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コンピュテーショナル デザイン 第七回 2016.11.01 20161101 1 Computational Design

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コンピュテーショナルデザイン

第七回

2016.11.0120161101 1Computational Design

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先週のおさらい

レイヤーとプロパティ• レイヤーを使い分ける• オブジェクトの詳細を知る

アノテーション系Command• 画像を貼り付ける• 寸法を入れる• テキスト

セレクト系Command• 特定の要素を選ぶ

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レイヤーを使い分ける

CADにおいてレイヤーはもっとも重要な機能です。ライノでもレイヤーを使い様々なオブジェクトを整理しながら管理します。

レイヤーは透明なフィルムの様なイメージです。そこに色々なオブジェクトが属しており、このフィルムを何枚も重ねて状態がモデル全体となっていると思ってください。

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レイヤーを使い分ける 紙のアイコンをクリックすると新しいレイヤーが作成されますレイヤー色の違ういくつかのレイヤーをつくり、その中にオブジェクトを入れていきます

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新規レイヤー

レイヤー色

表示・非表示 ロック・アンロック

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オブジェクトの詳細を知る 紙のアイコンをクリックすると新しいレイヤーが作成されますレイヤー色の違ういくつかのレイヤーをつくり、その中にオブジェクトを入れていきます

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レイヤー

要素のタイプ

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アノテーション系 Command

Pictureframe pic 画像を貼り付ける

Dim dim 寸法を入れる

Distance di 距離を測る

Length len 長さを測る

Area are 面積を測る

Text tex 文字を入力

TextObject 3Dの文字を入力

Dot do テキストドット

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画像を貼り付ける 次に右下の位置をしてすれば画像が配置されます実はこれはサーフェースに画像が張り付いている状態です

ロックされた状態なので、移動や削除する場合はアンロックする必要があります

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寸法を入れる もう片方の点を選らび寸法線を入れたい位置に引き出してからもう一度クリックします

寸法線が入りました。大きさの設定は「スタイル」の設定変更で行います

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セレクト系 Command

SelPt selpt 全ての点を選択

SelCrv selc 全てのカーブを選択

SelSrf sels 全てのサーフェースを選択

SelPolysrf selps 全てのポリサーフェースを選択

SelDim seld 全ての寸法線を選択

SelText selt 全てのテキストを選択

SelOpenCrv 全ての開いた線を選択

SelCloseCrv 全ての閉じた線を選択

SelOpenPolysrf 全ての開いたポリサーフェースを選択

SelDup 重なったオブジェクトを選択

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今週の流れ

Surface→Curve系Command(20分)• 三次元のオブジェクトから二次元の線やカーブを作る• 三次元のサーフェースをフラットにする

サーフェース系Command (20分)• ロフト以外のサーフェース系Command• よりスムーズに面をつなげる

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Surface→Curve系Command

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三次元のオブジェクトから二次元の線やカーブを作る

これまでは二次元の線を三次元のオブジェクトにすることが中心でしたが、その逆を行うコマンドも多くあります。これらは三次元でつくったものを図面にする時や、レーザーカッターなどで加工する場合に多く使われます。

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Surface→Curve系 Command

Project pro 線や点をサーフェースに投影

Contour con 等高線(コンター)を描く

Make2D mak 三次元のビューを二次元の線に変換

Silhouette si オブジェクトのアウトラインを抽出

MeshOutline mo オブジェクトのアウトラインを投影し抽出

UnrollSrf un 面を二次元に展開

Squish sq 複雑な曲面を二次元に展開(近似)

FlowAlongSrf fas 面上にあるオブジェクトを他の面上に配置

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三次元のサーフェースをフラットにする

二次元の線などを抽出するのと同様に、三次元のサーフェースを二次元に展開することも可能です。この場合幾何学的に以下の二種類に分けられます。

• 展開可能なサーフェースキューブ、円柱、円錐など紙を切り組み合わせることで形を作ることが出来る形状→UnrollSrf可能

• 展開不可能なサーフェース球、複雑な曲面紙を切り組み合わせる事では形をつくことが出来ない形状→UnrollSrf不可能

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サーフェース系Command

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ロフト以外のサーフェース系Command

ロフトはライノの中でも最も万能なコマンドで、やり方を工夫すればどんな形でも作ることができます。しかし、それ以外にも便利なコマンドがたくさんあり、中にはロフトでは非常に難しい形状を簡単に作ることの出来るコマンドがあります。

ロフトでのモデリングをマスターしたら、他のサーフェース系コマンドも応用させながら色々な形に挑戦してみてください。

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Surface→Curve系 Command

Sweep1 s1 一本のパスに沿って面を作る

Sweep2 s2 二本のパスに沿って面を作る

NetworkSrf net 縦と横方向の断面線から面を作る

Revolve revo 回転体を作る

Patch pat 閉じたラインの中に面を作る

BlendSrf bs 二つの面をスムーズに繋ぐ

VariableFilletSrf 可変式のサーフェースフィレット

Rebuild re 線や面を再構築

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よりスムーズに面をつなげる

二つの面を繋げる方法として、以前にフィレットサーフというのを教えました。角を丸めるといった場合にはこれで十分ですが、より複雑な面の組み合わせになると対応しきれなくなります。そこでもう少し自由度の高い繋ぎ方としてブレンドサーフがあります。

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課題②をする上で特に気をつけてもらいたい事

角材の組み合わせだった課題①に比べ、課題②は様々な作られ方があります。今回は3Dプリンターでの出力を前提にしていますので、「閉じた」「一体型」のポリサーフェースになっている必要があります。その為に以下の事は守ってください。

• 閉じられたオブジェクトを組み合わせていく「開いた」状態ではブーリエンが使えません、パーツ毎に「閉じた」状態にします。

• 面がひっくり返らない様にするロフトなどで一部面がひっくりかえると「閉じた」状態にはなりません

• 必ず一つのオブジェクトにする最後にBooleanUnionを使い「一体型」のオブジェクトにする

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スクリーンキャプチャー Perspectiveで良い見え方になるアングルにしますPerspectiveをダブルクリックし、フル画面にします

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スクリーンキャプチャー この表示サイズでの画像ファイルが保存されますPerspectiveを右クリックし、そこからキャプチャ>ファイルにを選びます

任意の場所にjpgの画像ファイルが保存されます

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各自で新しいコマンドを試しながら、課題②を進めてください

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授業時間外の対応について

授業の中では説明しきれない機能も多くあります。もし「こういった事をやりたいけど、授業で習っていない」などという場合は、授業日の夕方に研究室で対応します。どんどんと新しい事を学びたい学生は是非、新3号館5Fの研究室に来てください。

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来週の授業について

今週はライノの中でもより高度なコマンドをいくつか教えました。ここまで80余りのコマンドを学びましたが、一般的にこれら以外を使うことはほとんどなく、これらの使い方を理解していれば、作れない形はありません。来週以降はグラスホッパーでのモデリングに入っていきます。ここまでの内容をしっかりとおさらいして、次の準備をしてください。

• 課題①の講評• 課題②の講評• Grasshopperのインストール

来週は課題①と②の提出です。授業開始までには全てのファイルを提出してください。