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自己紹介
クレ ヨシオミ
プラチナゲームズ株式会社技術戦略室 テクニカルアーティスト
http://www.platinumgames.co.jp/
経歴
株式会社ナムコ (大型アーケードゲーム開発)株式会社キャビア (ガンサバイバー4 / 攻殻機動隊SAC)株式会社ポリフォニー・デジタル (グランツーリスモ5)
Project BG-CG (ポケモンレボリューション / ヤンガスの冒険
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正確なアルベド撮影
正確な測定方法
不要な情報を撮影しないようにする
→ 暗室(ライティングに指向性が無いようにする)
→ 演色性の高い照明(照明色が影響しないようにする)
→ 高性能カメラ(精度の高い情報をキャプチャする)
→ 撮影知識と技術(物理現象の勉強)
→ (極論) 材料反射率を計測する機材
⇒「予算・時間・知識・リソースに難題を抱えることが多い」
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今回の割り切り
作業効率のためにいろいろ割り切ってみる
→ カメラ
一眼があればいいけど無い場合を考えてみる。
ミラーレス、iPhoneは?
→ 照明
準備に手間取る。
開発現場に常設が困難な場合は?
ロケ取材では照明のセッティングが出来ない場合がある。
→ 人数
思い立ったら一人でも出来るようなワークフローを考える。
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用意する機材 (3)
検証・再現用のソフトウェア
Maya (DCCツール) / UnrealEngine4 / Marmoset Toolbag
→物理ベースのレンダリングが出来るものならなんでもOK
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チャート作成手順 (1) – 撮影
基準露出を取る
→光源の影響が少ない状態で撮影する(曇天、日陰など)
→露出を被写体に併せてしまうと現像時露出の過不足が発生するので18%グレーカードで露出調整を統一(特に黒い物体)
→スポット測光設定(キャノンの場合)にする
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チャート作成手順 (1) – 撮影
カラーチャートと同時に被写体を撮影する
→先ほどの18%グレーでの露出設定をキープ
→ホワイトバランスは後で調整する
→スペキュラや陰影が出来るだけ乗らないようにする
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チャート作成手順 (2) – Raw画像の現像
Raw画像の現像設定
→パラメータが初期値になるように「ニュートラル」に設定
→カメラプロファイルを設定する
→Photoshopにリニアで渡すために出力プロファイルを
適当に設定する(なんでもいい)
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チャート作成手順 (3) – 測定準備② 測定時に誤差が出ないように調整する
白、黒、18%グレーのそれぞれの適当な範囲に
「ぼかしフィルタ(平均)」をかける
拡大するとノイズ(色のばらつき)がわかる