F3SG-□RRセーフティライトカーテン
カタログ番号 SGFM-721Bhttp://www.ia.omron.com/f3sg-r
写真
はじめに
このたびはセーフティライトカーテン形F3SG-RRシリーズ(以下F3SG-RRと呼びます)をお買い上げいただき、ありがとうございます。本書はF3SG-RRの使用方法について説明しています。ご使用に際して下記のことを守ってください。
・ F3SG-RRは設置される機械について十分に理解されている「責任者」がお取り扱いください。・ 本書の中で「責任者」とは、機械の設計・設置・運用・保守・廃棄の各段階において、安全確保を行うための資格お
よび権限と責任のある人物のことです。・ F3SG-RRは、設置環境、機械の性能・機能に対応して正しく使用されることが前提となっています。関係者による
リスクアセスメントを実施した上で本製品を設置してください。・ ご使用の前に本書をよくお読みいただき十分にご理解の上、正しくご使用ください。・ 本書はいつでも参照できるように、お手元に大切に保管してください。
商標Bluetooth®は、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標です。オムロンはライセンスに基づいて使用しています。その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
iF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
1. F3SG-RRは、 労働安全衛生法第四十四条の二による 「型式検定」 を受けていません。 し たがって、 F3SG-
RRを日本国内で同法第四十二条で定められた 「プレス機械またはシャーの安全装置」 と し て使用する場合
は、 機械制御システムで検定を受けていただ く 必要があ り ます。
2. F3SG-RRは、 EU (欧州連合) 機械指令附属書V 第2項で指定される電気感知式保護装置 (ESPE : Electro-
Sensitive Protective Equipment) です。
3. EC/EU適合宣言
オムロンは、 F3SG-RRが以下のEC/EU指令の要求に適合し ている こ と を宣言し ます。
機械指令 2006/42/EC
EMC指令 2014/30/EU
4. 適合規格
(1) 欧州規格
EN61496-1 (タ イプ4 ESPE)、 EN 61496-2 (タ イプ4 AOPD)、 EN61508-1~4 (SIL 3)、
EN ISO 13849-1:2015 (PL e、 カテゴ リ4)
(2) 国際規格
IEC61496-1 (タ イプ4 ESPE)、 IEC61496-2 (タ イプ4 AOPD)、 IEC61508-1~4 (SIL 3)、
ISO 13849-1:2015 (PL e、 カテゴ リ4)
(3) JIS規格
JIS B 9704-1 (タ イプ4 ESPE)、 JIS B 9704-2 (タ イプ4 AOPD)
(4) 北米規格
UL61496-1 (タ イプ4 ESPE)、 UL61496-2 (タ イプ4 AOPD)、 UL508、 UL1998、 CAN/CSA C22.2 No.14、
CAN/CSA C22.2 No.0.8
5. 第三者認証
(1) TÜV SÜD
• EC型式試験認証:
EU機械指令、 タ イプ4 ESPE (EN61496-1)、 タ イプ4 AOPD (EN 61496-2)
• 認証:
タ イプ4 ESPE (EN61496-1)、 タ イプ4 AOPD (EN61496-2)、 EN 61508-1~4 (SIL 3)、
EN ISO 13849-1:2015 (PL e、 カテゴ リ4)
(2) UL
• ULリ ステ ィ ング
タ イプ4 ESPE (UL61496-1)、 タ イプ4 AOPD (UL61496-2)、 UL508、 UL1998、 CAN/CSA C22.2 No.14、
CAN/CSA C22.2 No.0.8
6. その他の規格
F3SG-RRは以下の規格を考慮し た設計になっ てお り ます。 なお、 最終システムを下記の規格、 規制に適合
させるためには、 関連するすべての規格、 法規、 規制にし たがっ て設計、 使用し て く だ さい。 不明な点は、
ULなどの専門機関にご相談 く だ さい。
• 欧州規格 EN415-4、 EN691-1、 EN692、 EN693、 IEC/TS 62046
• 米国労働安全衛生規則 OSHA 29 CFR 1910.212
• 米国労働安全衛生規則 OSHA 29 CFR 1910.217
• 米国規格 ANSI B11.1 to B11.19
• 米国規格 ANSI/RIA R15.06
• カナダ規格協会 CSA Z142, Z432, Z434
• SEMIス タ ンダー ド SEMI S2
• 厚生労働省 「機械の包括的な安全基準に関する指針」 平成19年7月31日基発第0731001号
法規 ・ 規格について
ii
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
Terms and Conditions Agreement
「当社商品」について特別の合意がない場合には、 お客様のご購入先にかかわらず、 本ご承諾事項記載の条件
を適用いた し ます。
1. 定義本ご承諾事項中の用語の定義は次のとお り です。
(1) 「当社商品」 : 「当社」の F A システム機器、 汎用制御機器、 センシング機器、 電子 ・ 機構部品
(2) 「カ タ ログ等」 : 「当社商品」に関する、 ベス ト 制御機器オムロン、 電子 ・ 機構部品総合カ タ ログ、 その
他のカ タ ログ、 仕様書、 取扱説明書、 マニュアル等であっ て電磁的方法で提供される ものも含みます。
(3) 「利用条件等」 : 「カ タ ログ等」に記載の、 「当社商品」の利用条件、 定格、 性能、 動作環境、 取り扱い方
法、 利用上の注意、 禁止事項その他
(4) 「お客様用途」 : 「当社商品」のお客様におけるご利用方法であっ て、 お客様が製造する部品、 電子基板、
機器、 設備またはシステム等への「当社商品」の組み込み又は利用を含みます。
(5) 「適合性等」 : 「お客様用途」での「当社商品」の(a)適合性、 (b)動作、 (c)第三者の知的財産の非侵害、 (d)法
令の遵守および(e)各種規格の遵守
2. 記載事項のご注意「カ タ ログ等」の記載内容については次の点をご理解 く だ さい。
(1) 定格値および性能値は、 単独試験における各条件のも と で得られた値であ り、 各定格値および性能値
の複合条件のも と で得られる値を保証する ものではあ り ません。
(2) 参考データはご参考と し て提供する もので、 その範囲で常に正常に動作する こ と を保証する ものでは
あ り ません。
(3) 利用事例はご参考ですので、 「当社」は「適合性等」について保証いた しかねます。
(4) 「当社」は、 改善や当社都合等によ り、 「当社商品」の生産を中止し、 または「当社商品」の仕様を変更す
る こ とがあ り ます。
3. ご利用にあたってのご注意ご採用およびご利用に際し ては次の点をご理解 く だ さい。
(1) 定格 ・ 性能ほか「利用条件等」を遵守し ご利用 く だ さい。
(2) お客様ご自身にて「適合性等」をご確認いただき、 「当社商品」のご利用の可否をご判断 く だ さい。
「当社」は「適合性等」を一切保証いた しかねます。
(3) 「当社商品」がお客様のシステム全体の中で意図し た用途に対し て、 適切に配電 ・ 設置されている こ と
をお客様ご自身で、 必ず事前に確認し て く だ さい。
(4) 「当社商品」をご使用の際には、 (ⅰ)定格および性能に対し余裕のある「当社商品」のご利用、 冗長設計な
どの安全設計、 (ⅱ)「当社商品」が故障し ても、 「お客様用途」の危険を最小にする安全設計、 (ⅲ)利用者
に危険を知らせるための、 安全対策のシステム全体と し ての構築、 (ⅳ)「当社商品」および「お客様用途
」の定期的な保守、 の各事項を実施し て く だ さい。
(5) 「当社」 はDDoS 攻撃 (分散型DoS 攻撃)、 コ ンピ ュータウイルスその他の技術的な有害プログラム、
不正ア クセスによ り、 「当社商品」、 イ ンス ト ールされたソ フ ト ウ ェ ア、 またはすべてのコ ンピ ュータ
機器、 コ ンピ ュータ プログラム、 ネ ッ ト ワーク、 データベースが感染し た と し ても、 そのこ と によ り
直接または間接的に生じ た損失、 損害その他の費用について一切責任を負わないものと し ます。
お客様ご自身にて、 ①アンチウイルス保護、 ②デー タ入出力、 ③紛失デー タの復元、 ④ 「当社商品」
またはイ ンス ト ールされたソ フ ト ウ ェ アに対する コ ンピ ュータ ウイルス感染防止、 ⑤ 「当社商品」 に
対する不正ア クセス防止についての十分な措置を講じ て く だ さい。
ご承諾事項
iiiF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
(6) 「当社商品」は、 一般工業製品向けの汎用品と し て設計製造されています。 従いま し て、 次に掲げる用
途での使用は意図し ておらず、 お客様が「当社商品」を これらの用途に使用される際には、 「当社」は「当
社商品」に対し て一切保証をいた し ません。 ただ し、 次に掲げる用途であっ て も、 「当社」 の意図し た
特別な商品用途の場合や特別の合意がある場合は除きます。
(a) 高い安全性が必要と される用途 (例 : 原子力制御設備、 燃焼設備、 航空 ・ 宇宙設備、 鉄道設備、 昇
降設備、 娯楽設備、 医用機器、 安全装置、 その他生命 ・ 身体に危険が及び う る用途)
(b) 高い信頼性が必要な用途 (例 : ガス ・ 水道 ・ 電気等の供給システム、 24時間連続運転システム、 決
済システムほか権利 ・ 財産を取り扱う用途など)
(c) 厳しい条件または環境での用途 (例 : 屋外に設置する設備、 化学的汚染を被る設備、 電磁的妨害を
被る設備、 振動 ・ 衝撃を受ける設備など)
(d) 「カ タ ログ等」に記載のない条件や環境での用途
(7) 上記3.(6)(a)から(d)に記載されている他、 「本カ タ ログ等記載の商品」は自動車 (二輪車含む。 以下同じ)
向けではあ り ません。 自動車に搭載する用途には利用し ないで下さい。 自動車搭載用商品については
当社営業担当者にご相談 く だ さい。
4. 保証条件「当社商品」の保証条件は次のとお り です。
(1) 保証期間 ご購入後 1 年間といた し ます。
(ただ し「カ タ ログ等」に別途記載がある場合を除きます。)
(2) 保証内容 故障し た「当社商品」について、 以下のいずれかを「当社」の任意の判断で実施し ます。
(a) 当社保守サービス拠点における故障し た「当社商品」の無償修理
(ただ し、 電子 ・ 機構部品については、 修理対応は行いません。)
(b) 故障し た「当社商品」と同数の代替品の無償提供
(3) 保証対象外 故障の原因が次のいずれかに該当する場合は、 保証いた し ません。
(a) 「当社商品」本来の使い方以外のご利用
(b) 「利用条件等」から外れたご利用
(c) 本ご承諾事項「3. ご利用にあたっ てのご注意」に反するご利用
(d) 「当社」以外による改造、 修理による場合
(e) 「当社」以外の者による ソ フ ト ウ ェ アプログラムによる場合
(f) 「当社」からの出荷時の科学 ・ 技術の水準では予見できなかった原因
(g) 上記のほか「当社」または「当社商品」以外の原因 (天災等の不可抗力を含む)
5. 責任の制限本ご承諾事項に記載の保証が、 「当社商品」に関する保証のすべてです。
「当社商品」に関連し て生じ た損害について、 「当社」および「当社商品」の販売店は責任を負いません。
6. 輸出管理「当社商品」または技術資料を、輸出または非居住者に提供する場合は、安全保障貿易管理に関する日本
および関係各国の法令・規制を遵守 く だ さ い。お客様が法令・規則に違反する場合には、「当社商品」また
は技術資料をご提供できない場合があ り ます。
iv
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
●安全に使用し ていただ く ための表示と意味について
本書では、 F3SG-RR を安全にご使用いただ く ために、 注意事項を次のよ う な表示と記号で示し ています。 こ
こ で示し た注意事項は安全に関する重大な内容を記載し ています。 表示と記号は次のとお り です。
• シグナル用語の説明
• 図記号の意味
●警告表示
機械が動作し ない状態でロータ リー SW、 終端キャ ッ プによる機能の設定を実施し、 F3SG-RR
が意図し た とお り に動作する こ と を必ず確認し て く だ さい。 意図し た とお り に設定されていな
い場合、 人体が検出されず、 重傷や死亡に至る恐れがあ り ます。
使用者について
F3SG-RRの設置や設定、 及び機械制御システムへの組み込みは必ず適切な訓練を受けた有資格
者が実施し て く だ さい。 資格のない作業者が実施する と正し く 動作し な く な り、 人体が検出さ
れず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
安全上のご注意
正しい取り扱いを し なければ、 この危険のために、 時に死亡に至った り、 重傷を負う場
合も起こ り得ます。 また、 同様に深刻な物的損害を受ける恐れがあ り ます。
正しい取り扱いを し なければ、 この危険のために、 軽傷 ・ 中程度の傷害を負った り、 万
一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあ り ます。 また、 同様に重大な物的損害を受ける
恐れがあ り ます。
一般的な禁止を示し ます。
一般的な指示を示し ます。
感電の可能性についての注意を示し ます。
vF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
取り付ける機械について
電気的制御による急停止が不可能な機械には適用できません。 た と えば、 フル回転ク ラ ッ チを
用いた機械プレスには使用し ないで く だ さい。 機械の危険部に到達する前に機械が止ま らず、
重傷を負う恐れがあ り ます。
F3SG-RRをPSDIモー ド (センサによるサイ クル運転の再始動) で使用するには、 F3SG-RRと機
械の間に適切な制御回路を構成する必要があ り ます。 PSDIについての詳細は、 OSHA1910.217、
IEC61496-1、 およびその他の関連する規格、 規制を参照 く だ さい。
取り付けについて
F3SG-RRを設置後、 機械が動作し ない状態でF3SG-RRが意図し た とお り に動作する こ と を必ず
責任者が確認し て く だ さい。 意図し た とお り に設置、 配線または設定されていない場合、 人体
が検出されず、 重傷を負 う恐れがあ り ます。
F3SG-RRと危険部の間には、 必ず安全距離を確保し て く だ さい。 機械の危険部に到達する前に
機械が止ま らず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
検出エ リ アを通過し てのみ機械の危険部に到達できるよ う に機械周辺に防護構造物を設置し て
く だ さい。 垂直に設置し たF3SG-RRの検出エ リ アの上方を越えて機械の危険部に人体が接近す
る こ と を防ぐ こ とができない場合、 このリ スク を考慮し て検出エ リ アの高さおよび安全距離を
決定し て く だ さい。 機械の危険部で作業を行う と き、 常に人体の一部が検出エ リ ア内に残るよ
う に設置し て く だ さい。 機械の危険部とF3SG-RRの検出エ リ アの間に人体が入り込んで し ま う
場合は、 再起動イ ン ターロ ッ クがかかるシステムと し て く だ さい。 予期し ない起動によ り、 重
傷を負う恐れがあ り ます。
リ セ ッ ト スイ ッ チは、 危険エ リ ア全体が見え、 かつ危険エ リ ア内から操作できない位置に設置
し て く だ さい。
プ リ リ セ ッ ト スイ ッ チは、 必ず危険エ リ ア内に設置し、 かつ危険エ リ ア外から操作できない位
置に設置し て く だ さい。
F3SG-RRは、 危険エ リ アからの飛来物に対し て人体を防護する こ とはできません。 別途覆いま
たは囲いを設けて く だ さい。
フ ィ ッ ク スブ ラ ンキングまたはフ ローテ ィ ングブ ラ ンキング機能を使用する場合、 以下に注意
し て く だ さい。 人体が検出されずに重傷を負う恐れがあ り ます。
• ブ ラ ンキングエ リ ア以外の全検出エ リ アでテス ト ロ ッ ド が検出される こ と を責任者が確認し
て く だ さい。
• フ ィ ッ ク スブ ラ ンキング機能を使用する場合、 ブ ラ ンキングエ リ アを通って機械の危険部に人
体が進入する こ と を防止するため、 ブ ラ ンキングエ リ ア全体を カバーする保護構造を設置し て
く だ さい。
フ ィ ッ ク スブ ラ ンキング、 フ ローテ ィ ングブ ラ ンキング、 またはリデュース ド レゾ リ ューシ ョン機能を使用する場合、 最小検出物体が大き く な り ます。 上記機能を使用する場合、 当該機能によ っ て大き く なった最小検出物体の値にも とづいて安全距離を計算し て く だ さい。 機械の危険部に到達する前に機械が止まらず、 重傷を負う 恐れがあ り ます。
vi
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
警告エ リ アは安全用途に使用し ないで く だ さい。 必ず検出エ リ アを通過し て、 機械の危険部に
到達するよ う に設置し て く だ さい。 垂直に設置し たF3SG-RRの検出エ リ アの上方を越えて機械
の危険部に人体が接近する こ と を防ぐ こ とができない場合、 このリ スク を考慮し て検出エ リ ア
の高さおよび安全距離を決定し て く だ さい。
警告エ リ アを使用する場合は、 検出エ リ ア と警告エ リ アを識別するためのシールをF3SG-RRに
貼り付けて く だ さい。 機械の危険部に到達する前に機械が止ま らず、 重傷を負う恐れがあ り ま
す。
警告エ リ アは、 安全距離を も とに設定し て く だ さい。
ミ ューテ ィ ング機能およびオーバーラ イ ド 機能は装置の安全機能を無効にし ます。 これらの機
能が働いている と きの安全性については、 別の手段にて確保し て く だ さい。
ミ ューテ ィ ングセンサは通過させる物体と人体の区別ができるよ う に配置し て く だ さい。 人体
に反応し て ミ ューテ ィ ング機能がはたらいた場合、 機械が止ま らず重傷を負う恐れがあ り ま
す。
ミ ューテ ィ ング機能およびオーバーラ イ ド 機能の状態を表示する ミ ューテ ィ ングラ ンプはすべ
ての操作位置から確認できる場所に配置し て く だ さい。
ミ ューテ ィ ング入力には、 独立し た2つの入力機器を使用し て く だ さい。 ミ ューテ ィ ングセン
サの単一故障によ っ て ミ ューテ ィ ング状態になる恐れがあ り ます。
ミ ューテ ィ ング機能に関連する時間は、 適切な訓練を受けた有資格者が、 アプ リ ケーシ ョ ンに
合わせて的確な設定を し て く だ さい。 特に ミ ューテ ィ ング時間制限値を無限大に設定する際に
は、 設定者自身が責任を持っ て実行 く だ さい。
ミ ューテ ィ ング中に作業者が危険エ リ アへ侵入できないよ う に、 F3SG-RR ・ ミ ューテ ィ ングセ
ンサ ・ 防護壁の配置、 および、 ミ ューテ ィ ング関連時間設定をおこ なって く だ さい。
ダイナ ミ ッ ク ミ ューテ ィ ング機能は、 ミ ューテ ィ ングの開始後に、 ワークの高さ を一定時間計
測し て、 その計測結果に基づいて新しい ミ ューテ ィ ングエ リ アに変更し ます。 使用する際は、
適切な訓練を受けた有資格者が十分に検証し た上で、 使用し て く だ さい。 必要に応じ て、 追加
の安全方策も実施し て く だ さい。
オーバーラ イ ド を起動するスイ ッ チには、 バネ復帰式のキースイ ッ チなどのホールド・ ト ゥ・ラ
ン装置を使用し、 危険エ リ ア全体が見え、 かつ危険エ リ ア内から操作できない位置に設置し て
く だ さい。 また、 オーバーラ イ ドは必ず危険エ リ アに誰もいないこ と を確認し てから起動し て
く だ さい。
オーバーラ イ ド時間の設定には、 適切な訓練を受けた有資格者が、 アプ リ ケーシ ョ ンに合わせ
て的確な設定を し て く だ さい。
オーバーラ イ ド機能を使用する場合、 必ずオーバーラ イ ド キャ ンセルスイ ッ チを リ セ ッ ト 入力
に接続し て く だ さい。 オーバーラ イ ド キャ ンセルスイ ッ チでオーバーラ イ ド 状態を解除する こ
とができず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
F3SG-RRの設置は光沢面からの影響を受けないよ う に設置し て く だ さい。 検出不能状態と な
り、 重傷を負う恐れがあ り ます。 光沢面からの設置距離については 「4-1-3. 光沢面からの距離」を参照し て く だ さい。
viiF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
複数セ ッ ト のF3SG-RRを近傍で使用する と、 投光器の光が異なる組合せの受光器に干渉し、 本
来の安全機能が失われる可能性があ り ます。 それぞれのF3SG-RRが干渉し ないよ う設置 ・ 構
成 ・ メ ンテナンス し て く だ さい。
キャ ッ プを外し ている と きのF3SG-RR内部、 またはコネク タ部に水 ・ 油 ・ ほこ り などの異物が
入らないよ う にし て く だ さい。
応答時間を変更する際には設定に合わせて安全距離を計算し て く だ さい。 機械の危険部に到達
する前に機械が止ま らず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
下図のよ う に ミ ラーを使用し て回帰反射形の配置では使用し ないで く だ さい。 検出不能状態に
なる こ とがあ り ます。 ミ ラーで検出エ リ アを90°曲げる こ とは問題あ り ません。
すべてのF3SG-RRに対し て 「第6章 チ ェ ッ ク リ ス ト 」 に記載の点検を実施し て く だ さい。 連結接続で使用する場合は連結されているすべてのF3SG-RRに対し て実施し て く だ さい。
配線について
PNP出力の場合、 負荷は出力と0Vラ イ ンの間に接続し て く だ さい。 NPN出力の場合、 負荷は出
力と+24Vラ イ ンの間に接続し て く だ さい。 誤っ て出力と前記とは異なる電源ラ イ ンの間に接続
する と、 制御出力の動作モー ドが 「し ゃ光時ON」 に反転し て危険です。
PNP出力の場合、 +24Vを接地し ないで く だ さい。 NPN出力の場合、 0Vを接地し ないで く だ さ
い。 万一制御出力が地絡し た場合、 負荷がONと な り機械を停止できな く な り ます。
必要な安全カテゴ リの要求事項を満たすよ う に適切な数の制御出力を使用し てシステムを構成
し て く だ さい。
F3SG-RRの各ラ イ ンをDC24V+20%を超えるDC電源に接続し ないで く だ さい。 また、 AC電源に
も接続し ないで く だ さい。 感電の可能性があ り危険です。
配線は、 必ず電源OFFの状態で行っ て く だ さい。
viii
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
補助出力の出力信号を安全用途に使用し ないで く だ さい。 F3SG-RRが故障し た場合に、 重傷を
負う恐れがあ り ます。
F3SG-RRがIEC 61496-1およびUL 508を満たすために、 DC電源ユニ ッ ト は下記の項目すべてを
満たすよ う にし て く だ さい。
・定格の電源電圧内 (DC24V±20%) である
・複数の装置に接続する場合には、 各装置の総定格電流に対し て余裕を持たせる。
・EMC指令適合 (工業環境)
・一次回路、 二次回路間が二重絶縁あるいは強化絶縁
・過電流保護特性が自動復帰
・出力保持時間が20ms以上
・UL508で定義される ク ラス2回路または制限電圧電流回路の出力特性要求を満たす。 詳細は 「4-
5-2. 電源ユニ ッ ト について」 を参照し て く だ さい。
・F3SG-RRが使用される国、地域でのEMCと電気機器安全に関する法規・規格に従う電源である。
(例 : EUではEMC指令、 低電圧指令に適合の電源である こ と)
すべての入出力線は、 危険電圧から二重絶縁あるいは強化絶縁によ り絶縁されているよ う にし
て く だ さい。 感電の可能性があ り危険です。
ケーブル延長は規定以内の長さ と し て く だ さ い。 安全機能が正常に働かない可能性があ り危険
です。
設定について
設定ツールのSD Manager2(以降、 設定ツールと呼びます)を使用し て各種機能の設定を変更する
場合や設定リ カバリ機能を使用する場合、 設定内容によ っては、 リ スクが増加する場合があ り
ます。 責任者が十分な リ スク アセス メ ン ト を実施の上、 変更内容の管理及び設定変更を実施し
て く だ さい。 意図し ない機能設定変更によ り人体が検出されず、 重傷を負う 恐れがあ り ます。
その他
本体を分解、 修理、 改造し ないで く だ さい。 本来の安全機能が失われ危険です。
F3SG-RRを引火性、 爆発性ガスの雰囲気中で使用し ないで く だ さい。 爆発の恐れがあ り ます。
「第6章 チ ェ ッ ク リ ス ト 」 にし たがって、 F3SG-RRの日常点検、 6ヶ月ご との点検を必ず実施して く だ さい。 システムが正常に動作せず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
強電界が発生する環境では使用し ないで く だ さい。 本来の安全機能が失われ危険です。
ixF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
以下に示すよ う な項目は安全を確保する上で必要なこ と ですので必ず守って く だ さい。
• 次のよ う な場所には保管 ・ 設置し ないで く だ さい。
- 直射日光など、 強い外乱光があたる場所
- 湿度が高 く 、 結露する恐れがある場所
- 腐食性ガスがある場所
- 仕様で定められる以上の振動や衝撃が本体に伝わる場所
- 屋外など汚染度3を超える場所
- 接着剤を溶かすよ う な油のかかる場所
- スパッ タ などの異物が付着するよ う な場所
• 負荷は、 下記の項目すべてを満たすよ う にし て く だ さい。
- 短絡させない
- 定格以上の電流を流さ ない
• 製品を落下させないで く だ さい。
• 使用し ている国の該当する廃棄物処理規則に従って廃棄し て く だ さい。
• F3SG-RR本体の取付金具やケーブル、 コネク タは本書の推奨 ト ルクに従っ て確実に締めて く だ さい。
• ロータ リー SWを操作する際に過度(0.2N ・ m以上)の力を加えないで く だ さい。 ロータ リー SWが破損し、 操
作できな く なる恐れがあ り ます。 また、 製品本体を傷つける恐れのある道具は使用し ないで く だ さい。
• ケーブルを使用する際は規定の最小曲げ半径以上で曲げて く だ さい。
• ケーブルのコネク タ を、 他のコネク タ に切り替える場合、 コネク タ内部の導体がIP54以上で保護される構造
と し て く だ さい。
• 高圧線や動力線とF3SG-RRの入出力線を同一配管で使用し ないで く だ さい。
• ケーブルを専用ケーブル以外で延長する場合、 同等以上の性能のケーブルを使用し て く だ さい。
4-5-3-6. 市販のケーブルを使って延長する場合をご参照 く だ さい。
• 延長ケーブルについて、 油環境でご使用される場合は、 形F39-JD□RAをご使用 く だ さい。 油環境で指定さ
れたケーブル以外をご使用された場合、 ケーブル内部に切削油などが浸入し、 破壊 ・ 焼損などの恐れがあ り
ます。
• イ ン ターフ ェースユニ ッ ト 形F39-GIF-1はF3SG-RRおよびF3SG-RA-02TS専用です。 形F3SJ-Aや形F3SJ-E/
B 、 F3SG-RAにこのイ ン ターフ ェ ースユニ ッ ト を接続し ないで く だ さい。
• イ ン ターフ ェースユニ ッ ト を接続し たまま、電源を投入する場合、PC通信線( ミ ューテ ィ ング入力A,B)をオー
プン状態にし て く だ さい。 F3SG-RRがロ ッ ク アウ ト するか、 または制御出力(OSSD)が出力されません。
• ロータ リー SW、 終端キャ ッ プによる機能の設定について本書をよ く お読み く だ さい。
• 本製品のLEDの定格使用年数は6年です。
• 切削油の種類によ っては影響を受ける場合があ り ます。 事前確認を行った上でご使用 く だ さい。
• ハウジング部材やシール部材の膨潤や割れなど、 保護構造が劣化し た状態で使用し ないで く だ さい。 保護構
造が劣化し た状態で使い続ける と、 製品内部に切削油などが浸入し、 破壊 ・ 焼損などの恐れがあ り ます。
安全上の要点
x
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
製品が動作不能、 誤動作、 または性能 ・ 機器への悪影響を防ぐため、 以下のこ と を守って く だ さ い。
保管 ・ 設置環境について• 次のよ う な場所には保管 ・ 設置し ないで く だ さい。
- 仕様で定められる以上の温度、 湿度での長時間の保管、 使用
- 水中、 および雨水などのかかる場所
• 本製品はク ラスA機器です。 家庭用環境において、 本製品は電波障害を起こすこ とがあ り ます。 この
場合は、 責任者が十分な対策を講じ て く だ さい。
配線 ・ 取り付けについて• すべての端子の信号名を確認し、 正し く 配線し て く だ さい。
• 電源投入後に検出エ リ アに何もない状態と し、 安定入光表示灯が点灯する こ と を確認し て く だ さい。
• 制御システムは、 F3SG-RRの電源投入後2秒以上経過し てから作動させて く だ さい。
• 市販のスイ ッ チングレギュ レータ を使用する場合、 PE(保護接地端子)を接地し て く だ さい。
• 投光器と受光器の上下方向を合わせて設置し て く だ さい。
• 外形寸法図にし たがい、 規定の数量、 および位置で金具をご使用 く だ さい。
ご使用されない場合、 定格/性能を満たすこ とができません。
• 強い高周波 ノ イズを発生する機器から離し て設置し て く だ さ い。 あるいは遮蔽対策を十分に行っ て
く だ さい。
• 他の機器と電源を共用する こ と によ っ て ノ イズの影響や電圧降下などの影響を受ける可能性があ り
ます。 他の機器と電源を共用せず、 安全コ ンポ専用の電源とする こ と を推奨し ます。
清掃についてシンナー、ベンジン、アセ ト ン類は、樹脂部材やケース塗装を溶かし ますので、使用し ないで く だ さい。
検出体について透明体、 半透明体は検出できません。
設定について• 通常動作中にロータ リー SWを操作し ないで く だ さい。 F3SG-RRがロ ッ ク アウ ト し ます。
• 設定対象のセンサが設定モー ド に移行し ている こ と を確認し てから設定変更を実行し て く だ さい。
使用上の注意
xiF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
耐油性についてF3SG-RRの耐油性能については下表の種類に対し て試験を行い合格し てお り ます。 使用する潤滑油 ・
切削油の検討の際にご参照 く だ さい。
注1. 上記の油(55℃)に240時間浸漬し、 絶縁抵抗20MΩ以上、 内部浸油無しの試験に合格し ており ます。
注2. 上表以外の油がかかる雰囲気でご使用される際には、 事前のご検討をお願いし ます。
試験油分類 JIS分類 製品名 メ ーカ
水溶性切削油
A1種
ユシローケン EC50T3
ユシロ化学工業製
ユシローケン FGE366
ユシローケン FX90
ユシローケン FGE180
ユシローケン EC980
A2種
ユシローケン FGM427
ユシローケン FGS700
ユシローケン GTS-100
ユシローケンシンセテ ィ ッ ク #770TG
マルチクール CSF-9000協同油脂株式会社製
マルチカ ッ ト SGV
A3種ユシローケン FGC950PR
ユシロ化学工業製
ユシローケン SC46TY
不水溶性切削油
N1種 ユシロンオイル CG5
N3種 ユシロン カ ッ ト アーバス BZ224K
N4種 ユシロン カ ッ ト アーバス KZ440
xii
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
マークの意味
下記のマークにて追加の情報を示し ています。
操作する上で守っ ていただきたいこ とや使い方のア ド バイスなど、 その機能について特に大切なポ
イ ン ト がま とめられています。
関連内容を記載し ているページ番号や見出し名を示し ています。
xiiiF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
目次
法規 ・ 規格について i
ご承諾事項 ii
安全上のご注意 iv
安全上の要点 ix
使用上の注意 x
マークの意味 xii
第 1 章 概要と仕様 1
1-1. 同梱物のご確認 2
1-2. 基本構成と各部の名称 3
1-2-1. 基本構成 4
1-3. 機能一覧 5
1-3-1. 機能概要 5
1-3-2. 機能一覧表 5
1-4. LED 表示灯 6
1-4-1. LED 表示灯の名称および点灯パターン 7
1-5. 定格 / 性能 8
1-6. 形式一覧 11
1-6-1. 形式 / 応答時間 / 消費電流 / 質量 11
1-6-2. 直列連結時の応答時間の計算方法 13
第 2 章 システム構成と機能 15
2-1. 機能の併用について 16
2-2. 動作状態 18
2-2-1. 機械稼働状態 18
2-2-2. 機械停止状態 18
2-2-3. イ ン ターロ ッ ク状態 18
2-2-4. ロ ッ ク アウ ト 状態 18
2-2-5. 設定状態 18
2-3. 光同期 19
2-3-1. 機能説明 19
2-4. スキャ ン コー ド 切り替え 20
2-4-1. 機能説明 20
2-4-2. 出荷時設定 20
2-4-3. 設定変更方法 20
2-4-4. 設定ツールによる設定変更 20
2-5. PNP/NPN 選択 21
2-5-1. 機能説明 21
2-5-2. 出荷時設定 21
xiv
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
2-5-3. 設定ツールによる設定変更 21
2-6. セルフ テス ト 22
2-6-1. 機能説明 22
2-6-1-1. セルフ テス ト の内容 22
2-6-1-2. 制御出力の出力波形 23
2-7. 外部テス ト 24
2-7-1. 機能説明 24
2-7-2. 出荷時設定 24
2-7-3. 設定変更方法 24
2-7-4. 設定ツールによる設定変更 25
2-8. ロ ッ クアウ ト リ セ ッ ト 26
2-8-1. 機能説明 26
2-9. イ ン ターロ ッ ク 27
2-9-1. 機能説明 27
2-9-2. 出荷時設定 31
2-9-3. 設定ツールによる設定変更 31
2-10. 外部リ レーモニ タ (EDM) 33
2-10-1. 機能説明 33
2-10-2. 出荷時設定 34
2-10-3. 設定ツールによる設定変更 34
2-11. 補助出力 35
2-11-1. 機能説明 35
2-11-2. 出荷時設定 35
2-11-3. 設定ツールによる設定変更 36
2-12. ミ ューテ ィ ング 38
2-12-1. 機能説明 38
2-12-2. 標準 ミ ューテ ィ ングモー ド 40
2-12-3. 出口専用 ミ ューテ ィ ングモー ド 51
2-12-4. 位置検出 ミ ューテ ィ ングモー ド 57
2-12-5. ダイナ ミ ッ ク ミ ューテ ィ ング機能 61
2-12-6. 出荷時設定 62
2-12-7. 設定ツールによる設定変更 62
2-13. オーバーラ イ ド 65
2-13-1. 機能説明 65
2-13-2. 通常動作時オーバーラ イ ド 65
2-13-3. 起動時オーバーラ イ ド 68
2-13-4. 設定ツールによる設定変更 69
2-14. フ ィ ッ ク スブ ラ ンキング 70
2-14-1. 機能説明 70
2-14-2. 出荷時設定 72
2-14-3. 設定ツールによる設定変更 73
2-15. フ ローテ ィ ングブ ラ ンキング 74
xvF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
2-15-1. 機能説明 74
2-15-2. 出荷時設定 77
2-15-3. 設定ツールによる設定変更 77
2-16. リデュース ド レゾ リ ューシ ョ ン 78
2-16-1. 機能説明 78
2-16-2. 出荷時設定 79
2-16-3. 設定ツールによる設定変更 80
2-17. 警告エ リ ア 81
2-17-1. 機能説明 81
2-17-2. 出荷時設定 83
2-17-3. 設定ツールによる設定変更 84
2-18. 設定エ リ アの隣接条件 85
2-19. 応答時間変更 87
2-19-1. 機能説明 87
2-19-2. 出荷時設定 87
2-19-3. 設定ツールによる設定変更 87
2-20. ラ ンプ 88
2-20-1. 機能説明 88
2-20-2. 出荷時設定 88
2-20-3. 設定ツールによる設定変更 89
2-21. 指定光軸出力 91
2-21-1. 機能説明 91
2-21-2. 出荷時設定 91
2-21-3. 設定ツールによる設定変更 92
2-22. 受光量モニ タ 93
2-22-1. 受光量表示 93
2-22-1-1. 機能説明 93
2-22-1-2. 設定ツールによる設定変更 93
2-22-2. 外乱光量表示 93
2-22-2-1. 機能説明 93
2-22-2-2. 設定ツールによる設定変更 93
2-23. メ ンテナンス情報 94
2-23-1. 機能説明 94
2-23-2. エラー履歴 94
2-23-3. ワーニング履歴 94
2-23-4. 通電時間 94
2-23-5. 負荷開閉回数 95
2-23-6. ミ ューテ ィ ング統計情報 95
2-24. 動作状態モニ タ 96
2-24-1. 機能説明 96
2-24-2. 読出し情報 96
2-25. 設定リ カバリ 97
xvi
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
2-25-1. 機能説明 97
第 3 章 ロータ リー SW / 終端キャ ッ プを使った設定 99
3-1. ロータ リー SW で設定できる機能 100
3-2. ロータ リー SW 101
3-3. 終端キャ ッ プで設定できる機能 102
3-4. 終端キャ ッ プ 103
第 4 章 配線 / 取り付け 105
4-1. 設置条件 107
4-1-1. 検出エ リ ア と侵入経路 107
4-1-2. 安全距離 108
4-1-2-1. ISO 13855/EN ISO 13855 による安全距離の計算式 108
4-1-2-2. ANSI B11.19 による安全距離の計算式 111
4-1-3. 光沢面からの距離 112
4-1-3-1. F3SG-RR( タ イプ 4 ESPE) 112
4-1-4. 相互干渉の防止方法 113
4-2. 直列連結 115
4-2-1. 概要 115
4-2-2. 接続方法 117
4-3. 外形寸法図 118
4-3-1. フ リーロケーシ ョ ン金具 ( 形 F39-LGRA) を取り付ける場合 118
4-3-1-1. 背面取り付け時 118
4-3-1-2. 側面取り付け時 119
4-3-1-3. フ リーロケーシ ョ ン金具 ・ 中間取付金具 (形 F39-LGRA) 120
4-3-2. 上下取付金具 ( 形 F39-LGRTB) と中間取付金具 (F39-LGRA) を取り付ける場合 121
4-3-2-1. 背面取り付け時 121
4-3-2-2. 側面取り付け時 122
4-3-2-3. 上下取付金具 (形 F39-LGRTB) 123
4-3-3. 上下取付金具 ( 形 F39-LGRTB-2) と中間取付金具 (F39-LGRA) を取り付ける場合 124
4-3-3-1. 背面取り付け時 124
4-3-3-2. 側面取り付け時 125
4-3-3-3. 上下取付金具 (F39-LGRTB-2) 126
4-3-4. 上下取付金具 ( 形 F39-LGRTB-3) と中間取付金具 (F39-LGRA) を取り付ける場合 127
4-3-4-1. 背面取り付け時 127
4-3-4-2. 側面取り付け時 128
4-3-4-3. 上下取付金具 (F39-LGRTB-3) 129
4-3-5. 上下取付金具 (形 F39-LGRTB- □) と ア クセサリ を取り付ける場合 130
4-3-5-1. 直列連結ケーブル (形 F39-JGR2WTS) 取り付け時 130
4-3-5-2. Bluetooth ®通信ユニ ッ ト (形 F39-BT) 取り付け時 131
4-3-5-3. ラ ンプ ( 形 F39-LP) またはラ ンプ ・ Bluetooth ®通信ユニ ッ ト ( 形 F39-BTLP) 取り付け時
xviiF3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
はじ
めに
はじめに
J
132
4-4. 取り付け 133
4-4-1. 取り付け方法 133
4-4-2. 取付金具の必要数量 133
4-4-3. 取り付け手順 134
4-4-3-1. フ リーロケーシ ョ ン金具 ( 形 F39-LGRA) を使用し た取り付け 134
4-4-3-2. 上下取付金具 (F39-LGRTB- □ ) と中間取付金具 (F39-LGRA) を使用し た取り付け 137
4-4-4. 光軸調整方法 141
4-5. 配線 142
4-5-1. 配線時の注意 142
4-5-2. 電源ユニ ッ ト について 143
4-5-3. 配線方法 144
4-5-3-1. 片側コネク タ ケーブル ( 耐油ケーブル ) 144
4-5-3-2. 片側コネク タ ケーブル 145
4-5-3-3. 両側コネク タ ケーブル 146
4-5-3-4. 直列連結ケーブル 148
4-5-3-5. 省配線コネク タ システム 149
4-5-3-6. 市販のケーブルを使っ て延長する場合 150
4-5-4. 機能接地の接続方法 151
第 5 章 入出力回路と アプ リ ケーシ ョ ン 153
5-1. 入出力回路 155
5-1-1. 全体回路図 155
5-1-2. 機能別入力回路図 157
5-2. 配線例 158
5-2-1. F3SG-RR 単体 (PNP 出力 ) 158
5-2-1-1. オー ト リ セ ッ ト ・ EDM 有効 (PNP 出力 ) 158
5-2-1-2. マニュアルリ セ ッ ト ・ EDM 無効 (PNP 出力 ) 159
5-2-1-3. 形 F3SJ-B シ リーズからの置き換え時 160
5-2-1-4. 省配線コネク タ使用時 (PNP 出力) 161
5-2-1-5. プ リ リ セ ッ ト モー ド (PNP 出力 ) 162
5-2-2. ミ ューテ ィ ング配線 (PNP 出力) 163
5-2-2-1. 標準 ミ ューテ ィ ングモー ド / 出口専用 ミ ューテ ィ ングモー ド (PNP 出力 ) 163
5-2-2-2. 標準 ミ ューテ ィ ングモー ド / 出口専用 ミ ューテ ィ ングモー ド省配線コネク タ使用時 (PNP 出力 ) 164
5-2-2-3. ミ ューテ ィ ングセンサ 2 個を使った標準 ミ ューテ ィ ングモー ド / 出口専用 ミ ューテ ィングモー ド (PNP 出力 ) 165
5-2-2-4. ミ ューテ ィ ングセンサ 4 個を使った標準 ミ ューテ ィ ングモー ド (PNP 出力 ) 166
5-2-3. F3SG-RR 単体 (NPN 出力) 167
5-2-3-1. オー ト リ セ ッ ト ・ EDM 有効 (NPN 出力 ) 167
5-2-3-2. マニュアルリ セ ッ ト ・ EDM 無効 (NPN 出力 ) 168
5-2-3-3. 形 F3SJ-B シ リーズからの置き換え時 169
xviii
はじ
めに
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
はじめに
5-2-3-4. 省配線コネク タ使用時 (NPN 出力 ) 170
5-2-3-5. プ リ リ セ ッ ト モー ド (NPN 出力 ) 171
5-2-4. ミ ューテ ィ ング配線 (NPN 出力) 172
5-2-4-1. 標準 ミ ューテ ィ ングモー ド / 出口専用 ミ ューテ ィ ングモー ド (NPN 出力 ) 172
5-2-4-2. ミ ューテ ィ ングセンサ 2 個を使った標準 ミ ューテ ィ ングモー ド / 出口専用 ミ ューテ ィングモー ド (NPN 出力 ) 173
5-2-4-3. ミ ューテ ィ ングセンサ 4 個を使った標準 ミ ューテ ィ ングモー ド (NPN 出力 ) 174
5-3. 接続可能コ ン ト ローラ一覧 175
第 6 章 チ ェ ッ ク リ ス ト 177
6-1. 使用前のチ ェ ッ ク リ ス ト 178
6-1-1. チ ェ ッ ク リ ス ト 178
6-1-1-1. 設置条件の確認 178
6-1-1-2. 電源投入前の配線の確認 178
6-1-1-3. 機械が停止し ている状態での動作確認 179
6-1-1-4. 機械が動作する状態で危険部の停止を確認 179
6-2. メ ンテナンス時のチ ェ ッ ク リ ス ト 180
6-2-1. チ ェ ッ ク リ ス ト 180
6-2-1-1. 始業時、 作業者交代時の点検 180
6-2-1-2. 機械が動作する状態で危険部の停止を確認 181
6-2-1-3. 6 ケ月ご と または機械のセ ッ テ ィ ング変更時の点検項目 181
第 7 章 付録 183
7-1. ト ラ ブルシューテ ィ ング 184
7-1-1. ロ ッ ク アウ ト 状態 185
7-1-1-1. 概要 185
7-1-1-2. ト ラ ブルシューテ ィ ング方法 186
7-1-2. ワーニング時 189
7-1-2-1. 概要 189
7-1-2-2. ト ラ ブルシューテ ィ ング方法 189
7-1-2-3. ミ ューテ ィ ングシーケンスエ ラー時の表示灯 190
7-1-2-4. イ ン ターロ ッ ク シーケンスエ ラー時の表示灯 191
7-1-3. ロ ッ ク アウ ト 状態以外の ト ラ ブル 192
7-2. ア クセサリ ( 別売 ) 193
7-3. 用語集 199
7-4. マニュアル改定履歴 202
第 1
章概
要と
仕様
1F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
J
第1章 概要と仕様
1-1. 同梱物のご確認 2
1-2. 基本構成と各部の名称 3
1-2-1. 基本構成 4
1-3. 機能一覧 5
1-3-1. 機能概要 5
1-3-2. 機能一覧表 5
1-4. LED表示灯 6
1-4-1. LED表示灯の名称および点灯パタ ーン 7
1-5. 定格/性能 8
1-6. 形式一覧 11
1-6-1. 形式/応答時間/消費電流/質量 11
1-6-2. 直列連結時の応答時間の計算方法 13
2
第 1
章同
梱物
のご
確認
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
1-1. 同梱物のご確認
ご使用の前に、 以下の製品が揃っ ているか確認し て く だ さい。
梱包には万全を期し てお り ますが、万一不足があ り ま し たら、お近 く の当社支店・営業所までご連絡 く だ さい。
製品 数量
セーフ テ ィ ラ イ ト カーテン
形F3SG-4RR□□□□□□□本体
投光器×1、 受光器×1
警告エ リ アラベル 1
ト ラ ブルシューテ ィ ングステ ッ カ 1
安全上のご注意 3
ク イ ッ ク イ ンス ト ールマニュアル 1
終端キャ ッ プ(外部テス ト 入力機能切り替え用) (白色) 1
3F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章基
本構
成と
各部
の名
称概要と仕様
J
1-2. 基本構成と各部の名称
このセク シ ョ ンでは、 F3SG-RRシステムの基本構成と各部の名称および部品名について説明し ます。
4
第 1
章基
本構
成と
各部
の名
称
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
1-2-1. 基本構成
投光器と受光器の見分け方はF3SG-RRの正面に 「EMITTER」 と印字し ている方が投光器、 「RECEIVER」 と印字し ている
方が受光器と な り ます。
部品 形式 説明
投光器、 受光器 F3SG-RR-- 必要な検出幅に応じ て形式を選定し ます。形式の意味は以下の通り です。
1: ESPEタ イ プ (4: タ イプ 4)
2: 検出幅(mm)
3: 最小検出物体直径(mm)
4: Lは投光器、 Dは受光器、 ブ ラ ン クは投光器と受光器の
セ ッ ト
F3SG-�RR����-��-�
5F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章機
能一
覧概要と仕様
J
1-3. 機能一覧
1-3-1. 機能概要機能が充実し てお り、 お客様のアプ リ ケーシ ョ ンに応じ て、 多様に設定する こ とができます。 ご利用
可能な機能については、 機能一覧の表を参照し て く だ さい。
1-3-2. 機能一覧表F3SG-RRシ リーズは下記機能を備えています。 F3SG-RRシ リーズの機能によ っ ては、 セーフ テ ィ ラ イ
ト カーテン本体のロータ リー SW、 終端キャ ッ プまたはPC用の設定ツール(SD Manager 2)で切り替えや
設定が可能です。
機能 設定変更 出荷時設定 ページ
光同期 ― ― p.19
スキャ ン コー ド切り替え ロータ リー SWで設定可能 コー ドA p.20
PNP/NPN選択 設定ツールで設定可能 PNP出力 p.21
セルフ テス ト ― ― p.22
外部テス ト 終端キャ ッ プで設定可能 24Vアク テ ィ ブ p.24
ロ ッ クアウ ト リ セ ッ ト ― ― p.26
イ ン ターロ ッ ク 設定ツールで設定可能 オー ト リ セ ッ ト モー ド p.27
外部リ レーモニ タ(EDM) 設定ツールで設定可能 有効 p.33
補助出力 設定ツールで設定可能 制御出力情報
(出力反転機能 : 有効)p.35
ミ ューテ ィ ング 設定ツールで設定可能 無効 p.38
オーバーラ イ ド 設定ツールで設定可能 無効 p.65
フ ィ ッ クスブ ラ ンキング 設定ツールで設定可能 無効 p.70
フ ローテ ィ ングブ ラ ンキング 設定ツールで設定可能 無効 p.74
リデュース ド レゾ リ ューシ ョ ン 設定ツールで設定可能 無効 p.78
警告エ リ ア 設定ツールで設定可能 無効 p.81
応答時間変更 設定ツールで設定可能 標準モー ド p.87
ラ ンプ 設定ツールで設定可能 赤色 : 制御出力情報
(出力反転機能 : 有効)
橙色 : 安定入光情報 (Stable情報)
(出力反転機能 : 有効、 点滅回数 : ON1回)
緑色 : 制御出力情報
p.88
指定光軸出力 設定ツールで設定可能 無効 p.91
受光量モニ タ モニ タ専用 ― p.93
エラー履歴/ワーニング履歴 モニ タ専用 ― p.94
通電時間し きい値 設定ツールで設定可能 30,000h p.94
負荷開閉回数し きいち値 設定ツールで設定可能 100,000回(1回毎) p.95
動作状態モニ タ 読出し専用 ― p.96
設定リ カバリ 設定ツールで設定可能 ― p.97
6
第 1
章LED
表示
灯
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
1-4. LED表示灯
7F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章LED
表示
灯概要と仕様
J
1-4-1. LED表示灯の名称および点灯パターン工場出荷時のF3SG-RRのLED表示灯の名称および表示状態を下記に示し ます。
投光器
受光器
*1 外部リ レーモニ タ機能使用時の配線、 未使用時の配線にかかわらず外部リ レーモニ タ入力に入力がある場合点
灯し ます。
*2 点滅の詳細については、 ユーザーズマニュアル、 2-9. イ ン ターロ ッ ク を参照し て く だ さい。
上記表内の用語の定義については 7-3. 用語集 を参照し て く ださい。
F3SG-RRの受光器が設定状態にある場合、 TOP、 CFG、 LOCKOUT、 STB、 ON/OFF出力表示灯が点滅し ます。
位置 表示名 表示色 点灯 点滅
1 テス ト TEST 緑 - 外部テス ト 中に点滅
2 検出距離 LONG 緑 常時点灯スキャ ン コー ド設定エラーのロ ッ ク
アウ ト のと きに点滅
3 電源 POWER 緑投光器の電源が投入されている と きに点灯
ノ イズによる異常の時に点滅
4 ロ ッ クアウ ト LOCKOUT 赤 - 投光器側のロ ッ クアウ ト のと きに点滅
位置 表示名 表示色 点灯 点滅
1 上端入光 TOP 青最上端の光軸が入光し ている と きに点灯
ミ ューテ ィ ング/オーバーラ イ ド中、 またはキャ ッ プエ ラー、 他のセンサエラーのロ ッ クアウ ト のと きに点滅
2 PNP/NPNモー ド NPN 緑PNP/NPN選択がNPNモー ドのと きに点灯
-
3 応答時間 SLOW 緑 応答時間変更機能が有効のと きに点灯 -
4 シーケンスエ ラー SEQ 黄 -
ミ ューテ ィ ング機能またはプ リ リ
セ ッ ト 機能使用時、 シーケンスエ
ラーが発生する と点滅
5 ブ ラ ンキング BLANK 緑ブ ラ ンキング機能、 警告エ リ ア機能、リデュース ド レゾ リ ューシ ョ ン機能のいずれかが有効のと きに点灯
ブ ラ ンキングモニ タ エ ラーのロ ッ クアウ ト のと きに点滅
6コ ン フ ィ グレーシ ョ ン
CFG 緑 -
ダイナ ミ ッ ク ミ ューテ ィ ング機能のエリ ア測定中、 または設定値エ ラーあるいは組み合わせ構成エ ラーによるロ ックアウ ト の時に点滅
7 イン ターロ ッ ク INT-LK 黄 イン ターロ ッ ク状態のと きに点灯 プ リ リ セ ッ ト 機能使用時に点滅(*2)
8 外部リ レーモニ タ EDM 緑リ セ ッ ト 入力に入力がある と点灯(*1) 外部リ レーモニ タ エ ラーのロ ッ クアウ
ト のと きに点滅
9 内部エ ラー INTERNAL 赤 -内部エ ラーのロ ッ クアウ ト 、 電源電圧異常またはノ イズによる異常のと きに点滅
10 ロ ッ クアウ ト LOCKOUT 赤 - 受光器側のロ ッ クアウ ト のと きに点滅
11 安定入光 STB 緑入光量が出力ONし きい値の170%以上のと き点灯
外乱光や振動の影響で制御出力が瞬
間的にOFFし た と きに点滅
12 ON/OFF出力 ON/OFF
緑 制御出力がONのと きに点灯 -
赤制御出力がOFFのと き、 点灯 制御出力エ ラーのロ ッ クアウ ト 、 電源
電圧異常またはノ イズによる異常のときに点滅
13 通信 COM 緑投受光器間の通信が成立し たと きに点灯
通信エ ラーのロ ッ クアウ ト 、 電源電圧異常またはノ イズによる異常のと きに点滅
14 下端入光 BTM 青最下端の光軸が入光し ている と きに点灯
ミ ューテ ィ ング/オーバーラ イ ド中、 またはスキャ ン コー ド設定エ ラーのロ ックアウ ト のと きに点滅
8
第 1
章定
格/性
能
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
1-5. 定格/性能
形式中の□□□□には、 検出幅(mm)が4桁の数字で入り ます。
F3SG-4RR□□□□-14 F3SG-4RR□□□□-25
性能
最小検出物体直径(MOS)不透明
φ14mm φ25mm
光軸ピ ッ チ 10mm 20mm
光軸数 23~191光軸 12~96光軸
レンズサイズ 5.2×3.4 (W×H)mm 6.0×5.0 (W×H)mm
検出幅 240~1,920mm 240~1,920mm
検出距離 0.3~10.0m 0.3~17.0m
応答時間
ON→OFF 標準モー ド : 8~18ms *1
低速モー ド : 16~36ms *1*2
OFF→ON 標準モー ド : 40~90ms(同期)、 140~190ms(非同期) *1
*1.単体または連結時の応答時間。
1-6. 形式一覧 参照
*2.設定ツールで選択可能。
有効開口角(EAA)(IEC61496-2) 投光器、受光器と も検出距離3m以上の時±2.5°以下
光源 赤外LED (波長870nm)
電源投入後立ち上がり時間 2s以下
電気的仕様
電源電圧(Vs) SELV/PELV24VDC±20%(リ ッ プルp-p10%以下)
消費電流 1-6. 形式一覧 参照
制御出力(OSSD)
PNPまたはNPN ト ラ ンジス タ2出力(設定ツールでPNP/NPNを選択)
負荷電流300mA以下、 残留電圧2V以下(ケーブル延長による電圧降下を除 く )、 容量負荷1μF以下、 誘
導負荷2.2H以下。 *1
漏れ電流1mA以下(PNP)、 2mA以下(NPN) *2
*1. 誘導性負荷の値は、 制御出力が頻繁にON/OFFを繰り返す場合の最大値です。 制御出力を4Hz以下
で使用する場合は、 使用できる誘導性負荷の値が大き く な り ます。
*2. 追加でコ ンデンサなどの容量性負荷を含む素子を接続する場合に考慮し ていただ く 値です。
補助出力PNPまたはNPN ト ラ ンジス タ1出力(設定ツールでPNP/NPNを選択)
負荷電流100mA以下、 残留電圧2V以下
出力動作モー ド
制御出力 入光時ON
補助出力 制御出力情報 (出力反転:有効) (出荷時設定)
(設定ツールで選択可能)
入力電圧
外部リ レー
モニタ入力
(ロ ッ クア
ウ ト リ セ ッ
ト 入力)
PNP
ON電圧 : Vs-3V~Vs (短絡電流 約6.5mA) *
OFF電圧 : 0V~1/2Vsまたはオープン (短絡電流 約8.0mA) *
NPN
ON電圧 : 0V~3V (短絡電流 約8.0mA)
OFF電圧 : 1/2Vs~Vsまたはオープン (短絡電流 約6.5mA) *
ミ ューテ ィ
ング入力A/
B
PNP
ON電圧 : Vs-3V~Vs (短絡電流 約3.0mA) *
OFF電圧 : 0V~1/2Vsまたはオープン (短絡電流 約5.0mA) *
NPN
ON電圧 : 0V~3V (短絡電流 約5.0mA)
OFF電圧 : 1/2Vs~Vsまたはオープン (短絡電流 約3.0mA) *
テス ト 入力 24Vア ク テ ィ ブ設定時
ON電圧 : 9V~Vs (短絡電流 約2.5mA) *
OFF電圧 : 0~1.5Vまたはオープン (短絡電流 約2.0mA)
0Vアク テ ィ ブ設定時
ON電圧 : 0~3V (短絡電流 約2.0mA)
OFF電圧 : 9V~Vsまたはオープン (短絡電流 約2.5mA) *
* こ こ でのVsとは使用環境での電源電圧値です。
過電圧カ テゴ リ(IEC60664-1) II
9F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章定
格/性
能概要と仕様
J
表示灯 1-4-1. LED表示灯の名称および点灯パターン 参照
保護回路 出力負荷短絡保護、 電源逆接続保護
絶縁抵抗 20MΩ以上 (DC500Vメ ガにて)
耐電圧 AC1,000V、 50/60Hz、 1分
機能仕様
相互干渉防止機能 (スキャ ン
コー ド)
本機能によ り2セ ッ ト 間の相互干渉を防止できます。
4-1-4. 相互干渉の防止方法 参照
直列連結機能
連結数 : 3セ ッ ト まで
総光軸数 : 255光軸まで
連結されたセンサ間のケーブル合計長 : 最大10m (連結ケーブル(形F39-JGR2WTS)と本体のケーブルは
含まない)
テス ト 機能セルフテス ト (電源投入時および通電時)
外部テス ト (テス ト 入力による投光停止機能)
安全関連機能
イ ン ターロ ッ ク
外部リ レーモニ タ(EDM)
プ リ リ セ ッ ト
フ ィ ッ クスブ ラ ンキング/フ ローテ ィ ングブ ラ ンキング
リデュース ド レゾ リ ューシ ョ ン
ミ ューテ ィ ング/オーバーラ イ ド
スキャ ン コー ド切り替え
PNP/NPN選択
応答時間変更
第2章 システム構成と機能 参照
環境仕様
周囲温度動作時 -10~55℃ (ただ し氷結し ないこ と)
保存時 -25~70℃
周囲湿度動作時 35~85%RH (ただ し結露し ないこ と)
保存時 35~95%RH
使用周囲照度白熱ラ ンプ : 受光面照度3,000lx以下
太陽光 : 受光面照度10,000lx以下
保護構造(IEC60529) IP65/IP67(IEC60529) IP67G(JIS C 0920 附属書1)
耐振動(IEC61496-1) 10~55Hz、複振幅0.7mm、3軸各軸と も20掃引
耐久衝撃(IEC61496-1) 100m/s2、 3軸各軸と も1000回
汚染度(IEC60664-1) 汚染度3
接続仕様
電源ケーブル
接続方式 M12コネク タ: 8ピン(投光器/受光器) 、 プ リ ワイヤタ イプ
かん合時IP67等級、 IP67G(JIS C 0920 附属書1) *
* 耐油ケーブル (形F39-JD□□RA-□) が正し く かん合された状態での保護構造性能です。
芯数 投光器側 : 5芯、 受光器側 : 8芯
ケーブル長 0.3m
ケーブル径 6mm
許容曲げR R36mm
直列連結ケーブル
接続方式 M12コネク タ: 8ピン(投光器/受光器) 、 かん合時IP67等級
芯数 投光器側 : 5芯、 受光器側 : 8芯
ケーブル長 0.3m
ケーブル径 6mm
許容曲げR R5mm
F3SG-4RR□□□□-14 F3SG-4RR□□□□-25
10
第 1
章定
格/性
能
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
耐油ケーブル
形F39-JD□RA-□
- 片側コネク タ
ケーブル
接続方式 M12コネク タ: 8ピン(投光器/受光器) 、 プ リ ワイヤタ イプ
かん合時IP67等級、 IP67G(JIS C 0920 附属書1) *
* 電源ケーブルと正し く かん合された状態での保護構造性能です。 ケーブル芯線が出ている部分は、
本性能の対象外です。
芯数 投光器側 : 5芯、 受光器側 : 8芯
ケーブル長 4-5-3-1. 片側コネク タ ケーブル (耐油ケーブル) 参照
ケーブル径 6mm
許容曲げR R36mm
延長ケーブル
形F39-JD□A
- 片側コネク タ
ケーブル
形F39-JD□B
- 両側コネク タ
ケーブル
接続方式 M12コネク タ: 8ピン(投光器/受光器) 、 かん合時IP67等級
芯数 投光器側/受光器側 : 8芯
ケーブル長 4-5-3-2. 片側コネク タ ケーブル 参照
4-5-3-3. 両側コネク タケーブル 参照
ケーブル径 6.6mm
許容曲げR R36mm
電源ケーブル延長 最大100m (投光器側/受光器側)
材質
材質
筐体 : アル ミ
キャ ッ プ : PBT
光学カバー : PMMA
ケーブル : フ ッ素樹脂ケーブル
FEプレー ト : SUS
質量 1-6. 形式一覧 参照
付属品安全上のご注意、 ク イ ッ ク イ ンス ト ールマニュアル、 ト ラ ブルシューテ ィ ングステ ッ カ、 警告エ リ ア
ラベル、 終端キャ ッ プ(外部テス ト 入力機能切り替え用)
規格適合
規格適合 法規 ・ 規格について 参照
パフ ォーマンスレベル(PL)/安
全カテゴ リPL e/安全カテゴ リ 4 (EN ISO 13849-1:2015)
PFHD 1.1×10-8 (IEC 61508)
プルーフ テス ト 間隔TM 20年 (IEC 61508)
SFF 99% (IEC 61508)
HFT 1 (IEC 61508)
分類 タ イプB (IEC 61508-2)
F3SG-4RR□□□□-14 F3SG-4RR□□□□-25
11F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章形
式一
覧概要と仕様
J
1-6. 形式一覧
1-6-1. 形式/応答時間/消費電流/質量
F3SG-4RR□□□□-14
*1. 最小検出体を維持するこ とができるテス ト ロ ッ ドの最大動作速度は2.0m/sです。
*2. 上記の応答時間はスキャンコード をコードBに設定した時の値です。コードA設定時の応答時間は、上記の値よ り1ms短 く なります。
*3. 詳細については、 2-3. 光同期 をご参照 く ださい。
*4. 単体の質量は投受光器各1台の質量です。
*5. 梱包状態の質量は投受光器各1台および付属品等を含めた梱包状態での質量です。
F3SG-4RR□□□□-25
形式 光軸数
検出幅
[mm]
(=全長)
応答時間[ms] *1 消費電流[mA] 質量[kg]
ON→OFF *2OFF(同期)
→ON *3
OFF(非同期
)→ON *3 投光器 受光器
単体
*4
梱包状態
*5
F3SG-4RR0240-14 23 240 8 40 140 45 75 0.7 1.5
F3SG-4RR0320-14 31 320 8 40 140 55 75 0.9 1.7
F3SG-4RR0400-14 39 400 8 40 140 60 80 1.1 2.0
F3SG-4RR0480-14 47 480 13 65 165 50 80 1.3 2.3
F3SG-4RR0560-14 55 560 13 65 165 55 80 1.5 2.5
F3SG-4RR0640-14 63 640 13 65 165 60 85 1.7 2.8
F3SG-4RR0720-14 71 720 13 65 165 65 85 1.9 3.1
F3SG-4RR0800-14 79 800 13 65 165 65 90 2.1 3.4
F3SG-4RR0880-14 87 880 13 65 165 70 90 2.4 3.6
F3SG-4RR0960-14 95 960 13 65 165 75 90 2.6 3.9
F3SG-4RR1040-14 103 1040 13 65 165 80 95 2.8 4.2
F3SG-4RR1120-14 111 1120 13 65 165 85 95 3.0 4.4
F3SG-4RR1200-14 119 1200 13 65 165 90 100 3.2 4.7
F3SG-4RR1280-14 127 1280 13 65 165 95 100 3.4 5.0
F3SG-4RR1360-14 135 1360 13 65 165 95 105 3.6 5.3
F3SG-4RR1440-14 143 1440 18 90 190 85 105 3.8 5.5
F3SG-4RR1520-14 151 1520 18 90 190 90 105 4.0 5.8
F3SG-4RR1600-14 159 1600 18 90 190 90 110 4.2 6.1
F3SG-4RR1680-14 167 1680 18 90 190 95 110 4.4 6.3
F3SG-4RR1760-14 175 1760 18 90 190 100 115 4.6 6.6
F3SG-4RR1840-14 183 1840 18 90 190 100 115 4.8 6.9
F3SG-4RR1920-14 191 1920 18 90 190 105 120 5.0 7.2
形式 光軸数
検出幅
[mm]
(=全長)
応答時間[ms] *1 消費電流[mA] 質量[kg]
ON→OFF *2OFF(同期)
→ON *3
OFF(非同期
)→ON *3 投光器 受光器
単体
*4
梱包状態
*5
F3SG-4RR0240-25 12 240 8 40 140 35 75 0.7 1.6
F3SG-4RR0320-25 16 320 8 40 140 40 75 0.9 1.9
F3SG-4RR0400-25 20 400 8 40 140 45 75 1.1 2.1
F3SG-4RR0480-25 24 480 8 40 140 50 75 1.3 2.4
F3SG-4RR0560-25 28 560 8 40 140 50 75 1.5 2.7
F3SG-4RR0640-25 32 640 8 40 140 55 75 1.7 3.0
F3SG-4RR0720-25 36 720 8 40 140 60 80 1.9 3.2
F3SG-4RR0800-25 40 800 8 40 140 65 80 2.1 3.5
F3SG-4RR0880-25 44 880 13 65 165 50 80 2.3 3.8
F3SG-4RR0960-25 48 960 13 65 165 50 80 2.5 4.0
12
第 1
章形
式一
覧
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
*1. 最小検出体を維持するこ とができるテス ト ロ ッ ドの最大動作速度は2.0m/sです。
*2. 上記の応答時間はスキャンコード をコードBに設定した時の値です。コードA設定時の応答時間は、上記の値よ り1ms短 く なります。
*3. 詳細については、 2-3. 光同期 をご参照 く ださい。
*4. 単体の質量は投受光器各1台の質量です。
*5. 梱包状態の質量は投受光器各1台および付属品等を含めた梱包状態での質量です。
F3SG-4RR1040-25 52 1040 13 65 165 55 80 2.7 4.3
F3SG-4RR1120-25 56 1120 13 65 165 55 85 2.9 4.6
F3SG-4RR1200-25 60 1200 13 65 165 55 85 3.1 4.9
F3SG-4RR1280-25 64 1280 13 65 165 60 85 3.3 5.1
F3SG-4RR1360-25 68 1360 13 65 165 60 85 3.5 5.4
F3SG-4RR1440-25 72 1440 13 65 165 65 85 3.7 5.7
F3SG-4RR1520-25 76 1520 13 65 165 65 90 3.9 5.9
F3SG-4RR1600-25 80 1600 13 65 165 70 90 4.1 6.2
F3SG-4RR1680-25 84 1680 13 65 165 70 90 4.3 6.5
F3SG-4RR1760-25 88 1760 13 65 165 70 90 4.5 6.7
F3SG-4RR1840-25 92 1840 13 65 165 75 90 4.7 7.0
F3SG-4RR1920-25 96 1920 13 65 165 75 95 4.9 7.3
形式 光軸数
検出幅
[mm]
(=全長)
応答時間[ms] *1 消費電流[mA] 質量[kg]
ON→OFF *2OFF(同期)
→ON *3
OFF(非同期
)→ON *3 投光器 受光器
単体
*4
梱包状態
*5
13F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 1
章形
式一
覧概要と仕様
J
1-6-2. 直列連結時の応答時間の計算方法F3SG-RRシ リーズは、 直列連結し て使用する こ とができます。
直列連結の場合は、 応答時間は合計光軸数によ り決定し ます。
直列連結し たすべてのF3SG-RRの光軸数の合計が140光軸以下のと き、 応答時間は12ms ( コー ド A) /
13ms ( コー ド B)にな り ます。 ただ し、 すべてのF3SG-RRの光軸数が112光軸以下である必要があ り ま
す。 113光軸以上のF3SG-RRが含まれる場合には応答時間は17ms (コー ドA) / 18ms (コー ドB)にな り ま
す。
以上の関係を表にま とめる と下図のよ う にな り ます。
2-4. スキャ ン コー ド切り替え
4-2. 直列連結
14
第 1
章形
式一
覧
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
概要と仕様
第 2
章シ
ステ
ム構
成と
機能
15F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
J
第2章 システム構成と機能
2-1. 機能の併用について 16
2-2. 動作状態 18
2-3. 光同期 19
2-4. スキャ ン コー ド切り替え 20
2-5. PNP/NPN選択 21
2-6. セルフ テス ト 22
2-7. 外部テス ト 24
2-8. ロ ッ ク アウ ト リ セ ッ ト 26
2-9. イ ン ターロ ッ ク 27
2-10. 外部リ レーモニ タ (EDM) 33
2-11. 補助出力 35
2-12. ミ ューテ ィ ング 38
2-13. オーバーラ イ ド 65
2-14. フ ィ ッ ク スブ ラ ンキング 70
2-15. フ ローテ ィ ングブ ラ ンキング 74
2-16. リデュース ド レゾ リ ューシ ョ ン 78
2-17. 警告エ リ ア 81
2-18. 設定エ リ アの隣接条件 85
2-19. 応答時間変更 87
2-20. ラ ンプ 88
2-21. 指定光軸出力 91
2-22. 受光量モニ タ 93
2-23. メ ンテナンス情報 94
2-24. 動作状態モニ タ 96
2-25. 設定リ カバリ 97
16
第 2
章機
能の
併用
につ
いて
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
システム構成と機能
2-1. 機能の併用について
F3SG-RRシ リーズにおいて、 使用可能な機能の組み合わせを下表に示し ます。 表内の組み合わせは所定の条
件下で使用可能です。 他の機能の組み合わせには制限はあ り ません。
詳細については2-18. 設定エ リ アの隣接条件 を参照し て く ださい。
○ : 組み合わせ可
× : 組み合わせ不可
*1. 両機能のそれぞれの領域が全光軸を カバーする場合のみ組み合わせ可。
*2. フ ィ ッ ク スブ ラ ンキング と フ ローテ ィ ングブ ラ ンキングを併用する際は、 左下図に示すよ う に最上端光
軸または最下端光軸を フ ィ ッ ク スブ ラ ンキングエ リ アに含むよ う に設定し て く だ さい。 右下図に示すよ
う に最上端光軸または最下端光軸がフ ィ ッ ク スブ ラ ンキングエ リ アに含まれないよ う なエ リ アの設定は
できません。 また、 フ ローテ ィ ングブ ラ ンキングエ リ アがフ ィ ッ ク スブ ラ ンキングエ リ アによ っ て分断
されるよ う な設定はできません。
フ ィ ッ クス
ブ ラ ンキン
グ
フ ローテ ィ
ングブ ラ ン
キング
リデュース
ド レゾ
リ ューシ ョ
ン
ミ ューテ ィ
ング/オー
バーラ イ ド
プ リ リ セ ッ
ト警告エ リ ア EDM
イ ン ター
ロ ッ ク
フ ィ ッ クスブ ラ ンキ
ング- 〇*2 × 〇 × 〇 〇 〇
フ ローテ ィ ングブ ラ
ンキング〇*2 - × 〇*1 × 〇 〇 〇
リデュース ド レゾ
リ ューシ ョ ン× × - × 〇 × 〇 〇
ミ ューテ ィ ング/オー
バーラ イ ド〇 〇*1 × - × 〇 〇 〇
プ リ リ セ ッ ト × × 〇 × - 〇 〇 ×
警告エ リ ア 〇 〇 × 〇 〇 - 〇 〇
EDM 〇 〇 〇 〇 〇 〇 - 〇
イ ン ターロ ッ ク 〇 〇 〇 〇 × 〇 〇 -
17F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 2
章機
能の
併用
につ
いて
システム構成と機能
J
設定ツールによる ミ ューテ ィ ング機能有効/無効設定時の注意事項設定ツールでは、 以下機能は、 ミ ューテ ィ ング機能設定の有効および無効に応じ、 それぞれ個別に設
定値を保存できます。
設定ツールで ミ ューテ ィ ング機能を有効から無効、 または無効から有効へ変更し た場合は、 各機能の
設定を再度確認し て く だ さい。
影響を受ける機能 :
• 外部リ レーモニ タ
• 起動イ ン ターロ ッ ク
• 再起動イ ン ターロ ッ ク
• 補助出力
• ラ ンプ出力
設定値の詳細は、 第2章 システム構成と機能 の、 各機能の設定ツールによる設定変更の説明を参照し て く
だ さい。
18
第 2
章動
作状
態
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
システム構成と機能
2-2. 動作状態
F3SG-RRシステムの動作条件は状態で記述されます。 F3SG-RRシステムには下記の状態があ り ます。
2-2-1. 機械稼働状態受光器の2つの制御出力がON状態で、ON/OFF出力表示灯が緑色点灯し ます。保護対象の機械が動作可
能です。 リ セ ッ ト スイ ッ チを押し て放し ても無効です。
2-2-2. 機械停止状態受光器の2つの制御出力がOFF状態で、 ON/OFF出力表示灯が赤色点灯し ます。 保護対象の機械は動作
できません。
2-2-3. イ ン ターロ ッ ク状態受光器の2つの制御出力がOFF状態で、 イ ン ターロ ッ ク表示灯が黄色点灯し ます。 イ ン ターロ ッ ク状態
では、 検出エ リ アから障害物がな く な り リ セ ッ ト スイ ッ チを押し て放すまで、 保護対象の機械は動作
できません。
詳細については2-9. イ ン ターロ ッ ク を参照し て く だ さい。
2-2-4. ロ ッ クアウ ト 状態受光器の2つの制御出力がOFF状態で、 ロ ッ ク アウ ト 表示灯が赤色点滅し ます。 異常を検知し た表示灯
が点滅し エ ラーを表示し ます。 ロ ッ ク アウ ト 状態では、 保護対象の機械は動作できません。 ロ ッ ク ア
ウ ト 状態と イ ン ターロ ッ ク状態の主な違いは、 電源の再投入や外部のリ セ ッ ト スイ ッ チの押下 ・ 開放
とは無関係に、 エ ラーの原因が修正されるまでF3SG-RRシステムがロ ッ ク アウ ト 状態のまま と なる点
です。
2-2-5. 設定状態受光器の2つの制御出力はOFF状態です。 受光器の上端入光表示灯が青色点滅、 コ ン フ ィ グレーシ ョ ン
表示灯が緑色点滅、 ロ ッ ク アウ ト 表示灯が赤色点滅、 安定入光表示灯が緑色点滅、 ON/OFF出力表示
灯が緑色点滅し ます。 保護対象の機械は動作できません。 設定状態では、 機能の設定変更や動作モニ
タ、 メ ンテナンス情報確認などを行う こ とができます。
設定ツールによる機能変更の詳細は、 セーフ テ ィ ラ イ ト カーテン形F3SG用設定ツール(SD Manager 2)ユー
ザーズマニュアルを参照し て く だ さい。
19F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 2
章光
同期
システム構成と機能
J
2-3. 光同期
2-3-1. 機能説明F3SG-RRの正常動作のために投光器と受光器の同期が必要です。
F3SG-RRは特定の光軸を利用し てその同期を実現し ています。 以降、 その光軸を同期光軸と呼称し ま
す。
センサの構成によ り同期光軸は以下にな り ます。
• 単体システム: 両端光軸(最上位または最下位光軸)
• 連結システム: プ ラ イマ リ センサの両端光軸(最上位または最下位光軸)
投光器と受光器を同期させるためには少な く と も一つの同期光軸が入光し ている状態が必要です。
以下の時、 同期処理が実行されます。
(1) 投光器、 受光器への電源投入時
(2) プ ラ イマ リ センサの全光軸がし ゃ光された後の再入光時
(3) ノ イズや外乱など何らかの理由で同期が失われた時
上記以外ではセンサは同期を維持できるので、 常に同期光軸を入光状態にし てお く 必要はあ り ません。
応答時間OFF(同期)→ONおよびOFF(非同期)→ONについてOFF(同期)→ONの応答時間とは、投光器と受光器の同期が取れてお り制御出力がOFF状態にあるF3SG-
RRがON状態に切り替わるまでの応答時間です。
OFF(非同期)→ONの応答時間とは、 投光器と受光器の同期が取れておらず制御出力がOFF状態にある
F3SG-RRがON状態に切り替わるまでの応答時間です。 同期が確立し てから入光/し ゃ光の判定をする
ため、 応答時間が長 く な り ます。
20
第 2
章ス
キャ
ンコ
ード
切り
替え
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
システム構成と機能
2-4. スキャ ン コー ド切り替え
2-4-1. 機能説明F3SG-RRには2種類のスキャ ン コー ド (コー ド Aおよびコー ド B)があ り ます。 コー ド Aと コー ド Bで内部
の処理時間が異なるため、 異なるスキャ ン コー ド を設定する こ と によ り、 複数のシステムを近 く に配
置 ・ 連動させつつ、 相互干渉を最小限に留める こ とができます。
コー ドA設定時の応答時間は、 コー ド B設定時の値よ り1ms短 く な り ます。
応答時間の詳細については、 1-6-1. 形式/応答時間/消費電流/質量 を参照し て く だ さい。
相互干渉の防止については、 4-1-4. 相互干渉の防止方法 を参照し て く だ さい。
2-4-2. 出荷時設定スキャ ン コー ド はコー ドAに設定されています。
投光器および受光器の両方を同じ コー ド に設定する必要があ り ます。
2-4-3. 設定変更方法ロータ リー SWを使っ てコー ドAまたはコー ドBを選択できます。
ロータ リー SWによる設定変更の詳細については、 第3章 ロータ リー SW / 終端キャ ッ プを使った設定 を参
照し て く だ さい。
2-4-4. 設定ツールによる設定変更設定ツールを使っ て、 スキャ ン コー ド を変更する こ とはできません。
21F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 2
章P
NP
/N
PN
選択
システム構成と機能
J
2-5. PNP/NPN選択
2-5-1. 機能説明F3SG-RRではPNP/NPNの選択によ って受光器の入力、 出力の極性を変更する こ とができます。
システムがNPNに設定されている場合、 NPN表示灯が点灯し ます。
2-5-2. 出荷時設定PNP入出力に設定されています。
2-5-3. 設定ツールによる設定変更
設定ツールを使用し て各種機能の設定を変更する場合、 設定内容によ っては、 リ スクが
増加する場合があ り ます。 責任者が十分な リ スク アセス メ ン ト を実施の上、 変更内容の
管理及び設定変更を実施し て く だ さい。 意図し ない機能設定変更によ り人体が検出され
ず、 重傷を負う恐れがあ り ます。
設定ツールを使っ て、 以下の設定を行う こ とができます。
設定ツールによる機能変更の詳細は、セーフテ ィ ラ イ ト カーテン形F3SG用設定ツール (SD Manager 2) ユー
ザーズマニュアルを参照し て く だ さい。
機能名 出荷時設定 設定可能項目
PNP/NPN選択 PNP PNP/NPN
22
第 2
章セ
ルフ
テス
ト
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
システム構成と機能
2-6. セルフ テス ト
2-6-1. 機能説明F3SG-RRは、 電源投入時にセルフ テス ト (2秒以下)を実施し異常の有無を確認し ます。 また、 動作中に
も周期的にセルフ テス ト (応答時間以内)を実施し ます。
本機能は解除できません。
タ イ ミ ングチャー ト
セルフ テス ト で異常が検出される と、 F3SG-RRはロ ッ ク アウ ト 状態にな り、 制御出力をOFF状態のま
ま保持し、 同時にエラーを表示し ます。
2-6-1-1. セルフ テス ト の内容セルフ テス ト によ り以下のよ う な異常を検出する こ とができます。
〈投光器〉
• 投光素子及び投光回路の破損
• CPUの暴走
• メ モ リの異常
• ロータ リー SWの異常
• 終端キャ ッ プの異常
〈受光器〉
• 外部電源電圧異常
• 内部電源回路破損
• 受光素子及び検出回路の破損
• CPUの暴走
• メ モ リの異常
• 制御出力回路破損
• ケーブルの断線 ・ 短絡
• ロータ リー SWの異常
• 終端キャ ッ プの異常
23F3SG-RR
ユーザーズマニュ アル
第 2
章セ
ルフ
テス
トシステム構成と機能
J
2-6-1-2. 制御出力の出力波形制御出力がON状態にある と き、 制御出力回路をテス ト するために、 下図のよ う に制御出力が周期的に
OFF し ます。 このOFF信号がフ ィ ー ド バッ ク される と、 制御出力回路は正常と診断されます。 短絡な
どによ り制御出力信号にOFFパルス信号が含まれない場合、 受光器は制御出力回路あるいは配線の異
常と診断し、 ロ ッ ク アウ ト 状態にな り ます。
24
第 2
章外
部テ
スト
F3SG-RRユーザーズマニュ アル
システム構成と機能
2-7. 外部テス ト
2-7-1. 機能説明外部からの信号によ り強制的に投光を停止させる機能です。 F3SG-RRがし ゃ光された と きに安全シス
テムが正し く 停止 (制御出力OFF) するかど う かを確認するために使用できます。
投光を停止するには、 投光器の終端キャ ッ プに応じ て投光器のテス ト 入力に以下の電圧を印加し て く
だ さい。
ミ ューテ ィ ング中は、 投光を停止させても制御出力はONを維持し ます。
基本配線図
タ イ ミ ングチャー ト
2-7-2. 出荷時設定出荷時は24Vアク テ ィ ブの終端キャ ッ プ(黒色)が装着されています。
2-7-3. 設定変更方法終端キャ ッ プを変更する こ と で、 24Vアク テ ィ ブまたは0Vア ク テ ィ ブに設定できます。
終端キャ ッ プによる設定変更の詳細については、 第3章 ロータ リー SW / 終端キャ ッ プを使った設定 �