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ソソソソソソソ ソソソソソソソソソソソソ ソソ ソソソ ソソソソソソ 、、 ソソソソソソソソソソソソソソ Diabetes Care June 12, 2015, doi: 10.2337/dc14-2016 http:// www.jdmdonline.com/ content/14/1/35 ソソ ソソソ

【要約】糖尿病アプリが患者・介助者・医療者の現状理解に有効なのか?

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ソフトウェアと従来の手書き糖尿病手帳の患者、家族、医療者による情報抽出の正確性と時間の比較

Diabetes Care June 12, 2015, doi: 10.2337/dc14-2016

http://www.jdmdonline.com/content/14/1/35

要約:谷口諭

血糖自己測定器の測定データをWEBで管理できるようにするアプリ等は多数ある

既知:

従来の糖尿病手帳と比べて、オンライン管理の方が患者、家族、医療者がより早く、正確に情報抽出できることを示す

実験目的

■研究背景

アプリが利用者の「より早い」「正しい」現状把握に役立っているのかエビデンスが少ない

未知:

■対象

WEB上で糖尿病患者、治療サポーター( caregiver)、医療者はWEB上で募集をした

糖尿病患者の参加条件・インスリン治療、ポンプ治療を 6か月以上実施中・ 18歳以上・自己血糖測定を 1日 3回以上実施中・インターネットにアクセスできること・血糖測定記録手帳を日常的に使用・医療者である場合、日常的にCGMを使用する場合は対象から外された> 54名の被験者を獲得した

治療サポーター( caregiver)の参加条件・インスリン治療、ポンプ治療を 6か月以上実施中患者の 8割以上の治療に関する判断を行っている・自己血糖測定を 1日 3回以上実施中・インターネットにアクセスできること・血糖測定記録手帳を日常的に使用・医療者である場合、日常的にCGMを使用する場合、血糖管理ソフトを日常的に使用している場合は対象から外された>2 4名の被験者を獲得した

医療者の参加条件・医師、看護師等の有資格者で、臨床現場勤務であること・血糖測定の指導を日常的にしていること> 33名の被験者を獲得した

■手法• 被験者に、実患者 6名の 2週間データをアプリ、従来の紙手帳、それぞれに記載したものを準備。スクリーンショット /写真を撮影した。

• 被験者はアプリもしくは従来の紙手帳で、ある患者の 2週間を表示された状態で10-12問の5択問題を受けた。被験者はその質問に対して回答した。

• 以下の項目を測定した• 回答の正確性• 回答にかかった時間

• また、回答後にアンケートも行った

• 問題は 有意義な情報の抽出・血糖変動パターンの抽出・適切な対応の判断 の 3種類から出題された。

• 医療者 2名、糖尿病療養指導士 1名が回答を確認し、評価した。

2週間の実患者データ低血糖は何回ありますか?などの質問出題

■結果• 全ての群において、アプリを活用した方がより早く、より正しく回答をできていた

糖尿病患者 介助者 医療者

↑正確性↑↓かかった時間

上段が回答の正確性の比較、下段が回答時間の比較 ・ 黒色がアプリ利用、灰色が紙手帳利用

回答の正確性において、アプリを利用することで糖尿病患者は医療者と同等な正確さで現状認識ができる可能性が示唆される

補足ポイント