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20161012 3Computational Design
先週のおさらい
サーフェース系Command • 線から面を作る方法• 開いたポリサーフェイスと閉じたポリサーフェース
正確に作図する方法• オブジェクトスナップ• 垂直と方向ロック• 2.5D (投影)
トランスフォーム系Command• 移動、コピー、回転、スケール、ミラー
20161012 4Computational Design
今日の流れ
サーフェース系Command のおさらい(20分)• 線から面を作る方法• 開いたポリサーフェイスと閉じたポリサーフェース
表示系Command (20分)• オブジェクトの表示と非表示• オブジェクトのロックとロック解除• 全体表示と選択オブジェクト表示
グループ系Command (20分)• 複数のオブジェクトをグループにする方法
20161012 7Computational Design
サーフェース系 Command
Loft l 二つまたは複数の線から面を作る
ExtrudeCrv ext 押し出し(一つの線を立ち上げる)
PlanarSrf ps 閉じた線の内側に面をつくる
ExtrudeSrf exts 押し出し(一つの面を立ち上げる)
SrfPt spt 三点または4点から面を作る
Join j 線をつなげる(ポリライン)、面をつなげる(ポリサーフェース)
Cap cap 開いている面を埋めて、閉じたポリサーフェースにする
Explode exp ポリラインやポリサーフェースをばらばらにする
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Loft(ロフト) ポリラインコマンド[pl]で30x70の長方形を描きその上部3000mmのところににコピーを作ります
Shift+Tabで方向のロックを忘れないこと!
Computational Design
Shift +
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Loft(ロフト) ロフト[l]を実行します面を作るベースとなるカーブを選択するように言われるので
①最初の長方形、②コピーした長方形の順に選びます
Computational Design
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Loft(ロフト) すべてのカーブが選択した段階で、右クリックを押して次に進みますカーブの方向を確認する矢印が表示されますが、そのまま右クリックを押し
「ロフトオプション」が表示されるところまで進みます
Computational Design
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Loft(ロフト) 「ロフトオプション」の設定もそのままで良いので、「OK」をクリックしてロフトを完了します断面が30mmx70mmで長さが3000mmの角材ができました
ロフトはサーフェースを作るコマンドの中ではもっとも使うコマンドです
Computational Design
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Loft(ロフト) ここですこしコマンドヘルプをみてみましょう今のロフトの手順が映像も使って細かに説明してあります
今回は簡単な箱を作っただけでしたが、より複雑な曲面も作れることを説明しています
Computational Design
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> 角材のようにシンプルな形を作るのに便利なのがExtrudeCrv[ext]です先ほどの長方形のように、ポリラインで35x35の正方形を描きます原点からx+100の位置(x=100, y=0)にこの正方形を移動させます
Computational Design
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> ExtrudeCrv[ext]を実行します押し出しする底面のカーブを選択するように言われるので先ほど描いた正方形を選びます
今回はこれ一つだけなので、その後右クリックして進みます
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> 今度は押し出し距離を聞いてきます部材の長さになるので、3000を入力して右クリックします
Computational Design
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ExtrudeCrv(エクストルード)<押し出し> ここでももう一度コマンドヘルプをみてみましょうロフトの時同様、エクストルードの手順が詳しく説明されています
ここから先は各自でコマンドヘルプの解説を中心にコマンドを学んでいきます
Computational Design
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PlanerSrf(プレイナーサーフ) 今度はPlanerSrf[ps]で平面サーフェースを作ります先ほどの正方形が残っているので、x+100の位置(x=200, y=0)の移動させPlanerSrfを実行します
コマンドヘルプの内容をよく見てください
Computational Design
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ExtrudeSrf(エクストルード)<押し出し> 今度はExtrudeSrf[exts]です。 ExtrudeCrv[ext]との違いは面から押し出すという点です先ほどの平面サーフェースをx+100の位置(x=300, y=0)の位置にコピーします
コピーした平面サーフェースを選び、ExtrudeSrf[exts]を実行します
Computational Design
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SrfPt(サーフポイント) Perspectiveの表示を変えます。現在のワイヤーフレームからシェーディングにします角材の上部を表示させます。今つくったオブジェクトが側面だけ作られていることがわかります
SrfPt[spt]を使って上部を蓋します
Computational Design
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SrfPt(サーフポイント) Perspectiveの表示を変えます。現在のワイヤーフレームからシェーディングにします角材の上部を表示させます。今つくったオブジェクトが側面だけ作られていることがわかります
SrfPt[spt]を使って上部を蓋します
Computational Design
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SrfPt(サーフポイント) 同様にSrfPt[spt]を使って底面も作りますこれで6面すべてがつくられましたが、それぞれがばらばらのポリサーフェースです
また今の段階ではまだ「開いたポリサーフェース」の状態です
Computational Design
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Joint(ジョイント) Joint[j]を使いこれらのポリサーフェースを一体化させますすべての面を選び、Joint[j]を実行します
一つのポリサーフェースになりました。これで「閉じたポリサーフェース」の状態になりました
Computational Design
20161012 25Computational Design
開いたポリサーフェースと閉じたポリサーフェース
「開いたポリサーフェース」は完結していない状態です。面が抜け落ちていたり、隙間があったりして、水を入れたらどこかから漏れる様な状態です。
3DCADで3Dのオブジェクトを作っている場合、これが問題になることが良くあります。我々は建築や家具など、物理的な物の設計にライノを使いますので、出来る限り「閉じたポリサーフェース」を組み合わせてモデリングすることが非常に重要です。
繰り返しになりますが、確実に「閉じたポリサーフェース」を作るには正確に作業することが一番の近道です。
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Cap(キャップ) こういったシンプルな角材ではCap[cap]を使うと簡単に「閉じたサーフェース」にできます足りない面を作り、すべての面をジョインして一つの閉じたポリサーフェースにしてくれます
ただ、蓋する部分が平面出なければ実行できません
Computational Design
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Explode(エクスプロード) 今度は逆に面をばらばらにしてみます先ほど作った閉じたポリサーフェースをえらびExplode[exp]を実行します
今度は6面がばらばらのサーフェースに分解されました
Computational Design
20161012 30Computational Design
表示系 Command
Hide hi 選択したオブジェクトを非表示にする
Show sh 隠されたオブジェクトを表示に戻す
Lock lo 選択したオブジェクトをロックする
Unlock ul ロックされたオブジェクトを元に戻す
ShowSelected shs 隠されたオブジェクトの中から選択したものを表示に戻す
UnlockSelected uls ロックされたオブジェクトの中から選択したものを元に戻す
Zoom Extents ze ビューを画面にフィットさせる
Zoom Selected zs ビューを選択したオブジェクトに合うようにフィットさせる
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オブジェクトの表示と非表示
線やサーフェースなど、オブジェクトを一時的に非表示にすることができます。
非表示にすることで、その時に必要な最低限のオブジェクトだけを見ながら作業をすることができます。オブジェクトの選択やスナップをする上でのミスや作業の効率を上げるだけでなく、コンピューターへの付加も緩和することができます。
非表示にしたオブジェクトは忘れがちなので、時々何が非表示にされているか確認するようにしましょう。
20161012 32Computational Design
オブジェクトのロックとロック解除
線やサーフェースなど、オブジェクトを一時的にロックにすることができます。
非表示と違い、ロックは画面から消える訳ではありません。グレー表示になり、選択が出来なくなります。動かしたり、消したりはしたくないけれど、スナップはしたいオブジェクトにはロックが便利です。
実際には表示・非表示とロック・ロック解除を使い分けるのが一般的です。もうすこし進むと「レイヤー」についても学びますが、それに対しても非表示とロックが使えます。
20161012 35Computational Design
複数のオブジェクトをグループにする方法
たくさんのオブジェクトを扱っていると、一部をまとめて管理したくなります。雑誌をまとめて捨てる時に、紐でぐるぐるまとめて出す感じです。
ライノを含めた多くのCADソフトでは、このことを「グループ」と呼びます。グループでまとめられたら、その一部を選択しただけで、グループに含まれるすべてのオブジェクトが選択されます。
部分として完成したものをグループにしておけば、それぞれがばらばらになることなく一括した操作ができます。グループに対しての非表示やロックも可能です。
20161012 36Computational Design
グループ系 Command
Group Control + g 選択したオブジェクトをグループにまとめる
Ungroup Control + Shift + g グループを解除
Control + Shift + 選択 グループの中のオブジェクトを個別選択