2014 年 3 月 13 日、東陽小学校 6 年生が小学校生活最後のバイキ
ング給食を楽しみました。最初に、栄養士の先生から簡単なバイキン
グ給食の楽しみ方をレクチャー。そのあと、テーブルに並んだメニュー
からそれぞれバランスや彩りなどを考えながらチョイス。プレートに
並んだメニューをみんなでおいしくいただきました。
当日は校長先生や養護の先生も仲間入り。にぎやかなランチタイム
になりました。校長先生のお気に入りはラーメンだそうですよ。おい
しかったですか?
バイキング給食のねら
いは、子どもたちに豊富な食品の中から何をどのように選
択すればよいのかを考えさせ、自らの健康を守る力を育て
ることを目的で実施されます。
バイキング給食のねらい
◆学校給食を楽しく食べる方法のひとつです。
◆自分の適量を知り自分の健康を自分で守る力を身につけ
ます。
◆自分勝手な行動をつつしみ、食事のマナーを身につけま
す。
◆調理員さんや農家の皆さんに感謝して食べます。
バイキング給食は、好きなものを好きなだけ食べる給食
ではありません。学校給食を通して、食べ物の働きや栄養
について学び、主食、主菜、副菜のバランスを考えて選ぶ
ことが大きな特徴です。給食便りなどでも紹介している「エ
ネルギーの元になるもの(黄色)」「体を作る元になるもの
(赤)」「体の調子を整えるもの(緑)」の各グループから子
供たちは自分が食べられる量をプレートに取り、それを残
さずに食べることや後の人のことを考えて取ることもマナーとして学びます。
また、この日のメニューは給食センターの調理員さんたちがこの日のためだけに通常の給食メニューの
ほかに作ってくれていることに感謝することも忘れてはいけません。
6年間の給食の思い出として、また
みんなで会食をするときのマナーを学
ぶ場として、そして自分で選んだ食事
の栄養を考える機会として、朝早くか
ら料理を作ってくれた調理員さんに感
謝をしながら、楽しい時間を過ごした
6年生でした。
おいしかったよ!バイキング給食
子供たちが選んだメニューです。上手に選べたかな?某先生のプレートです。
チョイスは完璧?
子どもたちは自分で栄養バランスを考えて、何を選ぶか決めています。
東陽小学校6年生
<最近の小学生の給食事情>
さて、給食は各学校や地域によってメニューが大きく変わります。その土地ならでわの調理
法や食材がありとても変化に富んでいます。給食を飽きずに食べるための工夫もあります。
【メニューの国際化】
いつの時代も人気メニューのカレーライ
ス。そのカレーもナンがついたりします。
ビビンバや八宝菜、揚げ餃子、チリコンカ
ンとメニューは世界を巡ります。
「自分の時代にはなかった・・・」っと献
立表を見て感じる保護者の方もいることで
しょう。
【季節感のあるメニュー】
四季を感じられるメニューも用意されています。5 月の柏餅や七夕ゼリー、ハロウィンやク
リスマスにはケーキなどといったデザート。冷し中華やそうめんといったメニューで季節を楽
しみます。また、地場産品として春にはイチゴ、夏にはメロンやスイカが旬メニューで登場す
ることも。
もちろんデザートばかりではありあません。スイートコーンやかぼちゃといった野菜たちも
スープやカレーの食材になって使われます。
また、塩麹やハーブといった調味料で味の変化にも気を配って作られています。
しかし、残念ながら「食」についていまどきの小学生は関心が薄いように感じられます。少
づついろいろな料理を食べて調理や食材に関心を持ってもらいたい。それは、給食で好き嫌い
なくなんでも食べる子は生活面や学習面でもはきはきしていて、意欲的なことが多いように思
うからです。
子供たちを取りまく「食」の事情が多様化し趣向も分散化している中で、給食費という限ら
れた予算の中で、いかに子供たちが残さずおいしく食べて、楽しい給食時間を過ごしてもらえ
るか、給食センターでは試行錯誤しながら取り組んでいます。