霧海難撲滅キャンペーンの実施について
1 期 間
3月4日(月)から3月13日(水)までの10日間
2 運動のスローガン
霧海難ゼロをめざして
3 主な実施事項
(1) 広報、周知関係
新聞、地方自治体の広報誌等への掲載依頼
官公署等関係先へのパンフレット配布
(2) 安全指導関係
海事関係機関等との合同訪船指導
(3) 安全教育関係
海難防止講習会、安全研修
(4) 「霧海難撲滅キャンペーンコメント」の募集
視界制限状態時の安全運航に資するため、海事に関する知識経験、ヒヤリハット
からの教訓など海難防止について、海事関係者の方々に再認識してもらう機会とし
て、本キャンペーン“初めての試み”で
・視界制限時に実施している社内や船内における取り組み
・視界制限時に経験したヒヤリハットとその改善策
・海事関係者に伝承したい視界制限時の安全対策等
・その他、霧と安全運航に関連する事項
といった事項に関連するコメント(例:標語、キャッチフレーズ、周知・呼びか
け事項等)を本キャンペーン期間(3月4日~13日まで)に募集します。
応募していただいたコメントについては、第六管区海上保安本部のホームページ
に掲載するほか、霧海難撲滅キャンペーンの広報用ポスターに使用するなど、海難
防止の推進に活用します。
4 参考
本キャンペーンの背景等は別添参考。
問合せ先
交通部安全課専門官 久保田
Tel:082-251-5111
(内線2621)
瀬戸内海・宇和海においては、春先から梅雨時期の3月から7月にかけて霧が発生し
やすく、航行船舶の視界が制限されるおそれがあります。
このため第六管区海上保安本部では、視界制限状態における海難を防止するため、霧
の発生時期を前に、船舶乗組員、船舶所有者及び運航者等を対象とした「霧海難撲滅キ
ャンペーン」を展開します。
平成25年2月28日
第六管区海上保安本部
別添
平成24年度 瀬戸内海・宇和海海難防止運動(霧海難防止)
1 重点事項の選定
平成24年6月14日、広島で開催された「海難防止強調運動瀬戸内海・宇
和海地方推進連絡会議」において、春先から梅雨時期の3月から7月にかけて
は、濃霧により視界が制限され、これに伴う衝突・乗揚海難の蓋然性が高くな
ることから「霧海難の防止」を重点事項として推進していくことが決定。
2 重点事項選定の背景
(1)霧海難の発生状況
第六管区海上保安本部管内において、過去5年間(平成20年~平成
24年)で発生した貨物船・タンカーの「霧海難」は44隻
(貨物船32隻、タンカー12隻)
① 原因別では
・操船不適切25隻(57%)
・見張り不十分16隻(36%)
となっている。
② 月別では
・6月19隻(43%)
・5月12隻(27%)
・7月、8隻(18%)
の順で多く発生している。
③ 視程別では
・0m以上300m未満23隻(52%)
・1000m以上2000m以下11隻(25%)
・500m以上700m未満7隻(16%)
・300m以上500m未満3隻(7%)
の順で発生しております。(別紙参照)
(2)キャンペーンの目的
霧海難全体の89%にあたる39隻が5月から7月かけて発生してい
ることから、この時期を前に、船舶乗組員、船舶所有者及び運航者等の
方々に「視界制限状態における適切な運航」について、改めて安全確認
をお願いし、「霧海難の防止」を図るもの。
3 主な注意内容
(1)視界制限状態における航法等の遵守
イ 厳重な見張りの励行
ロ レーダーの適切な使用
ハ 霧中信号の励行・遵守
ニ 安全な速力による航行
ホ 船位の確認・適切な避航動作
ヘ 安全な場所への早期待避・避泊
(2) 視界制限状態における安全運航マニュアルの策定・励行
(3) 気象・海象等の把握
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