NOT ACTIVE 0

34 行が選択されました。

SQL> select count(*) from trousers;

COUNT(*)

----------

127440

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8.2 SYSTEM 表領域を含むリカバリ SYSTEM 表領域に障害が発生したとします。Oracle では一般的に SYSTEM 表領域はオフラインにできないた

め、リストア時にはシステム全体を停止する必要があります。また、SYSTEM 表領域のリストアを行った後、デー

タベース全体のリカバリを行います。 SYSTEM 表領域のボリュームに、故意にファイルシステムを作成し、使用できない状態にします。

# newfs /dev/sfdsk/test/rdsk/system また、アーカイブ・ログについても障害を発生させておきます。 Node1 から削除

# cd /arc/ora/node1 # rm ./*.dbf

Node2 から削除

# cd /arc/ora/node2 # rm ./*.dbf

障害を発生された後に確認すると、FILE#1(SYSTEM)の STATUS が WRONG FILE TYPE になっており、正常

ではないことが分かります。

SQL> select * from v$backup;

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 WRONG FILE TYPE 0

2 NOT ACTIVE 0

3 NOT ACTIVE 0

4 NOT ACTIVE 0

5 NOT ACTIVE 0

34 NOT ACTIVE 0

34 行が選択されました。 SYSTEM 表領域に障害が発生すると Oracle が正常に動作しません。すべてのノードでシャットダウンを行いリス

トアのための準備を行います。なお、通常のシャットダウンは実行できないため、shutdown abort を行います。 Node1

SQL> alter tablespace system offline immediate; alter tablespace system offline immediate * 行 1 でエラーが発生しました。: ORA-01541: SYSTEM 表領域はオフラインにできません。必要な場合はシャットダウンしてください SQL> shutdown immediate; ORA-01122: データベース・ファイル 1 の照合検査でエラーが発???しました。 ORA-01110: データ・ファイル 1: '/dev/sfdsk/test/rdsk/system' ORA-01251: ファイル番号 1 に対して読込まれたファイル・ヘッダーのバージョンは不明です。

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Page(s): 29/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

SQL> shutdown abort; ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。

Node2

SQL> shutdown abort; ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。

リストアのための準備を行いますが、今回の構成では他ノードのアーカイブ・ログをバックアップするためにリード

オンリーで NFS マウントしていました。しかし、リストア時には書き込み権限が必要になることもあるため、リストア

先ノードから見た時の他ノードが稼動している場合、NFS 経由で書き込みもできるように設定の変更をしておきま

す。 Node2 側の NFS の設定状況

# share - /arc/ora/node2 rw=fdb3-b3 "node2 arch log"

次に、RMAN でリストアを行うために mount 状態で Node1 側のインスタンスを起動しておきます。

SQL> startup mount

ORACLE インスタンスが起動しました。

Total System Global Area 6576668672 bytes

Fixed Size 1309880 bytes

Variable Size 2279342920 bytes

Database Buffers 4294967296 bytes

Redo Buffers 1048576 bytes

データベースがマウントされました。 NetVault から選択して、リストアを実行します。リストアの詳細については、Oracle RMAN APM を使用したリスト

アの項目を確認するようにしてください。注意点としては、必ずリストアオプションでターゲット・データベースのパ

スワードの設定をするようにしてください。リストアオプションの中に、リカバリのためのチェックボックスもあります

が、後で不完全回復が必要になりますので、チェックしないようにします。 図 8-3 Oracle RMAN APM リストア実行

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Page(s): 30/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

リストアを実行し、ジョブ管理で状況を確認すると一つのリストアジョブからリストア項目毎に、サブタスクが実行さ

れそれぞれが完了することで全体のリストアが終了します。 図 8-4 Oracle RMAN APM リストア正常終了の確認

リストア後はメディア・リカバリを実行します。リカバリ完了後はデータベースをオープンすることが可能です。

SQL> recover database;

メディア・リカバリが完了しました。

SQL> alter database open;

データベースが変更されました。 起動後に正常になっているか確認します。

SQL> select * from v$backup;

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 NOT ACTIVE 0

2 NOT ACTIVE 0

34 NOT ACTIVE 0

34 行が選択されました。

SQL> select count(*) from trousers;

COUNT(*)

----------

127440

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Page(s): 31/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

アーカイブ・ログについては、Node2 が停止している場合、Node2 側のログが Node1 側へリストアされる場合が

あります。 # cd /arc/ora/node1

# ls -al *.dbf

drwxr-xr-x 3 oracle dba 512 9 月 22 日 15:26 .

drwxr-xr-x 4 root root 512 7 月 22 日 12:03 ..

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 192512 9 月 22 日 13:31 1_25_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 2456064 9 月 22 日 13:31 1_26_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 687104 9 月 22 日 13:31 1_27_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 7168 9 月 22 日 13:31 1_28_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 17827840 9 月 22 日 13:31 1_29_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 12288 9 月 22 日 13:31 1_30_564860602.dbf

-rw-r----- 1 oracle oinstall 32437760 9 月 22 日 15:26 1_31_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 50688 9 月 22 日 13:32 2_19_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 2426368 9 月 22 日 13:32 2_20_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 2560 9 月 22 日 13:32 2_21_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 16057344 9 月 22 日 13:32 2_22_564860602.dbf

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 4608 9 月 22 日 13:32 2_23_564860602.dbf

# cd /arc/ora/node2

# ls -al *.dbf

drwxr-xr-x 3 oracle dba 512 9 月 22 日 13:15 .

drwxr-xr-x 4 root root 512 7 月 22 日 12:03 .. Node1 の正常稼動を確認後、Node2 を起動します。

fdb3-4% sqlplus

SQL*Plus: Release 10.1.0.4.0 - Production on 木 9 月 22 15:32:52 2005

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle. All rights reserved.

ユーザー名を入力してください: / as sysdba

アイドル・インスタンスに接続しました。 SQL> startup ORACLE インスタンスが起動しました。 Total System Global Area 6576668672 bytes Fixed Size 1309880 bytes Variable Size 2279342920 bytes Database Buffers 4294967296 bytes Redo Buffers 1048576 bytes データベースがマウントされました。 データベースがオープンされました。

Node2 が正常に起動後は、Node1 上にリストアされたアーカイブ・ログを Node2 上にコピーしたり、リード/ライト

できるようになっている NFS の設定をリードオンリーに変更するなどしてください。 8.3 Init ファイルのリカバリ Oracle のシステムパラメータが格納されている init ファイルは、Oracle のデータベース起動に必要不可欠なファ

イルとなっています。最近は、init ファイルの代わりに SPFILE(サーバパラメータファイル)が使用されていますが、

その場合でも参照する SPFILE に関する情報が init ファイルに格納されています。

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Page(s): 32/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

確認のため init ファイルをリネームします。

# cd /opt/oracle10/app/oracle/product/10.1.0/db/dbs/

# mv ./inittest1.ora ./inittest1.ora.bak 一度シャットダウンしてから、起動しようとすると init ファイルが無いために失敗することがわかります。

SQL> shutdown immediate;

データベースがクローズされました。

データベースがディスマウントされました。

ORACLE インスタンスがシャットダウンされました。

SQL> startup

ORA-01078: failure in processing system parameters

LRM-00109: could not open parameter file

'/opt/oracle10/app/oracle/product/10.1.0/db/dbs/inittest1.ora' バックアップされた init ファイルを NetVault の RMAN APM の項目から選択し、リストアを実行します。

リストア後は正常に起動します。なお、本検証の場合 init ファイルはそれぞれの node のローカルファイルである

ため、考慮が必要です。

SQL> startup

ORACLE インスタンスが起動しました。

Total System Global Area 6576668672 bytes

Fixed Size 1309880 bytes

Variable Size 2279342920 bytes

Database Buffers 4294967296 bytes

Redo Buffers 1048576 bytes

データベースがマウントされました。

データベースがオープンされました。 8.4 制御ファイルのリカバリ 通常は、異なるディスク装置に振り分けられて多重化された制御ファイルを使用しますが、そのすべての制御ファ

イルが使用できない状態になった際には、バックアップされた制御ファイルを使用してリカバリを行います。 制御ファイルの確認をします。

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Page(s): 33/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

SQL> COL NAME FORMAT A30

SQL> select * from v$controlfile;

STATUS NAME IS_

------- ------------------------------ ---

/dev/sfdsk/test/rdsk/control01 NO

/dev/sfdsk/test/rdsk/control02 NO 制御ファイルを破壊して、Oracle の状態を確認します。

# newfs /dev/sfdsk/test/rdsk/control01

# newfs /dev/sfdsk/test/rdsk/control02 制御ファイルが無い為に、システムはアイドル状態になり、startup しても起動しません。

$ sqlplus

SQL*Plus: Release 10.1.0.4.0 - Production on 木 9 月 22 15:53:06 2005

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle. All rights reserved.

ユーザー名を入力してください: / as sysdba

アイドル・インスタンスに接続しました。

SQL>

SQL> startup

ORACLE インスタンスが起動しました。

Total System Global Area 6576668672 bytes

Fixed Size 1309880 bytes

Variable Size 2279342920 bytes

Database Buffers 4294967296 bytes

Redo Buffers 1048576 bytes

ORA-00205: ?????????????????????????????????? restore_controlfile.sql を使用して一旦/opt/oracle10/app/oracle/product/10.1.0/db/dbs/control01.ctl にファイ

ルとしてリストアします。 restore_controlfile.sql の内容

DECLARE

v_devtype VARCHAR2(100);

v_done BOOLEAN;

v_maxPieces NUMBER;

TYPE t_pieceName IS TABLE OF varchar2(255) INDEX BY binary_integer;

v_pieceName t_pieceName;

BEGIN

-- Define the backup pieces... (names from the RMAN Log file)

v_pieceName(1) := 'fbk1:#443:fdb3_b3:17_569630737:TEST_1127302383';

v_maxPieces := 1;

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-- Allocate a channel... (Use type=>null for DISK, type=>'sbt_tape' for TAPE)

v_devtype := DBMS_BACKUP_RESTORE.deviceAllocate(type=>'sbt_tape', ident=>'ch');

-- Restore the first Control File...

DBMS_BACKUP_RESTORE.restoreSetDataFile;

-- CFNAME mist be the exact path and filename of a controlfile taht was backed-up

DBMS_BACKUP_RESTORE.restoreControlFileTo(cfname=>

'/opt/oracle10/app/oracle/product/10.1.0/db/dbs/control01.ctl');

dbms_output.put_line('Start restoring '||v_maxPieces||' pieces.');

FOR i IN 1..v_maxPieces LOOP

dbms_output.put_line('Restoring from piece '||v_pieceName(i));

DBMS_BACKUP_RESTORE.restoreBackupPiece(handle=>v_pieceName(i), done=>v_done,

params=>null);

exit when v_done;

END LOOP;

-- Deallocate the channel...

DBMS_BACKUP_RESTORE.deviceDeAllocate('ch') ;

EXCEPTION

WHEN OTHERS THEN

DBMS_BACKUP_RESTORE.deviceDeAllocate;

RAISE;

END;

/

※ v_pieceName 等の指定に関する詳細は以下の Oracle バックアップ虎の巻を参照してください。Linux 編とな

っていますが、Solaris でも基本的な動作は一緒です。

Oracle バックアップ虎の巻 (Linux 編) 第 8 回 Oracle RMAN APM による SYSTEM 表領域および制御ファイルのリカバリ http://www.bakbone.co.jp/support/netvault_lesson/nvls200505.html#3

正しく設定後、restore_controlfile.sql を実行します。

SQL> @restore_controlfile.sql

NetVault --- MMS SBT sbtinit method.

NetVault --- Plugin: 'Oracle RMAN APM', Version: '3.7'.

NetVault --- SBT sbtopen method.

NetVault --- SBT sbtclose method.

NetVault --- SBT Restore completed.

PL/SQL プロシージャが正常に完了しました。 ここで一旦両方のノードの Oracle が shutdown されていることを確認し、ファイルとしてリストアされた制御ファイ

ルを raw device に書き込みます。

$ cd $ORACLE_HOME/dbs

$ ls -al control01.ctl

-rw-rw---- 1 oracle oinstall 11452416 9 月 22 日 15:58 control01.ctl

bash-2.05$ dd if=./control01.ctl of=/dev/sfdsk/test/rdsk/control01

書き込まれたレコード数 22368+0

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Page(s): 35/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

読み出されたレコード数 22368+0

bash-2.05$ dd if=./control01.ctl of=/dev/sfdsk/test/rdsk/control02

書き込まれたレコード数 22368+0

読み出されたレコード数 22368+0 Oracle を起動しようとすると、RESETLOGS 付きでデータベースをオープンする必要があると表示されます。

QL> startup

ORACLE インスタンスが起動しました。

Total System Global Area 6576668672 bytes

Fixed Size 1309880 bytes

Variable Size 2279342920 bytes

Database Buffers 4294967296 bytes

Redo Buffers 1048576 bytes

データベースがマウントされました。

ORA-01589:

データベースをオープンするには RESETLOGS または NORESETLOGS を使用する必要があります RECOVER DATABASE コマンドにより、リカバリを試みますが、エラーとなるため指示に従い BACKUP CONTROLFILE を使用しリカバリします。

SQL> recover database

ORA-00283: エラーによってリカバリ・セッションは取り消されました。

ORA-01610: BACKUP CONTROLFILE オプションを指定してリカバリを実行してください。

SQL> recover database using backup controlfile until cancel

ORA-00279: 変更 5010212(09/21/2005 22:45:19 で生成)にはスレッド 1が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/1_31_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5010212(スレッド 1)は順序番号 31 に存在します。

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

AUTO

ORA-00279: 変更 5010212(09/21/2005 22:45:20 で生成)にはスレッド 2が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/2_24_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5010212(スレッド 2)は順序番号 24 に存在します。

ORA-00308:

アーカイブ・ログ/arc/ora/node1/2_24_564860602.dbf をオープンできません。

ORA-27037: ファイル・ステータスを取得できません。

SVR4 Error: 2: No such file or directory

Additional information: 3

ORA-01547: 警告: RECOVER は成功しましたが OPEN

RESETLOGS が次のエラーを受け取りました。

ORA-01194: ファイル 1 は一貫した状態にするためにさらにリカバリが必要です。

ORA-01110: データ・ファイル 1: '/dev/sfdsk/test/rdsk/system' 最後に、特定のログが無い旨のメッセージが表示されましたが、これはアーカイブ・ログではなくオンライン REDOログを指定する必要があります。

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オンライン REDO ログがある場合には、その場所を指定することで完全回復することが可能です。最後にバック

アップされた制御ファイルを使用してのリカバリの場合には、RESETLOGS オプション付でデータベースをオープ

ンします。

SQL> recover database using backup controlfile until cancel

ORA-00279: 変更 5010212(09/21/2005 22:45:19 で生成)にはスレッド 1が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/1_31_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5010212(スレッド 1)は順序番号 31 に存在します。

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

ORA-00279: 変更 5010212(09/21/2005 22:45:20 で生成)にはスレッド 2が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/2_24_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5010212(スレッド 2)は順序番号 24 に存在します。

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

/dev/sfdsk/test/rdsk/redo02_3

ORA-00279: 変更 5253670(09/22/2005 15:26:11 で生成)にはスレッド 1が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/1_32_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5253670(スレッド 1)は順序番号 32 に存在します。

ORA-00278:

ログ・ファイル'/arc/ora/node1/1_31_564860602.dbf'はこのリカバリでは必要なくなり

ました

ORA-00279: 変更 5253670(09/22/2005 15:26:11 で生成)にはスレッド 1が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/1_32_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5253670(スレッド 1)は順序番号 32 に存在します。

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

/dev/sfdsk/test/rdsk/redo01_2

ORA-00279: 変更 5253670(09/21/2005 22:45:20 で生成)にはスレッド 2が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/2_24_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5253670(スレッド 2)は順序番号 24 に存在します。

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

/dev/sfdsk/test/rdsk/redo02_3

ORA-00279: 変更 5256275(09/22/2005 15:33:23 で生成)にはスレッド 2が必要です

ORA-00289: 検討すべきログ・ファイル:/arc/ora/node1/2_25_564860602.dbf

ORA-00280: 変更 5256275(スレッド 2)は順序番号 25 に存在します。

ORA-00278:

ログ・ファイル'/dev/sfdsk/test/rdsk/redo02_3'はこのリカバリでは必要なくなりまし

ログの指定: {<RET>=suggested | filename | AUTO | CANCEL}

/dev/sfdsk/test/rdsk/redo02_4

ログが適用されました。

メディア・リカバリが完了しました。

SQL> alter database open resetlogs;

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Page(s): 37/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

データベースが変更されました。 データベースがオープン後、ステータスを確認してみます。すべて正常な状態であることがわかります。

SQL> select * from v$backup;

FILE# STATUS CHANGE# TIME

---------- ------------------ ---------- --------

1 NOT ACTIVE 0

2 NOT ACTIVE 0

34 NOT ACTIVE 0

34 行が選択されました。

SQL> col name format a30

SQL> select * from v$controlfile;

STATUS NAME IS_

------- ------------------------------ ---

/dev/sfdsk/test/rdsk/control01 NO

/dev/sfdsk/test/rdsk/control02 NO

SQL> select count(*) from trousers;

COUNT(*)

----------

127440 8.4 リカバリ後の注意点 RESETLOGS 付で、データベースをオープンした場合、ログ順序番号はリセットされ、1 番から開始されます。そ

のため、古いアーカイブ・ログはすべて不要になります。ディスク領域を無駄に消費し、これからの運用と混同しな

いためにも、古いアーカイブ・ログは削除しておくことが推奨されます。オープン後直ぐに状況を確認します。

RMAN> list archivelog all; LIST ARCHIVELOG ALL コマンドにて最新のログが含まれていないことを確認し、RMAN から DELETE ARCHIVELOG ALL にて削除します。もし、RESETLOGS によってリセットされた以降のログが含まれている場

合には、個別に指定の上削除するようにします。(例にはそのための記述は、含まれていません)削除の際に、再

度削除対象のアーカイブ・ログを確認します。

RMAN> delete archivelog all; 削除後最終的に、クリアになっているのを確認します。その後、強制的にログスイッチを発生させ、ログ順序番号

が1番からになっているのを確認します。

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Page(s): 38/38 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、 バックボーン・ソフトウエア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

RMAN> list archivelog all;

指定がリカバリ・カタログのどのアーカイブ・ログとも一致しません

SQL> alter system switch logfile;

システムが変更されました。

RMAN> list archivelog all; バックアップ制御ファイルを使用してリカバリすると、ローカル管理一次表領域から一次ファイルのエントリが削除

されるため再追加をします。

SQL> alter tablespace temp add tempfile '/dev/sfdsk/test/rdsk/temp01';

表領域が変更されました。

SQL> select * from v$tempfile;

FILE# CREATION_CHANGE# CREATION TS# RFILE# STATUS ENABLED

---------- ---------------- -------- ---------- ---------- ------- ----------

BYTES BLOCKS CREATE_BYTES BLOCK_SIZE NAME

---------- ---------- ------------ ---------- ------------------------------

1 0 3 1 ONLINE READ WRITE

3086999552 376831 3086999552 8192 /dev/sfdsk/test/rdsk/temp01 なお、今回の構成ではリカバリ・カタログを使用していないため考慮の必要はありませんが、もしリカバリ・カタログ

を使用している場合には、その完全再同期が必要なため、通常は RESET DATABASE を実行します。事前に

LIST ARCHIVELOG ALL を実行した際には自動的に行われているため、LIST INCARNATION により更新され

た状況だけを確認しておきます。 最後に、通常運用の際には再度完全なフルバックアップを実行するようにします。また、忘れずにもう一方のノー

ドも起動し最終的に RAC としての状況確認を行います。 9. 検証結果および考察

以上の検証により、Solaris 上でクラスタウェアとして PRIMECLUSTER を使用した Oracle10g RAC の環境で、

NetVault の Raw Device Plugin によるオフライン・バックアップ、Oracle RMAN APM を使用してのオンライン・

バックアップの運用が可能であることが確認できました。 本検証では、クラスタウェアとして PRIMECLUSTER を使用しておりますが、クラスタウェアに依存する部分の検

証箇所が無い為、他のクラスタウェアでも同様の構成によりバックアップを行うことが可能です。