Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
T1--10016-1
本書の一部あるいは全部について許諾を得ずに、いかなる方法においても無断で複写、複製する事を禁じます。
© Copyright TAC SYSTEM,Inc. All Rights Reserved. printed in japan.
1
---- 目 次 ----
Introduction 5
ALIF1000とALIF2000を同時に使う場合 6AdderLink ALIF1000TとALIF1000Rの機能 7ALIF1000T (トランスミッター) - フロントパネル 7ALIF1000T (レシーバー) - フロントパネル 8ALIF1000T (トランスミッター) -リアパネル 9ALIF1000T (レシーバー) -リアパネル 9
AdderLink ALIF2000TとALIF2000Rの機能 10ALIF2000T (トランスミッター) -フロントパネル 10ALIF2000T (レシーバー) -フロントパネル 11ALIF2000T (トランスミッター) -リアパネル 12ALIF2000T (レシーバー) -リアパネル 12
付属品(ALIF1000) 13ALIF1000T 13ALIF1000R 13
付属品(ALIF2000) 14ALIF2000T 14ALIF2000R 14
オプション品 15
インストレーション 16
設置方法 16ラックブラケット 16接続 17TX ビデオリンク 18ビデオリンクの作成 18ALIF2000をシングルリンクDVI-Dディスプレイ2系統で使用時 19ALIF2000をデュアルリンクDVI-Dディスプレイ1系統で使用時 19
TXオーディオリンク 20オーディオリンクを作成 20
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 2
ALIF2000 20TX USBリンク 21USBリンクの作成 21
TX AUXポート 22AUXポートの接続 22
TX電源 23電源の接続 23
電源アダプター表記 24TX/RXネットワーク接続 25Gigabit Ethernet経由でALIFを接続 25光ファイバーでの接続(ALIF2000のみ) 26
RXビデオディスプレイ 27DVIデジタルビデオディスプレイを接続する 27(ALIF2000を2系統のシングルリンクDVI-Dディスプレイに接続する場合) 27(ALIF2000を1系統の超高画質DVI-Dデュアルリンクディスプレイに接続する場合) 28
RXマイクとスピーカー 29マイク(Line入力)/スピーカーの接続 29[ALIF2000] 30
RX USBデバイス 31USBでバイスを接続する 31サポートされるUSBでバイス 32
RX AUXポート 33AUXポートの接続 33
RX電源 34電源の接続 34電源アダプター表記 35
コンフィギュレーション 36
初期設定 36効率的なオペレーションのためにネットワークスイッチを設定する 36手動でのファクトリーリセット方法 37
Infinity browser-based configuration utility 37Browser-based configurationとコンピューターの接続方法 38
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 3
Browser-based Configuration Utilityへのアクセス方法 38アップグレードの手順 39ネットワークリンクを経由してアップグレードを行う 39
オペレーション 40
フロントパネルインジケーター 40
詳しい情報 41
サポート 41付録 42RS232 `null-modem`ケーブルピンアウト 42サポートされるビデオモード 43ALIF1000技術仕様 43ALIF2000技術仕様 43保証 44安全情報 44放射ノイズ及び妨害排除能力 44ヨーロッパEMC指示89/336/EEC 45FCC順守申告(アメリカ合衆国) 45
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 4
Introduction
AdderLink Infinity(ALIF)をご購入頂きありがとうございます。ALIFはハイクオリティDVIビデオ、デジタルオーディオやUSB接続された信号をIPメッセージに変換することによって高度で柔軟なスイッチング機能を提供します。私たちは、高速ネットワークの知識、また技術によって、DVIビデオ、デジタルオーディオやUSB接続のデータの新しい受け渡し方法を、開発する事に成功しました。更に、データのやり取りは全てIP伝送で行われるため、距離による、高機能、ハイスペックなコンピューターへの障害はありません。またALIFは、高度で多彩な機能を持つにも関わらず、簡単なスイッチング操作、マルチキャスト技術は、様々な用途で活躍する事を可能にします。
ALIFでは、下記の2つのモデルをご用意しております。・ALIF1000 1つのシングルDVI、マイク、スピーカー、及び4つまでのUSB接続を可能にします。インサーネット接続でリンクされます。・ALIF2000 2つのシングルDVI又は、1つのデュアルリンクDVI、そして、 マイク、スピーカー、及び4つまでのUSB接続を可能にします。インサーネット又は光ファイバー接続でリンクされます。
両モデルには、トランスミッター(TX)、レシーバー(RX)が存在し、コンピューター、及び、DVI・マイク・スピーカー・4つのUSB接続の間は、お使いになっているネットワークのサイズによって制限されます。
更に、ALIFは1つのコンピューターと周辺機器を共有させる事ができます。ネットワークを介して、いかなる場所にも分配され、スクリーンやスピーカーを無限に準備したとしても、個々にビデオやオーディオを受信する事が可能です。逆に、1つのスクリーンから、任意の発信器(TX)を通して任意のPCにアクセスする事も可能です。
ALIFは、素早く簡単に ウェブブラウザアプリケーションを用いて、セットアップする事ができます。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 5
ALIF1000とALIF2000を同時に使う場合
ALIF1000とALIF2000を同時に使う事は、デュアルリンクDVI、光ファイバー接続をしない場合のみ可能です。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 6
AdderLink ALIF1000TとALIF1000Rの機能
ALIF1000のほとんどの接続端子は背面に装備されており、Ethernet端子のみ全面に位置しています。フロントパネルにはユニットの状態を表示するインジケーターも搭載されています。
ALIF1000T (トランスミッター) - フロントパネル
これらの6つのインジケーターによってオペレーションの状況が表示されます。• NET 点灯時は有効なネットワークリンクが認識されています。エラーが発生している場合にはこのランプは点滅します。• SER 点灯はAUX(シリアル)ポートが有効化されていてアクティブであることを示しています。• AUD 点灯はオーディオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• USB 点灯はUSBが有効化されていてアクティブであることを示しています。• DVI 点灯はDVIビデオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• PWR 電源表示
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 7
ALIF1000T (レシーバー) - フロントパネル
これらの6つのインジケーターによってオペレーションの状況が表示されます。• NET 点灯時は有効なネットワークリンクが認識されています。エラーが発生している場合にはこのランプは点滅します。• SER 点灯はAUX(シリアル)ポートが有効化されていてアクティブであることを示しています。• AUD 点灯はオーディオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• USB 点灯はUSBが有効化されていてアクティブであることを示しています。• DVI 点灯はDVIビデオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• PWR 電源表示
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 8
ALIF1000T (トランスミッター) -リアパネル
ALIF1000T (レシーバー) -リアパネル
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 9
AdderLink ALIF2000TとALIF2000Rの機能
ALIF2000のほとんどの接続端子は背面に装備されており、Ethernet端子のみ全面に位置しています。フロントパネルにはユニットの状態を表示するインジケーターも搭載されています。
ALIF2000T (トランスミッター) -フロントパネル
これらの6つのインジケーターによってオペレーションの状況が表示されます。• NET 点灯時は有効なネットワークリンクが認識されています。エラーが発生している場合にはこのランプは点滅します。• SER 点灯はAUX(シリアル)ポートが有効化されていてアクティブであることを示しています。• AUD 点灯はオーディオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• USB 点灯はUSBが有効化されていてアクティブであることを示しています。• DVI 点灯はDVIビデオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• PWR 電源表示
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 10
ALIF2000T (レシーバー) -フロントパネル
これらの6つのインジケーターによってオペレーションの状況が表示されます。• NET 点灯時は有効なネットワークリンクが認識されています。エラーが発生している場合にはこのランプは点滅します。• SER 点灯はAUX(シリアル)ポートが有効化されていてアクティブであることを示しています。• AUD 点灯はオーディオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• USB 点灯はUSBが有効化されていてアクティブであることを示しています。• DVI 点灯はDVIビデオが有効化されていてアクティブであることを示しています。• PWR 電源表示
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 11
ALIF2000T (トランスミッター) -リアパネル
ALIF2000T (レシーバー) -リアパネル
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 12
付属品(ALIF1000)
ALIF1000T
ALIF1000R
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 13
付属品(ALIF2000)
ALIF2000T
ALIF2000R
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 14
オプション品
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 15
インストレーション
設置方法
主に2通りの設置方法があります。• 付属の粘着ゴム足• オプションのラックブラケット
ALIF本体と電源アダプターの両 方とも動作中には発熱し、温かくなります。空気 の流れがなく、機器が放熱できない場所には設 置しないでください。また気温が40℃以上の場 所で、もしくは表面温度が40℃以上の他の機器 等に接触した状態で使用しないでください。
ラックブラケット
オプションのブラケット(と4本のネジ)を使って、標準型のラックに 固定することができます。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 16
接続
インストレーションではALIF TXユニットをホストコンピューター側の各ポート、ALIF RXユニットを周辺機器に接続します。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 17
TX ビデオリンク
ALIFはDVIデジタルビデオ信号に対応していますので、一貫してDVI-Dコネクターを使用して下さい。• ALIF1000モデルは165MHzまでのシングルハイレゾリューションDVI-Dビデオディスプレイに対応しています。• ALIF2000モデルは同時に2系統のシングルリンクハイレゾリューションビデオディスプレイ@165MHz、または1系統のデュアルリンクハイレゾリューションビデオディスプレイ@330MHzまで対応しています。
ビデオリンクの作成
1 まず、ALIFとホストコンピューターの電源が接続されていないことをご確認下さい。2 デジタルビデオリンクケーブルをTXユニット背面のDVI-Dソケット(ALIF1000)、またはDVI-Dソケット(ALIF2000)に接続して下さい。
3 ケーブルの反対側のコネクターをホストコンピューターのDVI-Dビデオ出力ソケットに接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 18
ALIF2000をシングルリンクDVI-Dディスプレイ2系統で使用時
追加のビデオ入力をコンピューターの2つ目のビデオから接続して下さい。
ALIF2000をデュアルリンクDVI-Dディスプレイ1系統で使用時
DVI-Dデュアルリンクケーブル(Adder part: VSCD3)をコンピューターのプライマリービデオポートからALIF2000のDVI-D-1に接続して下さい。RXユニットにもデュアルリンクケーブルを使用する必要があります。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 19
TXオーディオリンク
ALIFはリモートマイクとスピーカーを利用可能にするために2wayステレオデジタルサウンドをサポートしています。
オーディオリンクを作成
1 オーディオリンクケーブルを使用し、TXユニット背面のLINE OUTとコンピューターのスピーカー出力を接続して下さい。
2 [マイクを使用する場合]: 2本目のオーディオリンクケーブルを使用し、TXユニット背面のLINE INとコンピューターのライン入力を接続して下さい。
ALIF2000
1 オーディオリンクケーブルを使用し、TXユニット背面のINスピーカーマークとコンピューターのスピーカー出力を接続して下さい。
2 [マイクを使用する場合] 2本目のオーディオリンクケーブルを使用しTXユニット背面のOUTマイクとコンピューターのライン入力を接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 20
TX USBリンク
ALIFユニットはUSB2.0ハブとしても機能し、4ポートまで使用可能です。
USBリンクの作成
1 付属のUSBケーブルのタイプBコネクターをTXユニット背面のUSBポートに接続して下さい。
2 タイプA側をコンピューターの空きUSBポートに接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 21
TX AUXポート
AUXポートの接続
1 ALIFユニットから電源が外されていることをご確認下さい。2 シリアルnull-modemケーブルをコンピューターの空きシリアルポートからTXユニット背面のAUXポートに接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 22
TX電源
ALIFユニットにはそれぞれ適切な電源アダプターが付属しています。他の接続が全て完了した後に、電源アダプターを接続し、電源を投入してく下さい。
左記の電源アダプター表記をご参照下さい。
電源の接続
1 電源アダプターからのコネクターをユニット背面の5Vソケットに接続して下さい。2 付属の国別IECコネクターを電源アダプターのソケットに接続して下さい。
3 電源ケーブルをコンセントに接続して下さい。
ユニット本体と電源アダプターの両方とも動作中には発熱し、温かくなります。空気の流れがなく、機器が放熱できない場所には設置しないでください。また気温が40℃以上の場所で、もしくは表面温度が40℃以上の他の機器等に接触した状態で使用しないでください。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 23
電源アダプター表記
ALIF2000モデルは高電力を必要とするため、大容量の電源アダプター(20W)が付属しています。通常の12.5Wのものと20Wのものは、外装が同じですので、両タイプのアダプターが混在するインストーレションでは、誤接続のないようにご注意下さい。12.5Wと20Wの電源アダプターを誤接続しても、機器にダメージを与えることはありませんが、ALIF2000の完全な動作を保証するには20Wアダプターを使用する必要があります。必ずユニットに付属している電源アダプターをご使用下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 24
TX/RXネットワーク接続
TXユニットとRXユニットは直接接続、もしくはGigabit Ethernetネットワーク経由で接続可能です。ALIF2000は光ファイバー経由でも接続可能です。Ethernetケーブルでのダイレクトリンクの場合、ケーブルの長さは100m (328ft)以下である必要があります。カテゴリー5、5e、6、または7のツイストペアケーブルが利用可能です。ALIFユニットはネットワークインターフェイスにオートセンシング機能を搭載しており、ダイレクトpoint-to-point 接続の場合、クロスオーバーEthernetケーブルは必要ありません。光ファイバーでのダイレクトリンクの場合、50/125μmまたは62.5/125μmの2芯LCコネクターMMFケーブルと、推奨されるファイバーモジュール(Adder part number: SPF-MM-LC)が適しています。50/125μmの場合には500mまで、62.5/125μmの場合には300mまでの長さに対応しています。ファイバーケーブルはクロスオーバーケーブルである必要があります。
Gigabit Ethernet経由でALIFを接続
1 CAT5、5e、6、または7ケーブルをALIF全面のソケットに接続します。
2 ケーブルの反対側を、もう一方のALIFユニット、またはGigabit Ethernetスイッチに接続します。
3 (ネットワーク経由で接続する場合) 上記1、2の接続を反対側のユニットで行います。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 25
光ファイバーでの接続(ALIF2000のみ)
1 オプションのファイバーモジュール(SFP-MM-LC)をALIF2000のフロントパネルにある差し込み口に挿入します。
2 送信/受信用のケーブルをモジュールに接続します。コネクターを固定するために留め具を閉じて下さい。
3 光ファイバーケーブルの反対側も同様に、もう一方のユニット、またはGigabit Ethernetスイッチに接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 26
RXビデオディスプレイ
ALIFはDVIデジタルビデオ信号に対応していますので、一貫してDVI-Dコネクターを使用して下さい。ALIF1000モデルは165MHzまでのシングルハイレゾリューションDVI-Dビデオディスプレイに対応しています。ALIF2000モデルは同時に2系統のシングルリンクハイレゾリューションビデオディスプレイ@165MHz、または1系統のデュアルリンクハイレゾリューションビデオディスプレイ@330MHzまで対応しています。
DVIデジタルビデオディスプレイを接続する
1 ビデオディスプレイからケーブルをALIFユニット背面のDVI-Dソケットに接続して下さい。
(ALIF2000を2系統のシングルリンクDVI-Dディスプレイに接続する場合)
コンピューターの2つ目のビデオポートからのビデオ入力を付属のDVI-Dリンクケーブルで接続します。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 27
(ALIF2000を1系統の超高画質DVI-Dデュアルリンクディスプレイに接続する場合)
DVI-Dデュアルリンクケーブル(Adder part: VSCD3)を使用してビデオディスプレイをALIF2000 RXユニットのDVI-D-1コネクターに接続して下さい。DVI-D-1でデュアルリンクを使用している場合、DVI-D-2ポートは無効化されます。DVI-D-2に既に使用されている場合には、DVI-D-1をデュアルリンクで使用する前に接続を外しておく必要があります。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 28
RXマイクとスピーカー
ALIF RXユニットはTXユニットをホストコンピューター間で接続されたマイクとスピーカーの入出力にも対応しています。
マイク(Line入力)/スピーカーの接続
1 マイク、またはオーディオデバイスからのLine入力を、ユニット背面のLINE IN/MIC INと記載された3.5mmジャックに接続して下さい。2 スピーカー、またはオーディオデバイスのLine出力を、ユニット背面のLINE OUTと記載された3.5mmジャックに接続して下さい。
3 接続が完了し、電源が入っていることを確認後、RX System Configurationページへアクセスし、Audio Input Typeが正しく設定されていることを確認して下さい。Line、Mic、もしくはMic boost (+20dBゲイン)を選択します。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 29
[ALIF2000]
1 マイク、またはオーディオデバイスからのLine入力を、ユニット背面のマイクの描かれた3.5mmジャックに接続して下さい。
2 スピーカー、またはオーディオデバイスのLine出力を、ユニット背面のスピーカーの描かれた3.5mmジャックに接続して下さい。3 接続が完了し、電源が入っていることを確認後、RX System Configurationページへアクセスし、Audio Input Typeが正しく設定されていることを確認して下さい。Line、Mic、もしくはMic boost (+20dBゲイン)を選択します。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 30
RX USBデバイス
ALIF RXユニットには周辺機器を接続するための4つのUSBポートを搭載されています。これらのポートは置き替えが可能です。4つ以上の機器を接続する場合にはUSBハブを使用することも可能です。USBポートから出力可能な電流はトータルで1.2Aです。キーボードとマウス(各100mA以下)に加えて各500mA以下のUSBでバイスを2つまで接続することが可能です。それ以上に電力が必要な場合にはパワードUSBハブをお使い下さい。
USBでバイスを接続する
1 デバイスのUSBケーブルをALIF RXユニット背面のUSBポート接続して下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 31
サポートされるUSBでバイス
USBデバイスのサポートはTrue Emulationテクノロジーを採用しています。USBデバイスからの信号はコンピューターへエミュレートされ、全ての機能が利用可能になりますが、以下の制限がかかります。• キーボードやマウス、HIDデバイスはサポートされます。• ストレージ(フラッシュメモリー、USBハードディスク、CD-ROMドライブ等)はサポートされますが、直接の接続と比較すると動作が遅くなることがあります。• マイク、スピーカー、ウェブカメラやTVチューナー等のアイソクロナスデバイスは現在サポートされていません。• プリンターやスキャナー、シリアルアダプター、特殊なUSBデバイスは正しく動作にない可能性があります。これらのデバイスには様々な種類、規格が存在するため、完全な動作保証をすることができません。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 32
RX AUXポート
AUXポートはRS232信号を115200のボーレートで延長可能なシリアルポートです。ポートにはソフトウェアフローコントロールが搭載されていますが、ハードウェアフローコントロールは搭載されておりません。
AUXポートの接続
1 ALIFユニットから電源が外されていることを確認して下さい。2 適切な`null-modem`ケーブルをALIFユニット背面、右側のAUXポートとリモートシリアルでバイスを接続して下さい。(ピンアウトに関しては付録をご参照下さい。)
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 33
RX電源
ALIFユニットにはそれぞれ適切な電源アダプターが付属しています。他の接続が全て完了した後に、電源アダプターを接続し、電源を投入してく下さい。
下記の電源アダプター表記をご参照下さい。
電源の接続
1 電源アダプターからのコネクターをユニット背面の5Vソケットに接続して下さい。2 付属の国別IECコネクターを電源アダプターのソケットに接続して下さい。
3 電源ケーブルをコンセントに接続して下さい。
ユニット本体と電源アダプターの両方とも動作中には発熱し、温かくなります。空気の流れがなく、機器が放熱できない場所には設置しないでください。また気温が40℃以上の場所で、もしくは表面温度が40℃以上の他の機器等に接触した状態で使用しないでください。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 34
電源アダプター表記
ALIF2000モデルは高電力を必要とするため、大容量の電源アダプター(20W)が付属しています。通常の12.5Wのものと20Wのものは、外装が同じですので、両タイプのアダプターが混在するインストーレションでは、誤接続のないようにご注意下さい。12.5Wと20Wの電源アダプターを誤接続しても、機器にダメージを与えることはありませんが、ALIF2000の完全な動作を保証するには20Wアダプターを使用する必要があります。必ずユニットに付属している電源アダプターをご使用下さい。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 35
コンフィギュレーション
初期設定
ALIFユニットは可能な限り柔軟に設定できるようにデザインされています。• ALIF TXとRXが直接接続されている場合には、 初期のデフォルト設定での状態のままで変更する必要はありません。もし前回のインストレーションで設定が変更されてしまっている場合には、左記の手順でファクトリーリセットを行って下さい。• ALIFユニットがネットワーク経由で接続されている場合にはネットワークアドレスを指定する必要があります。この作業は、一度、両ユニットをコンピューターにネットワーク接続し、Infinity browser-based configuration utilityを使って設定可能です。
効率的なオペレーションのためにネットワークスイッチを設定する
IPマルチキャストではネットワークセグメントが、どのデバイスにもアサインされていないデータによって飽和してしまうリスクがあります。何らかの形で制御をかけない場合、ネイティブIPスイッチから、全てのポートに対してマルチキャストデータが送信されてしまい、パフォーマンスの低下や、不必要なネットワークバンドウィズを使ってしまうことにつながります。幸い、近年のモデムスイッチにはIGMPスヌーピング機能が搭載されており、マルチキャストのIPトラフィックを特定のポートのみで送受信することが可能になっています。IGMPスヌーピングによりALIFがマルチキャストで構成されている場合に発生するトラフィックを軽減させることが可能です。Gigabit IP スイッチのIGMPスヌーピング機能の設定方法に関してはこちらのドキュメントではご説明いたしませんが、IGMPスプーピング機能をサポートしているIPスイッチを導入し、正しく設定していただくことを強く推奨いたします。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 36
手動でのファクトリーリセット方法
ファクトリーリセットを行うことで、ALIF TX/RXユニットを出荷時のデフォルト設定に戻すことが可能です。以下の手順でユニットを出荷時の設定にリセットすることが可能です。1 電源を外して下さい。2 のばしたクリップ等の細い棒でフロントパネルのスイッチを押して下さい。およそ8秒間押さえ続けると、全面の5つのインジケーターが約3秒間点滅します。押さえているスイッチを離してリセットが完了です。
Infinity browser-based configuration utility
browser-based configuration utilityを利用するにはRX/TXユニットがコンピューターと同じネットワークに接続されている必要があります。このConfiguration Utilityでは以下の設定を行うことができます。・IPアドレスやネットマスクの表示/編集・ビデオ、オーディオやUSBにそれぞれ別のIPアドレスを割り当てる・RXユニットに対してのマルチキャストの設定・TXユニットに対してのビデオバンドウィズの設定・TXユニットのビデオ出力の表示・ファームウェアのアップグレード・ファクトリーリセットの実行
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 37
Browser-based configurationとコンピューターの接続方法
1 適切なネットワークケーブルをALIFユニット全面のEthernetポートに接続します。
2 ケーブルの反対側をネットワークに接続します。3 同様にコンピューターを同じネットワークに接続します。
この設定を行う際にはGigabitコネクションは必ずしも必要ではありません。
4 コンピューターとALIFユニットの電源を入れて、Browser-based configuration utilityを使用する準備が整いました。
Browser-based Configuration Utilityへのアクセス方法
1 一時的にALIFユニットをコンピューターのネットワークへ接続してください。2 コンピューター上のウェブブラウザーで以下のIPアドレスを入力してください。(例:http://169.254.1.133)デフォルト設定では以下のように設定されています。TXユニット - IPアドレス:169.254.1.133RXユニット - IPアドレス:169.254.1.132何らかの形でユニットのIPアドレスが変更され、わからなくなってしまっている場合には、ファクトリーリセットを行うことで、上記のデフォルト値へ復元することが可能です。ALIF Configuration Utilityのオープニングページが開き、ヘルプメニューから細かい設定等、インストラクションをご確認いただけます。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 38
アップグレードの手順
ALIFユニットのアップグレード方法は以下になります。複数のユニットをアップグレードするにはAdderLink Infinity Managerをお使いいただくことを推奨します。以下の手順では、ユニットを一台づつアップグレードします。
アップグレードの作業は絶対に電源が途切れない環境で行ってください。アップグレードに失敗するとユニットが使用不能になる可能性があります。
ネットワークリンクを経由してアップグレードを行う
1 Adder Technologyウェブサイトから最新版のアップグレードをダウンロードしてください。注意:TX/RXユニットそれぞれ個別にアップグレードファイルが存在します。2 一時的にALIFユニットをネットワーク経由でコンピューターに接続します。(詳細はInfinity browser-based configuration utilityをご参照ください。)3 コンピューターのウェブブラウザーを使い、アップグレードを行うALIFユニットのIPアドレスを入力します。4 Firmware Upgradeリンクをクリックします。Choose Fileボタンをクリックして、ダウンロードしたファイルを選択します。正しいファイルを選択するようにご注意ください。5 Update Nowボタンをクリックします。プログレスバーが表示され、ユニット全面のインジケーターが点滅します。ユニットにスクリーンが接続されている場合は、アップグレード中に画面が途切れることもあります。6 1分程でインジケーターの点滅は終わり、ユニットが自動的に再起動します。これでアップグレードが完了です。
最新のアップグレードファイルALIFのアプグレードファイルはAdder Technology ウェブサイト www.adder.com > Technical Support > Updatesセクションからダウンロード可能です。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 39
オペレーション
一度設定を行い稼働し始めた後はALIFを途中で停止させる必要はほとんどありません。
フロントパネルインジケーター
フロントパネルの6つのインジケーターはユニットの状況を把握するのに非常に有効です。
インジケーター• NET 有効なネットワークに接続されている際に点灯。エラーが起きている場合には点滅。• SER AUX(シリアル)ポートが有効になっている際に点灯。• AUD オーディオが有効になっている際に点灯。• USB USBが有効になっている際に点灯。• DVI 一方、もしくは両方のDVIポートが有効になっている際に点灯。• PWR 電源表示。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 40
詳しい情報
このチャプターでは以下の情報を説明します。・サポート:下記をご参照ください。・付録:RS232`null-modem`ケーブル サポートされるビデオモード 製品仕様・安全情報・保証・ラジオ周波数エネルギーについて
サポート
このガイドに記載された情報でも問題が解決されない場合には、その他に以下の方法で解決策を検索することが可能です。・オンラインサポートとアップデートwww.adder.com/support にて最新版のファームウェアアップデートやトラブルシューティングの情報が記載されています。・Adder Forumforum.adder.com にてFAQや掲示板にアクセス可能です。・テクニカルサポートwww.adder.com/contact-support-from のサポートセクションからお問い合わせを頂くと、
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 41
付録
RS232 `null-modem`ケーブルピンアウト
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 42
サポートされるビデオモード
ALIFユニットはVESAとCEAビデオモードをサポートしています。
ALIF1000技術仕様
サイズ(幅x縦x奥)198mm x 44mm x 120mm材質:1Uの丈夫な金属製重さ:0.75kgマウントキット:ラックマウント - 1~2ユニット/スロット VEASモニター/壁マウント電源アダプター:100-240VAC 50/60Hz, 0.5A本体電源:5VDC 12.5W温度:0℃~40℃認定:CE、FCC
ALIF2000技術仕様
サイズ(幅x縦x奥)198mm x 44mm x 120mm材質:1Uの丈夫な金属製重さ:1.11kgマウントキット:ラックマウント - 1~2ユニット/スロット VEASモニター/壁マウント電源アダプター:100-240VAC 50/60Hz, 0.8A本体電源:5VDC 12.5W温度:0℃~40℃認定:CE、FCC
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 43
保証
Adder Technology Ltdは、本製品ご購入から1年間のの間、部品や製造品質に不良や不具 合が ないことを保証します。保証期間内に、通常の使用による不具合が起きた場合、 Adderは無償で 本製品を修理または交換します。誤用や、Adderの制御下にない要因に起 因する故障や異常に ついては保証いたしかねます。さらにAdderは、本製品の使用によっ て直接的/間接的に起きた 損失、損害、傷害について、一切保証いたしません。この保証規 定での保証内容は、いかなる状 況に於いても、本製品の交換価格を上限とします。もし本製品の設置や使用に関する問題が解決できない場合は、販売元にお問い合わせく ださ い。
安全情報
・水気と油のない室内環境での使用のみ。 ・警告:電源アダプターには危険な部品が含まれています。 ・電源アダプター内には、ユーザーによって修理できる部品はありません。絶対に分解しないでください。・電源アダプターは、なるべく本機に近いコンセントにつないでください。 ・電源アダプターを交換する場合は、メーカーに承認されたタイプのみをご使用ください。 ・電源アダプターのケースに損傷、ヒビ、破損がある場合、もしくは正常に動作していないと感じ た場合は使用しないでください。 ・電源延長ケーブルを使用する場合、このケーブルにつないだデバイスの合計アンペアが、コンセントの最大アンペアを超えないようにしてください。 ・CCS4-USBをご自身で修繕しないでください。
放射ノイズ及び妨害排除能力
本機に接続して使用するすべてのケーブルは、ラジオ周波数エネルギーの放出に関する 規制に順守するため、さらに電磁妨害を抑制するためにも、シールドケーブルである必 要 があります。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 44
ヨーロッパEMC指示89/336/EEC
本製品は検査により、ヨーロッパ基準EN55022の定義に基づき、クラスAコンピューター 機 器の限度に適合していることが証明されています。これらの限度は有害な妨害から、一 定 の耐性を維持するために設定されています。本機はラジオ周波数帯域のエネルギーを 発 生、使用、放射するため、使用法通りに設置しないとラジオやテレビの受信に有害な妨 害 を発する可能性が’あります。ただしどの設置条件でも干渉が起きないという保証はあ りま せん。本機がラジオやテレビ受信の干渉の原因となっている(本機の電源をオン、オ フする ことで確認)場合には、次の方法によって干渉に対処してください。(a)受信アンテナ の設置 場所や方向を変える。(b)機材から受信機への距離を大きくする。©別回路のコン セントに 接続する。(d)取扱店または資格を持つラジオ・テレビ技術者に相談する。
FCC順守申告(アメリカ合衆国)
本機はラジオ周波数帯域のエネルギーを発生、使用、放射するため、メーカーが定める使 用法通りに設置しないとラジオの通信に有害な妨害を発する可能性が’あります。本機は 検 査により、FCC規制パート15のサブパートJに定義されるクラスAコンピューター機器の 限 度に適合していることが証明されています。これらの規制要件に適合しているというこ とは 、本製品を業務用環境で使用しても、有害な妨害から一定の耐性を得られることを意 味し ます。本製品を居住環境で使用すると妨害が発生する可能性があり、その場合はユー ザー は自費でこの妨害を取り除く義務があります。メーカーに承認されていない変更や 改造を 行った場合、本機器の使用許可が無効化されることがあります。カナダ通信省RFI申告本製品はカナダ通信省のラジオ妨害に関する規則で定義されている、クラスAデジタル機 器のラジオノイズ発生の限度を超過していません。
T1-10016-1 AdderLink Infinity 操作マニュアル
PAGE 45