学校制度(学制)-諸外国との比較学校制度(学制)-諸外国との比較
教育再生実行会議
平成25年11月26日(火)17:45-19:15官邸2階小ホール
二宮 皓
比治山大学・比治山大学短期大学部学長
二宮皓@比治山大学 1
あきら
資料1
1 学制・学校体系(学校段階の区分・接続及び学校種)について
1 学制・学校体系(学校段階の区分・接続及び学校種)について
● 大学に入学する準備教育あるいは資格付与する中等学校が出現:イギリス(パブリックスクール、グラマースクール)、ドイツ(ギムナジウム)などの
伝統的中等学校と中等学校に入学・進学する準備教育を行うためのプレパラトリー型学校
● 国民教育機関としての初等・中等学校:ドイツの基礎学校(4年/6年)+ハウプト・シューレ(5年)(かつての国民学校)、フラ
ンスの初等学校、アメリカの小学校(ワンルームスクール、エレメンタリースクール)
● 二元的教育制度ドイツにみられるように、複線型の学校体系に加えて、職業訓練のための制度(職業
学校など)が並立することで、二元的教育制度も確立される。ドイツで有名なマイスター制度を支える。
二宮皓@比治山大学 2
学校制度のでき方:上方(大学)から下方にできた学校制度と下から積み上げた(延長)学校(義務教育)制度・・・・複線型・3分岐型学校体系
(1)学校制度のでき方
1 学制・学校体系1 学制・学校体系
・ドイツ 4-9 、6-4/6/7・ロシア 4-5-2(3)・フランス 5-4-3・ベトナム 5-4-3・バングラデシュ 5-3-2-2・日本 6-3-3・韓国 6-3-3・タイ 6-3-3・メキシコ 6-3-3・ポーランド 6-3-3・イギリス 6-5-2・シンガポール 6-4-3・マレーシア 6-3-2-2・オーストラリア 7-5、6-6・南アフリカ 7-5・ブータン 7-4・インド 8-2-2・ケニア 8-4・サモア 8-5・アメリカ(K学年を除く) 8-4、6-3-3、
5-3-4、4-4-46-6
・フィンランド 9(6-3)-3
・4年― ドイツ、(アメリカ)、ロシア、オーストリア、ハンガリー、
モンゴル
・5年― フランス、(アメリカ)、イタリア、スリランカ
・6年― 日本、イギリス、(アメリカ)、スウェーデン、中国
・7年― ノルウェー、オーストラリア、ウガンダ、ブータン
・8年― (アメリカ)、ケニア、サモア、インド、プエリトリコ、
マケドニア
・9年― フィンランド
二宮皓@比治山大学 3
① 主要国の学制① 主要国の学制 ② 世界の初等教育の年数② 世界の初等教育の年数
(2)世界の学制と初等教育年数
(3)アメリカの学制(1-12学年の区分)
・8-4制・・・・・・最も古い制度、農村部。
・6-6制・・・・・・19世紀末、中等教育の期間が短いという理由で。
・6-3-3制・・・20世紀初頭、オハイオ州コロンブス市で、6年間の中等教育を一つの学校で行うことは生徒の精神的身体的発達段階から好ましくないという理由で。都市部、全国に普及。1960年頃までは主流。Junior High School, Senior High School 制度。
・5-3-4制・・・上記の学制への批判から。ミドルスクール運動。教科担任による教科教育の開始を早める。1957年スプートニック・ショック以降の改革。現在最も多くの学区で採用(60%以上の生徒が4年制の高校に就学、3年制の高校に就学する者の割合はわずか3%)。
・4-4-4制・・・同上。発達段階を考慮。・その他 6-2-4制、7-5制
(注)州というよりは「学区」(全国およそ14,000)によって学制が異なる。
二宮皓@比治山大学 4
1 学制・学校体系1 学制・学校体系
(4)初等教育の短縮化と中等教育の早期化の動向
●アメリカの8-4制における8年制学校の分割(6-6制、6-3-3制、5-3-4制など)
・ジュニア―ハイスクールの設置は都市部の増大する生徒数に対応するため、
及び新しい教育学的思想によったものであった。ミドルスクール運動にみる前期
中等学校の設立(発達段階を考慮)。
・小学校の短縮化と中等教育の早期化。
●ドイツ、ロシア(旧ソ連)、フランスなどでは小学校の年数が短く、早い段階で中等教育を
開始する制度を確立してきている。
●イギリス、ドイツ、フランスなどではこれまで10歳や11歳段階での早期選抜の弊害を克
服する改革(観察課程、オリエンテーション段階、総合制学校、コレージュ改革など)も
行ってきている。
●ドイツではハウプトシューレと実科学校を統合して一つの学校とすることで、従来の3分
岐型制度を2分岐型制度へ改革中(総合制学校改革とは別)。
二宮皓@比治山大学 5
1 学制・学校体系1 学制・学校体系
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
・13年( 7か国)・・・・ドイツ(定時型義務制度を含む)、ベルギー、オランダ、(アメリカ)、(カナダ)
・12年( 7か国) ・・・ニュージーランド、ブルネイ、トルコ、(アメリカ)、(ドイツ)
・11年(19か国) ・・・イギリス、ノルウェー、ロシア、(アメリカ)
・10年(34か国) ・・・フランス、イタリア、デンマーク、豪州、(ドイツ)、(アメリカ)(カナダ)
・9年(38か国) ・・・・日本、フィンランド、タイ、トルコ、中国、韓国、(アメリカ)、(ドイツ)
・8年(17か国) ・・・・モンゴル、インド、ガーナ、ブラジル
・7年(15か国) ・・・・タンザニア、ジンバブエ、ザンビア
・6年(27か国) ・・・・エチオピア、カタール、カンボジア、シンガポール
・5年(6か国) ・・・・・パキスタン、ネパール、ベトナム
・4年( 1か国) ・・・・・アンゴラ
二宮皓@比治山大学 6
(2)ヨーロッパ諸国の義務教育の始期-・4歳・・・北アイルランド
(注)1989年に5歳から4歳に引き下げ
・5歳・・・イングランド、スコットランド、ウエールズ、オランダ、キプロス、マルタ
・6歳・・・オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ノルウェー、スペイン、
ポルトガル、スイス、トルコ、ハンガリー、ルーマニアなど
・7歳・・・ブルガリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド(2014年から6歳に引き下げ)、
セルビア、スウェーデン、フィンランド
(1)世界の義務教育の年数-
(3)イギリス
・イギリスは義務教育が16歳までの11年であるが、16歳の生徒は多様な学校に就学しており、学校間の区切りと一致していない。16歳を過ぎると生徒は静かに学校を離れることになる(大学に進学しない者)(School Leave)。
<最近の改革動向>●18歳まで延長(2015)
義務教育終了年齢の16歳から18歳までの間は、教育又は訓練を受ける義務(duty))を課す(2013年17歳まで、2015年18歳までに)。就職した者は、パートタイムの教育・訓練を受ける。義務教育(フルタイム)終了年齢は16歳と変更なし(16歳を過ぎるといつでも学校を離れることはできる)。
●具体の姿
①そのまま学校に留まる(フルタイム)、②見習い(現場での職業訓練)を受ける、あるいは③定時型職業訓練を受ける(訓練を受けながら賃金を得ることもできる)。
●改革の背景
18歳まで教育又は訓練を受けた者は、①働く技能を身につけることで、収入が多い、②健康に暮らす人が多い、そして③警察とのトラブル(犯罪や反社会的行動)が少ない、という調査結果を根拠とした政策であるという。なお国際競争力を高めるためにも他の国に比較して17歳の生徒の就学率が低い状況を改善する狙いもあるという(80%を90%まで)。
二宮皓@比治山大学 7
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
・ドイツの義務教育は全日型の就学義務(9~10年間)と定時型就学義務(通
常の学校に通学していない者に18歳まで3年間職業学校へ週1~2日通学す
ること)が併用される。18歳まではいずれかの学校に就学することになる。
・定時型の義務は雇用主に課せられる。
・外国人にも就学義務が課せられる。
二宮皓@比治山大学 8
欧米では、義務教育を履行する上で、学校に就学すること(就学義務)を原則とし
ながら、家庭でも履行できる(教育義務)制度となっている。その中にあってフラン
スでは、ホームスクーリングなど家庭で学習する場合(親の教育権)、その学習状
況を把握するための国による学力検査(contrôle pédagogique)が行われている。
(4)ドイツ
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
(5)フランス
(6)アメリカ①各州の年数(9~13年)と始期・終期・13年(4州)・・・オクラホマ、ニューメキシコ、ヴァージニア、コロンビア特別区
5歳―18歳
・12年(11州) ・・・カリフォルニア、ハワイ、オハイオー、アーカンソーなど
5歳―17歳、6歳―18歳
・11年(10州) ・・・コネティカット、デラウエアー、カンサス、メリーランドなど
5歳―16歳、6歳―17歳、7歳―18歳
・10年(16州) ・・・ニューヨーク、ニュージャージー、アイオワ、ケンタッキーなど
6歳―16歳、7歳―17歳
・9年(9州) ・・・ワシントン、ペンシルバニア、インディアナ、ミネソタなど
7歳―16歳、8歳―17歳
(注)以前は、8年や6年の義務教育年数の州もあった。
二宮皓@比治山大学 9
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
②最近の改革の動向(延長の傾向)
・アメリカは義務教育はこれまで9年あるいは10年であり、現在でも10年の州が多い
が、最近の改革動向としては、義務教育期間を延長する州が増えてきている。11
年~13年の義務教育期間とする州が25州となっている。
・高等学校卒業まで公立では無償であり、高校入試もないので、義務教育期間の延
長も大きな問題を伴うものではない。
<ケンタッキー州の改革事例>
・義務教育終了年齢を2013年から16歳を18歳に延長(但し55%以上の学区がこの政
策を実施するまでは任意とする施行方針を導入)
・理由-高校をきちんと卒業して、就職の準備(career-ready)ができるようにするため
二宮皓@比治山大学 10
③義務教育開始年齢の分布
・5歳(8州)、6歳(25州)、7歳(15州)、8歳(2州)
(注)ほとんどの州で1~2年早期に小学校に入学できるようになっている。
(注)義務教育にあって、生徒は同時に公立、私立、教区学校あるいはホームスクールに
在籍・通学できる(午前公立、午後ホームスクールのダブルスクーリング可能)
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
(7)5歳児の就学(義務教育)①イギリス・1870年代に義務教育制度が施行されるが、5歳児就学はその時からで、その理由は、
ヴィクトリア王朝時代の無責任な親に任せて、子どもが犯罪に巻き込まれたり、犯罪を
犯したりすることを防止すること(児童の保護と治安維持)などにあると言われている。
・教育(就学義務を含む)を提供する義務(親)
・インファントスクール、推移学級の設置
・年に3回入学(就学)の機会(ただし、9月入学が中心)
1月-3月に満5歳・・4月以降の学期から
4月-8月・・・9月以降の学期から
9月-12月・・・1月以降の学期から
二宮皓@比治山大学 11
②アメリカ、ドイツ、フランスアメリカ・・・5歳から義務教育が開始される州、 K学年制度(公立小学校付設)と早
期入学制度
ドイツ・・・・・5歳児早期入学制度(16州のうち7州(ベルリン、バイエルンなど))
フランス・・・5歳児の全員就学が可能
2 各国の義務教育制度2 各国の義務教育制度
3 無償措置・期間の内容とその考え方3 無償措置・期間の内容とその考え方
・授業料不徴収(無月謝学校の流れ)
・教科書貸与
・スクールバス
二宮皓@比治山大学 12
(2)初等中等教育における無償の期間
・イギリス・・・・13年(義務+2年)
・オランダ・・・・13年
・アメリカ・・・・12~13年
・ドイツ・・・・・12~13年(義務+3年)
・フランス・・・12年(義務+2年)
・授業料不徴収
(有名なパブリックスクールなど私立は徴収)
・教科書は学校備付(家庭では自由に購入)
(1)義務教育の無償措置の範囲
・授業料不徴収 ・教科書貸与
・文具 ・通学費
・給食費
(他の北欧の国では給食費無償措置はない)
アメリカ(K-12学年(公立))アメリカ(K-12学年(公立))
イギリスイギリス
・授業料不徴収
・教科書貸与
ドイツドイツ
フィンランドフィンランド
・カナダ・・・12年(義務+2年)・豪州・・・・12年(義務+2年)・イタリア・・・11年(義務+1年)
・授業料不徴収
・教科書貸与
フランスフランス
3 無償措置・期間の内容とその考え方3 無償措置・期間の内容とその考え方
二宮皓@比治山大学 13
・ヨーロッパ大陸の大学の多くは公費で維持されるため、無償又は安い授業料となっている。
●無償(授業料不徴収)の国
フィンランド(大学院も)、オーストリア、デンマーク、イタリア(収入によって)、ノルウェー、ドイツ、フランス(但し入学時に登録料は必要)、イギリス(1998年まで)。
●有償(授業料を課すようになった、あるいは課している)国
スウェーデン(2011年度より)、スペイン、イギリス(イギリス人と留学生に課す授業料を異にする政策、Full-fee paying)
(3)ヨーロッパの大学の授業料政策(参考)
4 留年制度と実態4 留年制度と実態
(1)典型的な課程主義で、留年の多い国
①フランス
・親が異議申し立てはできる。コレージュ以降では希望の進路に進むために親が留年
を選ぶこともある。
・留年率:初等17.8%、前期中等23.5%。
②ドイツ
・学校と親が相談して留年を決める。留年は伝統的に少なくないが、最近年は減少傾
向にある。
・留年率:初等9.2%、前期中等14.2%。
③フィンランド
・学校と親が協議して判断する。実態的には多くはない。
・留年率:初等2.4%、前期中等0.5%。
(注)※ 各国の留年率は、15歳生徒の自己申告に基づくOECDの調査結果(2009年)。
二宮皓@比治山大学 14
4 留年制度と実態4 留年制度と実態
(2)制度的には留年が可能な国-実態的には留年がない
①イギリス
・規定はない。理論的には可能。生徒は年齢にしたがって学年に配置され、自動進級
となっている。
・一時期(保守党政権下)初等学校最終学年で学力に基づく進級判定(留年)制度の
導入が議論されたことがあるが、実施されることはなかった。
・15歳生徒の自己申告に基づくOECDの調査(2009年)によれば、初等では1.6%,前
期中等では0.8%の生徒が留年を経験。
②日本
・制度的・理論的には可能であるが、実態としては原級留置される児童生徒はいない。
二宮皓@比治山大学 15
4 留年制度と実態4 留年制度と実態
(3)アメリカの場合は留年というよりドロップアウト・卒業延期となる
(単位制度の特色)
・制度的には留年は可能(能力に応じた適切な学年への配置(プレイスメント)の原則(飛び級及
び留年を支える思想。)
・19世紀中葉には、8年制の初等学校において2人に1人が一度は留年を経験していたという。
・現在(2004年)でも、全米の高校生の約10%がそれまでの間に少なくとも一度の留年を経験し
ていると推計されている(15歳生徒の自己申告に基づく2009年のOECDの調査によれば、初等で
は11.2%,前期中等では4.2%の生徒が留年を経験)。男子が多い、ドロップアウトする生徒の場
合、20%強が留年を経験しているという(推計値)。
・しかしアメリカでは能力に応じた適正な学年に配置するという原則から、留年が問題になるとい
うよりは、ドロップアウトが問題となる。
・加えて卒業延期制度がある。高校における取得単位不足のため卒業延期になる制度がそれ
(単位制の特色)。
・さらに卒業延期は、近年多くの州で導入されている高校卒業試験制度において、試験に合格し
なかった者について卒業延期とする制度に拡大され、新たな政策的テーマが出現。
二宮皓@比治山大学 16
5 飛び級・早期入学・早期卒業について5 飛び級・早期入学・早期卒業について
(1)フランス・飛び級制度が最も典型的な制度(「学年別教育課程」を飛び越す)。・小学校原則1回。コレージュでは飛び級に関する規定はないが,まれに行われている。・バカロレアの年齢制限はない。大学入学年齢制限なし。
(2)フィンランド・飛び級はある。大学入学の年齢制限なし。
(3)イギリス・飛び級に関する規定はない。理論的に可能であるが実態としては行われていない。・16歳GCSE受験について年齢制限はなし。GCE試験受験についても年齢制限なし。
大学の面接受験(成績次第で入学可。入学資格としての年齢制限はない。)
(4)ドイツ・大学入学の年齢制限なし(1年前倒しでアビトゥア試験受験増大)
(5)韓国・小中高早期進級・早期卒業制度(高校早期卒業少なくない)
二宮皓@比治山大学 17
5 飛び級・早期入学・早期卒業について5 飛び級・早期入学・早期卒業について
(6)アメリカにおける飛び級(アクセラレーション)制度
・大学入学における年齢制限はない。同時に留年と同様に能力に応じた適正な学年に
配置するという考え方が飛び級的措置を支え、年齢に囚われない進級・入学制度を
生み出している。例外児と呼称される児童生徒のための教育(英才)には、このアクセ
ラレーションとエンリッチメントプログラムがある。
二宮皓@比治山大学 18
5 飛び級・早期入学・早期卒業について5 飛び級・早期入学・早期卒業について
(6)アメリカにおける飛び級(アクセラレーション)制度<多様なアクセラレーションの仕組み>
① 早期入学-小学校K学年への早期入学(4歳でのK学年在籍者)
② 早期入学-小学校1学年に早期入学(K学年をスキップもしくはK学年の中途で1学年に編入)
③ 飛び級(1学年又は複数学年をスキップして上位学年に進級)
④ 他の生徒より進んだ内容を学習、特定教科だけのアクセラレーションの制度
⑤ 学習時間の高速化(1年間の学習を1学期で、中学3年間の学習を1年間で)
⑥ 早期卒業(高校や大学を早期に卒業する)
⑦ APP(Advanced Placement Program)・・・高校在学中に大学レベルの授業を受け、試験に合格することで
大学進学後に単位認定。67%の高校でAPPを提供。
⑧ 試験による単位認定・単位授与の制度
⑨ 大学でのアクセラレーション・・・大学で通常より1年以上速く学ぶ制度
⑩ 早期入学-中学・高校・大学への入学年齢制限なし。学校や大学が入学を認めれば入学できる。
中・高校生相当年齢の者を対象とする早期入学のための特別プログラムを準備している大学もある。
Early Admissionを行う有名大学も少なくない。
(注)こうした仕組み(プログラム)が実際にどの程度行われているかの実証的データはない
(出典)佐々木司「アメリカ合衆国の「飛び級」と「原級留置」」『山口大学教育学部研究論叢』第58巻第3部、2008年より作成。
二宮皓@比治山大学 19
(参考) 諸外国の学校制度①(アメリカ,イギリス)(参考) 諸外国の学校制度①(アメリカ,イギリス)
アメリカ合衆国の学校系統図
学 年
年 齢27
2126
2025
専門職大学院 大学院1924
高1823
等17総合大学22
教1621
育15 4 年制大学(リベラルアーツ20
カレッジ等)14 短 期 大 学(コミュニティカレッジ,テクニカルカレッジ,19
ジュニアカレッジ)1318
1217
1116
1015
初914
等813
・712
中611
等510
教49
育38
27
16
就学5 幼 稚 園前教4 保育学校等育
3
※灰色部分は義務教育期間 ※青線枠内は無償教育期間
上級・下級
併設ハイスクール
小 学 校
ミドルスクール
年制ハイスクール4
下級ハイスクール
上級ハイスクール
イギリスの学校系統図
学 年年 齢
23高18 大
学22等17 院
21教16
継続教育 高等教育 大 学20育15 カレッジ カレッジ
1914
18シックス13
シ ッ ク ス フ ォ ー ム17 フォーム・
カレッジ12中16
モ グ ア11等15 ダ ラ ッ パブ
ン マ パ リ ック・10教14 ス ス ス ク ー ル
- -
等9 ク 総 合 制 中 等 学 校 ス ク育13
- -
クル ル8
-
ル127
ミ11ド プレパ6
スル ラトリー・10初5 初 ク スクール-
9 下 級 部 (学 校)等4 等 ル
8教3 学 フ フ ゚ レ ・
スァ プレパ7育2 校 ク ラトリー・
-
幼 児 部 (学 校) ス スクール6
-
ルト15
教 就4 保 育 学 級(学 校)学
育 前3
2
公立・公営学校 独立(私立)学校
※灰色部分は義務教育期間 ※青線枠内は無償教育期間
二宮皓@比治山大学 20
(参考) 諸外国の学校制度②(フランス,ドイツ)(参考) 諸外国の学校制度②(フランス,ドイツ)
ドイツの学校系統図
学 年年 齢
24高18
23等17
高22教16 専 ナ 等
門 ジ夜 専 大 学21育15 学 ウ間 門
校 ムギ 学20等ム 上職 校14
級業19専13 学 ・門18 校技 構職
術 学業 門上 ジギ ギ12 学保職業専門 校上 学級 ウ ム17 校健
中11 職 業 学 校 校専 ム ナ ム学 校16
等10 (職業基礎教育年) 実 ナ15
教9 科 ジ 総14
育8 ハ ウ プ ト シ ュ ー レ 学 ウ 合13
校 ム 制712
学6観 察 指 導 段 階11
校510
初49
等3基 礎 学 校8
教27
育16
就学5前幼 稚 園教4育
3
※灰色部分は義務教育期間 ※青線枠内は無償教育期間
フランスの学校系統図
学 年年 齢
2418
23 高17
22 等大学院16
21 教15
20 育大14
学1913
1812
リ セ グランゼコール準備級17(リセ付設)11 職業リセ
16 中10
15 等9
14 教8
13 育7
126
115
10 初4
9 等3
8 教2
7 育1
6
5 就学幼 稚 園 ・ 幼 児 学 級
4 前教
3 育
2
※灰色部分は義務教育期間 ※青線枠内は無償教育期間
コ レ ー ジ ュ
小 学 校
各種専門学校
中級技術者養成課程
(リセ付設)
高等教員養成学院
見習い技能者
養成センター
グランゼコール
技術短期大学部
※グランゼコール及び各種専門学校は
一部有償のものもある。
二宮皓@比治山大学 21
(参考) 諸外国の学校制度③(フィンランド)(参考) 諸外国の学校制度③(フィンランド)
フィンランドの学校系統図
年 齢 歳25
1824
高1723
等1622
教15専門大学( )21 大 学 AMK
育1420
1319
1218
中11 上級中等学校 職業学校17
等1016
教915
育814
713
612
初511
等410
教39
育28
17
就6
学デイケアセンター就学前学級5
前4
教3
育0
※灰色部分は義務教育期間 ※青線枠内は無償教育期間
基 礎 学 校
二宮皓@比治山大学 22