17
Operation Lab 運用設計ラボ 運用自動化時代のドキュメンテーション 運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト 波田野 裕一 2014-06-20 JAWS-UG Tokyo 22nd meeting

2014-06-20 JAWSUG東京 運用自動化時代のドキュメンテーション

Embed Size (px)

DESCRIPTION

2014年6月20日開催のJAWS-UG東京第22回勉強会での発表資料です。(10分枠) http://jawsug-tokyo.doorkeeper.jp/events/11988

Citation preview

Operation Lab運用設計ラボ

運用自動化時代のドキュメンテーション運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト 波田野 裕一

2014-06-20

JAWS-UG Tokyo 22nd meeting

Operation Lab運用設計ラボ

✦ 初体験は2010年頃(EC2) ✦ 本格的に触り始めたのは昨年12月 ✦ 今年2月にAPN(パートナ)に登録

Business Specialist / Technical Specialist

自己紹介 波田野 裕一 (HATANO Hirokazu) 運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト

AWS歴

好きなAWS: AWS CLI

Operation Lab運用設計ラボ

宣伝: AWS Summit Tokyo 2014 で運用話

【パネルディスカッション】 クラウド時代の運用

7/17(木) 17:20500人会場!!

Operation Lab運用設計ラボ

「運用はいつも忙しそうだが 何をやっているのかよくわからない」 とおっしゃる方がいます、が

本日のお題

「やっている方もよくわかってないんですよ」

と、までは言えませんが、 なんだかうまく説明できない。

Operation Lab運用設計ラボ

説明できない、ということは?

赤の他人からは 「業務が存在しない」に等しい

赤の他人に理解してもらうには 「業務の客観化」が必要

客観化 = 客(ステークホルダ)が観てわかるようにする

Operation Lab運用設計ラボ

未来の自分は他人

過去を忘れ去った自分からも 「業務が存在しない」に等しい

未来の自分に理解してもらうにも 「業務の客観化」が必要

客観化 = 客(未来の自分自身)が観てわかるようにする

Operation Lab運用設計ラボ

ミスが多発異動で混乱運用でカバー

運用ドキュメントが無いと…

Operation Lab運用設計ラボ

「自分達のやっていることの安定化&永続化のために」

ドキュメントが実現するもの

脱属人化

客観化

整理

「記録」はドキュメント の本質的な基礎機能記録

「書く」という作業により「整理」されていく

「有形の成果物」となることで「客観化」されていく

時と空間を超えて知見が共有されていく

Level.0

Level.1

Level.2

Level.3自動化はココ

「自分達のやっていることを知る&改善するために」

「自分達のやっていることの説明&(自己・他者)評価のために」

出典: Internet Week 2011 「運用ドキュメント2011 ~手軽にスピーディに継続的に保守するためのツール入門」 Part-1

手順書はココ

Operation Lab運用設計ラボ

参考:「自動化」について注意したいこと自動化は、「客観化の結果」であって「目的」ではない。

「自分達のやっていることの安定化&永続化のために」、目的: 手段: 自動 「客観化(構造化)された業務の一部」を自動化する。

「目的と手段がひっくりかえる」ことは、よくある

「自動化が目的」の弊害

• 「自動化された業務」の保守が属人化する。 • 「自動化された業務」の仕様が不明になり、業務プロセスが硬直化する。 • 「自動化された業務」でトラブルが発生すると、手動ではリカバリができ

ない。(手順がわからない)

Operation Lab運用設計ラボ

業務の客観評価運用ドキュメントが有ると…

反復性・再現性適切な自動化

365日24時間稼動が必要なサービスにおいて

Operation Lab運用設計ラボ

でも、運用ドキュメントを作る時間が…インターネット運用は「安く、手間をかけず」が特徴で、運用設計とドキュメンテーションがないがしろにされてきた。(企業の大小、社歴の長さを問わず)

今後は、リモートワーク拡大、メンバーの流動性向上、サービスのライフサイクル短期化(扱うサービス数の爆発的拡大)により、アンドキュメンテッド設計&運用は致命的な「知識のロスト」を生む可能性が

生産ラインを最初に稼動させ、後から金型を作るようなもの

先に金型(設計&ドキュメント化)を作成してから、生産ラインを稼動させるようになる

CloudFormation OpsWorks(Chef)AMI

アウトプットの「品質」定義が無い

Operation Lab運用設計ラボ

主張: クラウド時代の運用ドキュメンテーション

• WhatやHowはコード(Infrastructure As Code)に残るが、Whyは人が自らドキュメントに書かなければ残らない。

• クラウド時代になって、オンプレミスと比較してあらゆる制約が減少。制約が無い中で「なぜそうしたか(Why)」を残す重要性が増加。

• 人(Why)とシステム(What/How)が分担してドキュメントを書く時代。

How + Why = KnowHow実装 設計 運用現場の資産

Operation Lab運用設計ラボ

ドキュメンテーションツールの一例

Operation Lab運用設計ラボ

ところで AWS Unified CLI つかってますか?ドキュメントテーションツールの一例

Operation Lab運用設計ラボ

ドキュメントを作りたくなってしまう魔法のツール• テキストメモに近い構造化記法 (reSTructured Text)

• 気が向いたときに、気が向いた程度に構造化が可能 • 1ソース マルチアウトプット

• HTML/PDF/ePub/man/text/XML/JSON etc… • 一度書いたものは、ひたすら使いまわしが可能。

• 強力なディレクティブ • 構成変更に対して自動追随可能 • 強力なリファレンス/インデックス機能 • ドキュメント自動化に必須となる各種インクルード機能

awscli同様、PIPでインストール > sudo pip install sphinx

ドキュメンテーションツールの一例

Operation Lab運用設計ラボ

続きは JAWS-UG CHIBAで

7/26(土) 松戸市民会館コンセプトは「運用縛り」

Operation Lab運用設計ラボ

http://www.operation-lab.co.jp/