マルチクラウド時代に選ばれるクラウドサービス~業種問わず選ばれる理由と今後の展開~
2011年3月1日株式会社インターネットイニシアティブ市場開発部課長 喜多剛志
2
本日の講演内容
本日のアジェンダ
• なぜIIJがクラウドサービスなのか?
• IBPSからGIOへ
• IIJ GIOのラインナップ
IIJのご紹介
なぜクラウドか?
• 2010年度クラウドサービスの実績
• 利用実績の分析(もしもGIOユーザが100社だったら)
IIJ GIOの2010年度実績
• 6つのケースからGIOの特徴をご紹介します。
• パブリック型のクラウドでありながら企業様のシステムを誘致出来るポイントをご説明いたします。
ケーススタディ
• 松江データセンターパーク(国内初外気冷却コンテナユニットによるデータセンタ)
• 日本国内初REST API型クラウドストレージサービス
• パートナープログラム、その他
IIJ GIOの
これから
3
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
ISPCloud !
4
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
なぜIIJがクラウドサービスなのか?
4
インターネット接続サービス アウトソーシングサービス
システム構築(機器販売含む)※.FY1997~2002はネットワーク運用・保守を含む
ネットワークシステム運用保守
(売上高:百万円)
FY94 FY95 FY96 FY97 FY98 FY99 FY00 FY01 FY02 FY03 FY04 FY05 FY06 FY07
設立・拡大期
事業基盤・磐石な顧客基盤の確立
変革期
ISPからトータル・ネットワーク・
ソリューション・プロバイダーへ事業領域の多様化
米国ナスダックへ上場
展開期トータル・ITソリューション提供による成長、ストック売上拡大
東証1部へ市場変更
10,000
0
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
FY09FY08
5
インターネット接続サービス
システム構築(機器販売含む)
アウトソーシングサービス
ネットワークシステム運用保守
現在(東証一部)
2009年度
売上高680億円
30.4%
16.7%27.5%
23.9%
設立当初
1995年度
売上高40.3億円
100%
米国ナスダック上場時
1999年度
売上高253億円
57%
38%
5%
※1999年度は、「ネットワーク等の運用保守」を含む
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
ISPから、ITサービスプロバイダーへ。
「クラウド」以前から、IIJはこの分野で実績を積んできました。
IIJデータセンターファシリティ
1990 2000 2010
■Webホスティングサービス
■データセンターサービス■データセンター接続サービス
IBPSサービスイメージ
2000年
ITリソースを必要なときに必要なだけ提供する「リソースオンデマンドサービス」
クラウドを構成する最先端技術の開発。
2009年
■データマネジメントサービス:DMS
■ネットワークマネジメントサービス:NMS
■サーバマネジメントサービス:SMS
■運用管理サービス
■NHN:数千台規模のサービスホスト(サーバ)集約技術開発■ddd:分散ファイルシステム(MapReduce)開発■モジュール型(コンテナ)DC開発■独自運用/監視システム開発
新クラウドサービス「IIJ GIOサービス」発表。
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
IBPS(リソースオンデマンドサービス)からGIO(クラウドサービス)へ
1995年
1998年
6
7
リソース
想定されるお客様の利用シーンに合わせて、コンポーネントをパッケージ。 各ITリソースをそのままご提供。組み合わせにより、最適な環境を構築します。
高密度L2ネットワーク
大規模サーバリソースプール
大規模ストレージプール
プロビジョニング
監視
構成管理
自動制御基盤
マネジメント/コントロール
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
IIJ GIOのラインナップ
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
IIJ GIOのラインナップ①
GIOコンポーネントサービス
GIOホスティングパッケージサービス
GIOストレージサービス
多彩なアドオンで柔軟に
構築可能なIaaS型サービス
WebUIからコントロールする
シンプルIaaS型サービス
ファイルサーバをクラウドへ(CIFS)
FS/S
FV/S(5月予定)
REST API型ストレージ
仮想サーバ+
物理サーバ
VPN/WANプライベート網の接続アドオン
エンタープライズニーズに応える
運用監視のアドオン
WebUIから
5分で提供
ローコスト&
シンプル
サーバ料金は1日133円から
(1時間あたり5.5円相当)
GBあたり80円/月~(1TBもしくは100GBごとの契約 )
TBクラスの大容量ストレージ
プライベート接続
インターネット接続
8
IaaS/HaaSタイプのサービスの代表例IIJ GIOの基礎サービス群
IIJのご紹介 なぜクラウドか?
IIJ GIOのラインナップ②
IIJ GIOスマートモバイルソリューション
IIJ GIO サイボウズガルーン SaaS
IIJ GIOの基礎サービス群とパートナー様のサービスを組み合わせることで上位サービスやソリューションを提供
9
IIJ GIOリモートバックアップ for NetAppソリューション
仮想デスクトップソリューション
IIJ GIOハイブリッドストレージソリューション
IIJ GIO
コンポーネントサービス
IIJ GIO
ストレージサービス
Apple
(販売代理店)
IIJ モバイル(MVNO)
仮想化ソフトウェア(クラウド分野協業)
仮想化ソフトウェア(クラウド分野協業)
サイボウズ総研(クラウド推進のアライアンス)
ストレージ(NetApp
Service
Providers)
ストレージ仮想化(NetAppと3社協業)
10
IIJ GIOの2010年度実績
Cloud
A
Cloud
B
IIJ GIOの2010年度実績
2010年度クラウドサービスの実績
【ベストサービス クラウド基盤サービス(IaaS/SaaS)部門】IIJ GIOホスティングパッケージサービス
【ベストサービス 汎用情報系SaaS部門】IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaS
【ベストサービス データセンター部門】IIJデータセンターサービス
業界のパラダイムシフトが起こり始めている。
買うのではなく借りる、使う時代へ。
11
日経BP社の「第2回クラウドランキング」
3部門でベストサービスを獲得。
2011年3月1日リリース
12
ケーススタディ
Case
Case
Case
ケーススタディ
ケースタディとインタビューから。なぜIIJ GIOなのか?
コスト&
パフォーマンス
90%以上のお客様の選定ポイント安い、速い。
自由な設計
プライベート接続Non Internet
信頼
品質と運用営業サポート
GIOとはパブリッククラウド?プライベートクラウド?
様々な運用ニーズ
技術品質+営業品質=おもてなしクラウド
ケース①ソーシャルアプリケーション基盤
ケース②ソーシャルゲーム、SNSサービス基盤
ケース⑤(製造系大手)
国内サイトと海外サイトの統合基盤
ケース④(食品系大手)
社内メールシステム
ケース③会員向けサービスサイト
(アルバムサイトなどのSaaS基盤)
ケース⑥(大手サービス系)
ファイルサーババックアップとアウトソース
13
14
インターネット
LB
Webサーバ(V160)
DBサーバ(V160)
LB 100M冗長
スタートは小規模環境で
3タイトルをスタート
ユーザ数の増加に合わせWebサーバと
DBサーバを拡張
LBの帯域は100MがMAXの為、LBを
複数ならべて帯域確保
100万会員超えのビッグタイトルに成長、2010年1番盛り上がったタイトルのひとつに
LB LB
…
ケース①: ソーシャルアプリケーション基盤
ケーススタディ
15
LB
V160LC×100台以上
・・・
・・・
1Gbpsのインターネット接続
X160LR×50台以上
SANストレージ(XシリーズとFC接続)
VPN
ケース②: ソーシャルゲーム、SNSサービス基盤
ネットワークは1Gbps対応機器にて個別構築
当初ホスティンングを検討したが、VPNとFC-SANの要件で
コンポーネントへ
他社クラウドサービス(障害多発、サポートの弱さ)
からの乗り換え
DBは8coreのサーバにFC-SANのストレージを利用し、
高速処理
インターネットお客様NW
ケーススタディ
16
ケース③: 会員向けサービスサイト(アルバムサイトなどのSaaS基盤)
Webサーバ(V40)
DBサーバ(V80)
LB+FWベーシックVPNセンター
エッジ(VPN)
LB
ストレージアドオン
NAS TypeB
FW
10TB
メンテナンス回線としてVPNを利用
Bizパック+運用エンジニアサポートで運用をフルアウトソース
安価なストレージサービスを利用し、大容量の
ストレージサービスを構築
ストレージ単価は10TB=460,000円/月
GB単価 ¥46/月
お客様開発サイト
インターネット
会員環境
ケーススタディ
17
ケース④: (大手食品系)社内メールシステム
・・・
・システム監視
・性能監視
・障害時の定型対応
・定型外対応
を全てIIJにアウトソーシング
閉域網機器持込
WAN
拠点A
拠点B
DC監視・運用サービス
ベースサーバ×8台
WANエッジルータを持ち込み、WANの1拠点としてクラウドを利用
監視、運用をIIJにアウトソーシングし、運用負荷を軽減
インターネットに出ない環境で、クラウド設備を利用
(≒プライベートクラウド)
高負荷サーバはXシリーズ(物理サーバ)で
対応
LBL3スイッチ
インターネット
ケーススタディ
ケース⑤: (大手製造系)国内サイトと海外サイトの統合基盤
DBサーバ(X160LR-C2)
(SANスタンダード)
VPN LB
・・・
FC-SAN
OSは3種類混在CentOS、RedHat、Windows
Vシリーズ(仮想)とXシリーズ(物理)の
混在構成
DBはFC接続のストレージを利用するクラスタ構成
現状サイトとのコスト比較で年額 4,000万円以上を削減
WindowsRedHatCentOS
お客様NW
海外サイトとの連携
インターネット
18
各業務サーバ(V80LC、V80LR、V40WS)
ケーススタディ
19
ケース⑥: (大手サービス系)ファイルサーババックアップとアウトソース
GIOストレージサービス
FS/S
お客様サイト@関東
WAN L3スイッチ
4TB
1TB
IIJファイルサーバ リモートバックアップfor NetAppソリューション
NetApp社ストレージ
SnapMirror
データ同期(遠隔地保管)
軽微なファイルサーバとして利用
IIJ GIO@関西
NetApp社のストレージをSnapMirrorでデータ同期
(バックアップ)
数百km離れたエリアで提供(関東⇔関西)遠隔地保管によるDR
本番用Windows
ファイルサーバも設置(ストレージ運用の負荷軽減)
WANを直収することで高速なデータ転送を実現
ケーススタディ
20
IIJ GIOのこれから
New! New!
New!
21
国内初外気冷却コンテナユニットによるデータセンタ
“IZmo”
ITモジュール
最短経路モジュール間接続
“2次元MISP”
エネルギーロスの極小化
空調モジュール
モジュール型外気冷却システム
IIJバックボーン
広帯域・高品質
スペック
ファシリティ敷地面積 約8,000㎡ITモジュール数 最大24台ラック数 最大216ラックユーティリティハウス(耐火構造)オペレーション室、電気・UPS室、通信機械室等
電気設備受電容量 2,000kVA中国電力より異変電所からの現用/予備2系統受電
非常用発電機 有り (ディーゼルエンジン)
UPS N+1構成
消火設備火災予兆検知システム、N2ガス消火設備
セキュリティ敷地侵入検知、監視カメラ、入退室管理を完備24時間常駐員による監視
完成イメージ図
2011年4月開業予定 http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2010/0826.html
松江データセンターパーク
IIJ GIOのこれから
22
A
B
A 管理棟エントランスに向かって B モジュール設置コンクリート基礎面
撮影方向
松江データセンターパーク 建設状況紹介
IIJ GIOのこれから
23
サーバに管理機能があるように…
複数のIZmoをリモートから一元管理する強力なツール
IZmo管理サーバIZmo内の情報を集約
集約管理サーバ複数IZmoの情報を集約
IZmo管理システム計測機能
モジュール毎の温湿度コンセント毎の電流値LEDランプ状態
制御機能コンセント毎の電源OFF/ON照明OFF/ON
IZmo管理ネットワーク複数Izmoと集約管理サーバを接続
・・・・
IZmo管理システム
IIJ GIOのこれから
24
HTTPS/RESTインタフェース(Amazon S3相当)をAPIとして提供するクラウドストレージサービスです。日本国内にストレージ環境があり、IIJバックボーンを経由した高速インターネットアクセスができるため、海外の同様なサービスよりも様々な点でメリットを享受いただけます。
国内クラウド品質での提供
日本国内の中でも高品位のIIJバックボーン上にクラウドストレージ環境を
設置することで、高速・高品質なサービスを提供します。海外クラウドサービス利用の際に懸念されるネットワークの遅延やサポート体制の不安を払拭できます。
お客様のアプリケーションから直接利用
API型で提供を行うことで、アプリケーションから直接利用することができ、アプリケーション側でお客様システムに容易に実装できます。
また、容量の拡張・縮小手続きをオンラインで行うことができるため、スピーディかつ効率よく利用いただけます。
大容量・低価格
最小100GBから柔軟に容量を拡張・縮小可能なサービス基盤です。GB単価もわずか¥80/月からスタートとなり、容量追加と共にGBあたりのコストパフォーマンスは高まります。
また、契約容量に対する月額固定課金のため、ビジネスプランも安心して立てることができます。
サービスイメージ
バケット バケット
インターネット
インターネットサイト(お客様のアプリケーション)
HTTPS
リクエスト
オブジェクト要求
HTTPS
レスポンス
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
IIJ GIOストレージサービス
FV/S
※2011年3月β版提供、5月正規版提供予定
日本国内初REST API型クラウドストレージサービス。
IIJ GIOのこれから
IIJ GIOストレージサービス FV/S
オブジェクト
25
HTTPS/RESTインタフェース(Amazon S3相当)をAPIとして提供するクラウドストレージサービスです。日本国内にストレージ環境があり、IIJバックボーンを経由した高速インターネットアクセスができるため、海外の同様なサービスよりも様々な点でメリットを享受いただけます。
国内クラウド品質での提供
日本国内の中でも高品位のIIJバックボーン上にクラウドストレージ環境を
設置することで、高速・高品質なサービスを提供します。海外クラウドサービス利用の際に懸念されるネットワークの遅延やサポート体制の不安を払拭できます。
お客様のアプリケーションから直接利用
API型で提供を行うことで、アプリケーションから直接利用することができ、アプリケーション側でお客様システムに容易に実装できます。
また、容量の拡張・縮小手続きをオンラインで行うことができるため、スピーディかつ効率よく利用いただけます。
大容量・低価格
最小100GBから柔軟に容量を拡張・縮小可能なサービス基盤です。GB単価もわずか¥80/月からスタートとなり、容量追加と共にGBあたりのコストパフォーマンスは高まります。
また、契約容量に対する月額固定課金のため、ビジネスプランも安心して立てることができます。
サービスイメージ
バケット バケット
インターネット
インターネットサイト(お客様のアプリケーション)
HTTPS
リクエスト
オブジェクト要求
HTTPS
レスポンス
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
オブジェクト
IIJ GIOストレージサービス
FV/S
※2011年3月β版提供、5月正規版提供予定
日本国内初REST API型クラウドストレージサービス。
IIJ GIOのこれから
IIJ GIOストレージサービス FV/S
オブジェクト
IIJ、REST API型クラウドストレージサービスのトライアル「IIJ GIOストレージサービス FV/S(β 版試用プログラム)」を提供開始
リソースに限りがございますがβ 版ご希望の場合はIIJ GIOホームページまで。
http://www.iij.ad.jp/GIO/
IIJ GIOのこれから
パートナープログラム現在のパートナー様の状況。
26
競争力のある基盤技術を提供し、パートナーのビジネス成長を支援
品質や信頼性の高い製品/基盤技術を提供
付加価値を加えユーザにサービスを提供
お客様
テクノロジーパートナー
ソリューションパートナー
SISaaS
PaaS
現在のパートナー様は約100社。3年で300社獲得を目指す。
詳細はIIJ GIOホームページ「IIJ GIO パートナープログラム」をご参照下さい。
IIJ GIOのこれから
Facebookファンページの紹介
IIJ GIO ファンページはじめました。是非とも『いいね!』をクリックしてファンになってください!
『松江データセンターパーク』の見学ツアーの情報も!乞うご期待!!
IIJ GIO公式ブログ
GIOろぐhttp://giolog.iij.ad.jp/
IIJ GIOファンページhttp://www.facebook.com/IIJGIO
をクリックして、ファンになってください。
27
28
インターネットの先にいます。
IIJはこれまで、日本のインターネットはどうあるべきかを考え、
つねに先駆者として、インターネットの可能性を切り拓いてきました。
インターネットの未来を想い、イノベーションに挑戦し続けることで、世界を塗り変えていく。
それは、これからも変わることのない姿勢です。
IIJの真ん中のIはイニシアティブ IIJはいつもはじまりであり、未来です。
ご清聴ありがとうございました。