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Open Compute Project かかかかかかかかかかかか TokyoWebmining @ 31th 23.Nov.2013 (Sat) @5roumiles 1

【Tokyowebmining】open compute project

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Tokyowebmining 31th

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Page 1: 【Tokyowebmining】open compute project

Open Compute Project から今後のインフラをみる

TokyoWebmining @ 31th 23.Nov.2013 (Sat)

@5roumiles

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■ 自己紹介・ 2004 年 汎用機 --- ホストコンピュータ運用・ 2007 年 インターネット EC サイト --- 運用 / 監視 / インフラ構築・ 2013 年 セキュリティ会社 --- 始めたばかり

・自分の好きな言葉Don’t guess, measure!You can’t control what you don’t measure.   Japan Innovation Leaders Summit に参加 MIT 石井裕さんに感化され、調べるうちにTokyoWebmining に参加するようになる。twitterID:@5roumiles

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◇ 目次

・世界で一番大きなシステムってどこでしょう?・日本のインターネットの利用状況ってどうなっているでしょう?・電力比較・クラウド環境の利用状況は?・クラウドって何? ・利用する側・提供する側・Open Compute Project とは・Open Compute Project 歴史・Open Compute Project 目的・Open Compute Project 参加・Open Compute Project 特徴 データセンタの仕様、ラック、サーバ・まとめ

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世界で一番大きいシステムはどこ?・ Facebook ・ Google ・ Amazon ・ Apple ・ Yahoo ・ Oracle ・ Salesforce

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◆ Google trend より

データセンタ数・ 不明・ 13 ヵ所 ・ 30 ヵ所 ・ 不明・ 不明 ・ 17 ヵ所 ・ 4 ヵ所

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・ 国内におけるクラウド利用状況

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・ 我が国のインターネットトラフィック

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・ 世界の電力比較

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・ 4 ヵ国の産業用 / 家庭用の電力比較をすると

日本は、産業用 / 家庭用ともに価格が高い。

他の3ヵ国に比べて、電力供給の安定が違うという点があるかもしれませんが、

アメリカと比較をすると両方ともほぼ2倍のコストがかかっている。

(注)アメリカは本体価格と税額の内訳不明。(出所) OECD/IEA, ENERGY PRICES & TAXES, 1stQuarter 2012 。平均為替は OECD Statextractより。

2 倍

2 倍

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Question: クラウドサービスどう考えて利用していますか?

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◆ 個人的な見解・・・

・サービス提供できるスピードを速めてくれるもの

・規模の経済 ( 仮想・仮想空間・無形資産 )

・ IT ビジネスへ参入障壁の低減 ( コスト down/ 資産所有しない )

・イニシャルコストを抑えられるもの

・スケールを意識しすぎずにサービス提供しやすいもの

・爆発的に成長する可能性のリスクを低減してくれるもの

・無限ではないが、限界を感じにくいもの

・使ったら使った分だけコストが発生するもの

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Question: クラウドサービスを提供する側は何をしているのか?

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◆ インフラ屋さんとしては非常に気になった

・システム部門がやっている・やっていたように機器の手配からする必要がある。

・規模の経済 ( 現物・現場・現実 )

・膨大な機器の用意が必要 ( コスト up/ 資産保有 )

・イニシャルコストが莫大にかかる

・スケールを緻密に考えた設計が必要

・爆発的に成長する可能性に応えてくれるもの

・サービス提供では、無限のように提供すべきもの

・初めからコストの発生するもの

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オンプレミスで見ている数字例 ・ インターネット回線利用状況・ ラック利用本数・ 電力利用料 100V or 200V など・ サーバ収容台数・ ネットワーク収容台数・ 重量 /1 ラック ( 収容台数に影響 )・ LAN などのケーブル配線本数・ ポート設計・ 電源ケーブル・ 各々の項目の費用が見える・ 温度・ 湿度・ etc…etc

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これは、エンドユーザに必要か?

キャパシティ管理をすることは非常に重要だが、利用される。

そこを意識しないでいい世界があれば、

エンジニアは、本来の創るという作業に専念する事ができる。

大きな資金を持っている所だけが、享受できるシステムはどんどん少なくなっていく。

スタートアップの企業にもスケールに対応できるインフラとアプリの組み合わせにより、

スピードを持ったまま対応できる。

サービスを提供する側は、それぞれをしっかりと定量的に見えるようにする事で、

行う施策の効果があったかどうかがわかるようにしておくことは非常に大切なこと。

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サーバを資産として世の中にサービスとして提供している企業は、コスト、電源効率、サーバの収容率、電源供給、データセンタの運用。

企業がシステムの最適化を行うには、インフラからの改善も一つの施策として考えられる。そういった規模の大きな所こそが、最適化をする方法を考え出した。

そういったところで、 Open Compute Project が生まれた。

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◆ OpenComputeProjectObjective: 目的 • 地球環境にやさしく

 ・ 消費電力削減 ・ 二酸化炭素排出量の削減 ・消費電力効率のよい機器 / 構造

• コストの最適化 /効率化 ・機器 ・運用 ・サービス

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Open Compute Project   (OCP) 歴史

April 2011 エネルギー効率 38% の改善をもたらす PUE 1.08 のDC 設立June 2011 オープンソース・ハードウェアを支持する非営利団体を設立を発表Oct 2011 OCP foundation が制定、委員の選出Nov 2011 OCP Summit が NY で開催May 2012 OCP Summit が San Antonio で開催Jan 2013 OCP Summit が Santa Clara で開催 OCP Japan 発足Nov 2013 ソウルでワークショップ実施

Jan 2014 28-29 San Jose で OCP Summit が開催予定

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Open Compute Project  の項目

・ Sever・ Storage・ Data Center Design・ Networking・ Hardware management・ Certification・ OPEN RACK

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参加企業(OCP Japan)・ IDC フロンティア・ Agile_Cat・ i design Data Center・ アイビーコア研究所・ NTT コミュニケーションズ・ NTT コムウェア・ NTT データ先端技術・ NTT PC コミュニケーションズ・ クラウド・ビジネス・アライアンス・ クラウド利用促進機構・ クリエーションライン・ さくらインターネット・ 竹中工務店・ データホテル・ ネットワンシステムズ・ ビットアイル・ ネットワールド・ ソフトバンク通信3 社情報システム IT プラットフォーム部・ ブロードバンドタワー・ 会津ラボ・ ドヴァ・ ビーコンインフォメーションテクノロジー・ 日本電気

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・ Fusion-io

・ 秘密結社オープンフォース

・ 楽天

・ バンドウィットコーポレーション

・ 伊藤忠テクノロジーソリューションズ

・ 日立システムズ

・ アルティマ

・ 大成建設

・ Future Facilities

・ 富士通

・ 東亜電気工業

・ NTT ファシリティーズ

・ メラノックステクノロジーズジャパン

・ イマジテックス

・ イブリオ

・ エクシード

・ バイオス

・ カゴヤ・ジャパン

・ GMO インターネット

・ 白山製作所

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特徴 1 データセンタ

外気を取り込むことで、空調の電源利用を控えることで、効率化を図っている。PUE 1.08 というのを出している。

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特徴 2 OpenRack

今までのオンプレミスのようなラッキング配置ではなく、ユニットがある分だけ搭載する事ができる。42U or 46U のラックでは、 下から 2,3U は開けて、 5 台毎に 1U 空けてというような搭載だった。今までで、言えば、 32,3 台 (1U) のサーバを設置できればいい方だった。Open Rack V2 では、 1.5U が標準。

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特徴 3 Server

1.5U に搭載できる数が Disk の本数が今までとは、まったく違う。2U のサーバでも 6 本ぐらいがいいところだと思うが、ここでは、 15 個 (3列× 5行 )

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特徴 4 マザーボード

Intel,AMD双方のマザーボードの利用が可能になっている。

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Open Compute Project Japan の Working Group・ White Data Center Project WG美唄市にて実施する WhiteDC 実証実験において、その検証用として調達する OCP準拠のサーバ、PowerSupply 、ラックアッセンブリの組み立て、運用を通じて OCP コンポーネントに対する理解を深めることを目的とする。

・ Compliance & Interoperability WGOCPJ C&I WG は OCP が定義したガイドラインにとどまらず、日本の市場が要求する日本独自のスペックや S/W レイヤー、 OSS コンパチビリティまで含めた OCPJ推奨仕様を検討する。

・ Future Lab WGHigh Performance Computing Cloud や Application Framework など将来のためのリサーチを行い、新たな C&Iチェックリストを提案し、 OCP とオープンソースコミュ二ティに貢献する。

・ HVDC WG消費電力量の削減を図り、給電信頼度を高め、省スペースを実現する HVDC システムをデータセンタ向けの日本発の技術として OCP に提言する。

・ Earthquake measures WG日本での地震対策概要をドキュメント、ホワイトペーパーとして整理し、 OCP に提言する。

・ Public Relations WGOCP, OCPJ の活動をタイミリーにわかりやすく公開し、 OCP の普及促進に貢献する。

・ Translation WGOCP のドキュメントや情報を日本語に翻訳し、 OCP の理解と普及促進に貢献する。また日本発の情報を英語で発信し OCP と OCPJ メンバーに貢献する。

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●その他気になったトピック・ Google 検索を 100 回利用すると 60watt の電球を 28 分つけているのと同じ電力らしいです。 => これがどうやって、算出した数字なのかわからないですけど。

・ PUE という算出算出基準について、これが正しいのかという議論もある。 => CPU の利用状況での基準でやるべきなのではないかという事を声もあがっているようです。 たとえば、最近のエアコンというのは、利用料金が見えるようになっている。 => 最近は、家庭の電気料金も一つ一つ可視化が可能になってきていて、 それに対する機能があるといいのかなと思っています。

・ Code for the Earch  Facebook User / データセンタの電力 の値をひとつの指標としてみるようにする。 など見るべき指標をさらに模索していく

・サーバ故障時に片手で外せて、該当部品の交換ができる。 という事らしい。 正直これは、かなりうらやましいと思いました。 個人的には、自分が対応していたところが、こんな復旧方法ができれば、 データセンタでの対応という時に、非常に効率的になるかと思います。

・ドラッカー時間管理術のように、サーバファシリティの数字が見えてくると 次にとるべきアクションがなんなのかを明確にできるのではないかと考えております。

・台湾メーカのサーバ構築が非常に気になるところ。

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まとめ

・ facebook単独だけでは、 DC施設は、作れない。  Open Compute Project により、自分たちの知恵だけでなく、 各分野の最良の部分の組み合わせを測る事ができるようになった。

・ OCP を設立したことによって、  効率性、敏捷性、柔軟性を高める事ができるようになった。

・ すでにバージョン 3 が出てきている。 バージョン 3 の詳細まではみれていないが、試行錯誤しながら、 まだまだ改善を図っていくとの事。

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今後の動向

ワーキンググループは、かなり行われて行っていて、日本の企業は、どこが本格的にやり始めにやるのか?気になるところ!

オープンに公開をしていくという思想で実施されているものですので、今後、さらにどんどん共有がされていくと思います。 自分が思うのは、DC事業者を行っている企業がこの仕様に合わせた場所の用意ができれば、より精度の高い PDCA を回していけるようになると思います。  適度な時間で実現する。 これをどんどんやっていけるところが今後生き残っていける。 そのためには、いかに早くやらなければいけないのか?

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参考文献・ OpenComputeProjecthttp://www.opencompute.org/・ OpenComputeProject Japanhttp://opencomputejapan.org/

・ Japan Innovation leaders summit 15.Jan.2011http://mtl.recruit.co.jp/blog/2011/01/115japan_innovation_leaders_su.html

平成 25 年版情報通信白書 by 総務省 is licensed under a Creative Commons 表示 2.1 日本 License.http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/

略字: PUE:Power Usage Effectivenessデータセンターなどの IT 関連施設のエネルギー効率を表す指標の一つで、施設の全消費電力を IT 機器の消費電力。

AMD Cloud Technical Evangelist http://server.amd.com/AMDOpenCompute

2013.11.01 CBA/OCPJ Meeting@Tokyo Briefing paper(発表資料 )http://opencomputejapan.org/documents/ocpj-%E8%B3%87%E6%96%99

Open Compute Project Japan   Working Group のご紹介http://opencomputejapan.org/wp-content/uploads/2013/09/20130830_OCPJ_WG_Summary.pdf

・ Code for the Earchhttp://www.slideshare.net/fullscreen/tetsusaburi/code-for-the-earth-ocp-apactokyo201305/18

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