48
製品には、注意ラベルが貼付されています。 このたびは、パナソニック製品を お買い上げいただき、まことにありがとう ございます。 この施工説明書を必ずお読みいただき、 説明に沿って正しく施工してください。 特に「安全上のご注意」 (3 ~ 7 ページ)は、 事前に必ずお読みいただき、 安全に施工してください。 この施工説明書は、大切に保管して ください。 施工説明書 品番 OCU-GS1500CSF(-SL) OCU-GS2001DSF(-SL) 目次 ■ フロン回収・破壊法 ■ 安全上のご注意 ■ 各部の名称および付属部品と別売部品 ■ 使用範囲 ■ ユニットを上手にお使いいただくために ■ 据え付け場所の選定 ■ 搬入 ・ 据え付け ■ 据え付け例 ■ 冷媒配管工事 ■ 配管例 ■ 冷媒回路図 ■ 冷媒充填 ■ 電気配線工事上のご注意 ■ 電気配線工事① ■ 電気配線工事② ■ 電気回路図 ■ 運転前に確認していただくこと ■ コントローラについて ■ 運転の調整 ■ 凝縮圧力コントロールについて ■ 油面管理方法 ■ 警報について ■ 保守点検 ■ 故障時の処置 ■ 故障診断 ■ ユニットの保証条件 2 3~7 8 9 10 11 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ~ 23 24 25 ~ 32 33 34 35 36 37 38 ~ 39 40 ~ 44 45 ~ 46 屋外形冷凍機 (スクロールアウトドアユニット) 図は OCU-GS1500CSF

屋外形冷凍機ssl.imari.co.jp/pab/289-OCU-GS1500CSF.pdf2 フロン回収・破壊法 コンデンシングユニットを設置・施工される方へのお願い 1. 製品表示ラベルの貼付について

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製品には、注意ラベルが貼付されています。

このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。この施工説明書を必ずお読みいただき、説明に沿って正しく施工してください。特に「安全上のご注意」(3~ 7ページ)は、事前に必ずお読みいただき、安全に施工してください。この施工説明書は、大切に保管してください。

施工説明書品番 OCU-GS1500CSF(-SL) OCU-GS2001DSF(-SL)

目次■ フロン回収・破壊法

■ 安全上のご注意

■ 各部の名称および付属部品と別売部品

■ 使用範囲

■ ユニットを上手にお使いいただくために

■ 据え付け場所の選定

■ 搬入 ・据え付け

■ 据え付け例

■ 冷媒配管工事

■ 配管例

■ 冷媒回路図

■ 冷媒充填

■ 電気配線工事上のご注意

■ 電気配線工事①

■ 電気配線工事②

■ 電気回路図

■ 運転前に確認していただくこと

■ コントローラについて

■ 運転の調整

■ 凝縮圧力コントロールについて

■ 油面管理方法

■ 警報について

■ 保守点検

■ 故障時の処置

■ 故障診断

■ ユニットの保証条件

2

3~7

8

9

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11

11

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37

38~ 39

40~ 44

45~ 46

屋外形冷凍機(スクロールアウトドアユニット)

図はOCU-GS1500CSF

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2

フロン回収・破壊法

コンデンシングユニットを設置・施工される方へのお願い

1. 製品表示ラベルの貼付について

2. 表示に当たってのお願い

①施工業者様が記入される表示は、耐候性、耐紫外線を考慮し、文字が消えないような方法で行ってください。(ラベルプリンターのラベル使用、表示を透明シールで覆うなどの方法を推奨します。)

②マジック等で記入された場合には、定期的にチェックして、上書き修正等を実施してください。また、文字が消えた場合を考慮し、表示内容は別に控えを取ることを推奨します。③施工業者様独自で製品表示をされても結構です。この場合、製品表示ラベルに、表示の内容を別に行っていることがわかるような処理を施してください。

3. 罰 則

施工業者様が、本法律に違反した場合、以下の罰則により罰せられます。

・82条:1年以下の懲役または50万円以下の罰金登録なしで回収した場合。許可なしで破壊した場合。みだりに大気放出した場合。

・83条:50万円以下の罰金回収/破壊勧告無視、改善勧告無視、料金変更勧告無視。

・84条:30万円以下の罰金回収/破壊業者の変更届の不実施・虚偽の届出。

・85条:20万円以下の罰金回収/破壊の記録及び報告の不実施・虚偽の報告。

・87条:10万円以下の過料回収/破壊の廃業届出の不実施・製品表示の不実施及び虚偽の表示。

オゾン層の保護および地球温暖化の防止のため、2002年4月から『特定製品に係るフロン類の回収及び破壊実施の確保に関する法律(フロン回収・破壊法)』が施行されました。これによりフロン類をみだりに大気中に放出することが禁止となり、また、製品を廃棄する場合にはフロン類の回収が義務付けられます。そのため、施工業者様は、コンデンシングユニットを設置し、フロン類を充てんする際、フロン類の種類・冷媒番号・充てん量が目視確認できる『製品表示』をしなければなりません。また、(社)日本冷凍空調工業会では、地球温暖化防止対策のための自主的取り組みの一環として、冷凍・空調機器に含まれる冷媒の温暖化の影響度合いを二酸化炭素に換算してその値を表示する冷媒の「見える化」を行うことを決定しました。この冷媒の「見える化」は、広い範囲の方々に対し、冷媒の大気中への排出による地球温暖化の影響をご認識いただき、使用時排出の削減、廃棄時回収率の向上を図ることを目的としています。そこで『製品表示』には、フロン類の充てん量の二酸化炭素換算値・充てんした事業者名を、あわせて記入くださいますようお願いいたします。

フロン類の種類を表示する。 (R404Aの場合『HFC』)

現地でR404Aを充てんした場合、 ここに「404A」と表示する。

フロン類の二酸化炭素換算値を表示する。換算値は、添付のリーフレット(802-6-4179-138-00)を参照の事。

現地で充てんした事業者名を表示する。

現地での充てん量を表示する。

コンデンシングユニットには、下図の「製品表示ラベル」を貼付しています。(2002年1月生産分より実施、2009年11月生産分より二酸化炭素換算値の項目追加)ただし主にケース等に内蔵して使用されるコンデンシングユニット(全密閉インドアユニット)には、「製品表示ラベル」を添付(製品に同梱)しています。お手数ですが、見やすい場所に貼付してください。

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安全上のご注意人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。

■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明しています。

警告 「死亡や重傷を負うおそれがある内容」です。

注意 「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」です。

■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。

してはいけない内容です。

実行しなければならない内容です。

警告

据付工事

据え付けは、専門業者に依頼し、高圧ガス

保安法および施工説明書に準じる

据付工事に不備があると、異常振動等

の不具合により、冷媒ガス漏れ・感電・

火災の恐れがあります。

据え付けは、ユニット質量に十分耐える

ところに確実に行う

基礎に不備があると、転倒・落下の事

故により、冷媒ガス漏れ・けが・感電・

火災の恐れがあります。

●ユニット質量の 3倍程度のコンク

リート基礎とし、アンカーボルトによ

り、確実に固定してください。

必ずお守りください

指定冷媒以外は使用(冷媒補充・入替え)

しない

機器の故障や破裂、けがなどの原因

冷媒充填前に気密試験を実施する

冷媒が漏れると酸素欠乏となり死亡事

故の恐れがあります。

感電火災の原因になります。

●気密試験を確実に行い、冷媒漏れの

ない事を確認してください。

気密試験を行う前に冷媒配管を確実に行う

冷媒ガス漏れにより窒息の恐れがあり

ます。

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安全上のご注意 必ずお守りください

電気工事

必ず専用回路を使用し、漏電遮断器を

設置する

電気工事に不備があると漏電し、感電、

火災の恐れがあります。

●〈電気工事に関する技術基準〉、〈内

線規定〉および施工説明書に準じて電

気工事を行ってください。

電気配線は、指定のケーブルを使用し、

固定する

指定のケーブルを使用していなかった

り、接続や固定が不完全な場合、電気

抵抗が大きくなり、異常発熱・火災の

恐れがあります。

●指定のケーブルを使用し、配線固定

を確実に行ってください。

アース工事を行う

アース工事がされていないと漏電によ

る感電の恐れがあります。

●電気工事業者によるD種接地工事を

確実に行ってください。

電装箱のカバーおよび外装パネルは、

確実に取り付ける

取り付けが不完全な場合は、内部に水

や生き物が入り、漏電して火災・感電

の恐れがあります。

●確実に取り付けられていることを確

認してください。

使用上のご注意

安全装置の設定値を変更しない

設定値を変更したまま使用すると安全

停止しないで、破裂、発火の恐れがあ

ります。

●安全装置の設定値は、変更しないで

ください。万一変更した場合は、電源

スイッチ、および、漏電遮断器を切り、

販売店にご相談ください。

外装パネルの換気口、および、ファンガード

に指、棒、異物を入れない

高速回転しているファンに当り、けが

の恐れがあります。

●外装パネルの換気口、および、ファ

ンガードに指、棒、異物を入れないで

ください。

漏電遮断器が作動したら、専門業者に

連絡する

無理に電源復帰を行うと、漏電により、

火災・感電の恐れがあります。

水などが電装箱内部に入ったら、電源

スイッチを切り、漏電遮断器をOFFする

そのまま使用するとショートして、火

災・感電の恐れがあります。

●電気部品に直接水をかけたり、水洗

いをしないでください。

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安全上のご注意 必ずお守りください

修理

分解、修理は、専門業者に依頼する

分解、修理に不備があると異常動作に

より、けがや、火災・感電の恐れがあ

ります。

●分解、修理は、専門業者に依頼して

ください。

改造は、絶対に行わないでください。

修理用交換部品は、指定部品を使用する

指定部品を使用しないと安全停止しな

いで、破裂、発火の恐れがあります。

●販売店にご相談ください。

異常運転を発見したとき、分解、修理を行う

ときは、電源スイッチを切り、漏電遮断器を

OFFする

異常のまま運転を継続したり、電源を

切らずに分解、修理を行うと、漏電や

ショートして、火災・感電の恐れがあ

ります。

移動・移設

移動、移設のときは、専門業者に依頼する

移動、移設工事に不備があると、異常

振動等の不具合により、冷媒ガス漏れ・

感電・火災の恐れがあります。

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安全上のご注意

注意

据付工事

可燃性ガスの漏れる恐れがある場所に

設置しない

可燃性ガスが漏れて周囲に溜まるとス

イッチの火花などで引火し、火災の恐

れがあります。

必要に応じて排水工事を行う

排水の処理が考慮されていないと雨水

や霜取後の水分排出により、かびやこ

けが発生し、すべり転倒してけがの恐

れがあります。

使用基準内で冷凍サイクルを製造する

逸脱した冷凍サイクルでは、異常高圧、

異常発熱により、破裂・発煙・発火・漏

電の恐れがあります。

吸入配管は、断熱処理をする

断熱処理をしないと結露の水分排出に

より、カビやコケが発生し、すべり転

倒してけがの恐れがあります。

必ずお守りください

空気の淀まないところに据え付ける

万一冷媒が漏れると酸素欠乏となり、健

康を害する恐れがあります。

●風通しの良い場所に設置してくださ

い。

ユニット運搬は、専門業者に依頼する

運搬に不備があるとユニットが転倒、落

下し、はさまれてけがの恐れがありま

す。

●ユニットは、重量物です。専門業者

にご相談ください。

電気工事

電気配線は、配管断熱材の中を通さない

配管と一緒にすると露付きによる漏電、

過熱による火災の恐れがあります。

必ず指定容量の漏電遮断器を設置する

指定容量のものでないと適切な安全停

止をせず、感電、火災の恐れがあります。

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安全上のご注意 必ずお守りください

使用上のご注意

冷媒が噴出したら、電源スイッチを切り、

サービスバルブを全閉にする

サービスバルブのサービス口等冷凍サ

イクルの一部を開放し、冷媒が噴出す

ると酸素欠乏となり、健康を害する恐

れがあります。

濡れた手で電気部品に触れない

漏れた手でスイッチ操作をすると感電

し、けがの恐れがあります。

可燃性スプレーは、近くで使用しない、

可燃物は、近くに置かない

スイッチの火花などで引火し、火災の

恐れがあします。

点検整備は、電源スイッチを切り、漏電

遮断器をOFFして行う

通電したまま点検すると感電、はさま

れ、発熱によりけが、火傷の恐れがあ

ります。

漏電遮断器は、定期的に動作確認する

故障したまま使用すると安全停止をせ

ず、感電、火災の恐れがあります。

凝縮器フィンガードを取外すときは、

フィンに触れない

フィンに手を触れ、縦に擦るとエッジ

で手を切る恐れがあります。

ユニットに乗らない

上に乗ったり、ものを載せると、振動

により、転倒、落下してけがの恐れが

あります。

サービスバルブを閉めて運転しない

高圧側のサービスバルブを閉じたまま

運転すると異常高圧となり、破裂の恐

れがあります。

廃棄

ユニットの廃棄は、専門業者に依頼する

ユニット内部に冷媒およびオイルを充

填したまま廃棄すると外火により爆発

の恐れがあります。

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各部の名称

別売部品

各部の名称および付属部品と別売部品

霜取用 15HP用

ユニットの運転制御 リモート コントローラ

霜 取 制御盤 SDT-601M

SPK-EP170

略 図 名 称 品 番 用 途

図は、OCU-GS1500CSF

背 面 右 側 面正 面

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使用範囲

寒冷地における対策

ユニットは下記の使用範囲でご使用ください

このユニットは異出力または同出力のスクロールコンプレッサを2台搭載し、吸入・吐出各系統を1つに

したものです。

コントローラの設定により、個別に運転させる容量制御運転が可能です。

寒冷地(日中O℃以下になる地域)で“冷却器周囲温度(庫内温度)>ユニット周囲温度”となる場合、

ユニットヘの冷媒寝込みを防ぐため、霜取時ポンプダウンサイクルをおすすめします。

周囲温度が-15℃以下になる場合には高圧圧力が下がりすぎないようユニットを囲む等の対策をして

ください。

項 目 基 準 値 備 考

R404A

-45 ℃ ~ -5 ℃

0.004 MPa ~ 0.41 MPa

18 ℃以下

10 K以上

常用20 ℃ ~ 58 ℃

常用0.98 MPa ~2.62 MPa

120 ℃以下

(周囲温度+10 K以上)~ 85 ℃

-15 ℃ ~ 43 ℃

3相200 V ± 20 V 50 Hz / 60 Hz

2 %以下

1 °以下

10分以上

屋外設置

使 用 冷 媒

蒸 発 温 度

吸 入 圧 力

吸 入 ガ ス 温 度

吸 入 ガ ス 過 熱 度

凝 縮 温 度

吐 出 圧 力

吐 出 ガ ス 温 度

オ イ ル 温 度

ユニット周囲温度

電 源 電 圧

電 圧 不 平 衡 率

設 置 傾 斜 角 度

O N - O F F 周 期

設 置 場 所

適正封入量である事

ユニット入口圧力の温度換算値

ユニット入口圧力

ユニット入口配管温度

蒸発温度とコンプ入口温度の差

ユニット出口温度

コンプ出口圧力

コンプ出口温度

コンデンサ吸込み空気温度

ユニット電源端子電圧

オイル戻りに問題の無い事

頑強な基礎が必要

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施工上の注意

ユニットを上手にお使いいただくために

この製品はR404A専用ユニットです。冷凍機油やコンプレッサを含む各部品は専用設計されたものを使用しています。製品の信頼性を保つために下記の点に充分注意してください。①膨張弁はR404A専用を使用してください。②冷凍機油は水分吸着性が高いので、開放時間を出来るだけ短時間にしてください。 冷凍機の接続は配管施工の最後に行ってください。また雨天での屋外工事は行わないでください。③配管は清浄なりん脱酸銅管、ろう材はりん銅ろうを使用してください。銀ろうを使用する場合、塩素を含んだ フラックスは使用しないでください。④フレア面のシールは、ハブ油を使用してください。⑤気密試験で使用するリークディテクターは、冷媒R404Aに感知することを確認してから使用してください。 (ハロゲントーチ式のリークディテクターは、冷媒R404Aに感知しません。)⑥既設配管を使用する場合は、『HFC機転換用既設配管対応指針』(社)日本冷凍空調工業会のフローチャートに 従って使用可否を判定してください。

スクロール冷凍機としてのご注意

経済的にご使用になるために

1. スクロールコンプレッサは逆回転不可です。電源投入時、E00の表示が出た場合は電源逆相ですので、電源端子板の一次側の二線を入れ替えてください。

2. リキッドインジェクションにより、コンプレッサの吐出ガス温度上昇を防止しています。リキッドが少ない運転では保護装置(吐出温度異常警報)により、コンプレッサが停止します。ガス欠運転はしないでください。

3. スクロールコンプレッサは、高精度な部品から構成されています。配管工事の際、ゴミ、金属粉、酸化スケール等の異物が混入しないようご注意ください。

4. 低圧圧力設定は冷凍用で出荷しています。コンプレッサの故障になりますので、切値は、0.00MPa以下には絶対にしないでください。

5. ST2C基板故障診断後、スイッチSW2が制御側になっていないとコンプレッサは運転しません。詳細は「故障診断」を参照してください。

6. 電源投入時、L/I用電動弁初期動作のため約30秒間コンプレッサは運転しません。(初期動作中は、デジタル表示右下のポイントが点滅します。)

7. DC電源基板及びFC3基板は、漏電しゃ断器OFF後5分以上経過するまで操作、サービス交換をしないでください。8. コンデンサファンは、異常停止スイッチ S2、 S3、ではファンが停止しません。

運転スイッチS1をOFFしてください。またサービス時は漏電しゃ断器OFFしてください。

コンデンシングユニットを経済的にお使いいただくために、次のことがらを参考にしてください。冷凍能カは使い方により大きく増減します。蒸発温度が1℃(ユニット入口圧力の温度換算値)低下すると冷凍能力は4~5%程度低下し、凝縮温度が5℃上昇すると、冷凍能力は7~10%程度低下し、電力消費量は増大します。コンデンシングユニットの性能を充分発揮させるためには、コンプレッサの吸入圧カをなるべく高くし、吐出圧カをより低くすることが大切です。そのためには(1)配管抵抗をできるだけ小さくしてください。

(2)充分な容量のエバポレータを選定し、蒸発温度をより高くしてください。(3)冷蔵(冷凍)庫または、ショーケース内の冷気の吹出口、吸込口を食品等でふさがないでください。(4)冷蔵(冷凍)庫の扉の開閉はすばやく行う(冷気の流出を防ぐため、開けている時間を短くしてください)(5)コンデンサの清掃を定期的に行い、目詰まりを起こさないようにしてください。

蒸発温度(℃) -5~-20 -20以下

1℃当りの能力変化率 3~4% 4~6%

蒸発温度(℃) -5~-20 -20以下

1℃当りの能力変化率 2~3% 3~4%

蒸発温度(℃) -5~-20 -20以下

1℃当りの能力変化率 2~3% 3~4%

参考:吸入管の圧カ損失1℃当りの能カ変化率。 参考:吐出管の圧カ損失1℃当りの能カ変化率。

参考:コンデンサの吸込空気温度1℃当りの能カ変化率

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据付場所の選定

搬入・据え付け

一般注意事項各機器の配置は、工事のやり易い場所、日常の操作、保守点検のやり易い場所を選定してください。

・冷凍装置の施設基準(冷凍保安規則)の規制を受けますので、施設基準に準じて施工してください。・本ユニットは合算して法定冷凍トン20トン以上になる冷凍装置、または付属装置としては使用できません。

床からの照り返しの影響がないように設置してください。

熱気から離れたところ

床が濡れても良いところユニットは雨水や、場合によっては霜取り後の水分が排水されます。必要に応じて排水工事を行ってください。

雪の積もらないところ寒冷地帯での据え付けは冬場の雨や雪を防ぎ、凍結や着霜をしにくくするために必ず屋根等の対策を行ってください。

風通しのよいところ放熱を良くするために、コンデンサの吸いみ空気が43℃以下で、風通しの良い場所に据え付けてください。

床は丈夫で水平なところ騒音が増大しないように、しっかりした基礎工事の台の上に設置してください。特に隣家との境界線では公害対策基本法第9条の規定に基づく騒音に係る環境基準を満たすように取り付けてください。

隣家の迷惑にならないところコンデンサからの吐出風が隣家の窓へ吹きつけたり、騒音が伝わらないようにしてください。

基礎工事異常振動の発生および転倒の防止のため、堅固なコンクリート基礎にアンカーボルトで固定してください。また、振動防止のため、防振パッド(8~15mm程度)の使用をお奨めします。必ず前後を固定してください。(15HP:4ヶ所、20HP:6ヶ所)

吊り下げ・ユニットを吊り下げて移動する場合、バランスを保って衝撃を与えないように移動してください。・本体に貼付してある吊り下げ方法図のように吊り上げてください。(クレーン等安全規則に従ってください。)

搬入ユニットはできるだけ垂直に保って、静かに搬入してください。ユニットの横倒しは絶対に避けてください。

①各機器の距難は、配管長・配線長ができる限り短く、また施工のやり易い場所を選定してください。

②リモートコントローラは、日常の運転操作(運転/停止・警報リセット等)をともないますので、必ず使用者の手の届く位置に設置してください。また、使用者以外の人が立ち入るような場所には設置しないでください。

③ユニット、リモートコントローラは、日常の保守点検をともないますのでサービスのやり易い場所に設置してください。日常の保守点検とは、運転圧力・コンプレッサのオイルレベル・モイスチャインジケータの点検をいいます。

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据え付け例

降雪地域における対策

上方に障害物がある場合標準設置

上方に障害物がある場合等、コンデンサの風がショートサイクルにならないように設置してください。屋根を設ける場合、右図のように1.5m以上の上方に傾斜をつけて設置してください。

・防雪フードを吹き出し口に取り付けてください。(現地施工)・ユニット全体が積雪で埋まらないように据え付けてください。

据え付け例

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13

冷媒配管工事

配管の取り出し方向は右側面と下面の2方向になります。

配管工事は、右パネルを取り外して行ってください。

配管取出し方向

ガスリークの注意ガスリークを起こしますとコンプレッサ過熱運転、エアかみ運転になることが考えられ、この場合コンプレッサの故障の原因になります。気密試験は確実に行ってください。

ユニット間の配管接続サイズは基本的には次の通りですが、配管の圧力損失や冷媒流速を計算して、冷凍能カやオイル戻りに支障のないように、サイズを決定してください。

冷媒配管サイズの選定

高精度の部品から構成されているため、異物の混入により摺動面にキズが発生すると、圧縮ガスのもれが多くなり、能カが低下するばかりでなく摩耗、焼付を起こすことになります。

・溶接時は窒素ガスを流す

・配管内外は清浄なものを使用する

・銅パイプの切断およびバリ取り時の切粉が混入しないようにする

ゴミ・金属粉・酸化スケール等の異物混入防止

気密試験 [配管工事終了後、配管に断熱工事をする前に実施してください。]

検査圧カは下表の圧力で実施してください。

品 番 吸 入ガス管 液出口管

OCU-GS1500CSF OCU-GS2001DSF

φ41.28(外径溶接) φ22.22(外径溶接)

2.9MPa

高 圧 側 低 圧 側

1.65MPa

冷媒配管工事の設計施工の良し悪しが冷凍装置の性能や寿命およびトラブル発生に大きな影響を与えますので、高圧ガス保安法及び関係基準と以下に示す項目に従って設計施工してください。

気密試験を行う前に冷媒配管を確実に行ってください。

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配管例室内機が上にある場合

室内機が下にある場合

高低差5m以内液冷媒のヘッド差により圧力損失が大きくなりフラッシュガスが発生することがある。

( )高低差20m以内吸入管の油もどりのため配管サイズ、トラップを考慮する必要がある。

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15

冷媒回路図

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冷媒充填

冷媒充填

真空引き

充填方法 [ 電気配線工事終了後に行ってください。]

真空引き後直ちに行います。冷媒はR404Aを封入してください。他の冷媒を混合して使用しないでください。

冷媒回路内に空気、水等の混入防止のため、冷媒封入前に必ず真空ポンプで全回路内の真空乾燥を行ってください。真空引きは、気密試験を確実に実施してから行います。

真空引きは、ユニットの高圧・低圧側2ケ所から行います。真空引き時には、コンプレッササクションサービスバルブおよび液出口部のサービスバルブを中間シートにして行ってください。

●真空引きの目安:真空度133Pa(1Torr)まで引き、更に1~3時間程度行います。●サービスバルブ…開く(反時計方向に回す)・閉(時計方向に回す)

①冷凍機が停止した状態で、レシーバタンクに液の状態で冷媒を充填してください。(レシーバタンクの全容積は40Lです。)

②レシーバタンクに液冷媒が入らなくなったら冷凍機を冷却運転状態にしてください。モイスチャーインジケータからフラッシュガスが発生している時は、下記の方法で追加充填を行なってください。サクションサービスバルブからセーフティチャージャー(液冷媒を霧状に変える器具)等を使用しチャージしてください。(注1)サクションサービスバルブから直接の液充填は絶対におやめください。

(液圧縮によりコンプレッサが破損する場合があります。)(注2)①での液冷媒充填が不十分な場合、②の充填時に保護装置(ST2C基板)が作動し、運転が停止することが

あります。(注3)冷媒充填量は、冷凍サイクル機器の容量及び運転状態で異なります。(注4)コンプレッサの吐出ガス温度低減として、リキッドインジェクションを使用していますのでガス欠運転では

吐出温度異常により、コンプレッサが停止する恐れがありますのでご注意ください。(注5)R404Aは混合(擬似共沸)冷媒ですので、ボンベ内で蒸発したガスを充填すると混合比が変化します。

追加充填する場合はガス充填にならないようにご注意ください。③モイスチャーインジケータからフラッシュガスが消えるまで充填する。(最小必要充填量)④負荷変動を考慮し、最小必要充填量に対して5~10%追加充填を行なってください。(冬季に充填する場合は5%、夏季に充填する場合は10%が目安です。)⑤マルチユニットでは最小出力運転時にもフラッシュガスが出ない事を確認し、充填量を調整してください。(注)コンプレッサの吐出ガス温度低減として、リキッドインジェクションを使用していますのでガス欠運転では

保護装置(ST2C基板)が作動して、コンプレッサが停止する恐れがありますのでご注意ください。

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電気配線工事上のご注意

配線の取入口

漏電遮断器と配線太さの選定

許容電源電圧

感電・火災の防止●アース配線(D種接地工事)を行ってください。●専用回路としてください。(他の製品と共用しないでください)●電線は、高温部(コンプレッサ、コンデンサ、吐出配管)および金属のエッジ部に接触しないようにしてください。

本ユニットの許容電源電圧は、下図の通りですので、この範囲に入るようにしてください。

停電後の再通電時、冷凍機を含め各種機器が通常同時に始動します。電源容量・配線容量に余裕がないと、電圧が170V以下に下がり、モータが始動できずモータ、電装品の不具合事故が発生する場合があります。これらが考えられる場合は、次のことを考慮してください。●停電後は、各種機器が同時始動しないよう順次始動させる。(遅延タイマ追加)

運転中の電源電圧180V~220V

電圧

電気エ事は、電気設備に関する技術基準(経済産業省令)および、所轄電カ会社の内線規定に従うほか、以下の内容にそって電気工事士の有資格者が行ってください。

必ず指定容量の漏電遮断器を設置する指定容量のものでないと適切な安全停止をせず、感電、火災の恐れがあります。

漏電リレーでは保護できません。

停止時の電圧190V~215V[推奨値]

注1. 上表の値は電線雰囲気温度40℃以下で、電線の種類は600Vビニール絶縁電線3本以下の場合です。注2. 電線太さはコンデンシングユニットの周囲温度32℃、蒸発温度-10℃(R404A)の場合の値を示します。

漏電しゃ断器 品 番

配線長に対する動力線太さ(mm2)定格電流 感度電流

接地線

0.2 上以5.583222222FSC0051SG-UCO 30mA 又は100mA

100A

0.2 上以5.583838383FSD1002SG-UCO 30mA 又は100mA125A

太さ(mm2) 太さ(mm2)20m 30m 50m10m制御回路

●配管と接触しないように配線してください。

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電気配線工事①配線ブロック図

リモートコントローラ(リモコンボックス)…(別売部品)

①機 能リモートコントローラはコンデンシングユニットの運転制御(運転、停止、警報リセット)と運転状態(冷却運転中、異常停止中)が判かります。

②リモートコントローラヘの配線接続リモートコントローラは運転状態が常時確認できるような場所に取り付け、リモートコントローラと冷凍機本体を接続します。この時、冷凍機本体の端子①~②間の青線を必ずはずしてください。(はずさないとリモートコントローラによる警報リセットができません。)

〔屋内設置用〕

霜取制御盤は15HPの場合

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進相コンデンサの取り付け

本ユニットは進相コンデンサ(現地手配)がユニット電装BOX内に取り付けられるように取り付け穴があいていますのでご利用ください。進相コンデンサはコンプレッサ用電磁接触器の2次側へ接続してください。

◎取り付け可能コンデンサ(メーカ:指月電機)

品 番

FE2150KE

FE2150KE

コンプNo.1

静電容量

150μF

150μF

品 番

FF2075TL

FE2150KE

コンプNo.2

50Hz

OCU-GS1500CSF

OCU-GS2001DSF

品 番

静電容量

75μF

150μF

品 番

FF2100TL

FF2100TL

コンプNo.1

静電容量

100μF

100μF

品 番

FF2050TL

FF2100TL

コンプNo.2

60Hz

静電容量

50μF

100μF

電気配線工事②

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電気回路図

標準電気配線図に従って、霜取時および異常停止時は液管電磁弁が"閉"となリ、レシーバタンクから蒸発器側に液冷媒が移動しない配線にしてください。標準電気配線図の通り配線しますと、デフロスト時、ポンプダウン運転を行い、コンプレッサが止まる回路となリます。クーリングコイル(別売)一リモートコントローラ(別売)一霜取用配線制御盤(別売)の接統例

電気回路図(標準電気配線図)

OCU-GS1500CSF

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電気回路図

標準電気配線図に従って、霜取時および異常停止時は液管電磁弁が"閉"となリ、レシーバタンクから蒸発器側に液冷媒が移動しない配線にしてください。標準電気配線図の通り配線しますと、デフロスト時、ポンプダウン運転を行い、コンプレッサが止まる回路となリます。クーリングコイル(別売)一リモートコントローラ(別売)一霜取タイマの接統例

電気回路図(標準電気配線図)

OCU-GS2001DSF

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運転前に確認していただくこと始動前の確認

クランクケースヒータへの通電

逆相運転防止

高圧圧力スイッチの設定

(1)誤配線、配線のゆるみがないが再確認してください。

(2)サービスバルブの弁は全て、ラチェットレンチで全開にしてください。

(3)電源電圧は定格の±10%以内(通常200~210V)にあるか確認してください。

(4)オイルが適正レベルにあるか確認してください。(オイルタンクのオイルレベルゲージ、コンプレッサのオイルレベルゲージによる。)

(5)絶縁抵抗が1MΩ以上あることを確認してください。

漏電しゃ断器をOFFした後の始動は、始動時のオイルフォーミング防止のためクランクケースヒータを6時間以上通電後コンプレッサを運転してください。(ユニット本体側の運転スイッチOFF、漏電しゃ断器ONで6時間経過後、運転スイッチONする。)

※漏電しゃ断器をONにすると、クランクケースヒータヘ通電され、加熱しますので、直接手を触れないでください。

スクロールコンプレッサは回転方向が一方向で運転されます。万一逆回転運転されますと故障につながりますので、逆相防止機能を内蔵して防止しています。電源投入時、ST2C基板にE00の表示が出た場合は電源逆相ですので、一旦漏電しゃ断器をOFFし、電源端子板の一次側の2線を入れかえてください。電磁接触器を押しての運転は絶対にしないでください。

高圧圧力スイッチの設定値は下表のようになっています。 絶対に変更しないでください。

(高圧ガス保安法による)

使 用 冷 媒

設 定 値

R404A

2.9MPa

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コントローラについて①低圧圧力制御方法

運転中の低圧圧力(以下低圧と呼称します)が設定値(ON値、OFF値)に入るように、コンプレッサの運転台数を制御します。※「強制」、「1系統」運転時No.2コンプは5秒遅延して運転します。

運転モードとして「強制」と「自動」があり、「自動」モード時「省エネ」、「高鮮度」、「1系統」のいずれかが選択可能で、外部入力により「夜間」モード運転にも対応可能です。

「運転モード」および「低圧圧力と設定値との偏差」により、コンプレッサの運転台数、運転ステップ、ステップ時間を変えて容量制御します。

・「強制」 :Lim値で全コンプOFF、ON値で全コンプON(180~60秒間のOFF時間維持:停止時間で設定)・「高鮮度」:低圧圧力がLim値に下がるまで、最小出力コンプを運転継続・「1系統」:OFF値で全コンプOFF、ON値で全コンプON(180~60秒間のOFF時間維持:停止時間で設定)※ Lim値:この値以下になると即コンプ停止とする機能で、OFF値により変わります。

OFF値≧0.240MPa:0.090MPa 0.150 MPa≦OFF値<0.240MPa:0.030MPa OFF値<0.150MPa:-0.010MPa

標準的な運転である「省エネ」モードに対し、それ以外のモードは下記の特徴があります。

以下にON値、OFF値、Lim値の関係を示します。S-HIGH、S-LOW、Lim値はON値、OFF値により自動設定されます。

S-LOW

OFF値に対するS-LOWの値(MPa) ON値に対するS-HIGHの値(MPa)

0.20

0.10

0.30

ON0.300.200.10

0.400.15

0.05

0.10

OFF

S-HIGH

-0.04

0.15-0.04 0.100.05

S-LOW

S-HIGH

冷凍 冷蔵

設定例R404A(MPa)

0.020

0.090

0.000

-0.010

0.125

Lim

OFF

ON

ゾーン 圧力

0.300

0.360

0.225

0.090

0.450

設定 (注)1. ONaとOFFaは、ON値とOFF値の絶対圧力の値を示します。ONa=ON+0.1OFFa=OFF+0.1

2. S-HIGH=ONa×1.2-0.1S-LOW=OFFa×0.8-0.095

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コントローラについて②

1.高鮮度モードは低圧圧力がLim値以下であれば最小出力コンプ運転維持します。 2.表の見方(例:省エネモードでHIGHのLED点灯時)  ・ある出力で運転中にHIGHのLED点灯(初め)時は、3分後に1ステップ出力アップします。  ・継続してHIGHのLED点灯時は、2分後にさらに1ステップ出力アップします。  ・全コンプ停止中にHIGHのLED点灯時は、2分後に最小出力コンプが運転開始します。   <初め…コンプ運転中に初めてその圧力ゾーンに入ったとき / 継続・・・継続してその圧力ゾーンにいるとき    全停・・・全コンプ停止中にHIGHまたはS-HIGHの圧力ゾーンに入ったとき >

(注)

以下に コントローラの動作を示します。

A:SUPER-HIGH

1ステップUP

1ステップUP

1ステップUP

モード

省エネ

高鮮度

夜 間 入力時

初め

1分

1分

2分

継続

1.5分

1分

2分

全停

1分

0秒

2分

B:HIGH

1ステップUP

1ステップUP

変化なし

初め

3分

1.5分

継続

2分

1.5分

全停

2分

1.5分

低 圧 圧 力 レ ベ ル

初め

40秒

40秒

40秒

初め

10秒

10秒

10秒

継続

40秒

40秒

40秒

継続

20秒

20秒

20秒

D:LOW

1ステップDOWN

1ステップDOWN

1ステップDOWN

E:SUPER-LOW

1ステップDOWN

1ステップDOWN

1ステップDOWN

F:Lim

初め

全コンプ

停止

C:中間

全て

変化

なし

15HP(4ステップ)

1 2

UP → ←DOWN

0

● 5

● 10

● ● 15

10HP 5HP

合計出力(HP)

20HP(3ステップ)運転順序 正  運転順序 逆

1 2

UP → ←DOWN 0

● 10

● ● 20

10HP 10HP

合計出力(HP)

1 2

UP → ←DOWN 0

● 10

● ● 20

10HP 10HP

合計出力(HP)

低圧圧力制御方法

設定、確認

ユニットの運転スイッチをOFFにし電源投入すると、コントローラが作動しますので、この状態で初期設定を行ってください。

①低圧圧力の設定コントローラの低圧圧力標準設定値は次のとおりです。負荷に応じて次の方法で圧力設定値を変更してください。・OFF値=冷却器の蒸発圧力-配管の圧力損失・ON値=OFF値+ディファレンシャル値(0.05~0.1MPa)

単位MPa

冷媒

R404A

庫内温度 (℃)

 +3~+10  -2~+10  -5~  0  -8~ -5 -22~ -8 -30~-22

冷蔵庫 青果、日配等 精肉、鮮魚 チルド食品 冷凍食品、アイス 冷凍庫、アイス

蒸発温度 (℃) -5 -10 -17

-30~-25 -40~-35 -40

用途

ON値

0.430 0.360 0.270 0.120 0.100 0.090

OFF値

0.370 0.300 0.220 0.060 0.040 0.020

0.01 0.01 0.01 0.01 0.00 0.00

0.04 0.03 0.03 0.02 0.01 0.01

0.06 0.05 0.05 0.04 0.01 0.01

配管長さによる圧力損失 10m  30m  50m

(例)

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コントローラについて③設定、確認②設定ツマミによる低圧圧力設定と運転モード選択

設定ツマミは、設定、点検時以外は「運転」の位置にしてください。低圧圧力と高圧圧力(MPa)を交互表示します。

ツマミが「ON」、「OFF」、「運転モード」、「標準圧力設定」の各位置にあるとき、▲、▼ボタンにて設定、選択可能です。ツマミを「運転」の位置に戻した時点で設定値が記憶されます。設定範囲は0.005MPa単位で0.000~0.500MPa、最小ディファレンシャルは0.010MPaで、誤設定(ON値とOFF値の逆転)防止機能を内蔵しています。

①ON :ON値の設定と値の確認②OFF :OFF値の設定と値の確認③運転モード  :「省エネ」、「高鮮度」、「1系統」のいずれかを選択します。省エネ :「Eco」 表示高鮮度 :「FrE」 表示1系統 :「Sin」 表示④標準圧力設定:必要に応じて以下の方法で選択ください。ツマミを「標準圧力設定」に合わせると、「 F」が表示されますので、▲、▼ボタンを押して希望のNOを選択ください(noと設定値は下表照)。

標準モード SW5-8:OFF (ONでバックモード下図に  なります)

標準

転 ON

OFF

圧力 設定

モード 運転

故障

吸入

吐出 力 圧

設 定

履歴

高 周 波 数 圧

ロータリSW(ツマミ)

0

no 1 2 3 4 5 6

庫内温度 (℃)

 +3~+10  -2~+10  -5~  0  -8~ -5 -22~ -8 -30~-22

冷蔵庫 青果、日配等 精肉、鮮魚 チルド食品 冷凍食品、アイス 冷凍庫、アイス

蒸発温度 (℃) -5 -10 -17

-30~-25 -40~-35 -40

用途

ON値 0.430 0.360 0.270 0.120 0.100 0.090

OFF値 0.370 0.300 0.220 0.060 0.040 0.020

R404A(MPa)

●2出荷時設定    ・ON       :0.090MPa   ・OFF      :0.020MPa   ・運転モード   :省エネ(Eco)   ・標準圧力設定  :no 6   ・停止時間    :120秒(強制、1系統モード時)

●1標準圧力設定表

1--8

-OFF-

バックモード(SW5-8:ON)

チェック 黄

低圧  圧力 補正

転    コン  デンサ点検 警報パターン

外部通信 冷凍機 NO

停止 時間

ON/ OFF 回数

ファン 運転モード

電動弁 開 度

チェックLEDが点滅します

SW5-8ON時

SW5

0

1 2 3 4 5 6 7 8

-OFF-

SW5:モード切換用(出荷時全てOFF)

1 2 3 4

-OFF-

SW4:機種切換用

15HP 20HP

異出力マルチ(2台)機種 同出力マルチ(2台)機種

出荷時全てOFF 1のみON

出荷時設定のまま操作しないでください。

1)標準モードとバックモードの切換SW5-8:ON時は、チェックLEDが点滅し下図バックモードでの表示及び設定になります。

2)ディップスイッチ

※バックモードONでロータリSWを回すと右図の設定・確認ができます(バックモードの説明は、次ページを参照)

1.霜取方式 ON:直切 OFF:ポンプダウン2.未使用3.未使用 工場チェック用4.電動弁開度固定用1 OFFのまま操作しないでください5.電動弁開度固定用2 OFFのまま操作しないでください6.未使用 工場チェック用7.バックモード2(故障履歴クリア) ON:バックモード2(クリアモード) OFF:クリアモードなし8.バックモード ON:有 OFF:なし

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コントローラについて④設定、確認

ツマミを「高圧」「吸入」「吐出」※の各位置に合わせると、高圧圧力、吸入、吐出ガス温度を表示します。「高圧」の位置で▼を押すと、凝縮温度換算値を表示します。

出荷時「自動」 設定「自動」と「強制」の切換スイッチです。通常は「自動」側にしてください。「強制」は試運転、サービス時等で低圧圧力に関係なく全コンプ運転したいとき利用ください。ただし、霜取信号入力により停止します。

出荷時 「制御」 設定「制御運転」と「コントローラチェック」の切換スイッチです。設定、運転中は「チェック」に切換えないでください。「チェック」側にすると、「-CH-」が表示されます。

③切換スイッチの設定

④コンプレッサ運転データの確認

ツマミを「故障履歴」の位置にすると、過去の故障内容を知ることができます。▲ボタンを押す毎に過去に戻ります。「運転」に戻すと最新の内容になります。

⑤故障履歴

SW5-8をONにしてバックモードを選択すると以下の設定と確認ができます。ツマミが「外部通信冷凍機No.」「コンデンサ点検警報パターン」「低圧圧力補正」「停止時間」「ファン運転モード」の各位置にある時、▲▼ボタンで設定が可能です。ツマミを「運転」の位置に戻すと記憶されます。

1)外部通信冷凍機No.(出荷時設定:0)マスターコントローラを接続し、異常通報を通信表示で行う場合、このモードで、冷凍機No.を設定してください。外部通信をしない場合は0、通信をする場合は、1~50を各冷凍機毎に設定してください。(冷凍機No.は重複不可)

2)コンデンサ点検警報パターン(出荷時設定:PC1)コンデンサ点検警報発生時、3分間No.2コンプ停止(20HPは、No.1コンプ停止)有・無、外部警報有・無、通信表示有・無(マスターコントローラ接続時のみ)の警報パターンを以下から選択できます。(表示PC1:コンプ停止、外部警報無し、通信表示有 / PC2:コンプ停止、外部警報なし、通信表示なしPC3:コンプ停止なし、外部警報なし、通信表示なし / PC4:コンプ停止、外部警報有、通信表示有)

3)低圧圧力補正低圧圧力表示を補正できます。(表示範囲:-0.030~+0.030MPa:0.005MPa毎)

4)停止時間(出荷時設定:120秒)「強制」、「1系統」設定時のコンプ停止時間を180~60秒の範囲で可変できます。

5)ファン運転モード(出荷時設定:標準)省エネ(F_Hi)、標準(Fnor)、低騒音(F_Lo)が選択できます。出荷時は標準に設定されています。

6)コンプレッサ運転データの確認ツマミを「電動弁開度」※「容量制御残り時間」「吸入過熱度」「電装箱温度」「ON/OFF回数」※の各位置に合わせると、各項目の内容を表示します。(ON/OFF回数は、0~999,999回までカウントし漏電しゃ断器OFF時に回数がリセットされます。)

⑥その他各種設定と確認

運転順序切換(出荷時設定:AUTO)本機種は運転順序の切換えができます。ツマミ「ON」の位置、▲▼ボタンで設定。切換えは3種類あります。AUTO(自動)、nor(正)、bAc(逆)a)AUTOの場合、電源ONからの積算時間をカウントし、10日毎に「正」⇔「逆」を切換えます。ツマミが「運転」の位置で▲ボタンONすると、切換えまでの残り日数を示し、末尾に「E」表示ある場合は順序が「逆」を示します。

b)norの場合、運転順序は「正」固定です。c)bAcの場合、運転順序は「逆」固定です。

※アップ・ダウンスイッチでコンプレッサNo.1、No.2の表示を切換えます。

⑦SW5-7をONにしてバックモード2を選択すると、以下の設定と確認ができます。(20HPのみ)

自動

制御

チェック

強制

SW1

SW2

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コントローラについて⑤表示

1)デジタル表示部の右下ポイント点滅

2秒点滅:オイルバック停止中1秒点滅:強制または1系統時の3分間停止中、及び電源投入時のコンプ停止中

2)個別LED・電 源  (黄) 基板に電源が供給されている時点灯します。・警 報  (赤) 異常警報発生時に、点灯または点滅します。内容については、異常警報の項目をご覧ください。・コンプ  (緑) 基板上のリレーでコンプON出力時点灯します。(No.は、コンプレッサに対応しています)・チェック (黄) 基板チェックモード時点灯、低圧制御運転中は、バックモード時点滅します。・霜 取 (緑) 霜取信号印加中は点灯します。・給油中 (緑) 給油中電磁弁をONにしている時点灯します。(No.は、コンプレッサに対応しています)・HIGH (黄) 低圧圧力がHIGHのゾーンでは点灯、S-HIGH以上では点滅します。・LOW (黄) 低圧圧力がLOWのゾーンでは点灯、S-LOW以下では点滅します。

ロータリーSWが“運転”以外の場合は、デジタル表示が点滅

ロータリーSW位置 SW5-7、8 表示内容 デジタル表示範囲 備    考

運転

ON

OFF

運転モード

標準圧力設定

高圧

周波数

吸入

吐出

故障履歴

圧力設定 ON値

圧力設定 OFF値

運転モード

初期 “F”表示

高圧圧力 (MPa)

--表示

吸入センサ 温度

吐出温度 (コンプヘッド)

故障履歴 エラーコード

- 低圧圧力と 高圧圧力の 交互表示 (MPa)

Lo,-.090~0.980、Hi (0.005MPa毎)

 0.010~0.500MPa (0.005MPa毎)

 0.000~0.490MPa (0.005MPa毎)

Eco(省エネ)、Fre(高鮮度) Sin(1系統)

E,-59~39℃,F (1℃毎)

E-**(エラーコード)過去 50件それ以前は消去

標準圧力設定値 6データ(詳細は別表)

Lo1、0.00H~3.00HMPa

▲押し時:赤LED点滅解除 ▼押し時:蒸発温度(換算値)  R404A:-88.8~19.1℃

▲押し時:設定値アップ ▼押し時:設定値ダウン

▲押し時:過去に進む ▼押し時:過去から戻る

▼押し時:凝縮温度(換算値)  R404A:9.4~62.2℃ 温度表示範囲:0.7~2.9MPa

F、*. 1~*.149℃、F Fは範囲外

▲押し時:No.2ポンプ ▼押し時:No.1ポンプ

▼押し時:電装箱温度

*はコンプNo.

OFF

3)デジタル表示及び操作一覧表

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コントローラについて⑥

オイルバック停止制御

霜取制御

外部通信 冷凍機No.

ファン全速圧力値

低圧センサ 圧力補正値

電動弁開度

停止時間

--表示

ファン運転 モード

コンプ ON/OFF回数

コンデンサ点検 警報パターン

ON

OFF

運転モード

標準圧力設定

高圧

周波数

吸入

吐出

故障履歴

ON

0~50、0は設定なし 1~50を選択

PC1,2,3,4表示 4パターン

PF1,2,3,4表示 4パターン(未使用)

-.030~0.030MPa切換 0.005毎

*. 0~*.480

180~60秒 ▲押し時:設定値アップ ▼押し時:設定時ダウン

省エネ(F_Hi)、標準(Fnor)、 低騒音(F_Lo)

運転順序 切換

Auto(自動) nor(正)、bAc(逆)

0~999,999回、巡回式 上の桁*-99と下の桁 9999を1秒間隔で交互表示

▲押し時:設定値アップ ▼押し時:設定値ダウン

漏電しゃ断器OFFでカウンタリセット (上の桁の*-はコンプ No.)

▲押し時:No.2ポンプ ▼押し時:No.1ポンプ

▲押し時:夜間モード入力時“niht”表示 ▼押し時:容量制御ステップ切換の残り時間

▲押し時:設定値アップ ▼押し時:設定値ダウン

*はコンプNo.

SW3-8 ON バックモード

SW5-7 ON バックモード2

チェック

LED点滅

1秒

電源ONより2時間毎に3分間全コンプ停止と、オイルバック停止用出力(リレーX3)開放により、オイルバック停止を行います。3分停止後、低圧圧力がHIGHのゾーンでは全コンプ運転の1つ前のステップで運転開始、S-HIGHのゾーンでは全コンプ運転で運転開始します。

ただし下記①~⑤の場合はオイルバック停止を行わず、条件が解除したら2時間後に、オイルバック停止をします。①スイッチSW1を強制側にしているとき②運転モードを「1系統」にしているとき③霜取信号が印加されているとき④全コンプ停止が10分以上継続したとき⑤全コンプONの運転時間が連続5分以上になったとき

本コントローラには霜取信号印加(基板霜取用コネクタに200V印加が必要)による霜取機能と、信号なしの自動霜取機能を内蔵しています。

①霜取信号印加時・スイッチSW5-1がON :直切・スイッチSW5-1がOFF :ポンプダウン

②直切・霜取信号印加中は全コンプ停止、オイルバック停止用出力(リレーX3)開放します。・霜取信号が無くなった時点で、待ち時間なしでオイルバック停止用出力(リレーX3)を導通させ、S-HIGH時全コンプ運転、HIGH時全コンプONの1つ前のステップからスタートします。

③ポンプダウン・霜取信号印加と同時にオイルバック停止用出力(リレーX3)開放し、全コンプ運転により低圧圧力がLim値まで低下したら全コンプ停止させます。霜取中は全コンプ停止、オイルバック停止用出力(リレーX3)開放を継続します。・霜取信号が無くなった時点で、待ち時間なしでオイルバック停止用出力(リレーX3)導通させ、S-HIGH時全コンプ運転、HIGH時全コンプONの1つ前のステップからスタートします。

④自動霜取・全コンプ停止が10分以上継続した時は霜取とみなし、運転開始は全コンプONの1つ前のステップからスタートします。

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コントローラについて⑦保護制御

逆 相:搭載基板の「リレーX1」をOFF(接点保護停止側)にし、コンプレッサを停止します。

高圧異常・過電流:異常発生コンプをOFFし、赤LED点灯します。

電源逆相、高圧異常、過電流

①吐出ガス温度が130℃を超えると異常発生コンプレッサを停止します。温度が75℃まで低下したら、コンプレッサを運転

します。

②2時間に3回 130℃を超えた場合

温度が75℃まで低下しても、異常発生コンプはOFF(接点保護停止側)のままとします。

吐出ガス温度異常

( )コンデンサ点検警報

「吸入温度センサの値」と「低圧圧力から換算した吸入温度」との差が、2分以上連続して1℃(吸入過熱度)以下の時、

エラーを表示します。(コンプレッサ運転継続)吸入過熱度が5℃を超えた場合、復帰(エラー解除)します。

液戻り警報

「吸入温度センサの値」が30分以上連続して24℃以上の時、エラーを表示します。(コンプレッサは運転継続)

センサ温度が24℃未満の場合、復帰(エラー解除)します。ただし、赤LEDは点滅を保持します。

戻りガス過熱運転警報

電装箱温度が70℃以上になると外部警報を発報し、エラー表示します。

電装箱温度異常

コンデンサファンモータ異常時に外部警報を発報し、エラー表示します。(詳細は別項)

ファンモータ異常

①吐出ガス温度センサ、低圧圧力センサ、高圧圧力センサの開放

搭載基板の「リレーX1」をOFF(接点保護停止側)にし、コンプレッサを停止します。

②吸入温度センサ、電装箱温度センサの開放時はエラー表示をします。(コンプレッサは運転継続)

センサ入力後、復帰(エラー解除)します。ただし、赤LEDは点滅を保持します。

センサ異常時

油面低下し、警報レベル以下が15分超過した時コンプレッサを停止し、エラー表示をします。油面が警報レベル以上に

復帰するとコンプレッサが自動復帰しエラー解除します。ただし赤LEDは点滅を保持します。

また電源投入時は、即コンプ停止します。

油面異常

外部通信冷凍機No.が0以外の時(マスターコントローラと通信接続中)、コントローラ側からのデータを10分間受信し

なかった場合、エラーを表示します。(コンプレッサは運転継続)データ受信を再開した場合復帰(エラー解除)します。

通信異常

低圧が0MPa以下の時、高圧が2.6MPa以上

低圧が0~0.2MPaの時、高圧が低圧×0.75+2.6MPa以上

低圧が0.2MPa以上の時、高圧が2.75MPa以上

の条件が80秒継続した時に3分間No.2コンプレッサを

停止します。(20HPは、No.1コンプを停止)3分停止

後、圧力条件を外れた場合、復帰(エラー解除)します。

ただし、コンプレッサ停止有・無と警報パターンを変更

することができます。

詳細は設定、確認の⑥の2)の項目参照。

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コントローラについて⑧制御機能優先順位

運転スイッチによる停止

保護装置作動による停止…手動復帰

保護装置作動による停止…自動復帰

霜取制御

・強制運転・1系統運転

オイルバック停止制御

通常運転

「逆相、欠相、高圧異常、過電流、2時間に3回の吐出温度異常、吐出温度センサ異常、低圧圧力センサ異常、高圧圧力センサ異常、2時間に3回のファンモータ異常

①インターナルサーモ作動(基板外)②2時間に2回以下の吐出温度異常、ファンモータ異常③コンデンサ点検警報の間欠運転、油面異常

・直切…全コンプ停止、オイルバック停止出力開放・ポンプダウン…全コンプ運転後Lim値で全コンプ停止・自動…全コンプ停止が10分以上継続時

・コンプレッサ運転継続するエラー(エラー表示のみ)・高鮮度または省エネモードによる運転・夜間モード入力によるステップ時間の延長

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運転時の調整ショートサイクル運転の防止

コンデンシングユニットの運転状態の確認

ショートサイクル連転(頻繁な始動、停止の繰り返し運転)を行うと始動時の油上り量過多により潤滑油不足の

原因となります。さらに、内蔵している電動機に繰り返し始動時の大電流が流れ電動機の温度上昇を起こし巻線

の焼損に至ることがあります。

ショートサイクル運転とならないように調整してください。(ON-OFF周期は10分以上になるようお願いします。)

ショートサイクル運転の主な原因は、低圧圧力開閉器の設定不良、吸入ストレーナの目詰まり及びユニット

の冷凍能カと負荷のアンバランスがあげられます。

クーリングコイル使用時の場合、上記原因のほかに庫内温度調整器の感温筒の取り付け位置不良(冷却器

吹き出冷気が直接感温筒に当たる)が考えられますので感温筒取り付け位置も見直してください。

(1)コンデンシングユニット、配管などの異常振動がないか。

(2)冷媒不足あるいは過充填がないか。(モイスチャインジケータ、高圧圧カチェック)

(3)残留水分の点検。(モイスチャインジケータによる)

(4)コンプレッサのオイル量は適量であるか。(コンプレッサ及びオイルタンクのオイルレベルゲージによる)

[注]オイルレベルは安定するまでに数時間から数日かかる場合が有りますので、監視してください。万一、オイルが過不足の場合は、調整してください。

(5)膨張弁、サーモスタットの設定値が正常か。(液バック運転をしていないか)

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凝縮圧力コントロールについてコンデンサのファンモータコントローラ

本機種ではファンモータにDCモータを搭載しているため、ST2C基板からの回転数指令をFC3基板経由でファンモータに送っています。DC電源基板はFC3基板に直流電圧を供給しています。

ST2C基板 FC3基板 DCファンモータ

DC電源基板

DC0-5V

回転数指令

位置信号

DC280V

1)運転モード

高圧圧力に応じてファン回転数を変化させます。運転モードとしては「省エネ」、「標準」、「低騒音」があり、バックモードでツマミを吸入の位置にすると選択できます。

2)制御(1)始動時

高圧圧力がファンONの圧力値以上の場合は100rpmで運転し、始動前にファンが逆転している場合もファン回転100rpmで一旦運転します。

(2)通常運転時コンプ全停止時はファン停止、コンプ1台以上運転時は高圧圧力とファン運転モードで決まる回転数で運転します。

(3)異常高回転保護運転中にファン回転数監視し、850rpm超えていた場合は850rpm以下になるように制限をかけます。

(4)ファンモータ保護下記異常が発生した場合一旦コンプ及びファンを停止し、1分後再運転させます(エラーE27*表示)。この異常が2時間に3回発生した場合、異常ファンモータを停止させ(エラーE28*表示)外部警報発報させます。(*は対応ファンモータNo.)

①ファン回転数が指令回転数の150%以上または40%以下の場合②ファン回転数が1000rpmを超える場合

なお、全ファンモータが異常の場合は、冷凍機運転停止。複数のファンモータが全部異常ではない場合は、コンプ出力制御運転となります。20HPは、No.1コンプ停止、運転順序は正固定になります。

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油面管理方法オイル追加・交換・油面管理方法

スクロールコンプレッサのオイル量はコンプレッサ個々に取り付けてあるオイルレベルスイッチで制御され、オイル量の状況をST2C基板の給油中ランプで表示します。

①オイル量が適正である時給油ランプ(緑色)消灯

②オイル給油中の時給油ランプ(緑色)点灯

③オイルが不足している時異常ランプ(赤色)が点灯しコンプレッサ停止(自動復帰)

○オイルの劣化調査コンプレッサのオイルサービスロに、チェッキ弁が付いていますので、チャージホースをつないでサンプリングしてください。

1.運転SWを入れたまま、オイル追加の必要なコンプレッサの異常停止用SWをOFFする。

2.コンプレッサ吐出サービスバルブ及び吸入サービスバルブをフロントシートにし、サービスバルブを閉じる。

3.コンプレッサ吐出サービスバルブから冷媒を回収する。〔低圧0MPa〕

4.オイルサービスロ(チェッキ弁付き)の袋ナットを外す。

5.オイルサービスロにパイプ〔φ6.35(1/4”)〕またはチャージホースを取り付ける。

6.コンプレッサの吐出サービスバルブより真空引きしながらオイルをコンプレッサに吸引させる。コンプレッサのオイルレベルゲージの上限まで追加し、オイルタンクにオイルがない時はさらに各コンプレッサに1L追加する。

7.オイル封入後チャージホースを外す。

8.コンプレッサ吸入・吐出サービスバルブより真空引きする。

9.真空引き後、両サービスバルブをバックシートにし、開にする。

追 加1.左に同じ

2. 〃

3. 〃〔低圧0.1MPa程度まで〕

4. 〃

5. 〃 を取り付け、オイルを回収する。

6. 〃

7. 〃

8. 〃

9. 〃

交 換

①オイルがコンプレッサオイルレベルゲージの上限まで有り、オイル温度が高い場合(コンプレッサケース表面温度85℃以上)オイルのオ一バーチャージと考えられますので油面がレベルゲージに見えるまでオイルを抜いてください。②ユニットが液バック連転すると油面制御がうまく行なえず異常ランプが点灯、コンプレッサが停止する場合があります。

注 意

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警報について警報システムの設置について

外部警報

異常警報の説明

本ユニットには、安全確保のため、種々な保護装置が取り付けられています。万一、漏電しゃ断器や保護装置が作動した場合に、警報システムや温度管理システムが十分でないと、長時間にわたりユニットの運転が停止したままになり、貯蔵品の損傷につながります。適切な処置がすぐできるよう、警報装置の設置や、温度管理システムの確立を計画時点でご配慮くださるようお願いいたします。

本ユニットには冷凍機異常時の警報出力(無電圧接点:接点容量AC200V 3A)を備えています。下記異常時、操作端子板9-10間の警報出力がON(接点導通)となりますので、外部警報回路(現地配線)の接続をおすすめします。なお、外部警報電源はユニットの電源とは別にしてください。〈異常内容は下表を参照ください。〉

●は点灯、○は点滅を表示します。警報のエラーコードは、コンプ複数台の場合、最小桁がコンプNo.を表示します。(ファンモータ異常は、ファンNo.)※1:マスターコントローラ(SEC-1530MK3:別売品)を接続時、通信にて異常内容を送信します。※2:コンデンサ点検警報パターンで4パターンの選択が可能※3:赤LED点滅は、警報内容が自動復帰した後も点滅を保持します。故障履歴にて異常内容を確認してください。

赤LED点滅クリア方法:異常内容復帰(修正)後、ツマミ運転で▲スイッチを押す。

BZ

ブザー

9

ブザー停止スイッチ

10

外部警報電源(AC200Vまたは100V)

異常項目 警報表示 外部警報 異常時のコンプ運転/停止 リセット方法 通信※1

赤 LED デジタル

リモート コントローラ (別売)

表示なし

漏電しゃ断器作動 操作ヒューズ切れ コンプ巻線温度異常 電源逆相、欠相 高圧圧力異常 コンプモータ過電流 吐出温度(2時間に3回) 吐出温度センサ異常 低圧圧力センサ異常 高圧圧力センサ 電装箱温度異常 ファンモータ異常(2時間に3回) 吸入温度センサ異常 油面 吐出ガス温度異常 通信異常 電装箱温度センサ異常 ファンモータ異常 コンデンサ点検警報 液戻り 戻りガス過熱

有 有 なし 有 有 有 有 有 有 有 有 有 なし なし なし なし なし なし なし※2 なし なし

なし なし なし 有 有 有 有 有 有 有 有 有 なし なし なし なし なし なし 有※2 なし なし

停止 停止

保護サーモに連動で運転/停止 停止 停止 停止 停止 停止 停止 停止 運転 停止 運転

停止 温度に連動して運転/停止

運転 運転 停止

3分停止※2 運転 運転

漏電しゃ断器再投入 ヒューズ交換

逆相を直す ●

● ● ● ● ● ● ● ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

● ● ● ● ● ● ● ● ●

E00 E011,E012 E021,E022 E031,E032 E041,E042 E05 E06 E24 E281,E282 E07 E091,E092 E101,E102 E19 E25 E271,E272 E30 E32 E33

漏電しゃ断器、 運転スイッチ、 リモートコン トローラの いずれかを操作

エラー コード (   )

下表にユニット異常時の表示とリセット方法について説明します。 注意:運転スイッチ、またはリモートコントローラにての異常リセットは、2秒以上OFFした後ONしてください。

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保守点検

1.保守点検のお願い(施工業者等の専門業者様へ)コンデンシングユニットの構成部品は永久的にもつものではなく、ある期間で消耗する部品が含まれています。

事故を未然に防ぐためには、寿命がくる前に定期的に点検し部品交換する必要があります。施工業者様は顧客と

保守管理契約を結び、冷却システムを含めた定期点検を実施するようお願いいたします。

2.交換部品と交換の目安コンデンシングユニットの主な点検・交換部品と点検・交換の目安は次の通りです。点検にて異常が見られたら

早めに交換してください。尚、点検・交換に際しての技術的な詳細事項は当社発行の[技術ハンドブック][技術

マニュアル]等を参照願います。

点検・交換時期の目安は、運転率や運転状態・周囲環境および各部品等により異なるので特定できませんが、

特に注意すべき時期は(1)試運転時(2)定期点検時、(3)システム補修時などの時に十分な点検実施

をお願い致します。

点検項目・交換部品 点検内容・交換の目安

コンプレッサ コンデンサ

配管部品

電気部品

システム全体(各部の温度)

(1)冷却温度に合った圧カ状態であること (2)圧カスイッチの作動状態点検 (3)各部の温度状態正常のこと (4)据え付け状態に異常がないこと

オイル

異常音・異常振動

フィンの目づまり

(1)金属粉、異物混入のないこと (2)オイル変色(うす茶色)…ASTM2以上のときは交換 (3)全酸化0.05mgKOH/g以上のときは交換

(1)モイスチャインジケータの色素…黄色(WET)の場合は交換 (2)フィルタドライヤのつまり、フィルタドライヤ入口出口温度差大、    圧カ差大の時は交換

異常音・異常振動等の発生のないこと

コンデンサフィンが目づまりを起こしていないか…定期的清掃

ファンの回転 ファンの回転状態に異常はないか

ストレーナ ストレーナつまり、変形…異常低圧、入口出口温度差大の時は交換

その他配管部 冷媒漏れ、オイル漏れ、変形、異常振動、断熱材劣化等がないこと

マグネットスイッチ 接点消耗、変形、溶着、チャタリングの時は交換

ファンモータ 異常音、回転が重い、オイルにじみ等の時は交換

保護装置・制御部品の作動 作動不良、チャタリング等による制御不良の時は交換

端子・配線等 変色、絶縁劣化していないか

電装箱エアーフィルタ 汚れに応じて定期的(3~6ヶ月)に清掃してください

フィルタドライヤ

保守点検は専門業者にご依頼ください。

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故障時の処置

故障した時の処置

コンプレッサの交換 (サービスコンプレッサに同梱されている説明書を参照ください。 )

故障履歴のクリア方法

万一何らかの原因によりコンデンシングユニットおよび冷媒回路部品が故障した場合は、電源をOFFにして修理してください。なお、故障再発防止のため、次の点に注意してください。

(1)同じ故障を繰り返さないよう故障診断を確実に行い、故障箇所と原因を必ずつきとめてから修理してください。

(2)配管修正を行う場合、溶接部は必ず冷媒を出し、窒素ガスを通しながら溶接をしてください。

(3)コンプレッサやコンデンサなどの主要部品の交換や冷媒やオイルの交換時は、必ずフィルタドライヤも交換してください。なお、コンプレッサモータ焼け等で冷媒配管内の汚れがひどい場合は、冷媒回路内に残留する冷凍機油を除去するため窒素ブローしてください。(このときには膨張弁を取り外して行ってください)

(4)コンデンシングユニットの修理・交換・廃棄等をおこなう場合は、必ず冷媒を回収してください。

(5)クランクケースヒータの空だき防止コンプレッサの交換時などに、コンプレッサからクランクケースヒータを取り外したまま、クランクケースヒータに通電しないよう、必ず電源をOFFにしてください。

(火災防止)

(6)漏電事故防止のため、点検・サービス時にはずした部品(カバー、電気部品等)は必ず元どおりに取り付けてください。

(7)ヒューズ交換時は必ず当社指定の硅砂入りヒューズを使用してください。(市販品は溶断時破裂する恐れがあります)

(8)高圧スイッチは必ずサービスパーツリスト指定のものを使用してください。(接点が電子回路対応になっています)指定以外のものでは接触不良等の不具合を生じます。その他故障原因が不明な場合は、故障の症状と品番、製造No.等調査の上、サービス窓口までご連絡ください。

1.漏電しゃ断器を必ずOFFする。(運転スイッチOFFではクランクケースヒータが切れません)2.オイルレベルスイッチはコンプレッサに取付けた状態で交換する。(オイル流出防止)3.コンプレッサのU、V、Wの端子とリード線は必ずもとどおり結線する。(逆相運転防止)U一赤、V一白、W一青

4.クランクケースヒータはコンプレッサの指定の位置に密着二重巻きに取り付ける。5.真空引きは吐出・吸入両サービスバルブから行う。

注 意 点

①設定ツマミを吐出温度に合わせます(吐出温度が表示されます)②ディップスイッチSW5-7をONにします。③▼ボタンを押します(故障履歴は全てクリアされます)④ディップスイッチSW5-7をOFFに戻します⑤設定ツマミを故障履歴に合わせ、E‐‐‐が表示されればクリアされています。⑥設定ツマミを運転に戻します。

故障時、不具合が生じた場合、修理は専門業者にご依頼ください。

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故障時の処置ST2C基板の故障時の応急処置

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故障診断①吐出温度異常時の故障診断

リキッドインジェクション量の不足などにより吐出温度が異常上昇するとコンプレッサ圧縮部保護のためコンプレッサを停止させると同時に吐出温度異常警報を発報します。この場合、以下の順序で不具合箇所の調査を行い、適切な処置を施してください。

冷凍サイクル運転状態確認

□1.フラッシュガスが発生していないか。□2.吸入ガス温度が過熱していないか。□3.低圧が0.00MPa以下になっていないか。

コンプレッサ運転状態確認□1.運転音は正常か。(異常なときは、金属音が高くなる。)□2.運転電流値は正常か。□3.冷却負荷の冷えは問題ないか。□4.オイルの汚れはないか。オイル中に金属粉は見えないか。□5.その他の異常はないか。

リキッドインジェクション制御部品チェック

弁開度動作チェック(*A)

インジェクション配管導通チェック(*B)

*A 弁開度動作チェック *B 配管導通チェック

□1.吐出温度センサ□2.電磁弁(21L)コイル動作□3.電動弁(MOV)取り付け状態

コイル、基板上のコネクタ□4.サービス用弁開状態

1.コンプレッサの吐出温度を確認する。(ロータリスイッチを「吐出」にする)

2.ST2C基板SW5の4,5をONにし、電動弁開度を450パルスにする。(弁開度固定モード)この時、吐出温度が徐々に低下することを確認する。(4のみON:150/5のみON:300/4,5 ON:450)*固定モード中は、ST2C基板チェックLEDが点滅します。

注意①全てのコンプレッサの吐出温度が70℃以下または、いづれかの吐出温度が120℃以上の時は、弁開度固定モードは解除されます。(解除されるとチェックLEDが点滅から消灯します)②チェック前に、全開(480パルス)運転している場合は、吐出温度が変化しないので、すこし時間をおいて確認ください。

※通常は、吐出温度が95~100℃で安定するように制御します。(40~480パルスで変化)

1.ポンプダウン(正圧)後、運転スイッチS1をOFFにしてコンプレッサの吸入・吐出サービスバルブを閉じる。

2.異常停止スイッチS2,S3をOFFする。3.インジェクションサービス用弁を閉じる。4.上記弁フレアナット・コンプレッサインジェクションポートフレアナットを外す。

5.電磁弁21Lに電圧印加。6.運転スイッチS1をONにする。7.弁開度固定モード(*A)で弁開度を可変し、弁開度の変化に応じて窒素流量が変化するか確認する。

全て正常

弁開度は正常

リキッドインジェクション状態確認

確認方法は、左記にしたがってください。

SS

S

吐出サービス バルブ

吸入サービス バルブ

21L

電動弁

ストレーナ サービス用弁

ST2CST2C基板基板

吐出温度センサ

ST2C基板

吐出温度センサ

*注意 導通チェック中は、異常停止スイッチS2,S3を絶対にON しないでください。(コンプレッサが故障します。)

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故障診断②油面異常時の診断

確 認 項 目

コンプレッサ内オイル残留調査(A) コンプレッサ正面下部のオイルサービスロ(チェッキ弁付き)より圧カ 差を利用してオイルを抜き、計量する。

フロートスイッチ動作確認(B) コンプレッサからフロートスイッチを外し、内部オイルを抜いたあと以下 の確認をする。 1.天地逆にしてフロートスイッチ内部のフロートが動くことを確認する。   警報リセット(電源ブレーカーリセット)後 2.正位置のときST2C基板上LED“油面異常警報”点滅、 “給油中”点灯 3.天地逆のとき     〃     〃     消灯、  〃  消灯

確   認   方   法

電磁弁動作確認(C) 電源200V印加してコイル動作確認する。

配管導通確認(D) 1.漏電しゃ断器OFF後、オイルサービス用弁を閉じる。 2.サービス用弁のフレアナット部から窒素加圧する。 3.該当電磁弁(21Y)に200Vを印加し、コンプレッサフレア接続部で   導通を確認する。導通があれば、正常、次の確認をする。 4.オイルサービス用弁をゆっくり開けオイルが出ることを確認する。

コンプレッサ内の油面が警報レベルまで低下し、その状態が15分継続するとコンプレッサを停止させると同時に油面異常警報を発報します。(外部警報は出ません)この場合、以下の順序で不具合箇所を調査し、適切な処理を施してください。

以下の確認は、該当異常停止スイッチをOFF後に行ってください。

【オイル制御系統確認方法】

油面異常 オイルタンク内オイル量(図参照)

オイル制御系統確認

ST2C基板チェック(故障診断④)

コンプレッサ内残留オイル量測定(A)

電磁弁(21Y)動作確認(C)

配管導通確認(D)

ST2C基板交換

フロートスイッチ動作確認(B)

コイル交換・断線修理

フロートスイッチ交換

不具合箇所補修

オイルチャージ

オイルタンク内オイルが一時的に減少することがあるか

冷凍サイクル運転状態確認

□ 1.オイル戻りは常時良好か□ 2.液バックなどないか□ 3.その他

適正

十分

1.5L未満

ない

ある

不足

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故障診断③センサの故障診断

ST2C基板上のコネクタ2P1(吐出)または2P2が外れていないか

コネクタ2P1をまたは2P2を外して、吐出温度センサの抵抗(※1)チェックする

※1:コンプレッサヘッド温度が20~100℃のとき、センサ抵抗値が3~100KΩなら正常です。

基板故障YESNO

ONSEY

コネクタを基板に差し込む 吐出温度センサ故障

センサの故障①デジタル表示部に 「E041またはE042 」が表示されて、コンプレッサが運転しない。

ST2C基板上のコネクタ3P1(低圧)が外れていないか

コネクタ3P1で低圧圧力センサの出力電圧(※2)チェックする。

※2:センサ出力電圧と圧力の関係下表で圧力値が0.15MPaのように中間値の場合は、比例計算で求めてください。

基板故障YESNO

ONSEY

コネクタを基板に差し込む 低圧圧力センサ故障

②デジタル表示部に 「E05 」が表示されて、コンプレッサが運転しない。

ST2C基板上のコネクタ3P2(高圧)が外れていないか

コネクタ3P2で高圧圧力センサの出力電圧(※3)チェックする。

※3:センサ出力電圧と圧力の関係下表で圧力値が1.7MPaのように中間値の場合は、比例計算で求めてください。

圧力センサの電圧チェックは、必ずテスタのDCVレンジで行なってください。抵抗レンジではセンサが“こわれ”ますので注意ください。

基板故障YESNO

ONSEY

コネクタを基板に差し込む 高圧圧力センサ故障

③デジタル表示部に 「E06 」が表示されて、コンプレッサが運転しない。

温度(℃) 抵抗値(KΩ)

120 2.1

100 3.8

80 7

60 14

40 30

20 70

<センサ温度と抵抗値の関係>

圧力(MPa) 電圧(DCV)

0.49 3.0

0.39 2.6

0.29 2.2

0.20 1.8

0.10 1.4

0.00 1.0

圧力(MPa) 電圧(DCV)

2.4 4.2

2.2 3.93

2.0 3.6

1.8 3.4

1.5 3.0

1.2 2.6

テスタリード を端子に接触 させる

テスタリード を端子に接触 させる

注 意

[抵抗測定方法]

板 基]法方定測圧電[

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故障診断④コントローラの故障診断(自己診断)

チェックモード基板上のリレーとLEDの動作に不具合があると思われる場合は、このモードで動作確認をすることができます。

〈動作説明〉

漏電遮断器をOFF(基板電源をOFF)した状態で、SW2をチェック側にし、リレー用コネクタ4P2、3、4、5、2P5をはずす。

漏電遮断器(電源)をONにする。このとき「CHEC」の表示になり、「チェック」LED(黄)が点灯しますので下記処理を行ってください。

①▲釦押すとリレー「X1~X7」の接点全て導通、全個別LED点灯、7セグLED「8.8.8.8」表示させる。②▼釦押すとリレー「X1~X7」の接点全て開放、全個別LED消灯、7セグLED消灯させる。この時テスターで、2P5、4P2の1-3間、5-7間、4P3の1-3間(コンプ1)、5-7間(コンプ2)、4P4の5-7間(出力1)の導通、オープンを確認してください。

※給油用リレー「X8、9」は油面位置によるON/OFF状態を保持します。この時3P3と、3P4の1-2ピン(コネクタ部シルク印刷▲印が1ピン)間をショート・オープンさせると、給油用リレーがON/OFFします。4P5の1-3間と5-7間をテスターで導通、オープンを確認してください。チェックモードでは、電源LEDとチェックLEDは点灯したままになります。確認後はSW2を制御側に戻してください。

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故障診断⑤コンデンサ用ファンの故障診断

1.エラーE281又はE282が表示されてファンが運転しない

1)リセットするとファンが運転するFC3基板の温度保護装置が動作した可能性があります。約80℃保護停止 ⇒ 約60℃復帰(自動復帰)ユニット下部の開口部(150×60)がふさがれていませんか? 前面左、左側面の2ヶ所あり。

2)リセットしても再度エラーE271又は、E272を繰り返し、エラーE281又は、E282になるFC3基板が故障している可能性があります。

3)DC電源基板の赤LEDが点灯していない①ヒューズF4~F6、もしくはF7~F9が切れていませんか? ⇒ DC電源基板故障の可能性があります②ファンモータ配線のコネクタ2P間(白線)の導通がありますか? ⇒ ない場合ファンモータ故障の可能性があります

4)FC3基板の赤LEDが点灯していないFC3基板故障の可能性があります

2.DC電源基板、FC3基板故障時

DCモータのため応急運転はできません。早急に基板交換願います。

3.ファンモータの故障診断

FC3基板、DC電源基板異常ないのにファンが運転しない場合、モータが故障している可能性があります。

1)2Pコネクタ間(白線)で導通がない場合内蔵ヒューズ溶断の可能性があります。2)2Pコネクタの赤-白、白-黒、黒-赤の間でそれぞれ3.2~4.0Ω(20℃の時)に入っているか。

高圧圧力が高いのにファンが回転しないまたは回転が低い

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1.無償保証期間および範囲

2.保証できない範囲

ユニットの保証条件

(5)運転環境及び保守点検が不備なことによる事故の場合

○油(機械油を含む)、水分、塩分(海岸地区等、但し塩害仕様品は除く)、硫化ガス(温泉地区等)などの

 多い環境に据付けたことによる事故

○据付け場所の不具合による事故(風量不足、水圧、化学薬品等の特殊環境条件)

○制御機器等調整ミスによる事故

○ショートサイクル(運転一停止おのおの5分以下)運転による事故

○メンテナンス不備(ガス漏れを気付かなかった場合)

○修理作業ミス(部品違い、欠品、取付不良)

(2)機種選定、冷凍装置設計に不具合がある場合

(1)本施工説明書に指定した使用範囲を守らなかったことによる故障の場合

適合冷凍機種の組み合わせミス、電磁弁等の制御機器不適正、その他施工説明書と本体に表示されている禁止

事項・注意事項・指示事項を順守せず、冷凍サイクルを設計したことにより、故障に至ったと弊社が判断した

場合。

(3)据付工事に不具合がある場合

○据付工事中取扱い不良のため損傷、破損した場合

○据付配管工事中にサイクル内に異物(ゴミ・金属粉等)が入ったことによる不良と判断される場合

○据付配管工事の電気配線不良と判断される場合

○弊社関係者が工事上の不備を指摘したにもかかわらず改善されなかった場合

○各種法規に違反する工事により生じた事故

○振動が大きく、もしくは運転音が大きいのを承知で運転した場合

○軟弱な基礎、軟弱な台枠が原因でおこした場合

○接続配管ロー付け時の不具合により、逆止弁・電磁弁等が作動不良となった場合

○弊社の製品仕様を現地改造した場合、また移設したことにより生じた事故の場合

○電気部品への切粉侵入による事故(追加部品等取り付けのための穴加工時)

○本品に指定された設置場所、使用周囲温度、使用電圧の範囲を守らなかったことによる事故の場合

無償保証期間はコンデンシングユニットを据付けた日から1年間といたしますが、無償保証の範囲は故障した当該部品とし、代品を支給いたします。ただし、下記による故障については、保証期間中であっても有償となります。

(4)弊社の製品仕様を据付に当たって現地改造、付帯工事或は移設したことにより生じた事故、又は弊社製品付属

の保護機器を使用せずに事故となった場合

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ユニットの保証条件保証できない範囲

(7)本製品に指定された蒸発温度、凝縮温度、使用外気温度、使用電圧の範囲を守らなかったことによる事故

の場合

(8)火災、地震、水害、落雷その他の天災地変による事故

(9)国外で使用した場合

(10)車両、船舶、搬送車などに搭載使用した場合

(振動、衝撃、瞬時停電、油面確保等に影響)

(11)その他、ユニットの据付、運転、調整、保守上常識となっている内容を逸脱した工事及び使用方法での

事故は一切保証できません。また、コンデンシングユニット事故に起因した冷却物、営業保証等の二次補

償はいたしません。したがって、二次災害については警報システムの設置あるいは弊社代理店等と相談の

上、事前に損害保険を掛けるなどで対処してください。

(6)電源の不具合による事故の場合

○電源側のヒューズ溶断、電線の端子緩みによる単相通電(欠相)によって起こるモータ、電装品の不具合

 事故

○停電後、非常電源への切り替え後の始動時に起こる電源電圧異常低下(170 V以下)によって起こる

 モータ、電装品の不具合事故

○雷等による電源への異常高電圧の印加、あるいはアーク火花等の過大ノイズ印加によるモータ、電装品

 の不具合事故

○規定の電圧以外の条件による事故の場合、および汎用インバータ等の使用による歪み電圧を印加した

 事故の場合

○当社指定容量の漏電遮断器を取り付けずに生じた事故の場合

○冷媒過充填、冷媒不足及び冷凍機油不足に起因する事故(始動不良、電動機冷却不良、潤滑不良)

○除霜不良による事故

○異常電圧による事故

○サイクル内に空気、水分を吸い込んだと判断される場合

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メ モ

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