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CLSのイベント企画についてOSC Tokyo 2014秋でお話ししたことを記載しました。 I just uploaded my plan about CLS in Japan presented at OSC Tokyo 2014
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Community Leadership Summit at Japan
企画Masafumi Ohta
Japanese Raspberry Pi Users Group
自己紹介• Japanese Raspberry Pi Users Groupで代表とRaspberry Pi財団の公式サイトのモデレータの一人として財団半分中の人(?)をやってます。
• 元OpenSolarisのContributorでした。OpenSolaris for Eee PCというNetbookへのPorting Projectをアメリカ人とオーストラリア人とともにグローバルなプロジェクトとして進行してましたが、Oracleの買収とともにOpenSolarisのコミュニティは壊滅させられたため、Contributorは既にやめてます。
• 日本は技術がコミュニティを主導するため確固としたコミュニティマネジメントをされていないのが現状です。で、今駒さんと話をしたらレポートを兼ねて開催ネタをという話がありました。→イマココです。
きっかけ• OpenSolarisのCore Contributorをやっていたときに当初の
OpenSolarisのCommunity ManagerであったJim GrisanzioからJono BaconのArt of Communityの紹介を受け、日本語に翻訳されるべきだと話を受けた。どんなものだろうと彼の著書を読み始め、と同時にアメリカでOSCONのプレイベントとしてCommunity Leadership Summit(CLS)が行なわれる事を知った。
• 実際原本読んだが日本のコミュニティにあうのかという違和感もあり、2010年はストリーム配信でみていたが2011年にOSCONに行く前に是非Jonoという人間にあいたくなり参加した。
CLSとは?• Community Leadership Summitの略
• Ubuntuの元Community ManagerであったJono Baconが毎年OSCONの併設イベントとして行なっているもの。世界中のコミュニティのリーダを集めOSSコミュニティの現状・あるべき姿について討議・相談などなど行なう。その成果としてJono Bacon著 Art of Communityがまとめられているらしい。
• アンカンファレンス方式によるBoF?に近い討議形式、2日間開催。テーブルをいくつか設けて少人数で討議を行なう(テーブルが許す限りセッションの数もある)、一日ごとの総括で各テーブルの成果を発表。また共通セッションが朝、昼と話がある
CLS2012参加• CLS2012にOSCON2012に行くついでに参加、Jonoがどんな人
物かあってみたかった。
• 会場はまんまOSCONの会場を利用(プレとして位置づけられているのか会場はまんま利用させてもらっているらしい)
• 一応参加者でのプレパーティ、アフターパーティは深夜まで続くほどのお祭り騒ぎ(笑)、結構しんどかった… アメリカ人元気過ぎw
• Jonoなどイベント主催者によるメインスピーチを除きほとんどはアンカンファレンス方式によるスピーチ、しゃべりたい人殺到w
CLSに参加する人々• このイベントのためだけにわざわざポートランドまで来る人もいる、
結構自腹が多いのにはびっくり。
• ‘Share your knowledge’が重視される。材料をもちよることを最重視する。僕は見学だけできてたところもありしんどかった…
• ほとんどがOSSコミュニティのCommunity Managerによる参加が多い。聞くとどう自分のOSSのコミュニティを広げていくかの案について情報を得たり、相談したり、自分でもアイデアをだし共有したりと..いうことらしい。
• オンラインゲームのCommunity Managerなども参加していた。
実際参加して• OSSの国際化に関する事、インド・中国などアジア地域でのOSS
の事情、OSSコミュのある課題に(悩み)ついての話をして参加者でディスカッションする話、OSSのトレーニング手法についての討議、OSSのゲーミフィケーションなどに参加。
• 共通セッションではOSS参加者のギーク化と高齢化、Ubuntuでのプライズによるゲーミフィケーションについて討議された。
• 参加して思ったのは実際OSSコミュニティを運営するにあたり各コミュニティでいろいろな問題を抱えており、その上で多くの問題は共通化され、またその解決方法は意外に他のコミュニティがもっている、という実感を感じた。
Community Manager• CLS2012では多くというかほとんどの参加者がOSSのコミュニ
ティマネージャという職位の人だった。
• CLSにはこのコミュニティマネージャという人々のためのイベントという色も強いのでは?と思った。実際自分のコミュニティをどう大きくしていき、健全活動させるかということに悩んでいるマネジャーの方の話もきいた。
• 日本にはこの職位にあって活動をしている人は皆無に近い=日本ではOSSは重視されても、コミュニティの如何は大いに軽視される傾向にあると思われる(=OSSは利用するもの)
CLS集大成=AoC• 正直英語力も足りなかった事もあり、コミュニケーションでいろ
いろ大変な部分もあったが、話を聞いている・発言をしているうちにArt of Communityについての違和感と同様な物を少し感じた。日本ではCommunityの概念が少し違うのではというところであった。
• 実際Jonoにも聞いたがArt of CommunityはこのCLSの集大成=意見の集約だという話をきいた。
• 日本は日本なりのコミュニティ文化がありその特殊な部分は意識して日本なりのAoCを作るべきと思った。
CLS in Japanやろうず• OSC浜松のLTで初報告
• OSC東京の懇親会で宮原さんと話をしたときに乗ってきて是非やろう!という話になった(OSCとは別開催でいいともいうくらい乗り気..)
• 今駒さんにまさか!?振られるとは思わず←イマココ..orz
• 近々のOSCとの共催に向けて..オレ頑張れるのかなぁ..
CLS in Japan企画• OSCの併催イベントとして企画
• 形式は本場CLSと同様の開催にしたい、メインセッションでメインテーマを発表、残りはアンカンファレンス形式、テーマはOSSコミュニティに関する事であればなんでもよし。終了後アンカンファレンスでの発表者に要約を説明してもらう。
• あわせてJonoにもやるよと知らせる、実際アメリカでは数カ所で開催されている。実際WikiaにWikiもあるので同様に枠を設けて行ないたい。
• 本場同様2日開催は厳しいので1日開催とする。
CLS in Japan2015• 9-10 参加受付&アイスブレーク(アイスブレーク大事です、まぁコーヒー飲みながら世間
話..ですけど)
• 10-11 CLSについての説明及びルール説明(相手をDisるななど本場CLSと同様なルール)
• 11-12 アンカンファレンス(テーブル単位でかこってのアンカンファレンス)
• 12-13 ランチ
• 13-14 共通セッション(CLS2012では一日目はOSS参加者減少への対策、2日目はUbuntuのゲーミフィケーションについて)
• 14-17 アンカンファレンス(テーブル単位でかこってのアンカンファレンス)
• 17-18 各アンカンファレンステーブル発表者の総括発表及び主催者による全総括クロージング
開催にあたりご相談
• キーセッションでのテーマ(どんなネタにしましょう?)
• 実際は各セッションのファシリテータの他全体イベントのファシリテータ(=メンター)が必要になるかと思います。2-3人必要かと思いますが、候補・推薦ありますか?
• 成果についてどうしましょうか?OSCコラムでだしてもらいます?電子書籍など本にしますか?
CLSサンプル議題
企業とコミュニティ• OSSコミュニティにとって企業とは綿密な関係にある。
• 多くのOSSはオリジンは企業であって企業の意図にOSSの動きは制限されてしまう。
• オラクルやブロケードが起こしたコミュニティとの亀裂は記憶に新しい。OSSベンダーからの一方的な無償提供内容の改変、打ち切りを彼らが行なった事でコミュニティに混乱やOpenSolarisのようにあまつさえ最終的な企業によるコミュニティの破壊をもたらしたものもある。(どうも一部ではオラクルはコミュニティへの理解の文化が欠落していると..)
• 昨今のOpenStack、BigData系など企業とコミュニティが複雑に絡んでいるものもあって今後企業とコミュニティの関係には見極めが必要かと思われる。
参考メモ• [リレーコラム] OSC100回目に向けて(Raspberry Piユーザグループ 太田)http://www.ospn.jp/press/20140108osc_memories_no7.html
• [oi-dev] OpenSXCE It is illegal to sell without source code. http://openindiana.org/pipermail/oi-dev/2014-September/003356.html
• James Gosling grades Oracle's handling of Sun's technologyhttp://www.infoworld.com/article/2609470/techology-business/james-gosling-grades-oracle-s-handling-of-sun-s-technology.html
グローバルコミュのギャップ• 世界をまたぐ大きなコミュニティになると地区ごとに違う対策を組む必要がある
• 各国ごとに違う習慣もありこのことを考慮していかないと自分のOSSが伸びていく事はない。
• 英語があればどうにかなるというわけでない。国によってはきちんとしたローカライゼーション対策を組む必要がある。
• アメリカ人の考えた方、東南アジア方面の人の考え方、ヨーロッパ地区の人の考え方(ちなみに東欧と西欧でも考えが違う)があったりするのできちんと考慮しないとだめ。
• 出来る限り地元の味方を早めにつくる必要があるは事実
ゲーミフィケーション• 日本でもゲーミフィケーションはコミュニティを活性化させる策として多く使われている。
• 萌え・ゆる..キャラなど
• XX部など
• 意外にシェアされないゲーミフィケーションの施策
• ただゲーミフィケーションに走りすぎればそれが主眼におかれるだけで本当にいいのか?と考えておく必要はある
• いきすぎず、面白いレクリエーションとしてのゲーミフィケーションとは何か
その他