自己紹介
• 小野 貴史(おのたかふみ、Takafumi Ono)
• Twitter ID : Takafumi725
• 2009年北見工業大学に入学。
• 3年次に本格的なプログラミングを始める。(ほぼ独学)
• 主に使用している言語は、Objective-C と Java
RICOH & Java Developer Challenge って何?
リコー製品を使い、Java™プラットフォームでのビジネスアプ
リケーション開発の発想と技術を競うビッグコンテスト
http://www.ricoh.co.jp/javachallenge/
今年度はMFP、レーザープリンタ、プロジェクターに加え、Clickable Paper™ サービス、RICOH Unified Communication System が新たに使用可能
昨年度の大会は29チームが出場(決勝へは11チームが進出)本学からは北見工業大学医療画像処理研究室+が出場
pdFX について
• 昨年度の同大会に向け、千葉優輝、小野貴史、後藤洋佑の三人によって開発された、次世代プレゼンテーションツール
• プロジェクターに無線で投影できるというところが、リコー製品との結びつき
• ソースコードは約20000~30000行
• 技術的な部分が評価され、オラクル賞もらう
これは Java の大会である
• JavaFX,Servlet,Appletを使用(全部入り)
• OracleとしてはJavaFX推し(JavaSE8からは標準のGUIライブラリ)
• これを大胆に使用したところを高く評価された
• オラクル賞がとりたいなら、Javaが何をしたいか、どこに向かっているかを知る必要がある(笹沼さん)
• 産業技術大学院大学(とりぷるS)
• スマート磨りガラスシステム
ガラスをタッチパネルにプロジェクターによって投射されたスクリーンをタッチパネルに変える画期的なシステムを考案。プロジェクターに内蔵されたカメラで、スクリーンのどの部分がタッチされたかを特定し、タッチ部分によって異なる命令をレイアウトしています。デジタルサイネージをより手軽に素早く構築できることから、災害対策案内板などへの応用が期待される技術です。
大会についての総評
• ■東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 坂村健教授
• 最近アメリカでは、コンテストの勝者に政府の予算を出すという取り組みを行っています。チャレンジすることによって技術革新を起こそうとしているわけです。そういう意味では、チャレンジする気持ちを持っている参加者の皆さんは偉いと思います。勝っても負けても、挑戦することに意味があります。プレゼンテーションについては、世界で勝つためにはもうちょっと勉強した方がいいですね。リコーの製品やAPIをどんな風に使って、Javaでどんなコードを書いて、どういったアプローチでユニークなアイデアを形にしたのか。それらを論理的に説明することが求められます。オープンネットワークの時代ですから、マッシュアップが大切です。ぜんぶ自分で作る必要はありません。利用できるサービスはどんどん使いましょう。思いついたアイデアをどうやって世界に出すかまで考えられれば、2、3年のうちにFacebookのような大きな会社ができるかもしれない時代。 学校を卒業しても勉強を続けましょう。今回、社会人学生が頑張っていたのは良いお手本ですね。
• ■日本オラクル(株) シニアセールスコンサルタント 笹沼様
• 2010年にはインターネットにつながっているデバイスは約30億台でした。2020年には500億台になると言われています。そうした莫大なデータ処理が必要になる時代、オラクルは今後の製品戦略としてJavaを重要視しています。Javaはデバイスからデータセンターまで構築できるという魅力があります。コンテストでもクラウドを活用していたチームは高得点が狙えると思いますので、ぜひそういった部分も考えながら開発してほしいですね。
http://www.ricoh.co.jp/javachallenge/result2012/
大会で使用できるRICOHの製品
• MFP
• プロジェクター
• レーザープリンター
• Clickable Paper™サービス
• RICOH Unified Communication System
Clickable Paper™とは
• Clickable Paperはクラウドサービスのこと?
• 斜めにとった写真や、かなり離れて撮った写真でも認識する
• 識別用画像を埋め込む必要がない
• 後からリンク情報を修正できる
印刷物のページ内にある写真や図版、テキスト情報をカメラ経由でクラウドに送り、画像認識させることで、あらかじめサーバーに登録されたコンテンツやサービスへのリンク情報と対応付ける仕組み(TAMAGO Clicker)
RICOH Unified Communication System とは
• 遠隔コミュニーケションシステム(TV会議の枠を超えた使い方)
• 無線LAN対応モデルあり
• 多拠点接続装置なしで最大20拠点を同時接続可能
RICOHのMFP
• 8.5インチのフルカラータッチパネル
• ここで動くアプリケーションを開発する(組込みアプリ)
• 本体自体はあまりリッチではない
• 昨年の大会で入賞したチームの内、3チームが使用レシぴッと レシートからレシピ検索&Rico Tab MFPとAndroidの連携印刷革命 失敗した印刷物に上書き修正をかける
超短焦点プロジェクター
• 投写面まで11センチ、48型の投写
• デジタルサイネージシステムとして使える
• 無線LAN搭載で設置場所にとらわれない
• 本体のファームウェアは改造できないので、本機と連携するPCアプリケーションを開発することになる。
• 昨年の大会ではグランプリ&オラクル賞のチームが使用スマートすりガラスシステムpdFX
6月下旬の講習会では、APIの使用方法を教えてくれる、Eclipse(IDE)を使ってデモ用のアプリを組む、MFPの実機を触らせて貰える、などなど。
今年は、更に2製品が加わっているので、そちらについても教えてもらえるでしょう。
個人的に使ってみたい技術
• Linked Open Data (LOD) World Wide Webは今日までウェブサイトとウェブサイト間のリンクを中心に広がってきており、現代社会において欠かすことのできないインフラとして成長してきました。LODはこのWWWが本来持つ性質であるデータの「公開」と「共有」をより効率的にかつ実践的に行えるようにするための技術です。情報コンテンツを持つ異なる主体同士が自信の持つデータをLODとして公開し、共有することで、WWWはより便利なものへと進化します。現在LODは欧米の政府やメディア企業などを中心に採用が進んでおり、そのムーブメントは日々広がっています。この図はLODクラウドと呼ばれる図です。ノードの一つ一つが異なるドメインによるLODで相互にリンクされることでクラウドが構成されています。その規模は2010年9月の時点で250億のデータを含む規模に成長しており、日々拡大しています。
LODであるための条件はとてもシンプルです。・すべてのモノやコトはURIで表現する・インターネット上で誰でも参照可能なカタチで公開する・URIにアクセスすればそれに関する情報を得ることができる・外部のデータへのリンクを含める
http://ocdi.jp/?q=about_lod