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スマートハウスと Sentimental Singularity
概要
大和田 茂 http://lifedesign.tech/
情 緒 的 特 異 点
本資料はこちらから公開されています:http://bit.ly/2kpCf4p
自己紹介
• 大和田 茂@ソニーCSL
• ユーザーインターフェース・ スマートハウスの研究者
• 代表作 Webと家電をつなぐ オープンソースサーバーKadecot
• おうちハック同好会幹事
• LODチャレンジ実行委員
• 著書二点
スマートハウスのこれまで
黎明期 要素技術の 提案
全部入り 実験住宅の 時代
冬の時代
パソコン登場 携帯電話登場
1970年代 1980年代 1990-2010
i-mode登場
ECHONET Feminity SANFIT :
未来はどうなるのか?
• ZEH / センサー / スマートハウス / HA: 人間の深い理解と快適な環境の提供
• AI / ロボット / SNS: 人間以上の能力と魅力で人間にサービス
• 現実社会:持続可能性制約や富の不平等により、多くの人間にとって困難に
未来はどうなるのか?
• ZEH / センサー / スマートハウス / HA: 人間の深い理解と快適な環境の提供
• AI / ロボット / SNS: 人間以上の能力と魅力で人間にサービス
• 現実社会:持続可能性制約や富の不平等により、多くの人間にとって困難に
現実社会
• 環境問題・貧困問題が深刻化
• 制約が大きく、生存のため最低限の活動しかできない
自部屋+仮想世界
• 脳が求めることが次々実現
• 限界がない
つらい 夢がいっぱい
もうこっちだけで生きていきたい!
…と多くの人が 思うようになる
Sentimental Singularity後の現実世界
• 環境問題・貧困問題が深刻化
• 生存のために最低限必要な範囲内の活動のみ許される
–最低限の食料生産と消費制限
–制御された出産と教育
–肉体が必要とする限りの運動・医療
「種の存続」が最優先の価値に。人生は厳密に 管理され、範囲内で健康に生きることが義務に。
戦争や、命を奪われるほどの貧困はなくなる
この時代への準備は?
現実世界
• エコロジカル・フットプリントの正確な計算
• 人類の持続可能性の条件を求める
• 個人差を考慮に入れた、 平等な仕事の割り振り方法の開発
自部屋+仮想世界
• ここだけで精神的に満足でき、人生の目的を投影できるほどの能力を持たせること
• 経済活動・政治活動の仮想世界での完全な実現
家はどうなる? • 現実世界と仮想世界の唯一の接点
• 対人間 – 生理的欲求の充足
• 人間の心身の完全な理解とコントロールが前提
– 人間に持続性義務(健康や環境負荷)を果たさせるための仕組み
– 仮想世界への没入環境
• 対環境
– 環境負荷をリアルタイムに計算し、求められる レベル以下に抑える
– 外の世界との隔絶
現在とのギャップ
• 個別の要素はすでに存在している
• 価値観の転換の困難
– ZEHが人類の持続可能性にかかわる活動だと理解されにくく、経済的な議論に終始している
– そうは言っても不可避
• 人間社会の仮想化のスピードが遅い
– 環境問題が突如深刻化したとき対処できるのか?
おわり
文責:大和田 茂@Kadecot_dev
未来ビジョン
Sentimental Singularity 概要
情 緒 的 特 異 点
Sentimental Singularity補足資料: http://www.slideshare.net/ShigeruOwada/sentimental-singularity