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保育ルーム職員を対象としたBLS 講習の実践と効果検証:AHA Family & Friendsコースの実践報告淺田義和、鈴木義彦、大桒美紀
第16回日本臨床救急医学会総会・学術集会Jul. 12, 2013 @ 東京国際フォーラム
Summary•保育ルームにおける緊急時対応体制の整備の一環として、職員に対するAHA Family&Friends CPR講習を実施
•修了後アンケートでの満足度は高。スキルチェックは実施していない。
•継続的な評価や復習講習の開催、知識や技能に関する確認導入の検討
方法•保育ルームの職員、保育士に対してAHA Family & Friends CPRを実施
•マネキン:受講者 = 1:2•講習は1回に10人以下•成人、小児、乳児の全てを実施
Family & Friends CPR利用の背景
• AHA-BLSインストラクターでなくとも講習会を実施することができる→ インストラクター確保の負荷減少
•無償コースとして実施可能である• AHAコースとして、その効果に対する信頼性がある
結果 / 参加者41名
難しい やや難しい やや簡単 簡単難易度 0 22 18 1
理解した やや理解 やや不理解 不理解手順理解 26 15 0 0
習得した やや習得 やや未習得 未習得手技習得 13 28 0 0
関われる やや関われる やや関われない 関われないBLS関与 6 27 8 0
満足 やや満足 やや不満足 不満足満足度 40 1 0 0
考察•満足度は高い → 最低限のレベルとしてKirkpatric4段階評価のレベル1は達成
•手順理解度に比べ、手技習得度が低い→ 体力、流れに対する不安 練習時間の不足?
• BLSへの関与に関する自信は低い→ 本番に対する不安、「1人」の不安 態度教育の不足? スキルチェック未実施が原因?
今後の課題•追調査による意識変化の調査•チェックリストやクイズによる学習直後の習得度チェック
•事前、事後でのクイズ形式アンケート•スキルチェックリストの作成•ニーズ・興味関心に合わせた内容調整(例:小児と乳児に限定)
•復習参加・新規受講者の増加