社会的養護における自立支援に関する資料
平成29年2月24日
第10回 新たな社会的養育の在り方に関する検討会参考資料1
1 自立支援計画について ・・・・・・・ P1
2 進学、就職の状況について ・・・・・・・ P12
3 児童養護施設運営ハンドブック【抜粋】 ・・・・・・・ P15
4 施設の人員配置の改善 ・・・・・・・ P17
5 措置費における教育費及び自立支援関係経費の改善 ・・・・・・・ P22
6 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)の概要 ・・・・・・・ P24
7 児童養護施設退所者等に対する自立支援資金貸付事業 ・・・・・・・ P26
8 身元保証人確保対策事業について ・・・・・・・ P28
9 退所児童等アフターケア事業について ・・・・・・・ P29
10 18 歳以降の措置延長制度について ・・・・・・・ P33
11 改正児童福祉法(18 歳以上の者に対する支援の継続) ・・・・・・・ P34
12 社会的養護自立支援事業について ・・・・・・・ P36
参考
条文(
自立
支援
計画
関係
)
◎児童福祉施
設の
設備
及び運
営に関する基
準(昭和
二十三
年厚生
省令第
六十三
号)
(養育)
第二十三条
乳児
院における養
育は、乳幼児の心身及び社
会性の
健全
な発
達を促進
し、その
人格
の形
成に資
することとなるもの
でなければ
ならない。
2~3
(略
)
(自立支援計
画の
策定
)
第二十四条の
二乳
児院
の長
は、第二十三条第一項の目
的を達成するため、入所
中の
個々
の乳
幼児
について、乳
幼児
やその
家庭の状況
等を勘
案して、その
自立を支援するための
計画
を策定
しなければ
ならない。
(生活支援)
第二十九条
母子
生活
支援
施設
における生活支援は、母子
を共
に入所
させ
る施設
の特
性を生
かしつつ、親
子関
係の
再構
築等
及
び退所後の
生活
の安
定が
図られ
るよう、個
々の母
子の家
庭生活
及び稼
働の状
況に応
じ、就
労、家
庭生
活及
び児
童の
養育
に関
する相談、助
言及
び指
導並
びに関
係機関
との連
絡調整
を行
う等の支
援により、その
自立
の促
進を目
的とし、か
つ、その
私生
活
を尊重して行
わなけれ
ばならない。
(自立支援計
画の
策定
)
第二十九条の
二母
子生
活支
援施設の長は、前条の目的
を達
成するため、入
所中
の個
々の
母子
について、母
子や
その
家庭
の
状況等を勘
案して、その
自立
を支援するための
計画
を策定
しなければ
ならない。
(養護)
第四十四条
児童
養護
施設
における養護は、児童に対して安定
した生活
環境
を整
えるとともに、生
活指
導、学
習指
導、職
業指
導
及び家庭
環境
の調
整を行
いつつ児童
を養育することにより、児
童の心
身の健
やか
な成
長とその
自立
を支
援することを目
的とし
て行わなけれ
ばならない。
(自立支援計
画の
策定
)
第四十五条の
二児
童養
護施
設の長は、第四十四条の目
的を達成するため、入所
中の
個々
の児
童について、児
童や
その
家庭
の状況等を勘
案して、その
自立
を支援するための計画
を策
定しなけれ
ばならない。
1
参考
条文(
自立
支援
計画
関係
)
(心理療法、生
活指
導及
び家
庭環
境の調
整)
第七十五条
情緒
障害
児短
期治
療施設における心理療
法及び生
活指導
は、児童
の社
会的
適応
能力
の回
復を図
り、児
童が
、当
該情緒障害
児短
期治
療施
設を退所
した後、健
全な社会
生活
を営むことが
できるようにすることを目
的として行
わなけれ
ばならな
い。
2(略)
(自立支援計
画の
策定
)
第七十六条
情緒
障害
児短
期治
療施設の長は、前条
第一項
の目的
を達
成するため、入
所中
の個
々の
児童
について、児
童や
そ
の家庭の状
況等
を勘
案して、その
自立
を支援するための計画
を策
定しなけれ
ばならない。
(生活指導、職
業指
導、学
科指
導及び家庭環
境の調
整)
第八十四条
児童
自立
支援
施設
における生活指導
及び職業
指導は、すべ
て児童
がその
適性
及び能
力に応
じて、自
立した社
会
人として健全
な社
会生
活を営
んでいくことが
できるよう支
援することを目
的として行
わなけれ
ばならない。
2~3
(略
)
(自立支援計
画の
策定
)
第八十四条の
二児
童自
立支
援施設の長は、前条第一項の
目的
を達成
するため、入
所中
の個
々の
児童
について、児
童や
その
家庭の状況
等を勘
案して、その
自立を支援するための
計画
を策定
しなければ
ならない。
◎里親が行う養
育に関
する最
低基
準(平成十四年九月五日厚生労働省
令第百
十六
号)
(自立支援計
画の
遵守
)
第十条
里親
は、児
童相
談所
長があらかじめ当該里
親並びにその養育する委
託児
童及
びその
保護
者の
意見
を聴
いて当
該委
託
児童ごとに作
成する自
立支
援計
画に従って、当該委
託児童
を養
育しなけれ
ばならない。
◎児童福祉法
施行
規則
(昭
和二
十三
年厚生
省令第
十一号)
※ファミリーホーム
第一条の二十
四養
育者
は、児
童相談所長があらかじめ当該養
育者並びにその養
育する委
託児
童及
びその
保護
者の
意見
を聴
いて当該
委託
児童
ごとに作
成する自
立支援
計画に従つて、当該委
託児童
を養
育しなけれ
ばならない。
2
●「児童養護
施設
等における入
所者の
自立支
援計画について」
(平成17年
8月
10日
雇児
福発
第0810001号厚
生労働
省雇用
均等・児
童家庭
局家庭
福祉
課長
通知
)<
抜粋
>
近年、児童
相談
所や
児童
福祉
施設等において、虐待
など複雑かつ深刻化
する子
どもの
問題
に対
応するために、子
どもと家
庭に
対する的確なアセスメント及
びこれ
に基
づいた適切
な自立
支援計
画の策
定が求
められ
ている。この
ため、児
童福
祉施
設最
低基
準
(昭和23年
厚生
省令
第63号
。以
下「最低基準」という。)を改正し、平成17年4月より、児
童養
護施
設等
の各
施設
長は
、入
所者
に
対して計画
的な自
立支
援を行
うため、個
々の入
所者に対する支援計
画を策定しなけれ
ばならないこととしたところである。この
自
立支援計画については
、児
童自
立支援計
画研究
会により検
討され、「子ども自
立支
援計
画ガイドライン(以
下、「ガイドライン」とい
う。)」として報
告され
たところである。これ
らを踏
まえ、児童養
護施設
等における入所
者の
援助
に係
る計
画について、下
記の
点に
留意しつつ、自
立支
援計
画を策
定し、入所
者の援
助向上
の観点
から、その
一層の
活用
を図
られ
たい。
なお、児童相
談所
においても、施
設入所
ケースについて、ガイドラインで示
された「子
ども家
庭総
合評
価票
」を積
極的
に活
用し、
適切な総合
診断
を行
い、施
設職
員等の関
係者と十分に協
議して援
助指針
を作
成することとされ
ているの
で留
意願
いたい。
おって、平
成10年
3月
5日
児家
第9号厚生省児
童家庭
局家庭
福祉課
長通知
「児童
養護
施設
等における入
所者
の自
立支
援計
画
について」及び平
成16年
5月
27日雇児福発第
0527001号厚生
労働省
雇用均
等・児童
家庭
局家
庭福
祉課
長通
知「乳
児院
における
自立支援計画
の策
定について」は
廃止
する。
記
第1
児童養護
施設
、乳
児院
、児
童自立支援施
設又は
情緒障
害児短
期治療
施設に入
所している子
どもに係
る自
立支
援計
画につ
いて 児童福
祉施
設に入
所中
の子
どもに対
する指導については、担当職
員のみ
ならず施
設長
を始
めとする職
員が
共同
して、生
活
指導、職業
指導
、家
庭環
境調
整等を行
っているところである。これ
らの実
施については
、入
所中
はもとより退
所後
についても継
続した対応
が求
められ
ていることから、子
どもの
自立支
援の視
点に立
った指導
の充
実や
、子
どもの
通学
する学
校、児
童相
談
所等関
係機
関との
連携
を図
りつつ、個々
の子
どもの状況
を十
分に把
握するとともに、情
報を共
有化
するための
ケース概
要を
基にケース検
討会
議等
で十
分に検
討し、個別
の子
どもについて自立
支援計
画を策
定し、これ
に基
づいた支
援を行
われ
たい。
この自
立支
援計
画は
、子
どもの施
設入所
時に策定
する方法に加
え、入所後
数か
月間
は、児
童相
談所
で作
成した援
助指
針を
自立支
援計
画として活
用し、子
どもを支
援した後にその効果
などについて評価
・検
討し、子
ども本
人、保
護者
、児
童相
談所
及
び関係
機関
の意
見や
協議
などを踏
まえ、策
定することも可
能である。このため、児
童相
談所
が作
成する援
助指
針は
、子
ども及
び保護
者の
意向
が十
分に尊
重され、施設と十分に協議されたもの
である必
要がある。また、自
立支
援計
画の
策定
後は
、計画
が適切
に実
施され
ているか
否か
について十分把
握するとともに、目
標の達成
状況
などか
ら支
援効
果について客
観的
な評
価を
3
行い、アセスメントや
計画
(課題
設定・目標設
定・援助
の方法
等)の
妥当性
などを検
証し、必
要に応
じて自
立支
援計
画等
の見
直
しを行うことが
重要
である。再
評価に際
しては、ガイドラインで示された「子
ども家
庭総
合評
価票
」等
を活
用しつつ、子
どもや
保
護者、児童
相談
所など関
係者
と連携
を図り、評
価の妥
当性や
信頼性
を確保することに留
意する必
要が
ある。また、子
どもの
い
わゆる問題
行動
や短
所の
指摘にとどまることの
ないよう留意
し、それ
までの間
の援
助が
子どもの
成長
や発
達に果
たした役
割
を評価するとともに、援
助に関
しさらに改善
の求められ
る部
分を発見することに主
眼を置
くことが
重要
である。
なお、当
該計
画の
書式
については、標準
的と考
えられ
る書式
を別
添1として添付
したの
で参
考にされ
たい。
第2
母子生活
支援
施設
の入
所者
に係る自立支
援計画について
母子生
活支
援施
設の
入所
者に対する支援については、担当職
員のみ
ならず施
設長
を初
めとする職
員が
共同
して、就
労、家
庭生活
及び子
どもの
養育
に関
する相談
及び助言
等各援
助領域
を通
じ、入所
中は
もとより退
所後
についても継
続的
な支
援を行
うことが必
要であるとともに、母子
家庭の
自立支
援の観
点に立
った支援
の充実
や、福
祉事
務所
、母
子自
立支
援員
、児
童家
庭
支援センター、母
子福
祉団
体、公共職業安
定所、子
どもの通
学する学校や
児童
相談
所等
関係
機関
との
連携
を推
進する観
点
から、入所
者個
別の
自立
支援
計画を策定されたい。
また、当
該計
画は
、入
所時
に福祉事務所、母子
自立支
援員等
と協議
の上、母
子自
身の
意見
・意
向を踏
まえて策
定し、以
後は
定期的
に福
祉事
務所
等関
係機関と協議
の上、再
評価
を行
うこと。再評
価に関
しては
、母
子の
問題
や短
所の
指摘
にとどまるこ
とのないよう留
意し、それ
までの間
の援助
が母親
の自立
及び子
どもの成長
や発達
に果
たした役
割を評
価するとともに、援
助に
関し、さらに改
善の
求められ
る部
分を発
見することに主眼
を置くこと。なお、当該
計画
の書
式については
、従
来か
ら各
施設
にお
いて策定
していた個
別処
遇計
画に所
要の修
正をすることでも足りるもの
であるが
、標
準的
と考
えられ
る書
式を別
添2として添
付したので参
考にされ
たい。
なお、最
低基
準においては
、母子生活支援
施設について、関係機
関との
連携
に係
る規
定(第
30条
の2)により、母
子生
活支
援施設
の長
は、福
祉事
務所
等関係機関
と密接に連携して、母
子の保
護及び生活
の支
援に当
たらなけれ
ばならないとされ
てい
るところであり、母
子生
活支
援施
設に入
所措置
を採
った福
祉事務
所にあっては、自
立支
援計
画の
作成
に関
し施
設か
ら意
見等
を求められ
た場
合には
協力
するよう努められたい。
4
5
(記載要領)
1「本人の
意向」及び「保護者の意向」には、本人や保護者がどのようなニーズを持ち、どのような支援・治療を望んでいるのかなどについ
て記入する。また、具体的な支援・治
療ニーズ・内容・方法などについての要望がある場
合には、その内容を記入すること。ただし、乳幼児
の場合には「本人の意向」を省略することは差し支えないが、可能な限り聴取すること。
なお、本人
と保護者との意向が異なる場合には、それが明確となるよう記入する。
2「支援方
針」については、アセスメントの結果や総合診断及び施設における支援状況から明らかになった支援ニーズに基づき到達したい
と考えている内容や方向性などについて記入する。
※支援する側の視点で記入する。
3ケースの状況によって異なるが、「長期目標」は概ね6ヶ月~2年程度
で達成可能な目標を設定する。「短期目標」は概ね1~
3ヶ月程度
で達成したり進展するような目標を設
定する。
「長期目標」を達成するためにより具体的な目標として「短期目標」を設定する。
4「支援上
の課題」については、アセスメントの結果や総合診断から明らかになった優先的・重点的課題について、優先度の高いものから具
体的に記入する。
5「支援目
標」については、「支援方針
」の内容を踏まえ、「支援上の課題」に対する具体的な支援目標を記入する。
6「支援内
容・方法」については、支援
目標を達成するための支援内容・方法について、回数や頻度などを含めできるだけ具体的に記入す
ること。
7「評価」については、計画作成者(担
当者)が中心になって、職員による行動観察、評価票をはじめとした客観的評価
、子ども本人の自己
評価などの資料に基づき、達成状況などについて、ケース検討会議などにおいて、関係職員と検討の上、行う。
なお、子
どもや保護者に計画書を必要に応じて開示することから、この欄の記入内容については、簡潔
でわかりやすいこととし、別紙
(例:月間評価票などのようなもの)にその詳細な内容について記載するなどの工夫を凝らすことも必要である。
8特記事項
欄には、通信・面会の制限
状況や関係機関との連携状況など特記すべき事
項について記入する。
9必要な内容は、様式の枠にこだわらず、枠を広げるなど工夫して記入すること。
※自立支援計画の見直しを行う場合には、その都度新たな用紙に策定すること。
6
7
8
(記載要領)
1総括的事
項①
自立支援計画(母
子生活支援施設)は、施
設長、担当職員だけでなく、支援にあたる職員
全体で合議の上策定することが望ましいこと。
②策定に当たっては福祉事務所・母
子相談員と十分協議するとともに、その他関係機関
と所要の協議を行うこと。
③計画に基づいた実践の経過を記録し、定期的に再評価を行い、再評価に基づいて次期の計画を策定すること。
2「子どもの
状況」欄
就学及び就職の状況、心身の状態
、特に抱える問題等について記載すること。
3「措置理
由」欄
措置権者が施設入所措置を採った理由を簡潔に記載すること。
4「課題」欄
記入日時点で母子が抱えている課題を、当面解決すべきものと中・長期的な課題に分けて記載すること。
5「母子・関
係者意見」欄
①「課題」欄に記載した事項に対する母子等の意向・意見を記載すること。
②母子から聴取する際には、受容的、非審判的態度で接し、プライバシーに配慮するとともに、話しやすい環境を整えることが重要
である
こと。
③子どもの意向聴取は、必要に応じ、母の同意を得た上、母とは別個に行うこと。
④母子からの聴取に協力が得られない場合は、その旨記載して空欄とすること。
6「自立支
援目標」欄
「課題」欄や「母子・関係者意見」欄
を参考にして、次期計画までの間の母子の自立支援
目標(一般)について記載すること。
7「再評価
の実施予定日」欄
次期、再評価を行う予定時期を記入すること。
8「各領域
の具体的支援目標及び方法」欄
「自立支援目標」を実現するための領域別具体的支援目標及び方法(関係機関との連携のあり方を含む)について記載すること。
9「再評価
」欄
再評価を行った際に、各領域の具体的支援目標についての達成状況を記入すること。
9
児童養護施設運営指針
<抜粋>
第Ⅱ部
各論
3.自立支援計
画、記
録
(1)アセスメントの
実施
と自
立支
援計画の
策定
①子どもの心
身の
状況
や、生
活状
況等
を正確に把握するため、手
順を定めてアセスメントを行
い、子
どもの
個々
の課
題を具
体的
に明示する。
・児童相談所
との
話し合
いや
関係
書類、子
ども本人
との面
接などで、子どもの
心身
の状
況や
生活
状況
、保
護者
の状
況など家
庭
環境、学校
での
様子
などを必
要な情報
を収集
し、統一した様式に則って記
録する。
・把握した情
報を総
合的
に分
析・検
討し、課題
を具体
的に明示
する。
・アセスメントは
、子
どもの
担当
職員
をはじめ、心理
療法担
当職員、家
庭支援
専門
相談
員などが
参加
するケース会
議で合
議して
行う。
②アセスメントに基
づいて子
ども一
人一人
の自立
支援計
画を策定するための体制
を確
立し、実
際に機
能させ
る。
・自立支援計
画策
定の
責任
者(基幹的
職員等)を設
置する。
・児童相談所
と援
助方
針等
について打
ち合
わせ、自
立支援
計画に反
映させ
る。
・また、策定
した自
立支
援計
画を児
童相談所に提出し、共
有する。
・自立支援計
画は
、ケース会
議で合
議して策
定する。
・自立支援計
画には
、支
援上
の課
題と、課題
解決のための支援
目標と、目標達
成の
ための
具体
的な支
援内
容・方
法を定
める。
・支援目標は
、子
どもに理
解できる目標として表現
し、努力目
標として子
どもに説
明する。
・策定された自
立支
援計
画を、全
職員
で共
有し、養育
・支援
は統一
かつ統合
されたもの
とする。
③自立支援計
画について、定
期的
に実施
状況の
振り返りや評価
と計画
の見直
しを行
う手
順を施
設として定
め、実
施する。
・自立支援計
画の
見直
しは
、子
どもとともに生活
を振り返り、子
どもの意
向を確認
し、併
せて保
護者
の意
向を踏
まえて、それ
らを
反映させつつ、子
どもの
最善
の利益
を考
慮して行
う。
・計画の見直
し時
には
、支
援方
法を振り返り、自己
評価し、支援の
成果について分析
、検
証を行
い、専
門性
や技
術の
向上
に努
め
し、施設
全体
の支
援の
向上
に反
映させ
る仕組
みを構築する。
・アセスメントと計
画の
評価
・見
直しは、少
なくとも半年ごとに定期的
に行い、かつ緊
急の
見直
しなど必
要に応
じて行
う。
10
(2)子どもの養
育・支
援に関
する適
切な記録
①子ども一人
一人
の養
育・支
援の
実施状
況を適切に記録する。
・入所か
らアフターケアまでの
養育・支援の
実施状
況を、家
族及び関係機
関との
やりとり等
を含
めて適
切に記
録する。
・記録内
容について職
員間
でばらつきが
生じないよう工
夫する。
②子どもや保
護者
等に関
する記
録の管
理について、規程
を定
めるなど管
理体制
を確
立し、適
切に管
理を行
う。
・記録の
管理
について個
人情
報保護と情
報開示
の観点
から、研修
を実施する。
・守秘義
務の
遵守
を職
員に周
知する。
③子どもや保
護者
等の
状況
等に関
する情報
を職員
が共有するための具体
的な取
組を行
う。
・施設における情
報の
流れ
を明
確にし、情
報の分
別や必
要な情報
が的確に届く仕
組み
を整
備する。
・施設の
特性
に応
じて、ネットワークシステム等
を利用
して、情報
を共
有する仕組
みを作
る。
11
進学
就職
その他
大学等
専修学校等
児童養護施
設児
1,800人
200人
11.1%
219人
12.2%
1,267人
70.4%
114人
6.3%
うち在籍児
293人
52人
17.7%
50人
17.1%
142人
48.5%
49人
16.7%
うち退所児
1,507人
148人
9.8%
169人
11.2%
1,125人
74.7%
65人
4.3%
(参考)全
高卒者
1,064千
人580千
人54.5%
239千
人22.5%
189千
人17.8%
56千
人5.3%
児童養護施設
児は家庭福祉課調べ(「社会的養護の現況に関する調査」)。
全中卒者・全高卒者は学校基本調査(平成27年5月1日現在)。
※「高校等」
は、高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校
※「大学等」
は、大学、短期大学、高等専門学校高等課程
※「専修学校
等」は、学校教育法に基づく専修学校及び各種学校、並びに職業能力開発促進法に基づく公共職業訓練施設
②高
等学
校等
卒業
後の
進路
(平成26年度末に高等学校等を卒業した児童のうち、平
成27年5月1日現在の進路)
①中
学校
卒業
後の
進路
(平成26年度末に中学校を卒業した児童のうち、平成27年5月1日現在の進路)
進学
、就職の状況
進学
就職
その他
高校等
専修学校等
児童養護施
設児
2,462人
2,343人
95.2%
45人
1.8%
45人
1.8%
29人
1.2%
(参
考)全
中卒者
1,175千
人1,157千
人98.5%
4千人
0.3%
4千人
0.3%
9千人
0.8%
高校
進学
率は
高く
なっ
たが、高校
卒業後
の進路は
、一般
に比べ
進学
率は
低く
、就
職が
多く
なっ
ている
。
③措
置延
長の
状況
(予
定を含む)
4月1日
から
6か月未満
20歳
に到達
するまで
その
他
127人
95人
71人
12
進学、就職の状況の推移(児童養護施設・里親)
①中
学校卒
業後の進
路(各年度末に中学校を卒業した児童のうち、翌年度5月1日現在の進路)
平成22年度
(H
23
.5
.1
)平成23年度
(H
24
.5
.1)
平成24年度
(H
25
.5
.1)
平成25年度
(H
26
.5
.1)
平成26年度
(H
27
.5
.1)
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
児童養護施
設児(単位:人)
2,538人
100.0%
2,530人
100.0%
2,496人
100.0%
2,388人
100.0%
2,462人
100.0%
進 学高校等
2,376人
93.6%
2,377人
94.0%
2,366人
94.8%
2,279人
95.4%
2,343人
95.2%
専修学校等
52人
2.1%
42人
1.7%
46人
1.8%
43人
1.8%
45人
1.8%
就職
49人
1.9%
64人
2.5%
53人
2.1%
30人
1.3%
45人
1.8%
その
他61人
2.4%
47人
1.9%
31人
1.2%
36人
1.5%
29人
1.2%
里親委託児
(単位:人)
250人
100.0%
272人
100.0%
280人
100.0%
278人
100.0%
310人
100.0%
進 学高校等
241人
96.4%
253人
93.0%
268人
95.7%
262人
94.2%
297人
95.8%
専修学校等
2人
0.8%
8人
2.9%
3人
1.1%
6人
2.2%
4人
1.3%
就職
4人
1.6%
5人
1.8%
3人
1.1%
6人
2.2%
6人
1.9%
その
他3人
1.2%
6人
2.2%
6人
2.1%
4人
1.4%
3人
1.0%
(参考
)全
中卒
者(
単位:
千人
)1,228千
人100.0%
1,177千
人100.0%
1,185千
人100.0%
1,193千
人100.0%
1,175千 人
100.0%
進 学
高校
等1,203千
人98.0%
1,156千
人98.2%
1,166千
人98.4%
1,173千
人98.4%
1,157千 人
98.5%
専修
学校等
5千
人0.4%
4千
人0.4%
5千
人0.4%
4千
人0.4%
4千
人0.3%
就職
5千
人0.4%
4千
人0.4%
4千
人0.3%
4千
人0.4%
4千
人0.3%
その
他14千
人1.2%
12千
人1.0%
11千
人0.9%
10千
人0.8%
9千
人0.8%
家庭福祉課調べ(「社会的養護の現況に関する調査」)。
全中卒者は学校基本調査。
※「高校等」は、高等学校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校
※「専修学校等」は、学校教育法に基づく専修学校及び各種学校、並びに職業能力開発促進法に基づく公共職業訓練施設
13
進学
、就職の状況の推移(児童養護施設・里親)
②高
等学校
等卒業後
の進
路(各年度末に高等学校等を卒業した児童のうち、翌年度5月1日現在の進路)
平成22年度
(H
23
.5
.1)
平成23年度
(H
24
.5
.1)
平成24年度
(H
25
.5
.1)
平成25年度
(H
26
.5
.1)
平成26年度
(H
27
.5
.1)
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
児童養護施設児(単位:人)
1,600人
100.0%
1,543人
100.0%
1,626人
100.0%
1,721人
100.0%
1,800人
100.0%
進 学大学等
191人
11.9%
169人
11.0%
200人
12.3%
197人
11.4%
200人
11.1%
専修学校等
177人
11.1%
170人
11.0%
167人
10.3%
193人
11.2%
219人
12.2%
就職
1,112人
69.5%
1,087人
70.4%
1,135人
69.8%
1,221人
70.9%
1,267人
70.4%
その他
120人
7.5%
117人
7.6%
124人
7.6%
110人
6.4%
114人
6.3%
里親委託児(単位:人)
174人
100.0%
204人
100.0%
228人
100.0%
270人
100.0%
270人
100.0%
進 学大学等
45人
25.9%
41人
20.1%
46人
20.2%
63人
23.3%
74人
27.4%
専修学校等
25人
14.4%
40人
19.6%
56人
24.6%
54人
20.0%
59人
21.9%
就職
86人
49.4%
96人
47.1%
105人
46.1%
129人
47.8%
115人
42.6%
その他
18人
10.3%
27人
13.2%
21人
9.2%
24人
8.9%
22人
8.1%
(参考
)全
高卒
者(
単位:
千人
)1,069千
人100.0%
1,061千
人100.0%
1,088千
人100.0%
1,047千
人100.0%
1,064千
人100.0%
進 学
大学
等581千
人54.3%
572千
人53.9%
579千
人53.2%
563千
人53.8%
580千
人54.5%
専修
学校等
246千
人23.0%
245千
人23.1%
258千
人23.7%
242千
人23.1%
239千
人22.5%
就職
167千
人15.7%
172千
人16.2%
184千
人16.9%
183千
人17.4%
189千
人17.8%
その
他75千
人7.1%
72千
人6.8%
68千
人6.3%
60千
人5.7%
56千
人5.3%
家庭福祉課調
べ(「社会的養護の現況に関する調査」)。
全高卒者は学校基本調査。
※「大学等」は
、大学、短期大学、高等専門学校高等課程
※「専修学校
等」は、学校教育法に基づく専修学校及び各種学校、並びに職業能力開発促進法に基づく公共職業訓練施設
14
67
(9)学習・進学支援、就労支援
≪運営指針の記述≫
① 学習環境の整備を行い、学力等に応じた学習支援を行う。
・ 不適切な学習環境にいた子どもが多いことを踏まえて、その学力に応じて学習の機
会を確保し、よりよき自己実現に向けて学習意欲を十分に引き出す。
・ 公立・私立、全日制・定時制にかかわらず高校進学を保障する。また、障害を有す
る子どもについては特別支援学校高等部への進学を支援するなど、子どもの学習権
を保障する。
② 「最善の利益」にかなった進路の自己決定ができるよう支援する。
・ 進路選択に必要な資料を収集し、子どもに判断材料を提供し、十分に話し合う。
・ 高校卒業後の進学についてもでき得る限り支援する。
・ 中卒児・高校中退児に対して、就労させながら施設入所を継続することで十分な社
会経験を積めるよう支援する。
③ 職場実習や職場体験等の機会を通して、社会経験の拡大に取り組む。
・ 事業主等と密接に連携するなど、職場実習の効果を高めるよう支援する。
・ 子どもの希望に応じてアルバイト等就労体験を積めるよう支援する。
≪運営指針の解説≫
児童養護施設の子ども達は概して学力が低い状況にあります。本来持っている能力を
発揮できないまま低学力に甘んじている子も少なくありません。ですから、児童養護施
設では子どもの潜在的可能性を引き出していけるように学習環境を整備していくことが
求められます。
低学力の一因として考えられるのが、自己肯定感の低さです。自己肯定感の低い子ど
もは、自分の将来に希望を持ち目標を立てて努力していくエネルギーが不足しています。
このエネルギーは、子どもの健全な成長を願う家族や職員の存在があって生まれ、落ち
着いた生活環境の中で育まれていきます。
児童養護施設で学習支援を考えるとき、物理的な学習環境ばかりに注目するのではな
く、過度の期待ではなく、その子がその子らしく力が発揮できる事を願いながらの関わ
りが大切であることを忘れてはなりません。
子どもにとっての「最善の利益」を考える時、職員は今の施設の置かれている環境か
ら、どのような進路選択ができるか知っておく必要があります。また、子どもの希望に
15
68
耳を傾け、また、子どもの持っている可能性に目を向け、実際の能力を把握したうえで、
どのような支援ができるか考えることが大切です。そのためには多くの情報を集め、子
どもに寄り添いながら進路を決定していくことが求められます。
職場体験や実習は、子どもが仕事の内容を知る意味でも、また自分の適性を知る意味
でも大切な機会となります。進路選択をする上で子どもは多くの職場を知っているわけ
ではありません。また、その職種は知っていても、その仕事の見える部分しか知らない
ことも多いです。体験や実習は見えないところを知る機会となります。
アルバイトはお金を稼ぐ大変さを知る機会となります。実習やボランティアと違いそ
こには賃金が発生しますから、自ずと自分の行為(労働)に対する責任が発生します。
自分の姿勢態度が問われます。また、遅刻、早退無断欠勤などをすれば、信頼を失いア
ルバイトの継続ができなくなります。アルバイトはそうした社会の仕組みやルールを実
感する意味でも大切な機会となります。
コラム~高校生のアルバイト
高校生にとって携帯電話は必需品となっています。毎月の支払いを自分の責任とする
ために、アルバイトをすることがあります。アルバイトへの取組の中で、面接から採用、
勤務態度、退職の仕方までをしっかりできる子どもは、社会に出てからの仕事の定着、
また、職場の信頼を失うことのないような転職が上手にできるようになりました。
16
++
・施
設長
1人
・家
庭支
援専
門相
談員
1人
・個
別対
応職
員1人
・小規模施設
加算
1人
(定
員45人
以下)
・栄養士
1人
(定
員41
人以
上)
・調
理員
等4人
(定
員90人
以上30人
ごとに1人を加算)
・事
務員
1人
・管
理宿
直専
門員
(非常
勤、1人)
・医師
1人
(嘱
託)
・里
親支
援専
門相
談員加
算1人
・心
理療
法担
当職
員加算
1人
・看
護師
加算
1人
・職
業指
導員
加算
1人
・小
規模
グル
ープケア加
算グル
ープ数
×(常
勤1人
+宿
直管理等職員
(非常
勤)1人
)
・児
童指
導員
、保育
士
・0・1歳
児
1.6:1(1.5:1、1.4:1、1.3:1)
・2歳
児
2:1
・年
少児
(3歳
~)
4:1(3.5:1、3:1)
・少
年(就
学~
)
5.5:1(5:1、4.5:1、4:1)
※()内
は加
算にて対応
。
施設の人員配置の改善
○措
置費
(例)定員
45人
(職
員配
置:5
.5:1)の
児童
養護
施設
の場
合
事業
費
・一
般生
活費
49,430円
・その
他(各
種の教
育費、支
度費
、医
療費
等)
予算
額1人
平均
24,700
円
+児
童1人
月額
約28万
円
施設
の人員
配置につ
いて
は、
被虐待児
の増
加な
どを踏ま
え、
これ
まで、加
算職
員の
配置の充
実に
努め
ており、
平成
24年
度には、
基本
的人
員配置の
引上
げ等
を行い、
27
年度
予算にお
いて
は、
児童養護
施設
等の
職員配
置の
改善(
5.5:
1→
4:
1等)を
実施
。
○児
童養護
施設の措
置費
の人
員配置
※こ
のほか
に、小規
模グ
ルー
プケア加
算6
グル
ープ実施
の施
設の
場合、
更に
、児
童1人月
額約
8万7
千円加
算
事務
費
・一
般分
保護
単価
180,930円
・里
親支
援、心
理、基
幹的
職員
加算
を行
った場
合21,600円
・民
間施
設給
与等
改善費
8%~
25%
加算
17
職業
指導
員の
配置
1趣
旨 勤労
の基
礎的
な能
力及び態
度を育
て、児
童がその適
性、能力
等に応
じた職業
選択を行
うことが
できるよう、適切
な相
談、助
言、情
報の提
供、実
習、講
習等の
支援により職
業指導
を行
うとともに、就
労及び自
立を支
援することを目
的とする。
2配
置施
設職
業指
導員
を配
置する施
設は
、実習
設備を設
けて職業
指導を行
う児
童養
護施設
又は児
童自立
支援施
設とする。
3職
業指
導員
の業
務内容
(1)児
童の
職業
選択
のための
相談、助
言、情報
の提供
等(2)実
習、講
習等による職
業指
導(3)入
所児
童の
就職
の支
援(4)退
所児
童の
アフターケアとしての
就労及
び自
立に関
する相
談援助
4施
設の
指定
等職
業指
導員
を配
置して職業
指導を行
おうとする施
設は
、都
道府
県知事
等が定
める期間
内に都
道府
県知事
等へ申
請を行
い、都
道府県
知事等
が年度
ごとに指
定するもの
とする。
指定
するに当
たっては
、あらか
じめ別
紙様
式3により、毎
年度
、当
局家
庭福祉
課に協
議の
上で行
うこと。また、職
業指
導員
の活
動状
況及
び成
果については
、別
紙様
式4により、翌
年度
4月
末日までに、当
局家
庭福祉
課長まで報告
すること。
1か
所の
施設
について職
業指導
員の加
算は1人
分とすること。
なお、次
に掲
げる場
合は配
置することが
できない。
(1)指
導の
ための準
備を含
めた職
業指導
に係
る総
活動
時間が
常勤職
員として相
応しくない場
合(他
の職
種を兼務
している等
)(2)指
導が
必要
となる対
象児
童が少
ない場合
(3)指
導内
容が
学校
教育
における指
導か塾
等に通
うことで得
ることが
一般的
な場
合(英
会話
、パ
ソコンの
資格取
得、
調理
業務
など)
(4)直
接処
遇職
員を兼
務し、勤
務ローテーションに入
っている場
合
(出
典)「家
庭支
援専
門相
談員
、里
親支
援専
門相
談員
、心理
療法
担当
職員
、個
別対
応職
員、職
業指導
員及
び医療
的ケアを担当
する職
員の
配置
について」
(平
成24年
4月
5日
雇児
発0405第5号厚
生労
働省
雇用
均等
・児童家
庭局
長通
知)
18
<配
置状
況>
家庭福
祉課調べ
:平
成2
7年度
家庭福
祉施
策関
係事業
実施状況
(予
定)
調査
職業
指導
員の
配置
状況
及び職
業指
導の
状況
平成
24年
度平
成25年
度平
成26年
度児
童養
護施
設1
0ヶ
所22
ヶ所
41
ヶ所
児童
自立支
援施設
3ヶ所
3ヶ
所3
ヶ所
計1
3ヶ
所25
ヶ所
44
ヶ所
<職
業指
導の
内容
>
○進路
指導・就労指導
就労面
談・
模擬
面接
、個
別面接・
集団
面接の実
施ハロー
ワー
クか
らの
講師
派遣
○就労訓練(主に施設内)
土木
作業
農業
作業
工作
実習
○職場実習等
職場見
学、職
業体
験等
の実
施・
職業訓
練・
部品組
立等
の職
場体
験実
習・
保育所
、高
齢施
設等
への
イン
ター
ンシ
ップ
等・
法人が
運営
する
施設
での
実習
体験
○職員による職場訪問
(児童の
自習
状況
確認
等)
○職場
開拓
ハロ
ーワ
ーク
との
連携
商工
会議
所等
の経
済団
体と
の協
力
○退所生のアフターケア
・退所児
童の
相談
援助
・退所児
童の
家庭
、職
場訪
問・
退所児
童就
職先
への
定期
的訪
問
19
<職
業指
導の
具体
例>
○進
路・就
労指
導・仕
事の
種類
や働
くことの
意義
などの
学習。
・求
職活
動に関
する指
導。
ハローワークの
活用
方法
など。(ハ
ローワークの
職員
による講
話を設ける等
も含
む。)
就職
試験
における面
接技
法に関
する学
習。履歴
書の書
き方
など。
○就
労訓
練(主
に施
設内
の場
合)
・施
設内
の農
場での作
業・環
境整
備等(集中
して働くことなど、就
労態
度を学ぶ
・働くことの
意義
を学
ぶ等
)
○職
場開
拓・実
習先
の開
拓。地
元の
商工
会や社
会資源
等を活用
して、職場
実習先
を開
拓する。
○職
場実
習等
・開
拓した実
習先
での
児童
の実習
。実
習先
としては、製
菓製造
・部品
工場
・レストラン・コンビニなどが
あげられ
る。
○職
員による職
場訪
問担
当職
員が
、児童
の実習
先への
訪問を行
う。
・児
童の
実習
状況
の確
認・実
習先
の方
による講
評の聞
き取
り・実
習先
の雰
囲気
や環
境の
確認
・今
後の
実習
先としての
繋が
りを保
つための
対応等
の活動
○退
所生
のアフターケア
・退
所生
への
聞き取
りや
相談
を受ける活動
。(児
童には
身近
に相談
できる大
人等
がいないことが
多い)。
・職
場訪
問による、児童
の状況
確認等
。・家
庭訪
問による、児童
の生活
態度や
給与の
管理状
況等の
聞き取り。
・場
合によっては
、関
係機
関との
連携
も行
う。
20
平成
26年
3月
28日
第14回
子ども・子
育て会
議第
18回
基準
検討
部会
合同
会議
『子
ども・子
育て支
援新
制度
にお
ける「量
的拡
充」と「質
の改
善」に
つい
て』(抄
)
項目
内容
平成
25年度→
29年
度所要
額備
考
社会
的養
護の充
実
児童
養護
施設
等の職
員配
置基準
の改
善(5
.5:1→4:1
等)
222億
円程
度
児童
養護
施設
等にチーム責
任者1名
を配
置(平
成27年
度から5年か
けて全
施設
で実
施)
19億
円程
度
児童
養護
施設
及び乳
児院
に里
親支援
担当職
員1名
を配
置(平
成27
年度
から5年
かけて全
施設で実
施)
※平
成27年
度から15年かけて全施
設で実
施→
平成27年度
から5年
かけて全
施設
で実
施
21億
円程
度(7億
円程
度)
児童
養護
施設
に自
立支
援担
当職
員1名
を配
置(平
成27年
度から5年
かけて全
施設
で実
施)
24億
円程
度
児童
養護
施設
、乳
児院
及び母子
生活
支援
施設に心
理療法
担当職
員1名を配置
(平成
27年
度から5年
かけて全
施設で実
施)
11億
円程
度
小規
模グループケア、地
域小
規模
児童
養護施
設の増
加(41年
度まで
に全
施設
を小
規模
化し、本
体施
設、グループホーム、里
親等
を1/
3ずつにする)
※増
加率
を見
直し
84億
円程
度(43億
円程
度)
・平成
26年
度予
算(小
規模
グループケア、地
域小
規模
児童
養護
施設
等のか所
数の増
33億
円)
民間
児童
養護
施設
の職
員給
与等
の改
善(保
育所
と同
様の+
5%
等)
※職
員給
与の改
善まずは+
3%
→+
5%
等82億
円程
度(43億
円程
度)
施設
に入
所等
している大
学進学
者等に特
別育
成費
及び自
立生
活支
援支
度費
を支
給0.7億
円程
度
母子
生活
支援
施設
に保
育設
備を設
けている場
合に保
育士
の人
員配
置の引
上げ
0.3億
円程
度
項目
25年度
→29年度の量の拡充
(3)社会的養護関係
12
1億円
4.
質の改
善(社会
的養
護関
係)
1.
量的
拡充
(別
紙)
「量
的拡
充」
の詳細
:項目のうち全額が「0.7兆
円の範
囲で実
施する事
項」に含
まれ
ているもの
:項目の一部が「0.7兆
円の範
囲で実
施する事
項」に
含まれ
ているもの
内容
欄の「※
」は「0
.7兆
円の範
囲で実
施する事
項」に
おける内
容、
所要
額欄
の括
弧は「0.7兆
円の範
囲で実
施する事
項」における所要
額
21
支弁される額
(H28年度予算)
幼稚園費
実費
※平成21年度~
入進学支度費
小学校1年生:
40,600円(年額
/1人)
中学校1年生
:47,400円(年額/1人)
教 育 費
学用品費等
小学校:
2,170円(月額
/1人)
中学校:
4,300円(月額
/1人)
教材代
実費
通学費
実費
学習塾費
実費(中学生を対象)
※平成21年度~
部活動費
実費
特別育成費
公立高校:
22,910円(月額/1人)
私立高校:
33,910円(月額/1人)
高等学校第1学年の入学時特別加算:
61,030円(年額/1人)
資格取得等のための特別加算(高校3年生):
56,570円
(年額/1人)
※平成24年度~
※平成25年から義務教育終了児童のうち高等学校等に在学していないものも対象
補習費(学習塾費等):15,000円(月額/1人)
補習費特別保護単価(個別学習支援):25,000円(月額/1人)
学校給食費
実費(小学生及び中学生を対象)
見学旅行費
小学校6年生:
21,190円(年額/1人)
中学校3年生:
57,290円(年額/1人)
高等学校3年生:111,290円(年額/1人)
就職、大
学進学等支
度費
就職支度費・大学進学等自立生活支度費:
81,260円(1人1回)
特別基準(親の経済的援助が見込めない場合の加算):194,930円
措置
費に
おけ
る教
育及
び自
立支
援関
係経
費の
改善
0
○平成21年度に幼稚園費、学習塾費、部活動費を新設するなど、教育費の充実に努めている。
○平成24年度に資格取得等のための高校生の特別育成費の加算(55,000円)を新設するとともに、就職・大学進学等支度費
の増額(特別基準を
含めた場合
216,510円→
268,510円)を行った。
○平成25年度には、特別育成費のうち就職又は進学に役立つ資格取得又は講習等の受講をするための経費の支弁について義
務教育終了児童のうち高等学校等に在学していないものも対象とした。
○平成27年度予算においては、特別育成費に補習費、補習費特別保護単価を創設。
合計276,190円
22
児童
養護
施設
等入
所児
童への学
習支
援の充
実(平成
27年
度~
)
子供の貧困対策の
観点から、養育環境等により、十分な学習機会が確保されてこなかった児童養護施設等入所児童に対し、
標準的な
学力を備えさせ、退所後の自立支援のため学習支援の充実を図る。
事業
の目的
○小
学生
等(※)に対す
る学習支援
学業
に遅れがある小学生の児童養護施設等入所児童に対して、ボランティア
が施設を訪問するなどして学習指導を行う。
(学習指導費加算の対象に小学生等を追加。1人あたり月額@8千円)
○高
校生
等(※)に対す
る学習支援
学業
に遅れのある高校生の児童養護施設等入所児童が学習塾等を利用した場
合にかかる月謝等に対する支援を行う。
(特別育成費の項目として「補習費」を追加。1人あたり月額@15千円)
○特別な配慮を必要とする児童養護施設等入所児(中学生及び高校生)に対する学習支援
対人
関係が難しい発達障害があるなど、個別(マンツーマン)の学習支援が
必要な児童に対して学習支援を行う。
(特別育成費の項目として新たに設ける「補習費」に加算分を追加。1人あたり月額@25千円)
※母
子生
活支
援施
設は
、中
学生
も含
む
事業
内容
児童養護施設、児童自立支援施設、情緒障害児短期治療施設、里親、ファミ
リーホーム、母子生活支援施設
対象
施設等
1
23
児童自立
生活援助事業(自立援助ホーム)の概要
1.
事業内
容児
童自
立生活援
助事
業は
、義務教
育終
了後
、児童養
護施
設等
を退所し
、就
職す
る児童等
(2
0歳
未満)か
らの
申込み
に対し、
これ
らの
者が共同
生活
を営
む住居(
自立
援助
ホーム)
にお
いて
、相談そ
の他
の日
常生活
上の
援助及
び生活指
導並
びに
就業の支
援等
を行
う。
2.
法律上
の根拠
児童
福祉法第
6条
の3
第1項
3.
実施主
体都道
府県、指
定都
市、
児童相談
所設
置市
4.
運営主
体(事業
者)
地方
公共団体
及び
社会
福祉法人
等で
あっ
て、
都道
府県知事
等が
適当
と認めた
者
5.
補助根
拠児童
福祉法第
53
条※平
成21
年度か
ら「
児童
入所施
設措置費
」に
組み
入れ
6.
補助率
1/
2(国
1/
2、都道府県・指
定都市
・児童
相談
所設置
市1/2)
7.
その他
1か
所当た
り単価:
14
,4
00千円
(平
成2
8年度予
算)
単価
の内訳
(国
と地
方を合わ
せた
額)
定員6人
のホ
ーム
のモデル
事務費月
額保
護単
価約19
万円
+一般生
活保
護単
価月額約
1万
円2
0万円
×6
人×
12月=
14
,4
00千円
※平
成23
年7月
の実
施要
綱改正
により、
子ど
もシ
ェルタ
ーについ
て、
自立
援助ホ
ームの制
度を
適用
。
・実
績か
所数
の推
移
相談
義各
代理
自申込
申請
務都
立
教相
談道
援申
込申請
育府
入居
依頼
助
終県
ホ
了入居
承認
|政
児ム
令童
決定
市等
退去
報告
(徴収
金の発
生)
援助の
実施
援助
の実
施
援助の
実施
解除
援助
の実
施解
除
H23
H24
H25
H26
H27
※家
庭福
祉課
調べ
(各
年度
10月
1日
現在
)か
所数
82
99
113
118
123
自立
援助ホ
ーム利用
の流
れ(
イメ
ージ
)
※少
子化
社会
対策
大綱
(平成
27年
3月
閣議
決定
)では
、平
成31年
度ま
でに190か
所を目標
としている。
24
自立
援助ホ
ーム
の実
施状
況
1.
ホー
ム数
の推
移 H2
3H24
H25
H26
H27
※家
庭福祉
課調べ
(各
年度1
0月1
日現
在)
か所
数8
299
113
118
123
※少
子化
社会
対策
大綱
(平成
27年
3月
閣議
決定
)では
、平
成31年
度末
までに190か
所を目
標としている。
2.
定員
及び
在籍
者数
(入
所率
)定
員在
籍者
数入
所率
82
6人
48
6人
58.8
%
3.
在籍
者の
年齢
別数
15
歳1
6歳
17
歳1
8歳
以上
計
※平
均年
齢17
.0歳
11
人7
4人
10
3人
18
8人
37
6人
(2
.9
%)
(1
9.7
%)
(2
7.4
%)
(5
0.0
%)
(1
00.
0%)
4.
就学
状況
別児
童数
※家庭福祉課調べ(平成27年
10月1日
現在
)
※児
童養護
施設入
所児童等
調査
(平
成25年
2月
1日現
在)
中学
校6人
(1.
6%)
中 学 卒
公立
高校
62人
(16.
5%)
私立
高校
26人
(6.
9%)
その
他220人
(58.
5%)
高 校 卒
大学
・短
大2人
(0.
5%)
就職
37人
(9.
8%)
その
他18人
(4.
8%)
不詳
5人
(1.
3%)
計376人
(100
.0%
)
※児
童養護
施設入
所児童等
調査
(平成
25年
2月
1日現
在)
25
【目的】
児童
養護施設や
自立
援助
ホー
ム等
を退所した者であって就職した者又は大学等へ進
学し
た者
のう
ち、
保護
者が
いな
い又
は保
護者
から
の養育拒否等により
、住
居や
生活
費な
ど安定した生活基盤の確保が困難な状況にある者
又は
それ
が見
込ま
れる
者に
対し
て、
家賃
相当
額の
貸付や生活費の貸付
を行
うこ
とで
安定
した生活基盤を築き、これらの者の円滑な自立を
支援
する
こと
を目
的と
する
。また
、児童養護
施設
や自
立援
助ホ
ーム等に入所中の者等に対して、就職に必要な各
種資
格を
取得
する
ため
に必
要と
なる
費用
の貸
付を
行うことで、これら
の者
の円
滑な
自立
を支援することを目的とする。
【貸付対
象者及び貸
付額
等】
➀就職
者:就職に
より
児童
養護
施設
等を退所した者等であって、保護者がいない又は保
護者
から
の養
育拒
否等
によ
り、
住居
や生
活費
など
安定した
生活
基盤
の確
保が
困難又はそれが見込まれる者。
【貸付額
:家
賃貸
付と
して
家賃相当額(生活保護制度における当該地域の
住宅
扶助
額を
上限
)】
【貸付期
間:
2年
】
➁進学
者:大学等
への
進学
によ
り児
童養護施設等を退所した者等であって保護者がいな
い又
は保
護者
から
の養
育拒
否等
によ
り、
住居
や生
活費など
安定
した
生活
基盤
の確保が困難又はそれが見込まれる者。
【貸付額
:家
賃貸
付と
して
家賃相当額(生活保護制度における当該地域の
住宅
扶助
額を
上限
)、
生活
費貸
付と
して
月額
5万
円】
【貸付期
間:
正規
修学
年数
】
③資格
取得希望者:
児童
養護
施設
等に
入所中の者等であって、就職に必要な各種資格
を取
得す
るこ
とを
希望
する
者。
【貸付額
:資
格取
得貸
付と
して実費(上限25万円)】
【貸付事
業の実施主
体】
➀都道
府県(都道
府県
が適
当と
認め
た者への委託も可能)
➁都道
府県が適当
と認
める
社会
福祉
法人、公益社団法人、公益財団法人などの民間法
人(
都道
府県
が貸
付に
当た
って
必要
な指
導・
助言
を行
う場合に限
る。
)
【貸付金
の返還免除
】一定の
条件(家賃貸
付及
び生
活費
貸付
は5年間の就業継続、資格取得貸付は2年間の就
業継
続)
を満
たし
た場
合に
は返
還免
除
【補助率
】➀の場
合9/10
(国
9/
10
、都
道府県1/10)
②の場
合定額(9
/1
0相
当)
※都
道府
県は
、貸
付実
績に
応じ
て1
/1
0相
当を
負担
児童
養護
施設
退所
者等
に対
する
自立
支援
資金
貸付
事業
平成27年度補正予算:67.4億円
26
児童養護施設退所者等に対する⾃⽴⽀援資⾦の貸付
○児童養護施設等を退所し、就職や進学する者等の安定した⽣活基盤を築き、円滑な⾃⽴を実現するため、家賃相当額の
貸付及び⽣活費の貸付を⾏う。
○また、児童養護施設等の入所中の子ども等を対象に、就職に必要な各種資格を取得するための経費について貸付を⾏う。
○児童養護施設
○児童⾃⽴⽀援施設
○情緒障害児短期治療施設
○⾃⽴援助ホーム
○⾥親
○ファミリーホーム
就職
5年間の
就業継続で
返還免除
家賃貸付(家賃相当額
※)
※⽣活保護制度における当該地域の住宅扶助額を上限
例)東京都特別区で単⾝世帯の場合
53,700円
家賃貸付(家賃相当額
※)
※⽣活保護制度における当該地域の住宅扶助額を上限
例)東京都特別区で単⾝世帯の場合
53,700円
生活費貸付(月額5万円)
各種奨学⾦(⽇本学⽣⽀援機構等)
進学
就職
正規の修学年数
(⼤学であれば4年間)
2年間
新 新 新
5年間の就業継続で
返還免除
施設入所等
資格取得貸付(上限25万円)
※⾃動⾞運転免許等を想定
新
2年間の就業継続で
返還免除
概要
27
身元
保証
人確
保対
策事
業について
1.
事業内
容児
童養
護施設等
を退
所す
る子ども
や女
性が
就職した
り、
アパ
ート等を
賃借
する
際に、施
設長
等が
身元保
証人
とな
る場合の
損害
保険
契約を全
国社
会福
祉協議会
が契
約者
として締
結す
る。
その保険
料に
対し
て補助
を行
う。
○対象
施設等…
児童
養護
施設、児
童自
立支
援施設、
情緒
障害
児短期治
療施
設、
里親、フ
ァミ
リー
ホーム、
児童
相談所
一時保護
所(
一時
保護委託
含む
)、
自立援助
ホー
ム、
母子生活
支援
施設
、婦人
保護
施設、
婦人相談
所一
時保
護所(一
時保
護委
託含む)
○対
象者…
上記
施設
等を退所
(措
置解
除)する
子ど
もや
女性で、
就職
やア
パート等
を賃
借す
る際に、
身元
保証人
を確保で
きな
い者
○対象
となる…
①施
設長
(②~⑤
を除
く)
、②里親
:児
童相
談所長、
③フ
ァミ
リーホー
ム:
養育
者又は
保証
人児
童相
談所
長、④自
立援
助ホ
ーム:設
置(
経営
)主体の
代表
者又
は児童相
談所
長、
⑤一時
保護
所(児
童・婦人
)…
それ
ぞれの所
長
2.
補助単
価(
28年
度)
年間保険料
就職[
10,5
60円/
1人]、アパート等賃借[
19,1
52円/
1人]
○保証
範囲…①
就職
:被
保証人が
雇用
主の
ためにそ
の業
務を
遂行する
にあ
たり
又は自己
の職
務上
の地位を
利用
して
雇用主ま
たは
その
他の者に
損害
を与
えた結果
、身
元保
証人が被
った
損害
に対する
保証
②ア
パート
等賃借:
被保
証人
との間で
締結
され
た賃貸借
契約
に基
づき、貸
主に
対し
て負担す
る債
務の
うち、家
賃・
原状
回復費用
等が
履行
されない
こと
によ
り連帯保
証人
が被
った損害
に対
する
保証
○保証
限度額…
①就
職:
200万
円、
②ア
パー
ト等賃借
:120万
円
3.
実施
主体
・実
施主
体:都
道府県
、市
及び福
祉事
務所を設
置する町
村運
営主
体運
営主体
:全国社
会福
祉協
議会
4.
補助根
拠予
算補助
※児
童虐
待・
DV
対策等
総合支援
事業
5.
補助率
国1
/2
(都道府
県・
指定
都市・中
核市
・児
童相談所
設置
市1
/2)
※母
子生
活支援施
設に
つい
て、一般
市及
び福
祉事務所
設置
町村
が措置し
た場
合は
、国
1/
2、都道
府県
1/
4、一般
市及
び福
祉事務所
設置
町村
1/4
(児
童虐待
・DV対
策等
総合
支援事業
)
28
主な
事業
内容
○退
所前
の児
童に対
する
支援
・社
会常
識や
生活
技能
等修
得す
るた
めの
支援
・進
路等
に関
する
問題
の相
談支
援
・児
童同
士の
交流
等を
図る
活動
○退
所後
の支
援
・住
居、
家庭
等生
活上
の問
題の
相談
支援
・就
労と
生活
の両
立に
関す
る問
題等
の相
談支
援
・児
童が
気軽
に集
まる
場の
提供
、自
助グ
ルー
プ
活動
の育
成支援
退所
児童
等ア
フタ
ーケ
ア事
業
○退所
(前
)児
童面か
らは
、生
活面
、就
労面
のそ
れぞ
れあ
った
相談
窓口が
一本
化さ
れる
。(
退所
(前)児
童の
相談
時の
負担軽
減)
○事
業者
面か
らは、
退所
(前
)児
童の
個人
情報
が生
活面
・就
労面
から一
括で
把握
でき
るた
め、両
面か
ら当該退所
(前
)児童
が抱
える
課題
に対
する支
援が
可能
とな
る。
期待される
主な効果
主な
事業
内容
・適
切な
職場環
境の
確保
・雇
用先
となる
職場
の開
拓・
就職
面接
等の
アド
バイ
ス・
事業
主か
らの
相談
対応
を含
む就
職後
のフ
ォロ
ーア
ップ
※児
童の
保護
者も
事業
の対
象※
従来
の退
所児童
等ア
フタ
ーケ
ア事
業と
別の
事業
者で
実施
する
こと
も可
能と
する
児童養護施設の退所者等の就業支援事業
退所(前
)児
童に
対す
る生
活支援・
就業支
援、両
面から
の自立
支援を
一体的
に実
施
退所
児童
等アフターケア事
業について
(児
童虐待
・DV対
策等
総合
支援事業
)
1.
事業内
容児
童福
祉や就業
支援
に精
通したス
タッ
フを
配置し、
ソー
シャ
ル・スキ
ル・
トレ
ーニング
、相
談支
援、生活
支援
、就業
支援等を
行う
こと
により、
地域
生活
及び自立
を支
援す
るととも
に、
退所
した者同
士が
集ま
り、意
見交
換や情
報交換・
情報
発信
等を行え
るよ
うな
場を提供
する
。
2.補助単
価(
28年
度(
1か
所当たり
))
①退
所児童等
アフ
ター
ケア事業
7,71
3千
円②
児童
養護施
設の
退所
者等の就
業支
援事
業5,72
9千
円
3.
実施主
体都
道府県
、指定都
市、
児童
相談所設
置市
※社
会福
祉法人
等に
委託
して実
施するこ
とも
可
4.
補助根
拠予
算補助
※児
童虐
待・
DV
対策等
総合支援
事業
5.
補助率
国1
/2
(都道府
県・
指定
都市・中
核市
・児
童相談所
設置
市1
/2)
→平成26年度予算より一体的実施。平成25年度以前はそれぞれ別事業として実施。
※「
退所児
童等アフ
ター
ケア
事業」と
「児
童養
護施設の
退所
者等
の就業支
援事
業」
の一体的
実施
29
退所
児童
等アフターケア事
業実
施状
況(平
成27年
10月
1日
現在
)
25自
治体
自治体
名事
業所
名31か所
運営
事業
者
個人名又は団体名
事業
者分
類
1栃木
県とちぎユースアフターケア事業協同組合
とちぎユースアフターケア事業協同
組合
その
他の
法人
生活
支援
及び
就業
支援
2埼玉
県
児童
養護
施設
退所
児童
未来
への
スタート応
援事業
ワーカーズコープ
NPO
生活
支援
及び
就業
支援
児童
養護
施設
退所
児童
希望
の家
事業
公益社団法人埼玉県社会福祉士会
その
他の
法人
生活
支援
3東京
都
日向
ぼっこ
社会的養護の当事者参加推進団体
日向
ぼっこ
NPO
生活
支援
ゆずりは
子供の家
社会
福祉
法人
生活
支援
特定
非営
利活
動法
人ブリッジフォースマイル
特定非営利活動法人ブリッジフォースマイル
NPO
就業
支援
4神奈川
県あすなろサ
ポートステーション
白十字会林間学校
社会
福祉
法人
生活
支援
及び
就業
支援
5石川
県石
川県
石川県
都道
府県
・市
区町
村生
活支
援
6岐阜
県Lalaの
部屋
岐阜羽島ボランティア協会
社会
福祉
法人
生活
支援
7静岡
県
株式
会社
メディアベース
株式会社メディアベース
その
他の
法人
生活支
援及
び就
業支
援
社会
福祉
法人
デンマーク牧場福祉会
社会福祉法人デンマーク牧場福祉会
社会
福祉
法人
生活支
援及
び就
業支
援
8滋賀
県びっつ・ゆにっと
特定非営利活動法人
びわこ青少年をサポートする会
NPO
生活
支援
9大阪
府大
阪児
童福
祉事
業協会アフターケア事業部
大阪児童福祉事業協会
社会
福祉
法人
生活
支援
及び
就業
支援
10
兵庫
県兵
庫県
兵庫県
都道
府県
・市
区町
村生
活支
援
11
奈良
県特
定非
営利
活動
法人おかえり
特定非営利活動法人おかえり
NPO
生活
支援
12
和歌山
県特
定非
営利
活動
法人トレス
特定非営利活動法人トレス
NPO
生活
支援
及び
就業
支援
13
鳥取
県退
所児
童等
アフターケア事業ひだまり
一般社団法人ひだまり
その
他の
法人
生活
支援
及び
就業
支援
14
広島
県児
童アフターケア事
業所・カモミール
※平
成28年
2月
事業
開始予定
特定非営利法人どりぃむスイッチ
NPO
生活
支援
30
退所
児童
等アフターケア事
業実
施状
況(平
成27年
10月
1日
現在
)
25自
治体
自治体
名事
業所
名31か所
運営
事業
者
個人名又は団体名
事業
者分
類
15
徳島
県ほ
なな・ほ
ーむ
一般社団法人徳島県社会福祉士会
その
他の
法人
生活
支援
16
高知
県
おひさま
社会福祉法人みその児童福祉会
社会
福祉
法人
生活
支援
あおば
社会福祉法人栄光会
社会
福祉
法人
生活
支援
17
福岡
県特
定非
営利
法人
そだちの樹
※平
成27年
11月
事業
開始予定
特定非営利法人そだちの樹
NPO
生活
支援
18
大分
県児
童アフターケアセンターおおいた
社会福祉法人清浄園
社会
福祉
法人
生活
支援
19
札幌
市ヒューマンリソシア株
式会社
ヒューマンリソシア株式会社
その
他の
法人
就業
支援
20
横浜
市よこは
まPort
For
ブリッジフォースマイル
NPO
生活
支援
及び
就業
支援
21
浜松
市しいの
木※
平成
28年
度2月
事業
開始予定
社会福祉法人葵会
社会
福祉
法人
生活
支援
22
大阪
市
大阪
児童
福祉
事業
協会
アフターケア事業部
大阪児童福祉事業協会
社会
福祉
法人
生活
支援
及び
就業
支援
サロン・ド・ソワレ
大阪市児童福祉施設連盟
その
他生
活支
援
23
堺市
大阪
児童
福祉
事業
協会
アフターケア事業部
大阪児童福祉事業協会
社会
福祉
法人
生活
支援
及び
就業
支援
24
広島
市児
童アフターケアひか
り社会福祉法人
広島修道院
社会
福祉
法人
生活
支援
及び
就業
支援
25
金沢
市金
沢市
金沢市
都道
府県
・市
区町
村生
活支
援
31
○退
所児
童等
アフターケア事
業の
実施
状況
事業内
容<
例>
①生
活支
援
・相
談室
の設
置、
電話相談
・ソ
ーシ
ャル
・ス
キル・トレ
ーニン
グ
(社会生活を営む上での必要な知識や法律、社会常識を学ぶ機会の提供)
・情
報誌
の発
行
・不
動産
会社
への
同行支援、
保証人
について
の相談
、入退
去時
のト
ラブ
ル対
応
・緊
急時
にお
ける
宿泊場所の
提供
②就
業支
援
・資
格取
得の
サポ
ート
・職
業訓
練校
等の
利用サポー
ト、ハ
ローワー
クとの
連携
・職
場体
験の
場を
提供
③相
互交
流の
場の
提供
・当
事者
自助
グル
ープ活動(
サロン
)の運営
・当
事者
の交
流会
の開催
・社
会的
養護
の子
どもを取り
巻く様
々な課題
に関す
る勉強
会
④関
係機
関と
の連
携に
よるサポ
ート体
制の確保
※いくつかの事業所のHPより抜粋
平成
26
年度
相談対
応件数
23
,63
4件
(※
18事
業所
のデータ)
平均
1,313件
32
18歳
以降
の措
置延
長制
度について
児童
福祉法
第31条
(保護期間
の延長等)
2都道
府県は
、第
27条第
1項第
3号の規
定により小規模住居型児
童養育事業を行う者若しくは里親に委託され
、又は児童養護
施設
、…
、情
緒障
害児
短期
治療
施設
若しくは
児童
自立
支援
施設
に入所
した児
童については
満20歳
に達
するまで、…
、引
き続
き同号の規定による委託を継続し、又はその者をこれらの児童福祉施設に在
所させる措置を採ることができる。
児童
相談所運営指針(平成2.3.5
児発
133)
(5)在所期間の延長
ア児童福祉施設等に入所した子どもが、18歳に達しても施設に入所を継続する必要がある場合には、20歳に達するまで
(略
)更に施設入所を継続させることができる。
特に子どもの自立を図るために継続的な支援が必要とされる場合には、積極的に在所期間の延長を行う。
イ在所
期間
の延長
は、施設長及
び関係
機関の
意見を聞き、あらか
じめ子ども、保護
者等の
意向を確認するとともに、子ども等の
状況
を再
判定
した結
果、延
長することが
適当
と判
断され
た場
合に行
う。この
手続
きは
、18歳
に達
する日
までに完
了し、延
長年
限を付して保護者、施設長
に通知する。
○児童福
祉法において、児童は18歳未満と定義されているが、児童養護施設や里親については
、必要な場合には
、20歳未満
まで措置
延長できることとされている。
○実際の
運用は、18歳の年度末(高校卒業時点)で、就職又は進学等により児童養護施設を退所するケースが多く、19歳
で退所する児
童は、1割以下(平成22年度高校卒業児童)となっていることから、平成
23年
12月に積極的活用を図るよう通知した。
※児童養護施設の高校卒業児童に係る措置延長児童数及び高校卒業児童に占める割合
H22:153人(9.6%)→H23:182人(11.8%)→
H24:263人
(16.2%
)→
H25:231人
(13.4%
)→
H26:293人
(16.3%
)
児童
養護施設等及び里親等の措置延長等について
(平
成23.12.28
雇児
発1228第2号)
1措置延長の積極的活用について
児童養護施設等に入所した児童や里親等に委託した児童については、…、満18歳を超えて
満20歳に達するまでの間、引き続き措置を行うことができることか
ら、当該規
定を積極的に活用すること。
具体的には、
①大学等や専門学校等に進学したが生活が不安定で継続的な養育を必要とする児童等
②就職又は福祉的就労をしたが生活が不安定で継続的な養育を必要とする児童等
③障害や疾病等の理由により進学や就職が決まらない児童等であって継続的
な養育を必要とするもの
などの場合、児童養護施設
等や里親等の意見を聴き、あらかじめ、児童等及びその保護者の意向を確認するとともに、延長す
ることが必要と判断された場合に活用すること。
33
18歳以上
の者
に対
する
支援
の継
続【平成
29年4月施行・児童福祉法】
〇現
行の児
童福
祉法
では、原
則として18歳
(措
置延
長の場
合は20歳
)に到
達した時
点で支
援が終
了しており、
支援
の必
要があるにもかかわ
らず、18歳
に到
達することにより支
援を断
たれ
る場
合がある。
児童
福祉
法の児
童の年
齢である18歳
を超
えた場
合においても、自
立のための支
援が必
要に応
じて継
続され
るための仕
組み
の整
備が必
要。
課 題
自立
里親
/児童養護施設
※リービングケアの
強化
(自
立訓
練の
場を整
備)
措置
延長【法律】
※積
極的
に活
用
支援
対象を22歳
の年
度末
まで延
長(就
学者
)【法律
】
自立
援助ホーム
(義
務教
育終了後~20歳未満)
※設
置数
の拡
大
新たな予算
事業
による対
応(次ページ)【予
算】
義務
教育
終了
後
生活相談支援、就業支援、相互交流、居場所
づくり
(退
所児
童等
アフターケア事
業)※
実施
自治
体を拡
大
18歳
20歳
22歳
の年
度末
一時
保護
里親
等委
託
新規
延長
新規
・措
置変
更延
長
一時保護中に18歳到達
×→〇
×→〇
×→
〇
里親等委託中に18歳到達
×→
〇×
→〇
×→〇
〇
○一
時保
護中
に18歳
に達
した者
の一
時保
護の
延長
・措
置を可
能とする。
○里
親委
託等
中に18歳
に達
した者
の措
置変
更・更
新、一
時保
護を可
能とする。
※自
立援
助ホームの
対象
者の
拡大
については、次のスライド参照。
改正法による対応
18歳
~20歳到達まで
34
自立援
助ホ
ーム
の対
象者
の拡
大【
平成
29年
4月
施行
・児
童福
祉法
】
○現行の児
童福祉法では、自立援助ホーム入居者が20歳に到達した時点
で、支援が必要な場合
でも
退所することとなってしまい、大学卒業まで継続した支援を行うことができない。
20歳
を超えた場合でも、必要に応じて支援を可能とする仕組み
の構築が必要。
課 題 現 行
20歳 ※
現行の児童福祉法
では
、20歳
到達
以降
は、
自立援助ホームによる支
援の
対象
外
15歳
○対
象者の拡大(※)
改 正 後
20歳
15歳
○自
立援
助ホームの
入居
者であって大
学等
に修
学している場
合には
、22歳
に達
する日
の属
する年
度の
末日
まで支
援の
対象
とする。
※入
居者
の支援
の必
要性
に応
じた柔軟な運用を検討。
改正法による対応
18歳
○児
童自
立生
活援
助事業
(自立
援助
ホーム)に
よる援助
18歳
○児
童自
立生
活援
助事業
(自立
援助
ホーム)に
よる援助
22歳
の年
度末
※大
学等
(職
業訓
練校
、専
門学
校等
を含
む。)就
学中
の者
にあっては
、22歳
の年
度末
までの
間にある者
に対
象拡
大
ついては
、18歳
(措
置延
長の
場合
は20歳
)到
達後
も、2
2歳
の年
度末
まで、引
き続
き必
要な支
援を受
けることが
できる予
算事
業の
創設
を検
討予
算事
業
大学
等就
学者
以外
の者
に
35
社会
的養
護自
立支
援事
業(仮
称)の
概要
1目的
社会的
養護
自立
支援
事業
は、里
親等への委託や、児童養護施設等への施
設入
所措
置を受
けていた者
で18歳
(措
置延
長の場合は
20歳
)到達
により措
置解
除された者のうち、自立のための支援を継続して行
うことが
適当
な場
合について、原
則22
歳の年度
末まで、引
き続
き必
要な支
援を実施することを目的とする。
2実施
主体
都道府
県・指
定都
市・児
童相
談所
設置市
(注
1)4の
(4)の
事業
は、市
及び福祉事務所設置町村も実施可
(注
2)事
業の全
部又
は一
部を社
会福祉法人等に委託して実施可
3対象
者自立の
ための支
援を継
続して行
うことが適当な18歳(措置延長の場合は
20歳
)到
達後
から原
則22歳
の年
度末
までの
者と
する。(4(3)を除
く。4(3)は
従来
どおり年齢に関係なく対象。)
(1)児童
養護
施設
、児
童心
理治
療施
設、児童自立支援施設、小規模住居型児童
養育
事業
(ファミリーホーム)、里
親を退
所又
は委託
解除
され
た者
(2)母子
生活
支援
施設
(4(3)及
び(4)に掲げる事業が対象。)を退所した者。
(3)児童
自立
生活
援助
事業
の実
施が
解除された者(大学等に進学した者であって、20歳
以降
も児
童自
立生
活援
助事
業を利
用する者
は除
く。)
4事業
内容
(1)支援
コーディネーターの
配置
及び継続支援計画の作成等
・措
置解
除後
も引
き続
き支
援全
体をコーディネートする支援コーディネーター(社
会福
祉士
、児
童福
祉司
、精
神保
健福
祉士
など)を配
置する。
・支
援対
象者
本人
、児
童相
談所
担当ケースワーカー、里親、施設職員など対
象者
の支
援に携
わってきた者
の意
見を踏
まえ、
措置解
除前
に継続
支援
計画
を作
成する。
・支
援コーディネーターは
、継
続支
援計画に基づく支援状況を確認するため、必
要に応
じて関
係者
を参
集した支
援担
当者
会議を運
営する。
36
(2)居住
費の
支援
・生
活費
の支
援・
対象
者の
うち、特
に支
援の
必要
性が高い等の理由から、対象者が居住する場
として、措
置され
ていた里
親宅
や児
童養
護施設等
に引
き続
き居
住する場
合の
居住費及び生活費を支給する。
(注
1)児
童養
護施
設等
においては、定員外で実施する場合に居住費の支援
の対
象とする。
(注
2)生
活費
の支
援は
、児
童入
所施設措置費等における自立援助ホームの入
居者
への
一般
生活
費と同
程度
を予
定。
(3)生活
相談
・就労
相談
※従
来の「退所児童等アフターケア事業」
・措
置解
除を控えた子
どもに対
する支援として、地域生活を始める上で必要
となる知
識、社
会常
識を修
得するための
支援
や、
自立生
活へ
の不
安や
悩み
等の
相談
に応じるとともに、措置解除後の支援として、継
続支
援計
画に基
づき、生
活上
、就
学上
又は求職
上の
問題
等について相
談に応じ、必要に応じて関係機関との連携、活用
等の
支援
を行
う。
・適
切な職
場環境
の確
保及
び社
会的自立のために必要な支援として、継続
支援
計画
に基
づき、職
場開
拓や
事業
主か
らの
相談対
応、就
職後
のフォローアップ等を行う。
・対
象者
が気
軽に集
まる場
を提
供し、意見交換や情報交換、情報発信等自
助グル
ープ活
動の
育成
支援
を行
う。
(4)身元
保証
※従
来の
「身
元保
証人確保対策事業」に大学等に進学する際の
身元
保証
を追
加・
里親
等に委
託中
又は
委託
解除
後の者、児童養護施設や婦人保護施設等に入
所中
又は
退所
した子
どもや
女性
等が
就職
したり、アパ
ート等を賃
借する際
、また大学等へ進学する際に、措置、保護又は
一時
保護
中の
者又
はこれ
らの
解除
から本
事業
の申請
まで2年以
内の
者を対
象として、施設長等が身元保証人となる場合の損
害保
険契
約を全
国社
会福
祉協
議会
が契
約者
として締
結する。その
保険
料に対
して補助を行う。
5補助
率国
1/
2(都
道府
県・指定都市・児童相談所設置市1/2)
6予算
か所
数69か
所
37
②⽣活相談・就労相談を利⽤可
③⾝元保証を利⽤可
①居住支援
・進学又は就職し一般の賃貸物件を実施主体が賃借して居住。家賃は貸付事業を
活用。
・進学したが中退した者
②生活相談・就労相談(必須)⇒別紙
③⾝元保証を利⽤可
①居住支援
・⾥親家庭⼜は施設(定員外で⼀定枠を確保)に居住。
・本事業のために確保した部分は本事業により補助
①生活費支援
・進学したが引き続き支援が必要な者(一部自己負担有り)
・進学、就職していない者(全額を補助)
②生活相談・就労相談(必須)⇒別紙
③⾝元保証を利⽤可
18歳(又は20歳)
22歳の年度末
措 置 終 了
家庭養護
施設養護
又は
⾥親家庭・施設
一般の住居
※個々の支援内容に応じて
⺠間団体への委託も可
※実施主体は、都道府県、
指定都市、児童相談所
設置市、市町村(市町
村は③のみ実施可)
一般の住居
例1
貸付事業を利⽤可
※親族等と同居する場合を含む
(その場合は②⽣活相談・就労相談の利⽤可)
例2
例3
一般の住居
2
継 続 支 援 計 画 の 作 成
( 本 人 の 同 意 を 得 る )
必 要 に 応 じ て 一 般 施 策 に 移 行
( 生 活 困 窮 者 自 立 支 援 制 度 な ど )
⽣活困窮者⾃⽴⽀援
制度等による⽀援の
必要性が⾒込まれる
場合には、継続支援
計画にその利⽤を位
置付け、段階的に利
用開始
児相がアセスメントを
⾏い、その結果を踏ま
え、支援コーディネー
ターは、本人、⾥親等、
施設の意⾒を聞きなが
ら継続支援計画を作成
社会的養護⾃⽴⽀援事業(仮称)の創設(児童虐待・DV対策等総合支援事業)
○平
成2
8年
通常
国会
にお
いて
成立
した
改正
児童
福祉
法に
おい
て、
児童
自立
生活
援助
事業
(自
立援
助ホ
ーム
)の
対象
者に
、2
2歳
の年
度末
まで
の間
にあ
る大
学等
就学
中の
者が
追加
され
たこ
とと
併せ
て、
里親
等へ
の委
託や
、児
童養
護施
設等
への
施設
入所
措置
を受
けて
いた
者に
つい
て、
18
歳(
措置
延長
の場
合は
20
歳)
到達
後も
原則
22
歳の
年度
末ま
で、
引き
続き
必要
な支
援を
受け
るこ
とが
でき
る事
業と
して
、社
会的
養護
自立
支援
事業
(仮
称)
を創
設す
る。
施策の目的
38
生活
相談
・就
労相
談(イメージ)
対象
者
退所前のソー
シャルスキル
トレーニング
等
担当児童福祉司
支援コーディネーター
・継続支援計画を作成
・生活や就労面からの支援をフォロー
就労支援担当職員
・就労面からの支援
都道府県・児童相談所
生活相談・就労相談
⾃⽴⽀援担当職員
児童指導員・保育士
施設
⑤ 相 談
⑤ 支 援
相談支援担当職員
・主に生活面からの支援
⑤ 居 住 支 援 ・ 生 活 費 支 援
③ 事 業 利 用 決 定 ( 原 則 措 置 期 間 中 に 行 う )
② 事 業 利 用 申 請 ( 原 則 措 置 期 間 中 に 行 う )
養育者
⾥親
⾥親・ファミリーホーム
支援コーディネーターが、本人、
児童福祉司、⾥親等、施設職員
の意⾒を聞いて、計画を作成し、
本人同意を得る
④継続支援計画の作成
(原則措置期間中)
① 委 託
想定される受託機関
・現⾏の退所児童等アフターケア事業者
・⽣活困窮者⾃⽴⽀援制度における⾃⽴
相談支援機関
( 相 談 )
( 支 援 )
① 委 託
⾥親家庭・施設に
居住継続の場合の
居住支援
39