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1 SSC地域公開シンポジウムIN北九州 北九州市アジア低炭素化センター アジア低炭素化センターの取組み

SSC地域公開シンポジウムIN北九州shiten.agi.or.jp/kouza/SSCreport2_ishida.pdf · 環境ビジネスの手法で、アジアの低炭素化を推進 . 公害克服やものづくりの過程で生まれてきた環境技術や

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SSC地域公開シンポジウムIN北九州

北九州市アジア低炭素化センター

アジア低炭素化センターの取組み

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イヴ・レテルメ・OECD事務次長から北九州レポートを受け取る北橋健治・北九州市長

パリ、シカゴ、ストックホルムと共に!

環境分野のトップランナーとしての北九州市

公害克服の経験と環境国際協力 優れた環境技術と社会システム アジア諸都市との環境都市外交

OECDグリーンシティプログラムのモデル都市

世界の環境首都を目指す北九州市

2

(副生成物)

環境モデル都市 (2008年7月)

環境未来都市 (2011年12月)

グリーンアジア国際戦略特区

(2011年12月)

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2010年6月 アジア低炭素化センター開設

北九州市、日本の環境技術を集約し、 環境ビジネスの手法で、アジアの低炭素化を推進

公害克服やものづくりの過程で生まれてきた環境技術や これまでの国際協力で構築してきた都市間ネットワークの活用

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アジア低炭素化センター

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北九州市 環境局 環境国際戦略室

地球環境戦略研究機関(IGES) 北九州アーバンセンター

北九州国際技術協力協会(KITA)

センター長 センター構成

センターの組織と機能

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センター機能 技術輸出 の支援

専門人材 の育成

調査研究 情報発信

センター長

小宮山宏 センター長

(前東大総長)

地球環境問題 の第一人者

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センターの目指すもの 新興国のニーズ:単なる技術輸出にととまらず、グリーンな都市づくり

オーダメイド方式による 都市(街)輸出

アジア地域の 実証実験・人材育成 の拠点化

温室効果ガス削減 二国間クレジット化

アジア地域の環境ビジネスの拠点

公害克服の経験

環境都市のトップランナーとしての総合力(北九州市)

先進的な社会システム (北九州エコタウン等)

優れた環境技術

アジア諸都市や企業の多様なニーズに対応 「エコシティ」や「スマートシティ」など

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エネルギーマネージメント 市地域節電所を核に地域のエネルギーをマネジメント

環境配慮型のまちづくりが進む八幡東田地区

北九州スマートコミュニティ

水ビジネス 下水の膜処理と海水淡水化を 組合せた水再生実証プラント

ウォタープラザ

(日明浄化センター)

下水からの造水量 1,000m3/日 海水からの造水量 400m3/日 無収水量率が改善

72%(1993年)→8%(2006年)

北九州の技術がプノンペンへ 配水管網の維持管理方法

リサイクル・廃棄物処理

北九州エコタウン

経済効果(25事業): ・直接投資額 約600億円 ・雇用創出 約1300人 CO₂削減:年間約20万トン

家電リサイクル

自動車リサイクル

廃棄物処理の最先端施設 シャフト式ガス化溶融炉

新門司工場 安全で、ごみの再資源化と熱エネルギーの有効利用を実現

クリーナー・プロダクション及び汚染防止 クリーナープロダクション(CP)導入

・原材料、燃料使用評価及び改善 ・生産工程の改善 ・維持管理の徹底 ・人材育成等

省エネ・省資源の実現 環境負荷低減+生産性の向上

終末処理対策 (EOP)

電気集塵機 排煙脱硫装置 排水処理装置

環境技術と社会 システムをパッ ケージにして

移転

官民連携

技術輸出の重点分野

グリーンアジア国際戦略総合特区 アジアの活力を取り込み、アジアから世界に向けて展開し、アジアと共に成長することを目指す

2020年までに約5兆円の追加売上高(国の目標『50兆円超』の約1割) 6

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関連機関との協力関係の構築(1)

国際協力銀行(JBIC)と北九州市の間で気候変動対策・水インフラに関する相互協力の覚書を締結(2009年12月)

国連工業開発機関(UNIDO)と北九州市の間で低炭素社会実現のための相互協力に関する覚書を締結(2010年6月)

九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)とアジア低炭素化センターとの間でアジア地域における環境ビジネスの推進のための相互連携及び協力に関する覚書を締結 ( 2010年6月)

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北九州市とJICAは従来からの協力関係を今後とも推進するとともに、新たな分野での協力も発展させ、相互に有益な連携関係を一層強化する。 グリーンシティ北九州モデルを活用した環境配慮型都市づくり 分野における国際戦略及び国際協力の推進 官民連携及び産官学連携の促進・支援 北九州市が有する技術・ノウハウを活用したJICA事業への助言及び協力 など

独立行政法人国際協力機構(JICA)と北九州市との連携協定締結(2013年2月)

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関連機関との協力関係の構築(2) 北京環境交易所とアジア低炭素化センターとの間で 双方を日中の窓口として企業間交流を進めるための相互連携・協力に関する覚書を締結(2011年8月)

※北京環境交易所 北京市政府のほか、中国海洋石油、中国電集団、中国光大投資集団などの中国を代表する企業に支えられ、様々な中国企業情報が集まる。また、地方都市の環境交易所とも幅広い提携関係を持つ。

タイ工業省工場局と北九州市で低炭素社会づくりの協力に関する覚書を締結(2012年8月)

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2 北九州モデルの活用方法 ■将来の目指す姿を、自分たちで手順に沿って検討するための支援ツール ■廃棄物、エネルギー、上下水、環境保全に係る管理システムを検討するための支援ツール ■廃棄物、エネルギー、上下水、環境保全を統合した、持続可能なマスタープランを作成するための支援ツール

北九州モデルの概要

■アジアで初めて公害問題に直面しそれを克服し、日本で最も先進的な環境都市となった北九州市 ■公害克服から環境都市に至る、本市の技術・ノウハウを体系的に整理した「北九州モデル」(支援ツール)を作成 ■北九州市は「北九州モデル」を活用して海外都市に「パッケージ型インフラの輸出」を推進し、アジアとともに成長

1 北九州モデルの目的

持続可能な まちづくり (サステイナビリティ フレームワーク)

廃棄物管理

エネルギー

上下水

環境保全

北九州 ストーリー

・公害克服 ・グリーンシティの歴史 ・北九州モデルの背景

北九州の事例

《テキスト》

《事例》

①現状把握 ②戦略の策定 ③具体的施策の策定 ④施策の検証と測定 ⑤発注と資金調達

-北九州モデルの体系-

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<北九州モデルの特徴> 北九州モデルは、世界的なまちづくコンサルであるArup社の世界標準と北九州市の経験が融合したものであり、とりわけアジアの産業地域における低炭素化と持続可能な都市化のための方法論である。 そのアプローチは、ゾーニング政策を前提とする欧米モデルでは対応できないアジアに特化したものである。

北九州市モデルを活用した総合的な都市ソリューションの提供 (新興国等における環境配慮型都市づくりに向けて)

○廃棄物問題 ○水不足 ○エネルギー不足 ○大気汚染など

○現状把握 ○ステークホルダー調整 ○マスタープラン作成

○運営主体の検討 ○政府機関との協議 ○事業化検証 ○資金 の検討

○運営主体の設立 (SPC等) ○施設建設 ○事業開始

調査・計画 事業化検討 事業化 課 題

<北九州モデルを活用した都市ソリューションの提供>

◎北九州モデルを活用して、総合的な都市ソリューションを提供 ◎官民が連携して都市環境インフラを整備し、環境配慮型都市を実現

○検証体制の確立 ○環境、経済、社会面での効果を検証

環境配慮型都市

北九州市 (都市づくりの経験を提供)

コンサルタント/専門家 (専門的ノウハウの提供)

民間企業 (現地での事業実施)

政府機関等 (政府レベルでの協力)

<北九州モデル>

「環境配慮型都市づくりの経験」+「最先端の民間技術」=「総合的な都市ソリューション」

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工場とまちの融合した北九州市

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各種プロジェクトの展開図

中 国

ベトナム タイ

カンボジア

インドネシア

マレーシア

インド

ロシア

フィリピン

● ハイフォン

● ●

● ●

ダヘジ

ムンバイ

パトゥムタニ県

スラバヤ スンバワ県ブサル

サイバージャヤ プトラジャヤ

陝西省(西安市)

天津市

北京市 大連市

浦項市

ケップ カンポット

シェムリアップ セン・モノロム

① ②

③ ④

⑨ ⑬

21

36

26

43 44

45

FS調査及び事業化 ①~④㈱安川電機:省エネ事業 ①JETRO(2008年度:大連市)/②経産省 (2010年度:北京市)/③環境省 (2011年度:陝西省)/④第6回日中省エネ・フォーラム協力プロジェクト(2012 年度:天津市) ⑤、⑥TOTO㈱:節水型住宅設備機器の普及事業 ⑤環境省(2011年度:大連市)/⑥経産省 (2012年度:ホーチミン、ハノイ) ⑦ TOTO:節水機器普及によるJCM大規模形成のための環境整備事業 ・環境省(2013年度~:スラバヤ市、イスカンダル市) ⑧ TOTO:節水機器・省エネ機器普及によるJCM大規模案件形成可能性調査事業 ・環境省(2013年度~:ホーチミン市) ⑨~⑫日本磁力選鉱㈱:電気電子機器廃棄物リサイクル事業 ⑨経産省(2012年度:ムンバイ市)/⑩NEDO実証(2012年度:ムンバイ市)/⑪経産省(2012年度:ハノイ、ホーチミン、ハイフォン)/⑫経産省(2013年度:マニラ、メトロセブ) ⑬日立製作所㈱等:ダヘジ・エコシティ開発の支援 ・経産省(2010年度~:インド・ダヘジ地区) ⑭㈱エコマテリアル:廃プラスチックのリサイクル事業 ・環境省 (2011年 ~:天津市) ⑮九州メタル産業㈱:廃自動車リサイクル事業 ・経産省(2012年~:天津市) ⑯北九州大連市の連携による循環型都市協力推進事業 ・経産省(2009年度~2011年度:大連市) ⑰㈱松本光春商店:古紙リサイクルシステム構築事業 ・経産省(2012年~:大連市) ⑱日本総研㈱等:マレーシアの環境配慮型都市づくり ・NEDO(2011年度:プトラジャヤ市、サイバージャヤ市) ⑲日本総研㈱等:BEMSアグリゲーション事業 ・経産省(2012年~:プトラジャヤ市) ⑳㈱新菱:マレーシア等における電子産業生産プロセスのトータルリサイクル事業 ・環境省(2012年 ~:マレーシア全土) 21 東レグループ:インドネシアBOPプロジェクト ・JICA (2011年:スンバワ県等) 22~23 新日鉄住金エンジニアリング㈱等:SIER工業団地のコジェネ&省エネ事業 22 経産省(2012年度:スラバヤ市)/ 23 経産省(2012年度:スラバヤ市) 24 ㈱西原商事:リサイクル型中間廃棄物処理施設パイロット事業 ・外務省(2012年1~:スラバヤ市) 25 ㈱西原商事:廃棄物のリサイクル型中間処理・堆肥化普及事業 ・JICA(2013年度~:スラバヤ市) 26 新日鐵化学㈱:硝酸性窒素除去技術のライセンス供与 27 ㈱新菱:電機産業バリューチェーン全体にかかるリサイクルシステム構築事業 ・環境省(2013年度~:ジャカルタ等) 28 ㈱西原商事:レジ袋等の軟質系廃プラスチック類マテリアルリサイクル事業 ・環境省(2013年度~:フィリピン・メトロセブ地域) 29 小倉合成工業:ヒマシ油精製技術の普及・実証事業 ・JICA(2013年度~:インドネシア・スンバワ島) 30 シャボン玉石けん:泥炭・森林火災の消化技術普及モデル事業 ・JICA(2013年度~:インドネシア・バリクパパン市) 31 小倉合成工業:ヒマ栽培を核とした農民生計向上に関する協力事業 ・JICA(2013年度~:インドネシア・西ヌサトゥンガラ州) 32 新菱:廃棄物管理の効率化~都市ごみの資源化とパーム産業の余剰バイオマス の有効利用~ ・JICA(2013年度~:インドネシア・メダン市) 33 北九州国際技術協力協会:中小企業振興~人材育成、技術力向上、販路拡大 などの支援~ ・JICA(2013年度~:ハイフォン市) 34 IGES:低炭素都市計画策定のための技術協力・環境省(2013年度~:スラバヤ市)

中小企業アジア環境ビジネス展開支援事業 35 ㈱豊光社:タイにおける省エネ照明の普及事業 36 ㈱フジコー:大韓民国における光触媒抗菌タイルの普及事業 37 小倉合成工業㈱:インドネシアにおけるヒマシ油精製事業 38 ㈱セパシグマ:韓国での半導体製造廃液リサイクル事業 39 ㈱リサイクルエナジー:マレーシアにおける廃プラスチック油化事業 40 ㈱ビートルマネージメント:インドネシアにおける廃棄物中間処理事業 41 北九州環境投資㈲:上海市における重金属汚染土壌の処理資材事業 42 日本プライスマネジメント㈱:中国における食品及び水中の残留 カドミウム計測事業

11

カンボジアにおける上水道整備事業 43 シェムリアップ市浄水場基本設計補完業務 44 セン・モノロム市上水道整備 コンサルティング業務 45 カンポット市/ケップ市の水道事業計画に 係る基礎調査 46バッタンバン市/コンポンチャム市の地方 上水道拡張整備計画準備調査 47 シェムリアップ市の下水道整備計画等策定 業務 48 シェムリアップ市の水道施設管理能力の向 上事業 49 バッタンバン市/コンポンチャム市の地方 上水道拡張整備計画準備調査 50 プノンペン市のJCM案件形成可能性調査 ベトナムにおける上下水道整備事業 51 ハイフォン市のブロック配水システム調査 52 ハイフォン市の下水道人材育成業務 53 ハイフォン市U-BCF整備事業 スラバヤ市における下水道整備事業 54 下水道整備計画等策定業務

● ハノイ

● ホーチミン

36

38

39

33

マサイ

23

⑩ ⑪

⑭ ⑮

24

51

25 37

42

● 上海市

28

41

● メトロセブ

● バッタンバン

32

31

30

バリクパパン

西ヌサトゥンガラ州

54 40

48

52

50

27

● イスカンダル

メダン

● プノンペン

47

49

46

53

29

22

35

アジアの30都市で、日本企業29社と連携して54のプロジェクトを実施

● 12 マニラ

ジャカルタ

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スラバヤ市との協力関係の構築

戦略的環境パートナーシップ 共同声明に署名 2011年3月

12

環境姉妹都市 (Green Sister City)を締結 2012年11月

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廃棄物処理 排水処理(下水道整備)

スラバヤ工業団地

水道水の浄化 飲用水供給事業

CO2削減の定量化手法調査

グリーンシティ輸出

都市間連携

グリーンシティ輸出(スラバヤ市事例)

コジェネレーション&省エネ

オープンダンピングからリサイクル型中間処理へ 簡易処理から現地の実態に合った下水道整備へ

水道水(飲料は不可)を浄化できる給水機をコミュニティに設置し、安心安全な水を提供

効率的なエネルギーマネジメントシステムの導入

北九州スマートコミュニティ事業の輸出

太陽光発電と浄水装置により飲用水を安価に供給

スラバヤ市で行う各種事業について、CO2削減量の定量化

北九州市 スラバヤ市

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Aマスタープラン

Aプロジェクト

政府機関等

資金支援

Bマスタープラン Cマスタープラン

Bプロジェクト Cプロジェクト

パイロットプロジェクトの企画・実行支援

相互交流・相互移転(学びあい・高め合い/つながりの深化/連携の広がり)

二都市間連携による社会基盤づくりの支援 ソーシャル・マスタープランの策定 (まちづくりの統一コンセプトの構築、既存プランの見直し・不足分野のプラン策定)

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まちづくりの統一コンセプトの構築 スラバヤ市の目指すビジョン:グリーンシティの実現

成功確率を高めるための施策の検討

成長の源泉である基盤力強化のためのキャパビル等

市民力

技術力

行政力

仕組みや技術を使いこなす市民の育成

地元ニーズを踏まえた適正技術の移転

市民・企業を育てる制度等の設計・実行

ステークホルダーの参画

ステークホルダーの参画

施策

自立化・ 自律化へ

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スラバヤ工業団地コジェネ&省エネ事業

スラバヤ市において成功モデルをつくり、同様の課題(電力の供給不足、低品質な電力)を抱えるアジア地域への普及拡大を図る。

新日鐵住金エンジニアリング㈱、富士電機株㈱等 スラバヤ工業団地(SIER)に対し、次のエネルギー供給・省エネサービスを実施予定。 ・品質が高く高効率な電力及び熱を供給する熱電併給事業(コ・ジェネレーション事業) ・工業団地内の各工場へ、熱電併給システムと省エネシステムを組み合わせたエネル ギーマネジメントサービスの提供 ・工業団地を核として排水や廃棄物の高度処理サービスの展開

※スラバヤ工業団地 インドネシア政府50%、東ジャワ州25%、スラバヤ市25%の出資による運営会社㈱SIERが設置する約300haの工業団地で、約300社が立地

北九州市 スラバヤ市 (SIER運営会社他)

戦略的環境パートナーシップ構築

現地天然

ガス会社

現地運営会社(SPC) ●コジェネプラント等の設計・施工 ●コジェネプラント等の運営維持管理 ●運営維持管理のための原料調達、 熱電供給サービス提供 ●省エネサービス 等

スラバヤ市との調整 都市設計支援 人材育成支援 等

ガス

現地電力 会社

(電力)

蒸気

省エネサービス

電力

(バックアップ) 電力

工業団地 (SIER等)

北九州スマートコミュニティ創造事業の海外輸出第1号を目指す。

蒸気需要予測(平均37ton/h、最大41ton/h)を踏まえ、16MW級のコジェネレーションシステムを想定 投資規模30億円~40億円(NEDO実証事業の活用予定)

G to Gの協議により制度改革 の実現を目指す

1 需要家への電力小売 2009年の新電力法では、中央政府、地方政府に電気事業に関する許認可権を与えることとなっており、国営電力会社PLN以外の事業者も、自家発電からPLNの送電線を用いて、第三者へ電力供給することは可能となった。しかしながら、電力小売にあたってPLNの同意が必要であり、PLN供給地域では同意を得るのが難しい。 2 PLNへの売電(Excess Power) 50%は自家消費という以前のハードルはなくなり、蒸気販売の制約もない。しかし、契約は1年ごとに更新する必要があるほか、Excess Powerはエネルギー鉱物資源省省令が適用され、概ね低い価格での売電になる。

(国営工業団地SIER)

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スラバヤ市でのリサイクル型廃棄物中間処理事業

㈱西原商事

市中で回収された一般ごみを集め、有価物・有機物を分類と加工する廃棄物中間処理施設(SUPERDEPO)を建設して、リサイクルとごみの減量化を推進する。

コンポストセンター(第2ステップ) SUPERDEPO(第1ステップ)

コンポストセンター(日量100t)設置

生産されたコンポストを使用し、試験 的に作物を生産(トラワス村:400㎡) 16

スラバヤ市内で発生するごみは、最終処分場でオープンダンピングされ、その処分量は 1200t/日。 リサイクル型廃棄物中間処理施設を導入した場合、最終処分場に持ち込まれる廃棄物のうち75%が削減可能。 すでにパイロット事業に着手。劣悪な労働環境で廃棄物からプラスチックや金属等の有価物を回収して生計を立てているウェストピッカーと協働で実施。

「最終残さ25%」と「リサイクルできないプラスチック」から、代替燃料を製造し、セメント工場などで石炭などの代わりに使用することも検討。

パイロット事業段階

日量15t規模

事業化第1段階

日量100t規模

事業化第2段階

市内全量

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搾油工場 (2,000トン/年)

精製プラント(2,000トン/年)

種子栽培/脱穀 (栽培面積:5,000ha、単位収量:0.5t/ha)

BGL

現地農家

固形燃料生産 (トウゴマ種子殻)

•固形燃料化プラント

稲藁、剪定枝 堆肥 殻 固形燃料

北九州市

西ヌサトゥンガラ州

< A JICA草の根技術協力事>

小倉合成(株)

トウゴマ種子

現金

< B JICA普及・実証事業>

世界最高水準の高度精製技術によるヒマシ油の高付加価値化の実証実験

■地域住民の所得向上 ■低利活用地の有効活用

インドネシア国の経済活性化に寄与

トウゴマ栽培量増大 目標 : 栽培面積(10,000ha)、単位収量(1t/ha)

BGL

<既存事業活動>

【協 力】

1 概要 A 農家と連携して、トウゴマ栽培を拡大 B 精製プラントを設置し、ヒマシ油精製の実証実験を 実施 ⇒これらを組み合わせ、ヒマシ油産業の創出を目指す

2 メリット <トウゴマ栽培の拡大> ・地域住民の所得向上 ・低利活用地の有効活用 <ヒマシ油産業の創出> ・雇用増加、・地域経済の活性化

■雇用増加 ■地域経済の活性化

有機堆肥生産 (搾油残さ+生ごみ)

•堆肥化センター Compost

インドネシア・スンバワ島におけるヒマシ油精製・加工技術の普及事業

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日本磁力選鉱㈱の動向

インドにおける家電リサイクル事業

日本磁力選鉱㈱(希少金属回収のリサイクル企業) 第1段階として、インドから電子基板を輸入し、貴金属・レアメタルの回収事業を実施

★ ムンバイ市

NEDOの「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業(2011年3月採択)」を通じて、携帯電話や小型電子機器、廃家電基板等からレアメタル及び希少金属を濃縮回収(二次処理)する技術を開発(2012年5月からプラント運転開始)。濃縮回収物は精錬メーカー、素材メーカーへ供給。 この事業の一環として、インドからパソコンの廃電子基板を輸入して、国内分と併せて処理することを目指し、 Eco Recycling社に2012年9月に出資。同社から廃電子基板を輸入開始(2013年6月) 現在、現地でのNEDO実証事業として、白物家電等の低品位電子基板の濃縮設備及ブラウン管処理設備の導入・実証を行っている。将来的にはインドでのリサイクル・精錬技術の向上を踏まえ、現地でのライセンス供与(第2段階)・共同事業実施(第3段階)を視野に入れている。

第1段階 第2段階 第3段階

日本への輸入(インドで処理の難しい電子基板等)

粉砕・選鉱技術の知財化/ ライセンス供与

共同事業の展開

協力企業(Eco Recycling社)概要 マハラシュトラ州に立地し、2009年からE-Wasteのリサイクル施設を稼働し、許可を最も初期に取得した企業。簡易な破砕・選別施設、リファービッシュ工程を有する。ムンバイ株式市場に上場し、インド国内でも高い知名度を有する。

インドからバーゼル条約に基づく、世界初の輸入で、初年度200トン(売上高1億数千万円)、次年度以降、年間600トン(売上高約5億円)の輸入を目指す

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中国における省エネ事業の展開 ㈱安川電機(産業ロボット、インバータで世界シェアNo.1

JETRO「貿易投資円滑化支援事業」(2008年度:大連市) 経済産業省「地球温暖化対策技術普及等推進事業」 (2010年度:北京市) 環境省「新メカニズム実現可能性調査」 (2011年度:陝西省)

19

安川電機がアジア低炭素化センター(北九州市)

の協力を得て、中国各地の工場で高効率モータ

やインバータを導入した場合に、どの程度の省エ

ネとCO₂削減につながるかについて実証。

● ●

大連市 北京市

陝西省 (西安市)

当該省エネ手法で捕捉する電力使用

約20,000MWh/年(付帯設備の約70%、工場全体の約25%を捕捉)

インバータ導入による可変速、負荷追従制御での平均省エネ率

約40%(平均で当該設備のモータ速度を20%下げられるとして)

工場全体に占める削減率 約10%

削減電力量 約8,000MWh/年

削減コスト 約500万RMB/年

見込まれる投資回収水準 1.5~2.5年

見込まれる事業費用規模 700万~1,200万RMB/件

<平均工場像において見込まれる効果>

<平均工場像> 年間電力消費:80,000MWh 年間電力コスト:5,000万RMB 業種:中間~最終アセンブリー 付帯設備電力消費割合:35% 年間稼働時間:8,000h

※㈱安川電機の中国内における30件超の実例から平均的数値を算出したもの

⇒ポスト事業でビジネス ベース30件の引合い (大連市浄水場にインバータ納入)

本件ビジネスモデル ①国のFS調査(実現可能性調査)獲得 ⇒ ②官民連携でモデルプロジェクト実施 ⇒ ③国/地方政府との関係構築 ⇒ ④政府関係からのビジネス案件紹介 ⇒ ⑤当該地域での評価獲得 ⇒ ⑥中国系企業へのビジネス拡大 ※ ①から③まで民間企業とセンターとが密に連携

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天津市における省エネ事業の展開

2011年11月に㈱安川電機とTEDA管理委員会が協力覚書を締結、2012年3月にキックオフ会議(両組織トップ参加)を開催

㈱安川電機、天津経済技術開発区(TEDA)管理委員会 第6回日中省エネルギー・環境総合フォーラム 協力プロジェクトとして調印(2011年11月~)

北九州市 アジア低炭素化センター

天津市 支援

20

Phase2 Phase3 Phase4

2011年8月に北九州市と天津市は「低炭素社会構築 に向けた協力交流の促進に関する覚書」を締結

・数値目標を盛り込んだ 第12次5ヵ年計画達成 のためのTEDAマスター プランを策定 ・㈱安川電機の省エネ事 業効果を数値目標化

Phase1 省エネモデル事業の実施

(3企業程度)

普及事業の実施 (60企業程度)

・省エネ技術検討会及び 商談会の開催 ・普及事業の検証及び 次ステージの検討

都市間協定 に基づいた 企業間連携

日本政府 中国政府 日中省エネルギー・ 環境総合フォーラム

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80%

60%

40%

20%

100%

年月 超節水便器の販売開始

ベースラインシナリオ プロジェクトシナリオ

GHG削減量

従来型・節水型 便器の普及率

1回の洗浄水量: 大3.8L、小3L

1回の洗浄水量: 大5L、小3.5L

大連市全体のGHG削減ポテンシャル

15,622 t-CO2/年 大連市全体の節水ポテンシャル 14,073,600 m3/年 1台当たりのGHG削減ポテンシャル 1,735 kg-CO2/年 大連市全体のGHG削減ポテンシャル 3,509,111 t-CO2/年

大連市内の浄水場(9施設)、下水処理場(10施設)を対象に水処理量とエネ ギー使用量(電力とディーゼル)を調査:水由来排出係数: 1.11kg-CO2/m3

大連市における節水型住宅設備機器の普及 TOTO㈱(国際的に活躍する住宅設備機器メーカー)

環境省「新メカニズム実現可能性調査」(2011年度)

調査事業の内容 ○水由来CO₂排出削減量の測定方法の構築 ○二都市間・二国間でのクレジット化検討 ○節水機器の普及施策の導入検討

節水やCO₂削減の効果が明らかになったことを踏まえ、環境性能認証や補助金の制度創設を政府間交渉を通じて働きかけ、節水機器の普及促進を図る。

21

提案:日中間クレジットスキーム案

超節水便器

節水シャワー

TOTOが提案する「節水型水まわり住宅設備への更新・新設」に関するCO₂排出削減方法論及びこの方法論で行うCO₂排出削減事業は、国内クレジット制度として承認を受ける(2012年3月)。

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ベトナムにおける節水型住宅設備機器の普及 TOTO㈱(国際的に活躍する住宅設備機器メーカー) 経済産業省「地球温暖化対策技術普及等推進事業」(2012年度)

大連市のFS調査を踏まえ、節水型シャワーの導入によるCO₂削減効果を検証。

事業内容 ■CO₂削減に係る方法論の構築 ■節水機器基準の構築 ■節水機器普及のための政策提言 など

TOTO 北九州市 (アジア低炭素化センター)

及び (公財)北九州国際技術協力協会

三菱UFJモルガン・ スタンレー証券

ホーチミン市 省エネルギーセンター

アジア節水会議

本実現可能性調査の推進体制

ハノイ市・ホーチミン市で実施 TOTOは、2002年にハノイ郊外のタンロン工業団地に工場を設立、2009年にはホテル・オフィス・家庭向けの総合ショールームをオープンするなど、ベトナムでの住宅設備市場への参入を展開。

【プロジェクト実施によるCO₂削減ポテンシャル予測】

ハノイ科学大学

環境性能(節水、CO₂削減等)の評価を通じて、節水型シャワーの販売促進を目指す

※ ベトナムでは、2004年には5.4%であった住宅の温水 シャワーシステム普及率が2010年には13.3%と2倍以 上になり、特に都市部の富裕層では36.8%まで拡大。

<調査支援>

<政策提言>

<節水機器基準検討>

<プロジェクト実施>

節水を通じたCO₂削減に関するMRV

(方法論)のアジア標準構築を目指す。 22

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都市環境インフラ輸出の舞台は都市

都市間連携の枠組みを活用することにより、

上流フェーズからの包括的な案件形成が可能になる プロジェクト終了後も、長期的なフォローアップができる 相手都市政府の関係部署に直接アクセスできる 管理運営面の人材育成が可能 省庁横断的な支援が可能(経産省、環境省、外務省、NEDO、JICA等)

官民連携(PPP)

現地での官民連携を推進するためには、

参入障壁(法規制、社会システム等)を低くするため、二国間政府の対話を行うプラットフォームを構築 コンサルティング・ファンドマネジメント・環境インフラ運営を総体的に担う新たな事業体を設立

都市環境インフラ輸出におけるキーポイント

23

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都市環境インフラ輸出の展開スキーム 政府間・都市間協力のプラットフォーム形成

【ソーシャルマスタープラン(総合まちづくり計画)策定】

S市 I 国

社会基盤づくり

案件発掘

案件形成 (FS、実証) 事業化

(資金調達等含む)

日本企業 現地企業

総合的支援の調整窓口の一元化

拠点整備

の支援

(補助金等)

総合的な財政支援 (分野横断、プロセス一貫)

対話・合意等を通じた後方支援

アジア諸都市や企業の多様なニーズ に対応したグリーンな都市づくりを プロデュース

公的ファイナンス支援

環境保全 リサイクル エネルギー 水

市民・企業・行政など関係者との合意形成

日本国

・・・・・

・外務省 ・経済産業省 ・環境省 ・国土交通省 ・JICA ・NEDO ・JBIC 等

政府間(G to G)

都市間 (City to City)

企業間

官民連携によるビジネス展開

国家プロジェクト として認定・支援

案件協議 北九州市

民間金融機関

ファイナンス支援

北九州モデルの活用

インフラ海外展開

官民ファンドによる支援

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都市環境インフラの拠点 アジア低炭素化センター(北九州市)

人材交流

の拡大

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北九州炭素新メカニズム(K-MRV)構築事業

日本政府 二国間クレジット対象国

ジョイント・コミッティー 対象プロジェクト認定

方法論認定

補助金交付

日本政府支援 認定プロジェクト実施

CO₂排出 削減量

企業の自主的活動 認定プロジェクト実施

CO₂排出 削減量

日本企業

オフセット⇒ 国際的承認(COP) を経てクレジット化

補助金を出した日本政府のCO₂排出削減量にカウント

「温室効果ガス算定排出量等の報告等に関する命令」第1条第5号に規定する国内認証排出削減量とする。 命令一部改正(告示)/総合特区規制緩和

協議・協力

環境・生活改善

北九州炭素新メカニズム(K-MRV)構築事業

K-MRVコミッティーを設置(2012年12月)。本市企

業(本社及び事業所を市内に設置)のCO₂排出削減プロジェクトを中心に支援(定量評価、方法論構築)

定量化(見える化)⇒オフセット⇒クレジット化

予定対象事業 製品普及事業(≒プログラムCDM) ◆TOTO:節水機器<ベトナム> ◆豊光社:CCFL(省エネ照明)<タイ> ◆安川電機:インバータ<中国> プロジェクト ◆エコタウン協力事業<中国> ◆コンポスト普及事業<インドネシア>

K-MRVコミッティーを通じて支援

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日本政府へ の働きかけ

日本企業

二国間オフセット・クレジット制度:Joint Crediting Mechanism(JCM)

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WIN-WINの関係の構築

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環境国際協力に加え、環境国際ビジネスの展開にあたっても、現地の人々に喜ばれ、尊敬されるような、他国とは異なる日本独自のやり方を推し進めることを目指したい

北九州市 市内企業を中心に、

海外での環境ビジネス展開により地域の活性化

アジア諸都市 CO₂削減と同時に、汚染の緩和や生活の

質の向上