Click here to load reader

 · Web view・ola、olcとも標準学習時間6時間のオンライン講習の教材であり、途中で受講中断可能、中断箇所からの再開を可能とする。

  • Upload
    others

  • View
    3

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)」に係る一般競争入札

(総合評価落札方式)

入札説明書

2017年1月20日

目次

Ⅰ.入札説明書1

Ⅱ.契約書6

Ⅲ.仕様書17

Ⅳ.入札資料作成要領43

Ⅴ.評価項目一覧50

Ⅵ.評価手順書60

Ⅶ.その他関係資料63

Ⅰ.入札説明書

独立行政法人情報処理推進機構の請負契約に係る入札公告(2017年1月20日付け公示)に基づく入札については、関係法令並びに独立行政法人情報処理推進機構会計規程及び同入札心得に定めるもののほか、下記に定めるところにより実施する。

1.競争入札に付する事項

(1) 作業の名称  情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)

(2) 作業内容等別紙仕様書のとおり。

(3) 履行期限別紙仕様書のとおり。

(4) 入札方法落札者の決定は総合評価落札方式をもって行うので、

① 入札に参加を希望する者(以下「入札者」という。)は「6.(4)提出書類一覧」に記載の提出書類を提出すること。

② 上記①の提出書類のうち提案書については、入札資料作成要領に従って作成、提出すること。

③ 上記①の提出書類のうち、入札書については仕様書及び契約書案に定めるところにより、入札金額を見積るものとする。入札金額は、「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)」に関する総価とし、総価には本件業務に係る一切の費用を含むものとする。ただし、謝金等の実費精算分及び身体障害者等のための配慮等に起因して生じる追加負担分は含めない。

④ 落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の8パーセントに相当する額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数が生じたときは、その端数金額を切捨てるものとする。)をもって落札価格とするので、入札者は、消費税及び地方消費税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契約金額の108分の100に相当する金額を入札書に記載すること。

⑤ 入札者は、提出した入札書の引き換え、変更又は取り消しをすることはできないものとする。

2.競争参加資格

(1) 予算決算及び会計令(以下「予決令」という。)第70条の規定に該当しない者であること。

なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。

(2) 予決令第71条の規定に該当しない者であること。

(3) 法人税、消費税及び地方消費税について、納付期限を過ぎた未納税額がないこと。

(4) 平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資格)において「役務の提供等」で、「A」「B」または「C」の等級に格付けされ、関東・甲信越地域の資格を有する者であること。

(5) 各省各庁及び政府関係法人等から取引停止又は指名停止処分等を受けていない者(理事長が特に認める場合を含む。)であること。

(6) 経営の状況又は信用度が極度に悪化していないと認められる者であり、適正な契約の履行が確保される者であること。

(7) 本業務を担当する部門においては、JISQ15001に準拠したプライバシーマーク使用許諾またはISMS認証を取得していること。

(8) 「4.入札説明会の日時及び場所」に記載の入札説明会に参加した者であること。

3.入札者の義務

(1) 入札者は、当入札説明書及び独立行政法人情報処理推進機構入札心得を了知のうえ、入札に参加しなければならない。

(2) 入札者は、当機構が交付する仕様書に基づいて提案書を作成し、これを入札書に添付して入札書等の提出期限内に提出しなければならない。また、開札日の前日までの間において当機構から当該書類に関して説明を求められた場合は、これに応じなければならない。

4.入札説明会の日時及び場所

(1) 入札説明会の日時

2017年2月1日(水) 14時30分

(2) 入札説明会の場所

東京都文京区本駒込2-28-8  文京グリーンコートセンターオフィス15階

独立行政法人情報処理推進機構 委員会室3

  ※ 入札説明会に参加する場合は、2017年1月31日(火)15時までに、14.(4)の担当部署まで電子メールにより申し込むこと。

5.入札に関する質問の受付等

(1) 質問の方法

質問書(様式1)に所定事項を記入の上、電子メールにより提出すること。

(2) 受付期間

2017年2月2日(木)から2017年2月9日(木)まで。なお、質問に対する回答に時間がかかる場合があるため、余裕をみて提出すること。

(3) 担当部署

14.(4)のとおり

6.入札書等の提出方法及び提出期限等

(1) 受付期間

2017年2月14日(火)から2017年2月16日(木)。

持参の場合の受付時間は、月曜日から金曜日(祝祭日は除く)の10時00分から17時00分(12時30分~13時30分の間は除く)とする。ただし、2月16日(木)は15時00分までとする。

(2) 提出期限

2017年2月16日(木) 15時00分必着。

  上記期限を過ぎた入札書等はいかなる理由があっても受け取らない。

(3) 提出先

14.(4)のとおり。

(4) 提出書類一覧

No.

提出書類

部数

委任状(代理人に委任する場合)

様式2

1通

入札書

様式3

1通

提案書

6部

評価項目一覧

6部

最新の納税証明書(その3の3・「法人税」及び「消費税及地方消費税」について未納税額のない証明用)の原本又は写し

1通

平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資格)における資格審査結果通知書の写し

1通

JISQ15001に準拠したプライバシーマーク使用許諾またはISMS認証の取得を確認できるもの

1通

提案書受理票

様式4

1通

(5) 提出方法 

① 入札書等提出書類を持参により提出する場合

入札書を封筒に入れ封緘し、封皮に氏名(法人の場合は商号又は名称)、宛先(14.(4)の担当者名)を記載するとともに「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)一般競争入札に係る入札書在中」と朱書きし、その他提出書類一式と併せ封筒に入れ封緘し、その封皮に氏名(法人の場合はその商号又は名称)、宛先(14.(4)の担当者名)を記載し、かつ、「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)一般競争入札に係る提出書類一式在中」と朱書きすること。

② 入札書等提出書類を郵便等(書留)により提出する場合

二重封筒とし、表封筒に「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)一般競争入札に係る提出書類一式在中」と朱書きし、中封筒の封皮には直接提出する場合と同様とすること。

(6) 提出後

① 入札書等提出書類を受理した場合は、提案書受理票を入札者に交付する。なお、受理した提案書等は評価結果に関わらず返却しない。

② ヒアリングを次の日程で実施する。なお、ヒアリングについては、提案内容を熟知した実施責任者等が対応すること。

    日時:2017年2月20日(月)10時00分~18時00分の間

(1者あたり1時間を予定、実施の日時等については、別途メール等で連絡する。)

場所:東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス

独立行政法人情報処理推進機構 会議室

7.開札の日時及び場所

(1) 開札の日時

2017年2月23日(木) 15時00分

(2) 開札の場所

東京都文京区本駒込2-28-8  文京グリーンコートセンターオフィス15階

独立行政法人情報処理推進機構 委員会室3

8. 入札の無効

入札公告に示した競争参加資格のない者による入札及び入札に関する条件に違反した入札は無効とする。

9.落札者の決定方法

独立行政法人情報処理推進機構会計規程第29条の規定に基づいて作成された予定価格の制限の範囲内で、当機構が入札説明書で指定する要求事項のうち、必須とした項目の最低限の要求をすべて満たしている提案をした入札者の中から、当機構が定める総合評価の方法をもって落札者を定めるものとする。ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては、その者により当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき、又はその者と契約することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であると認められるときは、予定価格の範囲内の価格をもって入札をした他の者のうち、評価の最も高い者を落札者とすることがある。

10.入札保証金及び契約保証金全額免除

11.契約書作成の要否要(Ⅱ.契約書 契約書案を参照)

12.支払の条件

契約代金は、業務の完了後、当機構が適法な支払請求書を受理した日の属する月の翌月末日までに支払うものとする。

13.契約者の氏名並びにその所属先の名称及び所在地

〒113-6591 東京都文京区本駒込2-28-8  文京グリーンコートセンターオフィス16階

独立行政法人情報処理推進機構 理事長 富田 達夫

14.その他

(1) 入札者は、提出した証明書等について説明を求められた場合は、自己の責任において速やかに書面をもって説明しなければならない。

(2) 入札結果等、契約に係る情報については、当機構のウェブサイトにて公表(注)するものとする。

(3) 落札者は、契約締結時までに入札内訳書及び提案書の電子データを提出するものとする。

(4) 入札説明会への参加申込み、仕様書に関する照会先、入札に関する質問の受付、入札書類の提出先

〒113-6591

東京都文京区本駒込2-28-8  文京グリーンコートセンターオフィス15階

独立行政法人情報処理推進機構 IT人材育成本部 HRDイニシアティブセンター

担当:藪野、長谷川

TEL:03-5978-7544

E-mail:[email protected]

    なお、直接提出する場合は、文京グリーンコートセンターオフィス13階の当機構総合受付を訪問すること。

(5) 入札行為に関する照会先

独立行政法人情報処理推進機構 財務部 管理グループ

担当:今木、山中

TEL:03-5978-7502

E-mail:[email protected]

(注) 独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針(平成22年12月7日閣議決定)

に基づく契約に係る情報の公表について

独立行政法人が行う契約については、「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」(平成22年12月7日閣議決定)において、独立行政法人と一定の関係を有する法人と契約をする場合には、当該法人への再就職の状況、当該法人との間の取引等の状況について情報を公開するなどの取組を進めるとされているところです。

 これに基づき、以下のとおり、当機構との関係に係る情報を当機構のウェブサイトで公表することとしますので、所要の情報の当方への提供及び情報の公表に同意の上で、応札若しくは応募又は契約の締結を行っていただくよう御理解と御協力をお願いいたします。

 なお、案件への応札若しくは応募又は契約の締結をもって同意されたものとみなさせていただきますので、ご了知願います。

(1)公表の対象となる契約先

次のいずれにも該当する契約先

① 当機構において役員を経験した者(役員経験者)が再就職していること又は課長相当職以上の職を経験した者(課長相当職以上経験者)が役員、顧問等として再就職していること

② 当機構との間の取引高が、総売上高又は事業収入の3分の1以上を占めていること

※ 予定価格が一定の金額を超えない契約や光熱水費の支出に係る契約等は対象外

(2)公表する情報

上記に該当する契約先について、契約ごとに、物品役務等の名称及び数量、契約締結日、契

約先の名称、契約金額等と併せ、次に掲げる情報を公表します。

① 当機構の役員経験者及び課長相当職以上経験者(当機構OB)の人数、職名及び当機構における最終職名

② 当機構との間の取引高

③ 総売上高又は事業収入に占める当機構との間の取引高の割合が、次の区分のいずれかに該当する旨

3分の1以上2分の1未満、2分の1以上3分の2未満又は3分の2以上

④ 一者応札又は一者応募である場合はその旨

(3)当方に提供していただく情報

① 契約締結日時点で在職している当機構OBに係る情報(人数、現在の職名及び当機構における最終職名等)

② 直近の事業年度における総売上高又は事業収入及び当機構との間の取引高

(4)公表日

契約締結日の翌日から起算して原則として72日以内(4月に締結した契約については原則として93日以内)

(5)実施時期 

   平成23年7月1日以降の一般競争入札・企画競争・公募公告に係る契約及び平成23年7月1日以降に契約を締結した随意契約について適用します。

なお、応札若しくは応募又は契約の締結を行ったにもかかわらず情報提供等の協力をしていただけない相手方については、その名称等を公表させていただくことがあり得ますので、ご了知願います。

Ⅱ.契約書

20○○情財第xx号

 契約書 (案)

 独立行政法人情報処理推進機構(以下「甲」という。)と○○○○○○(以下「乙」という。)とは、次の条項により「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)」に関する請負契約を締結する。

(契約の目的)

第1条 乙は、別紙の仕様書及び提案書に基づく業務(以下「請負業務」という。)を本契約に従って誠実に実施し、甲は乙にその対価を支払うものとする。 

(再請負の制限)

第2条 乙は、請負業務の全部を第三者に請負わせてはならない。

2 乙は、請負業務の一部を第三者(以下「再請負先」という。)に請負わせようとするときは、事前に再請負先、再請負の対価、再請負作業内容その他甲所定の事項を、書面により甲に届け出なければならない。

3 前項に基づき、乙が請負業務の一部を再請負先に請負わせた場合においても、甲は、再請負先の行為を全て乙の行為とみなし、乙に対し本契約上の責任を問うことができる。

(責任者の選任)

第3条 乙は、請負業務を実施するにあたって、責任者(乙の正規従業員に限る。)を選任して甲に届け出る。

2 責任者は、請負業務の進捗状況を常に把握するとともに、各進捗状況について甲の随時の照会に応じるとともに定期的または必要に応じてこれを甲に報告するものとする。

3 乙は、第1項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。

(納入物件及び納入期限)

第4条 乙は、別紙仕様書に定めるところに従って、同仕様書所定の中間納入期限までに同仕様書所定の納入物件(以下「中間納入物」という。)を、同仕様書所定の最終納入期限までに同仕様書所定の納入物件(以下「最終納入物」という。)を甲に納入する。

(契約金額)

第5条 甲が本契約の対価として乙に支払うべき契約金額は、金○○,○○○,○○○円(うち消費税及び地方消費税○,○○○,○○○円)とする。なお、中間納入物にかかる対価は金○○,○○○,○○○円(うち消費税及び地方消費税○,○○○,○○○円)、最終納入物にかかる対価は金○○,○○○,○○○円(うち消費税及び地方消費税○,○○○,○○○円)とする。

2 別紙の仕様書4.4-4に記載されている謝金等については、中間納入時に証拠書類を提出することにより精算するものとする。

3 別紙の仕様書4.3-9に記載されている身体障害者等のための配慮等に起因して追加負担が生じた場合には、追加負担の額を甲との協議によって確定し、請求することができる。この場合において、甲は、乙に対し、乙から請求を受けた月の翌月末日までに追加負担分を支払う。

(権利義務の譲渡)

第6条 乙は、本契約によって生じる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。

(実地調査)

第7条 甲は、必要があると認めるときは、乙に対し、自ら又はその指名する第三者をして、請負業務の実施状況等について、報告又は資料を求め、若しくは事業所に臨んで実地に調査を行うことができる。

2 前項において、甲は乙に意見を述べ、補足資料の提出を求めることができる。

(検査)

第8条 甲は、中間納入物及び最終納入物の各々について、第4条の規定により納入を受けた日から30日以内に、当該納入物件について別紙の仕様書に基づき検査を行い、同仕様書に定める基準に適合しない事実を発見したときは、当該事実の概要を書面によって直ちに乙に通知する。

2 中間納入物及び最終納入物の各々について、前項所定の期間内に同項所定の通知が無いときは、当該期間満了日をもって当該納入物件は同項所定の検査に合格したものとみなす。

3 中間納入物が本条による検査に合格した場合は、甲は、これを確認するために合格通知書を乙に交付する。

4 請負業務は、最終納入物が本条による検査に合格した日をもって完了とする。この場合、甲は、完了を確認するために請負業務の完了通知書を乙に交付する。

5 第1項及び第2項の規定は、第1項所定の通知書に記載された指摘事実に対し、乙が適切な修正等を行い甲に再納入する場合に準用する。

(瑕疵の補修)

第9条 甲は、前条第4項の規定による請負業務の完了日から1箇年以内に中間納入物または最終納入物に瑕疵その他の不具合(以下「瑕疵等」という。)があることを発見したときは、乙に対して相当の期限を定めて、その瑕疵等を無償で補修させることができる。

(対価の支払及び遅延利息)

第10条 甲は、第8条第3項及び第4項の規定による請負業務の完了後、乙から適法な支払請求書を受理した日の属する月の翌月末日までに契約金額を支払う。

2 甲が前項の期日までに対価を支払わない場合は、その遅延期間における当該未払金額に対して、財務大臣が決定する率 (政府契約の支払遅延に対する遅延利息の率(昭和24年12月12日大蔵省告示第991号)) によって、遅延利息を支払うものとする。

(遅延損害金)

第11条 中間納入物及び最終納入物の各々について、天災地変その他乙の責に帰すことができない事由による場合を除き、乙が納入期限までに納入物件の納入が終らないときは、甲は遅延損害金として、延滞日数1日につき契約金額の1,000分の1に相当する額を徴収することができる。

2 前項の規定は、納入遅延となった後に本契約が解除された場合であっても、解除の日までの日数に対して適用するものとする。

(契約の変更)

第12条 甲及び乙は、本契約の締結後、次の各号に掲げる事由が生じた場合は、甲乙合意のうえ本契約を変更することができる。ただし、次条による解除権の行使は妨げないものとする。

一 仕様書その他契約条件の変更。

二 天災地変、著しい経済情勢の変動、不可抗力その他やむを得ない事由に基づく諸条件の変更。

三 税法その他法令の制定又は改廃。

四 価格に影響のある技術変更提案の実施。

(契約の解除等)

第13条 甲は、次の各号の一に該当するときは、乙に対する通知をもって、本契約の全部又は一部を解除することができる。

一 乙が本契約条項に違反したとき。

二 乙が天災地変その他不可抗力の原因によらないで、納入期限までに本契約の全部又は一部を履行しないか、又は納入期限までに完了する見込みがないとき。

三 乙が甲の指示に従わないとき、その職務執行を妨げたとき、又は談合その他不正な行為があったとき。

四 乙が破産宣告を受け、その他これに類する手続が開始したこと、資産及び信用の状態が著しく低下したと認められること等により、契約の目的を達することができないと認められるとき。

五 天災地変その他乙の責に帰すことができない事由により、中間納入物または最終納入物を納入する見込みがないと甲が認めたとき。

六 乙が、甲が正当な理由と認める理由により、本契約の解除を申し出たとき。

2 乙は、甲がその責に帰すべき事由により、本契約上の義務に違反した場合は、相当の期間を定めて、その履行を催告し、その期間内に履行がないときは、本契約の全部又は一部を解除することができる。

3 乙の本契約違反の程度が著しく、または乙に重大な背信的言動があった場合、甲は第1項にかかわらず、催告せずに直ちに本契約の全部又は一部を無償解除することができる。

4 甲は、第1項第1号乃至第4号又は前項の規定により本契約を解除する場合は、違約金として契約金額の100分の10に相当する金額(その金額に100円未満の端数があるときはその端数を切り捨てる。)を乙に請求することができる。

5 前項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項所定の違約金の額を超える場合において、甲がその超える部分について乙に対し次条に規定する損害賠償を請求することを妨げない。

 

(損害賠償)

第14条 乙は、乙の責に帰すべき事由によって甲又は第三者に損害を与えたときは、その被った通常かつ直接の損害を賠償するものとする。ただし、乙の負う賠償額は、乙に故意又は重大な過失がある場合を除き、第5条所定の契約金額を超えないものとする。

2 第11条所定の遅延損害金の有無は、前項に基づく賠償額に影響を与えないものとする。 

(違約金及び損害賠償金の遅延利息)

第15条 乙が、第13条第4項の違約金及び前条の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当該期間を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年5パーセントの割合で計算した金額の遅延利息を支払わなければならない。

(秘密保持、個人情報及び特定個人情報)

第16条 甲及び乙は、相互に本契約の履行過程において知り得た相手方の秘密を他に漏洩せず、また本契約の目的の範囲を超えて利用しない。ただし、甲が、法令等、官公署の要求、その他公益的見地に基づいて、必要最小限の範囲で開示する場合を除く。

2 個人情報に関する取扱いについては、別添「個人情報の取扱いに関する特則」のとおりとする。

3 特定個人情報に関する取扱いについては、別添「特定個人情報の取扱いに関する特則」のとおりとする。

4 前各項の規定は、本契約終了後も有効に存続する。

(納入物件の知的財産権)

第17条 中間納入物及び最終納入物の各々について、著作権(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含む。)、本契約の履行過程で生じた発明(考案及び意匠の創作を含む。)及びノウハウを含む産業財産権(特許その他産業財産権を受ける権利を含む。)(以下「知的財産権」という。)は、乙又は国内外の第三者が従前から保有していた知的財産権を除き、第8条第3項及び第4項の規定による請負業務完了の日をもって、乙から甲に自動的に移転するものとする。

2 中間納入物及び最終納入物の各々について、乙又は第三者が従前から保有する知的財産権が含まれている場合は、前項に規定する移転の時に、乙は甲に対して非独占的な実施権、使用権、第三者に対する利用許諾権(再利用許諾権を含む。)、その他一切の利用を許諾したものとみなす。なお、その対価は契約金額に含まれるものとする。

3 乙は、甲及び甲の許諾を受けた第三者に対し、中間納入物及び最終納入物の各々について、著作者人格権、及び中間納入物及び最終納入物の各々に対する著作権法第28条の権利、その他“原作品の著作者/権利者”の地位に基づく権利主張は行わないものとする。

(知的財産権の紛争解決)

第18条 乙は、中間納入物及び最終納入物の各々に関し、甲及び国内外の第三者が保有する知的財産権(公告、公開中のものを含む。)を侵害しないことを保証するとともに、侵害の恐れがある場合、又は甲からその恐れがある旨の通知を受けた場合には、当該知的財産権に関し、甲の要求する事項及びその他の必要な事項について調査を行い、これを甲に報告しなければならない。

2 乙は、前項の知的財産権に関して権利侵害の紛争が生じた場合(私的交渉、仲裁を含み、法的訴訟に限らない。)、その費用と責任負担において、その紛争を処理解決するものとし、甲に対し一切の負担及び損害を被らせないものとする。

3 第9条の規定は、知的財産権に関する紛争には適用しない。また、前各号の規定は、本契約終了後も有効に存続する。

  

(成果の公表等)

第19条 甲は、請負業務完了の日以後、本契約に係る成果を公表、公開及び出版(以下「公表等」という。)することができる。

2 甲は、前項の規定に関わらず、乙の書面による承認を得て、請負業務完了前に成果の公表等をすることができる。

3 乙は、成果普及のために甲が成果報告書等を作成する場合には、甲に協力する。

4 乙は、甲の書面による承認を得た場合は、本契約に係る成果を公表等することができる。この場合、乙はその方法、権利関係等について事前に甲と協議してその了解を得なければならない。なお、甲の要請がある場合は、甲と共同して行う。

5 乙は、前項に従って公表等しようとする場合には、著作権表示その他法が定める権利表示と共に「独立行政法人情報処理推進機構が実施する事業の成果」である旨を表示しなければならない。

6 本条の規定は、本契約終了後も有効に存続する。

(協議)

第20条 本契約に定める事項又は本契約に定めのない事項について生じた疑義については、甲乙協議し、誠意をもって解決する。

(その他)

第21条 本契約に関する紛争については、東京地方裁判所を唯一の合意管轄裁判所とする。

特記事項

(談合等の不正行為による契約の解除)

第1条 甲は、次の各号のいずれかに該当したときは、契約を解除することができる。

一 本契約に関し、乙が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。)第3条又は第8条第1号の規定に違反する行為を行ったことにより、次のイからハまでのいずれかに該当することとなったとき

イ 独占禁止法第49条に規定する排除措置命令が確定したとき

ロ 独占禁止法第62条第1項に規定する課徴金納付命令が確定したとき

ハ 独占禁止法第7条の2第18項又は第21項の課徴金納付命令を命じない旨の通知があったとき

二 本契約に関し、乙の独占禁止法第89条第1項又は第95条第1項第1号に規定する刑が確定したとき

三 本契約に関し、乙(法人の場合にあっては、その役員又は使用人を含む。)の刑法(明治40年法律第45号)第96条の6又は第198条に規定する刑が確定したとき

(談合等の不正行為に係る通知文書の写しの提出)

第2条 乙は、前条第1号イからハまでのいずれかに該当することとなったときは、速やかに、次の各号の文書のいずれかの写しを甲に提出しなければならない。

一 独占禁止法第61条第1項の排除措置命令書

二 独占禁止法第62条第1項の課徴金納付命令書

三 独占禁止法第7条の2第18項又は第21項の課徴金納付命令を命じない旨の通知文書

(談合等の不正行為による損害の賠償)

第3条 乙が、本契約に関し、第1条の各号のいずれかに該当したときは、甲が本契約を解除するか否かにかかわらず、かつ、甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契約金額(本契約締結後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の100分の10に相当する金額(その金額に100円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損害賠償額の予定)として甲の指定する期間内に支払わなければならない。

2 前項の規定は、本契約による履行が完了した後も適用するものとする。

3 第1項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代表者であった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、乙の代表者であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。

4 第1項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合において、甲がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。

5 乙が、第1項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当該期間を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年5パーセントの割合で計算した金額の遅延利息を甲に支払わなければならない。

(暴力団関与の属性要件に基づく契約解除)

第4条 甲は、乙が次の各号の一に該当すると認められるときは、何らの催告を要せず、本契約を解除することができる。

一 法人等(個人、法人又は団体をいう。)が、暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)であるとき又は法人等の役員等(個人である場合はその者、法人である場合は役員又は支店若しくは営業所(常時契約を締結する事務所をいう。)の代表者、団体である場合は代表者、理事等、その他経営に実質的に関与している者をいう。以下同じ。)が、暴力団員(同法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)であるとき

二 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき

三 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与するなど直接的あるいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与しているとき

四 役員等が、暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれと社会的に非難されるべき関係を有しているとき

(再請負契約等に関する契約解除)

第5条 乙は、本契約に関する再請負先等(再請負先(下請が数次にわたるときは、すべての再請負先を含む。)並びに自己、再請負先が当該契約に関連して第三者と何らかの個別契約を締結する場合の当該第三者をいう。以下同じ。)が解除対象者(前条に規定する要件に該当する者をいう。以下同じ。)であることが判明したときは、直ちに当該再請負先等との契約を解除し、又は再請負先等に対し解除対象者との契約を解除させるようにしなければならない。

2 甲は、乙が再請負先等が解除対象者であることを知りながら契約し、若しくは再請負先等の契約を承認したとき、又は正当な理由がないのに前項の規定に反して当該再請負先等との契約を解除せず、若しくは再請負先等に対し契約を解除させるための措置を講じないときは、本契約を解除することができる。

(損害賠償)

第6条 甲は、第4条又は前条第2項の規定により本契約を解除した場合は、これにより乙に生じた損害について、何ら賠償ないし補償することは要しない。

2 乙は、甲が第4条又は前条第2項の規定により本契約を解除した場合において、甲に損害が生じたときは、その損害を賠償するものとする。

3 乙が、本契約に関し、前項の規定に該当したときは、甲が本契約を解除するか否かにかかわらず、かつ、甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契約金額(本契約締結後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の100分の10に相当する金額(その金額に100円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損害賠償額の予定)として甲の指定する期間内に支払わなければならない。

4 前項の規定は、本契約による履行が完了した後も適用するものとする。

5 第2項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代表者であった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、乙の代表者であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。

6 第3項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合において、甲がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。

7 乙が、第3項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当該期間を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年5パーセントの割合で計算した金額の遅延利息を甲に支払わなければならない。

(不当介入に関する通報・報告)

第7条 乙は、本契約に関して、自ら又は再請負先等が、暴力団、暴力団員、暴力団関係者等の反社会的勢力から不当要求又は業務妨害等の不当介入(以下「不当介入」という。)を受けた場合は、これを拒否し、又は再請負先等をして、これを拒否させるとともに、速やかに不当介入の事実を甲に報告するとともに警察への通報及び捜査上必要な協力を行うものとする。

本契約の締結を証するため、本契約書2通を作成し、双方記名押印の上、甲、乙それぞれ1通を保有する。

   20○○年○月○日

甲 東京都文京区本駒込二丁目28番8号

  独立行政法人情報処理推進機構

  理事長 富田 達夫

乙 ○○県○○市○○町○丁目○番○○号

   株式会社○○○○○○○

   代表取締役 ○○ ○○

(別添)

個人情報の取扱いに関する特則

(定 義)

第1条 本特則において、「個人情報」とは、業務に関する情報のうち、個人に関する情報であって、当該情報に含まれる記述、個人別に付された番号、記号その他の符号又は画像もしくは音声により当該個人を識別することのできるもの(当該情報のみでは識別できないが、他の情報と容易に照合することができ、それにより当該個人を識別できるものを含む。)をいい、秘密であるか否かを問わない。以下各条において、「当該個人」を「情報主体」という。

(責任者の選任)

第2条 乙は、個人情報を取扱う場合において、個人情報の責任者を選任して甲に届け出る。

2 乙は、第1項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。

(個人情報の収集)

第3条 乙は、業務遂行のため自ら個人情報を収集するときは、「個人情報の保護に関する法律」その他の法令に従い、適切且つ公正な手段により収集するものとする。

(開示・提供の禁止)

第4条 乙は、個人情報の開示・提供の防止に必要な措置を講じるとともに、甲の事前の書面による承諾なしに、第三者(情報主体を含む)に開示又は提供してはならない。ただし、法令又は強制力ある官署の命令に従う場合を除く。

2 乙は、業務に従事する従業員以外の者に、個人情報を取り扱わせてはならない。

3 乙は、業務に従事する従業員のうち個人情報を取り扱う従業員に対し、その在職中及びその退職後においても個人情報を他人に開示・提供しない旨の誓約書を提出させるとともに、随時の研修・注意喚起等を実施してこれを厳正に遵守させるものとする。

(目的外使用の禁止)

第5条 乙は、個人情報を業務遂行以外のいかなる目的にも使用してはならない。

(複写等の制限)

第6条 乙は、甲の事前の書面による承諾を得ることなしに、個人情報を複写又は複製してはならない。ただし、業務遂行上必要最小限の範囲で行う複写又は複製については、この限りではない。

(個人情報の管理)

第7条 乙は、個人情報を取り扱うにあたり、本特則第4条所定の防止措置に加えて、個人情報に対する不正アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等のリスクに対し、合理的な安全対策を講じなければならない。

2 乙は、前項に従って講じた措置を、遅滞なく甲に書面で報告するものとする。これを変更した場合も同様とする。

3 甲は、乙に事前に通知の上乙の事業所に立入り、乙における個人情報の管理状況を調査することができる。

4 前三項に関して甲が別途に管理方法を指示するときは、乙は、これに従わなければならない。

5 乙は、業務に関して保管する個人情報(甲から預託を受け、或いは乙自ら収集したものを含む)について甲から開示・提供を求められ、訂正・追加・削除を求められ、或いは業務への利用の停止を求められた場合、直ちに且つ無償で、これに従わなければならない。

(返還等)

第8条 乙は、甲から要請があったとき、又は業務が終了(本契約解除の場合を含む)したときは、個人情報が含まれるすべての物件(これを複写、複製したものを含む。)を直ちに甲に返還し、又は引き渡すとともに、乙のコンピュータ等に登録された個人情報のデータを消去して復元不可能な状態とし、その旨を甲に報告しなければならない。ただし、甲から別途に指示があるときは、これに従うものとする。

2 乙は、甲の指示により個人情報が含まれる物件を廃棄するときは、個人情報が判別できないよう必要な処置を施した上で廃棄しなければならない。

(記録)

第9条 乙は、個人情報の受領、管理、使用、訂正、追加、削除、開示、提供、複製、返還、消去及び廃棄についての記録を作成し、甲から要求があった場合は、当該記録を提出し、必要な報告を行うものとする。

2 乙は、前項の記録を業務の終了後5年間保存しなければならない。

(再請負)

第10条 乙が甲の承諾を得て業務を第三者に再請負する場合は、十分な個人情報の保護水準を満たす再請負先を選定するとともに、当該再請負先との間で個人情報保護の観点から見て本特則と同等以上の内容の契約を締結しなければならない。この場合、乙は、甲から要求を受けたときは、当該契約書面の写しを甲に提出しなければならない。

2 前項の場合といえども、再請負先の行為を乙の行為とみなし、乙は、本特則に基づき乙が負担する義務を免れない。

(事 故)

第11条 乙において個人情報に対する不正アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等の事故が発生したときは、当該事故の発生原因の如何にかかわらず、乙は、ただちにその旨を甲に報告し、甲の指示に従って、当該事故の拡大防止や収拾・解決のために直ちに応急措置を講じるものとする。なお、当該措置を講じた後ただちに当該事故及び応急措置の報告並びに事故再発防止策を書面により甲に提示しなければならない。

2 前項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合において、甲が情報主体又は甲の顧客等から損害賠償請求その他の請求を受けたときは、甲は、乙に対し、その解決のために要した費用(弁護士費用を含むがこれに限定されない)を求償することができる。なお、当該求償権の行使は、甲の乙に対する損害賠償請求権の行使を妨げるものではない。

3 第1 項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合は、本契約が解除される場合を除き、乙は、前二項のほか、当該事故の善後策として必要な措置について、甲の別途の指示に従うものとする。

以上

(別添)

特定個人情報の取扱いに関する特則

(定義)

第1条 本特則において、以下に掲げる用語の意義は、次の各号に定めるところによるものとする。

一「個人情報」とは、乙が取扱う個人情報(「個人情報の保護に関する法律」(平成15年法律第57号、以下「個人情報保護法」という。)第2条第1項に規定する個人情報であって、生存する個人に関する情報であり、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。)をいう。

二「個人番号」とは、請負業務において謝礼金受領者の個人番号(「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(平成25年法律第27号。以下「番号法」という。)第7条第1項又は第2項の規定により、住民票コードを変換して得られる番号であって、当該住民票コードが記載された住民票に係る者を識別するために指定されるものをいう。)をいう。

三「特定個人情報」とは、個人番号をその内容に含む個人情報をいう。

四「従業員」とは、乙の組織内にあって直接又は間接に乙の指揮監督を受けて乙の業務に従事している者をいい、雇用関係にある従業者(正社員、契約社員、嘱託社員、パート社員、アルバイト社員等)のみならず、乙との間の雇用関係にない者(取締役、監査役等)を含む。

五「第三者」とは、甲及び乙(甲及び乙の役員・従業員、及び本件業務に係る乙の再請負先組織を含む。)以外の全てのものをいう。

(責任者の選任)

第2条 乙は、特定個人情報を取扱う場合において、責任者を選任して甲に届け出る。

   2 乙は、第1項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。

(特定個人情報の収集)

第3条 乙は、請負業務遂行のため特定個人情報を収集するときは、「個人情報保護法」及び「番号法」その他の法令に従い、適切かつ公正な手段により収集するものとする。

(開示・提供の禁止)

第4条 乙は、特定個人情報の開示・提供の防止に必要な措置を講じるとともに、甲の事前の書面による承諾なしに、第三者に開示又は提供してはならない。ただし、法令又は強制力ある官署の命令に従う場合を除く。

  2 乙は、請負業務に従事する従業員以外の者に、特定個人情報を取り扱わせてはならない。

  3 乙は、請負業務に従事する従業員のうち特定個人情報を取り扱う従業員に対し、その在職中及びその退職後においても、特定個人情報を他人に開示・提供しない旨の誓約書を提出させるとともに、随時の研修・注意喚起等を実施してこれを厳正に遵守させるものとする。

(持ち出しの禁止)

第5条 乙は、特定個人情報を、乙の事務所の外へ持ち出してはならない。ただし、請負業務実施にあたり、必要な手続きを経て再請負契約を締結する場合を除く。

(目的外使用の禁止)

第6条 乙は、特定個人情報を請負業務遂行以外のいかなる目的にも使用してはならない。

(複写等の制限)

第7条 乙は、甲の事前の書面による承諾を得ることなしに、特定個人情報を複写又は複製してはならない。ただし、請負業務遂行上必要最小限の範囲で行う複写又は複製については、この限りではない。

(特定個人情報の管理)

第8条 乙は、特定個人情報を取り扱うにあたり、本特則第4条所定の防止措置に加えて、特定個人情報に対する不正アクセスまたは特定個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等のリスクに対し、合理的な安全対策を講じなければならない。

2 乙は、前項に従って講じた措置を、遅滞なく甲に書面で報告するものとする。これを変更した場合も同様とする。

3 甲は、乙に事前に通知の上乙の事業所に立入り、乙における特定個人情報の管理状況を調査することができる。

4 前三項に関して甲が別途に管理方法を指示するときは、乙は、これに従わなければならない。

5 乙は、業務に関して保管する特定個人情報について、甲から開示・提供を求められ、訂正・追加・削除を求められ、或いは業務への利用の停止を求められた場合、直ちに且つ無償で、これに従わなければならない。

(再請負の取扱い)

第9条 乙が甲の承諾を得て請負業務を第三者に再請負する場合は、十分な特定個人情報の保護水準を満たす再請負先を選定するとともに、当該再請負先との間で特定個人情報保護の観点から見て本特則と同等以上の内容の契約を締結しなければならない。又、乙は、甲から要求を受けたときは、当該契約書の書面の写しを甲に提出しなければならない。

 2 前項の場合といえども、再請負先の行為を乙の行為とみなし、乙は本特則に基づき乙が負担する義務を逃れない。乙は自らの責任において、再請負先に対して、本契約で定められている乙の義務と同等の義務を課すとともに、必要かつ適切な監督を行わなければならない。

(報告、資料の提出及び監査)

第10条 甲は、乙における本特則の遵守状況を確認するために必要な限度において、乙に対する書面による事前の通知により、報告、資料の提出又は監査の受入れを求めることができる。この場合、乙は、請負業務の遂行に支障が生ずるときその他の正当な理由がある場合を除き、甲の求めに応じるものとする。

 2 前項の報告、資料の提出又は監査の受入れにあたり、乙は甲に対して、乙の営業秘密(不正競争防止法第2条第6項に定める営業秘密をいう。)に関する秘密保持義務等について定めた秘密保持契約の締結を求めることができるものとする。

 3 甲は、監査のために乙の事業所又はコンピュータセンター等への入館が必要となる場合、乙所定の事務処理及び入退館等に関する規則に従うものとする。

(改善の指示)

第11条 甲は、前条による報告、資料の提出を受け、又は監査を実施した結果、乙において特定個人情報の安全管理措置が十分に講じられていないと認めたときは、乙に対し、その理由を書面により通知かつ説明した上で、安全管理措置の改善を要請することができるものとする。

 2 乙は、前項の要請を受けたときは、安全管理措置の改善について甲と協議を行わなければならない。

(事故発生時の対応)

第12条 乙において特定個人情報に対する不正アクセス又は特定個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等の事故が発生したときは、当該事故の発生原因の如何にかかわらず、乙は、ただちにその旨を甲に報告し、甲の指示に従って、当該事故の拡大防止や収拾・解決のために直ちに応急措置を講じるものとする。なお、当該措置を講じた後ただちに当該事故及び応急措置の報告並びに事故再発防止策を書面により乙に提示しなければならない。

 2 前項の場合において、甲及び乙が講ずべき措置については、安全管理措置の実施状況、事故によって特定個人情報の本人が被る権利利益の侵害の状況、事故の内容及び規模等に鑑み、甲乙協議の上、定めるものとする。

 3 第1項の事故が乙の本契約の違反に起因する場合において、甲が、被害を被った本人等から損害賠償請求その他の請求を受けたときは、甲は、乙に対し、その解決のために要した費用(弁護士費用を含むがこれに限定されない)を求償することができる。なお、当該求償権の行使は、甲の乙に対する損害賠償請求権の行使を妨げるものではない。

 4 第1項の事故が乙の本契約の違反に起因する場合は、本契約が解除される場合を除き、乙は、前2項のほか、当該事故の善後策として必要な措置について、甲の別途の指示に従わなければならない。

(特定個人情報の返却等)

第13条 乙は、甲から要請があったとき、又は、請負業務が終了(本契約解除の場合を含む。)したときは、特定個人情報(その複製物を含む。)の全部を本人に返却し、記録媒体から削除し、復元できない状態にしなければならない。

 2 乙は、前項による特定個人情報の削除を実施した場合には、その証明書を本人に提出することとする。

Ⅲ.仕様書

「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)」

事業内容(仕様書)

事業内容(仕様書)

1.件名

「情報処理安全確保支援士講習運営業務(平成29年度)」

2.背景・目的

近年、情報技術の浸透に伴い、サイバー攻撃の件数は増加傾向にあり、企業等の情報セキュリティ対策を担う実践的な能力を有する人材も不足する中、情報漏えい事案も頻発している。このためサイバーセキュリティの対策強化に向けサイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成28年法律第31号)が2016年10月21日に施行され、我が国企業等のサイバーセキュリティ対策を担う専門人材を確保するため、最新のサイバーセキュリティに関する知識・技能を備えた高度かつ実践的な人材に関する新たな国家資格「情報処理安全確保支援士」制度が創設された。

情報処理安全確保支援士(通称:「登録セキスペ」。以下「登録セキスペ」という。)は、情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号) 第26条 [footnoteRef:1]に基づき、独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)が経済産業大臣の認可を受けて実施する講習を、登録日を起点とする1年毎に受講することが義務付けられている。本業務は、当該講習の運営を行うものである。 [1: 情報処理の促進に関する法律:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO090.html]

3.業務概要

3.1.本業務の前提事項とする登録セキスペの講習概要

登録セキスペに義務付けられている講習の概要は、以下のとおりである。

本項に記載の事項を前提事項として、本業務を実施する。

①講習の実施形式は、オンライン形式及び集合形式とする。

②講習の一回当たりの時間は、原則として次のとおりとする。

 1. オンライン形式による講習(以下「オンライン講習」という。):6時間

 2. 集合形式による講習(以下「集合講習」という。):6時間

③講習の科目及び内容、標準学習時間は以下のとおりとする。

(参考:IPA ホームページ 「国家資格「情報処理安全確保支援士」講習のご案内」[footnoteRef:2]) [2: IPA ホームページ 「国家資格「情報処理安全確保支援士」講習のご案内」:http://www.ipa.go.jp/siensi/koshu.html]

④登録セキスペは、登録日を起点として、オンライン講習を毎年1回、集合講習は3年に1回受けることが義務付けられている。ただし、試験合格日から登録日までの期間が3年を超える登録セキスペは、 登録日から1年以内に、オンライン講習を1回受講し、その後集合講習の受講が必要である。

⑤やむを得ない事情(海外勤務、疾病・負傷、罹災など)があって講習を受講できない場合は、IPA指定の書式による事前申請に対して1年単位で受講の猶予が認められる。

⑥オンライン講習・集合講習ともに身体障害者等に対する合理的配慮を行う。

⑦講習費用は、オンライン講習A、B、C、各コース20,000円(非課税)、集合講習80,000円(非課税)である。

3.2.用語の定義

項番

用語

定義

1

LMS

学習管理システム:Learning Management System

2

SCORM

SCORM(Sharable Content Object Reference Model)

米国のADL(Advanced Distributed Learning)という標準化推進団体により定義・公開されているeラーニングの標準規格

https://www.adlnet.gov/adl-research/scorm/

3.3.業務概要

3.3.1業務の範囲

本業務の範囲は、以下のとおりである。

3.3.2業務の概要および対象とする登録セキスペ

本業務の概要と、対象とする登録セキスペは、以下のとおりとする。

①オンライン講習業務

平成29年度のオンライン講習A(以下「OLA」という。)、オンライン講習C (以下「OLC」という。)の配信に関する業務を行う。

受講対象者は、2017年4月1日登録の登録セキスペ(3,000人程度)とする。

・OLA受講対象者:試験合格日から登録日までの期間が3年以内の者

・OLC受講対象者:試験合格日から登録日までの期間が3年超の者

なお、受講対象者数は、登録セキスペ申請締切(2017年1月31日)後に通知する。

②集合講習業務

平成29年度上期実施の集合講習(東京6回、大阪2回の計8回)に関する業務を行う。

受講対象者は、OLC受講対象者のうち、IPAが指定する200人程度とし、2017年3月中旬にIPAから通知する。

③受講管理業務

受講者に関する業務(受講対象者への案内、申込受付、受講料徴収、受講状況の管理、問合せ対応等)を行う。

④運営支援業務

IPAとの各種調整を行い、基本計画の作成、事前準備作業、講習に関するデータ(受講結果・受講者アンケート等)の収集・分析、講師への謝金支払事務、徴収した受講料のIPAへの支払い等を行う。

⑤報告業務・改善提案

講習の実施状況、運営状況について、月次報告、中間報告および年次報告を行う。

また、教育効果、運営効率向上などの観点から、本業務実施を通じての改善提案をとりまとめ、報告を行う。

本業務で提供する①②の各講習と登録セキスペ(2017年4月1日登録)の関連は、以下のとおりである。

4.業務要件

4.1.オンライン講習業務

No

項目

内容

1

実施内容

・2017年4月1日登録の登録セキスペを対象に、OLAおよびOLCをインターネット配信する。

2

提供教材

・OLA、OLCとも標準学習時間6時間のオンライン講習の教材であり、途中で受講中断可能、中断箇所からの再開を可能とする。

・教材は、テキスト形式・静止画ベース(音声・動画無し)、日本語対応のみ。

・オンライン講習の教材一式は、SCORM1.2形式のzipファイルとして、IPAから2017年3月下旬に提供する。(提供形態等の詳細はIPAと協議の上、決定する。6.5および別紙1参照。)

3

サービス期間

①受付開始:2017年4月3日の週

②配信期間:2017年4月上旬~2018年3月31日

・①②とも、可能な限り早いタイミングから開始する。

・詳細日程は、IPAと協議の上、決定する。なお、3月上旬に、オンライン講習稼働確認用サンプルをIPAから提供する。

4

受講環境

対応ブラウザ

・PCのみ。(タブレット、携帯端末には対応しない)

・PC上で動作する一般的なブラウザ(Microsoft Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefoxなど)において動作し、レイアウト崩れ等が発生しないようにする。対応ブラウザは複数であることが望ましい。

5

受講者管理

1 受講ID・パスワード発行および管理

2 受講可能期間

・受講に必要な手続きが終了し受講可能となった場合、受講者に対し受講ID・パスワードを発行し、受講開始日および受講終了期限(受講開始から3ヵ月)を通知すること。

・受講必須期限は、2018年3月31日とし、受講開始から2018年3月31日までの期間が3ヵ月未満の場合は、2018年3月31日を受講終了期限とする。

・IPAからの指示で、受講終了期限の延長依頼があった場合は、対応可能とすること。

・受講ID・パスワードは、セキュリティの確保に十分留意し、適正な管理を行うこと。

6

理解度確認テストの実施および合格後の対応

・標準学習時間1時間を目途とする単元ごとに、5問程度の理解度確認テストを実施する。全問正解に達しない場合は、再テストを実施する。

・理解度確認テストは、予め基礎カテゴリと応用カテゴリに分類された問題群から、それぞれの出題数を決め、ランダムに5問出題する。(理解度確認テストの出題イメージは、別紙1参照。)

・全理解度確認テスト合格後から2018年3月31日までは、教材の閲覧のみ可能とする。(理解度確認テストの再受験は不可の設定とする。)

7

講習受講後のwebアンケートの実施

・全理解度確認テストに合格後、オンライン講習に関するwebアンケートを実施し、回答結果を保管すること。

・アンケート項目については、内容の適切性、理解のしやすさ、難易度、ボリューム、オンライン講習運営に関する事項等を問い、オンライン講習の評価・改善につながるものとし、アンケート項目案を提示すること。

・提示の案について、IPAと協議の上、決定する。

8

オンライン講習

受講証明書の発行

・各オンライン講習(OLAまたはOLC)を学習し全理解度確認テストに合格した受講者に、受講証明書を発行する。発行方法・様式は、事前にIPAと協議し決定すること。

9

受講実績データの収集、蓄積

・受講実績データを収集・蓄積すること。

・別紙1-3に記載のパラメータを活用しない場合は、代替手段にて、受講実績データを収集・蓄積すること。

・教育効果の測定・今後の改善の観点から収集するデータ項目案を提示すること。

・提示の案について、IPAと協議の上、決定する。

10

IPAからの指示に基づく受講IDの無効化

・受講終了期限前に、オンライン講習の受講猶予や登録消除等による受講取り消しとなった登録セキスペが発生した場合は、IPAからの指示に基づき、該当者の受講を不可とする。

・上記の旨を、該当登録セキスペに通知する。

・受講料の取り扱いについては、IPAと協議の上決定する。返金する場合は、返金対応を行うこと。

11

非機能要件

①ハードウェア要件、LMS要件

・ハードウェアは、脆弱性対策が容易にしやすく、システムが安定稼働するものであること。

・使用するLMSは、本業務と同程度以上の業務での稼働実績があること。LMSのバージョンについても稼働実績があること。

②性能

・同時アクセス数は、OLA、OLCとも各200以上が望ましい。

③情報セキュリティ要件

・「5. 本業務全体に関する情報セキュリティ要件」を満たすこと。

12

身体障害者等への対応

・身体障害者等の受講については、あらかじめ協議した対応にて合理的配慮を行うこと。(4.3-9参照)

4.2.集合講習業務

No

項目

内容

1

実施内容

・IPAが指定した講師をメイン講師として、集合講習を実施すること。

・1回6時間程度、4人以上25人を上限として実施する。(講習には、4~5人を1グループとするグループディスカッションを含む)

2

提供教材

・集合講習に関する教材一式(理解度確認テストを含む)は、IPAから提供する。(2017年3月下旬提供予定。提供形態・提供日程については、IPAと協議の上、決定する。6.5および別紙2参照。)

3

サービス期間

①受付開始:2017年4月下旬以降

②集合講習実施時期:2017年6月~8月頃を予定

・可能な限り早いタイミングから開始すること。

・受付開始を含め、詳細日程は、IPAと協議の上、決定する。

4

受講条件

・IPAが指定する受講対象者のうち、OLCを受講修了した者とする。

5

サブ講師の手配

・メイン講師のサポートをするために、サブ講師を講習1回につき1名手配すること。

・サブ講師は、情報セキュリティに関する講師の実績およびケーススタディ等のファシリテーションの実績を有する者から選定すること。

6

メイン講師の対応

・集合講習は、IPAが指定した講師をメイン講師として実施すること。(2017年3月中旬に指定する講師を通知予定。6.5参照。詳細日程はIPAと協議の上、決定する。)

・メイン講師への連絡、日程調整(会場手配と併せて行う)など、必要な対応および事務を行う。

・集合講習実施に向け、メイン講師と事前の調整を行い、対応すること。(進行の調整、事務局・サブ講師との役割分担の確認、講習スケジュールの確認、ガイダンス事項の確認、グループディスカッションのグループ分け方法の確認、メイン講師要望の備品の手配、等)

7

実施場所

実施回数

会場手配

・東京開催6回、大阪開催2回の計8回とする。

・東京開催について、2回以上を土日祝日の開催とする。大阪については、1回を土日祝日開催とする。

・実施日程については、メイン講師と調整を行い決定すること。

・実施会場は、可能な限りバリアフリーに配慮すること。また、グループディスカッションを行うのに十分な広さ、設備を擁する部屋であること。

・開催日時・会場は、IPAと協議の上、2017年3月中に決定すること。

8

受講者アンケート項目の決定

・集合講習の最後に実施する受講者アンケート項目案を提示し、IPAと協議の上、決定する。アンケート項目は、内容の適切性、教授方法、理解のしやすさ、難易度、ボリューム、集合講習運営に関する事項 等を問うものとする。

9

研修報告書の様式の決定

・集合講習終了後に、メイン講師・サブ講師に作成を依頼する研修報告書の様式案を提示し、IPAと協議の上、決定する。

10

事務局作業

1 事前準備

・講習実施に必要な事前準備を行うこと。(備品手配・配布、教材印刷等手配・配布、必要機材の手配・セットアップ、会場設営、案内板掲示、講師への事前連絡、その他)

2 講習日当日の対応

・受付開始から講習終了まで受講者の対応を行い、出欠状況を確認すること。

・受付時に、OLCの受講修了を確認すること。

・当日キャンセルを含む当日発生の事態に対応すること。

・その他、講習運営にかかる事項の対応を行うこと。(交通障害等による遅刻者の対応、当日の病気による欠席者の対応、災害等発生の場合の誘導等)

③グループディスカッション時のグループ分け支援

・事前にメイン講師と調整した方法に基づき、グループディスカッション時のグループ分けに必要な情報収集を行うなど、講師の支援を行う。

④ガイダンスの実施

・施設説明、集合講習中の注意事項について、ガイダンスを行う。

・集合講習中の注意事項には、以下を含むこと。

・実施会場のルールに沿った喫煙ルール、携帯電話マナー等の諸注意

・途中退席、ケーススタディの参加度合、理解度確認テストの結果に応じて、修了と認められない場合があること

・理解度確認テストの結果が合格基準に満たなかった場合、再テストのため、30分程度の時間延長が発生すること。

⑤理解度確認テストの実施と採点

・理解度確認テストを実施する。終了後、問題および解答用紙は回収し、採点を行う。

・採点結果は、メイン講師が実施する修了判定に必要なため、メイン講師に報告する。また、IPAへの報告のために保管する。

・採点済の解答用紙は、解答例・解説とともに受講者に返却・配布する。

・あらかじめ指定した合格基準に満たなかった者に対して、再テストを行う。詳細はIPAと協議の上、決定する。

⑥集合講習受講証明書の発行

・IPAが提供する集合講習修了判定基準に基づき、メイン講師に修了判定を依頼する。

・メイン講師が決定した修了判定結果に従い、集合講習受講証明書を発行する。集合講習受講証明書の様式は、事前にIPAに提示し、協議を行い決定すること。

・集合講習修了判定結果を保管する。

⑦受講者アンケートの実施

・集合講習終了時、受講者アンケートを実施する。

⑧当日反省事項の確認、研修報告書の作成依頼・回収

・集合講習終了後、受講者アンケート結果、理解度確認テスト結果等に基づき、30分程度でメイン講師・サブ講師・事務局にて反省会を行い、次回に向けて改善点を抽出する。

・メイン講師・サブ講師に、研修報告書(様式は前述9にて決定)の作成を依頼し、回収する。

⑨その他

・集合講習当日のクレームのうち、事務局で解決できない問題に対しては、エスカレーションを行うなど、請負者のルールに則り対応する。

11

身体障害者等への対応

・身体障害者等の受講については、あらかじめ協議した対応にて合理的配慮を行うこと。(4.3-9参照)

4.3.受講管理業務

No

項目

内容

1

講習情報の公開

・4.1および4.2に記載のオンライン講習(OLA、OLC)および集合講習(平成29年度上期実施分)に関する開催期間・日程、講習受付および受講料支払いの手続きについて、情報を公開すること。

・公開内容は、常に最新の状況とするため、適時更新すること。

・公開方式、公開内容および公開日程については、事前にIPAと協議し決定すること。

2

受講対象者データの受領・管理

・IPAが提供する受講対象者データを受領し、セキュリティの確保に留意の上、適正に管理すること。(2017年3月中旬に提供予定。提供データ詳細は、別紙3参照)

・OLA、OLCの受講状況および理解度確認テスト結果、集合講習の受講状況・理解度確認テスト結果および修了判定結果を、受講対象者データに反映し適切に管理すること。

3

IPAが指定する集合講習対象者への受講案内・受講日程調整

・IPAが指定する集合講習対象者に対して、受講案内・受講日程の調整方法について、具体的な実現方法を提示し、事前にIPAと協議を行い決定すること。

 ①4.2で決定した集合講習開催場所および実施日を配慮の上、OLC受講との連携に留意し、受講対象者個別に受講案内をメール等にて行う。

 ②集合講習受講の条件は、OLC受講修了であるため、OLC受講と集合講習受講をコントロールすること。OLC受講と集合講習受講のコントロールの具体的な実現方法を提示し、事前にIPAと協議を行い決定すること。

 ③集合講習受講に関して、調整が必要な場合は、柔軟に対応すること。

・本業務期間内に、IPAが指定する集合講習対象者の中で、受講の猶予や登録消除等が発生した場合、IPAの通知に基づき、受講案内を停止すること。

4

受講申込受付

・オンライン講習・集合講習とも、可能な限り早いタイミングからweb等にて受講申込受付を可能とする。(詳細日程は、IPAと協議の上、決定する。)

・受講申込受付は、受講対象者のみ可能とする。

・IPAが指定する集合講習対象者の受講申込については、OLCと集合講習の連携に留意して受付を行うこと。

・平成29年度上期実施集合講習の受講対象者以外のOLCの受講対象者から、集合講習の問い合わせがあった場合は、IPAのHP等にて下期実施の集合講習の案内を確認するよう回答すること。

5

受講料徴収・確認、領収書発行

・請負者所定の方式により受講料の徴収を行うこと。

・受講料徴収の確認後、請負者所定の領収書を発行すること。

・受講料支払いに関する問合せがあった場合に対応を行うこと。

6

受講対象者フォロー

・受講申込者に対して、適切な受講案内およびフォローを行うこと。受講案内およびフォローについては、具体的な実現方法を提示し、事前にIPAと協議を行い決定すること。

①IPAが指定する集合講習対象者について

集合講習受講条件がOLC受講修了・理解度確認テスト合格であることを案内し、集合講習受講日までに、受講条件を満たすよう、受講勧奨メールを適時送信して手厚くフォローすること。

②OLC単独の申込者(平成29年度上期実施集合講習の受講対象者以外のOLC受講対象者)について

OLCの申込受付時に、集合講習受講条件がOLC受講修了・理解度確認テスト合格であり、下期実施の集合講習前に受講条件を満たすよう案内すること。

③OLA申込者について

所定の受講可能期間内に受講が修了するように、受講勧奨メールを適時送信してフォローすること。なお、受講開始から2018年3月31日までの期間が3ヵ月未満の場合は、2018年3月31日を受講終了期限とすることをあらかじめ、通知すること。

7

問い合わせ対応

・受講者からの問い合わせ窓口を設置(平日10時から17時)し、オンライン講習・集合講習に関する問い合わせの対応を行う。請負者にて対応できない場合は、IPAにエスカレーションすること。(時刻は日本時間での表記とする)

・問い合わせ用のメールアドレスは公開し、問い合わせに回答すること。ただし、講習の内容についての問合せは、IPAに連絡し、回答内容について協議の上、回答すること。

・集合講習当日の緊急連絡先について、別途定め、集合講習受講者にあらかじめ連絡すること。

8

申込変更、キャンセル対応

・オンライン講習、集合講習とも、あらかじめ、キャンセルポリシーを明示すること。キャンセルポリシーの内容については、事前にIPAに提示し、承認を受けること。

・受講申込者のキャンセル希望に対して、キャンセルポリシーに基づき、払い戻し等の対応を行うこと。

・集合講習の申込変更については、教室に空席があり、教材等の手配が可能な範囲で、柔軟に対応すること。

9

身体障害者等の受講への配慮

・講習情報掲載のHPなどの公開情報や、受講案内メールなどには、合理的配慮が必要な場合の事前連絡について、案内すること。

・合理的配慮を希望する旨の連絡を受けた場合は、障害の内容・程度、希望する配慮内容をヒアリングし、対応可能な範囲も含めて、IPAに報告すること。

・対応については、IPAと協議の上、決定すること。協議結果に基づく配慮等に起因して生じた追加負担については、IPAに請求することができる。

・決定した対応内容を申込者に連絡する。集合講習の対応については、事務局担当者およびメイン講師・サブ講師に申し送りを行うこと。

4.4.運営支援業務

No

項目

内容

1

基本計画の策定

・6.3①に従い、本業務に関する基本計画を策定すること。

2

業務開始に伴う

準備作業

・4.1のオンライン講習実施に向け、各種環境整備、IPAが提供する教材の稼働確認等に必要な準備作業を行うこと。

・4.2の集合講習実施に向け、開催を想定する会場の選定等をあらかじめ行い、メイン講師との日程調整の上、会場確保ができるように準備すること。

・IPAから受講対象者データを受領次第、対象者毎に講習の案内ができるように、準備作業を行うこと。

・そのほか、必要と思われる準備を行うこと。

3

講習に関するデータ収集・分析

・オンライン講習および集合講習に関するデータ(理解度確認テストの点数、設問ごとの正答率、オンライン講習のページ閲覧時間・受講時間、受講者アンケート結果、集合講習メイン講師・サブ講師の研修報告書(4.2-10⑧)等)を収集し、教材の改訂・品質向上に役立つよう分析を行う。

・分析結果は、中間報告および最終報告(4.5-3および4)にて報告すること。

・分析項目・分析内容については、取得可能データを確認・検討の上、案を提示し、IPAと協議の上、決定する。

・成績データおよびその他管理データについて、適切に管理を行うこと。

4

集合講習メイン講師への謝金等支払い

・平成29年度上期実施集合講習のメイン講師への謝金・交通費・宿泊費を、IPAの規程に基づき、請負者にて支払うこと。支払った費用については、中間納入時に証拠書類を提出することにより精算するものとする。

・謝金等を支払う際は、請負者が源泉徴収義務者となり、源泉徴収すること。

・謝金等の支払いに伴って発生する、個人番号の収集・保管、源泉徴収票の作成等、個人番号関係事務を適正に行うこと。

5

IPAへの受講料支払い

・4.3-5において徴収したオンライン講習と集合講習の受講料を、以下の3回に分けて、IPAに支払う。なお、振込手数料は、請負者負担とする。詳細な時期、方法等については、IPAと協議の上、決定する。

① 2017年4月~9月30日までのオンライン講習と集合講習の受講者の受講料

② 2017年10月~2018年2月28日までのオンライン講習の受講者の受講料

③ 2018年3月1日~31日までのオンライン講習の受講者の受講料

6

講習検討委員会への対応業務

・本業務は、IPAが指定する外部有識者委員会(情報処理安全確保支援士講習検討委員会[footnoteRef:3] :年4回程度開催)への報告や、委員会での決定事項への対応を行うこと。対応については、IPAと協議し決定する。 [3: 情報処理安全確保支援士講習検討委員会:情報処理安全確保支援士で義務付けられる「講習」の講習コンテンツおよび講習運営について、情報セキュリティの有識者としてレビューと承認を行う委員会]

7

業務終了時作業

・本業務終了時に、IPAが提供している受講対象者データ、教材データのほか、本業務実施時に取得・蓄積した講習受講実績データ等を削除すること。

・上記作業においては、削除を証明する書類をIPAに提出すること。

4.5.報告業務・改善提案

No

項目

内容

1

IPAへの月次報告

・毎月5営業日以内に、報告日前月の講習実施状況及び運営状況をIPAに報告すること。なお、2017年7月分報告(8月5営業日以内報告)には、下記2②の中間報告速報を含めること。

・初回報告日程については、契約後IPAと協議する。

・報告項目、報告形態については、あらかじめIPAと協議し決定する。(別紙4参照)

2

講習の改善案検討と報告

・4.4-3にて収集・分析した結果に基づき、以下に関して、中間報告および最終報告にて報告すること。

①オンライン講習の教材・配信・運営に関して抽出した課題と改善案

②集合講習教材および講義、OLCと集合講習の連携、運営に関して抽出した課題と改善案

3

中間報告

・2017年9月に、8.1.1の中間納入物に関して、報告を行うこと。詳細日程および報告項目については、事前にIPAと協議し、決定すること。

4

最終報告

・2018年4月に、8.1.2の最終納入物に関して、本業務総括としての最終報告を行うこと。最終報告には、本業務実施に基づき、将来を見据えた提言を含めること(数ページ程度)。詳細日程および報告項目については、事前にIPAと協議し、決定すること。

5.本業務全体に関する情報セキュリティ要件

No

項目

内容

1

可用性

①通常運用時間は、定期メンテナンス等の計画停止を除き、24 時間365 日が望ましい。

②定期メンテナンスは、受講者に極力支障のないタイミングに設定し、事前にIPAの承認を得ること。また、受講者に事前に公表・通知すること。

③やむを得ず、想定以上に配信を停止する必要が発生した場合は、速やかに、受講者に公表・通知すること。

④なんらかの障害発生の際は、24時間以内に復旧すること。停止等により受講者にとって不利にならないように配慮すること。

⑤障害発生通知は、平日10時から17時の場合、電話またはメールによる連絡を速やかにIPAへ行うこと。平日17時から翌日10時、土日祝日および年末年始�