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SIG SHY 消極性研究会設立宣言と趣旨説明今こそ声を上げよ、いや上げなくてもいい。 栗原一貴(津田塾大学)
なぜ他人のペースでコミュニケーションを強制されることを嫌うことがKY と呼ばれるんですか?
http://www.internal.co.jp/products/training/nlp/commu/ http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784796680929
なぜやる気が無尽蔵かつ定常的に得られると無邪気に仮定しているんですか?
http://commte.net/blog/archives/465
http://www.right-partners.com/article/13819027.html
https://twitter.com/antibayesian/status/411879319070203904
我々には声なき声が聞こえる。
今こそ〈密かに〉立ち上がる。
SIG SHY消極性研究会 設立をここに宣言します!
https://sites.google.com/site/sigshy0/
Special Interest Group onShyness, Hesitation around You
Shyness, Hesitation
コミュニケーションや各種活動における消極的態度
現代のコミュニケーションとモチベーション管理の歪み
•従来〈単一リアル世界至上主義〉•限定されたコミュニティとメディア•内気さ、消極性 改善すべき欠陥
•現代〈情報化社会、多様化する社会〉•関わらなければならないコミュニティ 増大•処理しなければいけないメディア 増大•内気さ、消極性 改善すべき欠陥 ?
いかなる人も常に積極的であることはもはや難しい。•友だちとの LINE で5分以内に返信するルールが重い・・•大好きなゲームだけどギルドマスターがオンライン時間を管理するので辛い・・•保育園・ PTA コミュニティの憂鬱•撮りためたテレビ番組、全部見たいはずなのに、見る時間がなくてたまっていく一方だ。•課長、 skype でいいんで出張先から会議に参加してください。•アイスブレイクという名の拷問
消極性を再定義しよう。「消極性とは、改善すべきスキルではなく、食べ物の嗜好などと同様に、ある対象に関する個人の一つの属性あるいは過渡的かつ反復的な状態である。」
つまり、誰でも持っていて、現れたり消えたりするものだということ。
SIGSHY のミッション
「積極性や消極性に左右されずに多様な人々が共存できる社会の実現」
手段(ぱっと思いつくもの)•研究• コミュニケーションとモチベーション管理のユニバーサルデザイン• コミュニケーション分析
•対面、 SNS 、 CGM 、・・・•【 TODO 】提言
• ガイドラインの策定と運用
• インフォームドコンセントとして、あらゆる活動に対し想定されるコミュニケーションや必要なやる気を CERO 的に定義する
• BAD SHY UI の告発活動
• SHY-proof な接客、大学シラバス、グループワークへ
©CERO
関連する学術領域
•Including but not limited to:•情報科学・工学•福祉工学•心理学•医学•社会科学•当事者研究
SIG SHY が投げかけるオープンプロブレム
未来のコミュニケーションはどうなる?•ユニバーサルデザインが徹底された世界• SHY だろうとコミュ充だろうとまったく不便なくコミュニケーショ
ンがとれる• 恥じらいや奥ゆかしさ、胸のときめきなどは淘汰されてしまうのか?
•多様化の極限は無関心• 他の人間が何をしているか一切わからない• 煩わしい対人関係はなにもない• 自分から動かなければ誰とも会えない
未来のモチベーション管理はどうなる?•ユニバーサルデザインが徹底された世界• やる気のあるなしを意識しなくても全く問題ない• 「がんばり」「根性」「過程を重視」の崩壊?
•私の祖母はヒロポンを打って仕事してました• 意外と医学的にカタがついてしまうかもしれない
未来の日本はどうなる?•営業スマイル、接客態度、おもてなしJapan•努力、根性、過程、ブラック企業•空気を読む、思いやる、調和•内気、謙虚•MOTTAINAI
Table of Contents
Table of Contents「コミュニケーション武道」 栗原一貴(津田塾大学)
~「武」という漢字は戈を止めると書きます~
Table of Contents「超消極的な人のための情報システム」 西田健志(神戸大学)
~ほんとうにみんながハッピーになれる対人コミュニケーションをデザインせよ!~
Table of Contents「モチベーションに関する HCI 」
渡邊恵太(明治大学)
~意識高くない系の我々はどうすればいいの?~
Table of Contents「オンラインコラボレーションと消極性」
濱崎雅弘(産総研)
~非対面の情報空間で花開いたコミュニケーション、そこで何がおこっているのか?~
Table of Contents「脱エージェンシーによる
咎責嫌悪感低減システム」寺田和憲(岐阜大学)
~対人コミュニケーションに機械が介入するとどうなるのだろう?~
Table of Contents「スキル向上に消極的なユーザーの
ためのゲームシステム」 簗瀬洋平 (慶應義塾大学 KMD 研究
所、 Unity Technologies Japan)
~モチベーションを語るにはゲームの世界を学ばねば。~
SIG SHY FAQ
SIG SHY FAQ
Q: あなたたち全然 SHYじゃないよ!
A: はい。私達は Mediator ですので、私達自身が SHYじゃなくてもよいのです。
とはいえ、自分の内面に SHY な部分があることは自覚しています
SIG SHY FAQ
Q: 情報科学・工学に偏ってませんか?
A: はい。いまのところそうですね。異分野からのご参加も歓迎します。ただしオラオラ系ではない人がいいな・・
SIG SHY FAQ
Q: なんらかの医療が必要な症状ではないでしょうか?
A: そういう方もいらっしゃるでしょう。しかし医学が異常を定義すれば、必ず境界にグレーゾーンが発生し、該当する人が大量に発生します。そこも探求すべきです。
SIG SHY FAQ
Q:症状のある人が自分の体験を語っても、客観性がないから科学としてダメなんじゃないでしょうか?
A: 主観的な研究手法というのも近年注目を集めています。
参考:当事者研究、一人称研究
Any Questions?
今こそ声を上げよ、いや上げなくてもいい。