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早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
コンディショニングの難しさ
• 自己ベスト、絶好調というのは稀(観ている方は自己ベストと同等の活躍を期待するが、なかなかそうはいかない)。
• 夏場は暑くて心肺機能に負荷をかける練習が難しく(命の危険がある)、レース数も少ないので、距離を走り込むことが多い(夏場の疲労といわれる原因にもなる)。
• 心配機能に負担をかける練習をするとコンディションは上がるが、調子のピークを超えると疲れが出て、一気にコンディションが落ちる。
• 調子のピークにない時の結果は悲観しなくてもいい。逆に出雲、全日本で調子が良すぎる選手は、調子のピークが早く来てしまっている可能性があるので要注意(箱根まで調子が持続できない)
• 出雲、全日本との3冠が難しいのもこれが理由。近年の3冠達成の早稲田も、箱根では全日本で活躍した主力2人が欠けていた。
いつも持ちタイム通りに走れるという大きな誤解がある
選手の調子をどう予想するか
• 2回失敗するのは稀なので、その年に失敗レースがある選手は逆に安心。調子のどん底ではない。
• 年間通して絶好調の選手は心配。調子のピークが箱根に合わない可能性がある(2013年の早稲田の前田、2014年の駒沢の窪田のように期待された通りの走りができないことがある)。
• 春~夏のトラックシーズンの出来が悪く、出雲、全日本と調子が上がって来ている(上がり過ぎていないことも重要)選手はポジティブ。調子のピークが箱根に合いそうな流れ。
• 出雲、全日本がイマイチで、その後の11月中の記録会や、上尾のハーフマラソンで調子が上がって来ている選手は調整が上手く行っている可能性が高い。特にハーフマラソンの結果は10000mのタイムよりも箱根の結果に結びつきやすい。
• 12月29日の区間エントリー発表後、以外な区間配置がある場合は、主力選手のコンディション不良が予想される。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
予選会出場校の難しさ
• 本戦に出場するため、まず10月の予選会に一度調子のピークを持ってこなければならない(調整不足で勝てるほど簡単ではない)。
• 10月に一度ピークを持ってくると、1月2日、3日にもう一度ピークを持って来ることは至難の業。
• シード校に比べると、調整の難しさというハンデがある。
• 予選校の場合、まずシード権を確保 → 翌年に順位を狙うということになる。
• だからシード権を確保することは本当に大切。
• 予選校は難しい、と書き出した2013年、予選校の日体大が優勝したので、私は面目丸つぶれでした。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
10000mの持ちタイムは参考程度に
• 28分台など好タイムを持っている選手が強い選手であることは間違いない(最近は28分台後半は当たり前になってきたくらい、選手のレベルが上がっている)。
• でもトラックレースに主軸をおかない選手も多い。
• タイムが悪いから弱いとは限らない(調整して出たレースがないだけ)。
• 前年の箱年駅伝の結果は要参考(コンディションを整えて出たレースの結果)。
• 出雲、全日本の良い結果はポジティブだが、結果が悪くても悲観する必要はない(調整段階だったりする)。
• 20kmやハーフマラソンで良いタイムを持っている選手は強い。
調整して出た20km超のレース結果が重要
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
先行逃げ切りが有利と言われる理由(1)
• 20秒以内なら追いかける方が精神的に楽で、追われる方がプレッシャーがかかる。先行が有利と言われるのは30秒以上の差において。
• 選手は2通のレースプランを立てる(絶好調時のハイペースのプラン、ミスをしないためのコンサバなプラン)。
• 先行する側はミスをしないための守りのプラン(前半少し抑え目に入って、後半余力があればペースを上げる)、追いかける側は差を詰めるために積極的なレース(前半からタイム差を削るためのハイペース)をするため、追いかける側の方がスタミナ切れの失速というミスが出やすく、結果差を広げてしまうことになる。
• 典型的な例は1994年の9区。早稲田の櫛部。2分28秒差を一時は1分以内まで詰めるも、後半失速。結果差を広げられる結果に(終盤区間なのでイチかバチかという戦術は非難されるものではない)。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
先行逃げ切りが有利と言われる理由(2)
大前提として「自己ベストタイムで走れることは稀である」ことが原因
前を追う展開 先頭で逃げる展開
タイム差を詰めるために、自分の自己ベストに近いペースで走れると信じてスタート。
最悪追いつかれてもその後勝負できるように、少し余力を残してスタート。
後半失速。タイム差がさらに開き、後ろの区間の選手はもっと頑張ろうとし、同様のこと
が続く負の連鎖。
後半ペースダウンする可能性が減る。後ろの区間の選手は広がったタイム差により安心し、
ミスの少ないレースを展開。
人は自分にとって都合の良い情報だけを信じてしまう性質(確証バイアス)があるので、 前を追う展開の時には、当日の自分の調子を過大評価してしまい、後半に失速してしまう。
1区の特殊性
• ここまで書いたように駅伝は先頭に近い位置でレースを進めることがセオリー。一斉スタートだが、勝ち負けやタイムを争う個人戦と違い「ミスを少なくする」ために走るので、個人戦と全く違う展開になる。
• 通常は「1位じゃなくてもいいから、先頭(ライバル校)との差をできるだけ少ない差で持って来い」と指示を受ける(スーパーエースがいる場合に限られるが、1区に投入して、「とにかく後ろを離して来い」という戦術も稀にある)。
• 相当に強い選手を投入しないと、終盤まで集団のスローペースになる展開が多く、タイム差がつきにくい(最近のトレンドとしてハイペースの展開も多い)。
• 通常は安定感のある(ミスをしにくい)選手や、1年生(1人でペースを作るのに慣れていない場合は集団走の方が走りやすい)が起用されることが多かったが、近年は1区の出遅れを嫌うチームが多く、セカンドエース級の主力が投入されるようになってきた。
• 主力でない選手を起用して、先頭とのタイム差を小さくまとめられるのが理想だが(主力を1枚温存して、他の区間に投入できる)、ハイペースを予想して主力級の選手を投入することも多くなってきた。スローペースかハイペースかの展開を予想しつつ、各校の監督による区間配置の駆け引きも面白い。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
区間ごとの特性(1~3区)
直近3年の1位~10位のタイム差平均:1分12秒
集団走で先頭との差がつきにくい区間。主力を温存したいが、ハイペースの展開で後れを取るのが一番怖いので、どの選手を起用するか頭を悩ませる区間。
1区
直近3年の1位~10位のタイム差平均:2分9秒 華の2区はもう幻想。以外に差がつかない。エースで稼ぐというよりは、エースでミスをしないための区間となっている。最後3kmの登りで意外なタイム差がつく。
2区
直近3年の1位~10位のタイム差平均:2分15秒
昔はつなぎの区間と言われ軽視されていたが、実はタイム差がつく区間。前半の下りと、長い平坦が続くので、トラックの持ちタイムが良いスピードランナー向き。
3区
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
区間ごとの特性(4~6区)
コース変更のため直近のデータなし
昔の距離に戻る。3区よりもタフなコースなため、近年の3区重視から、4区をより重視してくるチームもありそう。強力な選手が投入される可能性も。
4区
コース変更のため直近のデータなし 特殊区間かつ、一番長い時間がかかる区間のため、タイム差がつく。ここを区間上位で走れないと、総合優勝するのは難しいだろう。
5区
直近3年の1位~10位のタイム差平均:2分24秒
山下り。観戦していてスピード感が楽しい区間。この区間のスペシャリストを持っていると、往路の少しの遅れは挽回しやすい。復路の大事なスタート区間。
6区
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
区間ごとの特性(7~9区)
直近3年の1位~10位のタイム差平均:2分4秒
いわゆるつなぎの区間。選手層が厚いチームはここに主力選手を使えることがあり、その場合は大きなリードを奪うことができる。
7区
直近3年の1位~10位のタイム差平均:1分48秒 終盤に遊行寺の坂の上りがあり、差が開きにくい我慢の区間。上位やシード権を狙うチームはこの区間をミスなく走ることが必要。
8区
直近3年の1位~10位のタイム差平均:2分17秒
復路のエース区間。総合優勝を狙うチームはここに主力選手を1枚残しておくべき。過去に9区逆転で首位が入れ替わることも何度か。接戦だと見応えある区間。
9区
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
区間ごとの特性(10区)
直近3年の1位~10位のタイム差平均:1分52秒
タイムよりも勝負の区間。シード権をめぐる10位争いの勝負が面白い。シード権を狙うチームは、ラストスパートの強い選手を入れておくべき。
10区
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
優勝するためには
1
• 序盤で大きく遅れると、以降の走者が前との差を詰めるために必死になる。 • その結果、前ページに書いた確証バイアスによる失敗からの負の連鎖。 • 遂には逆転困難な差になった焦りと失望からのパフォーマンスの低下。
2 そのために区間配置が重要
• 単純に選手の力量と適正だけから選んではいけない。 • 他チームの奇襲(超前半型オーダーなど)に耐えうる配置が必要。 • 先頭から近い位置をキープしつつ、勝負所に他チームより強力な選手を配置したい。
3 選手が少し余力を持って走れる状態をキープしたチームが強い
• 速い選手を並べたチームだけが勝つわけではない。 • 10人が20kmを走れば絶対にミスが出る。それを少なくすることで下剋上可能。 • 選手に「前半少し抑えめに入って、後半上げて行け」と言える展開が理想。
POSITION
先頭から近い位置でレースを展開するのがセオリー
ORDER
MARGIN
さまざまな戦略
• 先行逃げ切り。選手層が薄いチームはこれ一択か。推薦枠が少なく選手の数が取れないが、ネームバリューがあって有力選手を獲得しやすい早稲田が多用。選手層が薄いので先行しかない(2016年の早稲田は例年と違い、エースがいないが選手層が厚いチーム)。
• 山勝負。山登り、山下りに絶対的なスペシャリストがいるチーム。大東文化大学の黄金時代など。最近は5区の距離が伸びたため、山登りのスペシャリストがいるチームが有利になりすぎていて、5区の区間距離を以前と同じ距離に戻す議論が行われている。1~4区の選手に精神的余裕ができて、序盤のミスが少なくなるのも利点。
• 9区重視型。選手層の厚いチームは、9区に主力選手を残していたりする。順天堂、駒沢が優勝する時には、9区に鍵となる選手が投入されることが多い。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017年の展望 2017 基礎知識編
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017 基礎知識編 2017年の展望
世論での優勝候補
昨年度の圧倒的強さと選手層の厚み。
出雲、全日本と盤石の連勝
当然今年の箱根も死角がないよね?
当然、青山学院が優勝候補筆頭ですが…
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017 基礎知識編 2017年の展望
私の優勝予想は早稲田
1
• 大駒がなく不安だった2区も永山で計算が立つ。 • 往路は盤石のメンバー構成。 • 復路は昨年9区区間賞の井戸に加え、佐藤、太田、清水など逃げ切れるメンバー。
2 青山学院も盤石ではない
• 今年は5区に不安。今までのように前半区間は余裕を持って走れなさそう。 • 下田、秋山が去年ほど良くない。出雲、全日本も一色、田村の2枚で勝ってきた印象。 • 全日本の時のような追う展開では脆さを見せることも。
3 青山学院 VS 早稲田はここを観ろ!
• 2区で青山学院一色相手に早稲田永山がどこまで僅差で粘れるか。 • 青山学院の3区にエントリーされた秋山がどこまで復調しているのか。 • 5区は早稲田安井に分がありそうだが、6区で早稲田がどこまで凌げるか。
MEMBER
永山覚醒、鈴木復帰、武田、平が好調、太田、清水の台頭
RIVAL
POINT
東海 スーパールーキー達の競演
• 關、館澤、鬼塚、松尾、高田ら強力な1年生に勢いがある。 • 経験値に若干の不安。ハマれば強いが上手くいくかは未知数。 • 1区鬼塚、2区關、5区館澤と好走するとかなり脅威だろう。
駒沢 中谷がどこまで復調しているか、山登りに絶対の自信あり
• 中谷がどこまで復調しているか。1区にエントリーされると予想。 • 1区、2区、5区はかなり強力、3区、4区次第では往路優勝もありそう。 • 今年は枚数が足りない。復路が厳しいので総合優勝は厳しいか。
山梨 学院 まさかの5区に上田起用、成功すれば勢いに乗るか
• 2区のニャイロは超強力。 • おそらく1区に使われそうな佐藤、5区上田次第で往路は先頭に近い位置で行けそう。 • 駒沢同様枚数が足りない。総合優勝は厳しいか。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017 基礎知識編 2017年の展望
その他有力チーム
優勝候補筆頭の難しさ
1
• 先頭から遅れている時の「追わなければいけない」意識が強くなりすぎてミスが出る。 • 優勝しか想定していないため、不測の事態に弱い。遅れると脆さが出る。 • 精神論は好きではないが、ミスできないというプレッシャーはやはり大きい。
2 調子のピークが前にずれている可能性
• 優勝候補に挙げられるということは、それまでの戦績が素晴らしいことが多い。 • 事前に調子のピークが来ていると調整が難しい(基礎知識編参照)。 • ある程度戦力が予想されている(箱根だけに絞ってきた隠し玉的な選手は少ない)。
3 20kmを超える距離は不測の事態が起きやすい
• 短い距離ならミスをしても大きなタイムを失うことはないが、20km以上だと大きく失う。 • 選手の力量は10000mの持ちタイムで測られる。長い距離に強い選手が目立たない。 • 全ての選手が想定通り走ることは難しい。不調やミスにどう対処するかが問われる。
PRESSURE
勝って当然、という難しさ
CONDITION
DISTANCE
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 展開予測 2017 基礎知識編 2017年の展望
エントリー変更予想
• 青山学院:1区→田村、7区→鈴木、8区→下田、9区→安藤。今年は読みにくい。1区に田村は使いたくないはずだが、偵察メンバーを置いて他校の出方を見た感じだと、服部、小松と使われているのを見ると、田村を当てるか。
• 早稲田:6区→佐藤、7区→新迫、8区→太田、9区→井戸。6区、9区は自信あり。7区、8区のどちらかで太田は使われると予想。藤原、新迫は長い距離の実績では藤原だが、新迫のポテンシャルに期待して、新迫にメンバー入りして欲しいとのことから。
• 東海:4区→松尾、7区→高田、10区→林。4区、7区は入れ替えてくるだろうし、松尾、高田は必ず使ってくるだろうと予想。
• 駒沢:1区→中谷、9区→西山。1区に中谷か西山で迷って偵察メンバーを入れたのだろう。1区以外は4区か復路で迷ったが、順調なら西山は使うだろう。
• 山梨学院:1区→佐藤、4区→秦、9区→上村。1区、4区、9区は入れ替えてくるだろう。
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測
往路展開予想(1~3区)
今年は六郷橋の下りからのスパート合戦か
東洋の服部中心のレース。終盤勝負になりそうなので大きな差は開かなそうだが、最後の2~3kmがハイペースになりそうで、ミスすると大きく失う可能性も。
1区
エース勝負、誰が抜け出すか 山梨学院のニャイロ、青山学院一色が有力。この2校とのタイム差をどれだけ小さく凌ぐかが、他大学の考えるところだろう。大きな遅れだけは取りたくない。
2区
今年も3区がポイントになりそう
昨年青山学院の秋山が勝負を決めたように、今年も3区がポイント。注目は早稲田の平。ここで早稲田が先頭に立つようだと、早稲田の総合優勝が見えてくる。
3区
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測
往路展開予想(4~5区)
今年の重要区間となりそう
今年はここで大きな差ができそう。上位を狙うチームはこの区間を区間上位で走って、山につなげられるか。
4区
今年は神はいない
経験者の駒沢大塚、早稲田安井は計算できる。青山学院は失うタイム差を最小限にしたいところ。東海館澤、山梨学院上田も力がある選手。どこまで走れるか。
5区
往路の結果次第
往路の結果次第で復路は変わってくるので、正直予想が立てられない。毎年復路の展開予想はなしなので、ご了承ください。
復路
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測
今年も3区、4区が勝負のポイントか
• 1区は混戦と予想。あまり差がつかないのではないか。
• 2区もそれほど大きな差はつかないと予想。ニャイロがどれだけ抜け出すかが見所。
• 3区で青山学院の秋山が去年のような走りができるか。早稲田の平との勝負。ここが青山学院 VS 早稲田の最初の勝負ポイントとなりそう。
• 4区は早稲田の鈴木がどんな走りを見せるか、3区、4区で早稲田が勢いに乗れるかどうかで、青山学院の三冠か、早稲田にチャンスが残るかが決まりそう。
• 3区、4区で青山学院が他を圧倒してしまった場合は、圧勝の可能性があるだろう。
今年も3区、4区を注目しよう!
早稲田ファンへ 鍵を握る選手 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測
早稲田ファンへ 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手
東洋:服部弾馬
スローペースな展開を予想。切れ味鋭いラストスパートに注目。六郷橋の下りからが見所だ。
1~3区の鍵を握る選手
山梨学院:ドミニク・ニャイロ 確実に1時間7分は切ってきそう。どんなタイムが出るか興味深い。後続を大きく突き放すようなことがあると、山梨学院がしばらく先頭を走る展開も。
2区
早稲田:平和真
今年好調の早稲田のキャプテン。この区間の出来に早稲田の優勝がかかっているだろう。圧倒的な走りを期待したい。
1区
3区
早稲田:鈴木洋平
3区に続いて早稲田の勝負所。この2区間次第で、青山学院の優勝が決まってしまうか、早稲田にチャンスが残るかの分かれ目になるだろう。
4区
4~6区の鍵を握る選手
駒沢:大塚祥平 今年の5区の区間賞争いの本命。平地でも力がある選手だけに好走を期待したい。展開次第では駒沢の往路優勝も可能性があるだろう。
5区
日体大:秋山清仁
昨年区間記録を更新した選手。日体大も選手層が厚く良い選手が揃っているので、6区からの復路は期待したい。
6区
早稲田ファンへ 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手
早稲田ファンへ 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手
7~9区の鍵を握る選手
早稲田:井戸浩貴
昨年の9区区間賞。当日変更で9区に入ってくるだろう。ここまで優勝争いをしていた場合、9区に井戸が残っているのは心強い。
9区
青山学院:鈴木塁人
7区はチョイスが難しい。おそらく青山学院は当日変更で鈴木ではないかと予想。世田谷ハーフを好タイムで走っているので、強さに期待したい。
7区
青山学院:下田裕太 順当に行けば青山学院は当日変更で下田ではないか。昨年この区間で区間賞。今年は去年ほど状態は良くなさそうに思えるが、強さは健在。
8区
早稲田ファンへ 2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手
10区の鍵を握る選手
シード権争いの学校:全ての選手
10区は優勝争いよりも、シード権(10位までに入った学校は、来年は予選会を参加せずに本戦に出場できる)をめぐった10位争いが注目。 2011年の國學院の寺田のラストスパートが決まったかと思った直後に大事件が。YouTubeに動画が上がっているので、知らない方は一度観ておくべき映像だ。 https://www.youtube.com/watch?v=a_UNgXYN48w
10区
よくある質問
1
できます。まず1区は先頭付近で来ることは計算できる。あとは覚醒した2区の永山がどんな走りを魅せるか。1時間8分前半なら合格点だけど、1時間7分台もあるかもしれない。あとは3区、4区で首位に立ち、5区で差を広げるプラン。復路はなんとか逃げ切れるのでは。
2 早稲田としてのポイントはどこですか?
2区。2区を終えて青山学院から1分以内の差にいれば、3区、4区で逆転のチャンスがあり、5区で差を広げられるでしょう。6区~8区は追いかけられる厳しい展開になりそうだけど、9区に井戸が残っているので、9区で勝負を決めてくれることを期待。
3 なぜそんなに早稲田贔屓なのですか?
競走部に入部できるタイムは持っていなかったけど、同好会にちょっと顔をだしていた、早稲田の卒業生なので。あとは、父親がなぜか早稲田が大好きで、毎年正月に箱根駅伝をテレビ観戦しながら早稲田を応援するのが、子供の頃からの習慣だったので。
QUESTION
今年は優勝できますか?
QUESTION
QUESTION
2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手 早稲田ファンへ
武田凜太郎
全日本大学駅伝1区で区間2位。上尾ハーフマラソンで1時間2分を切っての優勝。先頭僅差で2区につないでくれるはず。
1区
早稲田ファンのための見所、1~3区
永山博基 全日本大学駅伝4区区間賞。その後に10000mで28分25秒と今一番乗っている選手。青山学院の一色から離されずに粘って欲しい。まずここが一つのポイント。
2区
平和真
3区、4区は早稲田が強い。3区で悪くとも先頭が見えるところ、あわよくば先頭に立ちたい。昨年は怪我に泣いたけど、今年はやってくれるでしょう。
3区
2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手 早稲田ファンへ
2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手 早稲田ファンへ
鈴木洋平
早稲田の鈴木神ってる、と言われる乗りに乗っている選手。ここで先頭に出て後続を大きく突き放したい。
4区
早稲田ファンのための見所、4~6区
安井雄一 昨年5区5位と計算できる。今年は昨年よりも状態が良さそうなので、ここで青山学院と大きな差をつけたい。
5区
石田康幸 → 佐藤淳
当日変更で佐藤を予想。昨年は急遽6区を走るも6位でまとめてきた仕事人。今年はしっかり準備していると思うので、好タイムを期待したい。
6区
今井開智 → 新迫志希
当日エントリー変更で新迫を予想、というか期待。ポテンシャルが高い選手だけに、そろそろ爆発を期待したい。
7区
早稲田ファンのための見所、7~9区
箱田幸寛 → 太田智樹 当日エントリー変更で太田を予想。全日本大学駅伝、上尾ハーフマラソンといい流で来ている。集中練習も良かったらしいので、好走を期待。
8区
大木皓太→ 井戸浩貴
当日エントリー変更で井戸を予想。昨年の区間賞。今年は最後の勝負を決める働きをして欲しい。ここで優勝を決定づけたい。
9区
2017 基礎知識編 2017年の展望 展開予測 鍵を握る選手 早稲田ファンへ