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2018 年度 Kawasaki-NEDO Innovation Center 運営業務委託 仕様書
1 目的
川崎市には約 400 の研究開発機関が集積していることに加え、25~44 歳の起業希望者
が増加し、有望な起業家やベンチャー企業が生まれる潜在性が高まっている。川崎市は、
力強い産業都市として持続的な経済成長を図るため、新たな産業の源泉となるイノベー
ションを創出する起業家を次々に生み出す拠点を必要としている。また、国立研究開発法
人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、研究開発型ベンチ
ャーや新事業の創出を目指す起業家を対象に経営・事業化の支援プログラムを実施し、
2015 年度から実施拠点として「NEDO Incubation Center」を開設・運営しており、さら
なる起業家の発掘に向けた取組を必要としている。
こうしたことを踏まえ、成長分野における独自技術をもとに研究開発により事業化を
目指す起業家や、新たな事業分野に進出するベンチャー企業等を対象として、情報・資金・
人材の獲得や、事業会社との業務提携等の実現に必要な支援を行い、事業化と成長スピー
ドを早めることにより、起業家創出のエコシステムの構築に資することを目的に、
Kawasaki-NEDO Innovation Center(以下「K-NIC」という。)を、本市及び NEDO が設置し、
「川崎モデル」の知的財産交流のネットワークを活用した伴走型の事業支援等を展開す
る公益財団法人川崎市産業振興財団(以下「財団」という。)を加えた3者で運営する。
本業務は、K-NIC の効果的・効率的な運営のため委託実施するものである。
2 契約条件
(1)契約期間
契約締結の日から2019年3月31日(日)まで
(2)履行場所
ア 履行場所に関する規定
履行場所においては、その利用方法につき、各種規定が定められている。受託者
は、本業務の実施に当たっては、これらの規定を遵守すること。
イ 履行場所の概要等
(ア)履行場所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310番地
ミューザ川崎セントラルタワー5階A区画(170.9 坪)
(イ)履行場所における施設管理等
施設内の清掃(日常清掃、定期清掃)、ごみ処理、設備点検は、本業務の範
囲外とする。なお、施設の施錠管理については、本業務に含まれるので注意す
ること。
(3)契約の種別
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委託契約
(4)契約方法
企画提案方式による随意契約(地方自治法施行令第167条の2第1項第2号)
(5)その他
本市、NEDO 及び財団の3者(以下「事業実施主体」という。)は、K-NIC を共同で
運営する。受託者は、本業務の実施にあたり、事業実施主体と調整して進めること。
(※別紙1「運営体制図」参照)
3 施設概要
(1)設置場所
ア 設置場所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310番地
ミューザ川崎セントラルタワー5階A区画(170.9 坪)
イ フロアのレイアウト
別紙2「K-NIC レイアウト(予定)」のとおり
(2)施設開設日
2019 年 3月 18日(月)(予定)
(3)営業日及び営業時間
原則として、月曜から金曜までの 13 時から 21 時まで(祝日及び 12月 29日から 1
月 4日までを除く)とする。ただし、土曜日、日曜日、祝日に4(1)オ(ア)で定
めるイベントを受託者が実施することは可とする。
(4)対象者
対象者は次の者とする。なお、日本人以外の外国人対応(英語対応)も可能とする
こと。
ア 属性
(ア)起業家等
a 起業希望段階から起業直後の段階にある起業家
b シード・アーリー期のベンチャー企業に属する者
c 事業会社からのスピンアウト・カーブアウトを目指す者
(イ)中小・中堅企業における第2創業を目指す者
(ウ)起業家等との交流を希望する者
事業会社や金融機関に属する者、投資家等
イ 分野 ※上記(ア)、(イ)
研究開発型(デバイス、微細加工(ナノ・マイクロ)、ロボット、医療・ライフ
サイエンス、介護、ウェルフェア、データサイエンス、AI、Iot、航空、宇宙等)
を中心に幅広い分野を対象とする。
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(5)利用者と会員
ア 利用者
利用者とは、対象者のうち、K-NIC で提供する起業・創業に関する相談・面談等
の支援サービスを受けることや、セミナー、勉強会、ビジネスマッチング、ピッチ
等のイベント(以下「イベント等」という。)への参加、コワーキングスペースの
利用を目的として K-NIC に来訪する者をいう。
イ 会員
会員とは、利用者のうち、起業・創業に関する相談・面談やコワーキングスペー
スの利用を目的として会員登録を行い、K-NIC において起業・創業の進捗の把握や
フォローを受ける者をいう。
利用者は、イベント等への参加のみの場合を除き、原則として会員登録を行うも
のとする。なお、会員規約については、本市が受託者と協議の上で作成するものと
する。
(6)K-NIC の成果指標(参考)
事業実施主体は、K-NIC の設置・運営にあたり、次の成果指標(数値を含む)を運
営開始までに設定予定としている。受託者は、指標の各項目に充分留意の上、業務を
実施すること。
ア 短期(3年程度)
(ア)起業家等への助言・相談(件数/月 or 年)
(イ)交流による情報や人的ネットワークの構築(件数/月 or年)
イ 中期(7年程度)
(ア)起業の実現(件数/年)
(イ)経営面の支援による、公的資金(NEDO 事業等)、民間資金(投資家、VC、金
融機関等)の獲得(件数及び金額/年)
(ウ)知財交流のネットワークを活用した事業会社とのマッチングによる事業提
(件数/年)
ウ 長期(15 年程度)
(ア)起業に伴う雇用の創出(人数/年)
(イ)伴走型支援によるベンチャー企業の IPO や大企業等による M&Aの実現
(件数/年)
4 委託業務の詳細
(1)特に創意工夫に満ちた効果的な企画を要する項目
ア K-NIC の利用促進
(ア)K-NIC の利用促進
受託者は、対象者がより多く K-NIC の利用者となるよう、本業務の実施にあ
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たり、効果的な手法を提案・実施すること。
(イ)会員の確保及び会員情報の管理等
受託者は、次の業務を行うほか、より多くの対象者が会員登録するよう効果
的な手法を提案・実施すること。なお、会員情報は適切に管理をすること。
a メールニュースの配信
会員向けに、K-NIC のイベント開催予定や結果、支援人材によるビジネス
コラム等を内容とするメールニュースを作成し、発信すること。
b 会員の個人情報の管理
(a) 会員の個人情報を登録する際は、その利用目的が支援に関する情報伝
達や連絡であることを明示し、了解を得ること。
(b) 会員の氏名、連絡先、K-NIC の利用履歴、相談等の対応履歴などの情報
を記録すること。なお、記録した情報の漏えい防止など、セキュリティ対
策は万全なものにすること。
イ K-NIC の PR
受託者は、3(4)に定義する対象者を対象に、次のaからdまでの業務により、
K-NIC の施設・事業紹介等の情報発信を行い、K-NIC の利用促進につなげる。
(ア)SNS 等による情報発信
受託者は、YouTube、Facebook 等の SNS、その他効果的な手法を用いて、K-
NIC の施設や事業紹介、セミナー講師等による K-NIC の PR 動画の配信など、
潜在的なニーズを含め広範囲にわたり情報発信を行うこと。なお、SNS は、本
市が指定するアカウントを使用して発信するほか、受託者のネットワークを
活用し、起業家等に対して拡散効果が得られる人材による発信を行う等、効果
的・効率的な手法を提案・実施すること。なお、SNS のアカウントとパスワー
ドは、契約履行完了後、本市へ返却すること。
(イ)パンフレットの作成
受託者は、施設案内のパンフレット(A4 カラー三つ折り程度以上のもの)
を 2,000 部以上作成すること。内容については、事業実施主体と協議をするこ
と。
(ウ)広報にあたっての注意事項
広報にあたっては、実施前に必ず事業実施主体と協議すること。
ウ 実施体制
受託者は、本業務の実施にあたり、次の(ア)から(ウ)の人員を配置する。な
お、各人員の役割分担については、本市の承認のもと、見直し可能なものとする。
※提案の際に予定する人員の氏名及び役割に対応した肩書、略歴を記載すること。
(ア)マネージャー
マネージャーは、起業・創業に深い見識を有し、起業・創業に関する広範な
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相談に対応するほか、aの役割に記載する K-NIC の施設運営・管理総括等を主
たる業務とする人材とする。
a 役割
(a)起業家等の相談対応
(b)支援人材の割当・支援機関(※)の紹介
(c)イベント等の企画・実施
(d)起業家等のネットワーク形成・ビジネスマッチング支援
(e)連絡会等の開催
(f)施設運営・管理総括業務
(g)会員情報の管理
(h)報告書の作成
(i)その他必要となる業務
※支援機関とは、創業支援施設やインキュベーション施設、金融機関、自
治体等の起業家等を支援する機関とする。
b 求められる知識・経験
(a)起業・創業や企業の成長支援に関する知識、経験を有すること
(b)支援人材や支援機関とのネットワークを有すること
c 人数
1 人以上常駐
d 配置時間
12 時 30 分から 21 時 15 分まで(休憩時間中に不在とすることや、人員を
途中で交代することは可とする。)
(イ)スタッフ
スタッフは、a の役割に記載する K-NIC の施設運営・管理等を主たる業務と
する人材とする。
a 役割
(a)利用者受付
(b)会員情報の登録及び更新
(c)施設の利用管理
(d)支援機関からの K-NIC を会場とするイベント等開催希望の受付、調整、
要件審査
(e)マネージャーや支援人材との面談希望受付、調整
(f)SNS 等での情報発信
(g)イベント等の広報、集客
(h)連絡会等開催に係る調整、運営
(i)支援人材、セミナー講師等への謝礼支払
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(j)その他必要となる業務
b 人数
2 人以上の常駐を基本として、イベント等実施時など利用者が多い時間帯
は必要に応じて補助員を追加で配置する。
c 配置時間
12 時 30 分から 21 時 15 分まで(休憩時間中に不在とすることや、人員を
途中で交代することは可とする。)
(ウ)支援人材
支援人材は、aの役割に記載する専門的な見地から起業家等の相談対応を行
う人材とする
a 役割
・起業家の事業計画策定支援
・起業に係る法律・税務面等における手続き支援
・投資家や金融機関等からの資金獲得に向けた支援 等
b 求められる知識・経験
起業経験者、投資家(VC)もしくはインキュベーションマネージャー経
験者、知財、税務、法務、労務、行政手続、登記、財務・金融その他業務
実施にあたり必要な分野の知識を有し、起業・創業や企業の成長支援に関
する経験があること。
c 人数
(a)起業経験者、投資家もしくはインキュベーションマネージャー経験者
8 名以上(うちサポーター(*)4 名以上)
(b)知財、税務、法務、労務、行政手続、登記、財務・金融
各 6名以上(うちサポーター(*)3 名以上)
(c)その他業務実施にあたり必要な分野
必要人数
(*)サポーター
支援人材のうち、K-NIC の趣旨に賛同し、起業家の発掘・育成の観点か
ら謝礼を伴わずに起業家等の相談対応や K-NIC 運営に協力が可能な人材
をサポーターとする。受託者は、事業実施主体の了解の基、より多くのサ
ポーターとのネットワークを構築し、経済合理的な支援体制を提案する
ものとする。なお、サポーターによる支援は、効率的な時間運用による支
援となるよう、インターネット回線を活用した相談対応も可能とする。委
託業務開始後も、受託者は事業実施主体とともに積極的にリクルーティ
ングを行い、サポーター数を充実させること。
d 配置時間
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支援人材(サポーターを含む)は、マネージャーが起業家のニーズや状況
に応じて行う個別のマッチングに対応するほか、週 8 時間以上を基準に K-
NIC に配置し、利用者の対応を行う。
e 謝礼
支援人材への謝礼については、次のとおりとし、受託者の負担とする。
(a)支援人材(有償)
1 名につき1回(4時間程度)30,000 円を基本とする。
(b)サポーター
交通費程度の支給を基本とする。
f NEDO 及び財団の支援人材の活用
受託者は、受託者が自ら確保する支援人材のほか、NEDO 及び財団が有す
る支援人材を必要に応じて活用できることとする。なお、活用にあたって
は、受託者の費用負担とし、NEDO または財団と手配等について別途調整を
行うものとする。
エ 起業家等の相談対応等
起業家等が K-NIC を利用する際には、次の事務フローとする。
(ア)マネージャーによる起業家等の相談対応
マネージャーは、起業家等の状況やニーズを聞き取り、起業家等の抱える課
題の整理を行うとともに、適切な助言を行う。課題やニーズが専門性の高い内
容に及ぶ場合は、適切な支援人材を紹介して助言につなげるとともに、国や事
業実施主体のほか、支援機関の支援施策等が活用可能な場合は紹介を行う。相
談対応は、より多くの起業家等に対応可能となるよう適切な相談時間を設定
起業家等の相談対応等事務フロー図
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して実施すること。
(イ)支援人材による起業家等への相談対応
支援人材は、マネージャーが実施したヒアリング結果を基に、起業家等が抱
える課題やニーズについて、自らの起業経験、知財、税務、法令等の知識に基
づく専門的見地から助言を行う。助言にあたっては、インターネット回線を活
用して行うことも可とする。なお繁忙時や起業家等から要望があった場合に
は、マネージャーを介さず直接対応を行うことも可能とする。
オ イベント等の開催
受託者は、次の(ア)から(イ)に定めるイベント等を開催すること。なおイベ
ントは、研究開発型の起業家と、事業会社や投資家等とのマッチングにつながる企
画を中心として、提案すること。なお、会場の使用は(イ)に定めるイベントを優
先すること。
(ア)受託事業者の自主事業の実施
a 実施内容
(a)イベント等の企画・実施
起業家等が、起業・創業に関する情報や資金の獲得、支援人材・事業会
社等とのネットワーク構築を行うことを目的としたイベント等を企画し、
本市の承諾を得た上で、講師との交渉、広報、参加受付、当日の運営まで
を行う。合計 4回開催することとし、うち 1回はオープニングセレモニー
(3月 18 日)として、同日の午前中は事業実施主体の長などが一堂に会す
るセレモニーを実施するとともに、同日の午後は K-NIC を国内の起業家、
ベンチャー企業、投資家、事業会社等に広く周知することに資するイベン
トを提案・実施すること。
(b)起業家等のネットワーク形成・ビジネスマッチング支援
イベント等には、利用者と様々な支援人材や支援機関、起業家等と協業
を希望する事業会社等とのネットワーク形成・ビジネスマッチングが促進
される取組を含むことを基本とする。
b イベント等に係るセミナー講師等の謝礼
イベント等に係る講師謝礼は、1名あたり 30,000 円を基本とし、受託者の
負担とする。
c イベント等の参加受付
受託者は、より多くの参加申込を見込むことができる手法を提案すること。
d イベント等に係る参加者からの費用徴収
参加者の受講料等は無料を基本とするが、本市の承諾を得た場合は、資料
代等の実費相当額を徴収することを可とする。
(イ)事業実施主体が主催するイベント等
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事業実施主体が K-NIC において実施する起業に関するイベント等につき、
受託者は次の業務を行うこと。
a SNS 等による広報
b 会場設営・受付の補助
カ 利用者のネットワーキング支援
受託者は、イベント等の開催中に限らず、利用者同士の交流を活性化するために、
マネージャーや支援人材等が利用者に声かけを行う等、利用者のネットワーキン
グに資する取組を提案すること。
キ カフェスペースの運営
受託者は、カフェスペースに飲料自販機(カップ形式のドリップコーヒーが望ま
しい。また機材の外観は茶色、黒色等の落ち着いた色調とする。)等を設置すると
ともに、利用者の交流が促進されるよう、必要な機器の設置やサービスの利用等に
より音楽を流すなどの仕掛けや雰囲気づくりを提案すること。
(2)(1)を実施するため、施設の安定的・継続的な運営管理に関する項目
ア 業務責任者の設置
(ア)業務責任者
受託者は、契約締結後、業務責任者を定め設置するとともに、その氏名、連
絡先、経歴、実績を本市に報告すること。
(イ)副業務責任者
受託者は、業務責任者に緊急の事態があった場合に備え、これに代わるもの
を設置するとともに、その氏名、連絡先、経歴、実績を本市に報告すること。
イ 事業実施主体との緊密な連携
(ア)事業実施主体との調整
受託者は、事業実施主体と密な連絡体制を構築し、定期的に報告・連絡・相
談を行うこと。緊急の事態が発生した場合は、速やかに事業実施主体に連絡を
行い、その指示に従うこと。なお、事業の全体調整や事業企画を担うとともに、
事業実施主体間の調整役として、財団からマネジメント担当職員を別途配置
する。
ウ 連絡会の開催
(ア)実施内容
受託者は 2週間に 1回程度、事業実施主体との連絡会を開催すること。連絡
会では、本業務の進捗状況の報告・協議等を行い、情報共有化を図ること。連
絡会の次第等は、受託者がこれを作成するとともに、連絡会の議事録を作成し、
本市に提出すること。
(イ)開催時期
マネジメント担当職員との調整による。なお、事業実施主体が、連絡会の開
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催を受託者に対し要請した場合は、速やかにこれに応じること。
(ウ)開催場所
原則として、K-NIC で開催する。
(エ)連絡会の構成員
連絡会は、原則として、事業実施主体、受託者及びその他必要な人員で構成
する。
エ 電話等の問い合わせ対応
(ア)電話回線整備
受託者は、本業務に使用する専用の電話回線を整備すること。受託者は、営
業時間内は電話対応可能な状態とすること。また、緊急の場合にも速やかな対
応が出来るよう、連絡体制を整えること。(IP電話や携帯電話等、回線の種別
は問わない。)
(イ)E-mail 等の整備
受託者は、(ア)に加えて、本業務の問い合わせ対応用の通信環境(E-mail
等)を整備すること。なお、問い合わせ者(質問者)への返信については、必
要に応じ、その回答内容について、事業実施主体と協議を行った上で回答する
こと。
オ 損害保険への加入
K-NIC の運営にあたり、必要となる損害保険に加入すること。
(3)本業務を執行するために必要な経費負担
ア 受託者が、K-NIC を効率的かつ効果的に活用するために必要と判断する消耗品等
購入の経費
イ K-NIC において提供する起業・創業に関する関連書籍や雑誌等の購入経費
受託者は、施設内において、起業・創業に関する関連書籍や雑誌等を 30冊以上
収集・配架し、利用者が閲覧できるようにすること。
ウ 問合せ対応用の電話やメールアドレス利用等に伴うインターネット経費
エ 運営に必要となる事務機器(パソコン、プリンター、FAX、コピー機類)の整備
に係る経費
オ 利用者の利用に供するコピー機等の整備に係る経費。実費相当額を限度として、
利用者から利用料等を徴収することは可とする。なお、可能な限り、現金のやり取
りが生じない電子マネー等に対応した機種を導入すること。
(4)その他事項
ア K-NIC の什器・備品の管理に関すること
受託者は、別紙3「貸与備品一覧(予定)」に記載の什器・物品につき、適切に
管理すること。また、破損・損傷等があった場合は、速やかに事業実施主体に報告
すること。
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なお、K-NIC 内に委託費あるいは受託者の負担によって什器を購入・設置する場
合は、事前に事業実施主体と協議を行うこと。
イ 各種調査、施設内視察に関すること
事業実施主体から施設の利用状況等に関する調査があった際は、これに協力す
ること。また、行政機関等からの視察依頼があった場合は、事業実施主体に報告の
上、誠意を持って対応すること。
ウ 事業会社等からの協賛の扱い
イベント等の開催において、事業会社等から副賞等の協賛を得て、ベンチャーや
利用者に対して供することは可とする。
5 受託者の責務
(1)本業務は、本市、NEDO、財団の3者がイノベーションの創出による経済の活性化と
雇用の拡大につなげることを目的に実施するものであり、受託者は、この趣旨を十分
認識し、本業務を運営遂行すること。また、受託者は本業務の執行にあたり、不正な
行為をするなど、本市、NEDO、財団の信用を失墜する行為をしてはならない。
(2)受託者は、本業務を行うために提供された施設又は備品を本業務以外の目的で使用
してはならない。
(3)施設内のセキュリティ及び個人情報の取扱いについては、十分に注意を図ること。
(4)受託者は本業務の実施にあたり、各種法令等を遵守し、建築基準法、消防法等の手
続きが必要な場合は、本市に協力すること。
(5)受託者は、契約期間終了時に、次年度以降に引き継ぐべき事項を書面にて作成する
とともに、会員情報のデータ等を本市に提供すること。
6 提出書類
(1)事業計画書
(2)着手届
(3)管理・主任技術者届
(4)労働者名簿
(5)労働者の履歴者(業務に必要な免許等の写し)
(6)就業規則その他関係する規定
7 所有権・著作権の帰属
本委託契約により受託者が作成、本市に納入した物件等の所有権、著作権(著作権法
第 27 条及び第 28 条の権利を含む)については、本市に帰属する。
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8 損害賠償責任
受託者及び業務従事者等が故意又は過失により、本市、NEDO、財団又は第三者に損害を
与えた場合、その賠償責任を負うこととする。
9 業務報告
受託者は、業務終了後、速やかに、本市の担当者と協議の上で、履行状況をまとめた最
終業務報告書を本市へ提出すること。
10 その他
本仕様書に定めのない事項又は本仕様書の定める事項に関し、疑義等が生じた場合
は、事業実施主体と受託者において協議を行い定めるものとする。
11 問い合わせ及び書類提出先
川崎市経済労働局イノベーション推進室創業担当
〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11-2フロンティアビル10階
電話 044-200-2334 FAX 044-200-3920
別紙2 K-NICレイアウト(予定)
長机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
A K-NIC入口5階EV
ロッカー室
ハイカウンター
椅
子
動線
自販機 ゴミ箱カフェ
冷蔵庫
長机
椅
子椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
長机
椅
子椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
長机
椅
子椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
I イベントスペース
最大席数102席
モニター
モニター
Fセミクローズ型
ブース
モニター
複写機
長机
椅子
椅子
椅子
椅子
長机椅子
椅子椅子
椅子
椅子
椅子椅子
椅子
モニター
棚
棚
机
ソファ
ソファ
B 受付
可動式
可動式
パンフ用ラック
G
クローズ
型
J 休憩
机
椅
子
研修机
研修机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
C 事務室
パンフ用 傘立て 傘立て
傘立て
パンフ用ラック
カフェ
テーブル
カフェ
テーブル
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
机
椅
子
椅
子
椅
子
椅
子
E コワーキングスペース
D 相談ブース
E コワーキングスペース(個人用)
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
研修机
H カフェスペース
机
椅
子
机 椅 子
別紙3 貸与備品一覧(予定)
NO. 品名 メーカー 規格・型式 数量 単位
1 パンフレットラック イトーキ VBCV-013NB-Z5 3 台
2 傘立て イトーキ VWF-302 2 台
3 受付用ハイカウンター イトーキ NJN-859B-98T2 1 台
4 ハイチェア イトーキ KKC-990GB-T4T1 2 脚
5 ミーティングチェア オカムラ 81R2DZ-FFW1 182 脚
6 ミーティングチェア専用ドーリー オカムラ 8114DS-Z32 4 台
7 事務用チェア アイリスチトセ BIT-EX43LO-F 3 脚
8 事務机 イトーキ CZR-127CBS-998 3 台
9 研修用長机 イトーキ THX-184PKX1-98 27 台
10 ホワイトボード プラス PWJ-2718-DSK 428-194 15 台
11 配線付テーブル(W1800) イトーキ DDC-189WF-Z598 4 台
12 配線付テーブル(W1500) イトーキ DDC-159WF-Z598 6 台
13 配線付テーブル(W2000) イトーキ JP-2012HWA-TW 4 台
14 ハイテーブル イトーキ JWL-189GEH-TT 2 台
15 ポータブルステージ(W7200) イトーキ PLPS-200-A 3台幕板付 1 式
16 講演台 プラス MW-252 69-408 2 台
17 本棚 イトーキ PCH-DF01-4LS-23 2 台
18 キャビネット イトーキ HFM-108HGN-W9 2 台
19 50型ディスプレイ シャープ AQUOS/4T-C50AJ1 4 台
20 70型ディスプレイ シャープ AQUOS/LC-70US4 2 台
21 ディスプレイスタンド サンワ 100‐PL008 6 台
22 3人掛けソファ イトーキ LNH-13C15-L6 2 台
23 センターテーブル イトーキ TUK-1264-97 1 台
24 プロジェクター(壁掛式) エプソン EB-710UT 1 台
25 ポータブルPAシステム ヤマハ STAGEPAS 400BT 1 台
26 ワイヤレスチューナー JVC WT-904-B 1 台
27 ワイヤレスマイク JVC WM-P970 4 本
※上記の貸与備品はあくまで予定です。品名や数量については変更になる場合があります。