Transcript
  • FRONT COVER(logo, country name, ADP name,

    child photo, child’s name)

    page

    1

    Gulele Addis Ababa, EthiopiaPROGRESS REPORTPROGRESS REPORT

    Annual ProgramAnnual Program20162016

    2016年 プログラム近況報告 エチオピア ゴンダール・ズリア地域開発プログラム

    タファチ・アンダージーゴンダール・ズリア地域開発プログラム マネージャー

     ゴンダール・ズリア地域の住民を代表して、皆さまの温かいご支援に心より感謝申し上げます。ご支援により、最も弱い立場に置かれている子どもたちとその家族を支える働きを進めることができています。今年の大きな成果は、妊娠中の女性と乳幼児の健康状態を改善できたことと、家の近くで安全な水を入手できるようになったことです。地域が直面している最大の課題は、急に地域を離れる子どもたちが多いことです。親が仕事を求めてほかの地域に移ることになり、家族もともに引越さなくてはならなくなるケースが多いのです。子どもたちへの支援を決断してくださり、継続的に私たちの活動を支えて下さっている皆さまに、今一度お礼申し上げます。

    ご支援によりゴンダール・ズリア

    地域の子どもたちの生活が

    改善しています

    ご支援によりゴンダール・ズリア

    地域の子どもたちの生活が

    改善しています

  • IMPACT STORY

    CONTACT DETAILS CHILD ID

    page

    8

    健康状態が改善しましたより安全な環境で出産できるようになってきています。2,550人の妊婦が、助産師の立ち会いのもとで安全に出産しました。赤ちゃんの健康についての産前教育プログラムとの相乗効果で、分娩時のトラブルによる新生児死亡率が低下しました。

    地域の人々の中で大切に保護されて成長しましたお互いを思いやる心が育っています。子どもたちが自分たちの権利について学び、他者に対する思いやりの心を育むために、子どもクラブが結成されました。幼い子どもたちが道路を安全に渡れるよう、交通安全グループも組織されました。グループの活動に参加した250人の子どもたちの安全が守られました。

    教育を受けました子どもたちの読み書きの能力が向上しています。数カ所の村で読書キャンプが開催され、参加した2,800人以上の子どもたちの読み書きの能力が向上しました。この結果、学年末試験に合格した生徒の数が、昨年よりも300人増えました。

    価値ある存在として尊重され愛情を受けました子どもたちが道徳的価値観を身につけています。学校に道徳クラブが創設され、約50人の子どもたちが問題解決の方法と平和構築について学びました。参加した子どもたちは、自分や仲間が学校で直面する問題の解決に取り組み始めています。

    ご支援により、ゴンダール・ズリア地域の      子どもたちの生活に多くの変化がもたらされました

    2016年のゴンダール・ズリア地域での主な成果2016年のゴンダール・ズリア地域での主な成果

    Begena

    Kirar

  • CWBA SUMMARY(Enjoy good health, etc..))

    page

    7

    「新しい読書キャンプ*のおかげで、子どもたちの読み書きの能力が向上しています。ワールド・ビジョンによる啓発を通して、地域の人々は読み書きの重要性を認識するようになりました。」*子どもたちの読み書きの能力を伸ばすための課外活動。

    モゲスさん(地域の教育担当官)

    「家でいろいろな食材を生産できるようになりました。今では、庭で採れた野菜や、卵も家族で食べています。とても嬉しいですし、健康になりました。」

    サムラウィトちゃん(12歳)

    「家族全員が家の近くで安全な水を入手できるようになり、汚い水が原因で感染する病気に以前よりもかかりにくくなりました。水汲みの時間が短縮され、生徒たちは授業に出席する時間が十分に取れるようになりました。」

    ワークネシュちゃん(15歳)

  • CHILD BIOEducation and Health

    (Tick box/Free Writing)

    page

    2

    小さな貯蓄が大きな変化に

    「農村部に住むほかの女性と同じように、私には貯蓄の習慣も知識もありませんでした。財産がないので融資してくれる銀行などなく、家族の中で何かお金が必要な問題が起こっても、誰からも援助を受けることはできませんでした。」4人の子どもを持つ母親のテワビさんは話します。

    「私はワールド・ビジョンの支援で村に設立された貯蓄グループに参加しました。グループのメンバーは21人で、信用取引や貯蓄について学びました。そして少額の融資を受け、小さなビジネスを始めました。また、上の息子の具合が悪くなり、命も危ないと告げられたことがありました。非常に心配でしたが、すぐに医療費のための融資を貯蓄グループに依頼することができました。私たちのような多くの女性は銀行からの融資は受けられませんが、貯蓄グループが支えてくれています。いざという時にほかの家族を助けられるよう、これからも貯蓄を続けていきます。」

    お問合せ先特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン電話:03-5334-5351(平日9:30~17:00) e-mail:[email protected]ホームページ:www.worldvision.jp

    プログラム番号:ETH-182258

    テワビさんと村の貯蓄グループの仲間

  • 会計報告   活動内容 

    プログラム支援額 (単位:円) チャイルド・スポンサーシップ当期支援額 前期からの繰越額 プログラム支援額合計 プログラム支出額 教育プロジェクト 食料確保プロジェクト 保健プロジェクト 水・衛生改善プロジェクト スポンサーシップ・マネジメント・プロジェクト プログラム支出額合計 次期繰越額

    65,517,654-6,683,36458,834,290

    12,766,956 8,797,858 4,402,754 18,988,181 15,761,584

    60,717,333-1,883,043

    エチオピア ゴンダール・ズリア地域開発プログラム (ETH-182258) 2015年度 (2014年 10月1日ー2015年 9月30日)

    教育プロジェクト ・読み書きレベルの向上・就学前教育の強化

    保健プロジェクト ・母子保健サービスへのアクセス向上・5歳未満児・妊産婦の栄養状態改善・HIV/エイズの母子感染予防

    食料確保プロジェクト ・収穫量の向上と栄養改善・地域の防災力の強化・貯蓄・融資グループの設立・運営・生産物の価値を高める取り組み

    水・衛生改善プロジェクト ・安全で十分な水へのアクセス改善・トイレへのアクセス改善・衛生習慣の改善

    スポンサーシップ・マネジメント・プロジェクト・手紙や成長報告を通したチャイルドとの交流・チャイルドの定期的なモニタリング・「子どもを中心とした開発」についての啓発活動

    fy16_ppr_eth_gondarzuriaETH182258エチオピア・ゴンダールズリア


Recommended