TOBITATE HOKURIKU

RYUGAKU MAGAZINE Vol. 3

Yuki NakamuraFaculty of EconomicsUniversity of Toyama

Study at Marray State University, U.S.A

TOBITATE HOKURIKU HPhttp://tobitatehokuriku.weebly.com

P A R T YAR TY

「毎週末ホームパーティに参加して、友達と交流していました。日本とは違って、音楽をガンガンかけて、お酒飲んで、踊ってという感じだったので、最初は慣れなかったのですが、次第に慣れて

非常に楽しかったです。」

InterviewYuki Nakamura

Q1 まず簡単に自己紹介をお願いします。

A1. 富山大学　経済学部経営学科戦略経営コース4年の中村です。学生時代にがんばったことは主に二つあって、一つ目は勉強でアメリカ留学したことです。二つ目はは陸上部で100mなど短距離走選手として頑張ってきました。就職活動みたいですね。笑

Q2. 留学されたきっかけは何でしたか？

A2. 理由は就職活動のためというのが本音です。　なぜ就職活動のために留学を選んだのかというと、2年生の8月頃にゼミに入って4年生の先輩がアメリカ留学から帰ってきていてその話を聞いて、他に2人ぐらい語学留学で帰ってきていた先輩方が良い企業に就職していたので、留学は就職活動に有利だと感じました。2年の冬頃から来年の就職活動どうしようかと考えたときに、このままだと自分は有名で大きくて給料がもらえる企業には行けないと思ったので留学しようと思いました。

-2年の冬という比較的早い段階から就職活動の準備されているのですね？

　皆さんどうか分からないですけど、富山大学に入ったことがコンプレックスで、大学受験みたいに失敗しないでおこうと思っていました。ただ、地方大学で英語圏留学していると珍しいねという感じですが、関東では普通にうじゃうじゃいて、留学先はどんな良い大学で、留学先で何をしてきたのか？ということが重要ですね。

-差し支えない範囲で、就職先とどんな選考があったか教えて頂けますか？

　就職先は海外展開に積極的な某大手通信企業で、最初にES提出、SPI、会社説明会が日本武道館で孫社長が説明しにきて下さって、グループディスカッション、面接2回ですね。普通の会社とあまり変わらないですが、大規模な会社説明会が印象的でした。

Q3. 留学先として、なぜマーレイ州立大学を選ばれたのでしょうか？

A3. 英語を学びたい、でも語学留学ではなく交換留学がしたかったので、英語圏にあって富山大 学の提携校であるマーレイ州立大学を、消去法で選びました。経済学を選んだのは、さらに経済を勉強したいと思ったからです。富山大学とマーレイ州立大学で違うことは、富山大では日本企

業の経営について学ぶことが多いのですが、マーレイでは世界中の企業について学べるところですね。

Q4. 留学のためにどんな準備をされましたか？

A4. 資金に関しては三つあって、両親からの支援とアルバイトのダブルワークでためた30万とJASSOの短期奨学金で月八万の返還不要なものでした。　語学は、TOEFL基準点を超えるためにLongmanのテキストを使って勉強しました。4回程受験しました。（受験会場は）一番近くても名古屋なので、夜行バスにのってマクドナルドで時間つぶして、受験していました。また英語のプレゼンテーションの授業を受けたりもしていました。海外ドラマのGlee、24なんかを見ていました。でも現地に着いたばっかりのときは何を言っているのか分からなくて、とりあえず笑っておくといった感じでした。　授業に関しては、受講授業はマクロ経済学、マーケティング、国際マーケティング、国際マネジメント、数学、プレゼンテーション、ライティング等の授業をとっていました。住居は寮で月4万の2人部屋に住んでいました。トイレとシャワールームがフロア共有で、めちゃくちゃ汚かったです。笑　汚い話なんですが、トイレが（排泄物で）びちゃびちゃで座りたくなかったので、きれいなトイレを探していました。　移動ですが、行きは夜行バスで東京駅、東京駅から成田エクスプレスで成田空港、成田からシカゴ、シカゴで乗り継ぎしてナッシュビル、ナッシュビル空港に大学関係者に迎えにきてもらってシャトルバスで大学まで向かいました。　VISAはJ1をとりました。アメリカ大使館で面接を受けてとりました。

Q5. 現地での印象的なエピソードはありますか？

A5. 二つあります。　前期に髪切ろうと思って、サウジアラビア人の友達おすすめの「キャンパスカット」というところに行ったんですが、そのときに写真を持っていかずに口だけで説明したんですね。「前髪を眉毛の所まで切ってくれ」と言ったら、タラちゃんカットになってしまって。笑　途中で「やめてくれ」と言ったんですけど、「まだ出来上がってないこれからだ！」と言われて、結局直らなないままで。笑　もう一つ印象的なのは、オールキャンパスシングというGleeのようなダンスと歌のイベントです。55年も続いている大学で一番大きなイベントで、そこに留学生チームとして参加して2ヶ月半程練習して4位入賞しました。そのあとのパーティにも参加しました。　あと、マーレイAsianというtwitterアカウントにアジア人の写真をアップしていて、僕も寝癖がついている写真とられてアップされました。学校全体の問題になりましたね。全員では無いですが、人種差別はありましたね。

Q6. 留学で得られたもの、変わったことはありますか？

A6. 客観的には、積極的になったことですね。帰国後に企業のインターンに参加したときに「やたらしゃべるよね」と言われました。自分では意識してなかったんですけど、アメリカでの癖が残っていました。悪い言い方すると考えずにしゃべっていたんですが、物怖じせずに発言できるようになったことです。でも最近は日本に馴染んできて、大人しくなってきています。今は「落ち着いた？」と言われます。　主観的には日本が好きになったことです。留学前は日本に愛着とか持ってなくて、日本は良くない国なのかなと思っていたんですが、いざ海外に出てみるとそんなことなくて。トイレのことだったり、外国人の日本に対する評価というのは意外と高くて、経済面だけでなく文化面においてもアジアの中で一番の国だと今は思っています。アニメや漫画の人気も予想以上に高かったです。NARUTOが一番人気でしたね。逆に紹介されたりもしましたね。初音ミクとか。黒澤映画の七人の侍なども一緒に見ました。

Q7. 留学を終えた今、将来の目標はありますか？

A7. 仕事とプライベートで一つずつあります。　仕事では、同期の中で群を抜いて、企業の海外展開に関わってアメリカに行くチャンスを掴みたいですね。　プライベートの面では、周りの人たちを大切にしていけたら良いなと思っています。留学中に富山大学の子と付き合っていたんですが、留学中に大事にしてあげられなくて。大事な人たちとの関係をおざなりしてしまったので、その経験をふまえてこれからは大切にしていきたいなと思いました。あと、アメリカでは家族を非常に大切にしていたので、僕も大切にしていきたいと思いました。

Q8. 最後にこれから留学したいと考えている人に向けてメッセージをお願いします。

A8. 悩んでいるなら行ってみれば良いと思います。考える前に行動して、ダメなら、ダメな理由を考えてまた挑戦してということを繰り返して行けば良いと思います。頑張ってください。

Interview & design: Toshiki Fukushima

HALLOWEEN「仲の良い友達とハロウィンパーティを開きました。

お酒なしだったのでかなり落ち着いたパーティでした。笑」

MultiCultural

Night「留学生達が各国の文化を披露し、食事も作り提供するというイベントです。そこで、日本人留学生団体は、女装してAKB48ヘビーローテーションを踊りましたw　すべての国の中で一番盛り上がったパフォーマンスでした。」

International Badminton Tournament

「留学生団体主催のバトミントン大会です。1学期ごとに開催されて、各国の威信をかけた熱い戦いが印象的でした！ 僕は予選敗退でした笑」

ALL CAMPUS

SING「55年間も続いており、約1万人の観客が集まるダンスと歌の大会です。そこに僕は、11カ国22人で構成される留学生チームで参加し、部門別で12チーム中4位入賞する事が出来ました。」

Ryugaku Magazine14 December 2014Issued by TOBITATE HOKURIKU

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