東海大学工学部建築学科杉本洋文研究室研究紀要
SLABスタディSLAB Annual Report 2007 VOL.2
Hirofumi Sugimoto Laboratory,
Department of Architecture and Building Engineering,
Tokai University
1
SLABスタディSLAB Annual Report 2007 VOL.2
東海大学工学部建築学科杉本洋文研究室研究紀要
活動的な研究室に向けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第二期研究生 卒業設計報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ~ 23
鈴木 英晃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ~ 5
竹間 久敦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ~ 7
杉 和也・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ~ 9
坂倉 忠洋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 ~ 13
橋井 慶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 ~ 13
笹部 靖浩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ~ 15
大学院生研究報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ~ 23
ゲートデザインプロジェクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ~ 19
横手台コミュニティセンター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ~ 23
研究室活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 ~ 31
1年間の研究/活動内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
塩原温泉マップ・Animi Renovation Project・・・・・・・・・・・・・・・・25
平塚まち歩き・平塚市長報告・建学祭TV出演・・・・・・・・・・・・・・・・26
平塚宿マップ・コミュニティーセンター(HCDI)・・・・・・・・・・・・・・27
小田原ポケットパークコンペ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 ~ 29
研究室研修旅行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
研究室対抗スポーツ大会・研究室内テニス大会・・・・・・・・・・・・・・・31
第三期研究生自己紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 ~ 33
2-3
今年度は東海大学が立地している平塚市を研究フィールドに選定した。平塚市は相模湾に面し、白砂青松の砂浜と大山・丹沢の山並みを望む豊かな自然環境に恵まれ、旧東海道の宿場町の歴史、戦災後の区画整理による都市改造、湘南商業の発祥の地など農工商が発展した産業都市である。現在は住環境整備の期待が高まり高層マンションが乱立している。一方、中心市街地の衰退、大手企業の工場移転などの多くの都市問題を抱え、都市経営の視点から都市形成を考える時代を向かえている。
研究活動では、市内の街歩き調査はじめ市民・行政が協働する研究会などに参加しながら地域資産を発見して課題や問題点を把握し、調査結果を市長や行政トップに報告する機会を得ることができた。研究生は個々の課題や地域を選定して卒業研究・卒業設計に取り組みました。新年度の5月末には市役所ロビーでの公開シンポジュームと展示会の開催が決定しているので、市民と研究成果を共有して、社会に活動の輪を広げる活動を実現して行きたい。また、研究室の主要な研究テーマである木造建築の研究を大学院の研究ゼミナールで取り組むことができたので、今後の研究の進展に期待したい。
今年度は、地域貢献活動の研究のために平塚市のまちづくりを実施する活動組織「平塚コミュニテーデザイン研究所(HCDI)」を企画提案した。新年度から大学のチャレンジセンターにおける大学企画事業のキャンパスストリート・プロジェクトに位置づけられ、市と大学が連携して組織の設立に向けて準備が進められている。今後、多くの学生の活動の場にして行きたいし、研究室の主要な活動の一つに育てたいと考えている。
今年度も「SLABスタディ VOL2」を発行することができた。この活動レポートは、昨年より作成され、1年間の活動成果がまとめられている。大学を巣立つ二期目の研究生には、これらの経験をもとに飛躍することを望みたいし、後に続く研究生には活動の指針になればと考えている。最後に、私たちの活動を支援してくださった方々に心より感謝するとともに、今後の研究室の活動を発展させて行きたいと考えている。
2007年3月25日杉 本 洋 文
SLAB担当教授
経歴神奈川県生まれ東海大学修士課程修了東海大学教授(株)計画環境建築代表
大学の研究・教育指導に活躍すると共に、建築家として木造建築を中心に建築作品を発表し、多数の受賞歴がある。大学が立地している平塚市と秦野市において、数多くの委員会を務めている。現在2010年に開催される「平城遷都1300年祭記念事業」の会場施設プロデューサーに就任している。
地域貢献する研究組織を目差して 第二期研究生 卒業設計報告
東海大学工学部建築学科の杉本研究室では、2006年度の卒業研究テーマを都市文化の創生と掲げ、平塚市の中心市街地と海岸地域、そして横浜のポートサイド地区を対称敷地として1年間調査研究をしてきました。その成果がまとまりましたので報告したいと思います。平塚、そして横浜においても発見されていないお宝はたくさんあります。それらを各自が自分なりの視点で発見しどのように活かしたらそのお宝の魅力を引き出し、まちを活性化することができるのか。私たちなりに考えまとめました。
※研究の対象地は、学生がテーマに最適な場所を独自に選定していますので、土地所有者の意向や市の土地利用の考え方等を反映していませんので、御承知ください。
SITE PLOT
1. Various アートサイドコミュニティ 鈴木 英晃
2. 流景 ひらつか港文化を創生 竹間 久敦
3. HIRATUKA CITY EXPERIENCE 都市の経験価値 杉 和也
4. 偏重された【環】 平塚湘南海岸スポーツコミュニケーションパーク 坂倉 忠洋
5. カラダデ聴クトイウコト 知覚される湘南の音風景 橋井 慶
6. community plant 平塚コミュニティープラント 笹部 靖浩
HIRATUKA YOKOHAMA
2
1
3
6
4・5
Various~アートサイドコミュニティ~鈴木 英晃
卒業設計を終えて 卒業設計は自分との格闘でした。妥協すればその分楽になる部分もあったけど、それは自分への甘えでしかないのがリアルに実感できる課題でした。そしてそれは考えた分だけいい結果になると言うことでもあったと思います。 結局のところ自分のやりたいものを突き進むのが卒業設計であり、今までの課題の集大成が卒業設計であると感じました。
4-5
流景~ひらつか港文化を創生~
竹間 久敦
卒業設計を終えて 卒業設計は大学生活4年間の集大成だと考え取り組みました。 建築空間を表現する模型に最も力を入れ、何度も部分的な試作を繰り返し、素材選びに気を使いました。 最後までやり遂げることができたのは、自分の目指したゴールのイメージを持ち続け、素晴らしい仲間と作業を共にできたからです。
6-7
2007年度 近代建築賞
HIRATUKA CITY EXPERIENCE~都市の経験価値~杉 和也
卒業設計を終えて なんとか提出することが出来たという印象。長いスパンで取り組んだが、時間の経過と共に精神的に追い込まれていってしまい、とても視野が狭くなっていった。決断力がなく同じことをいつまでも悩んでおり、全体的には不満の残る形になってしまった。結果的には、自分の弱い部分が明確になりよい経験になった卒業設計でした。
8-9
10-11
卒業設計を終えて何ヶ月も前から計画性を持ちながら取り組み、一つのことを除いてほぼ予定通り計画は進んだ。提出した時はできることは全てやったという気持ちだった。しかし、結果が出てみると後悔という気持ちが強くなった。終わってから言っても仕方ないことだが、明らかに自分の力量不足であることを痛感した。建築に限らず全ての面において。もっともっと頑張らなければ。そう感じた卒業設計でした。
偏重された【環】~平塚湘南海岸スポーツコミュニケーションパーク~
坂倉 忠洋
12-13
カラダデ聴クトイウコト~知覚される湘南の音風景~橋井 慶
卒業設計を終えて 自分の中にある大切ものは常に忘れずに前に進むことの大切さを再認識できました。それは「音楽」と「建築」でした。素晴らしい音楽は感性を刺激してくれ、リラックスさせてくれ、自分を見つめなおさせてくれます。「音楽は人生という名の演劇のバックミュージック」と誰かが言っていました。一曲、一曲に救われました。やりたいことに一生懸命、楽しく、「泥んこ」になれたと思います。
卒業設計を終えて 卒業できるか、できないかと単位と卒製をにらめっこしながら、一年過ごして振り返ると何も出来てなかったなと思う。余裕を持って卒製に望みたかったと頭の悪さにヴ~。それでも、PCが動かなくなるというアクシデントもありながら、時間ギリギリで提出しヨガダー。「もう一回しっかりとやりテ―」気持ちもあるが、卒業できてホンマ良かったわ。
14-15
Wooden Cloth Skin 信田 健太
Wood Arch ヨコテダイ コミュニティセンター
龍村 悟
森屋 隆洋
横手台コミュニティーセンター TODAIJI
Yokotedai Community Center
22-23
1年間研究/活動一覧
Animi Renovation Project
安部・小宮
安部・森屋・龍村
4月 5日 お花見 @ 東海大学5月 13日~14日 研究室研修旅行 @ 藤岡・塩原6月 17日 アーバンデザイン研究体 @ 柏の葉 東京大学 柏キャンパス
7月 1日 研究室対抗スポーツ大会 @ 東海大学 15日 アーバンデザイン研究体 @ 計画環境建築事務所 19・22・26日 平塚街歩き @ 平塚市街地 29日 東海まちづくりフォーラム第2回 @ 川越
8月 28日 平塚市市長に街づくりの提案 @ 平塚市役所
9月 14日 研究室テニス大会 @ 熱海 23日 アーバンデザイン研究体 @ 寿町
研究室 プロジェクト
塩原温泉マップ(安部、小宮) 内容:塩原温泉活性化推進協議会から依頼され、杉本洋文教授の指導のもと塩原周辺MAPを制作。
天野屋実測調査(研究生全員参加) 内容:天野屋改修工事にあたり、既存建築測量・図面起こしを行った。
Animi Renovation Project(安部、森屋、龍村) 内容:アニミ事務所・店舗の内装のリノベーション 結果:第1期改装計画は終了。第2期改装計画は現在進行中。
平塚マップ(安部、鈴木、杉、坂倉、橋井、3期生) 内容:平塚宿まちなみ景観協議会から依頼され、 杉本洋文教授の指導のもと平塚宿周辺MAPを制作。(進行中)
SLAB制作(竹間、杉) 内容:2006年度、杉本研究室の卒業制作・活動をまとめ、1冊の本『SLABスタディー2』を制作。
小田原ポケットパークコンペ(安部、信田、3期生全員) 内容:駅前に水と緑を取り入れた公園の提案。
10月 16日 いどばた会議 @ 東海大学
11月 3日 建学祭 TV出演 @ 東海大学 建学祭 建築かふぇ @ 東海大学 10日 JIA奈良講演会 杉本先生 @ 奈良
12月 16日 アーバンデザイン研究体 NPO設立記念シンポジューム @ 柏の葉
1月 6日 研究室新年会 @ 厚木 13日 まちづくりフォーラム第3回 @ 浦安 30日 JIA神奈川講演会 杉本先生 @ 横浜
2月 17日 アーバンデザイン研究体 @ 市ヶ谷
3月 16日 研究室テニス大会 @ 藤沢 17日 アーバンデザイン研究体 @
24-25
平塚市長にまち歩き、調査のまとめを、プレゼンテーション。平塚市をより良くする為に他学科を交え市長と『いどばた会議』。建学祭でTV出演し、平塚市をPR。まち歩き以外にも、色々な活動を行いました。
7/19・26 に平塚市役所主催の夜のまち歩き『わいわい塾』、7/22は平塚商工会議所の主催で昼のまち歩きを、市街地を中心に市民、市役所、学生合同で行いました。
平塚まち歩き
平塚市長報告会・いどばた会議・建学祭TV出演
2期生全員
2期生全員
平塚宿マップ
コミュニティーセンター
安部、杉、橋井、坂倉、三期生
26-27
green sofa
安部 ・信田
嘉村・小平・穂積
道竹 ~みちく~
くろまつ座公園 青木・岩井・菰田・田中
28-29
媒水樹小田原ポケットパークコンペ Odawara Pocket Park Competition
志村・宮本・大貫・岸
2期生が入ってのゼミ旅行。5/14~15日で栃木の方へ。目的は塩原足湯(先生)、石の美術館(隈)、広重美術館(隈)、二期倶楽部(コンラン)、藤岡道の駅(先生)、古河総合公園(内藤,妹島)の見学。集合時から雨という天候の中出発しましたが,そこまで強く降らなかったし,2日目は青空が広がりいい旅行になりました。
二期倶楽部小道の中で集合写真。
先生設計の藤岡道の駅で休憩しました。
物語館横に小さな足湯がありみんなで入浴(?)
足湯はまだ工事中でしたが,その中を見学させてもらい集合写真を撮りました。
研究室研修旅行 研究室対抗スポーツ大会
研究室内テニス大会
30-31
夏が終わりを迎えた9/14に日帰りで熱海にテニスに行きました。汗をかいた後の水泳、先生行きつけの焼肉屋も楽しく、研究室の絆をさらに深めることができました。
7/1は毎年恒例の研究室対抗スポーツ大会でソフトボールをしました。杉本研究室は今年で参加2回目。杉本先生、信田さんの活躍により総合2位の成績を得ることができました。
32-33
杉本研究室 第3期生 自己紹介
青木 仁美 出身地:神奈川県趣 味:スノボ特 技:テニス、水泳好きな建築家:アントニオ・ガウディ
顔秋岡 雄一出身地:東京都趣 味:古本屋巡り特 技:陸上競技好きな建築家:
顔
岩井 徹郎出身地:東京都趣 味:映画鑑賞特 技:図画工作好きな建築家:バックミンスター・フラー
顔大貫 由貴 出身地:神奈川県趣 味:アウトドア、映画鑑賞、ギャンブル特 技:剣道好きな建築家:F.L.ライト
顔
嘉村 知恵 出身地:東京都趣 味:音楽鑑賞特 技:クラリネット好きな建築家:F.L.ライト、中村好文
顔岸 勇樹出身地:神奈川県趣 味:ツーリング特 技:剣道好きな建築家:ペッカ・ヘリン
顔
小平 奈美 出身地:長野県趣 味:アウトドアスポーツ特 技:なし好きな建築家:伊藤豊雄
顔
志村 俊樹出身地:神奈川趣 味:旅行、ドライブ特 技:バレーボール好きな建築家:デイヴィッド・チッパーフィールド
顔
穂積 俊明出身地:東京都趣 味:バイク特 技:CG 好きな建築家:F.L.ライト
顔
菰田 裕太 出身地:神奈川県趣 味:スポーツ、油絵特 技:バスケットボール好きな建築家:アルヴァー・アアルト
顔
田中 恵美 出身地:千葉県趣 味:犬と戯れること特 技:クラシックバレエ好きな建築家:谷口吉生
顔
宮本 達弥 出身地:神奈川県趣 味:散歩特 技:サッカー、スキー好きな建築家:谷口吉生
顔
アントニオ・ガウディ
まず、杉本先生に感謝したいです。杉本研究室に入ってまだ間もないのですが、杉本先生は研究生を社会人として扱って下さり、これまでにいろいろな勉強会に参加させて頂きました。そこでは、普段では接点のない方と会話できたり、名刺交換をしたりと、毎回が自分のプラスになって返ってきます。これからも、自分の興味がある勉強会には出来るだけ積極的に参加していきたいです。
今年の活動は、他研生が活動していない時期から3期生も活動に参加させてもらい、研究室に泊まることもしばしば…。しかし、これまでの活動を通して、以前は単体として建築を考えていた自分が今は街レベルで考えてみようというふうに考え方が変わってきてるなという気がします。だから私は、街並み、地域環境などの勉強を家では怠ける人なので研究室に住みつくくらいの勢いで一生懸命勉強したいと思っています。
杉本研究室はどの研究室よりも活動領域が広く、活動を通じて知り合う人々、貪欲な姿勢のメンバー達から、多くの刺激を受けています。このフィールドでこれから1年、「地域の文化を尊重し、市民のニーズを捉えたコミュニティーの理想像」を学んでいきたいと思います。また建築面においては、自然素材とトレンドの素材とを融合した建築について様々な視点から研究していきたいと考えています。
学生最後の年だから楽しい思い出をたくさん残したい!!杉本研究室では。。。私は趣味でバレエをやっているけどほとんどのスタジオの床が木で出来ています。多分足へのクッションにもなり丈夫であるからだと思います?そのため、小さい頃から木への親しみがあり、木材とバレエスタジオ(劇場も)を関連づけたことについてこの研究室でやっていきたいです。
何事に対しても、自分なりの目的意識を持つことで、研究課題だけでなくプライベートな部分でも積極的に行動し、それを継続させることを目指してこれから1年間頑張って行きたいと思っています。 これから共に過ごして行くみんなと夏休みにキャンプに行きたいです!ギャンブルは控えながらも適当に遊んで、最後の学生生活を後悔しないように満喫しまくります!!
最近CGの製作に時間を費やすことが多く、『あれ?俺って建築学科の学生だよね?』と首をかしげることが多くなりました。しかも問題なのが『自分の作品』というものが数点しか存在しないことに気が付いたので杉本研究室残りの時間で『自分の作品』を作り、『技術屋』などといわれないように善処したいと考えています。残りの一年間で映像短編集を仲間と協力して作ってみたいと思っています。
多くのことを経験して、視野を広めたい。何に対しても興味を持って、知識を広げて、深くしていきたいです。人から学ぶことは尽きることはないと考えています。いろいろな人と出会って、自分の能力を上げ続けていきたいです。好きな言葉:一期一会、我以外皆師。特徴:ひたすら動き回って、座ると寝る。お酒は強力な睡眠薬だと思っている。
大学生活も残り一年。3年までは積極的に活動してこなかったため、学校とバイトだけの生活でした。そのため、人と関わることが少なく、杉本研究室では幅広い分野の研究や活動をしていると聞き、私も多くの活動に参加し、人とのコミュニケーション能力を身につけていきたいと思ってます。その他に学生生活でやり残した事や活動に積極的に参加し、社会に出ていく準備をしていきたいと思っています。
地域に根ざした建築やまちづくりについて学んでいきたいと思います。研究室では「まち」や「人」に多く関わることが出来ます。新しいことも大切ですが、今あるものを守ったり、知ることも大切だと私は考えています。 「自分なりの考え方・スタイル」を常に持ちながら、またそれを探しながら、1年間に学べることは吸収してどんどん自分のものにしていきたいです。様々な活動に目を向けていきたいと思います。
大学中で一番濃い一年にしたい。学生のうちにやりたいと思いながらも、後回しにしていた事がたくさんあるので、この一年は、三年分位を無理矢理つめる勢いで積極的に動きまわりたいと思っています。勉強や遊び、研究室の活動など様々な体験から、吸収できるものは全て吸収して視野を広げたいと思っています。そのためにも研究室では、先生の人脈を利用させて頂いて、色んな人との出会いを楽しみたいです。
「何らかのコンペで受賞すること」と私なら真っ先に答えます。もともと私は褒められて成長する性質なので、他人に認めてもらうまでは満足できないし、自分でも満足できる作品を作るまでは努力を惜むつもりはありません。これまでの"与えられた課題を受動的に処理する"姿勢はもう終わりにして、卒業設計に向けて自己の威信をかけた創作活動を満足できる形でやり遂げる力を身につけたいと思っています。
僕は海のそばでのんびり育ちました。マイペースです。いい意味では自分を貫く。悪い意味ではスローペースでも平気。いい意味でのマイペースをしっかり意識して1年間過ごしたいと思います。また、人と人との関わり合いを大切にしていきたいです。そして、コミュニケーションのとり方をグループワークの中で学んでいきたい…なぜなら、建築はみんなで創りあげるものだと思うからです。
00-00
SLAB
東海大学工学部建築学科杉本洋文研究室研究紀要SLABスタディ 第2号
2007年3月
杉本洋文研究室 Hirofumi Sugimoto Laboratory
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目1117番地
東海大学工学部建築学科 計画系 杉本洋文研究室
TEL:0463-68-1211(4231)
FAX:0463-50-2024
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