14
人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 1610180149 守守 守守 守守 守1守 守守守守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 守守 守守 守守 守守 守守守守守守守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 守守守守守守 守守守守守守 守守守守守守守守守守守 1守守守守守守守守 守守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 守守守守 守守守守守守守 守守守守守守守 守守 守守守守守守 守守守守守守守守 守守 2、 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 守守守守守守守守守守守 守守守守 守守守守守守守 1守守守守守守守守守守守守守 守守守守守守守 守守 守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守 守 守 守 守 守 11 守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守 11 守守守 守守守 守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守守 12

€¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

人々がライブへ行く要因と宣伝効果の研究

1610180149守屋 由帆

目次

第 1 章 はじめ

に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

1 目的

2 結論

3 方法

4 意義

第2章 ライブについ

て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

1 音楽業界の今

2 ライブの現状

3 私が考えるライブの魅力

 

第3章 第 1 回アンケート調査、結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

1 実施対象

2 アンケート内容

3 アンケート結果

4 考察

第4章 宣伝方法と第2回アンケート調査、結

果・・・・・・・・・・・・・・・・7

1 アーティストの宣伝方法

2 実施対象

3 アンケート内容(第 1 回アンケート結果を元に作成)4 アンケート結果

5 考察

第5章 今後アーティストがライブを行うにあたっての宣伝方法の提

案・・・・・・11

Page 2: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

第6章 まと

め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

第7章 参考文

献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

1

Page 3: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

要旨 

今日本ではデジタル化に伴い音楽業界市場は縮小傾向にある。そんな中で拡

大しているのがライブやコンサートに関する事業である。この急成長があるの

は年々ライブに足を運ぶ人々が多くなってきているということに関連している

と考える。そこで私は人々がなぜライブに行くのか、どうしたら行きたくなる

のかの要因について分析する。分析していく中で興味のない人々を惹きつけ 

この研究を通して人々に少しでもライブ(コンサート)に興味を持ってもらい、

様々なものにおいて興味がない人々を惹きつけ、リピーターを獲得するための

効果的な宣伝方法を見つけることを目的としている。まず人々のライブに対す

る考えを知ることが必要と考えたためアンケートを実施。そこで得た情報をも

とに宣伝広告の作成を行った。宣伝広告の作成をし、なぜそれに惹かれたのか

をさらに調査することでライブに行く要因に深く突っ込むことができる。主に

ライブに行く要因はアーティスト重視型、曲重視型、空間重視型の3つに分け

られるという結論にいたった。そしてライブに行ったことがある人とない人で

は明らかにライブに対する考え方が違った。そこから今後アーティストがライ

ブをする際に宣伝する方法を調査より提案した。この提案が今後の音楽業界の

発展に役立てば本望である。

2

Page 4: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

第1 章 はじめに

1.目的世の中には、様々な人がいて、多種多様な趣味をそれぞれが持っている。人

それぞれであるからこそ私のようにライブに行くことが好きな人もたくさんい

れば、一度も行ったことがないという人もたくさんいる。興味のない人々はど

うしたらライブに行きたいと思うのか、また一回行きそのあとも行きたいと思

うのはなぜなのか、何に惹かれて行くのかについて分析し、実際にアーティス

トたちがどのように宣伝してファンを獲得しているのかについて調べることは

もちろん、ここではライブ(コンサート)という場面に絞りアーティスト側か

らではなく、観客側からみてライブに行きたいと思うのは何が影響しているの

か、どんなアプローチをし、宣伝すれば行きたいと感じてもらえるのかについ

て分析する。個人的には、ライブの良さを知ってもらい広め、人々を惹きつけ

る宣伝方法を提案することが目的である。

2.結論

 第 1 回目のアンケートを行った結果、まずライブに行ったことがある人ない人は、圧倒的にライブに行ったことがある人の方が多い結果となり、私自身の

予想をはるかに超えた。やはり今の時代数多くのアーティストが存在し色々な

面で技術が発達しているため趣味が多様化しているのも関係しているのと考え

られる。しかしバンド系、アイドルなど好きなアーティストのジャンルによっ

て求めているものが違うという結論になり、アーティスト重視型、曲重視型、

空間重視型の3パターンに分けられる。バンド系は本人を見に行くというより

音楽自体を聞きに行きCD などの音源では聞くことができないアレンジなどが

あるためという理由が多かった。またライブに行ったことがない人々は音楽に

興味がないわけではなく行くきっかけ、機会がないということからライブに

行ってみたいという感情を持たせ、自分から周りを誘うなどの行動を起こすよ

うにはたらきかける必要があるとわかった。またライブという空間に自ら参加

してそのような体験をしたいと思わせることが宣伝する際の鍵となることが明

らかとなった。そして宣伝する際はアプローチする対象によって何に興味があ

るかを明らかにしたうえで戦 略を考えるべきである。

3.方法  (1) 現在のライブの在り方について調べる。

  (2) 学 生に限らず男 女 共に第 1 回アンケート調査を実施する  ライブに行ったことがある人、ない人に分け、なぜ行く(行かないのか)

ライブに求めているもの、ライブに対する考えなどを調査する。

  (3) 第 1 回アンケートの結果を元にライブ宣伝の広告を4パターン作成する。

1

Page 5: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

  広告を作成する際アーティストは絞らず回答 者の好きなアーティストだと

想像してもらったうえで回答してもらう。4パターンはアンケート調査で

得た情報をもとにキャッチフレーズや配 置などを変える。

  (4) 作成した広告のどれに惹かれたかを第2回アンケートで調査をし、惹か

れた理由も調査する。

  (5) すべての結果を元に要因、宣伝効果を分析、考察する。

4.意義 私は今まで数多くのアーティストのライブに足を運んできたため、ライブに

対する考えを多く持っている。この研究を通して多くの人々の意見を聞き、少

しでもライブ(コンサート)に興味を持ってもらえることが重要。そして様々

なものにおいて興味がない人々を惹きつけ、リピーターを獲得するための効果

的な宣伝方法を見つけることは必ずこれからの社会で役立つであろう。

第2章 ライブについて

1.音楽業界の今

 音楽というものは今人々にとって日常の中で欠かせないものとなっている。

私自身が街を歩いていても音楽を聞いているとは限らないが多くの人々がイヤ

ホンをしているのを見かける。しかし音楽業界は年々その市場規 模が小さく

なってきている。そこにはヒ ット作が生まれなかったり、インターネ ットやス

マートフォンの普 及によってメディアが多様化しCD が売れなくなったといっ

た要因が関係している。また様々な娯楽が生まれていることによって趣味が多

様化しているのも一つの要因である。今後音楽業界が業績を伸ばしていくには

CD やビデオなど以 外のコンテンツで伸ばしていく方法やサービスを研究して

いかなければならないという課 題がある状況である。(1部音楽研究ガイドよ

り引 用)

2.ライブの現状

 まずライブとコンサートは少し違う。コンサートとは「 演 奏会」のことでク

ラシ ッ クなどの鑑 賞するタイプの公 演が多い。一方でライブは「 生 」という意

味で録音や録 画ではなくリアルタイムである。現在、日本の音楽業界には数多

くのアーティストが存在し、その数だけライブが毎日全 国 各 地で開 催されてい

る。また日本のアーティストだけにとどまらず海 外からも多くのアーティスト

たちが来日し公 演を行っている。さきほども述べたように音楽業界自体は衰 退

傾向にある。そんな中で成長しているのがライブやコンサートに関する事業で

ある。要因としてはまず会場である。日本にはドームをはじめとし、横 浜ア

リーナ、さいたまスーパーアリーナ、大阪 城 ホール、福 岡 マリンメ ッ セなど数

多くの会場が存在する。そのためライブが開 催しやすい環 境にある。また昔と

2

Page 6: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

比べるとチケットが高くなったからという意見もあるが、実際には人々が多く

のライブイベントに足を運んでいるのが正しい。さらに現在では実際には会場

に行かないがライブを生中継で見ることができるライブビ ューイング、新体感

ライブが多く開 催されているのも現状である。このように現状としてライブは

今人気になりつつあり需要が高まっている。

(ライブ市場調査データ / 一般 社 団法人コンサートプロモーターズ 協会より引

用)

3.私が考えるライブの魅力

 最 近ではライブに行くことで寿 命が延 びるという研究結果が発表された。ラ

イブを観客として体験すると幸 福感が増 加するという。幸 福感は寿 命に繋がる

とされている。ライブに行ったことがない人々は携 帯やCD で音楽を聞けばい

いと言う人が多くいる。しかしそうではない。まずそもそもアーティストの生

歌を聞くことができるのはライブしかない。実際に行くとアーティスト本人に

会えるのはもちろん、この何時間しかない一瞬の時間を同じ趣味を持った人々

と同じ空間で一体となって過 ごすことができる。生であるからこその迫力や臨

場感、興奮があり、光や音の演 出に感動することもある。また普 段は体験でき

ない空間や音楽であるため日々嫌なことを忘れ、ストレス解 消やリフレッ シ ュ

になることも多い。またライブというものはアーティストのコンディシ ョンや

二度と同じその日のライブを体験することができない。そう考えるとその時間

のためにお金を払う意味があるのではないか。

 

第3 章 第1回アンケート調査、結果

1.アンケートの概要

実施対象 男 女年齢 問わず 50 人程度

実施時期  10 月 ~ 11 月

サンプル数 男 女 合わせて 46 人

  調査方法 Googleフォームを使 用してアンケート調査

2.アンケート内容

① アーティストのライブに行ったことがありますか {ある・ない}

「ある人」の場合

① どのくらいの頻度で行くのか

{ 月1・3ヶ 月に 1 回・半年に1 回・その他 }

② 同じアーティストのライブに行ったことがありますか

{はい・いいえ}

③ どのジャンルのアーティストが好きですか

{バンド系・ビジュアル系バンド・ジャニーズ・ K-pop ・洋楽アーティス

3

Page 7: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

ト・女 性アイドル・ソロアーティスト・ 2.5 次元アイドル・その他 }

④ なぜ同じアーティストのライブに行こうと思ったのか理由は。

 {アーティストのファンサ・アーティストの実力・演 出(光)・アレンジ・

音楽または曲・その場の雰 囲 気・その他 }

⑤ ライブと普 段聞いている音楽との違いは何ですか。

 {音自体が違う・アレンジがある・臨場感・演 出・その他 }

⑥ ライブに求めているものはなんですか。

{ 非日常・幸 福感・演 出・アーティスト本人・ファンサービス・会場の一体

感・ライブ会場の雰 囲 気・大音量で聞ける音楽・同じ趣味を持った人々と

の交 流・グ ッ ズ・その他 }

⑦ 最 初にライブに行こうと思ったきっかけはなんですか。

{アーティストに会ってみたかった・音楽に惹かれた・友人の誘い・生 歌

を聞きたかった・その他 }

⑧ 1 人でライブに行ったことはありますか。{ある・ない}

「ない人」の場合

① 音楽に興味がありますか

{はい・いいえ}

② ライブに行きたいと思ったことはありますか

{はい・いいえ}

③ なぜライブに行ったことがないのか

{好きなアーティストがいない・音楽に興味がない・お金がない・行く機会が

ない・ライブの良さがわからない・周りに行く人がいない・その他 }

3.アンケート結果

① ライブに行ったことがある人の場合についての調査。

 

 まずライブに行ったことがあるかという質 問に対して図1でもわかるように、

半数以 上 88.6 %の人があると回答する結果となった。私の予想をはるかに上回

り、ほとんどの人が 1 回はライブに行ったことがあることがわかる。その中で

4

図 1 図 2

Page 8: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

もライブに行く頻度としては図 2 で示しているように半年に 1 回程度で行く人

が多いという結果になった。もともと同じアーティストのライブは年に 1 回程

度であり頻 繫に開 催されるわけではない。そのため複数のアーティストが好き

な人々は1年の中で多くのライブに行くことができるが、1つのアーティスト

が好きな人々は行きたくても行けない現状があるのではないかと考える。

 ライブに最 初に行こうと思った理由としては図3でわかるようにアーティス

ト自体に会ってみたかったという回答が圧倒的に多いという結果になった。し

かしそこにはアーティスト自身もそうだがアーティストの音楽に惹かれたとい

うものも関係していると考えられる。図4でも同アーティストのライブに行く

理由として同様にアーティストのファンサービスや実力などアーティストに関

連している回答が多く見られた。しかしその他の回答で行かなければならない

という使 命感やアーティストに何回も会いたいからという回答が見られた。

図5 

 図5が示すように K-pop が多かったがそれは単なる偏りであるためあまり関

係ない。ここからわかることは、好きなジャンルは回答 者によって様々であっ

た。この結果が図6のライブに求めているものの回答に影響してきた。

5

図 4図 3

Page 9: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

人々がライブに求めているものに関しては図6が示しているように、アー

ティスト本人に会うことはもちろん生 歌や大音量の音楽が聴けるといった普 段

のCD やスマートフォンで聴く音楽と異なるという点。さらに日常に関係する

ストレス発散や幸 福感、非日常という回答が多いという結果になった。また、

ライブ会場の雰 囲 気や一体感といった環 境の要因も見られた。しかし、ライブ

でよく見かける光などの演 出に関してはそんなに気にしてみていないのか1人

の回答しか得られなかった。そして音楽に関して普 段とライブで聞く音楽の違

いについて深掘りしてみた結果、1番違うと感じるのは臨場感という回答が圧

倒的に多かった。臨場感というのは演 出による迫力や振動などである。またア

ドリブなどのアレンジが曲にあるといった回答もみられた。やはり全体的に見

てライブを普 段の生 活と異なるものと捉えている人々が多いのではないかと考

えられる。

② ライブに行ったことがない人の場合についての調査。

 ライブに行ったことがない人々は図1でもわかるように 11.4 %といった結果

になった。そこでまず音楽に興味がありますかという質 問をしたがすべての

人々が興味があると回答した。またライブに行きたいと思ったことはあります

かという質 問に対して 90.3 %の人々があると回答した。

6

図 6

図 7

Page 10: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

ではなぜライブに行ったことがないのか。図7であるようになぜライブに行っ

たことがないのかという質 問に対して行く機会がないという回答が一番多く見

られた。行く機会がない要因としてライブが近くで開 催されない、一緒に行く

人がいないといったことがあげられた。またライブに行こうと思うまで特 定の

好きなアーティストがいないという要因も多く見られた。しかしライブの良さ

がわからない、お金がないなどの回答は得られなかった。

4.考察

 アンケート結果からライブに行ったことがある人は予想をはるかに上回った。

ライブに行ったことがある人々は全体を通してライブを普 段の日常とは異なる

イベント空間と捉えている人が多いのではないかと考えた。二度とその日と同

じパフォーマンスを見ることはできない。いわゆる 1 点もののようなプレミア

ム感があるのではないか。またアーティスト本人に魅力があるからこそ実際に

生で見てみたい、生で歌を聴きたいとなる。アーティストでも世の中には様々

なジャンルのアーティストが存在し、あり方は異なりライブでの魅せ方も多種

多様である。よって人々がライブに求めているものは大きく分けてアーティス

ト本人重視型、曲重視型、空間重視型の 3 つに分けられるのではないかとアンケート結果から考えた。まずアーティスト本人重視型は図6でも明らかになっ

ているように一番多いと感じ、アーティストが見たいから行く、ファンサービ

スが欲しいといった人々である。曲重視型は図6と図4からわかるように、生

歌を聴きたい、新曲を聴きたいといった人々が多く結果としてみられ分類され

るのではないか。空間重視型も同様に図6で明らかになっている。詳しく説明

すると会場の雰 囲 気が好きであったり、アーティストや曲以 外の面に惹かれラ

イブに行っている人々が分類されると考える。人々が求めている事を明確にす

るのはもちろん、アーティストのファンによって求めていることが異なるため、

アーティストにあった宣伝の仕方を提案しなければならないということが分

かった。ライブに行ったことがない人に関しては音楽には興味があるが行く機

会がないという結果から何かしらのライブに行くきっかけを作ることが重要に

なってくるのではないかとわかり、行ったことがある人の中に行ったきっかけ

として友人に誘われてという回答があったことから人というワードも宣伝広告

を作成するにあたって重要になってくると考えた。

● アーティスト重視型・・アーティストを見ることを目的としており、ライブでは曲を聴くというより、ファンサービスなどを求め

る。(主にアイドルのファンに多い)

● 曲重視型・・・・・・・曲を聴くことを目的としており、ライブではアー

ティストを見るというより歌 声に惚れ曲を聴きにいく。

また実力重視。(主にバンド、シンガーソングライ

ターなどのファンに多い)

7

Page 11: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

● 空間重視型・・・・・・ライブ中のアーティストとファンの一体感や会場の雰 囲 気を楽しみに行っている人々。また友人と一緒に

楽しみに行くことに行く意味を見出している。(どの

アーティストのファンというより全体的に存在する)

第4 章 宣伝方法と第2 回アンケート調査、結果

1.アーティストたちの普 段のライブ宣伝方法

 アーティストがライブを開 催する際は何かしらの形で宣伝をしている。アー

ティストは数えきれないほど存在しており、宣伝の仕方はインディーズアー

ティストからプロのアーティストまで様々である。チラシ・ポスターを配 布、

YouTube やホーム ページなどの SNS の活 用、またネ ット広告を出すなどの宣伝

方法があげられる。その中でもデジタル化が進む現代では、 SNS を活 用しライ

ブ配 信、ブログの更 新、ファンクラブを通して宣伝していることが多い。また

路 上ライブなど実際に外に出て宣伝することもある。このようにアプローチの

仕方は年々多様化している。(1部宣伝方法より引 用)

第 2 回アンケート調査2 . アンケート概要

実施対象 男 女年齢 問わず

実施期間  11 月

  サンプル数 男 女 合わせて52人

  調査方法 Googleフォームを使 用してアンケート調査

3.アンケート内容 

(1)宣伝広告の内容

第 2 回アンケートでは第 1 回アンケート調査の結果をもとに宣伝広告で押し

出すライブの特 徴をそれぞれ変え宣伝広告を作成する。行ったことがある人に

関して、ジャンルは絞らず回答 者に自分が好きなアーティストだと想像しても

らい回答してもらう。今回はない人の意見を多く聞きたいため、できるだけ

行ったことがない人に回答してもらう。

広告宣伝の画 像は調査をもとに次の4パターンに絞った。

広告1 観客を中心・・ライブで観客が一体となって盛り上がっている様子

広告2 アーティストを中心・・アーティストがメインのライブの様子 

広告3 会場全体を中心・・ライブ会場全体の臨場感ある画 像

広告4 曲(音楽)を中心・・具体的な画 像は使 用せずあくまで曲をアピール

この4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアン

ケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質 問に対

8

Page 12: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

して一番多かったのがアーティスト本人という回答 だったため広告2のパター

ン。そしてその次が幸 福感や非日常という回答 だった。この幸 福感や非日常は

普 段体験できないものを意味し、またライブ会場の雰 囲 気も多かったため広告

3に分類した。回答の中で生 歌や大音量の音楽という曲に関するものも多かっ

たため、広告4のパターン。そして行ったことがある1部の人々はライブ独 特

の一体感や同じ趣味を持った人々との共感がいいという意見がみられた。そし

て行ったことがない人々は行く機会がないという回答が圧倒的であった。そこ

でアーティスト本人などではなく、観客を中心にすることで行ったことがない

人々にライブの一体感、見てその場に行ってみたいと思ってもらえるのではな

いかと考え、広告1のパターンにした。

                 

広告1                    広告2 

広告3 

広告4 

9

♪〇〇〇の新曲初披露!!

♪オリジナル曲も!!

さあ、みんなで一緒に盛り上がろう!! アーティストと共に盛り上がろう!!

夢の世界へ。いつもとは異なる体験を!!

Page 13: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

※ 広告4に関してはアーティストそのものではなく曲のため人の画 像は使 用

しない。

(2)アンケートの質 問内容

① ライブに行ったことがありますか?

 {ある・ない}

ある人の場合

① これが自分の好きなアーティストのライブだと想像してください。次の4パ

ターンの画 像を見て更にライブに行きたくなるのはどれですか。

{広告1・広告2・広告3・広告4・なし} 理由

また、それを選んだ理由も教えてください。もしなかった場合はその理由も教

えてください。

ない人の場合

① どの画 像を見たときにライブに行きたい欲が高まりますか。またその画 像を

選んだ理由を教えてください。ないと回答した人もその理由を教えてください。

 {広告1・広告2・広告3.広告4・なし}  理由

② 選んだ 画 像を見てライブに行きたいと思いましたか。

{はい・いいえ}

③ いいえと答えた人に質 問です。なぜ惹かれる広告はあるのに行きたいと思わ

なかったのかですか。理由を教えてください。

 記 述 式にし、自由に回答してもらう。

4.アンケート結果

 第1回目アンケートに回答してもらった人々に回答してもらうのはもちろん、

ライブに行ったことがない人を多く回答してもらいたかったため、今回のアン

ケートでは行ったことがある人は694. %ない人は306. %という結果に

なった。

行ったことがある人の場合では次の図 8のような結果になった。

図 8

10

Page 14: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

広告2のアーティストがメインであるものが圧倒的に多い結果となった。や

はり広告4は実際のライブの画 像がなく文章メインのため惹かれる人々が少な

いという結果が表れた。

選んだ理由としては主に以 下のような回答が得られた。

・友達と行くことでさらに楽しく感じるから(広告1)

・一緒の趣味の人々と盛り上がりたくなるから(広告1)

・やっぱりアーティストに会いたくなるから(広告2)

・アーティストのライブでのビジュアルが気になるから(広告2)

・アーティストの顔が好きだから(広告2)

・ライブ会場独 特の雰 囲 気が好きで行きたくなるから(広告3)

・会場の一体感やみんなで歌う場面が思い出され、行きたくなるから(広告

3)

・新曲などアーティストより曲に興味があるから(広告4)

行ったことがない人の場合では次の図 9のような結果になった。

図 9

 行ったことがある人とは異なり、圧倒的に広告1の観客を中心とした広告に

惹かれると回答した人が多い結果になった。

選んだ理由としては以 下のように回答が得られた。

・友人と一緒に行ってみたくなった(広告1)

・笑 顔を見ると自分も1回はいってみたくなったから(広告1)

・単 純に楽しそう(広告1)

・一回ぐらいなら聴いていた音楽の本人を生で見てみたくなったから(広告

2)

・会場全体が綺 麗で見てみたいと思ったから(広告3)

・曲に興味をひかれたから(広告4)

11

Page 15: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

        図 9

また図 9のようにほとんどの人が広告をみてライブに行ってみたいと感じた

と回答した。しかし惹かれる広告はあるのにライブに行きたいと思わなかった

という人もいた。記 述してもらった理由として以 下のような回答が得られた。

・単 純にお金がないから

・興味は沸いたがわざわざ 開 催 地に行こうと思わない、遠い

・DDDやテレビで見るので満足するから

5.考察

 まずライブに行ったことがある人々の回答としてやはりアーティストの顔が

好きだったりとアーティストを見て惹かれることがほとんどだと感じる。また

一緒に盛り上がったり、一体感というワードなど誰かと共感したいという思い

が強いとわかった。しかしそれと対照的に行ったことがない人々はアーティス

トにほとんどと言っていいほど強い興味がないため、観客の盛り上がっている

様子や観客の笑 顔に惹かれ、自分自身もその中に混 ざり体験してみたいという

感情が生まれる。そこからライブに行ってみたいという興味がわいてくるので

はないかと考える。このようにそれぞれ行ったことがある人、ない人では視点

が明らかに異なるということがわかった。そして自分もその空間に混 ざりたい

という感情を生まれさせることが新 規の人々を惹きつける鍵になると考えた。

第5章 今後アーティストがライブを行うにあたっての宣伝方法の提案 

今までの調査をもとに今後アーティストがライブを行う際の宣伝方法を提案

する。今回の調査では宣伝はライブに行ったことがある人に関しては、アー

ティストに関連した広告媒体を使 用してアプローチする。ライブに行ったこと

があるという人は第3章で明らかになったように何かしらの意味でアーティス

ト自体に興味があることが多い。またファンクラブなどに入っている可 能 性も

高い。よってそのようなサイトを通してライブに関する広告をアーティストが

メインとして出すことが必要だと考える。またそのようなサイトだけではなく

12

Page 16: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

YouTube や Twitter、インスタグラムなど多くの人々が利 用しているツールを活

用しCM を流すことも宣伝につながる。しかしライブに行ったことがない人々

(新 規)を獲得するためには、ただ 単にアーティストを全面的に出しても意味

がない。そもそも興味がない人々はいくら魅力的なアーティストであっても見

るだけでは惹かれない。そのためアーティストに関連する番 組やサイト、 CMで今までに実際に開 催してきたライブの映 像や画 像を観客が盛り上がっている

場面を取り上 げ 載せたり、流したりすることが効果的だと考えた。また動画な

どの場合 飽きさせないために、最 初にライブの迫力ある演 出や熱 気を組み込む

のもいいと感じる。どちらにも共通するのはライブの一体感・臨場感などその

空間に居て楽しい、その空間に参加してみたいという感情を持ってもらい、

きっかけを作るということだ。

第6 章 まとめ 

本研究を通して人々がなぜライブに行くのか、何に惹かれるのか、どうした

ら行きたいと思うのかに関する調査を行ってきた。第3章で明らかになった3

つの要因が関係しており行ったことがない人々は自分から友人を誘いたくなる

ような気持ちを一層 高める広告が効果的であり、そこにはアーティストとファ

ンが一体となって楽しんでいる光 景、ファンの笑 顔などアーティストを絡めな

がらの広告が適している。だが今回の研究でアーティストのジャンルを絞らず

おこなったため、アーティストのジャンルごとに傾向が違い結論を1つにまと

めるのが困 難 だった。ジャンルを絞ることでさらに濃い研究になったのではな

いかと感じる。何事においても人々を惹きつけるためには、まずアプローチを

したい人々は何を求めていているのかを分析し明らかにしたうえで、それをも

とに宣伝方法を模 索していく必要があると今回の研究を進めていくうえで強く

感じた。そして今回の研究で得られた知見は他のサービスでも適 用できると考

える。現在様々な宣伝方法があり、多くの人々が利 用しているツールを活 用す

ることは基本である。何か商 品を売り出し、さらに市場を拡大したいときはた

だ 商 品を全面的に出して宣伝しても意味がない。実際に使っている写 真を使 用

したり、具体的なイメージをわかりやすく伝える必要がある。例えば旅行であ

れば、もちろんその旅行先にある景色や建 物に惹かれるかもしれない。しかし

そんな中にも友人や家 族など誰かと行くことに旅行の意味を見出している人々

もいると考える。そのような人々を惹きつけるためには、広告1のように人を

メインし人の表情を重視すると効果が得られるのではないか。その商 品を既に

持っていたりする人々はリピーター獲得、新 規の人々を獲得するなど宣伝方法

を完 全に分けることも必要だと考える。

私は普 段何気なくライブに行っていたが、改めてライブについて考えること

ができ、自身の考えだけでなく実際にライブに行ったことがある人々に調査す

ることで図5のような多くの要因があげられ意義のあるものになったと感じて

いる。また衰 退傾向にある音楽業界であるが音楽は人々にとって心理的にも深

13

Page 17: €¦ · Web viewこの4パターンに絞ってアンケートを行った理由としては、第1回目のアンケートで図6が示しているように、ライブに求めているものはという質問に対して一番多かったのがアーティスト本人という回答だったため広告2のパターン。そしてその次

く関わりがありなくてはならない物で今後なくなることは現状ではないと考え

ている。よって衰 退傾向にある音楽業界を活 性化させていく今後の鍵となるの

がライブ事業である。このライブ事業を拡大していくことにおいて私の研究が

少しでも役に立つことを願っている。またこれといった趣味がないという人に

も少しでも興味をもってもらい趣味の幅を広げることができたら嬉しく感じ、

さらにこの研究で明らかにした宣伝方法は様々な業界でも活 用でき今後社会に

出たときに役立つと感じる。最後にアンケートに協力してくださった方々本当

にありがとうご ざいました。

第7 章 参考文献・参考資料

・ライブ市場調査データ / 一般 社 団法人コンサートプロモーターズ 協会

www.acpc.or.jp/marketing/kiso_detail.php?year=2018 ・音楽業界研究ガイド

  https://shukatsu-mirai.com/archives/32265 ・宣伝広告の種類

  http://markehack.jp/ad-types/

・広告に使 用した画 像

http://oncejapan.com/

14