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Bacula.jp主催 第3回 Baculaハンズオンセミナー 2016/08/23

Baculaハンズオンセミナー資料 #3

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Page 1: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Bacula.jp主催

第3回 Baculaハンズオンセミナー

2016/08/23

Page 2: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

自己紹介

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氏名: 澤田 健 (sawada ken)

所属: 株式会社サードウェア

経歴: 2013.04 ~ 現職

Twitter: @ksawada1979

「 Bacula、DRBD関連の情報を発信中!」

Facebook: ken.sawada.14

@ITにて「DRBDの仕組みを学ぶ」を連載中

http://www.atmarkit.co.jp/ait/series/2185/index.html

Page 3: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Bacula.jpとは?

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Bacula.jpではBaculaの日本での普及を目的としたコミュニティです。

現在の主な活動としてBaculaのインストール手順、構築手順、 Baculaの公式ドキュメントの日本語への翻訳などを公開しています。今後は定期的なハンズオン開催、オープンソースカンファレンスへの参加を計画しています。

※定期的なハンズオンは次回9月で一旦最終回を予定

Bacula.jp公式ページ https://www.bacula.jp/

Bacula.jp公式ハッシュタグ #baculajp

ハッシュタグ付きつぶやき大歓迎!!むしろお願いします。

Page 4: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Bacula.jpの歴史

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年月日 内容

2008年10月01日 Bacula.jp結成

2008年10月31日 ウェブサイト制作

2008年11月08日 日経Linux2008年12月号に記事が掲載

2009年01月15日 オープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Springに参加

2009年02月14日 オープンソースカンファレンスプレ勉強会を開催

2012年2月頃を境にウェブサイトが消える(archive.org上の記録から)

2013年10月頃 再結成

2014年6月 ウェブサイトBacula.jp復活

2016年6月 初のハンズオン開催

Page 5: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaについて

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Baculaとはオープンソースによるネットワークバックアップソリューションです。

スイスにあるBacula Systems社が開発しています。

世界で一番ダウンロードされているバックアップソフトです。

2016年6月現在236万ダウンロードを超えています。

210万という数は2位のソフトの2倍以上です。

http://sourceforge.net/projects/bacula/files/stats/timeline?dates=2002-04-01+to+2016-06-27

Page 6: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaバージョンについて

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Baculaは「Bacula Community版」と「Bacula Enterprise版」があります。Bacula.jpでは「Bacula Community版」を前提としてます。

「Bacula Enterprise版」は、有償サポートが受けられるバージョンになります。

Community版のバージョンは奇数

Enterprise版のバージョンは偶数

といったようにバージョン番号が明確にわかれています。

よってCommunity版の現在最新バージョン7系の前のバージョンは5系となります。Enterprise版の現在最新バージョン8系の前のバージョンは6系となります。

Page 7: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaバージョンについて

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年月日 バージョン

2000年1月 プロジェクト開始

2002年4月 First Release ver1.16

2006年6月 Release 1.38.11

2007年1月 Release 2.0.0

2007年8月 Release 2.2.0

2008年6月 Release 2.4.0

2009年4月 Release 3.0.0

2010年8月 Release 5.0.3

2013年2月 Release 5.2.13

2016年1月 Release 7.4.0

2016年6月 Release 7.4.1

2016年7月 Release 7.4.2

2016年7月 Release 7.4.3

Page 8: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

最近のBacula事情

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・リポジトリが新しくなりました。詳しくは以下をご参照ください。

https://www.bacula.jp/archives/1109

・Bacula 7.4.3リリースされました。

バージョンアップ手順は以下をご参照ください。

https://www.bacula.jp/bacula-versionup

※バージョン7.0.xから最新にバージョンアップする際はデータベーステーブルの更新

が必要になるので注意が必要です。

Page 9: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

最近のBacula事情

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・古いWindowsクライアントが自由に使用可能になりました。

https://sourceforge.net/projects/bacula/files/Win32_64/5.2.10/

bacula-win32-5.2.10.exe

bacula-win64-5.2.10.exe

古いバージョンのためOSバージョンの違いなどによる動作不具合も含めて、サポートはありません。

※動作状況は確認次第bacula.jpに掲載します。

正式版を入手したい場合は以下をご参照ください。

https://www.bacula.jp/windows-client/

Page 10: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

なぜBacula?

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ハンズオン参加者からの声

・rsyncでのバックアップを辞めたい。

・OSSでバックアップソフトがあったことを知らなかった。

・Amandaと何が違う?

Page 11: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Bacula採用企業

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ハンズオン会場のみで・・・・

Page 12: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

募集

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10月以降のBacula勉強会で導入事例や失敗談などBaculaに関する話をLT形式で発表いただける方を探しています。

もし、やっても良いという方いましたら@ksawada1979までご連絡いただけますと泣くほど喜びます。

bacula-director

Page 13: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

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Baculaの基本

Page 14: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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Bacula構成図

Directorデーモン(bacula全体管理)

+DB(カタログ)

Fileデーモン(バックアップ対象機)

Storageデーモン(バックアップデータ管理)

Console操作(Bconsole,Bat,Bweb)

※最小で1台で構築できる

ユーザー

Page 15: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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今日のハンズオンでは

・Directorデーモン (パッケージ名:bacula-director)

・Storageデーモン (パッケージ名:bacula-storage)

・Fileデーモン (パッケージ名:bacula-client)

・Bconsole (パッケージ名:bacula-console)

を1台にインストールします。

あとバックアップ対象になるサーバにFileデーモンだけをインストールします。

Fileデーモンはchef、zabbixなどのエージェントと同じイメージです。

bacula-director

Page 16: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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Bacula全体を管理する指令塔

SQLデータベースと連携して、すべてのクライアントに関するバックアップとリストアの設定を管理し、ジョブの実行を制御します。

SQLデータベースをカタログと呼びます。

今回の構築ではMYSQLを使用します。

Directorデーモン(bacula全体管理)

+DB(カタログ)

Fileデーモン(バックアップ対象機)

Storageデーモン(バックアップデータ管理)

Console(ユーザ操作)

Directorデーモン (デーモン名:bacula-dir)

Page 17: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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多様なプラットフォームをサポート様々なLinuxディストリビューションWindows

Mac OSX

FreeBSD

Solaris

AIX

HP-UXなど

Fileデーモン (デーモン名:bacula-fd)

Directorデーモン(bacula全体管理)

+DB(カタログ)

Fileデーモン(バックアップ対象機)

Storageデーモン(バックアップデータ管理)

Console(ユーザ操作)

Page 18: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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バックアップしたデータを管理します。

ハードディスク、テープ、オートチェンジャーなど多様なストレージを扱えます。

Storageデーモン (デーモン名:bacula-dir)

Directorデーモン(bacula全体管理)

+DB(カタログ)

Fileデーモン(バックアップ対象機)

Storageデーモン(バックアップデータ管理)

Console(ユーザ操作)

Page 19: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaの基本

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Directorを操作するためのコンソールです。

bconsole CUIベースのツール

bat GUIベースのツール(アプリ)

baculum Webベースのツール

Webacula Webベースのツール

bacula-web Webベールのツール

bweb Webベースのツール(エンタープライズ版のみ) ※設定変更が可能

Console

Directorデーモン(bacula全体管理)

+DB(カタログ)

Fileデーモン(バックアップ対象機)

Storageデーモン(バックアップデータ管理)

Console(ユーザ操作)

Page 20: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

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ハンズオン資料

Page 21: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaインストール・設定関連手順

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Baculaサーバインストール手順

https://www.bacula.jp/install-server/

Baculaクライアントインストール手順

https://www.bacula.jp/install-client/

Baculaサーバ設定手順

https://www.bacula.jp/server-setting/

Baculaクライアント設定

https://www.bacula.jp/bacula-client-setting/

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Page 22: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

起動・停止・バックアップ・リストア手順

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Baculaサーバ起動・停止

https://www.bacula.jp/start-stop/

バックアップ手順

https://www.bacula.jp/backup/

リストア手順

https://www.bacula.jp/restore/

bacula-director

Page 23: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaコンフィグファイルサンプル

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bacula-dir.conf

https://www.bacula.jp/archives/910

bacula-sd.conf

https://www.bacula.jp/archives/915

bconsole.conf

https://www.bacula.jp/archives/922

bacula-fd.conf

https://www.bacula.jp/archives/919

bacula-director

Page 24: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

ハンズオンの構成図

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bacula-director

Baculaサーバ バックアップ対象サーバ

バックアップ取得

IP 192.168.0.2xx

ホスト名 bacula-server

IP 192.168.0.2xx

ホスト名 bacula-client

IPアドレスは各自割り振られているIPアドレスを使用してください。

Page 25: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

Baculaインストール関連手順

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bacula-director

Virtualbox上に以下の2台のサーバを構築します。(講師用マシン環境)

対象 バージョン 備考

OS CentOS 7.2.1511 最小限のインストール

DB mariaDB 5.5.47-1

Bacula 7.4.3

対象 バージョン 備考

OS CentOS 7.2.1511 最小限のインストール

Bacula 7.4.3 クライアントのみ

バックアップ対象サーバ

Baculaサーバ

Page 26: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

ご参考

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Baculumインストール手順

https://www.bacula.jp/baculum-install/

BalulumはWebベースツールです。

JOBの結果の確認、JOB実行、リストアなどが可能です。

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Page 27: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

ご参考

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よくある質問事項

https://www.bacula.jp/question/

第1回、第2回目ハンズオンに参加いただいた方の質問事項を追加しました

・重複排除機能はありますか?

・バックアップ時にデータ圧縮はできますか?

・bconsoleが起動しません

・JOB失敗時にメールで通知はできますか?

・JOB実行のスケジュール設定はできますか?

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Page 28: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

ご参考

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今後も随時追加予定

・Baculaのサポートは?

・バックアップジョブが同時に実行された場合どうなりますか?

・bacula-dirとsdとfdのバージョン間の互換性

・PoolリソースのVolume Retentionを急に短くしたらどうなりますか?

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Page 29: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

ご参考

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書籍のご紹介

恐らくBaculaについて日本語で書かれた唯一の書籍

ステマではありません!

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Page 30: Baculaハンズオンセミナー資料 #3

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ご清聴ありがとうございました