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勉強会にて実際にTOCfEのツールを使用して、悩める人の問題を解決することで、相談者は問題を自分で解決し、勉強会メンバーもツールの持つ「質問」と「可視化」の効果を体感した事例です。 クラウドを作成する過程で相談者の考えが整理され、解決策が導かれていく中で繰り出される質問のステップの詳細は、まるでその場に居合わせているかのようで非常に参考になります。そして相談者、勉強会メンバーが一緒のホワイトボードを見てクラウド作成することで対話が可視化され、思考が客観的に整理されたことで、相談者は自分で問題を解決することができました。 この事例では、TOCfEのツールは、質問により解決策を当事者本人から引き出すことができ、また可視化して整理することが可能にするため、問題を抱える本人とって解決策を実行する最大の見方になることを示してくれます。
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TOCfE関東地区勉強会 通称:fEオンデマンド (2011年9月スタートin西新宿)
毎月1回開催/次回は19回目 fEオンデマンド=いつでも、何処でも、誰とでも
TOCfEシンポジウムin京都
社員も経営者も全員がHappy!(職場で使うTOCfE事例)
2013/2/10(日)
Copyright 2013 by 杉村寿重 All rights reserved.
杉村寿重富士ゼロックス情報システム㈱
<謝辞>
発表の機会を与えて頂きましたTOCfEシンポジウムに感謝します
そして何よりも今回の事例を快く提供してくれた「エミさん(仮称)」に、心より感謝します!!
今日の話は「実話」です
エミさん(仮称)、30代OL
最近転職、仕事の悩み
fEオンデマンドに遊びに来たエミさん(仮称)
薬事の専門家
3か月前に転職した3か月前に転職した
向上心の強い女性
僕はエミさんの悩みを聞くことにしました
fEオンデマンド(関東地区TOCfE勉強会)
今、エミさんは何が問題だと思ってますか?
〉 雑務が多い(=薬事法認可後のアフターフォロー) 。
〉 新しい会社の業務
を早く覚えたい(=新規の認可申請をしたい)。
エミさん、それは、こういう事ですか?
雑務人員を増やすもしくはもしくは
エミさんから雑務を減らす
⇒【D】
会社側はどういう態度ですか?
〉 人は増やさない。
〉 エミさんにアフターフォロー業務をやって貰う。
エミさん、それは、こういう事ですか?
今の人員と役割で仕事をするをする
⇒【D’】
確かに対立していますね
【D】雑務人員増加orエミさんから雑務を減らす
【D’】今の人員と役割で仕事をする
対立
エミさんの業務に対する意識を聞きました
①新規の認可申請⇒薬事の専門知識 ○⇒会社独自の業務知識◎⇒会社独自の業務知識◎
②認可後アフターフォロー⇒リコール・不具合・法律改正対応など⇒みなし認可後の資料作成(検証)など
ところで視点をカエル と・・・
エミさんと会社の共通の目標は?
行動が対立していても、必ず共通の目標はあるハズです。
【A】会社の発展(新入社員もベテラン社員も経営者も全員がHappy!)
の目標はあるハズです。
エミさんの行動を引き起こす要望は何ですか?
社員が前向きに仕事が出来る状況にする
<なぜならば>
アフターは雑務と思えてモチベーション低下するから
会社の行動を引き起こす要望は何ですか?
会社の利益確保
<なぜならば><なぜならば>
・現状のリソースで利益を出す・新規認可申請はベテランで行う
(リスクを減らす)
エミさん、つまり、こういう事ですか?
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
【D】雑務人員増加orエミさんから雑務を減らす
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立
現状の対立構造は分かりました!
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
色々な視点から
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立
色々な視点から考えて みませんか?
会社の行動と、エミさんの要望を見ると・・
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
D’をすることでBが出来る方法は本当にないのでしょうか?
⇒エミさんからアフター業務の役割を減らす。
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立
【相】D’をすると、何故Bが出来ないと思っているでしょうか?⇒アフターフォロー業務が減らない限り、エミさんは新規認可申請業務をさせて貰えず、モチベーションが下がると思い込んでいる。
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
【自】Dをすると何故Cが出来ないと思っているのでしょうか?⇒人件費が増えるだけで仕事の生産性向上には繋がらない。
エミさんの行動と、会社の要望を見ると・・
【D】雑務人員増加orエミさんから雑務を減らす
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立
は繋がらない。
DをすることでCが出来る方法は本当にないのでしょうか?
⇒早くエミさんの実力をUPさせ、認可申請の品質向上と生産性向上に繋げる。
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
【時】DとD’はどういう時に対立するのでしょうか?
⇒常時人員を増やすと対立する。
エミさんと会社の、行動の対立を見ると・・
【D】雑務人員増加orエミさんから雑務を減らす
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立時と場合でDとD’の両立は本
当にないのでしょうか?
⇒新規市場導入時期(年に数回定期あり)は新規認可申請業務増加するので、その時期のみパート等の雑務要員を投入する。
アフターフォローは雑務と思えてモチベーション低下
申請書類に不整備が多くアフターフォローが絶えない
対立
【妙】BとCが何故両立しないのでしょうか?
⇒アフターフォローは前任者の「尻拭い」をやらされている感がありモチベーション低下。
BとCの両立方法は本当にないのでしょうか?
⇒エミさんは上司とのコミュ
他に妙案は無いですか?
会社は現状のリソースで利益を上げたい認可申請はベテランにさせる
会社は余計なコストとリスクを増やさない
対立
ニケーションを円滑にし、悩みを相談する。
⇒エミさんからの提案(実質上市場に出ていない製品の認可を取り下げる事で、その分のアフターフォロー業務を削減させる)。
⇒会社の事情を理解でき、以前より自分の状況が理解できた
⇒問題点が 前向きに仕事がで
エミさん、それから、どう変わりましたか?
⇒問題点が明確になり、
⇒問題点を解決できるように取り組めた
⇒上司とのコミュニケーションも良くなった
前向きに仕事ができるようになった
エミさんは気づきました!
エミさんのクラウドが解消して思ったこと①
※「質問」の力
「今、エミさんは何が問題だと思ってますか?」「会社側はどういう態度ですか?」「エミさんの行動を引起こす要望は何ですか?」「エミさんの行動を引起こす要望は何ですか?」「会社の行動を引き起こす要望は何ですか?」
・・
詰問ではなく質問を投げることで本人が気づく
エミさんのクラウドが解消して思ったこと②
※「可視化」の効果エミさんとの実際の対話のようす
対話が客観的に見えることで考えが整理できる
エミさんのクラウドが解消して思ったこと③
※「納得と発見」
エミさんは、自分の力で問題を解決しました。
シンプルで優しいTOCfE
【D】雑務人員増加orエミさんから雑務を減らす
TOCfEを使い全員がHappy!
fEオンデマンド(関東地区TOCfE勉強会)
Copyright 2013 by 杉村寿重 All rights reserved.