ICF inputterとは～スマホアプリが担保する患者の「安全」～

2014.12.24 　重　歌織

(BlueRoy Inc.　薬剤師)

薬剤師が「自ら書いた」アプリ・医療情報システム提案営業として 　50病院あまりを廻るうち ・薬剤師業務に携わるうち →業務改善ツールを 　人任せではなく自らで書きあげたいと 　思いアクション。友人に師事し… 　→Android版とiOS版を開発。 　

特許申請中

記録は安全を担保する患者状態をつぶさに記録すること →思わぬ副作用の兆候などの 　いち早い発見 ※どの職種の方・ 　ご家族が見つけても構わない

…しんどい。…なんでかなあ。

患者宅に訪問した薬剤師患者さん…よく足が攣るそうで

すよ。

食事介助の方

テーマ：

過去訪問した薬剤師

昔もらった 芍薬甘草湯があるそう。

※紫の記録の部分は きちんと記載されていないと わからない

紫の情報があれば、芍薬甘草湯による 偽アルドステロン症の可能性に気づき、安全確保にアクションできる

【例】

なのに、「めんどくさい。」現在の医療記録ソフト全般は 文字列の入力が面倒 ・医療用語が入っていないため 　誤変換頻発 ・単に文字を打つのがままならない （パソコン嫌い・ケータイ苦手、等）

面倒くさいという理由だけで 貴重な記録が残せていないのではないか？

腰がメッチャ痛い、背中痛い 頭が痛い…

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その場で スマホ・タブレットに

クラウドに 一旦保管

落ち着いてから PC

身体のあちこちが痛い。 特に腰。

背中や頭も痛く 大変苦しそうでした

使用例１．患者状態を容易にメモすることができるので、在宅医療の現場においてキーワードをタッチ入力。患者の個人情報と結びつかないかたちでevernoteなどのクラウドに保管。 →落ち着いてからPCで編集、薬歴や報告書に反映

ICF inputterで改善！

で入力

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サイボウズ・ランシステムなど グループウェア

使用例２．他職種との連携グループウェアに書き込む際に使用。 クリップボードにコピーして書き出し、ペーストする。 ICFは介護・リハビリ業界では既に用いられているので ヘルパー・ケアマネ等にも使用していただき、 情報共有を容易にする。 →他職種の気づきを業務に活かす・自らの気づきを他職種に活かしてもらう

ICF inputterで改善！

(c)やなせたかし食事介護者

薬剤師 各種療法士

医師 ささいなことが ふとした気付きに

つながり 患者の安全に貢献

患者

つぶさに 書き込まれた

情報

ICF inputterはタブレット型電子薬歴が導入できない薬局でも タッチパネルで医療用語を入力することが可能に！ →キーボード入力とタッチパネル入力のタスクを分ける。 （患者が特定できない状態でevernoteなどを介して 　クラウドにデータをアップして共有する運用を想定）

色々痛いし 血圧もあがるし。

ご飯おいしくないし。

患者主訴など

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その場でスマホ・タブレットに

クラウドに 一旦保管

落ち着いてから PCICFにて入力

身体のあちこちが痛い。 血圧150/90と高め 食欲軽度の問題

開発の経緯医療従事者の記録の手間を軽減したい 総合医療情報システムの技術営業だった際に 「電子カルテの入力の手間」 「看護支援システム入力の手間」を指摘される !

薬剤師として薬歴を書く際 自分自身も記録を書くことにイライラした （手書き・コンピュータとも）

第三者に任せられない「タッチしていくだけで入力したい」 50病院あまりに営業に行き伺った声 そして薬剤師業務の中での葛藤

ソフトウェア開発未経験だが どうしても自分自身で、他の人に伝えきれない感覚を 自分でなんとかしたかった →経験者に習い自らの手で書き上げる！

定型文を記録に活かしたい

患者を観察した結果を 選択していくだけで

医療記録 （カルテ・薬歴・看護記録等） ヘルパーなどが気づいたことを 容易に記録できるシステムを開発

※iOS版画面

当ソフトが画期的である点従来のIMEとは異なり、 ICFコードに準拠し 医療従事者の思考に沿った選択肢を 順に表示していくことで ・煩わしい文字入力の手間を軽減 ・記録を容易にする

※IME:Input Method Editor 例として日本語文字を入力するための ATOKなど

ICFとは国際的な障害に関する分類法

世界保健機関（WHO）が2001年に発表した “International Classification of Functioning,

Disability and Health” !

日本語翻訳権は、世界保健機関の事務局により、 日本国政府厚生労働省に対し与えられている。

「国際生活機能分類」と訳されている。

「心身機能」「活動と参加」※本来「身体構造」「環境因子」もあるのだが

開発スケジュール上後日対応予定

心身機能 活動と参加

切り替え 切り替え

ダイアル 変わる

「心身機能」もしくは 「活動と参加」の どちらかを選び 選択していく

第１分類選択→第２へ

表示されている コードはb3

押す選ぶ

表示されている コードがb310になる

ダイアルが 変わる

（第２分類）

b3.音声と発話

１階層 下に入る

b310.音声機能

第２分類→詳細分類へ

表示されている コードはb310

ダイアルが 変わる

（詳細分類）

b310.音声機能

１階層 下に入る

b3101.音声の質

表示されている コードはb3101

選ぶ押す

選ぶ

評価も含めて書き出し

押す評価を 選択→

転記される

患者の観察結果を 観察者の評価も含め

転記可能 !

かつ、この内容は 外部ソフトにも

クリップボード経由で 転記可能

真価を発揮するのは

①ダイアル 廻す

②評価を 選ぶ

書き取られる 書き取られる

③書き出し

同じ詳細分類であれば ①→②→③の3ステップを繰り返すだけで患者記録が可能

参考図書・サイトICF 国際生活機能分類―国際障害分類改定版 障害者福祉研究会 (編集) http://www.amazon.co.jp/dp/4805844175 !「国際生活機能分類－国際障害分類改訂版－」（日本語版）の 厚生労働省ホームページ掲載について http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html !サイボウズLive https://cybozulive.com/login !ランシステム http://www.run-system.net/

アプリ情報最新情報は https://www.facebook.com/BlueRoyInc !ICF inputter Android(Google Play) https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kaorys.icfinputter.icfinputter ICF inputter iOS(App Store) https://itunes.apple.com/us/app/id941536090?mt=8&ign-mpt=uo%3D8 デモ画面　※バージョンアップ前の画面の可能性あり ICFinputterAndroid在宅 https://www.youtube.com/watch?v=Yh3GSC871VU ICFinputterAndroid調剤 https://www.youtube.com/watch?v=r64Nuzxpsoc ICFinputteriOS在宅 https://www.youtube.com/watch?v=IY89G_cEqb4 ICFinputteriOS調剤 https://www.youtube.com/watch?v=eyc_LTKWQtA

※ICFコードを用いた 文字列入力方法の特許を申請

【出願番号　特願2014-249338】 （2014年11月19日出願）