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Level Commercial マーケティング、セールス等の関与 Financial 予算・投資への影響 Vision & business objectives SPLE適用ビジョンと目標 Strategic planning 長期的戦略 単一システム開発 なしまたはわずか 単一システムとしての製品展開 ドメイン開発予算なし、単一シス テム開発としての予算構成 SPLEの認識なし 複数システムを関連させた考慮 なし SPLEの価値認識 SPLEによる他製品展開および 低コスト化への期待発生 だが具体的な関与はなし 再利用可能資産形成のドメイン 開発活動に対する投資あり 資産の再利用を促進するための 予算あり SPLEの実施に対するトップマ ネージメントからのコミットあり だが具体的なビジョンには至らず 単一製品開発としての戦略に留 まりつつ、製品ロードマップ上への 再利用資産適用を期待 SPLEが 事業戦略の一部に SPLE投資効果の期待値に基 づくマーケティングおよびセールス を実施 SPLEが投資上の意思決定に 影響 ドメイン開発および製品開発に 明確な予算化 製品バリエーションのコストと利益、 投資効果の認識あり SPLEに対しトップマネージメント からの強力な推進あり 組織ビジョンおよび目標にSPLE が組み込まれ、重要な価値に SPLE戦略が組織内で可視化 ドメイン開発および製品開発が 分離されて計画およびロードマッ プ化 ドメイン開発の計画にて製品上 の共通性を考慮 SPLE実施効果から 戦略を洗練 SPLEに対する費用対効果が定 量的に評価済 定量評価結果がマーケティング およびセールス、製品戦略に影 響を及ぼす SPLEによるコスト削減効果が定 量評価され、予算計上に反映 SPLE効果をトップマネージメント が認識済み SPLEの優位性をビジョンおよび 目標に反映 欠点が認識され対策が計画化 SPLE戦略が組織外にも発信 SPLEから最大限の効果を引き 出せるような計画およびロード マップを策定 SPLE適用の 最適化が可能 SPLEの効果に基づき製品展開 戦略を洗練 SPLEにより実現する製品の売 上、コスト、削減の予測が正確 に財務情報へ反映 SPLEの十分な理解を元にビジョ ンおよび目標を策定 SPLEから最大限の効果を引き 出すために計画およびロードマッ プを戦略的に利用 Level Asset reuse level 資産の再利用レベル Reference architecture 参照アーキテクチャ Variability management 可変性管理 単一システム開発 なしまたは非体系的な再利用 プロダクトラインアーキテクチャなし 可変性管理なし 3rd-party 製品利用 3rd-party製品利用 アドホックな再利用 3rd-party製品利用に伴うアー キテクチャ 3rd-party製品による可変性 のみ管理 ドメインの 共通性を考慮 ドメインの共通資産から形成さ れたプラットフォームあり 再利用はこのプラットフォームおよ びアーキテクチャに従う 製品開発に用いられる参照アー キテクチャあり 使用方法およびルールがあり、 一定品質が保たれる ドメイン資産の製品への設定、 選択が参照アーキテクチャにより 規定 可変点、製品固有の拡張箇所 が明確化 共通性および 可変性を考慮 可変性が明確化された資産を 用いた体系的な再利用 製品アーキテクチャでの変更箇 所が明確となる参照アーキテク チャ アーキテクチャによって多くの品質 向上策が織り込み済み 製品アーキテクチャにおける可変 点および使用可能な変異体を 制約 製品固有変異体が従うべき ルールが明確化 Configurationに よる製品導出 可変性が明確化された資産お よびそのConfigurationメカニ ズムを用いた体系的な再利用 製品アーキテクチャを完全に規 個別製品を導出できる Configuration支援あり 定義済み変異体の使用による 品質確保 アーキテクチャに完全統合 モデルおよびコードにおいて syntax/semantics両面で標 準化された変異体 変異体実現の自動化 Project based Aware Managed Measured Optimizing Family Evaluation Framework Business Architecture Level Domain コア資産開発 Application 製品開発 Collaboration コア・製品協調 初期 (CMMI Level1) (プロセスエリア認 識に至らず) (プロセスエリア認 識に至らず) (プロセスエリア認 識に至らず) 管理された (CMMI Level2) RM,PP,PMC, MA,CM RM,PP,PMC, MA,CM RM,PP,PMC, CM 定義された (CMMI Level3) RD,TS,VE,VA, OPF,OPD,OT RD,TS,VA,OT RD,TS,PI,VE, VA,OPF,POD, IPM,RSKM 定量的に 管理された (CMMI Level4) QPM QPM QPM 最適化している (CMMI Level5) - - - Level Roles & responsibilities 役割および責任 Structure 組織構造 Collaboration schemes 協調・共有構造 単一システム 開発組織 従来の製品開発と同等 単一システム開発組織 人的リソースの共有のみ、 ソフト資産の共有なし PJ間 資産共有 ドメイン開発の役割定義なし 製品開発のエキスパートによ りPJ間の資産共有あり PJベース組織 共通資産定義および開発に 一部の熟練工を割り当て PJ間での交渉および情報 共有 ドメイン・製品 開発分離 ドメイン開発、製品開発の役 割定義あり ドメイン開発組織あり ドメイン開発、製品開発の組 織はPJベースで構築 ドメイン開発と製品開発 間のやりとりが文書化(変 更要求、不具合報告な ど) ドメイン・製品 開発協調 ドメイン開発と製品開発間、 およびドメイン開発間の協調 役定義あり ソフト開発においてドメイン開 発が重要な役割を果たす 機能単位で構成する第二次 組織(クロスファンクショナル チーム:CFT)あり 第一次組織は主要な第二 次組織構造に従う CFT、タスクフォースなどに よるドメイン開発と製品開 発間の強力な協調 協調担当者による定例 ミーティング実施 ドメイン指向 アーキテクチャにおける機能単 位での組織構成でドメイン開 発に注力 組織構成員すべてが製品開 発の役割も担当、それに要す る工数は小規模 ドメイン開発が中心、製品開 発は第二次組織的存在 製品開発組織は組織境界 を超えて構成 ドメイン開発、製品開発の専 任構成員は少数 構成員はドメイン開発お よび製品開発の双方の 役割を負うとみなされる Organization Process Independent development Standardized infrastructure Software platform Variant products Configuring Initial Managed Defined Quantitatively managed Optimizing Project Reuse Weakly connected Synchronized Domain oriented rev 0.2 出典:Software Product Lines in Action RM:要件管理、PP:プロジェクト計画策定、PMC:プロジェクトの監視と制 御、MA:測定と分析、CM:構成管理 ※SPLE向けに拡充すべきプロセスエリア PQM:定量的プロジェクト管理 RD:要件開発、TS:技術解、PI:成果物統合、VE:検証、VA:妥当性確 認、OPF:組織プロセス重視、OPD:組織プロセス定義、OT:組織トレーニ ング、IPM:統合プロジェクト管理、RSKM:リスク管理 Business Commercial Financial Vision Strategic Project based Aware Managed Measured Optimizing Architecture Reuse Reference Architecture Variability Process Domain Application Collaboration Organization Roles & Responsibilities Structure Collaboration Project Reuse Weakly connected Synchronized Domain oriented Independent development Standardized infrastructure Software platform Variant products Configuring Level1 Level5 Level4 Level3 Level2 視点 Initial Managed Defined Quantitatively managed Optimizing SPLE適応度評価フレームワーク

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Page 1: FEF - Family Evaluation Framework (JP)

Level Commercial

マーケティング、セールス等の関与 Financial

予算・投資への影響 Vision & business objectives

SPLE適用ビジョンと目標 Strategic planning

長期的戦略

単一システム開発

• なしまたはわずか • 単一システムとしての製品展開

• ドメイン開発予算なし、単一システム開発としての予算構成

• SPLEの認識なし • 複数システムを関連させた考慮なし

SPLEの価値認識

• SPLEによる他製品展開および低コスト化への期待発生

• だが具体的な関与はなし

• 再利用可能資産形成のドメイン開発活動に対する投資あり

• 資産の再利用を促進するための予算あり

• SPLEの実施に対するトップマネージメントからのコミットあり

• だが具体的なビジョンには至らず

• 単一製品開発としての戦略に留まりつつ、製品ロードマップ上への再利用資産適用を期待

SPLEが 事業戦略の一部に

• SPLE投資効果の期待値に基づくマーケティングおよびセールスを実施

• SPLEが投資上の意思決定に影響

• ドメイン開発および製品開発に明確な予算化

• 製品バリエーションのコストと利益、投資効果の認識あり

• SPLEに対しトップマネージメントからの強力な推進あり

• 組織ビジョンおよび目標にSPLEが組み込まれ、重要な価値に

• SPLE戦略が組織内で可視化

• ドメイン開発および製品開発が分離されて計画およびロードマップ化

• ドメイン開発の計画にて製品上の共通性を考慮

SPLE実施効果から 戦略を洗練

• SPLEに対する費用対効果が定量的に評価済

• 定量評価結果がマーケティングおよびセールス、製品戦略に影響を及ぼす

• SPLEによるコスト削減効果が定量評価され、予算計上に反映

• SPLE効果をトップマネージメントが認識済み

• SPLEの優位性をビジョンおよび目標に反映

• 欠点が認識され対策が計画化 • SPLE戦略が組織外にも発信

• SPLEから最大限の効果を引き出せるような計画およびロードマップを策定

SPLE適用の 最適化が可能

• SPLEの効果に基づき製品展開戦略を洗練

• SPLEにより実現する製品の売上、コスト、削減の予測が正確に財務情報へ反映

• SPLEの十分な理解を元にビジョンおよび目標を策定

• SPLEから最大限の効果を引き出すために計画およびロードマップを戦略的に利用

Level Asset reuse level 資産の再利用レベル

Reference architecture 参照アーキテクチャ

Variability management 可変性管理

単一システム開発

• なしまたは非体系的な再利用 • プロダクトラインアーキテクチャなし • 可変性管理なし

3rd-party 製品利用

• 3rd-party製品利用 • アドホックな再利用

• 3rd-party製品利用に伴うアーキテクチャ

• 3rd-party製品による可変性のみ管理

ドメインの 共通性を考慮

• ドメインの共通資産から形成されたプラットフォームあり

• 再利用はこのプラットフォームおよびアーキテクチャに従う

• 製品開発に用いられる参照アーキテクチャあり

• 使用方法およびルールがあり、一定品質が保たれる

• ドメイン資産の製品への設定、選択が参照アーキテクチャにより規定

• 可変点、製品固有の拡張箇所が明確化

共通性および 可変性を考慮

• 可変性が明確化された資産を用いた体系的な再利用

• 製品アーキテクチャでの変更箇所が明確となる参照アーキテクチャ

• アーキテクチャによって多くの品質向上策が織り込み済み

• 製品アーキテクチャにおける可変点および使用可能な変異体を制約

• 製品固有変異体が従うべきルールが明確化

Configurationに よる製品導出

• 可変性が明確化された資産およびそのConfigurationメカニズムを用いた体系的な再利用

• 製品アーキテクチャを完全に規定

• 個別製品を導出できるConfiguration支援あり

• 定義済み変異体の使用による品質確保

• アーキテクチャに完全統合 • モデルおよびコードにおいて

syntax/semantics両面で標準化された変異体

• 変異体実現の自動化

Project based

Aware

Managed

Measured

Optimizing

Family Evaluation Framework

Business Architecture

Level Domain

コア資産開発 Application 製品開発

Collaboration コア・製品協調

初期 (CMMI Level1)

(プロセスエリア認識に至らず)

(プロセスエリア認識に至らず)

(プロセスエリア認識に至らず)

管理された (CMMI Level2)

RM,PP,PMC, MA,CM

RM,PP,PMC, MA,CM

RM,PP,PMC, CM

定義された (CMMI Level3)

RD,TS,VE,VA, OPF,OPD,OT

RD,TS,VA,OT RD,TS,PI,VE,VA,OPF,POD, IPM,RSKM

定量的に 管理された

(CMMI Level4)

QPM QPM QPM

最適化している (CMMI Level5)

- - -

Level Roles & responsibilities

役割および責任 Structure 組織構造

Collaboration schemes 協調・共有構造

単一システム 開発組織

• 従来の製品開発と同等 • 単一システム開発組織 • 人的リソースの共有のみ、ソフト資産の共有なし

PJ間 資産共有

• ドメイン開発の役割定義なし • 製品開発のエキスパートによりPJ間の資産共有あり

• PJベース組織 • 共通資産定義および開発に一部の熟練工を割り当て

• PJ間での交渉および情報共有

ドメイン・製品 開発分離

• ドメイン開発、製品開発の役割定義あり

• ドメイン開発組織あり • ドメイン開発、製品開発の組織はPJベースで構築

• ドメイン開発と製品開発間のやりとりが文書化(変更要求、不具合報告など)

ドメイン・製品 開発協調

• ドメイン開発と製品開発間、およびドメイン開発間の協調役定義あり

• ソフト開発においてドメイン開発が重要な役割を果たす

• 機能単位で構成する第二次組織(クロスファンクショナルチーム:CFT)あり

• 第一次組織は主要な第二次組織構造に従う

• CFT、タスクフォースなどによるドメイン開発と製品開発間の強力な協調

• 協調担当者による定例ミーティング実施

ドメイン指向

• アーキテクチャにおける機能単位での組織構成でドメイン開発に注力

• 組織構成員すべてが製品開発の役割も担当、それに要する工数は小規模

• ドメイン開発が中心、製品開発は第二次組織的存在

• 製品開発組織は組織境界を超えて構成

• ドメイン開発、製品開発の専任構成員は少数

• 構成員はドメイン開発および製品開発の双方の役割を負うとみなされる

Organization Process

Independent development

Standardized infrastructure

Software platform

Variant products

Configuring

Initial

Managed

Defined

Quantitatively managed

Optimizing

Project

Reuse

Weakly connected

Synchronized

Domain oriented

rev 0.2 出典:Software Product Lines in Action

RM:要件管理、PP:プロジェクト計画策定、PMC:プロジェクトの監視と制御、MA:測定と分析、CM:構成管理

※SPLE向けに拡充すべきプロセスエリア

PQM:定量的プロジェクト管理

RD:要件開発、TS:技術解、PI:成果物統合、VE:検証、VA:妥当性確認、OPF:組織プロセス重視、OPD:組織プロセス定義、OT:組織トレーニング、IPM:統合プロジェクト管理、RSKM:リスク管理

Business

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Independent development

Standardized infrastructure

Software platform

Variant products

Configuring

Level1

Level5

Level4

Level3

Level2

視点

Initial

Managed

Defined

Quantitatively managed

Optimizing

SPLE適応度評価フレームワーク