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社内教育用 鈴木幸一郎
ON THE EIGEN-STRUCTURE OF DFTMATRICES BY
やること
• 元ネタ
• Mar 2011のSignal Prcessing Magazine内記事
• DFT行列と遊んでみよう
DFT行列
• (Discrete) Fourier Transformとは
• 時間領域から周波数領域への直交変換
exp( 2 ) ( )fX i ft x t dtπ= − [ ] exp( 2 ) [ ]Hf
X f i fn x nπ= −
=a x有限・離散化
[exp( 2 0),..., exp( 2 ( 1))]
2 {0,2 / , , 2 ( 1) / }f N i f i f Nf N N N
π ππ π π
= −
= … −
a 周波数ベクトル
まとめて
0 ( 1)/, ,...,HN N− = = X F x F a a
DFT行列
要素で書くと
k, n = {0, …, N-1}
• まず、Fはunitaryなので、FHF=I, Fの全ての固有値の絶対値は必ず1でなければならない。
Fの固有値
Fの固有値
• J=F2を考える
• これはpermutation matrix(というか、要素をひっくり返す行列) x[n] -> x[(-n)N]
• であるので、JJは、 (-(-n)N )N=nなので、JJ=I
(・)Nはmod(・, N)
Fの固有値
• Fの固有ベクトルの一つをekとおくと、2 4 4
4
, ( ) ,
1{1, 1, , }
k k k k k k k k k k k
k
k i i
λ λ λ λλλ
= = = = =
== − −
kFe e FFe F e e F e e e であるので
こうなって
Fの固有値はNがどれだけ増えようともこの4つだけ!
でもそう言われればそんな気もするなんとなくだけど。。。
それぞれの固有値がSPANする空間を考えよう
• Fをスペクトル展開
• 固有値別に分類。E1, E2,E3,E4
• それぞれへの射影行列はPi=EiEiH、だけどこい
つはそれぞれのiで直交しない。。。Fは正値対称じゃないから。。。
• 気持ちわるいので別の方法を考える。
ケイリー・ハミルトン的な展開4
1 1
1 0( 1)( 1)( )( ) 0k
i ii iλλ λ λ λ− −
− =− + − + =
前掲の特性多項式=0
1( )p λ なる多項式として、 1( ) ( 1)( )( ) / 4p i iλ λ λ λ= + − + を考える
13 2
( 1)( )( ) / 4
( ) / 4
i i= + − +
= + + +
P F F FF F F I
λをFに置き替えて
・P1は1以外の固有値を持つ固有ベクトルと直交する!・P1=P1
H, P1P1=P1・∀e1:Fe1=e1にて、P1e1=e1 P1はE1への射影行列!
スペクトル展開なしでできた!
林修に似とるな。。
他の固有値についても
とできる
4
1 1
1 0( 1)( 1)( )( ) 0k
i ii iλλ λ λ λ− −
− =− + − + =
←これを使うと
その性質(ざっと)■ さっきやった
■ これも
■ Fが直交変換であることを考えると、まーそりゃそーだろう
■ 固有ベクトルにバラして考えると、そりゃそうなるわな
■ P1とP-1でローパス(正解じゃないが)!確かに!!
■ PiとP-iでハイパス(正解じゃないが) !なるほど!!
さらにまとめると
任意N次ベクトル xForward と backwardで引き算
Forward と backwardで足し算
こんな風にそれぞれの固有値の張る空間へ射影されますBCの行列もこんな風にまとめられる、、、と面白いな。。。
x Jx
固有ベクトルの本数は?
• {1,-1,i,-i}な固有値があることはわかったけど、じゃあそれぞれ何本あるの?
• DFT matrix って別に次元は任意だし。。。
• 2nな必要ないし。。。
天下り的ですが、こうなる
※これからdet(F)もわかります
固有ベクトルは?
• Fからは直で正規直交な固有ベクトルを求めるのは難しい
• projection matrix Pkを直交化する
EiはP1内で正規直交で、Ei≠iHEi=0!
CONVENTIONAL DFT からの拡張
• Offset DFT
• 特別なケースのみ固有値についてよく知られている
• 多次元の場合
• 個別にやっておk
他の変換との関係
• Hartley transform
• Fractional Fourier Transform (Fのsqrt)• F1/2=P1+iP2+(1+i)/2Pi+(1-i)/2P-i とすると、
F1/2F1/2=F
フーリエ
Hartley
恒等
flipud
まとめ
• DFT行列の性質
• 単なる直交変換と思いきや、興味深い幾何学的な性質を持つ
• 興味深すぎてついていけない。。。
• DFTライクな変換はDFT行列のprojectionmatricesに帰着することで変換の直感的な理解を与えることができる(ことがある)。
• Hadamard変換もきっとできる、、、か?
• いやちょっとムリかもな。。