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追憶 路地探訪 37 使 10 写真上/今 も残る千本格 子のさまのこ。数は随分 減つてしまつたという 写真下/農 家の空き家を 古民家風に改装した まのこ屋」。レトロな空間 でコーヒーを味わいたい 陶工華 さまのこ屋 TEL 0766 82 7113 高岡市吉久23‐ 14 11130~ 17:00ま で営業、月火体 11191ォ スまら

takaoka-walking.net · Created Date: 3/16/2012 6:15:07 PM

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情緒あ一‘さまのア」の家々

‐―の―‐

集散

として繁栄

罐追憶の路地探訪

今から350年ほど前、士口久には

加賀藩直営の米蔵があり、重要な

米の集散地として繁栄していた。

年貢米が庄川や小矢部川の水運

と馬によって運ばれ、いったん貯蔵し

たものは伏木港から江戸や大阪に

送られた。

明治以降、米蔵は廃止されたが、

その後も経済力を持った米商人の

町として栄えた。江戸末期から昭

和初期にかけて建てられた家が今

も残る。「さまの

こヽと呼ばれる千

本格子の造りは繁栄した当時の面

影を今に伝えている。

「昔は通りいっぱいに千

本格子の家が並び、自分の

家を探すのが大変なほど

だつた」。そう話すのは、今

もさまのこに住む有藤のぶ

子さん。家の中は天丼がと

ても高く、太い梁を巡らせ

た重厚な造りだ。」ヽの地に

嫁いだ昭和37年当時、万葉

線の吉久駅前には商店も多く、往

来はたくさんの人でにぎわっていた。

一時期、車庫を造るなど、使い勝手

のよい家に建て直す人が相次ぎ、

昔ながらの家はピーク時の10分の

1以下に減ったといつ。

古民家を陶芸の工房と喫茶店

に改修した「さまのこ屋」では、絵

や工芸品などを展示している。昔

の農家を思わせる広い土間はその

まま残され、農作業スペースだった

場所に囲炉一暴を造った。ゆっくり作

品を鑑賞しながらコーヒーや紅茶

で一服できる。

写真上/今も残る千本格

子のさまのこ。数は随分

減つてしまつたという

写真下/農家の空き家を

古民家風に改装した「さ

まのこ屋」。レトロな空間

でコーヒーを味わいたい

陶工華 さまのこ屋

TEL 0766 82 7113 高岡市吉久23‐ 14

11130~ 17:00ま で営業、月火体

11191ォ スまら