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京都におけるオープンデータ京都におけるオープンデータ京都におけるオープンデータ京都におけるオープンデータプラットフォームの構築可能性検討プラットフォームの構築可能性検討プラットフォームの構築可能性検討プラットフォームの構築可能性検討
-成果報告成果報告成果報告成果報告 -
京都大学学術情報メディアセンター
美濃・飯山研究室
笠原秀一
1
情報情報情報情報
情報はものではない
人にあげても手元に残る
共有,公開が原則
情報は人を動かす力をもつ
人は情報に基づいて行動する
情報には価値がある
情報は人によって生じる
同じ信号でも情報になる人とならない人がいる
情報サービスは個人を対象に行うことが原則
2
情報社会情報社会情報社会情報社会
フィジカル世界(実世界)にサイバー世界が重なった社会
実世界の活動がすべてサイバー世界に痕跡を残す
個人情報保護,セキュリティ対策が必須
情報はグローバルに流れる
個人の行動はローカル
都市などのエリアのとらえ方が重要
3
都市エリア都市エリア都市エリア都市エリア
スマートシティ
固定したエリアでのエネルギーマネジメント等
エリア内の要素が把握可能
本研究でのエリア
地理的に固定したエリアであるが,人は自由に行き来するオープンエリア
多くの人はエリアの中にとどまっている
ある程度の人はエリア内外を流動的に行き来
エリアとして何かを最適化することは可能か?
4
都市にいる人都市にいる人都市にいる人都市にいる人
A 住居と勤務地がある人々
住民:コミュニティ活動に参加
B 住居はあるが勤務地が他都市の人々
住民:コミュニティの必要性がない
C 住居は他都市であるが勤務地がある人々
会社員:都市の機能を利用
D 住居も勤務地もない人々
観光客,買い物客等:経済効果が大きい
5
オープンデータ集積プラットフォームの構築オープンデータ集積プラットフォームの構築オープンデータ集積プラットフォームの構築オープンデータ集積プラットフォームの構築
京都エリアのオープンデータ集積京都エリアのオープンデータ集積京都エリアのオープンデータ集積京都エリアのオープンデータ集積(GISの整備)
静的情報の収集と利用しやすい形での表現
実時間的情報の収集とアーカイブ方式の設計
監視カメラ映像からの情報
スマートフォンからの位置情報
その他,収集できそうな情報の調査
GISと集合知データを統合GISと集合知データを統合GISと集合知データを統合GISと集合知データを統合CGMによるデータ付加方式
観光コンテンツの集積販売サイト
その他集合知を利用したデータ収集
都市にいる人をどう支援するか都市にいる人をどう支援するか都市にいる人をどう支援するか都市にいる人をどう支援するか
4分類の生活のタイプに応じて必要な情報は異なる(プル型)
住居のある人:住居近隣の情報提供(固定的)
訪問者:個人に適した情報の提供(人間依存,場所依存,時間依存)
災害時,異常事態:すべての人にプッシュ型で情報提供
グローバル情報(一律)
時と場所に応じた情報提供(場所依存,時間依存)
6
オープンデータプラットフォームの概念オープンデータプラットフォームの概念オープンデータプラットフォームの概念オープンデータプラットフォームの概念
オープンデータプラットフォーム
利活用
データ入力
7
オープンデータプラットフォームへのデータ入力オープンデータプラットフォームへのデータ入力オープンデータプラットフォームへのデータ入力オープンデータプラットフォームへのデータ入力オープンデータプラットフォーム
実時間的情報
CGMコンテンツデータ
コンテンツプロバイダ等
位置情報 カメラ情報
監視カメラ監視カメラ監視カメラ監視カメラ
バスに乗車バスに乗車バスに乗車バスに乗車
タクシーのタクシーのタクシーのタクシーの位置情報位置情報位置情報位置情報
バスのバスのバスのバスの位置情報位置情報位置情報位置情報
タクシーに乗車タクシーに乗車タクシーに乗車タクシーに乗車 徒歩で移動徒歩で移動徒歩で移動徒歩で移動
サイバー世界
フィジカル世界
静的情報
・地図情報・避難場所
… ・twitter・facebook
…
8
サイバー世界
AAAA BBBB CCCC DDDD
オープンデータプラットフォーム
フィジカル世界
コニュニティ情報、生活情報
観光情報
交通情報
買物情報買物情報
安心、安全、防災情報
住居と勤務地がある人々住居と勤務地がある人々住居と勤務地がある人々住居と勤務地がある人々 住居住居住居住居はあるはあるはあるはあるが勤務地がが勤務地がが勤務地がが勤務地が他都市の人々他都市の人々他都市の人々他都市の人々
住居は他都市であるが住居は他都市であるが住居は他都市であるが住居は他都市であるが勤務地がある人々勤務地がある人々勤務地がある人々勤務地がある人々
住居も勤務地も住居も勤務地も住居も勤務地も住居も勤務地もないないないない人々人々人々人々
オープンデータプラットフォームの利活用オープンデータプラットフォームの利活用オープンデータプラットフォームの利活用オープンデータプラットフォームの利活用
9
データホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリング
データ事業が商業化したので,学術目的利用提供に関してもデータを有償化する.
データ自体は学術目的には無償で提供するが,個人情報保護プラットフォームの利用料を共同負担して欲しい.
共同研究成果をテコに,自社のセンサ設置が進むことを期待している.
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データホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリング
データは大量に蓄積しているが,全てが解析されてサービスに利用されているわけではない.
大学とのデータ解析に関する研究連携の案件は進めており,関西でもいくつかの大学と話を進めている.
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データホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリングデータホルダへのヒアリング
自社にデータ分析の能力が無いので,データ解析とバーターで,データあるいは解析結果を一般に公開することもあり得る.
センサやカメラなどの設備面に何らかの補助や実験機器の継続利用などの制度があると設置を進めやすい.
データを利用することで,ハイシーズンでの観光客の集中が防げるなら大変助かる.
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ヒアリング結果ヒアリング結果ヒアリング結果ヒアリング結果
ビッグデータ・人工知能ブームのおかげでデータ活用マインドは高まっている
しかし,企業の事業戦略とオープンデータプラットフォームが利益相反する可能性がある
企業はデータを囲い込む動き
囲い込んでも自社で解析できるのか?
外部とデータ解析での協力を探る企業もある
センサフュージョンでなければ宝の持ち腐れ?
メリットを示す事で企業データを地域で共有したい
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オープンデータプラットフォームの社会実装にむけた課題オープンデータプラットフォームの社会実装にむけた課題オープンデータプラットフォームの社会実装にむけた課題オープンデータプラットフォームの社会実装にむけた課題
オープンデータプラットフォームは地域全体を対象地域全体を対象地域全体を対象地域全体を対象にする
地域全体からデータを集め,地域で結果を共有する
データ保有者が多くデータ保有者が多くデータ保有者が多くデータ保有者が多く,サービス提供者とは異なるのが当たり前
単一企業の中で完結しない(観光ガイドとの違い)
防犯カメラのようにプライバシープライバシープライバシープライバシー上オープン化が大変なデータもある
オープンデータの枠組みでは扱えない
地域として,技術開発,データ収集・流通,サービス提供技術開発,データ収集・流通,サービス提供技術開発,データ収集・流通,サービス提供技術開発,データ収集・流通,サービス提供を一体として考えないと社会に実装できない
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コンテンツコンテンツ
データ保有者とサービス提供者データ保有者とサービス提供者データ保有者とサービス提供者データ保有者とサービス提供者
センサセンサ
サービスサービス
分析分析
Raw Data
Symbol Data
スポット情報
SNS GPS 地図カメラ
スポット推薦 ルート作成 観光ガイド
協調ナビ 避難支援 地図
FB, Flickr,Twitter
カーナビ事業者位置アプリ事業
者
鉄道,CVS自治体データ保有者
サービス提供者 自治体 アプリ事業者大手ポータル
従来のコンテンツ
コンテンツホルダ
スポット訪問履歴 混雑渋滞状況
バス鉄道運⾏状況 鉄道運⾏状況
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Service
今後について今後について今後について今後について
GIS上に地域の様々なデータを集積し,住民や観光客など地域内の人々に,行動を最適化するための情報を提供するサービスを容易に創出できるアーキテクチャを構築していく.
出口であるサービス群をある程度想定しないと,データの整備が進まず,翻ってサービスも提供されない.
技術進歩のロードマップも踏まえ,どのような観光・交通サービスを整備していくかという青写真を,地域毎に考えていく.
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