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2014年6月20日開催のJAWS-UG東京第22回勉強会での発表資料です。(10分枠) http://jawsug-tokyo.doorkeeper.jp/events/11988
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Operation Lab運用設計ラボ
運用自動化時代のドキュメンテーション運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト 波田野 裕一
2014-06-20
JAWS-UG Tokyo 22nd meeting
Operation Lab運用設計ラボ
✦ 初体験は2010年頃(EC2) ✦ 本格的に触り始めたのは昨年12月 ✦ 今年2月にAPN(パートナ)に登録
Business Specialist / Technical Specialist
自己紹介 波田野 裕一 (HATANO Hirokazu) 運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト
AWS歴
好きなAWS: AWS CLI
Operation Lab運用設計ラボ
「運用はいつも忙しそうだが 何をやっているのかよくわからない」 とおっしゃる方がいます、が
本日のお題
「やっている方もよくわかってないんですよ」
と、までは言えませんが、 なんだかうまく説明できない。
Operation Lab運用設計ラボ
説明できない、ということは?
赤の他人からは 「業務が存在しない」に等しい
赤の他人に理解してもらうには 「業務の客観化」が必要
客観化 = 客(ステークホルダ)が観てわかるようにする
Operation Lab運用設計ラボ
未来の自分は他人
過去を忘れ去った自分からも 「業務が存在しない」に等しい
未来の自分に理解してもらうにも 「業務の客観化」が必要
客観化 = 客(未来の自分自身)が観てわかるようにする
Operation Lab運用設計ラボ
「自分達のやっていることの安定化&永続化のために」
ドキュメントが実現するもの
脱属人化
客観化
整理
「記録」はドキュメント の本質的な基礎機能記録
「書く」という作業により「整理」されていく
「有形の成果物」となることで「客観化」されていく
時と空間を超えて知見が共有されていく
Level.0
Level.1
Level.2
Level.3自動化はココ
「自分達のやっていることを知る&改善するために」
「自分達のやっていることの説明&(自己・他者)評価のために」
出典: Internet Week 2011 「運用ドキュメント2011 ~手軽にスピーディに継続的に保守するためのツール入門」 Part-1
手順書はココ
Operation Lab運用設計ラボ
参考:「自動化」について注意したいこと自動化は、「客観化の結果」であって「目的」ではない。
「自分達のやっていることの安定化&永続化のために」、目的: 手段: 自動 「客観化(構造化)された業務の一部」を自動化する。
「目的と手段がひっくりかえる」ことは、よくある
「自動化が目的」の弊害
• 「自動化された業務」の保守が属人化する。 • 「自動化された業務」の仕様が不明になり、業務プロセスが硬直化する。 • 「自動化された業務」でトラブルが発生すると、手動ではリカバリができ
ない。(手順がわからない)
Operation Lab運用設計ラボ
でも、運用ドキュメントを作る時間が…インターネット運用は「安く、手間をかけず」が特徴で、運用設計とドキュメンテーションがないがしろにされてきた。(企業の大小、社歴の長さを問わず)
今後は、リモートワーク拡大、メンバーの流動性向上、サービスのライフサイクル短期化(扱うサービス数の爆発的拡大)により、アンドキュメンテッド設計&運用は致命的な「知識のロスト」を生む可能性が
生産ラインを最初に稼動させ、後から金型を作るようなもの
先に金型(設計&ドキュメント化)を作成してから、生産ラインを稼動させるようになる
CloudFormation OpsWorks(Chef)AMI
アウトプットの「品質」定義が無い
Operation Lab運用設計ラボ
主張: クラウド時代の運用ドキュメンテーション
• WhatやHowはコード(Infrastructure As Code)に残るが、Whyは人が自らドキュメントに書かなければ残らない。
• クラウド時代になって、オンプレミスと比較してあらゆる制約が減少。制約が無い中で「なぜそうしたか(Why)」を残す重要性が増加。
• 人(Why)とシステム(What/How)が分担してドキュメントを書く時代。
How + Why = KnowHow実装 設計 運用現場の資産
Operation Lab運用設計ラボ
ドキュメントを作りたくなってしまう魔法のツール• テキストメモに近い構造化記法 (reSTructured Text)
• 気が向いたときに、気が向いた程度に構造化が可能 • 1ソース マルチアウトプット
• HTML/PDF/ePub/man/text/XML/JSON etc… • 一度書いたものは、ひたすら使いまわしが可能。
• 強力なディレクティブ • 構成変更に対して自動追随可能 • 強力なリファレンス/インデックス機能 • ドキュメント自動化に必須となる各種インクルード機能
awscli同様、PIPでインストール > sudo pip install sphinx
ドキュメンテーションツールの一例