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大規模ECサイトのSEOとGinzametricsの活用方法
2014/5/26 販売戦略部 販売戦略チーム
久保孝徳
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アジェンダ
1.千趣会について 2.KWを追うことの重要性 3.千趣会のSEO(SEOインハウス化)
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1. 千趣会について
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●頒布会事業 “こけし人形”の頒布をメインとして設立 ※千趣会は「こけし千体趣味蒐集の会」の略
■ 沿革
1955年
1976年 ●カタログ 事業 カタログ「ベルメゾン」創刊
2000年 ●EC事業 ネット通販「ベルメゾンネット」開始
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■ 千趣会の通販事業 ※2013年実績
カタログ部数
6,463万部
通販事業売上高
1,265億円
年間購入者数
404万人
取扱い商品数 年間9万点
レディースファッション、インナー、靴・バッグ等雑貨~インテリア・雑貨、コスメ、 妊娠~育児グッズ、キッズ、ペット用品、ギフト、グルメまで幅広いカテゴリ商品を販売。
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■ 千趣会の特長① お客様に合わせた多様な商品提案
商品ジャンル別、商品別、テーマ別、テイスト別など、お客様に合った各種カタログを、季節毎に発行しています。
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■ EC部門 ベルメゾンネットについて ※2013年実績
(75.3%) (78.8%)
(83.8%)
通販事業の8割強がネット経由 (真水比率は約5割)
(※その他は、電話・ハガキ・FAX)
スマホはネット注文の3割に迫る PC・ガラケーとは異なるお客様も多く
スマホ独自の展開も検討中
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■ 千趣会の特長② 独自のオムニチャネル
一元管理されたお客様情報をカタログ・WEB・店舗といった千趣会ならではの販売チャネルで活用し、お客様と最適なコミュニケーションを図る
顧客情報
在庫 商品情報
POS 販売情報
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■ 千趣会の特長③ 商品開発(企画力・編集力)
「女性の不満を解消する」を原点に、モニター会等でお客様の声を聞き、 ヒット商品を生み出してきた。
消臭汗取りキャミソール 卵一つで卵焼きフライパン シリコンのおにぎりラップ
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■ 千趣会の特長③ 商品開発(企画力・編集力) 事例1
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●事象について ・Twitterから当該商品情報の拡散 元のTweetは2万件以上リツイートされた ※当該ツイートのアカウントは現在非公開アカウント状態 ・ネットニュースサイトの「ねとらぼ」 にて 情報が拡散 ・様々なまとめサイトなどでさらに拡散
■ 千趣会の特長③ 商品開発(企画力・編集力) 事例1
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● 当該商品の売上推移 ● 当該商品ページのPV推移
Buzzが発生したタイミングで当該商品のPVが急上昇。外部からの流入が集中。 閲覧数と比例して、同商品の売上も上昇。 全SKUが一時的に受注が不可となる事態に。
■千趣会の特長③ 商品開発(企画力・編集力)事例1
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■千趣会の特長③ 商品開発(企画力・編集力)事例2
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2. KWを追うことの重要性
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SEOの基本はロングテール
一般論として最近のトレンドとしてのSEO対策は以下のようなものだと認識しています。 ●not provided問題のようにKWが見られない動きも出ており、 一つ一つのキーワードで上位を狙うことは重要ではない ●それよりもユーザーにとって有用なコンテンツを用意することに専念する方が良い ●そうすればロングテールKWでSEO流入が望めるし、ページ単位でそのコンテンツが ユーザーにとって有用なのかどうかが判断できる。
それじゃ売れないんです!
確かにSEO流入は望めそうだし、 ニュースメディアとかは特にそうかも。。。
でもECサイトなら?
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千趣会のSEO現状 順位
ロングテールを確保できる土壌は整っている。次に何をやるか? ⇒KWの順位を追って、ベースアップしていく
ベルメゾン重要SEOKW「内祝い」 ベルメゾンで最も売れる「スリッパ」
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3. 千趣会のSEO(インハウス化)
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千趣会はインハウス化を採用(+そうなった経緯)
ベルメゾンはSEOに関して色々と施策を行って来た。
●URL短縮/被リンク購入/カテゴリ登録 などなど・・・ その甲斐あって、現状SEOは重要な集客手段となっている。
2012年ペンギンアップデートにより 関連会社イイハナがペナルティを受けSEO流入が激減。
⇒ベルメゾンはこれを受け、リスクが大きいとし、外部施策を禁止。 内部コンテンツの拡充による、SEO完全内製化を目指すことに。
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千趣会のインハウス化とは?
SEOチームが支援
ベルメゾンのインハウス化は以下で定義 ●自社で完結できる(コンサルなどに頼らない)
●内部施策で完結する
●社員全員がSEO知識を持つ=Webで売る意識を持つ
コンテンツ制作担当者
SEOに強いページを 作ることができる
カタログコピーライター
SEO意識を持ってコピーを書く
バイヤー
SEOを意識して商品名を付けられる
これらが揃って始めてWebで強いコンテンツになる
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千趣会のインハウス化施策のために行っていること
●バイヤーがSEOを意識して、名前を付けられる ●カタログ制作担当がSEOを意識して、Webで売れるコピーをカタログに入れられる ⇒「キーワードツールの使い方講座」・「共起語などのコピー講座」を定期開催 ⇒ Webで検索されることへの意識づけ ●Web制作担当が「売れるKW」を自分で選べる・SEO対策・PDCAが自身でできる ⇒Ginzametricsを使って、KWを選定する講座を定期開催 ⇒「SEO対策」講座を定期的に開催 ●SEOチームがサイト全体のSEO改善を行える ⇒動的部分の改善・サイト企画・勉強会の開催 ●SEMの最適化(リスティング⇔SEOのデータ連携) ⇒リスティング・SEOで売れているKW・LPをそれぞれ連携 ⇒全員の協力を得られるようにSEOの効果を可視化(=金額換算)
社員全員がSEOを意識して業務ができる(=webで売る意識をもつ)
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ECサイトはテストが命。SEOもテストが命。
施策はSEOにどれぐらい効果があるのかを検証して、優先順位をつける必要がある。 SEOは効果が見えづらいため、優先度判定が難しい。
⇒アイデアをそのまま実装するのではなく、テストをして優先度を判定。
▼千趣会の最新テスト事例
①テスト1 ②テスト2
検索結果を強めるために導入しようとしたが・・・
結果:TOP経由の受注が[PC2%]
[SP3%]ダウン
テストを何度も繰り返した結果・・・
結果:検索経由受注が2%アップ SEO順位も平均2位程度アップ
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大規模ECサイトならではの問題
⇒約5万点ほどの商品があり、ページも大量にあるため、重複コンテンツが大量にある。
⇒動的ページのカノニカルタグや重複コンテンツの整理を現在行っている。
⇒静的担当者が重複コンテンツを作成しないように、 GinzametricsAPIを用いてツールを作成している