Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
TechnicalInformation
記載内容は、お断りなく変更することがあります。
DAQMASTER リプレースガイド
TI 04L55B01-02JA
TI 04L55B01-02JA2018.7.9 初版(YK)
MX100
MW100
GM
TI 04L55B01-02JA
2
2018.07.09-00TI 04L55B01-02JA 1st Edition : July. 2018 (YK)All Rights Reserved Copyright © 2018, Yokogawa Electric Corporation
目次本書をご利用いただくにあたり ........................................................................ 3
はじめに .............................................................................................................. 4
1 リプレースイメージ ..................................................................................... 51-1 リプレースイメージ(1) 中速モジュール(測定周期100 ms~)をお使いの場合 .... 51-2 リプレースイメージ(2) 高速モジュール(測定周期10 ms)をお使いの場合 ......... 51-3 リプレースイメージ(3) マルチインターバルでお使いの場合 ............................. 61-4 リプレースイメージ(4) 多ch測定でお使いの場合 ................................................ 61-5 リプレースイメージ(5) データ収集ソフトウェアをお使いの場合 ..................... 7
2 モジュール対応一覧 ..................................................................................... 8
3 構造比較 ........................................................................................................ 8
4 GMの特長 ...................................................................................................... 9
5 GMのシステム構成 ...................................................................................... 9
6 仕様比較 ......................................................................................................106-1 仕様比較(1) ............................................................................................................ 106-2 仕様比較(2) ............................................................................................................ 10
7 段階的リプレース ......................................................................................11
8 注意事項 ......................................................................................................11
技術資料 改訂情報 .........................................................................................12
TI 04L55B01-02JA
3
2018.07.09-00
本書をご利用いただくにあたり本説明書は、DAQMASTERからSMARTDAC+へのリプレースについて説明しています。
■ ご注意・ 本書の内容は、性能・機能の向上などにより将来予告なしに変更することがあります。・ 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づきのことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。
・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。
■ 商標・ 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の商標または登録商標です。・ 本書では各社の登録商標または商標には、™マーク、®マークは表示していません。・ 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。
TI 04L55B01-02JA
4
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation2
はじめに
DAQMASTER を へリプレース 既設のDAQMASTERシリーズを、用途や将来構想に合わせて、
SMARTDAC+へリプレースできます。 本書では、機種選定イメージや新機種採用のメリット、また切替に当たっての注意事項などを含め、リプレースをサポートする様々な情報を提供します。
MW100
GM10 シングルユニットシステム
GM10 マルチユニットシステム
MX100
TI 04L55B01-02JA
5
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation3
1-1 リプレースイメージ (1)
中速モジュール(測定周期100ms~) をお使いの場合
MW100
GM10-1 [測定動作モード: 標準]
MX100+MXスタンダード
MXstd
最大60ch
最大100ch
OR
最大60ch
1 リプレースイメージ
© Yokogawa Electric Corporation4
1-2 リプレースイメージ (2)
高速モジュール(測定周期10ms) をお使いの場合
MW100
GM10-2 [測定動作モード: 高速]
MX100+MXスタンダード
MXstd
最大24ch
最大32ch
OR
最大10ch
TI 04L55B01-02JA
6
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation5
1-3 リプレースイメージ (3)
マルチインターバル でお使いの場合
MX100+MXスタンダード
MXstd
測定周期: 10ms&100ms 測定周期: 10ms&100ms
GM10-2 [測定動作モード: デュアル*1]
測定周期: 100ms&1s
MW100 GM10-2 [測定動作モード: デュアル*1]
測定周期: 100ms&1s
*1: GM10では、同時に測定できるインターバルは2種類までです
© Yokogawa Electric Corporation6
1-4 リプレースイメージ (4)
多ch測定でお使いの場合MW100 [測定ch+通信ch]
最大360ch
クライアント
サーバ ×5
GM10-2 [マルチユニット構成]
最大420ch
メインユニット
サブユニット ×6
Modbus/TCP
TI 04L55B01-02JA
7
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation7
1-5 リプレースイメージ (5)
データ収集ソフトウェア をお使いの場合MXLOGGER+MX100
最大1200ch
GM10
最大2000ch
MXLOGGER
最大20ユニット最大100ユニット
GA10
TI 04L55B01-02JA
8
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation8
2 モジュール対応一覧
種類DAQMASATER SMARTDAC+形名 Ch数 形名 Ch数
高速4ch AI MX110-UNV-H04 4 GX90XA-04-H0 4
標準 AI MX110-UNV-M10 10 GX90XA-10-V1*1*2
GX90XA-10-U2*1*3 10
30ch AI MX110-VTD-L30 30 GX90XA-10-V1*1*2
GX90XA-10-U2*1*3 ×3 30
4線RTD MX110-V4R-M06 6 GX90XA-06-R1*4 6
ひずみ MX112-□□□-M04 4 - -
パルス MX114-PLS-M10 10 GX90XP-10-11 10
DI MX115-□□□-H10 10 GX90XD-16-11*5 16
AO MX120-□□□-M08 8 GX90YA-04-C1*6*7 ×2 8DO MX125-MKC-M10 10*8 GX90YD-06-11 ×2 12*8
*1: 高確度仕様あり(/S1オプション), *2: 高耐圧モジュール、RTDレンジ無, *3: コモンモード電圧=250VACrms, *4: RTD・抵抗レンジのみ, *5: 24Vロジックには未対応, *6: 電流出力のみ, *7: PWM出力には未対応, *8: MX125はA接点、GX90YDはC接点
© Yokogawa Electric Corporation9
3 構造比較
DAQMASTER SMARTDAC+
メインユニット MX100MW100
⇒GM10
電源モジュール (メインユニットに内蔵) GM90PSベースプレート MX150-□ (□: 1~6) GM90MB*1
*1: メインユニット・入出力モジュール毎に1つずつ必要
MX100/MW100 GM10
ベースプレート構造 ブロック構造
TI 04L55B01-02JA
9
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation10
4 GMの特長
特長 メリット高速、高精度測定 最速1ms周期で高精度測定可能多チャネル化 最大420チャネルを100ms周期で測定可能 (大容量モデル "GM10-2" の場合)
ブロック構造 測定状況に合わせ、モジュールの追加や構成の変更が容易モジュールベースの採用により、モジュールの抜き差しが容易でメンテナンス性向上
大容量内部メモリ 測定データは内部メモリに記録・保存長期間のデータ記録が可能 (標準モデル: 500MB / 大容量モデル: 1.2GB)
PCレス 測定データは内部メモリに保存するため、記録・保存のためのPCが不要Bluetooth機能(オプション)を使ってタブレットによるモニタ・設定変更*1も可能
SDメモリカード採用 外部メディアとしてSDメモリカードを採用大容量32GBまで対応しており、高速や多chの大きなデータファイルも記録可能
進化したWebアプリケーション Webブラウザによるリアルタイムモニタの性能が向上またモニタだけでなく、Webブラウザから機器への設定も可能に
選べる電源モジュール 電源部分をモジュールとして分離し、100-240VACと12VDCの2種類をご用意測定環境に合わせて電源モジュールを付け替えるだけで使用可能
多彩な通信機能 Modbus/TCPを初め多彩な通信プロトコルに対応様々な機器と接続し、データのやりとりが可能
*1: 一部の設定項目のみ
© Yokogawa Electric Corporation11
5 GMのシステム構成
シングルユニット 標準・デュアルインターバル
高速
マルチユニット 標準・デュアルインターバル
アナログ入力: 最大100ch
高速アナログ入力: 最大32ch
メインユニット
サブユニット
アナログ入力: 最大420ch*1
最大6ユニット接続可能各ユニット最大6モジュール
(*1: 大容量(GM10-2)の場合)
最大6モジュール
分散配置で利用可能
最大10モジュール
最大8モジュール 最大42モジュール
TI 04L55B01-02JA
10
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation12
6-1 仕様比較 (1)
項目SMARTDAC+ DAQMASTERGM10 MX100 MW100
アナログ入力ch数 シングルユニット: 最大100chマルチユニット: 最大420ch *1
最大60ch
モジュール数 シングルユニット: 最大10モジュールマルチユニット: 最大42モジュール *1
最大6モジュール
測定周期 最速1ms 最速10ms
デュアルインターバルマルチインターバル
測定グループ1: 最速1ms *1測定グループ2: 最速100ms
測定グループ数: 最大3つ測定周期3種を設定可能
耐電圧 *2 入力-アース間: 3700VAC、1分間入力ch間: 1000VAC、1分間
コモンモード電圧 *2 600VACrms / 600VDC、二重絶縁ch間コモンモードノイズ電圧 250VACrms 120VACrms
測定確度 GX90XA/S1(高確度仕様)を使用することで同等 (詳細はGSを参照下さい)
アラーム数/種類 4レベル/チャネルアラーム種類 上下限, 差上下限,
変化率上下限, ディレイ上下限, 差上下限 上下限, 差上下限,
変化率上下限, ディレイ入力端子形状 押し締め端子, M3ネジ端子 押し締め端子 (ネジ端子へ変更可)
*1: GM10-2(大容量)の場合, *2: GM10はGX90XA-10-V1(高耐圧モジュール)使用時
6 仕様比較
© Yokogawa Electric Corporation13
6-2 仕様比較 (2)
項目SMARTDAC+ DAQMASTERGM10 MX100 MW100
演算 ch数 GM10-1(標準): 100ch *1
GM10-2(大容量): 200ch *160ch 60ch *1
種類 汎用演算, 統計演算, 特殊演算, 条件式, など周期 最速1ms 最速100ms
レポート機能 *1 日報, 週報, 月報, バッチ報 なし 日報, 週報, 月報通信ch数 GM10-1(標準): 300ch *1
GM10-2(大容量): 500ch *1なし 240ch
(演算chも利用可)
通信 I/F イーサネット, RS-485 *1, USB, Bluetooth *1
イーサネット イーサネット, RS-232 *1, RS-422/485 *1
機能 FTP, E-Mail, DHCP, SNTP, HTTP, Modbus/TCP, Modbus-RTU,
EtherNet/IP *1, SLMP *1, WT通信 *1
専用通信のみ
FTP, E-Mail, DHCP, SNTP, HTTP, Modbus/TCP, Modbus-RTU
内蔵メモリ GM10-1(標準): 500MBGM10-2(大容量): 1.2GB
なし
外部メモリ SDメモリカード (最大32GB) CFカード *2 (最大2GB)
モニタ/設定ツール Webブラウザ、タブレット用アプリ 専用ソフト Webブラウザ使用温度範囲 -20~60℃ *3 0~50℃ -20~60℃ *3
*1: オプション要, *2: MX100は/DSオプション要, *3: モジュールによっては-20~50℃
TI 04L55B01-02JA
11
2018.07.09-00
© Yokogawa Electric Corporation14
7 段階的リプレース
データ収集ソフトウェア使用時のリプレース GA10の導入により、既設のMXLOGGER・DAQLOGGERはそのままに、一部のDAQMASTERをGMへリプレースすることが可能です。
データの流れ
既設MX/MW
MXLOGGERDAQLOGGER
GM
GA10 データロギングソフトウェア
+または
既設のまま 部分的にリプレース
MX/MW GM10
MX/MW
• 最大接続100台/2000ch• 収集周期最速100ms
(機器時刻の場合最速1ms)• マルチロギング機能• データ補完(バックフィル)機能• レポート機能*1
• 演算機能*1
(*1: オプション要)
© Yokogawa Electric Corporation15
8 注意事項
項目 注意事項測定レンジ 対応する入出力モジュールでも未対応のレンジがございます。測定確度 GX90XA/S1(高確度仕様)を使用することでほぼ同等確度で測定可能です。
なお、測定対象によっては測定確度に違いが出る場合がございます。コモンモード電圧 高耐圧モジュール(GX90XA-10-V1)のみ600VACrms/600VDCとなります。端子形状/配列 対応する入出力モジュールで端子形状/配列が異なります。
また、GM10にはM4ネジ端子のご用意はございません。通信コマンド/API GM10とMW100では、通信コマンドが異なります。
また、GM10には通信用API(MX190相当)のご用意はございません。測定グループ GM10で設定可能な測定グループは2つまでとなります。(MX100/MW100は3つ)
また、測定グループ2に設定できる測定周期は100ms以上となります。シリアル通信 GM10にはRS-232のご用意はございません。
代わりにUSBのポートを標準でご用意しております。
SMARTDAC+ GM10 と DAQMASTER MX100/MW100 には差異があります。リプレースの際には、充分にご注意ください。
* 詳細は各GSをご参照ください。
12
技術資料 改訂情報資料名称 : DAQMASTER リプレーススガイド
資料番号 : TI 04L55B01-02JA
2018年7月/初版新規発行
■著作者 横河電機株式会社■発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32