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大阪市立自然史博物館・天王寺動物園・大阪市立科学館をめぐってなるほ
ど!見学ワークシート 3 大阪の巻
みんなが暮らしている大阪はどんなところでしょう。さまざまな歴史を経て、今の大阪の姿がありま
す。大阪市立自然史博物館、大阪市立科学館、天王寺動物園で、昔と今の大阪のことを知り、これから
の大阪のことも考えてみましょう。
学校名 年 組
名前
<大阪市立自然史博物館>
① 第2展示室(11 大阪平野のおいたち)
およそ 2 万年前は、とても寒く、氷河が発達してい
たため、海面は今よりも 100 メートル以上も低く
な っ て い ま し た 。 そ の た め 、おおさかわん
大阪湾 も
せとないかい瀬戸内海 も干上がり、広い陸地が広がっていま
した。その後、次第に暖かくなり、海面が上がると、
現在は陸地になっているところにも、海が広がりま
した。
●およそ 6000 年前の大阪は、どこまで海だったの
でしょう。海岸線を書いてみましょう。
答え
●ビル建設や地下鉄の工事のときに、むかし大阪に
海が広がっていたしょうこ
証拠 である化石が、見つかっています。見つかっている化石を、3種類書いて
みましょう。
答え
( ) ( ) (
)
②花と緑と自然の情報センター(大阪のおいたち)
地層のはぎとり標本(地層の表面にせっちゃくざい
接着剤 を
ぬ塗って、固めてとったもの)があります。地層には歴
史がとじこめられています。
●こふん古墳 時代と古墳時代以前の地層の境目の線がぬけて
います。線を書き加えてみましょう。
●この地層のはぎとり標本には、断層(地層がずれて
いるところ)があり、じしん地震 があったことが分かりま
す。断層が分かるところを太くなぞりましょう。
答え
<天王寺動物園>
①夜行性動物舎
夜行性動物舎には大阪でも見つかる動物がいます。カヤネズミ、ホンドタヌキ、ホンドテン、フクロ
ウなどです。タヌキの主な生息地は、都市こうがい
郊外 や低い山など、人里近くです。大阪市内では、大
きな公園で暮らしているタヌキもいます。
●野生のタヌキを見たことがありますか?
☑ チェックしよう
□ある □ない
●タヌキを見て、どう思いましたか?
思ったより大きい、思ったより小さいなど
感想
●タヌキの顔を見て、模様をかきましょう。
答え
② 動物園全体
外来生物という言葉を聞いたことがありますか?人の活動によって、他のところから今までいなかっ
た場所に持ちこまれた生き物のことです。それまで住んでいた在来の生き物や、かんきょう
環境 に大きな
影響をあたえ、大阪だけでなく全国的に問題になっています。天王寺動物園の中には、今まで聞いた
ことのある外来生物が見つかるでしょうか。見つけられたら、名前を書いてみましょう。
答え
<大阪市立科学館>
① 4階 大阪の科学史(えど江戸時代の天文学、住友
ながほり長堀 銅吹所)・3階 鉱物と結晶(金属とその利
用)
4階には、大阪の科学史として、江戸時代の天文学、住友長堀銅吹所の資料が並んでいます。
住友長堀銅吹所は、現在の地下鉄長堀橋の近くにありました。当時は、日本各地で産出した銅はすべ
て大阪でせいれん精錬 されることになっていて、大阪では銅産業が発達しました。
●銅の精錬法をしょうかい紹介 した、当時の解説書が展示されています。名前を書きましょう。
答え
●住友長堀銅吹所はもうありませんが、銅は現在の生活の中でもさまざまなところで使われています。
3階の金属とその利用のコーナーで、銅が使われているものを探して一つ書いてみましょう。
答え
●江戸時代の大阪では天文学が大きく発展しました。天文学者た
ちは、西洋の近代天文学を積極的に導入し、精密な観測機器を
作ったり、高度な理論を研究したりしました。現在とはちがう
こよみ暦 や天体望遠鏡などが並んでいます。
おもしろいと思ったものはありましたか?一つあげて、どんなと
ころがおもしろいと思ったか書いてみましょう。
答え
解答・解説
利用のポイント
このワークシートは、3つの施設を、1つのテーマでめぐるワークシートです。中学校のグループ
活動等、いくつかの施設を回る校外学習に役立つように作りました。1つのテーマで施設をめぐると 、
見えなかった面や意外なつながりが見えてきます。新しい発見があるかもしれません。
校外学習のしおりに活用しやすいように、1つの施設は、A5サイズになっています。ご自由に編
集・切り貼りしてお使いください。
<大阪市立自然史博物館>
① 第2展示室(11 大阪平野のおいたち)
およそ 2万年前は、とても寒く、氷河が発達していたため、
海面は今よりも 100 メートル以上も低くなっていました。
そのため、大阪湾も瀬戸内海も干上がり、広い陸地が広がっ
ていました。その後、次第に暖かくなり、海面が上がると、
現在は陸地になっているところにも、海が広がりました。
●およそ 6000年前の大阪は、どこまで海だったのでしょう。
海岸線を書いてみましょう。
答え
●ビル建設や地下鉄の工事のときに、むかし大阪に海が広
がっていた証拠である化石が、見つかっています。見つ
かっている化石を、3種類書いてみましょう。
答え
クジラ、ウニ、貝、サメ、イルカ、エイ、カニなど
②花と緑と自然の情報センター(大阪のおいたち)
地層のはぎとり標本(地層の表面に接着剤を塗って、固め
てとったもの)があります。地層には歴史がとじこめら
れています。
●古墳時代と古墳時代以前の地層の境目の線がぬけていま
す。線を書き加えてみましょう。
●この地層のはぎとり標本には、断層(地層がずれている
ところ)があり、じしん地震 があったことが分かります。断
層が分かるところを太くなぞりましょう。
答え
<天王寺動物園>
①夜行性動物舎
夜行性動物舎には大阪でも見つかる動物がいます。カヤネズミ、ホンドタヌキ、ホンドテン、フクロ
ウなどです。タヌキの主な生息地は、都市郊外や低い山など、人里近くです。大阪市内では、大きな
公園で暮らしているタヌキもいます。
●野生のタヌキを見たことがありますか?
☑ チェックしよう
□ある □ない
●タヌキを見て、どう思いましたか?
思ったより大きい、思ったより小さいなど
感想
タヌキについて、それぞれの経験や感想を書きます。
※タヌキは、夜行性動物なので、あまり気づかれませんが、町の中にも食べ物を探しにやってきます。
しかし、町に来ると、車にひかれる危険がある、ペットから病気がうつるなど、タヌキにとって人間
の住む町はいいことばかりではありません。
●タヌキの顔を見て、模様をかきましょう。
答え
② 動物園全体
外来生物という言葉を聞いたことがありますか?人の活動によって、他のところから今までいなかっ
た場所に持ちこまれた生き物のことです。それまで住んでいた在来の生き物や、環境に大きな影響を
あたえ、大阪だけでなく全国的に問題になっています。天王寺動物園の中には、今まで聞いたことの
ある外来生物が見つかるでしょうか。見つけられたら、名前を書いてみましょう。
答え
フクロギツネ、アライグマ(夜行性動物舎)、カニクイザル(サルアパート)、ヌートリア、アカミ
ミガメ(ヌートリア舎)、ワニガメ(アイファー)、トウブハイイロリス
<大阪市立科学館>
① 4階 大阪の科学史(江戸時代の天文学、住友長堀銅吹所)・3階 鉱物と結晶(金属とその利用)
4階には、大阪の科学史として、江戸時代の天文学、住友長堀銅吹所の資料が並んでいます。
住友長堀銅吹所は、現在の地下鉄長堀橋の近くにありました。当時は、日本各地で産出した銅はすべ
て大阪で精錬されることになっていて、大阪では銅産業が発達しました。
●銅の精錬法を紹介した、当時の解説書が展示されています。名前を書きましょう。
答え
鼓銅図録
●住友長堀銅吹所はもうありませんが、銅は現在の生活の中でもさまざまなところで使われています。
3階の金属とその利用のコーナーで、銅が使われているものを探して一つ書いてみましょう。
答え
10円玉、銅のやかん、排水溝の網、銅管など
※大阪歴史博物館の 9Fにも住友銅吹所の展示があります。
●江戸時代の大阪では天文学が大きく発展しました。天文学者た
ちは、西洋の近代天文学を積極的に導入し、精密な観測機器を
作ったり、高度な理論を研究したりしました。現在とはちがう暦
や天体望遠鏡などが並んでいます。
おもしろいと思ったものはありましたか?一つあげて、どんなと
ころがおもしろいと思ったか書いてみましょう。
答え
江戸時代の当時の教科書や観測機器(振り子時計、天体高度測定
器)などが実物展示されています。生徒のみなさんの感想を聞い
てみましょう。
このワークシートは公益財団法人武田科学振興財団の 2014年度「中学校理科教育振興奨励」を受けて作成しました。