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Copyright © International Business Machines Corporation, 2006. All rights reserved. Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド (Windows ) 2006 03 ISE | Application Infrastructure Design

(Windows 版 - IBMpublic.dhe.ibm.com/.../crm/cms/cc/00362FFF/00362FFF.pdfRational ClearCase Remote Client 使用ガイド 目次 1 当ガイドの位置づけ 2 ClearCase Remote Client(CCRC)

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Rational ClearCase

Remote Client 使用ガイド

(Windows版)

2006 年 03 月 ISE | Application Infrastructure Design

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

・ 本書は、全部または一部を IBM 社の事前の書面による許可なしに複製することはできませ

ん。本資料の内容は、予告なく変更されることがあります。

・ 本書の内容および関連する Rational ソフトウェアは IBM かそのライセンス管理者、また

はその両者の所有物であり、米国著作権法、特許法、その他の国際条約により保護されて

います。一部または全部を複製することは禁じられています。本書またはソフトウェアの

追加の複製に関しては、IBM にお問い合わせください。

・ IBM, AIX, ClearCase, ClearCase MultiSite, ClearQuest および Rational は、 IBM

Corporation の商標。

・ "Windows" "Windows NT" および "Windows"ロゴは Microsoft Corporation の米国および

その他の国における商標。

・ "Linux"は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標。

・ "UNIX"は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標。

・ 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

目次

1 当ガイドの位置づけ

2 ClearCase Remote Client(CCRC) 概要

2.1 ClearCase Remote Client とは

2.2 サーバー構成全体像

2.3 ビューについて

2.4 CCRC のライセンス

2.5 CCRC を使用する利点と考慮点

2.6 他のインターフェースとの位置付け

2.7 サポートするプラットフォーム

3 CCRC インストール方法

3.1 ClearCase Web サーバーの設定

3.2 RWP の構成ファイル

3.3 クライアントのインストール(SDP 製品との統合)

3.4 クライアントのインストール(スタンドアロン)

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

4 CCRC の使用

4.1 ビューの作成 (SDP)

4.2 ビューの作成 (スタンドアロン)

4.3 ビューの作成 (共通)

5 リソースのロード

5.1 ClearCase からのインポート (SDP)

5.2 ClearCace へのエクスポート (SDP)

5.3 リソースのロード (スタンドアロン)

5.4 リソースをソース管理下に追加 (スタンドアロン)

6 リソースの更新

7 参考文献

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

1 当ガイドの位置づけ

このガイドは、IBM Rational ClearCase(以下 ClearCase)2003 Service Release 4 (以下 SR4)

から提供された新しいインターフェースである、IBM Rational ClearCase Remote Client(以下

CCRC)のインストール方法および使用方法を説明するものです。ガイド内では、ClearCase は

既にインストール済み(SR4 もしくは SR5 にアップデート済み)の前提です。ClearCase のイ

ンストールに関しては「Rational ClearCase インストレーション ガイド」を、アップデートに

関しては各 Service Release の readme を参照して下さい。また、ガイド内ではベース ClearCase

の使用を前提に操作内容の説明をしています。Unified Change Management(以下 UCM)を使

用した場合に必要となる操作については、当ガイド内では説明していません。

ガイド内では SDP 製品との統合に関しても説明しています。SDP 製品は正式名称を IBM

Software Development Platform と言い、これには開発ツール、モデリングツール、テストツー

ルが含まれます。SDP 製品は 2004 年 11 月に Rational ブランドから新たに発表されたツール群

です。当ガイド内では SDP 製品、または SDP と記述しています。

2 ClearCase Remote Client(CCRC)概要

2.1 ClearCase Remote Client とは

IBM Rational ClearCase Remote ClientはClearCaseリポジトリ内のリソースにアクセスす

るための新しいインターフェースです。ユーザーは HTTP/HTTPs を通じて ClearCase Web

サーバーと通信し、ローカル・マシン上に作成したコピー・エリアに必要なリソースをロ

ードします。ClearCase Web サーバーは、Web インターフェースを使用する際のサーバー

側の機能を提供します。詳細は次節で図と共に解説します。CCRC は URL を通して

ClearCase Web サーバーに接続し、接続時にはサーバー上で有効なユーザー名とパスワー

ドで認証される必要があります。CCRC を使用することにより WAN、ダイヤルアップ、LAN

などのさまざまネットワークから ClearCase へのアクセスが可能になります。CCRC を使

用するためにクライアント側に ClearCase をインストールしておく必要はありません。ま

た、SDP 製品と統合して使用することも可能です。CCRC の実際の操作は Web ビューか

ら行います。Web ビューはスナップショット・ビューと似た機能を持つビューです。Web

ビューについてはこの章の 3 節で説明します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

2.2 サーバー構成全体像

クライアントはローカルにコピー・エリアを持ち、ここに ClearCase Web サーバーからロ

ードしてきたリソースをコピーします。ClearCase Web サーバーへは HTTP(S)で通信しま

す。ClearCase Web サーバーには ClearCase がインストールされ、各種サーバー(VOB サ

ーバー、View サーバー、ライセンスサーバー、レジストリサーバー)と RPC(Remote

Procedure Call)を使用して通信します。ClearCase Web サーバーは、ClearCase のインス

トールに付随して RWP(Rational Web Platform)という名称でインストールされます。RWP

は Apache ベースの Web サーバーであり、CCRC との通信の役目を担います。

CCRC 全体像

2.3 ビューについて

ビューは、ClearCase リポジトリ内のリソースにアクセスするための手段になります。VOB

に保管されているリソースへのアクセスや、ClearCase への既存リソースへの追加を行う

時には、事前にローカル・ビューを作成する必要があります。ビューにより、VOB からフ

ァイルとディレクトリを選択して、それらを通常のファイルとフォルダとしてクライアン

ト側のディレクトリにロードできるようになります。そのディレクトリをコピー・エリア

と呼びます。各ビューは1つの ClearCase Web サーバーに接続します。複数の ClearCase

Web サーバーへの接続はできません。CCRC が使用するビューは ClearCase Web ビュー

と呼ばれ、通常の ClearCase ビュー(スナップショット・ビューおよび動的ビュー)とは

区別します。

クライアント

コピー・エリア

RWP

CC Web Server

CC Libraries

View Server

RegistryServer

VOB Server

LicenseServer

VOB

View

SDP製品・Eclipse

CCRC WAN Libraries HTTP(S)

RPC/TCP

図 1 ClearCase Webサーバ

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

2.4 CCRC のライセンス

CCRC の使用にあたっては、ClearCase Web サーバーへ接続する際にライセンスが必要と

なります。ライセンスはデフォルトのタイムアウト時間を経過するか、ClearCase Web サ

ーバーがセッションタイムアウトになるとリリースされます。接続時にライセンスが取得

できない場合には、以下のようなエラー画面が表示されます。

2.5 CCRC を利用する利点と考慮点

CCRC を利用する 大の利点は ClearCase へリモート・アクセスが可能になる事です。そ

の際クライアント側には豊富な UI が提供されます。実際の使用時の画面は次のようになり

ます。

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また、SDP 製品と統合して使用することが可能であるため、開発・テスト・デプロイとい

うアプリケーション開発の一連のサイクルをチームで実行することが可能になります。

クライント側に ClearCase をインストールする必要はなく、CCRC はインストール後すぐ

に使用できます。そのためテンポラリーの開発者が使用するケースや、ClearCase MultiSite

を構築するほどの大規模プロジェクトでないケースにも適用可能です。

逆に考慮点として挙げられるのはパフォーマンスです。使用するネットワークの環境や同

時接続ユーザー数などに応じてレスポンス・タイムが悪化する可能性が考えられます。ま

た、ベース ClearCase を使用した場合、IBM Rational ClearQuest(以下 ClearQuest)との

統合はできません。ClearQuest と統合する場合には、UCM を使用する必要があります。

2.6 他のインターフェースとの位置付け

ClearCase へリモート・アクセスするためのインターフェースとして、これまで ClearCase

MultiSite と ClearCase Web が提供されていましたが、SR4 からは CCRC が追加されまし

た。以下にこれらの特徴と適用ケースを簡単にまとめます。

・ClearCase MultiSite

地理的に分散した拠点での並行開発を可能にします。VOB の同期処理、変更箇所の自動転

送、DB レプリカの作成などが可能です。ClearCase のバックアップ・リストア機能が必要

な場合や、大規模プロジェクトに向きます。

各拠点同士は MultiSite で接続し、拠点内への MultiSite サーバーへは CCRC を使用して接

続するという構成も可能です。

・ClearCase Web

ClearCase の Web インターフェースです。RWP がサーバーとしての機能を提供します。

単純な GUI での操作であるため、ClearCase に関する知識があまりないユーザーでも使用

できます。また、クライアント側に ClearCase をインストールしておく必要もありません。

ClearCase Web は SDP 製品や Eclipse との統合はできません。

・ClearCase Remote Client

ClearCase Web と同様に、HTTP を使用して RWP と通信します。ClearCase Web よりも

提供される GUI が豊富であり、SDP 製品や Eclipse と統合して使用することも可能です。

CCRC の場合も、クライアント側に ClearCase をインストールする必要はありません。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

2.7 サポートするプラットフォーム

ClearCase Web サーバー

・Windows Server 2003、Windows XP Professional SP1、1a

・Windows 2000 Server SP2、SP3、SP4、Windows 2000 Professional SP2、SP3

・Windows NT 4.0 Server SP6a+SRP

・AIX 4.3.3、5.1、5.1.0、5.2、5.3

・HP-UX 11.00 、11.11、11.22、11.23

・Solaris 2.6、7、8、9

・SUSE Linux Enterprise Server 7.0、8.0、8.0SP3、9.0

・SUSE Linux Standard Server 8.0

・RedHat Linux Professional 7.2、7.3、8.0、9.0

・RedHat Enterprise Linux 2.1、3.0

・IRIX 6.5.12、6.5.19

クライアント

・Windows 2003 Server、Windows XP Professional SP1、SP2

・Windows 2000 Server SP2、SP3、SP4、Windows 2000 Professional SP4

・RedHat Enterprise Linux 2.1、3.0

・SUSE Linux Enterprise Server 8.0、9.0

3 CCRC インストール方法

3.1 ClearCase Web サーバーの設定

CCRC を使用するには ClearCase 2003 SR4 または SR5 が必要です。

ClearCase SR4 または SR5 をインストールするとデフォルトで Rational Web Platform(以

下 RWP)がインストール、構成されます。RWP は、Rational 製品が提供する Web インタ

ーフェースを使用する際にサーバー側の機能を提供します。デフォルトのインストール・

ディレクトリは C:¥Program Files¥Rational¥common¥rwp です。

3.2 RWP の構成ファイル

RWP の構成は、<RWP_root>¥conf 以下の複数のファイル内で定義されます。CCRC を使

用する際に参照する可能性のあるファイルをここで紹介します。

rwp.conf (RWP サーバーの構成パラメータを指定します。)

この構成ファイルでは、ClearCase Web サーバーとして構成するために次の 3 つのディレ

クティブを編集する必要があります。

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ServerName ディレクティブ・・・デフォルト値 ”localhost”

Listen ディレクティブ・・・デフォルト値 “80”

UseCanonicalName ディレクティブ・・・デフォルト値 “Off”

UseCanonicalName ディレクティブを On にすると、ServerName ディレクティブに指定し

たサーバー名が使用されます。適切なサーバー名を指定し値を On にして下さい。ポート番

号はデフォルトのままでも構いません。

ssl.conf (RWP サーバーでセキュア・ソケットを使用する場合に、その構成パラメータ

を指定します。)

Web サーバーが SSL 通信を行うよう設定する際に必要となります。設定方法の詳細は参考

文献に挙げた「Rational ClearCase Rational ClearCase MultiSite 管理ガイド」を参照して

下さい。

3.3 クライアントのインストール(SDP 製品との統合)

この節では、SDP 製品と統合したクライアントのインストール方法を説明します。今回は

Rational Application Developer を使用しています。

SDP 製品を起動します。

ヘルプ → ソフトウェア更新 → 検索とインストール を選択します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

「インストールする新規フィーチャーを検索」を選択し、「次へ」をクリックします。

「新規リモート・サイト」をクリックし、「新規更新サイト」ダイアログを開きます。

適切な名前を入力し、URL には ClearCase Web サーバー update site URL を入力しま

す。URL は以下の通りです。

http(s)://<cc-web-server>/ccrc/update

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

サイトを追加すると、画面のように「検索に含めるサイト」にリストされます。追加

したサイトを展開し、「Rational ClearCase Remote Client」にチェックを入れ、「次へ」

をクリックします。

「Rational ClearCase Remote Client for Eclipse」にチェックを入れ「次へ」をクリッ

クします。

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ライセンスに同意し、「次へ」をクリックします。

インストールするフィーチャーを確認し、「終了」をクリックします。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

フィーチャーの検査を確認し、「インストール」クリックします。インストールが始ま

ります。

SDP 製品を再起動します。以上でインストールは完了です。

ClearCase パースペクティブが使用できるようになります。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

また、ClearCase パースペクティブでは、主に以下のビューを使用します。

ClearCase ナビゲーター

ClearCase 詳細

ClearCase ビュー構成

3.4 クライアントのインストール(スタンドアロン)

この節では SDP 製品と統合しない、スタンドアロンのクライアントのインストール方法を

説明します。

ブラウザを開き、ClearCase Web サーバーの URL を指定します。クライアントの環境

が Windows の場合には ccrc_win32.zip、Linux の場合には ccrc_linux.zip をダウンロー

ドします。

例:http://<cc-web-server>/ccrc/update/ccrc_win32.zip

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

任意のディレクトリに Zip ファイルを展開し、setup.exe を実行します。インストール

ウィザードが起動します。「次へ」をクリックします。

ライセンス事項に同意し、「次へ」をクリックします。

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インストール・ディレクトリを指定し、「次へ」をクリックします。

要約情報を確認して「次へ」をクリックします。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

インストールが終了したら「終了」をクリックし、ウィザードを閉じます。

デスクトップ上に CCRC のショートカットが作成されます。以上で完了です。

4 CCRC の使用

これ以降の章では、クライアントをインストール済みの状態から CCRC を実際に使用し始める

ところまでを説明します。CCRC での作業は、大まかに以下のような流れになります。

ClearCase Web サーバーへ接続する。

ビューを作成する。

ClearCase リポジトリからのリソースのロード、もしくはリソースをローカルで作成

して ClearCase ソース管理下に追加し、ビューにデータをとりこむ。

ビュー内のリソースを修正する。

リポジトリに対して修正後のリソースをチェックインし、チームで共用できるように

する。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

SDP 製品と統合した場合の操作内容については【SDP】、スタンドアロンの場合の操作内容つい

ては【スタンドアロン】、両者共通の操作内容については【共通】と記述します。

4.1 ビューの作成【SDP】

CCRC の使用にあたっては、事前にビューを作成しておく必要がありますが、ビューの作

成方法が両者で若干異なります。この節では SDP 製品と統合した場合を説明します。

SDP 製品と統合して使用する場合、使用予定の各ビュー毎に別々のワークスペースを使用

します。ビューとワークスペースはどちらを先に作成しても構いません。

ワークスペースを先に作成した場合、ビューを作成するにはまず ClearCase パースペクテ

ィブを開きます。

メニューバーの「ウィンドウ」→「パースペクティブを開く」→「その他」→

「ClearCase」を選択する。

ClearCase パースペクティブのメニューバーから、「ClearCase」→「ClearCase ビューの

作成」を選択するか、ツールバーのアイコンをクリックします。ビュー作成ウィザードが起

動します。ウィザード起動以降は 4.3 節を参照して下さい。

※ビューを先に作成した場合に、そのビューと関連付けてワークスペースを新規に作成す

るためには、次のようにします。

メニューバーの「ファイル」→「ワークスペースの切り替え」で、新規のワーク

スペースを作成し、そのワークスペースに切り替えます。

4.2 ビューの作成【スタンドアロン】

まず、CCRC を起動します。デスクトップに作成されたアイコンをダブルクリックするか、

「スタート」→「IBM Rational」→「Rational ClearCase Remote Client」を選択して起動し

ます。

起動後ビューを作成するには、メニューバーの「環境」→「ClearCase ビューの作成」をク

リックするか、ツールバーのアイコンをクリックします。ビュー作成ウィザードが起動しま

す。ウィザード起動以降は 4.3 節を参照して下さい。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

4.3 ビューの作成【共通】

ビュー作成ウィザードが起動したら、ClearCase Web サーバーURL、ユーザー名、パスワ

ードを入力し、「次へ」をクリックします。(VOB サーバーと ClearCase Web サーバーが

同一ホストにある場合、ドメインを指定しなくても接続可能です。)

コピー領域のパス名を確認し、「終了」をクリックします。

注 1

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

ビューが作成されます。

注 1 ビューテキストモードについて

Unix および Windows では、テキストファイルの行末の書き込みに対して、それぞれ異なる

規則が設けられています。通常、Unix では単一の<LF>文字で行が終わりますが、Windows

では<CR><LF>の 2 文字で行が終わります。Windows アプリケーションには、これらの両

方を使用可能なものや、常に<CR><LF>を使用するもの、どちらかに決定するよう構成で

きるものがあります。こうした異なる規則により、両プラットフォームで編集されるテキ

ストファイルでは問題が発生する可能性があります。混合環境での並行開発のサポート強

化のため、ClearCase ビューには、テキストモードと呼ばれるテキストファイルでの行末

の処理方法を制御する、以下のモード設定が用意されています。これらのモードはビュー

作成後に変更することはできません。

トランスペアレント

このモードで作成されたビューでは、ClearCase は行末処理を行いません。全ての開発者

が同じ開発プラットフォームを使用している場合、もしくはどちらかの行終了文字規則に

準拠したツールを使用している場合にこのモードを選択します。

CR の挿入

このモードで作成されたビューでは、ビューへのフィルのロード時に全ての<LF>文字の前

に<CR>が挿入されます。また、VOB へのファイルのチェックイン時には、この逆の操作

が実行されます。

CR のストリップ

このモードで作成されたビューでは、ビューへのファイルのロード時に全ての<CR><LF>

シーケンスから<CR>文字が取り除かれます。また、VOB へのチェックイン時にはこの逆

の操作が行われます。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

5 リソースのロード

5.1 ClearCase からのインポート【SDP】

ビューを作成すると、ClearCase リポジトリ内のプロジェクトをワークスペース内にイン

ポート(ロード)できます。インポートは以下のように行います。ここではビューにまだ

何もロードされていない状態を前提に説明します。

エレメント・フィルタを設定し、未ロードのエレメントを表示させます。

エレメント・フィルタを次の画面のように設定し、未ロードのエレメントと VOB

を表示させます。

表示されたプロジェクトの中から、ロードしたいプロジェクトを選択し、コンテ

キスト・メニューから「インポート」→「プロジェクトをワークスペースにイン

ポート」を選択します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

選択したプロジェクトが未ロードの場合、次のようなダイアログが出て「はい」

をクリックすると、「リソースのロード」ダイアログが開きます。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

ロードするプロジェクトを選択し、「適用」をクリックします。

コピー・エリアにプロジェクトがロードされ、ワークスペースから操作できるよ

うになります。

「ClearCase ビュー構成」ビューから、ロード規則を確認できます。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

5.2 ClearCase へのエクスポート【SDP】

Eclipse プロジェクトを ClearCase リポジトリ内にエクスポートすると、そのプロジェクト

がビューのコピー・エリアに入ります。これによりソース管理に追加され、チームで共用

されるようになります。

エクスポートの手順は以下の通りです。

パッケージエクスプローラーから、対象のプロジェクトを選択し、「チーム」→「プ

ロジェクトの共有」を選択します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

リポジトリー・タイプとして「ClearCase Remote Client」を選択し、「次へ」を

クリックします。

エクスポート後のビューを選択し、「次へ」をクリックします。この時選択するビ

ューは、ワークスペースと関連付けられたビューである必要があります。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

プロジェクトを入れるフォルダを選択し、「終了」をクリックします。

ソース管理に追加したいリソースを選択し、「適用」をクリックします。以上でエ

クスポートは完了です。エクスポート後、コピー・エリアにリソースがコピーさ

れている事が確認できます。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

5.3 リソースのロード【スタンドアロン】

リソースをロードするには、以下の 2 つの方法があります。

ロード規則を作成・追加する

個別にリソースをロードする

5.3.1 ロード規則を作成・追加する

ClearCase ナビゲーター・ビューから、使用するビューを選択した状態で、コン

テキスト・メニューから「ClearCase ビュー構成の表示」をクリックします。

ビューが開いたら、ツールバーのアイコンをクリックし、「新規ロード規則の追加」

ダイアログを開きます。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

ダイアログが開いたら、ロードしたいリソースを選択し、「OK」をクリックしま

す。ロードが始まります。

5.3.2 個別にリソースをロードする

エレメント・フィルタを使用し、ClearCase ナビゲーター・ビューに未ロードの

エレメントを表示させておきます。(参照箇所記述)

ロードしたいエレメントを選択し、コンテキスト・メニューから「リソースのロ

ード」をクリックします。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

ロードしたいリソースを選択し、「適用」をクリックします。ロードが始まります。

5.4 リソースをソース管理下へ追加【スタンドアロン】

コピー・エリア内にあって、ClearCase 管理下にはないファイルやディレクトリを

ClearCase 管理下に追加するには以下のように行います。

(必要であれば)新規にファイルやディレクトリを作成します。

ソース管理に追加したいリソースを選択し、コンテキスト・メニューから「ソー

ス管理に追加」を選択します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

追加するリソースを確認し、「適用」をクリックします。

6 リソースの更新【共通】

リソースの更新は、以下のような場合に行います。

ビューの構成仕様で選択したリソースをロードしたい場合(ビューの更新)

リソースへの更新をコミットしたい場合

リソースの更新は、ツールバーのアイコンをクリックするか、更新したい対象を選択した状態

で、コンテキスト・メニューから「リソースの更新」を選択します。

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Rational ClearCase Remote Client 使用ガイド

7 参考文献

Rational ClearCase と ClearCase MultiSite バージョン 2003.06.15 リリースノート

(GI88-8666-00)

http://www.elink.ibmlink.ibm.com/puc/jsp/index.jsp?country=J1&language=JPN

マニュアル検索 > 資料番号 GI11-4674-04 で検索

Rational ClearCase インストレーション ガイド(G126-5392-00)

<CC_root>/doc/books/cpf_install.pdf

Rational ClearCase Rational ClearCase MultiSite 管理ガイド(G126-5400-00)

<CC_root>/doc/books/cc_admin.pdf